JPH1132500A - 励磁制御装置の保守装置 - Google Patents

励磁制御装置の保守装置

Info

Publication number
JPH1132500A
JPH1132500A JP19641797A JP19641797A JPH1132500A JP H1132500 A JPH1132500 A JP H1132500A JP 19641797 A JP19641797 A JP 19641797A JP 19641797 A JP19641797 A JP 19641797A JP H1132500 A JPH1132500 A JP H1132500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
test data
voltage
data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19641797A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Sada
俊明 佐田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19641797A priority Critical patent/JPH1132500A/ja
Publication of JPH1132500A publication Critical patent/JPH1132500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験準備、試験作業、帳票作成の時間を短縮
すると共に適正に励磁制御装置の特性試験を行える励磁
制御装置の保守装置を得ることである。 【解決手段】 試験実行処理手段13は、入力手段11
で設定された試験項目と試験実施条件より対象となる試
験手順を試験手順ファイル12から抽出し、試験実行指
令を交流電圧発生部14及び交流電流発生部15に出力
する。試験用の交流電圧及び交流電流により動作した励
磁制御装置2の計測点の信号を、多重信号計測手段16
により順次計測し試験データ編集手段18に送信する。
そして、試験データフォーマットファイル17から抽出
した試験データフォーマットに計測データを入力し試験
データを作成編集する。表示手段20はその状況を順次
表示し、出力手段21は編集された試験データを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等の電気所
に配置した同期機の界磁を制御する励磁制御装置に試験
用電源を供給し特性試験を行う励磁制御装置の保守装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】発電所に設置される同期発電機や同期電
動機等の同期機の界磁は励磁制御装置により制御されて
いる。この励磁制御装置の点検は、励磁制御装置に試験
用電源を供給して特性試験によりを行われる。
【0003】図9は、従来の励磁制御装置の特性試験を
行う標準的な点検装置の構成図である。試験用電源1は
励磁制御装置2の試験用交流電気量を供給するものであ
り、交流電圧発生器3及び交流電流発生器4に接続され
ている。交流電圧発生器3は試験用交流電圧を出力する
ものであり、交流電流発生器4は試験用交流電流を出力
するものである。
【0004】交流電圧発生器3から出力される試験用交
流電圧は発電機電圧の模擬信号として、交流電流発生器
4から出力される交流電流は発電機電流の模擬信号とし
て、それぞれ励磁制御装置2に供給される。
【0005】交流電圧発生器3には試験用交流電圧を検
出する交流電圧計5が接続され、交流電流発生器4には
試験用交流電流を検出する交流電流計6が接続されてい
る。また、励磁制御装置2に供給される試験用電力の力
率を検出する力率計及び試験用電力の有効電力を検出す
る有効電力計8が接続されている。一方、デジタル電圧
計9は、励磁制御装置2内の計測点P1、P2、Pnに
接続され、これら各計測点の電圧を計測する。
【0006】このような励磁制御装置の保守装置による
特性試験は以下のようにして行われる。まず、試験員
は、交流電圧計5の指示を見ながら交流電圧発生器3の
出力電圧が発電機電圧100%相当の110Vになるよ
うに調整する。また、交流電流計6を見ながら交流電流
発生器4の出力電流が発電機電流100%相当の3.9
5Aになるように調整する。これを保持しながら、位相
計を見ながら交流電流発生器4を調整し、電流位相を進
み90゜から遅れ90゜まで30゜ステップで変化させ
る。
【0007】試験員は、この電流位相の各ステップでデ
ジタル電圧計9を励磁制御装置2内の計測点P1、P
2、Pnに順次接続し、各計測点の電圧値を計測する。
計測データは、図10に示すように予め作成された試験
データシートに記入される。試験終了後、試験員は今回
採取した試験データを前回データと比較して、良否判定
を行い、結果が”良”の場合、次試験に移行し、結果
が”否”の場合、再試験を実施する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、励磁制
御装置2の特性試験を行う場合、試験器材として、交流
電圧発生器3、交流電流発生器4、交流電圧計5、交流
電流計6、力率計7、有効電力計8、デジタル電圧計9
等の計測器が必要であり、これらの試験器材の試験場所
への運搬作業や試験器材間の配線接続作業に多大な時間
と労力を要する。また、試験員のスキルによる試験器材
の操作ミスや配線接続ミス等人為的ミスにより、励磁制
御装置2の損傷や試験不備が発生する問題があった。
【0009】一方、試験用電源1の変動により交流電圧
発生器3や交流電流発生器4の出力が不安定になること
があり、その場合、計測点P1、P2、Pnの電圧デー
タを採取する間においては、試験員は常に出力を一定に
保持するように微調整をしなければならない。そして、
採取した試験データを試験成績書又は報告書としてまと
める場合には、すべて手作業で行っているので、多大な
時間を要する。従って、試験員一人で試験を実施するの
は困難である。
【0010】また、例えば、原子力発電所においては、
励磁制御装置は、通常、放射線管理区域に設置されてお
り、その特性試験を行う場合、放射線従事者として登録
された試験員でなければ対応できないという課題があ
り、励磁制御装置2に何らかの故障が発生し、直ちに特
性試験を行って故障箇所を特定する要求がある場合、試
験員の手配及び試験器材の確保及び試験準備に長時間を
要し、故障箇所の特定が遅れるということがあった。
【0011】本発明の目的は、試験準備及び試験作業さ
らには帳票作成に要する時間を大幅に短縮するとともに
適正に励磁制御装置の特性試験を行うことができる励磁
制御装置の保守装置を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
励磁制御装置の保守装置は、励磁制御装置の試験項目と
試験実施条件を設定する入力手段と、試験項目毎に試験
手順を予め記憶する試験手順ファイルと、入力手段によ
り設定された試験項目と試験実施条件より対象となる試
験手順を試験手順ファイルより抽出しその抽出した試験
手順に基づいて試験実行指令を出力する試験実行処理手
段と、試験実行処理手段からの試験実行指令に基づいて
試験用の交流電圧を出力する交流電圧発生部と、試験実
行処理手段からの試験実行指令に基づいて試験用の交流
電流を出力する交流電圧発生部と、励磁制御装置の計測
点から多重信号を入力し試験実行指令に基づいて順次計
測を行う多重信号計測手段と、試験項目毎に試験データ
フォーマットを予め記憶する試験データフォーマットフ
ァイルと、入力手段で設定された試験項目と試験条件に
より試験データフォーマットファイルより対象の試験デ
ータフォーマットを抽出し計測データの編集を行う試験
データ編集手段と、試験データ編集手段で編集された試
験データを保存する試験データ履歴管理ファイルと、計
測データを順次表示する表示手段と、試験データ編集手
段で編集された試験データを出力する出力手段とを有し
たものである。
【0013】請求項1の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置では、試験実行処理手段は、入力手段で設定され
た試験項目と試験実施条件より対象となる試験手順を試
験手順ファイルから抽出し、この試験手順に基づいて試
験実行指令を出力する。交流電圧発生部及び交流電流発
生部は、試験実行指令に基づき交流電圧及び交流電流を
出力し励磁制御装置に供給する。多重信号計測手段は、
励磁制御装置の計測点の信号を順次計測し試験データ編
集手段に送信する。試験データ編集手段は、試験データ
フォーマットファイルから抽出した試験データフォーマ
ットに受け取った計測データを入力し試験データを作成
編集する。表示手段はその状況を順次表示し、出力手段
は編集された試験データを出力する。
【0014】請求項2の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置は、請求項1に記載の発明において、試験データ
編集手段は、入力手段で設定された試験項目と試験条件
より対象の試験データフォーマットを試験データフォー
マットファイルより抽出する試験データフォーマット抽
出手段と、多重信号計測手段から送信された計測データ
を抽出された試験データフォーマットの所定の場所に入
力し試験データを作成する試験データ作成手段と、試験
データ作成手段で作成された試験データからグラフを作
成するグラフ作成手段と、試験データ履歴管理ファイル
より比較の基準とする試験データを抽出する試験データ
抽出手段と、試験データ作成手段で作成された試験デー
タを試験データ抽出手段で抽出された比較の基準となる
試験データと比較し試験データの良否判定を行う比較手
段と、試験データ作成手段で作成された試験データを試
験データ履歴管理ファイルへ記憶する試験データ保存手
段と、試験データやグラフ及び試験データの良否判定結
果に基づいて帳票を編集する帳票編集手段とを有したも
のである。
【0015】請求項2の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置では、請求項1に記載の発明の作用に加え、試験
データフォーマット抽出手段は、入力手段で設定された
試験項目と試験実施条件より、対象となる試験データフ
ォーマットを試験データフォーマットファイルより抽出
する。試験データ作成手段は、抽出された試験データフ
ォーマットの所定の場所に計測データを入力し試験デー
タを作成する。グラフ作成手段は、試験データからグラ
フを作成し表示手段により表示出力する。試験データ抽
出手段は、比較の基準となる試験データを試験データ履
歴管理ファイルから抽出し、比較手段は、比較の基準と
して抽出された試験データと試験データ作成手段で作成
された試験データとを比較し良否判定を行う。試験デー
タ保存手段は、試験データを試験データ履歴管理ファイ
ルへ記憶する。帳票編集手段は、試験データ、グラフ、
表示判定などの情報を帳票として編集し出力手段により
出力する。
【0016】請求項3の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置は、請求項1に記載の発明において、交流電圧発
生部から出力された交流電圧と交流電流発生部から出力
された交流電流とを取り込み、交流電圧値、交流電流
値、有効電力、位相、周波数を計測する出力信号計測手
段と、この出力信号計測手段で計測された交流電圧値又
は交流電流値が励磁制御装置の許容入力値を越えた場合
には試験中止要求を出力し交流電圧発生部及び交流電流
発生部の出力を遮断させる過大出力検出手段とを有した
ものである。
【0017】請求項3の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置では、請求項1に記載の発明の作用に加え、出力
信号計測手段は、交流電圧発生部及び交流電流発生部か
ら出力される交流電圧及び交流電流の交流電圧値、交流
電流値、有効電力、位相、周波数を計測し、そのうち交
流電圧値と交流電流値とを過大出力検出手段に送信す
る。過大出力検出手段は、交流電圧値又は交流電流値が
励磁制御装置の許容入力値を越えたことを検出し、試験
中止要求を試験実行処理手段に送信する。試験実行処理
手段は、直ちに交流電圧発生部及び交流電流発生部の出
力を遮断する。
【0018】請求項4の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置は、請求項1に記載の発明において、入力手段と
試験手順ファイルと試験実行処理手段と試験データフォ
ーマットファイルと試験データ編集手段と試験データ履
歴管理ファイルと表示手段と出力手段とを制御部に設
け、交流電圧発生部と交流電流発生部と多重信号計測手
段とを信号発生部に設け、制御部は励磁制御装置から離
れた場所に設置し信号発生部は励磁制御装置の近傍に設
置し、制御部からの試験実行指令及び信号発生部からの
計測データの送受信を伝送装置を介して行うようにした
ものである。
【0019】請求項4の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置では、請求項1に記載の発明の作用に加え、制御
部の試験実行処理手段からの試験実行指令は、伝送装置
を介して信号発生部の交流電圧発生部及び交流電流発生
部に送信され、一方、信号発生部の多重信号計測手段か
らの計測データは、伝送装置を介して制御部の試験デー
タ編集手段に送信される。
【0020】請求項5の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置は、請求項4に記載の発明において、信号発生部
を励磁制御装置内に設け、試験の際には励磁制御部に供
給する交流電圧を計器用変圧器から交流電圧発生部に切
り換える電圧切換手段と、励磁制御部に供給する交流電
流を計器用変流器から交流電流発生部に切り換える電流
切換手段とを有したものである。
【0021】請求項5の発明に係わる励磁制御装置の保
守装置では、請求項4に記載の発明の作用に加え、試験
の際には励磁制御部に供給する交流電圧を計器用変圧器
から交流電圧発生部に電圧切換手段で切り換えると共
に、励磁制御部に供給する交流電流を計器用変流器から
交流電流発生部に電流切換手段で切り換える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる励磁制
御装置の保守装置を示す構成図である。第1の実施の形
態における保守装置10は、励磁制御装置2の試験項目
と試験実施条件とを設定するための入力手段11と、試
験項目毎に試験手順を予め記憶するための試験手ファイ
ル12と、対象となる試験手順に基づいて試験実行指令
を出力する試験実行処理手段13と、試験実行処理手段
13からの試験実行指令に基づいて交流電圧を出力する
交流電圧発生部14と、試験実行処理手段13からの試
験実行指令に基づいて交流電流を出力する交流電流発生
部15と、励磁制御装置2の計測点P1、P2、Pnか
ら多重信号を入力し試験実行指令に基づいて順次計測を
行う多重信号計測手段16と、試験項目毎に試験データ
フォーマットを予め記憶する試験データフォーマットフ
ァイル17と、多重信号計測手段16からの計測データ
の編集を行う試験データ編集手段18と、試験データ編
集手段18で編集された試験データを保存するための試
験データ履歴管理ファイル19と、受け取った計測デー
タを順次表示する表示手段20と、試験データ編集手段
18で編集された試験データを出力する出力手段21と
から構成されている。
【0023】図2は試験データ編集手段18の構成図で
ある。試験データ編集手段18は、入力手段11で設定
された試験項目と試験実施条件とにより対象の試験デー
タフォーマットを抽出する試験データフォーマット抽出
手段22と、試験データを作成する試験データ作成手段
23と、グラフを作成するグラフ作成手段24と、試験
データ履歴管理ファイル19より比較の基準とする試験
データを抽出する試験データ抽出手段25と、試験デー
タ作成手段23で作成された試験データを抽出された比
較の基準となる試験データと比較し良否判定を行う比較
手段26と、試験データ作成手段23で作成された試験
データを試験データ履歴管理ファイル19へ記憶する試
験データ保存手段27と、試験データ、グラフ、良否判
定結果などより帳票を編集する帳票編集手段28とから
なる。
【0024】次に、第1の実施の形態における保守装置
10の動作について説明する。図3はその動作内容を示
すフローチャートである。
【0025】まず、入力手段11により試験実施条件及
び試験項目を設定する。試験実施条件の設定は表示手段
20により表示装置に表示された試験実施条件設定画面
を介して行われる。すなわち、試験実施条件設定画面上
で定格値の入力及び励磁方式の選択を行う(S1)。こ
の試験実施条件の設定が完了するとその設定完了の確認
を行い(S2)、次に試験項目設定画面を表示する。
【0026】試験項目設定画面には主画面と副画面とが
あり、まず試験項目設定主画面を表示しその試験項目設
定主画面上で被試験装置を選択する(S3)。この場
合、複数の選択が可能であるが、図3では1つの被試験
装置を選択したものを示している。さらに、選択した被
試験装置毎に試験項目設定副画面を表示し、その試験項
目設定副画面上で試験項目を選択する(S4)。この場
合も複数の選択が可能であり、図3では3項目全てを選
択した場合を示している。
【0027】つまり、図3に示すように、被試験装置と
しては自動電圧調整装置(AVR)が選択され、試験項
目としてはAVR電圧検出特性試験(電圧設定器90R
=下限)とAVR電圧検出特性試験(電圧設定器90R
=50%)とAVR電圧検出特性試験(電圧設定器90
R=上限)との3項目がそれぞれ選択されている。
【0028】この試験項目の設定が完了すると設定完了
確認を行い(S5)、試験の実行が開始され(S6)、
試験実行処理手段13が起動される。
【0029】試験実行処理手段13は、まず、試験手順
ファイル12からAVR電圧検出特性試験(電圧設定器
90R=下限)の試験手順を抽出する。図4は、抽出し
たAVR電圧検出特性試験(電圧設定器90R=下限)
の試験手順のタイムチャートである。試験開始により交
流電圧設定値Vsを0〜120%まで20%ステップで
セットし、各計測点において計測指令を順次出力する。
計測点P1では計測指令P1sを出力し、計測点P2で
は計測指令P2sを出力し、計測点Pnでは計測指令P
nsを出力する。
【0030】交流電圧発生部14はシンセサイザ方式に
よる発振部とパワーアンプ部からなり、その出力が受け
取った交流電圧設定値Vsに一致するように自動調整を
行い、安定した交流電圧を励磁制御装置2に供給する。
一方、励磁制御装置2のすべての計測点と接続され、同
時にすべての計測点の信号を入力する多重信号計測手段
16は、計測点P1での計測指令P1s、計測点P2で
の計測指令P2s、計測点Pnでの計測指令Pnsに従
って、入力信号の中から計測点P1、P2、Pnの信号
を順次選択しその電圧値を計測する。計測された計測デ
ータは試験データ編集手段18に送信され、試験データ
が作成される。
【0031】そして、試験が終了すると、試験データ編
集手段18は、図3に示すように試験結果の良否判定を
行い(S7)、結果が”否”の場合には再試験を行う。
一方、結果が”良”の場合には、次の試験であるAVR
電圧検出特性試験(電圧設定器90R=50%)に移行
し試験を開始する。全試験が終了するまで、前記と同様
に試験を繰り返し実行する(S8)。
【0032】次に、試験データ編集手段18の動作につ
いて説明する。試験データフォーマットファイル17に
は、励磁制御装置2の全試験項目に対する試験データフ
ォーマットが記憶されており、試験データフォーマット
抽出手段22は、入力手段11で選択された試験実施条
件と試験項目に対応する試験データフォーマットを抽出
する。試験データ作成手段23は、多重信号計測手段1
6より受け取った計測データを順次その試験データフォ
ーマットの所定の場所にインプットしていき、図5
(a)に示すような試験データを作成する。この試験デ
ータは、表示手段20により逐次表示装置に表示され
る。
【0033】一つの試験が終了すると、グラフ作成手段
24は、試験員からの要求により試験データから図5
(b)に示すようなグラフを作成する。このグラフは、
表示手段20により表示装置に表示される。また、試験
データ抽出手段25は、今までに作成されたすべての試
験データが記憶されている試験データ履歴管理ファイル
19より比較の基準として使用する試験データ、例え
ば、前回の試駿データを抽出する。比較手段26は、前
回の試験データと今回作成された試験データを比較し、
各々のデータの偏差が予め設定された許容範囲を越えた
場合には試験結果”否”を、許容範囲内の場合には試験
結果”良”を出力する。そして、試験データ保存手段2
7は、作成された試験データを試験データ履歴管理ファ
イル19に保存する。帳票編集手段28は、試験デー
タ、グラフ、試験結果をもとに帳票を作成し、作成され
た帳票は、出力手段21によりプリンタ等で印刷出力さ
れる。
【0034】このように、第1の実施の形態によれば、
試験員が試験項目と試験実施条件を設定すると、予め決
められた試験手順に従って、自動的に試験が実行され、
データ計測、試験データ作成、試験結果の艮杏判定及び
帳票出力もすべて自動で行われる。従って、試験準備、
試験及び帳票作成に要する時間を大幅に短縮すると共に
試験員一人で試験を行うことができる。
【0035】また、試験の自動化により、試験員のスキ
ルによる操作ミスがなくなるので、励磁制御装置2の損
傷や試験不備を防止することができる。また、試験手順
が標準化され、試験データの履歴管理が容易になる。さ
らに、試験後直ちに試験結果が得られ、異常値の早期発
見が可能となる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第2の実施の形態に係わる励磁制御
装置の保守装置の構成図である。この第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、交流電圧発
生部14及び交流電流発生部15から出力される出力信
号の交流電圧値、交流電流値、有効電力、位相及び周波
数を計測する出力信号計測手段29と、交流電圧値又は
交流電流値が励磁制御装置2の許容入力値を越えたこと
を検出する過大出力検出手段30とを追加して設け、過
大出力検出手段30により交流電圧値又は交流電流値が
励磁制御装置2の許容入力値を越えたことを検出したと
きは、試験中止要求を試験実行処理手段13に送信する
ようにしたものである。その他の構成は、図1に示した
第1の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一
符号を付しその説明は省略する。
【0037】図6において、出力信号計測手段29は、
交流電圧発生部14から出力される交流電圧と交流電流
発生部15から出力される交流電流とを取り込み、交流
電圧値、交流電流値、有効電力、位相及び周波数を同時
に計測し試験データ編集手段18に送信する。また、そ
のうちの交流電圧値及び交流電流値を過大出力検出手段
30に送信する。過大出力検出手段30は、交流電圧値
と交流電流値を励磁制御装置2の許容入力値とを比較
し、交流電圧値又は交流電流値が許容入力値を越えた場
合には試験中止要求を試験実行処理手段13に出力す
る。試験実行処理手段13は、交流電圧発生部14又は
交流電流発生部15の出力を直ちに遮断させる。
【0038】この第2の実施の形態によれば、保守装置
10自身の何らかの異常により励磁制御装置2に過大入
力が印加された場合、直ちに保守装置10の出力を遮断
し、励磁制御装置2が損傷することを防止することがで
きる。また、交流電圧発生部14と交流電流発生部15
と計測器とを一体化し軽量化することにより、運搬作業
や配線接続作業を容易にすることができる。
【0039】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第3の実施の形態に係わる励磁制御
装置の保守装置10の構成図である。この第3の実施の
形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、入力手
段11と試験手順ファイル12と試験実行処理手段13
と試験データフォーマットファイル17と試験データ編
集手段18と試験データ履歴管理ファイル19と表示手
段20と出力手段21とを制御部31に設け、交流電圧
発生部14と交流電流発生部15と多重信号計測手段1
6とを信号発生部32に設け、さらに、制御部31には
試験実行指令送信手段33と計測データ受信手段34と
を追加して設け、信号発生部32には試験実行指令受信
手段35と計測データ送信手段36とを追加して設け
る。また、制御部31は励磁制御装置2から離れた場所
に設置し、信号発生部32は励磁制御装置2の近傍に設
置する。そして、制御部31からの試験実行指令及び信
号発生部32からの計測データの送受信を伝送装置37
を介して行うようにしたものである。
【0040】図7において、制御部31は伝送装置37
を介して信号発生部32に接続されている。制御部31
は、試験項目と試験実施条件とを設定する入力手段11
と、試験項目毎に試験手順を予め記憶するための試験手
順ファイル12と、対象となる試験手順に基づいて試験
実行指令を出力する試験実行処理手段13と、試験実行
指令を送信する試験実行指令送信手段33と、計測デー
タを受け取る計測データ受信手段34と、試験項目毎に
試験データフォーマットを予め記憶するための試験デー
タフォーマットファイル17と、設定された試験項目と
試験実施条件とにより試験データフォーマットファイル
17より対象の試験データフォーマットを抽出し計測デ
ータの編集を行う試験データ編集手段18と、編集され
た試験データを保存するための試験データ履歴管理ファ
イル19と、受け取った計測データを順次表示する表示
手段20と、編集された試験データを出力する出力手段
21とから構成されている。
【0041】一方、信号発生部32は、制御部31から
送信された試験実行指令を伝送装置37を介して受け取
る試験実行指令受信手段35と、試験実行指令に基づい
て交流電圧を出力する交流電圧発生部14と、試験実行
指令に基づいて交流電流を出力する交流電流発生部15
と、励磁制御装置2の計測点P1、P2、Pnから多重
信号を入力し試験実行指令に基づいて順次計測を行う多
重信号計測手段16と、計測データを伝送装置37を介
して制御部31に送信する計測データ送信手段36とか
ら構成されている。
【0042】次に、第3の実施の形態における保守装置
10の動作について説明する。図3に示した第1の実施
の形態の場合と同様に、まず、入力手段11により試験
実施条件設定画面で定格値の入力及び励磁方式の選択を
行い(S1)、次に、試験項目設定主画面で被試験装置
を選択し(S3)、さらに、選択した被試験装置毎の試
験項目設定副画面で試験項目を選択する(S4)。
【0043】例えば、被試験装置は自動電圧調整装置
(AVR)を、試験項目はAVR電圧検出特性試験(電
圧設定器90R=下限)とAVR電圧検出特性試験(電
圧設定器90R=50%)とAVR電圧検出特性試験
(電圧設定器90R=上限)との3項目をそれぞれ選択
し試験を実行したとする(S6)。
【0044】そうすると、試験実行処理手段13は、ま
ず、試験手順ファイル12からAVR電圧検出特性試験
(電圧設定器90R=下限)の試験手順を抽出し、図4
に示した第1の実施の形態と同様に、試験開始により交
流電圧設定値Vsを0〜120%まで20%ステップで
セットし、各計測点において計測点P1では計測指令P
1s、計測点P2では計測指令P2s、計測点Pnでは
計測指令Pnsを順次出力する。
【0045】交流電圧設定値Vsと、計測点P1での計
測指令P1s、計測点P2での計測指令P2s、計測点
Pnでの計測指令Pnsとからなる試験実行指令は、試
験実行指令送信手段33により、伝送装置37を介して
信号発生部32の試験実行指令受信手段35に送信され
る。試験実行指令受信手段35は交流電圧設定値Vsを
交流電圧発生部14に、計測点P1での計測指令P1
s、計測点P2での計測指令P2s、計測点Pnでの計
測指令Pnsを多重信号計測手段16に、それぞれ送信
する。
【0046】信号発生部32の交流電圧発生部14は、
シンセサイザ方式による発振部とパワーアンプ部からな
り、その出力が受け取った交流電圧設定値Vsに一致す
るように自動調整を行い、安定した交流電圧を励磁制御
装置2に供給する。一方、励磁制御装置2のすべての計
測点と接続され、同時にすべての計測点の信号を入力す
る多重信号計測手段16は、計測指令P1s、計測指令
P2s、計測指令Pnsに従って、入力信号の中から各
々の計測点P1、P2、Pnの信号を順次選択し、その
電圧値を計測して計測データ送信手段36に送信する。
【0047】信号発生部32の計測データ送信手段36
は、その計測データを伝送装置37を介して制御部31
の計測データ受信手段34に送信する。計測データ受信
手段34は、受け取った計測データを試験データ編集手
段18に送信しそこで試験データが作成される。試験が
終了すると、試験データ編集手段18は試験結果の良否
判定を行い(S7)、結果が”否”の場合には再試験を
行い、結果が”良”の場合には次試験のAVR電圧検出
特性試験(電圧設定器90R=50%)に移行し試験を
開始する。全試験が終了するまで、前記と同様に試験を
繰り返し実行する(S8)。
【0048】この第3の実施の形態によれば、制御部3
1を励磁制御装置2から離れた場所に設置し、遠隔操作
により励磁制御装置2の特性試験を実施することができ
るので、例えば、原子力発電所のように立ち入り制限の
ある区域に励磁制御装置2が設置されていても、制限を
受けることなく試験を実施できる。
【0049】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第4の実施の形態に係わる励磁制御
装置の保守装置の構成図である。この第4の実施の形態
は、図7に示した第3の実施の形態において、信号発生
部32を励磁制御装置2内に設け、試験の際には励磁制
御部38に供給する交流電圧を計器用変圧器39から交
流電圧発生部14に切り換える電圧切換手段40と、励
磁制御部38に供給する交流電流を計器用変流器41か
ら交流電流発生部15に切り換える電流切換手段42と
を有したものである。
【0050】図8において、保守装置10の制御部31
は、試験項目と試験実施条件とを設定する入力手段11
と、試験項目毎に試験手順を予め記憶するための試験手
順ファイル12と、対象となる試験手順に基づいて試験
実行指令を出力する試験実行処理手段13と、試験実行
指令を送信する試験実行指令送信手段33と、計測デー
タを受け取る計測データ受信手段34と、試験項目毎に
試験データフォーマットを記憶する試験データフォーマ
ットファイル17と、設定された試験項目と試験実施条
件により試験データフォーマットファイル17より対象
の試験データフォーマットを抽出し、計測データの編集
を行う試験データ編集手段18と、編集された試験デー
タを保存する試験データ履歴管理ファイル19と、受け
取った計測データを順次表示する表示手段20と、編集
された試験データを出力する出力手段21とから構成さ
れている。
【0051】一方、励磁制御装置2内には保守装置10
の信号発生部32が設けられ、この信号発生部32は、
制御部31から送信された試験実行指令を伝送装置37
を介して受け取る試験実行指令受信手段35と、試験実
行指令に基づいて交流電圧を出力する交流電圧発生部1
4と、試験実行指令に基づいて交流電流を出力する交流
電流発生部15と、計器用変圧器39で検出される交流
電圧と交流電圧発生部14から出力された交流電圧の切
り換えを行い励磁制御部38に交流電圧を供給する電圧
切換手段40と、計器用変流器41で検出される交流電
流と交流電流発生部15から出力された交流電流の切り
換えを行い励磁制御部38に交流電流を供給する電流切
換手段42と、同期機43の界磁制御を行うための励磁
制御部38の計測点P1、P2、Pnから多重信号を入
力し試験実行指令に基づいて順次計測を行う多重信号計
測手段16と、計測データを伝送装置37を介して保守
装置10に送信する計測データ送信手段36とから構成
されている。
【0052】次に、第4の実施の形態における保守装置
10の動作について説明する。図3に示した第1の実施
の形態の場合と同様に、まず、入力手段11により試験
実施条件設定画面で定格値の入力及び励磁方式の選択を
行い(S1)、次に、試験項目設定主画面で被試験装置
を選択し(S3)、さらに、選択した被試験装置毎の試
験項目設定副画面で試験項目を選択する(S4)。
【0053】例えば、被試験装置は自動電圧調整装置
(AVR)を、試験項目はAVR電圧検出特性試験(電
圧設定器90R=下限)とAVR電圧検出特性試験(電
圧設定器90R=50%)とAVR電圧検出特性試験
(電圧設定器90R=上限)との3項目をそれぞれ選択
し試験を実行したとする(S6)。
【0054】そうすると、試験実行処理手段13は、ま
ず、試験手順ファイル12からAVR電圧検出特性試験
(電圧設定器90R=下限)の試験手順を抽出し、図4
に示した第1の実施の形態と同様に、試験開始により交
流電圧設定値Vsを0〜120%まで20%ステップで
セットし、各計測点において計測点P1では計測指令P
1s、計測点P2では計測指令P2s、計測点Pnでは
計測指令Pnsを順次出力する。
【0055】交流電圧設定値Vsと、計測点P1での計
測指令P1s、計測点P2での計測指令P2s、計測点
Pnでの計測指令Pnsとからなる試験実行指令は、試
験実行指令送信手段33により、伝送装置37を介して
信号発生部32の試験実行指令受信手段35に送信され
る。試験実行指令受信手段35は交流電圧設定値Vsを
交流電圧発生部14に、計測点P1での計測指令P1
s、計測点P2での計測指令P2s、計測点Pnでの計
測指令Pnsを多重信号計測手段16に、それぞれ送信
する。交流電圧発生部14は、シンセサイザ方式による
発振部とパワーアンプ部からなり、その出力が受け取っ
た交流電圧設定値Vsに一致するように自動調整を行
い、安定した交流電圧を出力する。
【0056】電圧切換手段40は、通常、計器用変圧器
39で検出される交流電圧を励磁制御部38に供給する
が、試験時は、交流電圧発生部14から出力された交流
電圧を励磁制御部38に供給する。一方、励磁制御部3
8のすべての計測点と接続され、同時にすべての計測点
の信号を入力する多重信号計測手段16は、計測指令P
1s、計測指令P2s、計測指令Pnsに従って、入力
信号の中から計測点P1、P2、Pnの信号を順次選択
し、その電圧値を計測して計測データ送信手段36に送
信する。計測データ送信手段36は、計測データを伝送
装置37を介して制御部31の計測データ受信手段34
に送信する。
【0057】制御部31の計測データ受信手段34は、
受け取った計測データを試験データ編集手段18に送信
し試験データが作成される。試験が終了すると、試験デ
ータ編集手段18は試験結果の良否判定を行い(S
7)、結果が″否”の場合には再試験を行い、結果が”
良”の場合には次試験のAVR電圧検出特性試験(電圧
設定器90R=50%)に移行し試験を開始する。全試
験が終了するまで、前記と同様に試験を繰り返し実行す
る(S8)。
【0058】この第4の実施の形態によれば、励磁制御
装置2内に信号発生部32を組み込んでいるので、制御
部31は励磁制御装置2から離れた場所に設置でき遠隔
操作による試験が可能となる。しかも、励磁制御装置2
に何らかの故障が発生した場合には、電圧切換手段40
や電流切換手段42の切換により直ちに特性試験を行っ
て故障箇所の特定を行うことができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、試験
員が試験実施条件と試験項目とを設定すると、予め決め
られた試験手順に従って自動的に試験が実施される。ま
た、データ計測、試験データ作成、試験結果の良否判定
及び帳票出力もすべて自動で行われる。従って、試験準
備、試験及び帳票作成に要する時間を大幅に短縮すると
共に試験員一人で試験を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる励磁制御装
置の保守装置を示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における試験データ
編集手段の構成図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における保守装置の
動作内容を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施の形態における保守装置で
のAVR電圧検出特性試験の試験手順のタイムチャー
ト。
【図5】本発明の第1の実施の形態における試験データ
編集手段で作成される試験データ及びグラフの説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係わる励磁制御装
置の保守装置の構成図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わる励磁制御装
置の保守装置の構成図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わる励磁制御装
置の保守装置の構成図。
【図9】従来例における励磁制御装置の保守装置の構成
図。
【図10】励磁制御装置の保守装置による特性試験での
試験データの説明図。
【符号の説明】
1 試験用電源 2 励磁制御装置 3 交流電圧発生器 4 交流電流発生器 5 交流電圧計 6 交流電流計 7 力率計 8 有効電力計 9 デジタル電圧計 10 保守装置 11 入力手段 12 試験手順ファイル 13 試験実行処理手段 14 交流電圧発生部 15 交流電流発生部 16 多重信号計測手段 17 試験データフォーマットファイル 18 試験データ編集手段 19 試験データ履歴管理ファイル 20 表示手段 21 出力手段 22 試験データフォーマット抽出手段 23 試験データ作成手段 24 グラフ作成手段 25 試験データ抽出手段 26 比較手段 27 試験データ保存手段 28 帳票編集手段 29 出力信号計測手段 30 過大出力検出手段 31 制御部 32 信号発生部 33 試験実行指令送信手段 34 計測データ受信手段 35 試験実行指令受信手段 36 計測データ送信手段 37 伝送装置 38 励磁制御部 39 計器用変圧器 40 電圧切換手段 41 計器用変流器 42 電流切換手段 43 同期機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期機の界磁を制御する励磁制御装置の
    特性試験を行うための励磁制御装置の保守装置におい
    て、前記励磁制御装置の試験項目と試験実施条件を設定
    する入力手段と、前記試験項目毎に試験手順を予め記憶
    する試験手順ファイルと、前記入力手段により設定され
    た試験項目と試験実施条件より対象となる試験手順を前
    記試験手順ファイルより抽出しその抽出した試験手順に
    基づいて試験実行指令を出力する試験実行処理手段と、
    前記試験実行処理手段からの試験実行指令に基づいて試
    験用の交流電圧を出力する交流電圧発生部と、前記試験
    実行処理手段からの試験実行指令に基づいて試験用の交
    流電流を出力する交流電圧発生部と、前記励磁制御装置
    の計測点から多重信号を入力し前記試験実行指令に基づ
    いて順次計測を行う多重信号計測手段と、前記試験項目
    毎に試験データフォーマットを予め記憶する試験データ
    フォーマットファイルと、前記入力手段で設定された試
    験項目と試験条件により前記試験データフォーマットフ
    ァイルより対象の試験データフォーマットを抽出し計測
    データの編集を行う試験データ編集手段と、前記試験デ
    ータ編集手段で編集された試験データを保存する試験デ
    ータ履歴管理ファイルと、前記計測データを順次表示す
    る表示手段と、前記試験データ編集手段で編集された試
    験データを出力する出力手段とを有したことを特徴とす
    る励磁制御装置の保守装置。
  2. 【請求項2】 前記試験データ編集手段は、前記入力手
    段で設定された試験項目と試験条件より対象の試験デー
    タフォーマットを前記試験データフォーマットファイル
    より抽出する試験データフォーマット抽出手段と、前記
    多重信号計測手段から送信された計測データを抽出され
    た試験データフォーマットの所定の場所に入力し試験デ
    ータを作成する試験データ作成手段と、前記試験データ
    作成手段で作成された試験データからグラフを作成する
    グラフ作成手段と、前記試験データ履歴管理ファイルよ
    り比較の基準とする試験データを抽出する試験データ抽
    出手段と、前記試験データ作成手段で作成された試験デ
    ータを前記試験データ抽出手段で抽出された比較の基準
    となる試験データと比較し試験データの良否判定を行う
    比較手段と、前記試験データ作成手段で作成された試験
    データを試験データ履歴管理ファイルへ記憶する試験デ
    ータ保存手段と、前記試験データや前記グラフ及び前記
    試験データの良否判定結果に基づいて帳票を編集する帳
    票編集手段とを有したことを特徴とする請求項1に記載
    の励磁制御装置の保守装置。
  3. 【請求項3】 前記交流電圧発生部から出力された交流
    電圧と前記交流電流発生部から出力された交流電流とを
    取り込み、交流電圧値、交流電流値、有効電力、位相、
    周波数を計測する出力信号計測手段と、この出力信号計
    測手段で計測された交流電圧値又は交流電流値が前記励
    磁制御装置の許容入力値を越えた場合には試験中止要求
    を出力し前記交流電圧発生部及び前記交流電流発生部の
    出力を遮断させる過大出力検出手段とを有したことを特
    徴とする請求項1に記載の励磁制御装置の保守装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段と前記試験手順ファイルと
    前記試験実行処理手段と前記試験データフォーマットフ
    ァイルと前記試験データ編集手段と前記試験データ履歴
    管理ファイルと前記表示手段と前記出力手段とを制御部
    に設け、前記交流電圧発生部と前記交流電流発生部と前
    記多重信号計測手段とを信号発生部に設け、前記制御部
    は前記励磁制御装置から離れた場所に設置し前記信号発
    生部は前記励磁制御装置の近傍に設置し、前記制御部か
    らの試験実行指令及び前記信号発生部からの計測データ
    の送受信を伝送装置を介して行うようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の励磁制御装置の保守装置。
  5. 【請求項5】 前記信号発生部を前記励磁制御装置内に
    設け、試験の際には励磁制御部に供給する交流電圧を計
    器用変圧器から前記交流電圧発生部に切り換える電圧切
    換手段と、前記励磁制御部に供給する交流電流を計器用
    変流器から前記交流電流発生部に切り換える電流切換手
    段とを有したことを特徴とする請求項4に記載の励磁制
    御装置の保守装置。
JP19641797A 1997-07-08 1997-07-08 励磁制御装置の保守装置 Pending JPH1132500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19641797A JPH1132500A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 励磁制御装置の保守装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19641797A JPH1132500A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 励磁制御装置の保守装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1132500A true JPH1132500A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16357517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19641797A Pending JPH1132500A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 励磁制御装置の保守装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1132500A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015090020A1 (zh) * 2013-12-18 2015-06-25 国电南瑞科技股份有限公司 励磁装置现场测试系统和方法
CN114217221A (zh) * 2021-11-09 2022-03-22 中船澄西船舶修造有限公司 一种基于试验屏的电机维修工位平台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015090020A1 (zh) * 2013-12-18 2015-06-25 国电南瑞科技股份有限公司 励磁装置现场测试系统和方法
CN114217221A (zh) * 2021-11-09 2022-03-22 中船澄西船舶修造有限公司 一种基于试验屏的电机维修工位平台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6794879B2 (en) Apparatus and method for detecting and calculating ground fault resistance
US5949247A (en) Method and apparatus for automatically testing and evaluating electric generator sets
US8405417B2 (en) Method and device for off-line testing of electric motors
CN108446197A (zh) 一种控制保护板卡自动检测系统和方法
JP2009171723A (ja) デジタル保護継電器の試験装置
US6370252B1 (en) Circuit arrangement for testing the connection of a sound reproducing device to a sound signal source
CN103983895A (zh) Pt二次回路的在线式n线多点接地故障检测方法及装置
JPH1132500A (ja) 励磁制御装置の保守装置
CN106405467A (zh) 一种低压电流互感器短时热电流自动化试验装置及试验方法
CN103592552B (zh) 一种过电压保护器特性测试仪及测试方法
CN111090072B (zh) 一种ct回路无线自动校验装置及校验方法
JPH11149309A (ja) 調整器の保守装置
CN112462260A (zh) 一种柴油发电机带载性能测试系统及方法
US11143704B2 (en) Power generation system test apparatus and method
JP4035897B2 (ja) 変成器回路の検査装置
CN108459219B (zh) 一种用于测试励磁系统的方法及系统
JP3310522B2 (ja) Avrの静特性・動特性自動試験用現地支援ツール
JPH1090333A (ja) 機器特性の試験装置および試験方法
JP3363002B2 (ja) 機器の試験方法および試験装置
US6815956B2 (en) Automatic hi-pot, megohmeter and continuity, circuit tester
CN114646875A (zh) 一种风电机组偏航电机同步性检测方法及系统
CN113866483A (zh) 变电站二次电压自动校验方法及系统
JPH1183923A (ja) 電子機器検査装置
JPH05157592A (ja) 電子機器の性能試験装置
CN114002077B (zh) 电力试验系统及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050719