JPH0735702A - シート状物体の配向計 - Google Patents

シート状物体の配向計

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JPH0735702A
JPH0735702A JP18040393A JP18040393A JPH0735702A JP H0735702 A JPH0735702 A JP H0735702A JP 18040393 A JP18040393 A JP 18040393A JP 18040393 A JP18040393 A JP 18040393A JP H0735702 A JPH0735702 A JP H0735702A
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JP
Japan
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light
sheet
orientation
filter
receiving element
Prior art date
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Pending
Application number
JP18040393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Takahashi
重男 高橋
Takeshi Ueda
武志 植田
Tetsuhito Nikami
鉄人 仁神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP18040393A priority Critical patent/JPH0735702A/ja
Publication of JPH0735702A publication Critical patent/JPH0735702A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンラインでシート状物体が有する歪み若し
くは応力の状態を検出することが可能な配向計を提供す
る。 【構成】 所定の幅を有して走行するシート状の物体1
0と,このシート状物体と所定の間隙を隔てて配置され
前記シート状物体の幅方向に往復移動するヘッドと,こ
のヘッドに設けられた光源1と,この光源の光の波長の
うち所定の波長の光を透過するフィルター3と,このフ
ィルターからの光を2方向に分岐すると共にその2つの
光を前記シート状物体の縦方向と横(幅)方向に90°
偏光させる偏光分岐手段4,5,6,7と,この偏光分
岐手段を通った光を交互に通過させる遮蔽手段8と,こ
の遮蔽手段を通過した光のそれぞれを前記シート状物体
を介して受光する受光素子16を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,シ―ト状高分子物体の
特性(例えばプラスチックフィルムの歪み若しくは応
力)を計測する為の配向計に用いられ,更に詳しくはオ
ンライン計測の実現をはかった配向計に関する。
【0002】
【従来の技術】高分子フィルム(例えばPET;ポリエ
チレンテレフタレート)は乾燥したチップを押出機によ
り加熱溶融し,Tダイから均一な厚さにキャスティング
ドラム上に押し出し,冷却してシートを製造する。続い
て速度の異なる加熱ロール群を持つ縦延伸機に前記シー
トを通し,縦方向(Machine Direction)に3〜4倍に
延伸し,次いで予熱,延伸,熱処理および冷却部を有す
るテンター式横延伸機を用いて横方向(Transverse Dir
ection)に3〜4倍に延伸し巻き取られる。
【0003】これを製品幅,長さにスリットして製品と
する。以上の延伸はガラス転移温度より高く,融点より
低い温度で行われるが,この工程によって分子が配向,
結晶化し,機械的性質,熱的性質の良いフィルムが得ら
れる。なお,配向とは,等方的フィルムを,一方向に機
械的な変形,例えば延伸やロール圧延,あるいは流動下
で剪断固化した場合,微結晶や分子鎖等が特定の方向に
配列し始め,全体的に等方でなくなる現象をいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記高分子
フィルムはその製造工程において圧縮と引っ張りの力を
受けることから分子や含有する空気の配向方向が一方向
に並んでしまう。この配向方向はフィルムの幅方向で一
定していれば問題ないが,部分的に配向方向が違うと幅
方向でフィルムの強度や表面状態に大きな変化がでてく
る。従来このようなフィルムの配向を知る装置としては
フィルムに対して斜め方向から光を照射してその反射具
合により判断していた。
【0005】しかしながら,従来では測定に際してはフ
ィルムの一部を切り取ってオフラインで測定しているの
で,製造段階での対応が出来ないという問題があった。
本発明は上記従来技術の課題に鑑みて成されたもので,
オンライン測定が可能なシート状高分子配向計を実現す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明は,所定の幅を有して走行するシート状の物体
と,このシート状物体と所定の間隙を隔てて配置され前
記シート状物体の幅方向に往復移動するヘッドと,この
ヘッドに設けられた光源と,この光源の光の波長のうち
所定の波長の光を透過するフィルターと,このフィルタ
ーからの光を2方向に分岐すると共にその2つの光を前
記シート状物体の縦方向と横(幅)方向に90°偏光さ
せる偏光分岐手段と,この偏光分岐手段を通った光を交
互に通過させる遮蔽手段と,この遮蔽手段を通過した光
のそれぞれを前記シート状物体を介して受光する受光素
子を備え,この受光素子の出力に基づいて前記シート状
物体が有する歪み若しくは応力の状態を検出するように
したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】高分子物体の縦方向に平行な方向に偏光した光
は分子や混入空気の配向に沿うので,この物体を透過し
ても減衰度は小さい。一方横(幅)方向と平行な(縦方
向と90°回転した)光は減衰度が大きくなる。受光素
子はその減衰度に関連して電気信号を出力するので,こ
の受光素子の出力を監視することにより配向の具合を知
ることが出来る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図において1は光源,2は光源1の光を平行光とす
るコリメートレンズ,3は干渉フィルター,4は例えば
ハーフミラーからなる光分岐器である。5はミラーでハ
ーフミラー4を透過した光をハーフミラーで反射した光
と同方向へ反射する。6はP偏光子,7はS偏光子,8
は前記偏光子の後段に配置されたチョッパーであり,例
えば円板の円周に一つの孔が形成され,この円板が図示
しない回転手段で回転されることにより前記偏光子を透
過した光を交互に通過させる。
【0009】10は配向方向を測定すべきプラスチック
フィルムで例えば紙面の左から右方向に走行している。
11,12はミラー,14はプリズム,15は集光レン
ズ,16は受光素子である。なお,図では省略するが前
記光源1,コリメートレンズ2,干渉フィルター3,ハ
ーフミラー4,ミラー5,偏光子6,7,およびチョッ
パーはシート状物体の幅方向に往復走行する第1ヘッド
に配置され,同じく図では省略するがミラー11,1
2,プリズム14,集光レンズ15はおよび受光素子1
6は前記第1ヘッドと同期して移動する下ヘッドに配置
されている。
【0010】上記の構成において,光源1から出た光は
コリメートレンズ2により平行光となって干渉フィルタ
ー3に入射して所定の波長が選択され,その選択された
波長の光がハーフミラー4に入射する。そしてハーフミ
ラー4を透過した光はミラー5で反射してS偏光子7を
透過する。一方ハーフミラー4で反射した光はP偏光子
6を透過する。これらハーフミラー4とミラー5,偏光
子6,7,ハーフミラーは分岐偏光手段取して機能す
る。
【0011】偏光子6,7を透過した光はチョッパー8
でチョッピングされてフィルム10を照射する。このフ
ィルム10には先に述べたように圧縮と引っ張りの力を
受けることから分子や含有する空気の配向方向が一方向
に並んでいる。従って縦方向に偏光して入射する光はフ
ィルムを透過する割合(D1)が高く,幅方向に偏光し
て入射する光はフィルムを透過する割合(D2)が低く
なる。これらの光はフィルムの裏側に配置されたミラー
11,12、プリズム14でそれぞれ反射して集光レン
ズ15により集光されて受光素子16に達する。
【0012】従って受光素子16の出力からD1,とD2
の比を求めることにより配向具合を求めることが出来
る。この配向具合はフィルムの歪み若しくは応力の状態
と相関関係があるため,これをもとに加熱ロール群や冷
却部の制御を行って高品質のシート状物体の製造を行う
ことが可能となる。なお,本発明は上記実施例に限るも
のではない。例えばハーフミラー4の代わりに偏光ビー
ムスプリッタを用いれば偏光子6,7は不要であり,同
等な受光素子を2つ用意してミラー11,12及びプリ
ズムを無くしてもよく,チョツパー8の形状も任意であ
る。また,フィルム10への入射角も図示の例に限るこ
となく例えばブリュースター角であってもよい。また,
実施例ではシートを高分子物体として説明したが測定対
象は例えば紙であってもよい。また,フィルム10の裏
側で反射する光を再度フィルムを介して上ヘッド側に返
し受光素子16を上ヘッド側に設けて構成をコンパクト
にすることも可能である。また,干渉フィルター3をは
ずし,ミラー11,12の後段にグレーティングを配置
し受光素子としてアレー状のものを用いて透過光をスペ
クトルとして捕えより多くの情報を得ることも可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明した様
に,本発明の配向計によれば,シート状物体の幅方向に
往復移動するヘッドと,このヘッドに設けられた光源
と,この光源の光の波長のうち所定の波長の光を透過す
るフィルターと,このフィルターからの光を2方向に分
岐すると共にその2つの光を前記シート状物体の縦方向
と横(幅)方向に90°偏光させる偏光分岐手段と,こ
の偏光分岐手段を通った光を交互に通過させる遮蔽手段
と,この遮蔽手段を通過した光のそれぞれを前記シート
状物体を介して受光する受光素子を備え,この受光素子
の出力に基づいてオンラインで前記シート状物体が有す
る歪み若しくは応力の状態を検出する様にしたので,加
熱ロール群や冷却部の制御を行って高品質のシート状物
体の製造を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状物体の配向計の一実施例を示
す構成図である。
【符号の説明】
1 光源 2 コリメートレンズ 3 干渉フィルター 4 ハーフミラー 5,11,12 ミラー 6,7 偏光子 8 チョッパー 14 プリズム 15 集光レンズ 16 受光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅を有して走行するシート状の物
    体と,このシート状物体と所定の間隙を隔てて配置され
    前記シート状物体の幅方向に往復移動するヘッドと,こ
    のヘッドに設けられた光源と,この光源の光の波長のう
    ち所定の波長の光を透過するフィルターと,このフィル
    ターからの光を2方向に分岐すると共にその2つの光を
    前記シート状物体の縦方向と横(幅)方向に90°偏光
    させる偏光分岐手段と,この偏光分岐手段を通った光を
    交互に通過させる遮蔽手段と,この遮蔽手段を通過した
    光のそれぞれを前記シート状物体を介して受光する受光
    素子を備え,この受光素子の出力に基づいて前記シート
    状物体が有する歪み若しくは応力の状態を検出するよう
    にしたことを特徴とするシート状物体の配向計。
JP18040393A 1993-07-21 1993-07-21 シート状物体の配向計 Pending JPH0735702A (ja)

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KR20010063550A (ko) * 1999-12-22 2001-07-09 권문구 Xlpe 전력케이블 절연체 내부에 잔류하는 기계적인응력의 측정방법
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