JPH11325479A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH11325479A JPH11325479A JP13685398A JP13685398A JPH11325479A JP H11325479 A JPH11325479 A JP H11325479A JP 13685398 A JP13685398 A JP 13685398A JP 13685398 A JP13685398 A JP 13685398A JP H11325479 A JPH11325479 A JP H11325479A
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- cpu
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱調理のための操作部制御用CPU及び加
熱部制御用CPUの一方において異常状態が発生した場
合であっても、加熱調理動作を停止させることなく元の
正常な状態に復帰させること。 【解決手段】 調理情報入力用の操作装置8などを制御
するためのCPU11aを備えた操作部制御ユニット1
0と、操作装置8側で入力された調理情報に基づいて加
熱装置の動作を制御すると共に調理進行状況を示す進行
状況情報の出力制御を行うためのCPU14aを備えた
加熱部制御ユニット6とは、データ通信線13を介して
調理情報及び進行状況情報の授受を行うと共に、その情
報をRAM11c、14cに記憶する。CPU11a、
14aは、それらの一方において異常状態が発生したと
きに、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをかけ
た状態で当該CPU側の記憶情報をデータ通信線13を
通じて読み込んで保持した後に、そのCPUを初期化す
ると共に、保持した状態の記憶情報をデータ通信線13
を通じて戻す制御を行う。
熱部制御用CPUの一方において異常状態が発生した場
合であっても、加熱調理動作を停止させることなく元の
正常な状態に復帰させること。 【解決手段】 調理情報入力用の操作装置8などを制御
するためのCPU11aを備えた操作部制御ユニット1
0と、操作装置8側で入力された調理情報に基づいて加
熱装置の動作を制御すると共に調理進行状況を示す進行
状況情報の出力制御を行うためのCPU14aを備えた
加熱部制御ユニット6とは、データ通信線13を介して
調理情報及び進行状況情報の授受を行うと共に、その情
報をRAM11c、14cに記憶する。CPU11a、
14aは、それらの一方において異常状態が発生したと
きに、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをかけ
た状態で当該CPU側の記憶情報をデータ通信線13を
通じて読み込んで保持した後に、そのCPUを初期化す
ると共に、保持した状態の記憶情報をデータ通信線13
を通じて戻す制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作装置及び表示
装置を制御するための操作部制御用CPUを含んで構成
された第1の制御手段と、この第1の制御手段側で入力
された調理情報に基づいて加熱装置の動作を制御する加
熱部制御用CPUを含んで構成された第2の制御手段と
を備え、それらの間で情報の送受信を行いながら加熱動
作を進行させるように構成された加熱調理器に関する。
装置を制御するための操作部制御用CPUを含んで構成
された第1の制御手段と、この第1の制御手段側で入力
された調理情報に基づいて加熱装置の動作を制御する加
熱部制御用CPUを含んで構成された第2の制御手段と
を備え、それらの間で情報の送受信を行いながら加熱動
作を進行させるように構成された加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、誘導加熱調理器のように電磁誘
導コイルをインバータ装置により駆動するようにした加
熱調理器にあっては、インバータ装置の動作を制御する
ための加熱部制御用CPUの他に、操作部制御用CPU
を設け、この操作部制御用CPUによって、調理情報
(種々の加熱パターン、或いは加熱出力のレベルやタイ
マ加熱動作時間など)を入力するための操作装置並びに
この操作装置に付随して設けられた表示装置の制御を行
う構成とすることが行われており、この場合には、上記
加熱部制御用CPU及び操作部制御用CPU間で、上記
調理情報や加熱部制御用CPU側からのフィードバック
データなどの各種の情報をデータ通信手段を通じて送受
信する構成とされる。
導コイルをインバータ装置により駆動するようにした加
熱調理器にあっては、インバータ装置の動作を制御する
ための加熱部制御用CPUの他に、操作部制御用CPU
を設け、この操作部制御用CPUによって、調理情報
(種々の加熱パターン、或いは加熱出力のレベルやタイ
マ加熱動作時間など)を入力するための操作装置並びに
この操作装置に付随して設けられた表示装置の制御を行
う構成とすることが行われており、この場合には、上記
加熱部制御用CPU及び操作部制御用CPU間で、上記
調理情報や加熱部制御用CPU側からのフィードバック
データなどの各種の情報をデータ通信手段を通じて送受
信する構成とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成で
は、一方のCPUでノイズによる誤動作(例えば不用意
なリセット)やプログラム暴走などの異常状態が発生し
た場合には、他方のCPUが正常であっても加熱調理動
作を中止せざるを得ないという事情があり、結果的に、
加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性に劣るとい
う問題点があった。具体的には、操作部制御用CPU側
に異常状態が発生して、加熱部制御用CPU側への調理
情報の送信が絶たれた場合には、例えば、操作装置を通
じて加熱出力のレベルを変更するなどの操作が無効にな
って、被調理物の種類によっては吹きこぼれや焦げ付き
などが発生する可能性があるため、加熱調理動作を一旦
中止してCPUのリセット操作を待つというシステムが
構築されるものである。また、加熱部制御用CPU側に
異常状態が発生した場合にも、当然、所望の加熱調理動
作が不可能になるため、加熱調理動作を一旦中止してC
PUのリセット操作を待つというシステムが構築される
ことになる。
は、一方のCPUでノイズによる誤動作(例えば不用意
なリセット)やプログラム暴走などの異常状態が発生し
た場合には、他方のCPUが正常であっても加熱調理動
作を中止せざるを得ないという事情があり、結果的に、
加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性に劣るとい
う問題点があった。具体的には、操作部制御用CPU側
に異常状態が発生して、加熱部制御用CPU側への調理
情報の送信が絶たれた場合には、例えば、操作装置を通
じて加熱出力のレベルを変更するなどの操作が無効にな
って、被調理物の種類によっては吹きこぼれや焦げ付き
などが発生する可能性があるため、加熱調理動作を一旦
中止してCPUのリセット操作を待つというシステムが
構築されるものである。また、加熱部制御用CPU側に
異常状態が発生した場合にも、当然、所望の加熱調理動
作が不可能になるため、加熱調理動作を一旦中止してC
PUのリセット操作を待つというシステムが構築される
ことになる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、加熱調理を遂行するために設けられ
た操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUの一方に
おいて誤動作やプログラム暴走などの異常状態が発生し
た場合であっても、加熱調理動作を停止させることなく
元の正常な状態に復帰させることが可能となって、加熱
調理動作を実行するに当たっての信頼性を高め得るよう
になる加熱調理器を提供することにある。
あり、その目的は、加熱調理を遂行するために設けられ
た操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUの一方に
おいて誤動作やプログラム暴走などの異常状態が発生し
た場合であっても、加熱調理動作を停止させることなく
元の正常な状態に復帰させることが可能となって、加熱
調理動作を実行するに当たっての信頼性を高め得るよう
になる加熱調理器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、操作装置を通じて入力され
た調理情報を記憶すると共に、上記操作装置に付随して
設けられた表示装置を制御するための操作部制御用CP
Uを含んで構成された第1の制御手段と、この第1の制
御手段側で入力された調理情報に基づいて加熱装置の動
作を制御すると共に、調理進行状況を示す進行状況情報
の記憶制御を行う加熱部制御用CPUを含んで構成され
た第2の制御手段と、前記操作部制御用CPUから前記
加熱部制御用CPUへの前記調理情報の送信動作並びに
上記加熱部制御用CPUから上記操作部制御用CPUへ
の前記進行状況情報の送信動作を行うデータ通信手段と
を備えた加熱調理器において、前記操作部制御用CPU
及び加熱部制御用CPUを、それらの一方において異常
状態が発生したときに、異常状態が発生したCPU側の
記憶情報を保持した状態で当該CPUを初期化する動作
を行う構成としたものである。
上記目的を達成するために、操作装置を通じて入力され
た調理情報を記憶すると共に、上記操作装置に付随して
設けられた表示装置を制御するための操作部制御用CP
Uを含んで構成された第1の制御手段と、この第1の制
御手段側で入力された調理情報に基づいて加熱装置の動
作を制御すると共に、調理進行状況を示す進行状況情報
の記憶制御を行う加熱部制御用CPUを含んで構成され
た第2の制御手段と、前記操作部制御用CPUから前記
加熱部制御用CPUへの前記調理情報の送信動作並びに
上記加熱部制御用CPUから上記操作部制御用CPUへ
の前記進行状況情報の送信動作を行うデータ通信手段と
を備えた加熱調理器において、前記操作部制御用CPU
及び加熱部制御用CPUを、それらの一方において異常
状態が発生したときに、異常状態が発生したCPU側の
記憶情報を保持した状態で当該CPUを初期化する動作
を行う構成としたものである。
【0006】このような構成によれば、操作部制御用C
PU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が
発生したときには、正常に機能しているCPUが、異常
状態が発生したCPU側の記憶情報を保持した状態で当
該CPUを初期化する動作を行うようになるから、その
初期化が済んで正常な状態に戻されたCPUは、上記の
ように保持された記憶情報に基づいた制御動作を直ちに
再開できることになる。このため、一方のCPUで誤動
作やプログラム暴走などの異常状態が発生した場合であ
っても、加熱調理動作を中止する必要がなくなるもので
あり、この結果、加熱調理動作を実行するに当たっての
信頼性が向上するようになる。
PU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が
発生したときには、正常に機能しているCPUが、異常
状態が発生したCPU側の記憶情報を保持した状態で当
該CPUを初期化する動作を行うようになるから、その
初期化が済んで正常な状態に戻されたCPUは、上記の
ように保持された記憶情報に基づいた制御動作を直ちに
再開できることになる。このため、一方のCPUで誤動
作やプログラム暴走などの異常状態が発生した場合であ
っても、加熱調理動作を中止する必要がなくなるもので
あり、この結果、加熱調理動作を実行するに当たっての
信頼性が向上するようになる。
【0007】この場合、請求項2記載の発明のように、
前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUを、そ
れらの一方において異常状態が発生したときに、異常状
態が発生したCPUに強制割り込みをかけた状態で当該
CPU側の記憶情報をデータ通信手段を通じて読み込ん
で保持した後に、そのCPUを初期化する初期化制御、
保持した状態の記憶情報を前記データ通信手段を通じて
初期化完了した上記CPU側へ戻す制御を順次行うよう
に構成とすることができる。
前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUを、そ
れらの一方において異常状態が発生したときに、異常状
態が発生したCPUに強制割り込みをかけた状態で当該
CPU側の記憶情報をデータ通信手段を通じて読み込ん
で保持した後に、そのCPUを初期化する初期化制御、
保持した状態の記憶情報を前記データ通信手段を通じて
初期化完了した上記CPU側へ戻す制御を順次行うよう
に構成とすることができる。
【0008】この構成によれば、操作部制御用CPU及
び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が発生し
た場合に、当該異常状態が発生したCPU側の記憶情報
を、そのCPUの初期化後において確実に復元できるか
ら、加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性がさら
に向上するようになる。
び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が発生し
た場合に、当該異常状態が発生したCPU側の記憶情報
を、そのCPUの初期化後において確実に復元できるか
ら、加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性がさら
に向上するようになる。
【0009】また、この場合において、請求項3記載の
発明のように、前記操作部制御用CPU及び加熱部制御
用CPUを、それらの一方において異常状態が発生した
ときに、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをか
けた後に当該CPU側からの記憶情報の読み込み動作が
正常に行われなかった場合には、そのCPUを初期化す
る構成としても良く、この構成によれば、操作部制御用
CPU及び加熱部制御用CPUの一方において、記憶情
報を復元不能な異常状態が発生した場合には、その異常
状態が無闇に長く継続される事態を未然に防止できるよ
うになる。
発明のように、前記操作部制御用CPU及び加熱部制御
用CPUを、それらの一方において異常状態が発生した
ときに、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをか
けた後に当該CPU側からの記憶情報の読み込み動作が
正常に行われなかった場合には、そのCPUを初期化す
る構成としても良く、この構成によれば、操作部制御用
CPU及び加熱部制御用CPUの一方において、記憶情
報を復元不能な異常状態が発生した場合には、その異常
状態が無闇に長く継続される事態を未然に防止できるよ
うになる。
【0010】請求項4記載の発明は、前記目的を達成す
るために、操作装置を通じて入力された調理情報を記憶
すると共に、上記操作装置に付随して設けられた表示装
置を制御するための操作部制御用CPUを含んで構成さ
れた第1の制御手段と、この第1の制御手段側で入力さ
れた調理情報に基づいて加熱装置の動作を制御すると共
に、調理進行状況を示す進行状況情報の記憶制御を行う
加熱部制御用CPUを含んで構成された第2の制御手段
と、前記操作部制御用CPUから前記加熱部制御用CP
Uへの前記調理情報の送信動作並びに上記加熱部制御用
CPUから上記操作部制御用CPUへの前記進行状況情
報の送信動作を行うデータ通信手段とを備えた加熱調理
器において、前記第1及び第2制御手段間で前記データ
通信手段を通じて最新の調理情報及び進行状況情報を送
受信する動作を行うことにより、両制御手段に同じ内容
の調理情報及び進行状況情報を記憶保持するように構成
した上で、前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用C
PUを、それらの一方において異常状態が発生したとき
に、異常状態が発生したCPUを初期化する動作を行う
構成としたものである。
るために、操作装置を通じて入力された調理情報を記憶
すると共に、上記操作装置に付随して設けられた表示装
置を制御するための操作部制御用CPUを含んで構成さ
れた第1の制御手段と、この第1の制御手段側で入力さ
れた調理情報に基づいて加熱装置の動作を制御すると共
に、調理進行状況を示す進行状況情報の記憶制御を行う
加熱部制御用CPUを含んで構成された第2の制御手段
と、前記操作部制御用CPUから前記加熱部制御用CP
Uへの前記調理情報の送信動作並びに上記加熱部制御用
CPUから上記操作部制御用CPUへの前記進行状況情
報の送信動作を行うデータ通信手段とを備えた加熱調理
器において、前記第1及び第2制御手段間で前記データ
通信手段を通じて最新の調理情報及び進行状況情報を送
受信する動作を行うことにより、両制御手段に同じ内容
の調理情報及び進行状況情報を記憶保持するように構成
した上で、前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用C
PUを、それらの一方において異常状態が発生したとき
に、異常状態が発生したCPUを初期化する動作を行う
構成としたものである。
【0011】このような構成によれば、操作部制御用C
PU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が
発生したときには、正常に機能しているCPUが、異常
状態が発生したCPUを初期化する動作を行うようにな
るが、正常に機能しているCPU側には異常発生したC
PU側と同一の調理情報及び進行状況情報が記憶保持さ
れているから、その初期化が済んで正常な状態に戻され
たCPUは、上記のように記憶保持されている情報に基
づいて、異常発生前の状態から制御動作を再開すること
が可能になる。このため、一方のCPUで誤動作やプロ
グラム暴走などの異常状態が発生した場合であっても、
加熱調理動作を中止する必要がなくなるものであり、こ
の結果、加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性が
向上するようになる。
PU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が
発生したときには、正常に機能しているCPUが、異常
状態が発生したCPUを初期化する動作を行うようにな
るが、正常に機能しているCPU側には異常発生したC
PU側と同一の調理情報及び進行状況情報が記憶保持さ
れているから、その初期化が済んで正常な状態に戻され
たCPUは、上記のように記憶保持されている情報に基
づいて、異常発生前の状態から制御動作を再開すること
が可能になる。このため、一方のCPUで誤動作やプロ
グラム暴走などの異常状態が発生した場合であっても、
加熱調理動作を中止する必要がなくなるものであり、こ
の結果、加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性が
向上するようになる。
【0012】この場合、請求項5記載の発明のように、
前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUを、そ
れらの一方において異常状態が発生したときに、異常状
態が発生したCPUを初期化する動作を行った後に、自
身が有する前記調理情報及び進行状況情報を初期化が完
了したCPU側へデータ通信手段を通じて送信する動作
を行う構成とすることができる。
前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUを、そ
れらの一方において異常状態が発生したときに、異常状
態が発生したCPUを初期化する動作を行った後に、自
身が有する前記調理情報及び進行状況情報を初期化が完
了したCPU側へデータ通信手段を通じて送信する動作
を行う構成とすることができる。
【0013】この構成によれば、操作部制御用CPU及
び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が発生し
た場合に、当該異常状態が発生したCPU側の記憶情報
を、そのCPUの初期化後において、正常な状態にあっ
たCPU側の記憶情報に基づいて確実に復元できるか
ら、加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性がさら
に向上するようになる。
び加熱部制御用CPUの一方において異常状態が発生し
た場合に、当該異常状態が発生したCPU側の記憶情報
を、そのCPUの初期化後において、正常な状態にあっ
たCPU側の記憶情報に基づいて確実に復元できるか
ら、加熱調理動作を実行するに当たっての信頼性がさら
に向上するようになる。
【0014】請求項6記載の発明のように、前記操作部
制御用CPU及び加熱部制御用CPUを、互いの間で所
定の情報を反復して送受信するように構成した上で、他
方のCPU側から送信される情報が途絶した状態が設定
回数以上繰り返されたときに異常状態の発生と判断する
構成としても良い。この構成によれば、CPUから送信
される情報がノイズなどにより一時的に途絶した場合
に、これを当該CPUでの異常発生と誤判断することが
なくなるから、動作が不安定になる恐れがなくなる。
制御用CPU及び加熱部制御用CPUを、互いの間で所
定の情報を反復して送受信するように構成した上で、他
方のCPU側から送信される情報が途絶した状態が設定
回数以上繰り返されたときに異常状態の発生と判断する
構成としても良い。この構成によれば、CPUから送信
される情報がノイズなどにより一時的に途絶した場合
に、これを当該CPUでの異常発生と誤判断することが
なくなるから、動作が不安定になる恐れがなくなる。
【0015】請求項7記載の発明のように、前記第1及
び第2の制御手段の一方側に時計機能を備え、その時計
機能に付随した時間情報を他方側へデータ通信手段を通
じて送信する構成としても良い。この構成によれば、第
1及び第2の制御手段内の操作部制御用CPU及び加熱
部制御用CPUにおいて、時間情報を完全に同期させる
ことができるから、その時間情報を利用した加熱動作制
御の精度を高め得るようになる。
び第2の制御手段の一方側に時計機能を備え、その時計
機能に付随した時間情報を他方側へデータ通信手段を通
じて送信する構成としても良い。この構成によれば、第
1及び第2の制御手段内の操作部制御用CPU及び加熱
部制御用CPUにおいて、時間情報を完全に同期させる
ことができるから、その時間情報を利用した加熱動作制
御の精度を高め得るようになる。
【0016】請求項8記載の発明のように、前記加熱部
制御用CPU側から操作部制御用CPU側へ出力される
進行状況情報に、加熱動作に異常が発生したことを示す
異常情報を含めると共に、上記操作部制御用CPU側で
は、上記異常情報を受信したときに、その異常内容を表
示装置に表示する動作を行う構成としても良い。この構
成によれば、加熱動作に異常が発生した状態が表示装置
を通じて報知されることになるから、実際の使用上にお
いて便利になる。
制御用CPU側から操作部制御用CPU側へ出力される
進行状況情報に、加熱動作に異常が発生したことを示す
異常情報を含めると共に、上記操作部制御用CPU側で
は、上記異常情報を受信したときに、その異常内容を表
示装置に表示する動作を行う構成としても良い。この構
成によれば、加熱動作に異常が発生した状態が表示装置
を通じて報知されることになるから、実際の使用上にお
いて便利になる。
【0017】請求項9記載の発明のように、前記操作部
制御用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異
常状態が発生したときには、少なくともその異常状態が
回復するまでの期間は、第1の制御手段が有する表示装
置の表示内容をそのまま保持する構成としても良い。こ
の構成によれば、上記両CPUの一方において異常状態
が発生したときに、表示装置の表示内容が無闇に変動す
ることがなくなるから、使用者に不審感を与える恐れが
なくなる。
制御用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異
常状態が発生したときには、少なくともその異常状態が
回復するまでの期間は、第1の制御手段が有する表示装
置の表示内容をそのまま保持する構成としても良い。こ
の構成によれば、上記両CPUの一方において異常状態
が発生したときに、表示装置の表示内容が無闇に変動す
ることがなくなるから、使用者に不審感を与える恐れが
なくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を誘導加熱調理器に適用した第1実施例について図1
ないし図6を参照しながら説明する。図6には、本実施
例で対象とする誘導加熱調理器1の外観が示されてい
る。この誘導加熱調理器1は、扁平な矩形容器状の調理
器本体2の上面に耐熱ガラス製のトッププレート3を配
置した構造となっており、調理器本体2内には、加熱装
置としての誘導加熱コイルユニット4及び5の他に、こ
れらコイルユニット4及び5を駆動するためのインバー
タ装置を含んで構成された第2の制御手段としての加熱
部制御ユニット(図1に符号6を付して示す)などが収
納されている。
明を誘導加熱調理器に適用した第1実施例について図1
ないし図6を参照しながら説明する。図6には、本実施
例で対象とする誘導加熱調理器1の外観が示されてい
る。この誘導加熱調理器1は、扁平な矩形容器状の調理
器本体2の上面に耐熱ガラス製のトッププレート3を配
置した構造となっており、調理器本体2内には、加熱装
置としての誘導加熱コイルユニット4及び5の他に、こ
れらコイルユニット4及び5を駆動するためのインバー
タ装置を含んで構成された第2の制御手段としての加熱
部制御ユニット(図1に符号6を付して示す)などが収
納されている。
【0019】また、調理器本体2の手前側には横長矩形
状の操作パネル7が設けられており、この操作パネル7
には、調理情報入力用の操作装置8及びその調理情報の
内容や前記誘導加熱コイル4、5の出力レベルなどを表
示するための表示装置9が設けられている。さらに、調
理器本体2内には、上記操作装置8及び表示装置を制御
するための第1の制御手段としての操作部制御ユニット
(図1に符号10を付して示す)が収納されている。
尚、上記調理情報としては、例えば、加熱出力レベルの
設定情報、加熱時間(タイマ時間)の設定情報、加熱動
作の開始及び停止の各指令情報、時間の経過と共に加熱
出力を変化させる加熱パターン情報などが含まれる。
状の操作パネル7が設けられており、この操作パネル7
には、調理情報入力用の操作装置8及びその調理情報の
内容や前記誘導加熱コイル4、5の出力レベルなどを表
示するための表示装置9が設けられている。さらに、調
理器本体2内には、上記操作装置8及び表示装置を制御
するための第1の制御手段としての操作部制御ユニット
(図1に符号10を付して示す)が収納されている。
尚、上記調理情報としては、例えば、加熱出力レベルの
設定情報、加熱時間(タイマ時間)の設定情報、加熱動
作の開始及び停止の各指令情報、時間の経過と共に加熱
出力を変化させる加熱パターン情報などが含まれる。
【0020】図1には、上記誘導加熱調理器1の電気的
構成が機能ブロックの組み合わせによって示されてお
り、以下これについて説明する。即ち、前記操作部制御
ユニット10は、CPU11a(本発明でいう操作部制
御用CPUに相当)、ROM11b、RAM11c及び
図示しないI/O回路などより成るマイコン11を中心
に構成されている。上記CPU11aは、操作装置8か
らの操作信号及びROM11bに記憶された制御プログ
ラム並びにRAM11cとの間でのデータ転送に基づい
て動作するものであり、表示装置9の表示内容の制御を
行う共に、データ通信手段としての通信回路12及びデ
ータ通信線13を介して前記加熱部制御ユニット6側と
データの授受を行う構成となっている。
構成が機能ブロックの組み合わせによって示されてお
り、以下これについて説明する。即ち、前記操作部制御
ユニット10は、CPU11a(本発明でいう操作部制
御用CPUに相当)、ROM11b、RAM11c及び
図示しないI/O回路などより成るマイコン11を中心
に構成されている。上記CPU11aは、操作装置8か
らの操作信号及びROM11bに記憶された制御プログ
ラム並びにRAM11cとの間でのデータ転送に基づい
て動作するものであり、表示装置9の表示内容の制御を
行う共に、データ通信手段としての通信回路12及びデ
ータ通信線13を介して前記加熱部制御ユニット6側と
データの授受を行う構成となっている。
【0021】尚、具体的に図示しないが、上記操作装置
8は、誘導加熱コイルユニット4及び5を個別に駆動及
び駆動停止するために、加熱開始スイッチ及び加熱停止
スイッチを2組備えており、各加熱開始スイッチのオン
時に加熱動作開始指令を出力すると共に、各加熱停止ス
イッチのオン時に加熱動作停止指令を出力する構成とな
っている。また、上記加熱開始スイッチ及び加熱停止ス
イッチがオンされた各状態は、例えばフリップフロップ
によって記憶される構成となっている。さらに操作装置
8は、上記各スイッチの他に、調理情報である加熱出力
を設定するための出力調整スイッチ及び同じく調理情報
である調理時間を設定するためのタイマスイッチなど
を、誘導加熱コイルユニット4及び5にそれぞれ対応さ
せた状態で2組備えた構成となっている。
8は、誘導加熱コイルユニット4及び5を個別に駆動及
び駆動停止するために、加熱開始スイッチ及び加熱停止
スイッチを2組備えており、各加熱開始スイッチのオン
時に加熱動作開始指令を出力すると共に、各加熱停止ス
イッチのオン時に加熱動作停止指令を出力する構成とな
っている。また、上記加熱開始スイッチ及び加熱停止ス
イッチがオンされた各状態は、例えばフリップフロップ
によって記憶される構成となっている。さらに操作装置
8は、上記各スイッチの他に、調理情報である加熱出力
を設定するための出力調整スイッチ及び同じく調理情報
である調理時間を設定するためのタイマスイッチなど
を、誘導加熱コイルユニット4及び5にそれぞれ対応さ
せた状態で2組備えた構成となっている。
【0022】前記加熱部制御ユニット6は、CPU14
a(本発明でいう加熱部制御用CPUに相当)、ROM
14b、RAM14c及び図示しないI/O回路などよ
り成るマイコン14を中心に構成されている。上記CP
U14aは、前記操作部制御ユニット10側から与えら
れる前記調理情報及び予め記憶した制御プログラム並び
にRAM14cとの間でのデータ転送に基づいて動作す
るものであり、前記誘導加熱コイルユニット4、5をそ
れぞれに対応した駆動回路4a、5aを通じて駆動制御
すると共に、データ通信手段としての通信回路15及び
前記データ通信線13を介して操作部制御ユニット10
側とデータの授受を行う構成となっている。尚、上記駆
動回路4a、5aはインバータ装置を含んで構成された
ものである。
a(本発明でいう加熱部制御用CPUに相当)、ROM
14b、RAM14c及び図示しないI/O回路などよ
り成るマイコン14を中心に構成されている。上記CP
U14aは、前記操作部制御ユニット10側から与えら
れる前記調理情報及び予め記憶した制御プログラム並び
にRAM14cとの間でのデータ転送に基づいて動作す
るものであり、前記誘導加熱コイルユニット4、5をそ
れぞれに対応した駆動回路4a、5aを通じて駆動制御
すると共に、データ通信手段としての通信回路15及び
前記データ通信線13を介して操作部制御ユニット10
側とデータの授受を行う構成となっている。尚、上記駆
動回路4a、5aはインバータ装置を含んで構成された
ものである。
【0023】この場合、上記マイコン11及び14に
は、ハードウェアリセット端子RT及びハードウェア割
り込み端子(ノンマスク割り込み端子)ITが設けられ
ている。そして、操作部制御ユニット10側のマイコン
11のリセット端子RT及び割り込み端子ITには、加
熱部制御ユニット6側のマイコン14が出力ポートP
1、P2から出力するリセット信号及び割り込み信号が
それぞれ入力されるようになっており、また、加熱部制
御ユニット6側のマイコン14のリセット端子RT及び
割り込み端子ITには、操作部制御ユニット10側のマ
イコン11が出力ポートP1、P2から出力するリセッ
ト信号及び割り込み信号がそれぞれ入力されるようにな
っている。
は、ハードウェアリセット端子RT及びハードウェア割
り込み端子(ノンマスク割り込み端子)ITが設けられ
ている。そして、操作部制御ユニット10側のマイコン
11のリセット端子RT及び割り込み端子ITには、加
熱部制御ユニット6側のマイコン14が出力ポートP
1、P2から出力するリセット信号及び割り込み信号が
それぞれ入力されるようになっており、また、加熱部制
御ユニット6側のマイコン14のリセット端子RT及び
割り込み端子ITには、操作部制御ユニット10側のマ
イコン11が出力ポートP1、P2から出力するリセッ
ト信号及び割り込み信号がそれぞれ入力されるようにな
っている。
【0024】さらに、加熱部制御ユニット6内には、ト
ッププレート3の温度を検知するように配置された温度
センサ16が設けられており、この温度センサ16によ
る検知温度は図示しないA/D変換回路を介してマイコ
ン14に入力される構成となっている。
ッププレート3の温度を検知するように配置された温度
センサ16が設けられており、この温度センサ16によ
る検知温度は図示しないA/D変換回路を介してマイコ
ン14に入力される構成となっている。
【0025】図2及び図3には、操作部制御ユニット1
0内のCPU11aによる制御内容が示されており、以
下これについて説明する。メインプログラムの内容を示
す図2において、CPU11aは、電源投入後において
所定の初期化ステップA1を実行した後に、例えばRO
M11bに予め記憶されている初期設定調理情報を読み
込んでRAM11cに記憶する(ステップA2)。この
初期設定調理情報は、操作装置8において調理情報(加
熱出力情報、加熱時間情報など)の設定操作が行われる
ことなく加熱開始スイッチがオン操作されたときに、そ
の加熱開始スイッチに対応する誘導加熱コイル4、5を
予め決められた出力で駆動するためのものである。
0内のCPU11aによる制御内容が示されており、以
下これについて説明する。メインプログラムの内容を示
す図2において、CPU11aは、電源投入後において
所定の初期化ステップA1を実行した後に、例えばRO
M11bに予め記憶されている初期設定調理情報を読み
込んでRAM11cに記憶する(ステップA2)。この
初期設定調理情報は、操作装置8において調理情報(加
熱出力情報、加熱時間情報など)の設定操作が行われる
ことなく加熱開始スイッチがオン操作されたときに、そ
の加熱開始スイッチに対応する誘導加熱コイル4、5を
予め決められた出力で駆動するためのものである。
【0026】この後には、操作装置8から加熱開始スイ
ッチのオン操作に応じて出力される加熱動作開始指令が
入力されたか否かを判断し(ステップA3)、入力され
ていない期間には、情報読み込みルーチンA4を実行す
る。このルーチンA4では、操作装置8を通じて設定さ
れる調理情報をRAM11cに記憶すると共に、その調
理情報の内容を表示装置9に表示する制御を行う。
ッチのオン操作に応じて出力される加熱動作開始指令が
入力されたか否かを判断し(ステップA3)、入力され
ていない期間には、情報読み込みルーチンA4を実行す
る。このルーチンA4では、操作装置8を通じて設定さ
れる調理情報をRAM11cに記憶すると共に、その調
理情報の内容を表示装置9に表示する制御を行う。
【0027】加熱動作開始指令が入力されたとき(ステ
ップA3で「YES」)には、調理情報としての開始指
令信号(誘導加熱コイル4、5のうち、入力された加熱
動作開始指令に対応したものに駆動開始を指令する信
号)を、通信回路12及びデータ通信線13を介して加
熱部制御ユニット6側へ送信するステップA3aを実行
した後に、操作装置8から加熱停止スイッチのオン操作
に応じて出力される加熱動作停止指令が入力されたか否
かを判断する(ステップA5)。そして、加熱動作停止
指令が入力された場合には、調理情報としての停止指令
信号(誘導加熱コイル4、5のうち、入力された加熱動
作停止指令に対応したものに駆動停止を指令する信号)
を、通信回路12及びデータ通信線13を介して加熱部
制御ユニット6側へ送信するステップA6、表示装置9
の表示のうち上記加熱動作停止指令に対応した表示内容
を初期化するステップA7を順次実行してステップA3
へ戻る。
ップA3で「YES」)には、調理情報としての開始指
令信号(誘導加熱コイル4、5のうち、入力された加熱
動作開始指令に対応したものに駆動開始を指令する信
号)を、通信回路12及びデータ通信線13を介して加
熱部制御ユニット6側へ送信するステップA3aを実行
した後に、操作装置8から加熱停止スイッチのオン操作
に応じて出力される加熱動作停止指令が入力されたか否
かを判断する(ステップA5)。そして、加熱動作停止
指令が入力された場合には、調理情報としての停止指令
信号(誘導加熱コイル4、5のうち、入力された加熱動
作停止指令に対応したものに駆動停止を指令する信号)
を、通信回路12及びデータ通信線13を介して加熱部
制御ユニット6側へ送信するステップA6、表示装置9
の表示のうち上記加熱動作停止指令に対応した表示内容
を初期化するステップA7を順次実行してステップA3
へ戻る。
【0028】これに対して、加熱動作停止指令が入力さ
れていない期間には、通常制御ルーチンA8を実行す
る。この通常制御ルーチンA8では、 …RAM11cに記憶されている調理情報のうち、入
力された加熱動作開始指令に対応した情報を通信回路1
2及びデータ通信線13を介して加熱部制御ユニット6
側へ送信する動作、 …操作装置8を通じて新たな調理情報が入力された場
合に、その調理情報をRAM11cに更新記憶すると共
に表示装置9の表示内容を変更する動作、などが行われ
る。
れていない期間には、通常制御ルーチンA8を実行す
る。この通常制御ルーチンA8では、 …RAM11cに記憶されている調理情報のうち、入
力された加熱動作開始指令に対応した情報を通信回路1
2及びデータ通信線13を介して加熱部制御ユニット6
側へ送信する動作、 …操作装置8を通じて新たな調理情報が入力された場
合に、その調理情報をRAM11cに更新記憶すると共
に表示装置9の表示内容を変更する動作、などが行われ
る。
【0029】通常制御ルーチンA8の実行後には、加熱
動作開始指令が入力されたか否かを再判断する(ステッ
プA10)。尚、このステップA10は、2個設けられ
た誘導加熱コイル4、5を同時駆動できるようにするた
めに設けられた処理ステップである。そして、上記ステ
ップA10で「YES」と判断したときには、通常制御
ルーチンA8へ移行するが、「NO」と判断したときに
は、通常制御ルーチンA8の開始後に一定時間(例えば
100m秒)が経過したか否かを判断する(ステップA
10)。
動作開始指令が入力されたか否かを再判断する(ステッ
プA10)。尚、このステップA10は、2個設けられ
た誘導加熱コイル4、5を同時駆動できるようにするた
めに設けられた処理ステップである。そして、上記ステ
ップA10で「YES」と判断したときには、通常制御
ルーチンA8へ移行するが、「NO」と判断したときに
は、通常制御ルーチンA8の開始後に一定時間(例えば
100m秒)が経過したか否かを判断する(ステップA
10)。
【0030】このステップA10で「NO」と判断され
る期間には、前記判断ステップA5へ戻るものであり、
従って、通常制御ルーチンA8が反復して実行されるこ
とになる。このように通常制御ルーチンA8が反復して
行われる結果、RAM11cに記憶されている調理情報
を加熱部制御ユニット6側へ送信する動作が極めて短い
周期で行われるようになる。また、CPU11aにおい
て、ノイズに起因した誤動作による不用意なリセットや
プログラム暴走などの異常が発生したときには、上記調
理情報の送信動作が跡切れるものであり、後述するよう
に、加熱部制御ユニット6側では、このように調理情報
の送信動作が跡切れることに基づいてCPU11aでの
異常状態の発生の有無を判定するようになっている。
る期間には、前記判断ステップA5へ戻るものであり、
従って、通常制御ルーチンA8が反復して実行されるこ
とになる。このように通常制御ルーチンA8が反復して
行われる結果、RAM11cに記憶されている調理情報
を加熱部制御ユニット6側へ送信する動作が極めて短い
周期で行われるようになる。また、CPU11aにおい
て、ノイズに起因した誤動作による不用意なリセットや
プログラム暴走などの異常が発生したときには、上記調
理情報の送信動作が跡切れるものであり、後述するよう
に、加熱部制御ユニット6側では、このように調理情報
の送信動作が跡切れることに基づいてCPU11aでの
異常状態の発生の有無を判定するようになっている。
【0031】上記ステップA10で「YES」と判断し
たときには、加熱部制御ユニット6側から後述のように
送信されるデータ(調理進行状況を示す進行状況情報)
を受信したか否かを判断する(ステップA11)。受信
データがある場合には、計数値ΔNを初期化するステッ
プA12、表示制御ルーチンA13を順次実行した後に
前記ステップA5へ戻る。
たときには、加熱部制御ユニット6側から後述のように
送信されるデータ(調理進行状況を示す進行状況情報)
を受信したか否かを判断する(ステップA11)。受信
データがある場合には、計数値ΔNを初期化するステッ
プA12、表示制御ルーチンA13を順次実行した後に
前記ステップA5へ戻る。
【0032】上記表示制御ルーチンA13では、例え
ば、受信データ中に加熱部制御ユニット6側の異常状態
(駆動回路4a、5aがダウンした状態、トッププレー
ト3上の鍋が除去された状態など)を示す異常情報が含
まれていた場合に、表示装置9にその異常内容を表示
し、また、受信データ中にトッププレート3の温度を示
す温度情報が含まれていた場合に、その温度を表示装置
9に表示し、さらに、受信データ中に通算加熱時間或い
は残り加熱時間を示す時間情報が含まれていた場合に、
その時間を表示装置9に表示するなどの制御を実行す
る。
ば、受信データ中に加熱部制御ユニット6側の異常状態
(駆動回路4a、5aがダウンした状態、トッププレー
ト3上の鍋が除去された状態など)を示す異常情報が含
まれていた場合に、表示装置9にその異常内容を表示
し、また、受信データ中にトッププレート3の温度を示
す温度情報が含まれていた場合に、その温度を表示装置
9に表示し、さらに、受信データ中に通算加熱時間或い
は残り加熱時間を示す時間情報が含まれていた場合に、
その時間を表示装置9に表示するなどの制御を実行す
る。
【0033】一方、前記ステップA11で「NO」と判
断した場合には、計数値ΔN(初期値は「0」)を
「1」だけインクリメントするステップA14、その計
数値ΔNが「10」になったか否かを判断するステップ
A15を順次実行する。そして、このステップA15で
「NO」と判断される期間は、前記ステップA5以降の
制御を反復して実行するが、当該ステップA15で「Y
ES」と判断したときには、割り込み信号を加熱部制御
ユニット6側へ送信するステップA16を実行する。
尚、上記ステップA15で「YES」と判断される状態
は、後述の説明から明らかとなるように、加熱部制御ユ
ニット6内のCPU14aにおいてプログラム暴走など
の異常が発生した状態に相当するものである。
断した場合には、計数値ΔN(初期値は「0」)を
「1」だけインクリメントするステップA14、その計
数値ΔNが「10」になったか否かを判断するステップ
A15を順次実行する。そして、このステップA15で
「NO」と判断される期間は、前記ステップA5以降の
制御を反復して実行するが、当該ステップA15で「Y
ES」と判断したときには、割り込み信号を加熱部制御
ユニット6側へ送信するステップA16を実行する。
尚、上記ステップA15で「YES」と判断される状態
は、後述の説明から明らかとなるように、加熱部制御ユ
ニット6内のCPU14aにおいてプログラム暴走など
の異常が発生した状態に相当するものである。
【0034】割り込み信号の送信ステップA16を実行
した後には、加熱部制御ユニット6側から後述のように
送信されてくるデータ(RAM14cに記憶されていた
進行状況情報)の受信を開始するまで、若しくは予め設
定された上限時間が経過するまで待機する(ステップA
17、A18)。
した後には、加熱部制御ユニット6側から後述のように
送信されてくるデータ(RAM14cに記憶されていた
進行状況情報)の受信を開始するまで、若しくは予め設
定された上限時間が経過するまで待機する(ステップA
17、A18)。
【0035】この場合、加熱部制御ユニット6側からの
送信データを受信することなく上限時間が経過したとき
(ステップA18で「YES」)には、データの受信が
正常に行われなかったもの判断するものであり、このと
きには、リセット信号を加熱部制御ユニット6側へ送信
するステップA19を実行した後に、初期化ステップA
1へ戻る。これにより、CPU11aを含むマイコン1
1は初期状態に戻ることになる。また、加熱部制御ユニ
ット6側のマイコン14も、上記リセット信号を受けて
強制的に初期化されることになる。
送信データを受信することなく上限時間が経過したとき
(ステップA18で「YES」)には、データの受信が
正常に行われなかったもの判断するものであり、このと
きには、リセット信号を加熱部制御ユニット6側へ送信
するステップA19を実行した後に、初期化ステップA
1へ戻る。これにより、CPU11aを含むマイコン1
1は初期状態に戻ることになる。また、加熱部制御ユニ
ット6側のマイコン14も、上記リセット信号を受けて
強制的に初期化されることになる。
【0036】これに対して、上記上限時間が経過する前
に加熱部制御ユニット6側からの送信データの受信を開
始したとき(ステップA17で「YES」)には、その
受信データをRAM11cに記憶するステップA20を
実行し、この後に、受信データの記憶が完了するまで待
機する(ステップA21)。
に加熱部制御ユニット6側からの送信データの受信を開
始したとき(ステップA17で「YES」)には、その
受信データをRAM11cに記憶するステップA20を
実行し、この後に、受信データの記憶が完了するまで待
機する(ステップA21)。
【0037】この場合、受信データの記憶が完了したと
きには、リセット信号を加熱部制御ユニット6側へ送信
するステップA22を実行した後に、所定の遅延時間だ
け待機し(ステップA23)、この待機時間経過後に
は、上記ステップA20で記憶したデータ、つまり加熱
部制御ユニット6から受信したデータを当該加熱部制御
ユニット6側へ送信するステップA24を実行した後に
ステップA5へ戻る。
きには、リセット信号を加熱部制御ユニット6側へ送信
するステップA22を実行した後に、所定の遅延時間だ
け待機し(ステップA23)、この待機時間経過後に
は、上記ステップA20で記憶したデータ、つまり加熱
部制御ユニット6から受信したデータを当該加熱部制御
ユニット6側へ送信するステップA24を実行した後に
ステップA5へ戻る。
【0038】一方、図3には、割り込み端子ITに割り
込み信号が与えられたときにCPU11aにおいて実行
される割り込み処理ルーチンの内容が示されている。こ
の図3に示すように、割り込み処理ルーチンでは、RA
M11cに記憶されている調理情報を通信回路12及び
データ通信線13を介して加熱部制御ユニット6側へ送
信するステップを実行した後にリターンする。
込み信号が与えられたときにCPU11aにおいて実行
される割り込み処理ルーチンの内容が示されている。こ
の図3に示すように、割り込み処理ルーチンでは、RA
M11cに記憶されている調理情報を通信回路12及び
データ通信線13を介して加熱部制御ユニット6側へ送
信するステップを実行した後にリターンする。
【0039】図4及び図5には、操作部制御ユニット1
0内のCPU14aによる制御内容が示されており、以
下これについて説明する。メインプログラムの内容を示
す図4において、CPU14aは、電源投入後において
所定の初期化ステップB1を実行した後に、操作部制御
ユニット10側からの送信データ、つまり、開始指令信
号、停止指令信号、加熱出力情報、加熱時間情報などを
含む調理情報が入力されるまで待機し(ステップB
2)、調理情報が入力されたときには、その入力調理情
報をRAM14cに加熱制御用データとして記憶する
(ステップB3)。
0内のCPU14aによる制御内容が示されており、以
下これについて説明する。メインプログラムの内容を示
す図4において、CPU14aは、電源投入後において
所定の初期化ステップB1を実行した後に、操作部制御
ユニット10側からの送信データ、つまり、開始指令信
号、停止指令信号、加熱出力情報、加熱時間情報などを
含む調理情報が入力されるまで待機し(ステップB
2)、調理情報が入力されたときには、その入力調理情
報をRAM14cに加熱制御用データとして記憶する
(ステップB3)。
【0040】この後には、上記のように記憶した加熱制
御用データ中に開始指令信号が含まれているか否かを判
断し(ステップB4)、開始指令信号がない場合にはス
テップB2へ戻る。また、開始指令信号が含まれている
ときには、記憶した調理情報中に停止指令信号が含まれ
ているか否かを判断するステップB5を実行する。そし
て、停止指令信号が含まれている場合には、停止制御ル
ーチンB6を実行した後にステップB2へ戻る。この場
合、上記停止制御ルーチンB6では、誘導加熱コイル
4、5のうち上記停止指令信号に対応したものを駆動停
止させる動作などを行うものである。
御用データ中に開始指令信号が含まれているか否かを判
断し(ステップB4)、開始指令信号がない場合にはス
テップB2へ戻る。また、開始指令信号が含まれている
ときには、記憶した調理情報中に停止指令信号が含まれ
ているか否かを判断するステップB5を実行する。そし
て、停止指令信号が含まれている場合には、停止制御ル
ーチンB6を実行した後にステップB2へ戻る。この場
合、上記停止制御ルーチンB6では、誘導加熱コイル
4、5のうち上記停止指令信号に対応したものを駆動停
止させる動作などを行うものである。
【0041】これに対して、RAM14cに記憶した調
理情報中に停止指令信号が含まれていない場合には、加
熱制御ルーチンB7を実行する。この加熱制御ルーチン
B7では、 …誘導加熱コイル4、5のうち上記開始指令信号に対
応したもの(両方の場合もある)を、上記調理情報中の
加熱出力情報に応じた出力で駆動開始させる動作、 …その駆動状態を調理情報中の加熱時間情報に基づい
て終了させる動作、 …上記誘導加熱コイル4、5による通算加熱時間(或
いは、この通算加熱時間及び加熱時間情報に基づいて計
算した残り加熱時間)を示す時間情報を進行状況情報と
してRAM14cに記憶させる動作、 …温度センサ16が検知した温度情報を進行状況情報
としてRAM14cに記憶させる動作、 …駆動回路4a、5aがダウンした状態、トッププレ
ート3上の鍋が除去された状態などが発生したときに、
その旨を示す異常情報を進行状況情報としてRAM14
cに記憶させる動作、 …RAM14cに記憶されている進行状況情報のう
ち、少なくとも時間情報、温度情報、異常情報を通信回
路15及びデータ通信線13を介して操作部制御ユニッ
ト10側へ送信する動作、 などが行われる。
理情報中に停止指令信号が含まれていない場合には、加
熱制御ルーチンB7を実行する。この加熱制御ルーチン
B7では、 …誘導加熱コイル4、5のうち上記開始指令信号に対
応したもの(両方の場合もある)を、上記調理情報中の
加熱出力情報に応じた出力で駆動開始させる動作、 …その駆動状態を調理情報中の加熱時間情報に基づい
て終了させる動作、 …上記誘導加熱コイル4、5による通算加熱時間(或
いは、この通算加熱時間及び加熱時間情報に基づいて計
算した残り加熱時間)を示す時間情報を進行状況情報と
してRAM14cに記憶させる動作、 …温度センサ16が検知した温度情報を進行状況情報
としてRAM14cに記憶させる動作、 …駆動回路4a、5aがダウンした状態、トッププレ
ート3上の鍋が除去された状態などが発生したときに、
その旨を示す異常情報を進行状況情報としてRAM14
cに記憶させる動作、 …RAM14cに記憶されている進行状況情報のう
ち、少なくとも時間情報、温度情報、異常情報を通信回
路15及びデータ通信線13を介して操作部制御ユニッ
ト10側へ送信する動作、 などが行われる。
【0042】加熱制御ルーチンB7の実行後には、その
加熱制御ルーチンB7の開始後に一定時間(例えば10
0m秒)が経過したか否かを判断する(ステップB
8)。このステップB8で「NO」と判断される期間に
は、前記判断ステップB5へ戻るものであり、従って、
加熱制御ルーチンB7が反復して実行されることにな
る。このように加熱制御ルーチンB7が反復して行われ
る結果、RAM14cに記憶されている進行状況情報を
操作部制御ユニット10側へ送信する動作が極めて短い
周期で行われるようになる。また、CPU14aにおい
て、ノイズに起因した誤動作による不用意なリセットや
プログラム暴走などの異常が発生したときには上記進行
状況情報の送信動作が跡切れるものであり、前述したよ
うに、操作部制御ユニット10側では、このように信号
状況情報の送信動作が跡切れることに基づいてCPU1
4aでの異常状態の発生の有無を判定するようになって
いる。
加熱制御ルーチンB7の開始後に一定時間(例えば10
0m秒)が経過したか否かを判断する(ステップB
8)。このステップB8で「NO」と判断される期間に
は、前記判断ステップB5へ戻るものであり、従って、
加熱制御ルーチンB7が反復して実行されることにな
る。このように加熱制御ルーチンB7が反復して行われ
る結果、RAM14cに記憶されている進行状況情報を
操作部制御ユニット10側へ送信する動作が極めて短い
周期で行われるようになる。また、CPU14aにおい
て、ノイズに起因した誤動作による不用意なリセットや
プログラム暴走などの異常が発生したときには上記進行
状況情報の送信動作が跡切れるものであり、前述したよ
うに、操作部制御ユニット10側では、このように信号
状況情報の送信動作が跡切れることに基づいてCPU1
4aでの異常状態の発生の有無を判定するようになって
いる。
【0043】上記ステップB8で「YES」と判断した
ときには、操作部制御ユニット10側から前述のように
送信されるデータ(調理情報)を受信したか否かを判断
する(ステップB9)。受信データがある場合には、R
AM14cの記憶データのうち上記受信データに対応し
たものを変更するステップB10、計数値Δnを初期化
するステップB11を順次実行した後に前記ステップB
4へ戻る。
ときには、操作部制御ユニット10側から前述のように
送信されるデータ(調理情報)を受信したか否かを判断
する(ステップB9)。受信データがある場合には、R
AM14cの記憶データのうち上記受信データに対応し
たものを変更するステップB10、計数値Δnを初期化
するステップB11を順次実行した後に前記ステップB
4へ戻る。
【0044】一方、前記ステップB9で「NO」と判断
した場合には、計数値Δn(初期値は「0」)を「1」
だけインクリメントするステップB12、その計数値Δ
nが「10」になったか否かを判断するステップB13
を順次実行する。そして、このステップB13で「N
O」と判断される期間は、前記ステップB5以降の制御
を反復して実行するが、当該ステップB13で「YE
S」と判断したときには、割り込み信号を操作部制御ユ
ニット10側へ送信するステップB14を実行する。
尚、上記ステップB13で「YES」と判断される状態
は、操作部制御ユニット10内のCPU11aにおいて
プログラム暴走などの異常が発生した状態に相当するも
のである。
した場合には、計数値Δn(初期値は「0」)を「1」
だけインクリメントするステップB12、その計数値Δ
nが「10」になったか否かを判断するステップB13
を順次実行する。そして、このステップB13で「N
O」と判断される期間は、前記ステップB5以降の制御
を反復して実行するが、当該ステップB13で「YE
S」と判断したときには、割り込み信号を操作部制御ユ
ニット10側へ送信するステップB14を実行する。
尚、上記ステップB13で「YES」と判断される状態
は、操作部制御ユニット10内のCPU11aにおいて
プログラム暴走などの異常が発生した状態に相当するも
のである。
【0045】割り込み信号の送信ステップB14を実行
した後には、操作部制御ユニット10側から前述のよう
に送信されてくるデータ(RAM11cに記憶されてい
た調理情報)の受信を開始するまで、若しくは予め設定
された上限時間が経過するまで待機する(ステップB1
5、B16)。
した後には、操作部制御ユニット10側から前述のよう
に送信されてくるデータ(RAM11cに記憶されてい
た調理情報)の受信を開始するまで、若しくは予め設定
された上限時間が経過するまで待機する(ステップB1
5、B16)。
【0046】この場合、操作部制御ユニット10側から
の送信データを受信することなく上限時間が経過したと
き(ステップB16で「YES」)には、データの受信
が正常に行われなかったもの判断するものであり、この
ときには、リセット信号を操作部制御ユニット10側へ
送信するステップB17を実行した後に、初期化ステッ
プB1へ戻る。これにより、CPU14aを含むマイコ
ン14は初期状態に戻ることになる。また、操作部制御
ユニット10側のマイコン11も、上記リセット信号を
受けて強制的に初期化されることになる。
の送信データを受信することなく上限時間が経過したと
き(ステップB16で「YES」)には、データの受信
が正常に行われなかったもの判断するものであり、この
ときには、リセット信号を操作部制御ユニット10側へ
送信するステップB17を実行した後に、初期化ステッ
プB1へ戻る。これにより、CPU14aを含むマイコ
ン14は初期状態に戻ることになる。また、操作部制御
ユニット10側のマイコン11も、上記リセット信号を
受けて強制的に初期化されることになる。
【0047】これに対して、上記上限時間が経過する前
に操作部制御ユニット10側からの送信データの受信を
開始したとき(ステップB15で「YES」)には、そ
の受信データをRAM14cに記憶するステップB18
を実行し、この後に、受信データの記憶が完了するまで
待機する(ステップB19)。
に操作部制御ユニット10側からの送信データの受信を
開始したとき(ステップB15で「YES」)には、そ
の受信データをRAM14cに記憶するステップB18
を実行し、この後に、受信データの記憶が完了するまで
待機する(ステップB19)。
【0048】この場合、受信データの記憶が完了したと
きには、リセット信号を操作部制御ユニット10側へ送
信するステップB20を実行した後に、所定の遅延時間
だけ待機し(ステップB21)、この待機時間経過後に
は、上記ステップB18で記憶したデータ、つまり操作
部制御ユニット10から受信したデータを当該操作部制
御ユニット10側へ送信するステップB22を実行した
後にステップB5へ戻る。
きには、リセット信号を操作部制御ユニット10側へ送
信するステップB20を実行した後に、所定の遅延時間
だけ待機し(ステップB21)、この待機時間経過後に
は、上記ステップB18で記憶したデータ、つまり操作
部制御ユニット10から受信したデータを当該操作部制
御ユニット10側へ送信するステップB22を実行した
後にステップB5へ戻る。
【0049】一方、図5には、割り込み端子ITに割り
込み信号が与えられたときにCPU14aにおいて実行
される割り込み処理ルーチンの内容が示されている。こ
の図5に示すように、割り込み処理ルーチンでは、RA
M14cに記憶されている進行状況情報を通信回路15
及びデータ通信線13を介して操作部制御ユニット10
側へ送信するステップを実行した後にリターンする。
込み信号が与えられたときにCPU14aにおいて実行
される割り込み処理ルーチンの内容が示されている。こ
の図5に示すように、割り込み処理ルーチンでは、RA
M14cに記憶されている進行状況情報を通信回路15
及びデータ通信線13を介して操作部制御ユニット10
側へ送信するステップを実行した後にリターンする。
【0050】上記した本実施例の構成によれば、例えば
加熱部制御ユニット6内のCPU14aにおいて異常状
態が発生して正常な動作が不可能な状態となったときに
は、正常に機能している操作部制御ユニット10側のC
PU11aが、上記CPU14aに強制割り込みをかけ
た状態で当該CPU14aに対応したRAM14cに記
憶されている進行状況情報をデータ通信線13を介して
読み込んでRAM11cに記憶し、その記憶後には、C
PU14aを含むマイコン14を初期化して異常状態を
解消すると共に、記憶した進行状況情報をデータ通信線
13を介してCPU14a側へ戻す制御を行うようにな
る。この場合、CPU14aは、上記のように戻された
進行状況情報をRAM14cに記憶し直し、その進行状
況情報に基づいた加熱制御動作を直ちに再開することに
なる。
加熱部制御ユニット6内のCPU14aにおいて異常状
態が発生して正常な動作が不可能な状態となったときに
は、正常に機能している操作部制御ユニット10側のC
PU11aが、上記CPU14aに強制割り込みをかけ
た状態で当該CPU14aに対応したRAM14cに記
憶されている進行状況情報をデータ通信線13を介して
読み込んでRAM11cに記憶し、その記憶後には、C
PU14aを含むマイコン14を初期化して異常状態を
解消すると共に、記憶した進行状況情報をデータ通信線
13を介してCPU14a側へ戻す制御を行うようにな
る。この場合、CPU14aは、上記のように戻された
進行状況情報をRAM14cに記憶し直し、その進行状
況情報に基づいた加熱制御動作を直ちに再開することに
なる。
【0051】操作部制御ユニット10内のCPU11a
において異常状態が発生して正常な動作が不可能な状態
となったときには、正常に機能している加熱部制御ユニ
ット6側のCPU14aが、上記CPU11aに強制割
り込みをかけた状態で当該CPU11aに対応したRA
M11cに記憶されている調理情報をデータ通信線13
を介して読み込んでRAM14cに記憶し、その記憶後
には、CPU11aを含むマイコン11を初期化して異
常状態を解消すると共に、記憶した調理情報をデータ通
信線13を介してCPU11a側へ戻す制御を行うよう
になる。この場合、CPU11aは、上記のように戻さ
れた調理情報をRAM11cに記憶し直し、その調理情
報に基づいた表示制御などを直ちに再開することにな
る。
において異常状態が発生して正常な動作が不可能な状態
となったときには、正常に機能している加熱部制御ユニ
ット6側のCPU14aが、上記CPU11aに強制割
り込みをかけた状態で当該CPU11aに対応したRA
M11cに記憶されている調理情報をデータ通信線13
を介して読み込んでRAM14cに記憶し、その記憶後
には、CPU11aを含むマイコン11を初期化して異
常状態を解消すると共に、記憶した調理情報をデータ通
信線13を介してCPU11a側へ戻す制御を行うよう
になる。この場合、CPU11aは、上記のように戻さ
れた調理情報をRAM11cに記憶し直し、その調理情
報に基づいた表示制御などを直ちに再開することにな
る。
【0052】つまり、CPU11a及び14aの一方で
誤動作やプログラム暴走などの異常状態が発生して正常
な動作が不可能な状態になった場合であっても、従来の
ように加熱調理動作を中止する必要がなくなるものであ
り、この結果、加熱調理動作を実行するに当たっての信
頼性が向上するようになる。しかも、本実施例の構成に
よれば、異常状態が発生したCPU11a或いは14a
側の記憶情報(調理情報或いは進行状況情報)を、その
初期化後において確実に復元できるから、加熱調理動作
を実行するに当たっての信頼性がさらに向上するように
なる。
誤動作やプログラム暴走などの異常状態が発生して正常
な動作が不可能な状態になった場合であっても、従来の
ように加熱調理動作を中止する必要がなくなるものであ
り、この結果、加熱調理動作を実行するに当たっての信
頼性が向上するようになる。しかも、本実施例の構成に
よれば、異常状態が発生したCPU11a或いは14a
側の記憶情報(調理情報或いは進行状況情報)を、その
初期化後において確実に復元できるから、加熱調理動作
を実行するに当たっての信頼性がさらに向上するように
なる。
【0053】また、加熱部制御ユニット6側のCPU1
4aから操作部制御ユニット10側へ送信される進行状
況情報中には、加熱動作の異常(駆動回路4a、5aが
ダウンした状態、トッププレート3上の鍋が除去された
状態など)が発生したことを示す異常情報を含めた構成
とし、上記操作部制御ユニット10側のCPU11a
は、上記異常情報を受信したときに、その異常内容を表
示装置9に表示する動作を行う構成となっているから、
加熱動作に異常が発生した状態が表示装置9を通じて報
知されることになり、結果的に、実際の使用上において
便利になる。尚、この場合、音声よる報知手段を併用す
る構成としても良い。
4aから操作部制御ユニット10側へ送信される進行状
況情報中には、加熱動作の異常(駆動回路4a、5aが
ダウンした状態、トッププレート3上の鍋が除去された
状態など)が発生したことを示す異常情報を含めた構成
とし、上記操作部制御ユニット10側のCPU11a
は、上記異常情報を受信したときに、その異常内容を表
示装置9に表示する動作を行う構成となっているから、
加熱動作に異常が発生した状態が表示装置9を通じて報
知されることになり、結果的に、実際の使用上において
便利になる。尚、この場合、音声よる報知手段を併用す
る構成としても良い。
【0054】さらに、CPU11aは、CPU14aに
おいて異常状態が発生するのに応じて当該CPU14a
に強制割り込みをかけた後に、そのCPU14a側から
送信されるはずの進行状況情報の読み込み動作が正常に
行われなかった場合には、そのCPU14aにリセット
信号を与えて無条件で初期化する構成とされ、CPU1
4aは、CPU11aにおいて異常状態が発生するのに
応じて当該CPU11aに強制割り込みをかけた後に、
そのCPU11a側から送信されるはずの調理情報の読
み込み動作が正常に行われなかった場合には、そのCP
U11aにリセット信号を与えて無条件で初期化する構
成とされているから、CPU11a及び14aの一方で
記憶情報(調理情報或いは進行状況情報)を復元不能な
異常状態が発生した場合において、その異常状態が無闇
に長く継続される事態を未然に防止できるようになる。
おいて異常状態が発生するのに応じて当該CPU14a
に強制割り込みをかけた後に、そのCPU14a側から
送信されるはずの進行状況情報の読み込み動作が正常に
行われなかった場合には、そのCPU14aにリセット
信号を与えて無条件で初期化する構成とされ、CPU1
4aは、CPU11aにおいて異常状態が発生するのに
応じて当該CPU11aに強制割り込みをかけた後に、
そのCPU11a側から送信されるはずの調理情報の読
み込み動作が正常に行われなかった場合には、そのCP
U11aにリセット信号を与えて無条件で初期化する構
成とされているから、CPU11a及び14aの一方で
記憶情報(調理情報或いは進行状況情報)を復元不能な
異常状態が発生した場合において、その異常状態が無闇
に長く継続される事態を未然に防止できるようになる。
【0055】また、CPU11a及び14aは、他方の
CPUから送信される記憶情報が途絶したか否かの判定
動作を所定周期(100m秒)で行うと共に、その判定
動作時には、当該送信情報が途絶した状態が設定回数
(10回)以上発生したときに異常状態の発生と判断す
る構成となっているから、CPU11a或いは14aか
ら送信される記憶情報がノイズなどにより一時的に途絶
した場合に、これを当該CPUでの異常発生と誤判断す
ることがなくなり、この結果、各CPU11a及び14
aの動作が不安定になる恐れがなくなる。
CPUから送信される記憶情報が途絶したか否かの判定
動作を所定周期(100m秒)で行うと共に、その判定
動作時には、当該送信情報が途絶した状態が設定回数
(10回)以上発生したときに異常状態の発生と判断す
る構成となっているから、CPU11a或いは14aか
ら送信される記憶情報がノイズなどにより一時的に途絶
した場合に、これを当該CPUでの異常発生と誤判断す
ることがなくなり、この結果、各CPU11a及び14
aの動作が不安定になる恐れがなくなる。
【0056】尚、上記第1実施例では、異常発生したC
PU側の記憶情報(調理情報或いは進行状況情報)を正
常なCPU側に一旦取り込んだ後に、その取り込み情報
を、異常発生したCPUを初期化した後に当該CPU側
へ戻す構成としたが、異常発生したCPU側で、その初
期化動作後においても、対応するRAMの記憶情報を保
持することが可能な構成となっていた場合には、当該記
憶情報を保持させた状態でCPUを初期化する動作を行
うようにしても良いものである。
PU側の記憶情報(調理情報或いは進行状況情報)を正
常なCPU側に一旦取り込んだ後に、その取り込み情報
を、異常発生したCPUを初期化した後に当該CPU側
へ戻す構成としたが、異常発生したCPU側で、その初
期化動作後においても、対応するRAMの記憶情報を保
持することが可能な構成となっていた場合には、当該記
憶情報を保持させた状態でCPUを初期化する動作を行
うようにしても良いものである。
【0057】(第2の実施の形態)図7及び図8には本
発明の第2実施例が示されており、以下これについて前
記第1実施例と異なる部分のみ説明する。図7は操作部
制御ユニット10内のCPU11aによる制御内容のう
ち、前記図2に対応した部分を示し、また、図8は加熱
部制御ユニット6内のCPU14aによる制御内容のう
ち、前記図4に対応した部分を示すものであり、同一の
ステップ及びルーチンについては同一の符号を付すこと
により内容の説明を省略する。
発明の第2実施例が示されており、以下これについて前
記第1実施例と異なる部分のみ説明する。図7は操作部
制御ユニット10内のCPU11aによる制御内容のう
ち、前記図2に対応した部分を示し、また、図8は加熱
部制御ユニット6内のCPU14aによる制御内容のう
ち、前記図4に対応した部分を示すものであり、同一の
ステップ及びルーチンについては同一の符号を付すこと
により内容の説明を省略する。
【0058】図7において、通常制御ルーチンA8′で
は、 …RAM11cに記憶されている最新の調理情報の全
てを、通信回路12及びデータ通信線13を介して加熱
部制御ユニット6側へ送信する動作、 …操作装置8を通じて新たな調理情報が入力された場
合に、その調理情報をRAM11cに更新記憶すると共
に表示装置9の表示内容を変更する動作、 …加熱部制御ユニット6側から進行状況情報が送信さ
れてきた場合に、それをRAM11cに更新記憶する動
作、 などが行われる。
は、 …RAM11cに記憶されている最新の調理情報の全
てを、通信回路12及びデータ通信線13を介して加熱
部制御ユニット6側へ送信する動作、 …操作装置8を通じて新たな調理情報が入力された場
合に、その調理情報をRAM11cに更新記憶すると共
に表示装置9の表示内容を変更する動作、 …加熱部制御ユニット6側から進行状況情報が送信さ
れてきた場合に、それをRAM11cに更新記憶する動
作、 などが行われる。
【0059】また、ステップA15で「YES」と判断
したとき、つまり、加熱部制御ユニット6内のCPU1
4aにおいてプログラム暴走などの異常が発生したと判
断したときには、リセット信号を加熱部制御ユニット6
側へ送信するステップA25を実行した後に、所定の遅
延時間だけ待機し(ステップA26)、この待機時間経
過後に、通常制御ルーチンA8′においてRAM11c
に記憶した進行状況情報を加熱部制御ユニット6側へ送
信するステップA27を実行し、しかる後にステップA
5へ戻る。
したとき、つまり、加熱部制御ユニット6内のCPU1
4aにおいてプログラム暴走などの異常が発生したと判
断したときには、リセット信号を加熱部制御ユニット6
側へ送信するステップA25を実行した後に、所定の遅
延時間だけ待機し(ステップA26)、この待機時間経
過後に、通常制御ルーチンA8′においてRAM11c
に記憶した進行状況情報を加熱部制御ユニット6側へ送
信するステップA27を実行し、しかる後にステップA
5へ戻る。
【0060】図8において、加熱制御ルーチンB7′で
は、 …RAM14cに記憶されている最新の進行状況情報
の全てを、通信回路15及びデータ通信線13を介して
操作部制御ユニット10側へ送信する動作、 …誘導加熱コイル4、5のうち開始指令信号に対応し
たもの(両方の場合もある)を、RAM14cに記憶さ
れた調理情報中の加熱出力情報に応じた出力で駆動開始
させる動作、 …その駆動状態を調理情報中の加熱時間情報に基づい
て終了させる動作、 …上記誘導加熱コイル4、5による通算加熱時間(或
いは、この通算加熱時間及び加熱時間情報に基づいて計
算した残り加熱時間)を示す時間情報を進行状況情報と
してRAM14cに記憶させる動作、 …温度センサ16が検知した温度情報を進行状況情報
としてRAM14cに記憶させる動作、 …駆動回路4a、5aがダウンした状態、トッププレ
ート3上の鍋が除去された状態などが発生したときに、
その旨を示す異常情報を進行状況情報としてRAM14
cに記憶させる動作、 …操作部制御ユニット10側から調理情報が送信され
てきた場合に、それをRAM14cに更新記憶する動
作、などが行われる。
は、 …RAM14cに記憶されている最新の進行状況情報
の全てを、通信回路15及びデータ通信線13を介して
操作部制御ユニット10側へ送信する動作、 …誘導加熱コイル4、5のうち開始指令信号に対応し
たもの(両方の場合もある)を、RAM14cに記憶さ
れた調理情報中の加熱出力情報に応じた出力で駆動開始
させる動作、 …その駆動状態を調理情報中の加熱時間情報に基づい
て終了させる動作、 …上記誘導加熱コイル4、5による通算加熱時間(或
いは、この通算加熱時間及び加熱時間情報に基づいて計
算した残り加熱時間)を示す時間情報を進行状況情報と
してRAM14cに記憶させる動作、 …温度センサ16が検知した温度情報を進行状況情報
としてRAM14cに記憶させる動作、 …駆動回路4a、5aがダウンした状態、トッププレ
ート3上の鍋が除去された状態などが発生したときに、
その旨を示す異常情報を進行状況情報としてRAM14
cに記憶させる動作、 …操作部制御ユニット10側から調理情報が送信され
てきた場合に、それをRAM14cに更新記憶する動
作、などが行われる。
【0061】また、ステップB13で「YES」と判断
したとき、つまり、操作部制御ユニット10内のCPU
11aにおいてプログラム暴走などの異常が発生したと
判断したときには、リセット信号を操作部制御ユニット
10側へ送信するステップB23を実行した後に、所定
の遅延時間だけ待機し(ステップB24)、この待機時
間経過後に、加熱制御ルーチンB7′においてRAM1
4cに記憶した調理情報を操作部制御ユニット10側へ
送信するステップB25を実行し、しかる後にステップ
A5へ戻る。
したとき、つまり、操作部制御ユニット10内のCPU
11aにおいてプログラム暴走などの異常が発生したと
判断したときには、リセット信号を操作部制御ユニット
10側へ送信するステップB23を実行した後に、所定
の遅延時間だけ待機し(ステップB24)、この待機時
間経過後に、加熱制御ルーチンB7′においてRAM1
4cに記憶した調理情報を操作部制御ユニット10側へ
送信するステップB25を実行し、しかる後にステップ
A5へ戻る。
【0062】このような構成によれば、加熱部制御ユニ
ット6及び操作部制御ユニット10でデータ通信手段1
2及び15を通じて最新の調理情報及び進行状況情報が
送受信されるのに伴い、両制御ユニット6及び10が有
するRAM11c及び14cに同じ内容の調理情報及び
進行状況情報が記憶保持されることになる。
ット6及び操作部制御ユニット10でデータ通信手段1
2及び15を通じて最新の調理情報及び進行状況情報が
送受信されるのに伴い、両制御ユニット6及び10が有
するRAM11c及び14cに同じ内容の調理情報及び
進行状況情報が記憶保持されることになる。
【0063】そして、CPU14aにおいて異常状態が
発生したときには、正常に機能しているCPU11a
が、そのCPU14aを初期化する動作を行うと共に、
上記のように記憶保持している進行状況情報をデータ通
信線13を介してCPU14a側へ戻す制御を行うよう
になる。この場合、CPU14aは、上記のように戻さ
れた進行状況情報をRAM14cに記憶し直し、その進
行状況情報に基づいた加熱制御動作を直ちに再開するこ
とになる。また、CPU11aにおいて異常状態が発生
したときには、正常に機能しているCPU14aが、そ
のCPU11aを初期化する動作を行うと共に、上記の
ように記憶保持している調理情報をデータ通信線13を
介してCPU11a側へ戻す制御を行うようになる。こ
の場合、CPU11aは、上記のように戻された調理情
報をRAM11cに記憶し直し、その調理情報に基づい
た表示制御などを直ちに再開することになる。
発生したときには、正常に機能しているCPU11a
が、そのCPU14aを初期化する動作を行うと共に、
上記のように記憶保持している進行状況情報をデータ通
信線13を介してCPU14a側へ戻す制御を行うよう
になる。この場合、CPU14aは、上記のように戻さ
れた進行状況情報をRAM14cに記憶し直し、その進
行状況情報に基づいた加熱制御動作を直ちに再開するこ
とになる。また、CPU11aにおいて異常状態が発生
したときには、正常に機能しているCPU14aが、そ
のCPU11aを初期化する動作を行うと共に、上記の
ように記憶保持している調理情報をデータ通信線13を
介してCPU11a側へ戻す制御を行うようになる。こ
の場合、CPU11aは、上記のように戻された調理情
報をRAM11cに記憶し直し、その調理情報に基づい
た表示制御などを直ちに再開することになる。
【0064】このため、CPU11a及び14aの一方
で誤動作やプログラム暴走などの異常状態が発生して正
常な動作が不可能な状態になった場合であっても、従来
のように加熱調理動作を中止する必要がなくなるもので
あり、この結果、加熱調理動作を実行するに当たっての
信頼性が向上するようになる。しかも、上述のように、
両制御ユニット6及び10が有するRAM14c及び1
1cに同じ内容の調理情報及び進行状況情報が記憶保持
される構成となっているから、CPU11a及び14a
の一方で異常状態が発生した場合に、当該異常状態が発
生したCPU側の記憶情報を、そのCPUの初期化後に
おいて、正常な状態にあったCPU側の記憶情報に基づ
いて確実に復元できるから、加熱調理動作を実行するに
当たっての信頼性がさらに向上するようになる。
で誤動作やプログラム暴走などの異常状態が発生して正
常な動作が不可能な状態になった場合であっても、従来
のように加熱調理動作を中止する必要がなくなるもので
あり、この結果、加熱調理動作を実行するに当たっての
信頼性が向上するようになる。しかも、上述のように、
両制御ユニット6及び10が有するRAM14c及び1
1cに同じ内容の調理情報及び進行状況情報が記憶保持
される構成となっているから、CPU11a及び14a
の一方で異常状態が発生した場合に、当該異常状態が発
生したCPU側の記憶情報を、そのCPUの初期化後に
おいて、正常な状態にあったCPU側の記憶情報に基づ
いて確実に復元できるから、加熱調理動作を実行するに
当たっての信頼性がさらに向上するようになる。
【0065】(第3の実施の形態)図9には本発明の第
3実施例が示されており、以下これについて説明する。
即ち、この第3実施例では、EEPROMのような書き
換え可能な不揮発性メモリより成る記憶部17を設け、
この記憶部17を加熱部制御ユニット6側のCPU14
a及び操作部制御ユニット10側のCPU11aにより
共用するようにしている。この記憶部17には、操作部
制御ユニット10側の調理情報並びに加熱部制御ユニッ
ト6側の進行状況情報を逐次更新記憶される構成として
いる。そして、CPU11a及び14aの一方で異常状
態が発生した場合、その異常発生したCPUは、正常な
状態にあるCPUにより初期化された後に上記記憶部1
7の記憶情報に基づいて制御動作を開始する構成とされ
る。
3実施例が示されており、以下これについて説明する。
即ち、この第3実施例では、EEPROMのような書き
換え可能な不揮発性メモリより成る記憶部17を設け、
この記憶部17を加熱部制御ユニット6側のCPU14
a及び操作部制御ユニット10側のCPU11aにより
共用するようにしている。この記憶部17には、操作部
制御ユニット10側の調理情報並びに加熱部制御ユニッ
ト6側の進行状況情報を逐次更新記憶される構成として
いる。そして、CPU11a及び14aの一方で異常状
態が発生した場合、その異常発生したCPUは、正常な
状態にあるCPUにより初期化された後に上記記憶部1
7の記憶情報に基づいて制御動作を開始する構成とされ
る。
【0066】(その他の実施の形態)尚、本発明は上記
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。加熱部制御ユニット6及び操
作部制御ユニット10の一方、例えば、操作部制御ユニ
ット10側に時計機能を設けて、その時計機能により得
られる時刻データを表示装置9により表示すると共に、
時計機能に付随した時間情報を加熱部制御ユニット6側
へ通信回路12などを通じて送信する構成としても良
い。この構成によれば、両制御手段6及び10内のCP
U11a及び14aにおいて、時間情報を完全に同期さ
せることができるから、その時間情報を利用した加熱動
作制御の精度を高め得るようになる。また、この場合、
上記時計機能のためのクロック信号は、交流電源周波数
に基づいて作成することが一般的となっているが、通
常、交流電源は操作部制御ユニット10側のみに接続さ
れるものであって、加熱部制御ユニット6側には直流電
源のみを供給する構成とされるものであるから、上記の
ように時間情報を加熱部制御ユニット6側へ通信回路1
2などを通じて送信する構成とする場合には、加熱部制
御ユニット6側の構成が簡略化するようになってコスト
の低減も図り得るようになる。
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。加熱部制御ユニット6及び操
作部制御ユニット10の一方、例えば、操作部制御ユニ
ット10側に時計機能を設けて、その時計機能により得
られる時刻データを表示装置9により表示すると共に、
時計機能に付随した時間情報を加熱部制御ユニット6側
へ通信回路12などを通じて送信する構成としても良
い。この構成によれば、両制御手段6及び10内のCP
U11a及び14aにおいて、時間情報を完全に同期さ
せることができるから、その時間情報を利用した加熱動
作制御の精度を高め得るようになる。また、この場合、
上記時計機能のためのクロック信号は、交流電源周波数
に基づいて作成することが一般的となっているが、通
常、交流電源は操作部制御ユニット10側のみに接続さ
れるものであって、加熱部制御ユニット6側には直流電
源のみを供給する構成とされるものであるから、上記の
ように時間情報を加熱部制御ユニット6側へ通信回路1
2などを通じて送信する構成とする場合には、加熱部制
御ユニット6側の構成が簡略化するようになってコスト
の低減も図り得るようになる。
【0067】さらに、CPU11a及び14aの一方に
おいて異常状態が発生したときには、少なくともその異
常状態が回復するまでの期間は、表示装置9の表示内容
をそのまま保持する構成としても良い。この構成によれ
ば、上記CPU11a及び14aの一方において異常状
態が発生したときに、表示装置9の表示内容が無闇に変
動することがなくなるから、使用者に不審感を与える恐
れがなくなる。
おいて異常状態が発生したときには、少なくともその異
常状態が回復するまでの期間は、表示装置9の表示内容
をそのまま保持する構成としても良い。この構成によれ
ば、上記CPU11a及び14aの一方において異常状
態が発生したときに、表示装置9の表示内容が無闇に変
動することがなくなるから、使用者に不審感を与える恐
れがなくなる。
【0068】加熱部制御ユニット10側における例えば
トッププレート3に、そのトッププレート3についての
温度情報や高温にあることを報知する情報などを表示す
る表示装置を設ける構成としても良い。加熱装置として
ハロゲンランプヒータを備えた加熱調理器、或いは、そ
の他の加熱装置を備えた加熱調理器、例えば電子レンジ
などにも広く適用することができる。CPU11a、1
4aでの異常状態の発生を、両者間で授受される調理情
報或いは進行状況情報そのものが途絶したか否かに基づ
いて判断する構成としたが、それら調理情報及び進行状
況情報を送信する際に、その送信信号の例えば末尾に異
常状態チェック用情報を付け足し、このチェック用情報
を利用して異常状態の有無の判断を行う構成としても良
い。
トッププレート3に、そのトッププレート3についての
温度情報や高温にあることを報知する情報などを表示す
る表示装置を設ける構成としても良い。加熱装置として
ハロゲンランプヒータを備えた加熱調理器、或いは、そ
の他の加熱装置を備えた加熱調理器、例えば電子レンジ
などにも広く適用することができる。CPU11a、1
4aでの異常状態の発生を、両者間で授受される調理情
報或いは進行状況情報そのものが途絶したか否かに基づ
いて判断する構成としたが、それら調理情報及び進行状
況情報を送信する際に、その送信信号の例えば末尾に異
常状態チェック用情報を付け足し、このチェック用情報
を利用して異常状態の有無の判断を行う構成としても良
い。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、操作部制
御用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常
状態が発生したときに、正常に機能しているCPUによ
って、上記異常状態が発生したCPU側の記憶情報を保
持した状態で当該CPUを初期化する動作を行う構成と
したから、一方のCPUで誤動作やプログラム暴走など
の異常状態が発生した場合であっても、加熱調理動作を
停止させることなく元の正常な状態に復帰させることが
可能となって、加熱調理動作を実行するに当たっての信
頼性を高め得るようになる。
御用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常
状態が発生したときに、正常に機能しているCPUによ
って、上記異常状態が発生したCPU側の記憶情報を保
持した状態で当該CPUを初期化する動作を行う構成と
したから、一方のCPUで誤動作やプログラム暴走など
の異常状態が発生した場合であっても、加熱調理動作を
停止させることなく元の正常な状態に復帰させることが
可能となって、加熱調理動作を実行するに当たっての信
頼性を高め得るようになる。
【0070】請求項2記載の発明によれば、操作部制御
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときに、正常に機能しているCPUによっ
て、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをかけた
状態で当該CPU側の記憶情報をデータ通信手段を通じ
て読み込んで保持した後に、そのCPUを初期化する初
期化制御、保持した状態の記憶情報を上記データ通信手
段を通じて初期化完了した上記CPU側へ戻す制御を順
次行うように構成としたから、上記両CPUの一方にお
いて異常状態が発生した場合に、当該異常状態が発生し
たCPU側の記憶情報を、そのCPUの初期化後におい
て確実に復元できるようになり、加熱調理動作を実行す
るに当たっての信頼性をさらに向上させることができ
る。
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときに、正常に機能しているCPUによっ
て、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをかけた
状態で当該CPU側の記憶情報をデータ通信手段を通じ
て読み込んで保持した後に、そのCPUを初期化する初
期化制御、保持した状態の記憶情報を上記データ通信手
段を通じて初期化完了した上記CPU側へ戻す制御を順
次行うように構成としたから、上記両CPUの一方にお
いて異常状態が発生した場合に、当該異常状態が発生し
たCPU側の記憶情報を、そのCPUの初期化後におい
て確実に復元できるようになり、加熱調理動作を実行す
るに当たっての信頼性をさらに向上させることができ
る。
【0071】請求項3記載の発明によれば、操作部制御
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときに、正常に機能しているCPUによっ
て、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをかけた
後に当該CPU側からの記憶情報の読み込み動作が正常
に行われなかった場合には、そのCPUを無条件で初期
化する構成としたから、上記両CPUの一方において、
記憶情報を復元不能な異常状態が発生した場合に、その
異常状態が無闇に長く継続される事態を未然に防止でき
ることなる。
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときに、正常に機能しているCPUによっ
て、異常状態が発生したCPUに強制割り込みをかけた
後に当該CPU側からの記憶情報の読み込み動作が正常
に行われなかった場合には、そのCPUを無条件で初期
化する構成としたから、上記両CPUの一方において、
記憶情報を復元不能な異常状態が発生した場合に、その
異常状態が無闇に長く継続される事態を未然に防止でき
ることなる。
【0072】請求項4記載の発明によれば、第1及び第
2制御手段間でデータ通信手段を通じて最新の調理情報
及び進行状況情報を送受信する動作を行うことにより、
両制御手段に同じ内容の調理情報及び進行状況情報を記
憶保持する構成とした上で、上記第1及び第2制御手段
がそれぞれ有する操作部制御用CPU及び加熱部制御用
CPUを、それらの一方において異常状態が発生したと
きに、異常状態が発生したCPUを初期化する動作を行
う構成としたから、一方のCPUで誤動作やプログラム
暴走などの異常状態が発生した場合であっても、加熱調
理動作を中止する必要がなくなって、加熱調理動作を実
行するに当たっての信頼性を高め得るようになる。
2制御手段間でデータ通信手段を通じて最新の調理情報
及び進行状況情報を送受信する動作を行うことにより、
両制御手段に同じ内容の調理情報及び進行状況情報を記
憶保持する構成とした上で、上記第1及び第2制御手段
がそれぞれ有する操作部制御用CPU及び加熱部制御用
CPUを、それらの一方において異常状態が発生したと
きに、異常状態が発生したCPUを初期化する動作を行
う構成としたから、一方のCPUで誤動作やプログラム
暴走などの異常状態が発生した場合であっても、加熱調
理動作を中止する必要がなくなって、加熱調理動作を実
行するに当たっての信頼性を高め得るようになる。
【0073】請求項5記載の発明によれば、操作部制御
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときに、正常に機能しているCPUによっ
て、異常状態が発生したCPUを初期化する動作を行っ
た後に、自身が有する調理情報及び進行状況情報を初期
化が完了したCPU側へデータ通信手段を通じて送信す
る動作を行う構成としたから、上記両CPUの一方にお
いて異常状態が発生した場合に、当該異常状態が発生し
たCPU側の記憶情報を、そのCPUの初期化後におい
て、正常な状態にあったCPU側の記憶情報に基づいて
確実に復元できるようになり、結果的に加熱調理動作を
実行するに当たっての信頼性がさらに向上するようにな
る。
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときに、正常に機能しているCPUによっ
て、異常状態が発生したCPUを初期化する動作を行っ
た後に、自身が有する調理情報及び進行状況情報を初期
化が完了したCPU側へデータ通信手段を通じて送信す
る動作を行う構成としたから、上記両CPUの一方にお
いて異常状態が発生した場合に、当該異常状態が発生し
たCPU側の記憶情報を、そのCPUの初期化後におい
て、正常な状態にあったCPU側の記憶情報に基づいて
確実に復元できるようになり、結果的に加熱調理動作を
実行するに当たっての信頼性がさらに向上するようにな
る。
【0074】請求項6記載の発明によれば、操作部制御
用CPU及び加熱部制御用CPUを、互いの間で所定の
情報を反復して送受信するように構成すると共に、他方
のCPU側から送信される情報が途絶した状態が設定回
数以上繰り返されたときに異常状態の発生と判断する構
成としたから、CPUから送信される情報がノイズなど
により一時的に途絶した場合に、これを当該CPUでの
異常発生と誤判断することがなくなるものであり、結果
的に動作が不安定になる恐れがなくなる。
用CPU及び加熱部制御用CPUを、互いの間で所定の
情報を反復して送受信するように構成すると共に、他方
のCPU側から送信される情報が途絶した状態が設定回
数以上繰り返されたときに異常状態の発生と判断する構
成としたから、CPUから送信される情報がノイズなど
により一時的に途絶した場合に、これを当該CPUでの
異常発生と誤判断することがなくなるものであり、結果
的に動作が不安定になる恐れがなくなる。
【0075】請求項7記載の発明によれば、第1及び第
2の制御手段の一方側に時計機能を備え、その時計機能
に付随した時間情報を他方側へデータ通信手段を通じて
送信する構成としたから、第1及び第2の制御手段内の
操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUにおいて、
時間情報を完全に同期させることができるようになり、
その時間情報を利用した加熱動作制御の精度を高め得る
などの効果が得られるようになる。
2の制御手段の一方側に時計機能を備え、その時計機能
に付随した時間情報を他方側へデータ通信手段を通じて
送信する構成としたから、第1及び第2の制御手段内の
操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUにおいて、
時間情報を完全に同期させることができるようになり、
その時間情報を利用した加熱動作制御の精度を高め得る
などの効果が得られるようになる。
【0076】請求項8記載の発明によれば、加熱部制御
用CPU側から操作部制御用CPU側へ出力される進行
状況情報に、加熱動作に異常が発生したことを示す異常
情報を含めると共に、上記操作部制御用CPU側では、
上記異常情報を受信したときに、その異常内容を表示装
置に表示する動作を行う構成としたから、加熱動作に異
常が発生した状態が表示装置を通じて報知されることに
なって、実際の使用上において便利になる。
用CPU側から操作部制御用CPU側へ出力される進行
状況情報に、加熱動作に異常が発生したことを示す異常
情報を含めると共に、上記操作部制御用CPU側では、
上記異常情報を受信したときに、その異常内容を表示装
置に表示する動作を行う構成としたから、加熱動作に異
常が発生した状態が表示装置を通じて報知されることに
なって、実際の使用上において便利になる。
【0077】請求項9記載の発明によれば、操作部制御
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときには、少なくともその異常状態が回復
するまでの期間は、第1の制御手段が有する表示装置の
表示内容をそのまま保持する構成としたから、上記両C
PUの一方において異常状態が発生したときに、表示装
置の表示内容が無闇に変動することがなくなり、その結
果、使用者に不審感を与える恐れがなくなる。
用CPU及び加熱部制御用CPUの一方において異常状
態が発生したときには、少なくともその異常状態が回復
するまでの期間は、第1の制御手段が有する表示装置の
表示内容をそのまま保持する構成としたから、上記両C
PUの一方において異常状態が発生したときに、表示装
置の表示内容が無闇に変動することがなくなり、その結
果、使用者に不審感を与える恐れがなくなる。
【図1】本発明の第1実施例の電気的構成を示す機能ブ
ロック図
ロック図
【図2】制御内容を示すフローチャートその1
【図3】制御内容を示すフローチャートその2
【図4】制御内容を示すフローチャートその3
【図5】制御内容を示すフローチャートその4
【図6】外観を示す斜視図
【図7】本発明の第2実施例による制御内容を示すフロ
ーチャートその1
ーチャートその1
【図8】制御内容を示すフローチャートその2
【図9】本発明の第3実施例の電気的構成を示す機能ブ
ロック図
ロック図
1は誘導加熱調理器、4、5は誘導加熱コイルユニット
(加熱装置)、6は加熱部制御ユニット(第2の制御手
段)、8は操作装置、9は表示装置、10は操作部制御
ユニット(第1の制御手段)、11aはCPU(操作部
制御用CPU)、11cはRAM、12は通信回路(デ
ータ通信手段)、14aはCPU(加熱部制御用CP
U)、14bはROM、14cはRAM、15は通信回
路(データ通信手段)を示す。
(加熱装置)、6は加熱部制御ユニット(第2の制御手
段)、8は操作装置、9は表示装置、10は操作部制御
ユニット(第1の制御手段)、11aはCPU(操作部
制御用CPU)、11cはRAM、12は通信回路(デ
ータ通信手段)、14aはCPU(加熱部制御用CP
U)、14bはROM、14cはRAM、15は通信回
路(データ通信手段)を示す。
Claims (9)
- 【請求項1】 操作装置を通じて入力された調理情報を
記憶すると共に、上記操作装置に付随して設けられた表
示装置を制御するための操作部制御用CPUを含んで構
成された第1の制御手段と、 この第1の制御手段側で入力された調理情報に基づいて
加熱装置の動作を制御すると共に、調理進行状況を示す
進行状況情報の記憶制御を行う加熱部制御用CPUを含
んで構成された第2の制御手段と、 前記操作部制御用CPUから前記加熱部制御用CPUへ
の前記調理情報の送信動作並びに上記加熱部制御用CP
Uから上記操作部制御用CPUへの前記進行状況情報の
送信動作を行うデータ通信手段とを備えた加熱調理器に
おいて、 前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUは、そ
れらの一方において異常状態が発生したときに、異常状
態が発生したCPU側の記憶情報を保持した状態で当該
CPUを初期化する動作を行うように構成されているこ
とを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項2】 請求項1記載の加熱調理器において、 操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUは、それら
の一方において異常状態が発生したときに、異常状態が
発生したCPUに強制割り込みをかけた状態で当該CP
U側の記憶情報をデータ通信手段を通じて読み込んで保
持した後に、そのCPUを初期化する初期化制御、保持
した状態の記憶情報を前記データ通信手段を通じて初期
化完了した上記CPU側へ戻す制御を順次行うように構
成されていることを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項3】 請求項2記載の加熱調理器において、 操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUは、それら
の一方において異常状態が発生したときに、異常状態が
発生したCPUに強制割り込みをかけた後に当該CPU
側からの記憶情報の読み込み動作が正常に行われなかっ
た場合に、そのCPUを初期化するように構成されてい
ることを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項4】 操作装置を通じて入力された調理情報を
記憶すると共に、上記操作装置に付随して設けられた表
示装置を制御するための操作部制御用CPUを含んで構
成された第1の制御手段と、 この第1の制御手段側で入力された調理情報に基づいて
加熱装置の動作を制御すると共に、調理進行状況を示す
進行状況情報の記憶制御を行う加熱部制御用CPUを含
んで構成された第2の制御手段と、 前記操作部制御用CPUから前記加熱部制御用CPUへ
の前記調理情報の送信動作並びに上記加熱部制御用CP
Uから上記操作部制御用CPUへの前記進行状況情報の
送信動作を行うデータ通信手段とを備えた加熱調理器に
おいて、 前記第1及び第2制御手段間で前記データ通信手段を通
じて最新の調理情報及び進行状況情報を送受信する動作
を行うことにより、両制御手段に同じ内容の調理情報及
び進行状況情報を記憶保持するように構成した上で、 前記操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUは、そ
れらの一方において異常状態が発生したときに、異常状
態が発生したCPUを初期化する動作を行うように構成
されていることを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項5】 請求項4記載の加熱調理器において、 操作部制御用CPU及び加熱部制御用CPUは、それら
の一方において異常状態が発生したときに、異常状態が
発生したCPUを初期化する動作を行った後に、自身が
有する前記調理情報及び進行状況情報を初期化が完了し
たCPU側へデータ通信手段を通じて送信する動作を行
うように構成されていることを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項6】 操作部制御用CPU及び加熱部制御用C
PUは、互いの間で所定の情報を反復して送受信するよ
うに構成され、且つ他方のCPU側から送信される情報
が途絶した状態が設定回数以上繰り返されたときに異常
状態の発生と判断するように構成されていることを特徴
とする請求項1ないし5の何れかに記載の加熱調理器。 - 【請求項7】 前記第1及び第2の制御手段の一方側に
時計機能を備え、その時計機能に付随した時間情報を他
方側へデータ通信手段を通じて送信するように構成され
ていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記
載の加熱調理器。 - 【請求項8】 加熱部制御用CPU側から操作部制御用
CPU側へ出力される進行状況情報には、加熱動作に異
常が発生したことを示す異常情報が含まれ、上記操作部
制御用CPU側では上記異常情報を受信したときに、そ
の異常内容を表示装置に表示する動作を行うように構成
されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れか
に記載の加熱調理器。 - 【請求項9】 操作部制御用CPU及び加熱部制御用C
PUの一方において異常状態が発生したときには、少な
くともその異常状態が回復するまでの期間は、第1の制
御手段が有する表示装置の表示内容をそのまま保持する
ように構成されていることを特徴とする請求項1ないし
8の何れかに記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13685398A JPH11325479A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13685398A JPH11325479A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11325479A true JPH11325479A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15185046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13685398A Pending JPH11325479A (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11325479A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054112A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Toshiba Corp | 電力監視装置、方法およびそのプログラム |
KR20180054005A (ko) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 엘지전자 주식회사 | 조리기기 및 그 제어방법 |
CN111750388A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-10-09 | 林内株式会社 | 加热烹调器 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13685398A patent/JPH11325479A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054112A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Toshiba Corp | 電力監視装置、方法およびそのプログラム |
KR20180054005A (ko) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 엘지전자 주식회사 | 조리기기 및 그 제어방법 |
CN111750388A (zh) * | 2019-03-29 | 2020-10-09 | 林内株式会社 | 加热烹调器 |
CN111750388B (zh) * | 2019-03-29 | 2024-05-24 | 林内株式会社 | 加热烹调器 |
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