JPH11325166A - エンジンマウントシステム - Google Patents

エンジンマウントシステム

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JPH11325166A
JPH11325166A JP13051798A JP13051798A JPH11325166A JP H11325166 A JPH11325166 A JP H11325166A JP 13051798 A JP13051798 A JP 13051798A JP 13051798 A JP13051798 A JP 13051798A JP H11325166 A JPH11325166 A JP H11325166A
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JP
Japan
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engine
mount
temperature
engine mount
air temperature
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Application number
JP13051798A
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English (en)
Inventor
Katsuo Yafuji
勝男 弥藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウント温度測定のための特別なセンサを設
けることなく、エンジン制御に使用されている一般のセ
ンサ信号に基づいてマウント温度を推定し、その推定さ
れたマウント温度に応じてエンジンマウントの駆動状態
を切り替える。 【解決手段】 このエンジンマウントシステムは、エン
ジンを車体に対して支持するとともに、エンジンの振動
を遮断すべく駆動されうるエンジンマウントと、エンジ
ンの吸気温、エンジンの冷却水温及びエンジンが搭載さ
れている車両の車速を検出する検出手段と、検出手段に
よって検出される吸気温、冷却水温及び車速に基づいて
エンジンマウントの温度を推定する推定手段と、その推
定手段によって推定されるエンジンマウント温度に応じ
てエンジンマウントの駆動状態を切り替える制御手段
と、を具備する。また、吸気温及び外気温に基づいてエ
ンジンマウントの温度を推定するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと車体と
の間に配設され、エンジンの振動を遮断しつつエンジン
を支持するエンジンマウントに関し、より詳細には、能
動制御エンジンマウントシステム(active control engi
ne mount system)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンマウントの防振性能を向
上させるために、能動制御エンジンマウントシステムが
開発されてきている。能動制御エンジンマウントシステ
ムは、例えば、エンジンのクランク角信号に同期してエ
ンジンマウント内の圧力室の圧力を変化させてダイヤフ
ラムを振動させ、それにより制振力(減衰力)を発生さ
せることによって、エンジン振動を低減させるものであ
る。かかる能動制御エンジンマウントシステムによれ
ば、アイドル振動、エンジンシェーク等が低減され、乗
り心地が向上せしめられ、こもり音が改善される。
【0003】ところで、温度が変化すると、エンジンマ
ウント内の主な制振材であるゴムや液体の特性が変化
し、その結果、エンジンマウントのばね定数が変化す
る。ばね定数が変化すると、同一のエンジン運転状態で
あっても、エンジンから車体に伝達される振動の位相及
び振幅が変化する。そのため、特開平8−177965
号公報には、マウント温度に応じてマウント内のコイル
の抵抗値が変化し、それに伴いコイルに流れる電流が変
化するのを利用して、マウント温度を算出し、該温度に
応じて制御電流を補正することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−177965号公報に開示されたマウント温度推定
方法は、コイルを有するエンジンマウントに限定される
ものであって、吸気管負圧等を動力源とするエンジンマ
ウントには利用することができない。
【0005】かかる問題点に鑑み、本発明の目的は、マ
ウント温度測定のための特別なセンサを設けることな
く、エンジン制御に使用されている一般のセンサ信号に
基づいてマウント温度を推定し、その推定されたマウン
ト温度に応じてエンジンマウントの駆動状態を切り替え
ることが可能なエンジンマウントシステムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によれば、エンジンを車体に対
して支持するとともに、該エンジンの振動を遮断すべく
駆動されうるエンジンマウントと、該エンジンの吸気
温、該エンジンの冷却水温及び該エンジンが搭載されて
いる車両の車速を検出する検出手段と、前記検出手段に
よって検出される吸気温、冷却水温及び車速に基づいて
前記エンジンマウントの温度を推定する推定手段と、前
記推定手段によって推定されるエンジンマウント温度に
応じて前記エンジンマウントの駆動状態を切り替える制
御手段と、を具備するエンジンマウントシステムが提供
される。
【0007】また、本発明の第2の態様によれば、エン
ジンを車体に対して支持するとともに、該エンジンの振
動を遮断すべく駆動されうるエンジンマウントと、該エ
ンジンの吸気温及び外気温を検出する検出手段と、前記
検出手段によって検出される吸気温及び外気温に基づい
て前記エンジンマウントの温度を推定する推定手段と、
前記推定手段によって推定されるエンジンマウント温度
に応じて前記エンジンマウントの駆動状態を切り替える
制御手段と、を具備するエンジンマウントシステムが提
供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施形態に係る能動制
御エンジンマウントシステム及び該システムが適用され
る電子制御式内燃エンジンを示す概略構成図である。内
燃エンジン10は、車両搭載用の直列多気筒4ストロー
クサイクルレシプロガソリンエンジンである。エンジン
10は、シリンダブロック12及びシリンダヘッド14
を備えている。シリンダブロック12には、上下方向へ
延びる複数個のシリンダ16が紙面の厚み方向へ並設さ
れ、各シリンダ16内には、ピストン18が往復動可能
に収容されている。各ピストン18は、コネクティング
ロッド20を介し共通のクランクシャフト22に連結さ
れている。各ピストン18の往復運動は、コネクティン
グロッド20を介してクランクシャフト22の回転運動
に変換される。
【0010】シリンダブロック12とシリンダヘッド1
4との間において、各ピストン18の上側は燃焼室24
となっている。シリンダヘッド14には、その両外側面
と各燃焼室24とを連通させる吸気ポート26及び排気
ポート28がそれぞれ設けられている。これらのポート
26及び28を開閉するために、シリンダヘッド14に
は吸気バルブ30及び排気バルブ31がそれぞれ略上下
方向への往復動可能に支持されている。また、シリンダ
ヘッド14において、各バルブ30,31の上方には、
吸気側カムシャフト及び排気側カムシャフトがそれぞれ
回転可能に設けられている。それらのカムシャフトに
は、吸気バルブ30及び排気バルブ31を駆動するため
のカム32及び33がそれぞれ取り付けられている。各
カムシャフト端部にそれぞれ設けられたタイミングプー
リは、クランクシャフト22の端部に設けられたタイミ
ングプーリへタイミングベルトにより連結されている。
【0011】吸気ポート26には、エアクリーナ35、
スロットルバルブ36、サージタンク37、吸気マニホ
ルド38等を備えた吸気管34が接続されている。エン
ジン10外部の空気(外気)は、燃焼室24へ向けて吸
気管34の各部35,36,37及び38を順に通過す
る。また、スロットルバルブ36をバイパスするアイド
ルアジャスト通路40には、アイドル時の空気流量を調
節するためのアイドル回転速度制御弁(ISCV)42
が設けられている。吸気マニホルド38には、各吸気ポ
ート26へ向けて燃料を噴射するインジェクタ44が取
付けられている。燃料は、燃料タンクに貯蔵されてお
り、そこから燃料ポンプによりくみ上げられ、燃料配管
を経てインジェクタ44に供給される。そして、インジ
ェクタ44から噴射される燃料と吸気管34内を流れる
空気とからなる混合気は、吸気バルブ30を介して燃焼
室24へ導入される。
【0012】この混合気に着火するために、シリンダヘ
ッド14には点火プラグ46が取付けられている。燃焼
した混合気は、排気ガスとして排気バルブ31を介して
排気ポート28に導かれる。排気ポート28には、排気
マニホルド、触媒コンバータ等を備えた排気管48が接
続されている。
【0013】エンジン10には各種のセンサが取付けら
れている。そのうち本発明に関連するセンサについて説
明する。シリンダブロック12には、エンジン10の冷
却水の温度を検出するための水温センサ50が取付けら
れている。吸気管34においてエアクリーナ35の近傍
には、吸入空気の温度を検出するための吸気温センサ5
2が取付けられている。また、エンジン10には、クラ
ンクシャフト22の回転に同期して回転するロータ54
aと電磁ピックアップ54bとからなり回転速度検出用
パルスを発生させるクランク角センサ54が設けられて
いる。また、車両には、トランスミッション出力軸の回
転速度すなわち車速に比例した数の出力パルスを単位時
間当たりに発生する車速センサ56が取り付けられてい
る。また、車両には、外気温に応じた電気信号を発生さ
せる外気温センサ58が取り付けられている。
【0014】エンジン電子制御装置(エンジンECU)
60は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転速
度制御等に加えて、後述するエンジンマウント制御を実
行するマイクロコンピュータシステムである。ECU6
0においては、吸気温信号、冷却水温信号、外気温信号
等が、一定クランク回転角毎に実行されるAD変換ルー
チンによって取り込まれ、ECU内のメモリの所定領域
にそれぞれ吸気温データ、冷却水温データ、外気温デー
タ等として格納される。また、クランク角センサ54の
パルス信号が入力する毎に、そのパルス間隔から図示し
ないルーチンによりエンジン回転速度が算出され、メモ
リの所定領域にエンジン回転速度データとして格納され
る。また、車速センサ56のパルス信号が入力する毎
に、そのパルス間隔から図示しないルーチンにより車速
が算出され、メモリの所定領域に車速データとして格納
される。
【0015】以下、本発明に係るエンジンマウントシス
テムについて詳細に説明する。図1に示されるように、
エンジン10の一点は、エンジンマウント62により車
体64に対して支持される。図2は、エンジンマウント
62の構成を示す図であり、図3は、その動作を説明す
る図である。エンジンマウント62は、これらの図に示
されるように、上部が開口した外筒金具66と、この外
筒金具66の内径とほぼ同径の外径を有する円板状の剛
体からなり外筒金具66の内部を上下2室に仕切る仕切
板68と、ゴムなどの弾性体からなり仕切板68より上
側の空間に圧入されて外筒金具66に固着される防振基
体70と、ゴムなどの弾性体からなり仕切板68より下
側の空間に圧入されて外筒金具66に固着される防振基
体72とを備える。
【0016】そして、仕切板68より上側には、防振基
体70と仕切板68とに囲まれる空間が形成され、この
空間は、その周縁が仕切板68に固定されたダイヤフラ
ム74によって空間部76と空間部78とに分割され
る。そして、空間部76には液体が封入される。また、
エンジンマウント62の仕切板68より下側には、防振
基体72と仕切板68とに囲まれる空間部80が形成さ
れ、この空間部80には液体が封入される。そして、空
間部80と空間部76とは、仕切板68に形成されたオ
リフィス82を介して連通する。さらに、仕切板68及
び外筒金具66には、空間部78と外部とを連通する連
通路84が形成され、この連通路84は、図1に示され
るように、バキュームスイッチングバルブ(VSV)8
6へ通じている。
【0017】ここで、VSV86は、連通路84に接続
されるとともに、通路88と通路90とに接続された三
方バルブとして構成されている。そして、通路88は、
スロットルバルブ36より上流側の吸気管34に接続さ
れ、通路90は、サージタンク37に接続されている。
この三方バルブは、バルブ体とECU60からの制御信
号に応じて当該バルブ体を駆動するソレノイドとを有す
る。そのバルブ体は、エンジンマウント62及び通路8
8の連通(すなわち通路90の閉塞)とエンジンマウン
ト62及び通路90の連通(すなわち通路88の閉塞)
とを切り換える作用を奏する。
【0018】そして、VSV86にてエンジンマウント
62と通路88とが連通すると、図2に示されるよう
に、吸気管34内を流れる大気がエンジンマウント62
の空間部78に導入され、その結果、空間部78の容積
が増加すると同時に、液体が封入された空間部76すな
わち作動液室の容積が縮小せしめられ、空間部76内の
圧力が増大する。
【0019】一方、VSV86にてエンジンマウント6
2と通路90とが連通すると、図3に示されるように、
サージタンク37内の負圧がエンジンマウント62の空
間部78に導入され、その結果、空間部78内の大気が
吸い出されてダイヤフラム74が仕切板68と密着し、
空間部78の容積が縮小せしめられると同時に作動液室
76の容積が増大し、作動液室76の圧力が減少する。
【0020】ECU60は、アイドル振動の伝達を遮断
すべくVSV86を制御する際には、各シリンダ16の
点火時期(又は膨張行程の時期)より、各シリンダ16
での混合気の燃焼により発生するエンジン10の振動方
向を判定し、その振動方向の振動を吸収するようにVS
V86を制御する。ここで、エンジン10は、各シリン
ダ16の膨張行程ごとにクランクシャフト22の回転方
向(図1では右回り)側に回動しようとするので、その
際、エンジンマウント62には圧縮方向の力が加わる。
そこで、ECU60は、エンジンマウント62と通路9
0とが連通するようにVSV86を制御し、エンジン1
0の振動に追従して空間部76内の圧力を減少させる。
このとき、エンジンマウント62の動ばね定数が前記圧
縮方向の振動に追従して低くなるので、前記圧縮方向の
振動はエンジンマウント62によって吸収される。
【0021】続いて、エンジン10が前記した回動の反
動で反対方向へ回動する際には、エンジンマウント62
には引っ張り方向の力が加わる。そこで、ECU60
は、エンジンマウント62と通路88とが連通するよう
にVSV86を制御し、エンジン10の振動に追従して
空間部76の圧力を増大せしめる。このとき、エンジン
マウント62の動ばね定数が前記引っ張り方向の振動に
追従して高くなるので、前記引っ張り方向の振動はエン
ジンマウント62によって吸収される。
【0022】具体的には、エンジンECU60は、所定
のマップを参照することにより、エンジン回転速度に応
じて、VSV86へ供給する制御信号のデューティ比
と、クランク角度に対するその制御信号の位相と、を決
定する。ただし、前述のように、エンジンマウント62
の温度に応じてエンジンマウント62の特性が変化する
ため、エンジンマウント温度により異なる複数のマップ
が予め準備される。そして、本発明は、エンジン制御に
使用されている一般のセンサ信号に基づいてマウント温
度を推定しようというものである。
【0023】図4は、ECU60によって実行されるエ
ンジンマウント制御ルーチンの処理手順を示すフローチ
ャートである。また、図5は、当該ルーチンで参照され
るマップであって、エンジン回転速度Nに応じてデュー
ティ比D及び位相φを定めるものである。本ルーチン
は、所定の周期で実行される。まず、ステップ102で
は、マウント温度の推定計算を実行すべき時期(例え
ば、数十秒周期)であるか否かを判定し、当該時期であ
ればステップ104に進み、当該時期でなければステッ
プ108に進む。
【0024】ステップ104では、所定のメモリ領域か
ら、現在の吸気温I(n) 、水温W(n) 及び車速V(n) が
取り込まれる。次いで、ステップ106では、以下の計
算式に基づいてマウント温度M(n) が推定される。下記
計算式におけるM(n-1) 及びI(n-1) は、前回の計算時
期におけるマウント温度及び吸気温であり、α、ζ、γ
及びδは、エンジン、車両、マウント配置等により定ま
る定数である。 A(n) =M(n-1) +〔I(n) −I(n-1) 〕〔α−V(n) /ζ〕 B(n) =A(n) 〔γ−δ/A(n) W(n) 〕 M(n) =〔2B(n) +W(n) +I(n) 〕/4 なお、上記計算式は、実験結果の解析により求められた
ものである。
【0025】次いで、ステップ108では、求められた
マウント温度M(n) が所定値T0 及びT1 (ただし、T
0 <T1 )と比較され、M(n) <T0 のときにはステッ
プ110に進み、T0 ≦M(n) <T1 のときにはステッ
プ112に進み、T1 ≦M(n) のときにはステップ11
4に進む。ステップ110では、マウント制御が不可能
な低温状態にあるとみなされ、制御が停止される。ま
た、ステップ112では、図5(A)に示される如き、
0 ≦M(n) <T1 の範囲用のマップが参照されること
により、エンジン回転速度Nに応じたデューティ比D及
び位相φが決定される。さらに、ステップ114では、
図5(B)に示される如き、T1 ≦M(n)の範囲用のマ
ップが参照されることにより、エンジン回転速度Nに応
じたデューティ比D及び位相φが決定される。最後のス
テップ116では、決定されたデューティ比D及び位相
φを用いてエンジンマウント62が駆動制御される。
【0026】図6は、吸気温、水温、マウント温度実測
値、及び上記計算式によるマウント温度推定値の関係
を、(A)及び(B)の2つの場合について例示するタ
イムチャートである。この図は、上記計算式によって推
定されるマウント温度が実際のマウント温度に追従する
ものであることを示している。
【0027】次に、第2の実施形態について説明する。
前述の実施形態は、吸気温、水温及び車速によってマウ
ント温度を推定するものであり、その計算式は、実験結
果より導かれたものであった。第2の実施形態は、吸気
温I(n) と外気温T(n) とにより理論的にマウント温度
M(n) を推定しようというものである。
【0028】マウントと外気との間の熱放射量Qは、ス
テファン−ボルツマンの法則から Q =σ〔{M(n) }4 −{T(n) }4 〕 と表される。また、同様に、吸気管と外気との間の熱放
射量Q1 は、 Q1 =σ〔{I(n) }4 −{T(n) }4 〕 と表される。これらの熱放射量の間には、図7に示され
るように、ほぼ一次関数の関係があることが、実験的に
確認されている。
【0029】すなわち、ξ及びψを車両(マウント配
置、エンジン種類等)によって定まる定数とすれば、 {M(n) }4 −{T(n) }4 =ξ〔{I(n) }4 −{T
(n) }4 〕+ψ なる関係がある。この式より、マウント温度は、 M(n) =〔ξ〔{I(n) }4 −{T(n) }4 〕+ψ+
{T(n) }4 1/4 なる計算式によって推定されることができる。第2の実
施形態では、上記計算によってマウント温度が推定され
る点のみ第1の実施形態と相違する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マウント温度測定のための特別なセンサを設けることな
く、エンジン制御に使用されている一般のセンサ信号に
基づいてマウント温度が推定され、その推定されたマウ
ント温度に応じてエンジンマウントの駆動状態を切り替
えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る能動制御エンジンマ
ウントシステム及び該システムが適用される電子制御式
内燃エンジンを示す概略構成図である。
【図2】エンジンマウントの構成を示す図である。
【図3】エンジンマウントの動作を説明する図である。
【図4】ECUによって実行されるエンジンマウント制
御ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】エンジン回転速度Nに応じてデューティ比D及
び位相φを定めるマップを示す図である。
【図6】吸気温、水温、マウント温度実測値、及びマウ
ント温度推定値の関係を、(A)及び(B)の2つの場
合について例示するタイムチャートである。
【図7】マウント及び外気間の熱放射量Qと、吸気管及
び外気間の熱放射量Q1 との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
10…内燃エンジン 12…シリンダブロック 14…シリンダヘッド 16…シリンダ 18…ピストン 20…コネクティングロッド 22…クランクシャフト 24…燃焼室 26…吸気ポート 28…排気ポート 30…吸気バルブ 31…排気バルブ 32…吸気カム 33…排気カム 34…吸気管 35…エアクリーナ 36…スロットルバルブ 37…サージタンク 38…吸気マニホルド 40…アイドルアジャスト通路 42…アイドル回転速度制御弁(ISCV) 44…インジェクタ 46…点火プラグ 48…排気管 50…水温センサ 52…吸気温センサ 54…クランク角センサ 56…車速センサ 58…外気温センサ 60…エンジン電子制御装置(エンジンECU) 62…エンジンマウント 64…車体 66…外筒金具 68…仕切板 70…防振基体 72…防振基体 74…ダイヤフラム 76…空間部 78…空間部 80…空間部 82…オリフィス 84…連通路 86…バキュームスイッチングバルブ(VSV) 88…通路 90…通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを車体に対して支持するととも
    に、該エンジンの振動を遮断すべく駆動されうるエンジ
    ンマウントと、 該エンジンの吸気温、該エンジンの冷却水温及び該エン
    ジンが搭載されている車両の車速を検出する検出手段
    と、 前記検出手段によって検出される吸気温、冷却水温及び
    車速に基づいて前記エンジンマウントの温度を推定する
    推定手段と、 前記推定手段によって推定されるエンジンマウント温度
    に応じて前記エンジンマウントの駆動状態を切り替える
    制御手段と、 を具備するエンジンマウントシステム。
  2. 【請求項2】 エンジンを車体に対して支持するととも
    に、該エンジンの振動を遮断すべく駆動されうるエンジ
    ンマウントと、 該エンジンの吸気温及び外気温を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出される吸気温及び外気温に基
    づいて前記エンジンマウントの温度を推定する推定手段
    と、 前記推定手段によって推定されるエンジンマウント温度
    に応じて前記エンジンマウントの駆動状態を切り替える
    制御手段と、 を具備するエンジンマウントシステム。
JP13051798A 1998-05-13 1998-05-13 エンジンマウントシステム Pending JPH11325166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004034826A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Honda Motor Co Ltd エンジンの振動防止制御装置
US6829923B2 (en) 2001-11-08 2004-12-14 Daimlerchrysler Ag Apparatus and method for indirectly determining a temperature at a predetermined location in an internal combustion engine

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