JPH11326190A - リタ―デ―ション計測装置、複屈折計測装置および同装置を備えたプラスチックフイルムの製造方法 - Google Patents

リタ―デ―ション計測装置、複屈折計測装置および同装置を備えたプラスチックフイルムの製造方法

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JPH11326190A
JPH11326190A JP7136699A JP7136699A JPH11326190A JP H11326190 A JPH11326190 A JP H11326190A JP 7136699 A JP7136699 A JP 7136699A JP 7136699 A JP7136699 A JP 7136699A JP H11326190 A JPH11326190 A JP H11326190A
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retardation
measurement
phase difference
polarization
birefringence
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JP7136699A
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Shuzo Takeda
修三 武田
Katsuichi Kitagawa
克一 北川
Takashi Nagayama
孝 長山
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測範囲広く高速計測可能なリターデーショ
ン計測装置、これを利用する複屈折計測装置と該複屈折
計測装置を利用するフイルム製造方法の提供。 【解決手段】 リターデーション計測装置は、波長の異
なる2以上の光を同軸出射する光源部2、その出射光か
ら生成する連続位相差偏光生成部3、連続位相差偏光生
成部3の偏光光を計測試料7へ垂直に入射させ透過した
光の偏光状態を波長毎に測る偏光計測部4、連続位相差
偏光生成部3の偏光光の位相差変化比較信号を波長毎に
生成する比較信号生成部5、比較信号生成部5の出力信
号と偏光計測部4の出力信号の相対的位相変化を測る位
相差検知部6、位相差検知部6の位相差信号から計測試
料7のリターデーションを演算する演算部8、その出力
部9からなる。複屈折計測装置は該リターデーション計
測装置に厚さ計120を組合せ、フイルムの製造方法は
該複屈折計測装置を利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リターデーション
計測装置、複屈折計測装置および同装置を備えたプラス
チックフイルムの製造方法に関し、さらに詳しくは、リ
ターデーション計測装置と、該リターデーション計測装
置を利用してプラスチックフイルムの複屈折をオンライ
ンで計測可能にする複屈折計測装置と、該複屈折計測装
置の利用により均一な複屈折のプラスチックフイルムを
効率的に製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフイルムの製造工程
において、フイルムの走行方向MDと幅方向TDとの屈
折率差の複屈折Δn=(nMD−nTD)と厚さdとの
積Δn・dで表されるリターデーションΓをオンライン
で計測する基本技術として、特公昭47−15895号
公報に記載されるような偏光測定方法の一つである補償
法を自動化した技術や、特公昭60−27940号公報
に記載されるような同セナルモン法を自動化した技術な
どが提案されている。
【0003】しかし、これら従来の技術は、いずれも計
測範囲が位相差が360°未満であったり、或いはリタ
ーデーションが計測波長相当未満であったりして狭いた
め、リターデーションの値として数千から2万ナノメー
タ(nm)以上に達するような品種が存在するプラスチ
ック延伸フィルムの製造工程には適用することができな
い。
【0004】このような問題を解消するように計測範囲
を拡大する技術として、特開昭61−280549号公
報には、白色光を使う方法が開示されている。しかし、
この方法では、波長走査して透過率の極値を2以上求め
る必要があるため、測定に時間を要するという欠点があ
る。そのため、リターデーションの速い変化を捉えるこ
とができず、生産工程で高速走行するプラスチックフイ
ルムの変動をオンラインで迅速に測定する手段には適し
ていない。
【0005】また、特開平3−25347号公報は、2
つの測定光の入射角度で測定する方法を開示している。
しかし、この方法は、入射角度を変更して2度計測する
ため、測定時間が長くなり、また生産工程で高速走行す
るフィルムをオンライン計測する場合、異なる位置で計
測したデータを使って演算するため、フィルムの厚さ変
動や複屈折変動を発生して正確な測定をすることができ
ない。また、計測位置のズレを回避するには2系統の測
定光学系が必要であり、装置が複雑・大型化するためオ
ンライン用途に適しているとはいえない。
【0006】また、プラスチックフイルムの製造装置に
おいて、オンラインでリターデーションを計測しながら
製造工程を制御する方法として、特公昭58−5801
9号公報に提案のものがある。しかし、この方法では、
厚さ計測がなく、リターデーションΓ(複屈折×フィル
ム厚さ)だけを直接計測し、そのリターデーションΓが
0(Γ=0)になるように圧延機を制御するようにした
ものである。
【0007】しかしながら、この方法のリターデーショ
ンの計測値にはフィルム厚さが含まれているため、厚さ
変動がミックスされるという問題がある。また、Γ=0
ならば複屈折=0の関係があるので、強度アップのため
に延伸されることにより複屈折が0でないものが多い大
多数のフィルムの製造工程に対しては適用することがで
きない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、高速
走行するフイルムのリターデーションを、オンラインで
計測するようにした従来技術には、次のような問題があ
った。
【0009】(1)リターデーション計測範囲が狭いた
め、フイルム生産工程に適用するには適用品種が限られ
てしまう。 (2)計測スピードが遅いため、生産工程で高速走行す
るフイルムをオンライン計測して工程変動を迅速に計測
するのには適さない。
【0010】(3)2系統の光学系を必要とするため、
速いリターデーション変動がある場合は正確な計測が出
来ない。また、これを回避するために光学系を2系統に
すると、装置が複雑・大型化してしまう。また、リター
デーションを計測してフイルム製造装置を制御する従来
技術は、リターデーション値ΓがΓ=0の近辺での適用
に限定されるため、延伸されたフィルムが多い大多数の
フィルム生産工程には向かず汎用性がない。
【0011】本発明の目的は、これら従来技術の問題点
を解消し、リターデーション計測範囲が広く、オンライ
ンで高速に計測できるリターデーション計測装置を提供
することにある。
【0012】本発明の他の目的は、上記リターデーショ
ン計測装置を利用し、フイルム生産工程のフイルムの複
屈折をオンラインで迅速に計測できる複屈折計測装置を
提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、上記複屈折計測
装置を利用して、プラスチックフイルム生産工程におい
てオンラインで複屈折を計測することにより、複屈折を
所期の値に維持できるようにするプラスチックフイルム
の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のリターデーション計測装置は、互いに異なる波長を
もつ少なくとも2つの光を略同軸に出射する光源部
(2)と、該光源部(2)の出射光を透過させる過程で
直交する2方向に偏光成分間の位相差が連続的に変化す
る偏光光を生成する連続位相差偏光生成部(3)と、該
連続位相差偏光生成部(3)で生成した偏光光を計測試
料(7)へ略垂直に入射させ、その透過光の偏光状態を
前記互いに異なる波長毎に計測する偏光計測部(4)
と、前記連続位相差偏光生成部(3)で生成した偏光光
の位相差変化の比較信号を前記互いに異なる波長毎に生
成する比較信号生成部(5)と、 該比較信号生成部
(5)の出力信号と前記偏光計測部(4)の出力信号と
の間の相対的な位相変化を計測する位相差検知部(6)
と、該位相差検知部(6)の位相差信号を使って前記計
測試料(7)のリターデーション(複屈折×厚さ)を演
算するリターデーション演算部(8)と、該リターデー
ション演算部(8)の演算結果を出力する出力部(9)
とからなることを特徴とするものである。
【0015】また、上記目的を達成する本発明の複屈折
計測装置は、上記記載のリターデーション計測装置と、
該リターデーション計測装置の計測点と略同じ位置で前
記計測試料(7)の厚さを計測する厚さ計(120)を
組合せ、前記リターデーション計測装置によるリターデ
ションの演算結果と前記厚さ計(120)による厚さの
計測結果とから複屈折を演算することを特徴とするもの
である。
【0016】特に、本発明の複屈折計測装置は、上記構
成からなる複屈折計測装置をプラスチックフイルム製造
工程のフイルム走行方向に対して幅方向に走査するトラ
バース装置に取り付けてフイルムの複屈折をオンライン
で計測する構成からなる。
【0017】また、上記目的を達成する本発明によるプ
ラスチックフイルムの製造方法は、プラスチックフイル
ム製造工程に上記記載の複屈折計測装置を設け、該複屈
折計測装置で計測された複屈折に基づき、前記プラスチ
ックフイルム製造工程の製造工程条件を前記複屈折を所
定値にするように制御することを特徴とするものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】それぞれ図1は本発明の実施形態
からなるリターデーション計測装置の概略を示し、図2
は上記リターデーション計測装置を利用した本発明の実
施形態からなる複屈折計測装置の概略を示す。また、図
3は上記複屈折計測装置を利用した本発明の実施形態か
らなるプラスチックフイルムの製造装置の概略を示す。
【0019】まず、図1に示すリターデーション計測装
置において、1はリターデーション計測光学部であり、
このリターデーション計測光学部1に光源部2、連続位
相差偏光生成部3、比較信号生成部5が設けられてい
る。また、このリターデーション計測光学部1に対し、
プラスチックフイルム等の計測試料7を挟んで偏光計測
部4が設けられ、さらに位相差検知部6、リターデーシ
ョン演算部8、出力部9が接続されている。
【0020】光源部2には、波長Aの光を出射する光源
21と波長Bの光を出射する光源22とが設けられ、二
つの波長A、Bは互いに異なる波長数値λa、λbを有
している。各光源21、22の出射光は光ファイバー2
3、24を介して同軸出射部25に導かれる。同軸出射
部25は、光ファイバー23、24からの二つの出射光
の方向・位置を調整し、略同軸に出射光26を出射する
ようになっている。なお、図示の実施形態では、光源を
2種類だけ設けているが、更に波長数値の異なる波長
C、D、・・等の光を出射する3種類以上の光源を設け
るようにしてもよい。
【0021】連続位相差偏光生成部3は、上記同軸出射
部25から出射した出射光26を第1の直線偏光板31
と第1の1/4波長板32との組み合わせにより、円偏
光の出射光321にし、さらにこの出射光321を回転
直線偏光板33により直線偏光の振動面が高速で回転す
る回転直線偏光331にする。この回転直線偏光の出射
光331は、ビームスプリッター51で2方向の偏光光
に分離され、一方は第2の1/4波長板34を通過する
出射光341にし、他方は比較信号生成部5に向けた出
射光511にする。
【0022】第2の1/4波長板34から出た出射光3
41は、振動面を直交する2方向成分に分解して考えた
場合、両方向成分の位相差が0→180°→360°
(0°)→180°へと連続的周期的に位相差が変化す
る偏光になっている。この連続位相差偏光341を計測
試料7(フイルム等)へほぼ垂直に入射させ、偏光計測
部4で前述の互いに異なる波長A及びB毎に偏光計測
し、波長Aについて偏光計測信号461を出力し、波長
Bについて偏光計測信号471を出力する。
【0023】詳しくは、上記偏光計測部4では、計測試
料7の透過光71をビームスプリッター41で分割し、
その一方を第1の光学フィルタ42で波長A成分を選択
して第2の直線偏光板44で偏光計測し、第1の受光器
46で光強度を計測して波長Aの偏光計測信号461を
出力する。また、ビームスプリッター41で分割した他
方を、第2の光学フィルタ43で波長B成分を選択して
第3の直線偏光板45で偏光計測し、第2の受光器47
で光強度を計測して波長Bの偏光計測信号471を出力
する。
【0024】他方、比較信号生成部5では、連続位相差
偏光生成部3で生成した回転直線偏光光331をビーム
スプリッター51で分割した他方の偏光光511を、更
にビームスプリッター52で分割し、その一方を第3の
光学フィルタ53で波長A成分を選択し、第4の直線偏
光板55で偏光計測し、第3の受光器57で光強度を計
測して波長Aの比較信号571を出力する。また、分割
光511をビームスプリッター52で分割した他方の分
割光521から、第4の光学フィルター54で波長B成
分を選択し、第5の直線偏光板56で偏光計測し、第4
の受光器58で光強度を計測して波長Bの比較信号58
1を出力する。各波長A、Bの比較信号571および5
81は、回転直線偏光光331の回転周期の1/2周期
(2倍周波数)の正弦波となる。
【0025】上記ビームスプリッター51で分割された
のち、第2の1/4波長板34から出射した連続位相差
偏光光341は、前述したように振動面の直交する2方
向成分に分解して考えた場合の両方向成分の位相差が連
続的周期的に変化している。計測試料7がない場合は、
波長Aの偏光計測信号461は波長Aの比較信号571
と同位相となり、また波長Bの偏光計測信号471は波
長Bの比較信号581と同位相となるように設定する。
【0026】計測試料7がある場合は、上記連続位相差
偏光光341で設定したのと同じ直交する2方向の屈折
率差に由来する偏光光透過速度差に依り、計測試料7を
透過する過程で連続位相差偏光光341の位相差が補償
される結果、波長Aでは上記比較信号571と偏光計測
信号461の間で位相差が生じるので、該信号を位相差
計測部61へ入力して位相差Φaを計測し、また波長B
では上記比較信号581と偏光計測信号471を位相差
検出部62へ入力して位相差Φbを計測する。
【0027】リターデーション演算部8は、位相差検知
部6が計測した各波長A、B毎の位相差出力信号611
(Φa)、622(Φb)および波長A、Bの波長数値
λa、λbに基づき計測試料7のリターデーションΓを
演算する。その演算結果のリターデーションΓは出力部
9へ送られ、出力部9で表示すると共にデータ保存され
る。
【0028】上述した本発明のリターデーション計測装
置において、互いに異なる波長A、Bをもつ少なくとも
二つの光線としては、計測試料(フイルム等)であまり
吸収されない波長帯域の極力狭い輝線を使うことが好ま
しい。各波長A,Bの間隔は特に限定されものではない
が、下記式でリターデーション計測範囲が予想できる
ので、実施する装置の仕様乃至は実施する方法の適用対
象に依存して決めるようにする。 リターデーション計測範囲=λa・λb/(λb−λa) ・・・ ただし、λa,λbは、それぞれ2波長A、Bの波長数
値(λb>λa)である。
【0029】リターデーション計測範囲は、2波長A、
Bの波長差Δλ=λa−λbが小さいほど広くなり、互
いに異なる波長A、B毎に比較信号生成部5と測定試料
を出射後の偏光計測部4との間の相対的な位相変化を計
測する位相検知部6の位相差検知出力Φa、Φbが近接
した値になるので、波長A、Bの間隔はリターデーショ
ンΓの演算値の誤差が大きくならない範囲を考慮して決
める必要がある。
【0030】互いに異なる波長A、Bの光を出光させる
光源としては、ガスレーザー、固体レーザー或いは半導
体レーザー等を使用することが望ましい。また、図示の
例では、波長A、Bの光源として、それぞれ単独で発振
する発光管2本を用いるようにしたが、好ましくは2以
上の異なる計測波長を同時に発振するタイプのものがよ
り望ましい。また、図示の例では、光源21,22から
同軸出射部25に光ファイバー23,24で導くように
したが、図1におけるリターデーション計測光学部1と
共に同一ハウジングケースに光源を収納して光ファイバ
ーを使用しないようにしてもよい。
【0031】偏光成分間の位相差が連続的に変化する偏
光を発生させる連続位相差偏光生成部3としては、計測
試料7がフィルム製造装置における縦延伸フィルムの場
合は、ほぼ垂直に入射する偏光光の偏光方向をフィルム
の走行方向とこれに直角なフィルム幅方向の両方向に分
解して考えた時、その走行方向とこれに直角な方向の位
相差が連続して増加若しくは減少する偏光光を2波長
A,Bのそれぞれで生成するものとし、測定試料へほぼ
垂直に入射させるようにする。
【0032】連続位相差生成部3における回転直線偏光
板33は、図示の例のように、直線偏光板をモーター機
構で回転させる構成のほか、電気光変換素子と1/2波
長板を組み合わせるものでもよい。また、光源が直線偏
光を出力するタイプでは、第1の直線偏光板31は無く
てもよい。
【0033】また、連続位相差偏光生成部3の位相差変
化の比較信号571,581を、異なる波長A,B毎に
生成する比較信号生成部5は、上記連続位相差偏光生成
部3の位相差生成開始に同期するように周期信号を作
り、連続的周期的位相差変化の位相基準信号を生成す
る。直線偏光板55,56をモーター回転の方法で回転
させて連続位相差を生成する場合は、直線偏光板の半回
転を1周期とするモーターの回転角信号になる。
【0034】また、図示の例では、比較信号生成部5は
ビームスプリッター51で回転直線偏光光511を分取
して検出するようにしたが、特公昭60−27940号
公報に開示されるように、別系統で光学的に直線偏光板
回転角度信号を得るようにしたものでもよく、また回転
エンコーダーで行ってもよい。
【0035】何れの方法を採用するにしても、図示の例
のように、比較信号生成部5を波長A,B毎に波長A系
統の機構(波長A系統側の光学フィルタ53,直線偏光
板55,受光器57)と波長B系統の機構(光学フィル
タ54,直線偏光板56,受光器58)の2系統を作る
のではなく、波長A用(又は波長B用)の1系統だけを
作り、波長B用(又は波長A用)の比較信号は、波長A
用の比較信号を任意に位相シフトさせる機能部を付加す
ることにより生成するようにしてもよい。このように構
成すれば、比較信号生成部5を簡素化することができ
る。
【0036】測定試料7の透過光の偏光状態を互いに異
なる波長A,B毎に計測する偏光計測部4は、連続位相
差偏光生成部3からの出射光が計測試料7を透過したこ
とによる偏光状態の変化を偏光計測する。位相差検知部
6は、異なる波長A,B毎に偏光計測部4の出力と比較
信号生成部5の出力相互の位相差を検知して出力する。
位相差検知部6の位相差信号から計測試料7のリターデ
ーションΓ(Γ=複屈折Δn×厚さd)を演算するリタ
ーデーション演算部8は、位相差検知部6が異なる波長
A,B毎に計測した位相差Φa,Φbおよび波長A,B
の波長数値λa、λbに基づいて、下記関係式、か
ら計測試料7のリターデーションΓを演算すると共に、
その演算結果を出力部9へ送る。
【0037】 Γ=(Φa/360 + N)λa ・・・・ Γ=(Φb/360 + N)λb ・・・・ ただし、Nは位相差角に関する次数(0又は正の整数
値)である。
【0038】上述した本発明のリターデーション計測装
置によると、互いに異なる波長をもつ2以上の光を使用
し、各波長毎に位相差Φa,Φbを計測して、リターデ
ーションΓを演算するので、リターデーション計測範囲
を、式のとおり、例えば計測波長数値λa以上に、或
いは式、式でのN=1以上に拡大することができ
る。また、連続位相差偏光生成部3の位相差生成周波数
或いは回転直線偏光板の回転数が速く、かつ位相差検知
部6が該周波数に応答でき、かつ追随してリターデーシ
ョンを演算出来れば、リターデーション計測スピードを
速くすることができる。また、少なくとも2波長の光を
使用して計測するものの、計測光をほぼ同軸に出射して
通すので、光学系は2系統を要せずに1系統で済み、装
置を複雑・大型化せずに比較的簡単にすることができ
る。図2は、本発明の実施形態からなる複屈折計測装置
を示し、前述した図1のリターデーション計測装置を利
用して構成されたものである。
【0039】この複屈折計測装置は、フイルム製造工程
で紙面に垂直方向に走行するフィルム(計測試料)7に
対し、その幅方向(紙面の左右方向)へ走査するトラバ
ース装置10を設け、このトラバース装置10に図1に
示したのと同じリターデーション計測光学部1と偏光計
測部4とを上記計測試料7を挟むように取り付けた構成
になっている。また、このリターデーション計測光学部
1と偏光計測部4とが計測試料7(フイルム)のリター
デーションΓを計測する計測点と同じ位置の計測試料7
の厚さを計測するための厚さ計120を取り付けてい
る。また、トラバース装置10上に計測タイミングセン
サー130が取り付けられている。
【0040】リターデーション計測光学部1と偏光計測
部4とは、トラバース装置10の作動によりフイルム7
の幅方向に走査しながら、リターデーション計測光学部
1内の連続位相差偏光生成部3(図示せず)から出射光
341をフイルム7に向け直角に出射させ、偏光計測部
4に入射させる。また、それぞれ偏光計測部4およびリ
ターデーション計測光学部1内の比較信号生成部5(図
示せず)で、各波長A,B毎に計測し出力された偏光計
測信号461,471及び比較信号571,581が位
相差検知部6へ送られ、この位相差検知部6で相対的な
位相変化が計測され、その位相差出力信号611,62
2が演算部81へ送られる。
【0041】また、厚さ計120は、フイルム7の幅方
向に走査しながら、高速走行するフイルムのエッジ部を
含むフイルム全幅の厚さとフイルム走行方向の厚さとを
計測し、その厚さ信号121(d)が演算部81へ送ら
れる。計測タイミングセンサー130は、フィルム7
(計測試料)の走行スピードを計測し、そのデータを演
算部81へ送るようにする。また、トラバース装置10
は、走行フィルム7の幅方向へ走査する過程で、幅方向
計測点信号110を演算部81へ送るようにしている。
【0042】上記のように各部から信号が入力する演算
部81は、まず位相差検知部6がそれぞれ波長A,B毎
に計測した位相差出力信号611(Φa),622(Φ
b)と波長A,Bの波長数値λa,λbとから、前述し
た関係式、に基づいてフイルム7のリターデーショ
ンΓを演算する。演算部81は、リターデーション計測
位置と厚さ計測位置が幾何学的に離れている場合には、
フィルム走行スピード及びフィルム幅方向計測点信号か
ら、リターデーション計測点と厚さ計測点が合致するよ
うにデータの対応付け調整をする。さらに、演算部81
は、リターデーションΓの演算結果とリターデーション
計測点とほぼ同じ位置の厚さ計測値dとから、複屈折Δ
n=Γ/dの関係に基づいて複屈折Δnを演算する。
【0043】また、演算部81は、トラバース装置10
による走行フィルム7の幅方向走査中の計測点信号11
0と計測タイミングセンサー130による走行方向(縦
方向)のフィルム走行スピードとから、幅方向計測点及
び走行方向(縦方向)計測点とリターデーションΓ及び
複屈折Δn及び厚さdのデータとの対応付け処理をす
る。
【0044】また、演算部81は、上記リターデーショ
ンΓ及び複屈折Δnの演算結果と計測点との対応付け処
理結果及びその結果の統計解析結果を含む計測結果82
を出力部9へ送るようにする。出力部9は、その計測結
果を表示出力すると共に、保存する。
【0045】上述した本発明の複屈折計測装置による
と、リターデーション計測装置がリターデーションΓを
高速計測をするので、厚さ計として検出時間の短い機種
を選択することにより複屈折Δnを高速に計測すること
ができ、またフイルム製造工程の工程変動を迅速に計測
することができる。また、複屈折Δn=Γ/dの関係か
ら、厚さむらdを分離して計測が可能になるので、フイ
ルム全幅の計測に適用が可能になり、また適用するフイ
ルムの品種も拡大することができる。図3は、本発明の
プラスチックフイルム製造方法を実施する工程を例示
し、フイルム製造工程に図2の複屈折計測装置を適用し
たものである。
【0046】このプラスチックフイルム製造工程は、溶
融押出し部310で溶融した樹脂を口金部320からシ
ート状に吐出し、これをキャスト装置330で冷却・固
化した後、縦延伸機340で走行方向に縦延伸し、引き
続き横延伸機350で幅方向に横延伸してフイルム7に
成形し、最後の巻取り装置360に巻き取るようにして
いる。
【0047】縦延伸機340の後部にトラバース部30
1が設置され、このトラバース部301に、図2の厚さ
計を併設した複屈折計測装置が取り付けられている。こ
の複屈折計測装置は、図2で説明したように走行フィル
ム7の幅方向に走査し、その厚さdや複屈折Δnを計測
して、その偏光計測信号・比較信号・厚さ信号を計測演
算出力部381へ送るようにしている。また、横延伸機
350の後部にも上記同様にトラバース部303が設置
され、このトラバース部303に同様の複屈折計測装置
が取り付けられ、フィルム7の幅方向に走査することに
より厚さdや複屈折Δnを計測して、その偏光計測信号
・比較信号・厚さ信号を計測演算出力部382へ送る。
【0048】演算出力部381,382は、フィルム7
の幅方向及び走行方向の複屈折データを演算・解析し、
その結果を装置制御部800へ送る。装置制御部800
は受信した信号に基づいてフィルム幅方向の複屈折プロ
フィール及び走行方向/或いは経時的に複屈折が所期の
値に維持されようにフィルム製造工程の条件を制御する
ようにしている。
【0049】図示の実施形態では、トラバース部30
1、303と演算出力部381、382とを、それぞれ
縦延伸機340の後部と横延伸機350の後部との2箇
所に設けるようにしたが、その設置数は特に限定される
ものではなく、1箇所だけでもよく、或いは3箇所以上
設けてもよい。また、複屈折計測装置は、必ずしも幅方
向に走査させる必要はなく、走行フイルム7のエッジ部
などに固定するように設けてもよい。
【0050】上述した本発明のプラスチックフイルムの
製造方法によれば、フイルムの複屈折Δnを基に工程条
件を制御するようにしているので、走行中のプラスチッ
クフイルムの物性に即した生産工程条件を制御すること
が出来る。すなわち、従来のリターデーションΓの計測
結果を基にフイルム製造工程を制御する方法では、リタ
ーデーションがΓ=0の近傍或いはΓの小さい品種のフ
イルム製造にに限定されたが、Γ=0のフイルムに限定
されることなく、広範囲の厚さや物性のプラスチックフ
イルムの生産に適用することができる。
【0051】
【実施例】実施例1 図1に示すリターデーション計測装置において、波長A
の光を出射する光源21として、λa=633nmのH
e−Neレーザーを、また波長Bの光を出射する光源2
2として、λb=594nmのHe−Neレーザーを使
用し、また第1の1/4波長板31および第2の1/4
波長板34として、λa=633nm用のものを組み込
んだ。
【0052】また、回転直線偏光板33は、直線偏光板
を小型モーターを使い、4000rpmで回転させるよ
うにした。また、第1〜第4の光学フィルターは、それ
ぞれ上記の通り波長λa=633nm、λb=594n
mに対応した中心波長のタイプを選択した。また、位相
差検出部61および62には、市販の位相差計を使用
し、リターデーション演算部8および出力9は、パソコ
ンシステムにより設計・製作した。
【0053】上記のように製作したリターデーション計
測装置を使用して、既知のフィルムのリターデーション
Γを計測すると共に、屈折率計でも計測し、その両計測
値の比較をしたところ、その結果は図4に示すとおりで
あった。図4から明らかなように、本発明のリターデー
ション計測装置の測定値と屈折率計の計測値との相関性
は非常によく、かつリターデーションΓの計測範囲を8
000nm以上に拡大することができた。
【0054】また、上記回転偏光板33は4000rp
mで駆動したが、1万rpm以上への高速化も可能であ
った。また、本発明のリターデーション計測装置は、位
相差計61,62は入力信号周波数20kHzまで計測
することができるため、フイルム等の操業条件からの要
求に適応して高速度計測することができた。
【0055】また、本発明のリターデーション計測装置
は、2波長で計測するので、第1及び第2の1/4波長
板は波長λa,λb毎に異なるものを使う必要がある
が、本発明で採用する2波長の波長差Δλが小さい(リ
ターデーションΓの計測範囲が広い)ので、この波長板
を2波長に兼用することができる。一般に、上記波長差
Δλが39nmであると、波長板の兼用は難しいのであ
るが、本発明の実施例では、次数N(整数値)を演算
後、リターデーションΓをλaの式を使うため問題に
ならず、その結果、2波長毎に波長板を構成する必要が
ないため、光学部を簡単な構成にすることができた。
【0056】実施例2 図2に示す複屈折計測装置において、リターデーション
計測手段の部分(1,2,6,81,9)を実施例1と
同じ設計に構成した。厚さ計120は光吸収の原理を利
用する機種とし、また計測タイミングセンサー130
は、走行フィルムに接触して廻る羽根車タイプとし、規
定の回転角毎にパルスを発信して、パルス数とパルス間
隔から厚さ計とリターデーション計測位置の距離差を調
整するようにした。また、トラバース装置10は、厚さ
計120の検知部とリターデーション計測光学部1と偏
光計測部4とが、計測試料(フィルム)7の全幅を走査
できるように構成した。
【0057】上記の複屈折計測装置をフィルム製造工程
の縦延伸機の後に組込み、インラインで計測した結果、
厚さ計を稼働させなかったとき(厚さ計の無いのと同じ
条件)のリターデーション計測では、比較的厚めの品種
では、サンプリングして検査測定したリターデーション
データと必ずしも合わないため、安定して操業できたの
は比較的厚さの薄い品種に限定された。
【0058】しかし、厚さ計を稼働させたときは、厚さ
変動によるリターデーション変動を識別することができ
るので、広範囲の品種に適用することができるようにな
った。また、複屈折Δn=Γ/dの関係から厚さ変動を
分離して複屈折Δnを計測することができるので、工程
変動を素早く的確に把えることができた。
【0059】また、フィルムの配向状態を推定できる物
性値である複屈折Δnを連続計測するので、延伸工程が
安定から不安定へ至る過程を把握することができ、例え
ば単に前工程の異常によるのか、物性値の変化であるの
かを識別することができるので、的確な工程制御をする
ことができるようになった。
【0060】また、複屈折計測装置をトラバース装置に
取付けたので、フィルム幅方向のエッジまで計測するこ
とができ、その結果、エッジ近傍の配向性が係わるフィ
ルム破れに対して適切にアクションを採ることができ
た。また、トラバース装置に取付けて走査したので、フ
ィルムの幅方向および走行方向の複屈折変動の全体を把
握することができ、その結果、複屈折が規定される品種
では、製品全域の品質保証をすることが可能になった。
【0061】実施例3 図3に基づいて、押出部310,口金装置320、キャ
スト装置330、縦延伸機340、横延伸機350、巻
取装置360、装置制御部800から構成されるプラス
チックフイルム製造装置において、その縦延伸機340
の後部にトラバース部301を介して図2の構成の複屈
折計測装置を組込んだ。ただし、横延伸機350の後部
には同複屈折計測装置を組込まず、この点のみ図3と異
なる構成にした。
【0062】上記プラスチックフイルム製造装置におい
て、複屈折計測データを利用してフイルム製造工程を制
御した結果、従来は工程変動の要因が不明確で経験に基
づいて制御操作してきたのに比べ、複屈折の変動という
明確な指標によって、延伸条件および加熱条件等の工程
制御が明確になり、工程の制御を安定させることができ
た。また、工場実験、新製品の製造条件探索を効率よく
実施することができた。
【0063】上記複屈折計測装置を設けない従来のフイ
ルム製造工程では、製造過程のフィルムの性状確認、特
に中間工程のフィルムでは強制的に運転中断してサンプ
リングするか、または最終巻取装置でサンプリングし
て、該サンプルの計測値から推定していたが、本発明の
フィルム製造工程では、複屈折計測装置により複屈折を
計測・監視し、延伸条件及び加熱条件等の製造工程条件
を複屈折を所定値に維持するように制御するため、常に
品質に即した製造方法を決定することができ、工程を安
定させることができた。
【0064】
【発明の効果】本発明のリターデーション計測装置によ
れば、互いに異なる波長を有する少なくとも二つの光を
使うことによって計測範囲を拡大することができるの
で、広範囲な計測試料の厚さと各種用途品種に適用する
ことができ、また高リターデーションまでオンラインで
高速計測することができるので、多品種の高速稼動によ
り生産効率を向上することができる。
【0065】また、本発明の複屈折計測装置によると、
リターデーションを計測した位置の計測試料(フイル
ム)の厚さを計測して正確な厚さデータを使用するた
め、計測試料(フイルム)の走行方向の厚さむらおよび
幅方向の厚さ変化を把えて正確に複屈折を計測すること
ができ、それによって工程変動を的確かつ早期に把える
ことがでるため、製造工程の安定化・品質の安定化を図
ることができると共に、生産効率を向上することができ
る。
【0066】また、本発明のプラスチックフイルムの製
造方法によれば、上記複屈折計測装置の利用によって、
複屈折を所期の値に維持するように製造工程条件を的確
に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリターデーション計測装置を示す概略
図である。
【図2】本発明の複屈折計測装置を示す概略図である。
【図3】本発明のプラスチックフイルムの製造工程を示
す概略図である。
【図4】本発明のリターデーション計測装置によるリタ
ーデーション計測値と従来の屈折率計によるリターデー
ション計測値との対比図である。
【符号の説明】
1 リターデーション計測光学部 2 光源部 3 連続位相差偏光生成部 4 偏光計測部 5 比較信号生成部 6 位相差検知部 7 計測試料(フイルム) 8 リターデーション演算部 9 出力部 10 トラバース装置 21(波長Aの光の)光源 22(波長Bの光の)光源 81 演算部 301、303 トラバース部 310 溶融押出部 320 口金部 330 キャスト装置 340 縦延伸機 350 横延伸機 360 巻取装置 381 計測演算出力部 382 計測演算出力部 800 装置制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる波長をもつ少なくとも2つ
    の光を略同軸に出射する光源部(2)と、 該光源部(2)の出射光を透過させる過程で直交する2
    方向に偏光成分間の位相差が連続的に変化する偏光光を
    生成する連続位相差偏光生成部(3)と、 該連続位相差偏光生成部(3)で生成した偏光光を計測
    試料(7)へ略垂直に入射させ、その透過光の偏光状態
    を前記互いに異なる波長毎に計測する偏光計測部(4)
    と、 前記連続位相差偏光生成部(3)で生成した偏光光の位
    相差変化の比較信号を前記互いに異なる波長毎に生成す
    る比較信号生成部(5)と、 該比較信号生成部(5)の出力信号と前記偏光計測部
    (4)の出力信号との間の相対的な位相変化を計測する
    位相差検知部(6)と、 該位相差検知部(6)の位相差信号を使って前記計測試
    料(7)のリターデーション(複屈折×厚さ)を演算す
    るリターデーション演算部(8)と、 該リターデーション演算部(8)の演算結果を出力する
    出力部(9)とからなるリターデーション計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリターデーション計測
    装置に、該リターデーション計測装置の計測点と略同じ
    位置で前記計測試料(7)の厚さを計測する厚さ計(1
    20)を組合せ、前記リターデーション計測装置による
    リターデションの演算結果と前記厚さ計(120)によ
    る厚さの計測結果とから複屈折を演算する複屈折計測装
    置。
  3. 【請求項3】 プラスチックフイルム製造工程のフイル
    ム走行方向に対して幅方向に走査するトラバース装置を
    設け、該トラバース装置に請求項2に記載の複屈折計測
    装置を取り付けてフイルムの複屈折をオンラインで計測
    する複屈折計測装置。
  4. 【請求項4】 プラスチックフイルム製造工程に請求項
    3に記載の複屈折計測装置を設け、該複屈折計測装置で
    計測された複屈折に基づき、前記プラスチックフイルム
    製造工程の製造工程条件を前記複屈折を所定値に維持す
    るように制御するプラスチックフイルムの製造方法。
JP7136699A 1998-03-19 1999-03-17 リタ―デ―ション計測装置、複屈折計測装置および同装置を備えたプラスチックフイルムの製造方法 Pending JPH11326190A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298443A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Konica Minolta Holdings Inc 微細構造物の構造推定方法、構造推定装置及び成形金型の製造方法
JP2009229229A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujifilm Corp 複屈折測定装置及び複屈折測定方法
JP2009229278A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Fujifilm Corp 複屈折測定装置、複屈折測定方法、フイルム生産システムおよびフイルム生産方法
JP2012251860A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Sumitomo Chemical Co Ltd 光学測定装置、光学測定方法および同測定方法を用いた光学フィルムの製造方法

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