JPH11324971A - キャンドモータポンプ - Google Patents

キャンドモータポンプ

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JPH11324971A
JPH11324971A JP15358098A JP15358098A JPH11324971A JP H11324971 A JPH11324971 A JP H11324971A JP 15358098 A JP15358098 A JP 15358098A JP 15358098 A JP15358098 A JP 15358098A JP H11324971 A JPH11324971 A JP H11324971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
fluid
section
canned motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15358098A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichiro Honda
修一郎 本田
Shusei Ko
修正 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPH11324971A publication Critical patent/JPH11324971A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えポンプの取扱液に固形粒子が含まれてい
ても、この固形粒子によって軸受等が損傷してしまうこ
とがなく、モータ部の冷却・潤滑が円滑に行えるキャン
ドモータポンプを提供する。 【解決手段】 ポンプ部Aと、このポンプ部とシャフト
を共有するモータ部Bと、ポンプ部の吐出側から流体の
一部をモータ部に導入する流体導入路14aを有し、該
流体導入路より導入した流体をモータ部の所定箇所に流
通させて冷却及び/又は潤滑を行い、ポンプ部の吸込側
に戻すようにしたキャンドモータポンプにおいて、流体
導入路に粒子捕捉用のフィルタが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の流体の移送
に用いられるキャンドモータポンプ、特にモータの冷
却、並びに軸受の冷却及び潤滑をポンプ取扱い液で行う
ようにしたキャンドモータポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータ内部にポンプの吐出流体の一部を
導入する流体導入路を備え、この導入路から導入された
液体でモータの冷却、並びに軸受の冷却及び潤滑を行う
ようにしたキャンドモータポンプは、一般に固形粒子を
含まない清浄な流体を取り扱う場合に広く使用される。
このため、従来、この種のキャンドモータポンプにあっ
ては、モータ内部への固形粒子の侵入がないものとし
て、固形粒子のポンプ内部への侵入を防止するための措
置は講じられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、運転開始当初
やメンテナンス直後の運転では、ポンプ揚液に若干の固
形粒子が含まれており、この固形粒子を含む流体が流体
導入路からポンプの内部に導入され、この流体が軸受の
隙間を流れる時に該軸受を損傷させてしまうことが有っ
た。
【0004】本発明は、上記課題に鑑み、例えポンプの
取扱液に固形粒子が含まれていても、この固形粒子によ
って軸受等が損傷してしまうことがなく、モータ部の冷
却・潤滑が円滑に行えるキャンドモータポンプを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ポンプ部と、このポンプ部とシャフトを共有するモ
ータ部と、前記ポンプ部の吐出側から流体の一部を前記
モータ部に導入する流体導入路を有し、該流体導入路よ
り導入した流体を前記モータ部の所定箇所に流通させて
冷却及び/又は潤滑を行い、前記ポンプ部の吸込側に戻
すようにしたキャンドモータポンプにおいて、前記流体
導入路に粒子捕捉用のフィルタが設けられていることを
特徴とするキャンドモータポンプである。
【0006】これにより、フィルタで流体に含まれる固
形粒子を捕捉し、固形粒子を含まない流体をモータ内部
に導入するので、モータ部の軸受やキャンの間等の狭い
隙間を流体が円滑に流れ、これらの部材を損傷すること
なく、冷却・潤滑を行なうことができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記流体導入路
が、前記ポンプ部と前記モータ部の間に設けた外部配管
を有することを特徴とする請求項1に記載のキャンドモ
ータポンプである。これにより、流路の構成する構造が
簡単であり、また、フィルタの点検や交換が簡便とな
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記流体導入路
が、前記ポンプ部と前記モータ部の間に設けた内部流路
で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキ
ャンドモータポンプである。これにより、全体をコンパ
クトに構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明のキャン
ドモータポンプの第1の実施の形態を示すもので、内部
にポンプ部Aを収容するポンプケーシング10と、内部
にモータ部Bを収容するモータケーシング12とが、ポ
ンプカバー14を介してボルト16で締結されている。
ポンプケーシング10には吸込口10aと吐出口10b
が開口して設けられ、モータケーシング12の他端はエ
ンドカバー18で閉塞されている。
【0010】モータケーシング12の内部には固定子2
0が装着され、この固定子20はモータケーシング12
と内側の固定子用キャン22によって形成される筒状の
空間に収納されている。そして、固定子用キャン22の
内側の空間であるモータ内室24には、回転子用キャン
26で被覆された回転子28が主軸30に固着されて一
体に回転するように設けられている。
【0011】主軸30は、ポンプカバー14とエンドカ
バー18にそれぞれ装着された一対のスラスト兼ラジア
ル軸受32a,32bによって回転自在に支持されてい
る。主軸30の内端側は、ポンプカバー14を貫通して
ポンプケーシング10の内部に延びており、これに羽根
車34が装着されている。この羽根車34の背面中央側
の低圧部に圧力バランス室36が設けられ、羽根車34
の主板35には、この圧力バランス室36と吸込室38
とを連通するバランス穴35aが設けられている。
【0012】ポンプケーシング10の吐出口10bの側
部には抽出孔10cが設けられ、エンドカバー18の中
央部には注入孔18aが設けられ、これらは外部配管4
0で連通されている。そして、外部配管40には、内部
を流れる流体に含まれる固形粒子を除去するためのフィ
ルタ42aが設置されている。
【0013】注入孔18aは、外端側の軸受32aを収
容する空間に開口し、これは軸受32aの間の隙間aか
らモータ内室24、固定子用キャン22と回転子用キャ
ン26の間の隙間b、内端側のモータ内室24、軸受3
2bの間の隙間c、バランス室36、バランス穴35a
を介して羽根車34の内部流路に通じている。これによ
り、吐出液の一部を抽出してモータ部Bの潤滑・冷却液
として用いるための循環流路が構成されている。
【0014】このように構成したキャンドモータポンプ
の作用を説明する。モータ部Bの起動によって羽根車3
4が回転し、取扱液は、吸込口10aから吸込室38に
吸い込まれ、羽根車34で加圧されて吐出口10bから
吐出される。そして、加圧された取扱液の一部は、抽出
孔10c、外部配管40及び注入孔18aを通過して、
モータ室内部に導入される。この流体が外部配管40内
に設置されたフィルタ42aを通過する際に、その中に
含まれる個体粒子がフィルタ42aで捕捉されて除去さ
れる。
【0015】固形粒子が除去された流体は、軸受32a
の隙間aを通ってモータ内室24内に流入し、固定子用
キャン22と回転子用キャン26との間の隙間bを通っ
た後、軸受32bの隙間cを通り、圧力バランス室36
からバランス穴35aを経て吸込室38に戻される。こ
の過程で、循環液は、軸受32a,32bの潤滑及び冷
却と、固定子20と回転子28の発熱の除去とを行な
う。循環液に含まれていた固形粒子はフィルタ42aで
除去されているので、上記の潤滑・冷却の過程において
軸受32a,32bやキャン22,26を損傷させるこ
とがない。この実施の形態では、フィルタ42aが外部
配管に設置されているので、フィルタの点検や交換が簡
便に行える利点がある。
【0016】図2は、本発明の第2の実施の形態のキャ
ンドモータポンプを示すもので、このキャンドモータポ
ンプは、第1の実施の形態における外部配管を省略し
て、内部で取扱液の一部を循環させる潤滑・冷却流路を
形成したものである。
【0017】すなわち、ポンプケーシング10とモータ
ケーシング12を繋ぐポンプカバー14には、羽根車3
4の背面の周辺側の高圧部とモータ内室24とを結ぶ内
部流路14aが設けられ、この内部流路14aの入口部
14bにフィルタ42bが配設されている。更に、主軸
30の内部には、モータ側端部からポンプ吸込室38に
通じる貫通孔30aが設けられている。
【0018】この実施の形態のキャンドモータポンプを
運転すると、ポンプ吐出液の一部は、フィルタ42bを
通過した後、内部流路14aからモータ内室24に流入
し、以後、二つの経路を通って流れる。すなわち、モー
タ内室24から固定子用キャン22と回転子用キャン2
6との間の隙間bを通り、軸受32aの隙間aから貫通
孔30aを通過する第1の経路と、モータ内室24から
軸受32bの隙間cを通り、圧力バランス室36からバ
ランス穴35aを通過する第2の経路とを経てそれぞれ
吸込室38に戻る。
【0019】第1の実施の形態と同様に、循環液は軸受
32a,32bの潤滑及び冷却液としての役割と、モー
タの冷却液としての役割を果たす。また、同様に、フィ
ルタ42bで固形粒子が除去されているので、軸受32
a,32bやキャン22,26を損傷することはない。
この第2の実施の形態によれば、外部配管を設けていな
いので、全体としてコンパクトなキャンドモータポンプ
を提供することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えポンプの取扱液に固形粒子が含まれていても、フィ
ルタで流体に含まれる固形粒子を捕捉し、固形粒子を含
まない流体をモータ内部に導入するので、この固形粒子
によって軸受等が損傷してしまうことがなく、モータ部
の軸受やキャンの間等の狭い隙間を流体が円滑に流れて
これらの冷却・潤滑を行なうことができ、結果として効
率の良いキャンドモータポンプを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のキャンドモータポ
ンプを示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のキャンドモータポ
ンプを示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 ポンプケーシング 10c 抽出孔 12 モータケーシング 14 ポンプカバー 14a 内部流路(流体導入路) 14b 同、入口部 18 エンドカバー 18a 注入孔 20 固定子 24 モータ内室 28 回転子 32a,32b 軸受 34 羽根車 35a バランス穴 40 外部配管(流体導入路) 42a,42b フィルタ A ポンプ部 B モータ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ部と、このポンプ部とシャフトを
    共有するモータ部と、前記ポンプ部の吐出側から流体の
    一部を前記モータ部に導入する流体導入路を有し、該流
    体導入路より導入した流体を前記モータ部の所定箇所に
    流通させて冷却及び/又は潤滑を行い、前記ポンプ部の
    吸込側に戻すようにしたキャンドモータポンプにおい
    て、 前記流体導入路に粒子捕捉用のフィルタが設けられてい
    ることを特徴とするキャンドモータポンプ。
  2. 【請求項2】 前記流体導入路は、前記ポンプ部と前記
    モータ部の間に設けた外部配管を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のキャンドモータポンプ。
  3. 【請求項3】 前記流体導入路は、前記ポンプ部と前記
    モータ部の間に設けた内部流路で構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のキャンドモータポンプ。
JP15358098A 1998-05-18 1998-05-18 キャンドモータポンプ Pending JPH11324971A (ja)

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