JPH11324752A - 内燃機関のアイドル回転速度制御装置 - Google Patents

内燃機関のアイドル回転速度制御装置

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JPH11324752A
JPH11324752A JP13330698A JP13330698A JPH11324752A JP H11324752 A JPH11324752 A JP H11324752A JP 13330698 A JP13330698 A JP 13330698A JP 13330698 A JP13330698 A JP 13330698A JP H11324752 A JPH11324752 A JP H11324752A
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
idle
rotational speed
rotation speed
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Application number
JP13330698A
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Hiroshi Matsuda
洋 松田
Tatsuji Miyata
達司 宮田
Shinichi Sasaoka
伸一 笹岡
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関負荷の急激な減少に起因する回転速度の
急上昇を抑制する。 【解決手段】 スロットル開度θが所定開度θi 以下で
あってアイドルスイッチが「ON」、かつ、機関回転速
度Nが所定回転速度Ni 以下のとき(S1〜S3)、及
び、スロットル開度θが所定開度θi 以下であってアイ
ドルスイッチが「ON」、かつ、機関回転速度Nが所定
回転速度Ni より高く、クラッチが「切」のとき(S1
〜S4)に、実回転速度が目標回転速度に近づくよう
に、アイドル制御弁をフィードバック制御する(S
5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のアイド
ル回転速度制御装置において、特に、機関負荷の急激な
減少に起因する回転速度の急上昇を抑制する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のアイドル回転速度制御装置と
しては、例えば、特開昭59−181242号公報に開
示されるように、機関の吸気系に設けられたスロットル
弁をバイパスする補助空気通路を設けると共に、補助空
気通路を開閉するアイドル制御弁を設け、実回転速度が
目標回転速度に近づくように、アイドル制御弁により補
助空気流量をフィードバック制御するものがある。フィ
ードバック制御を行う条件、即ち、アイドル運転領域
は、スロットル弁の開度(以下「スロットル開度」とい
う)が所定開度以下であることが一般的であるが、より
精密な制御を行うことを目的として、図6に示すよう
に、スロットル開度がθi 以下かつ回転速度がNi 以下
のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スロッ
トル開度がθi 以下かつ回転速度がNi 以下のときに、
フィードバック制御を行うものにあっては、次のような
不具合が発生するおそれがある。即ち、図7に示すよう
に、道路の渋滞等により、目標回転速度よりも低い回転
速度で走行する状態が続くと、アイドル回転速度制御装
置は、回転速度を目標回転速度に近づけようとしてアイ
ドル制御弁の開度を徐々に開き、補助空気流量を増加さ
せる。この状態で、例えば、停車すべくクラッチを切る
か、或いは、変速機の変速段を中立(ニュートラル)に
すると、内燃機関の負荷が急激に減少するため、回転速
度が急上昇する。回転速度が急上昇しても、回転速度が
i 以下であれば、フィードバック制御を行う条件が成
立しているため、回転速度が徐々に低下して目標回転速
度に落ち着く。しかし、回転速度がNi より上昇してし
まうと、フィードバック制御を行う条件が成立しなくな
るので、アイドル制御弁の開度が所定開度に固定され、
回転速度が高い状態のままとなってしまう。
【0004】回転速度が高い状態で車両を発進すべくク
ラッチを繋ぐか、或いは、変速機を走行段に変速する
と、急発進するおそれがある。また、発進後において
も、アクセルペダルを踏込んでいない状態の走行速度が
必要以上に高くなってしまうおそれがある。そこで、本
発明は以上のような従来の問題点に鑑み、アイドル制御
弁の制御領域を見直すことで、機関負荷の急激な減少に
起因する内燃機関の回転速度の急上昇を抑制した内燃機
関のアイドル回転速度制御装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、内燃機関の吸気系に設けられたスロットル弁
をバイパスする補助空気通路に介装され、該補助空気通
路の開度を調整する開度調整手段と、前記内燃機関の運
転状態がアイドル運転領域にあるか否かを判定するアイ
ドル判定手段と、該アイドル判定手段によりアイドル運
転領域にあると判定されたときに、機関回転速度が目標
回転速度に近づくように、前記開度調整手段を介して内
燃機関への補助空気流量をフィードバック制御するフィ
ードバック制御手段と、を含んで構成される内燃機関の
アイドル回転速度制御装置において、前記アイドル判定
手段は、前記スロットル弁の開度を検出する開度検出手
段と、前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出
手段と、前記内燃機関の出力が被駆動部材まで伝達され
ているか否かを検出する出力伝達検出手段と、前記開度
検出手段により検出された開度が所定開度以下であっ
て、前記回転速度検出手段により検出された回転速度が
所定回転速度以下のときに、前記内燃機関がアイドル運
転領域にあると判定する第1の判定手段と、前記開度検
出手段により検出された開度が所定開度以下であって、
前記回転速度検出手段により検出された回転速度が所定
回転速度より高く、かつ、前記出力伝達手段により出力
が被駆動部材まで伝達されていないことが検出されたと
きに、前記内燃機関がアイドル運転領域にあると判定す
る第2の判定手段と、を含んで構成されたことを特徴と
する。
【0006】かかる構成によれば、開度調整手段を介し
て内燃機関への補助空気流量のフィードバック制御は、
次の条件が満足されたときに行われる。 (1) スロットル弁の開度が所定開度以下であって、回転
速度が所定回転速度以下のとき (2) スロットル弁の開度が所定開度以下であって、回転
速度が所定回転速度よりも高く、かつ、機関出力が被駆
動部材まで伝達されていないとき 即ち、条件(1) は従来のアイドル回転速度制御装置にお
ける一般的な制御領域であるが、条件(2) を新たに付加
することで、機関負荷が急激に減少して従来の制御領域
から逸脱しても、フィードバック制御が行われる。従っ
て、機関負荷の急激な減少により急上昇した回転速度
は、フィードバック制御により実回転速度が目標回転速
度に徐々に近づき、最終的には目標回転速度に落ち着
く。
【0007】請求項2記載の発明は、前記内燃機関の出
力軸に、出力の断続を行うクラッチが介装連結される構
成にあっては、前記出力伝達検出手段は、前記クラッチ
の断続を検出する断続検出手段であることを特徴とす
る。かかる構成によれば、クラッチの断続を検出するこ
とで、機関負荷が被駆動部材に伝達されているか否かを
検出することができるので、出力伝達検出手段が簡単な
構成で実現される。
【0008】請求項3記載の発明は、前記内燃機関の出
力軸に変速機が連結される構成においては、前記出力伝
達検出手段は、前記変速機の変速段が中立位置にあるか
否かを検出する中立検出手段であることを特徴とする。
かかる構成によれば、変速段の中立を検出することで、
機関負荷が被駆動部材に伝達されているか否かを検出す
ることができるので、出力伝達検出手段が簡単な構成で
実現される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明に係るアイドル回転
速度制御装置が組み込まれた内燃機関の一実施形態を示
す。圧縮天然ガス(以下「CNG」という)を燃料とす
る内燃機関1には、エアクリーナ2、吸気ダクト3、ミ
キサ4、スロットル弁5、補助スロットル弁6及び吸気
マニホールド7を介して空気が流入される。また、機関
出力を向上させるために、吸気ダクト3には、過給機と
しての排気ターボチャージャ(以下「ターボチャージ
ャ」という)8の吸気側タービン8a、及び、吸気温度
を低下させるインタークーラ9が介装される。
【0010】内燃機関1からの排気は、排気マニホール
ド10及び排気ダクト11を介してマフラ(消音器)1
2から大気中に排出される。排気ダクト11には、その
上流側から、ターボチャージャ8の排気側タービン8
b、空燃比フィードバック制御のために排気中の酸素濃
度を検出するO2 センサ13、及び、排気ダクト11を
閉じることで内燃機関1の内部抵抗を増大して制動効果
を奏する排気シャッタ14が介装される。
【0011】ミキサ4は、CNGと空気とを混合して可
燃混合気を形成する一種のキャブレタとして作用する。
即ち、ミキサ4は、図2に示すように、吸気ダクト3を
絞ることで負圧を発生させるベンチュリ4aと、CNG
の供給量を制御する燃料調整弁4bと、内燃機関1の非
稼動時に吸気ダクト3内にCNGが漏出することを防止
する燃料カット弁4cと、O2 センサ13からの出力に
応じて空燃比を制御する空燃比制御弁4dと、を含んで
構成される。
【0012】また、図示しないボンベに気体で貯蔵され
ているCNGは、ボンベから押し出され、燃料パイプ1
5を介してレギュレータ16に供給される。レギュレー
タ16に供給されたCNGは、内燃機関1の冷却水によ
り加熱され略大気圧のガスとなり、ミキサ4を通過する
吸入空気流量に応じて発生するベンチュリ負圧により吸
気ダクト3内に吸引される。そして、吸気ダクト3内に
吸引されたCNGは、吸入空気と混合して可燃混合気を
形成し、内燃機関1に供給される。
【0013】さらに、吸気ダクト3の周壁には、スロッ
トル弁5をバイパスした吸入空気(補助空気)が流通す
る補助空気通路17が形成される。補助空気通路17に
は、補助空気通路17の開度を調整するアイドル制御弁
18(開度調整手段)が介装される。アイドル制御弁1
8は、機関の回転速度が目標回転速度に近づくように、
マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニット
19により開度が制御される。
【0014】なお、コントロールユニット19は、アイ
ドル判定手段、第1の判定手段、第2の判定手段及びフ
ィードバック制御手段としての機能を有する。この他に
は、ミキサ4、スロットル弁5及び補助スロットル弁6
をバイパスする吸気バイパス通路20が形成され、吸気
バイパス通路20に、吸気バイパス通路20を開閉する
吸気バイパス弁21が介装される。吸気バイパス弁21
は、排気シャッタ14の作動時(閉時)に、排気ブレー
キを作動させる空気を内燃機関1に供給すべく、負圧に
より作動するバキュームアクチュエータにより開閉駆動
する。
【0015】内燃機関1の各種制御を行うためのセンサ
類としては、スロットル弁5のスロットル開度θを検出
するスロットル開度センサ22(開度検出手段)、スロ
ットル開度θが所定開度θs 以下になったことを検出す
るアイドルスイッチ23(開度検出手段)、冷却水温度
w を検出する水温センサ24、吸気ダクト3内の負圧
を検出するブースト圧力センサ25、機関回転速度Nを
検出するクランク角センサ26(回転速度検出手段)、
変速機27の変速段が中立位置(ニュートラル)にある
ことを検出する中立スイッチ28(出力伝達検出手段、
中立検出手段)、クラッチペダル29が操作されたこと
を検出するクラッチスイッチ30(出力伝達検出手段、
断続検出手段)等が設けられる。
【0016】なお、以上説明しなかった符号31は、混
合気を火花点火する点火プラグ、符号32は、点火プラ
グ31に高圧電圧を供給するイグニッションコイル、符
号33は、イグニッションコイル32に1次電圧を供給
するパワースイッチである。次に、かかる構成からなる
アイドル回転速度制御装置の制御内容について、フロー
チャート等を参照しつつ説明する。
【0017】図3は、アイドル回転速度制御装置の制御
内容の第1実施例を示す。ステップ1(図では「S1」
と略記する。以下同様)では、スロットル開度センサ2
2からスロットル開度θを読み込み、スロットル開度θ
が所定開度θi (図6参照)以下であるか否かを判断す
る。そして、スロットル開度θが所定開度θi 以下であ
ればステップ2へと進み(Yes)、スロットル開度θ
が所定開度θi より大きければステップ6へと進む(N
o)。
【0018】ステップ2では、アイドルスイッチ23が
「ON」、即ち、スロットル開度θが所定開度θs (図
6参照)以下であるか否かを判断する。そして、アイド
ルスイッチ23が「ON」であればステップ3へと進み
(Yes)、アイドルスイッチ23が「OFF」であれ
ばステップ6へと進む(No)。ステップ3では、クラ
ンク角センサ26から回転速度Nを読み込み、回転速度
Nが所定回転速度Ni (図6参照)より高いか否かを判
断する。そして、回転速度Nが所定回転速度Ni より高
ければステップステップ4へと進み(Yes)、回転速
度Nが所定回転速度Ni 以下であればステップ5へと進
む(No)。
【0019】即ち、ステップ1〜ステップ3の処理によ
って、内燃機関1の運転状態がアイドル運転領域(図6
参照)にあるか否かの判断が行われる。なお、ステップ
1及びステップ2の処理は、スロットル開度センサ22
或いはアイドルスイッチ23のどちらか一方が故障して
も、アイドル制御弁18の制御が支障なく行われるよう
にするために、センサを2重化したものである。従っ
て、所定開度θi 及びθ s を同一開度に設定してもよ
い。但し、通常の処理においては、スロットル開度セン
サ22或いはアイドルスイッチ23のどちらか一方によ
り、アイドル運転領域にあるか否かを判断するようにし
てもよい。ここで、ステップ1〜ステップ3の処理が、
第1の判定手段に相当する。
【0020】ステップ4では、クラッチスイッチ30が
「ON」、即ち、クラッチが「切」状態であるか否かを
判断する。そして、クラッチスイッチ30が「ON」で
あればステップ5へと進み(Yes)、クラッチスイッ
チ30が「OFF」であればステップ6へと進む(N
o)。なお、ステップ1〜ステップ4の処理が、第2の
判定手段に相当する。
【0021】ステップ5では、アイドル制御弁18のフ
ィードバック制御を行う。即ち、水温センサ24から冷
却水温度Tw を読み込み、冷却水温度Tw 等に基づいて
マップを参照して目標回転速度Nt を設定する。そし
て、クランク角センサ26から回転速度Nを読み込みつ
つ、回転速度Nが目標回転速度Nt に近づくようにアイ
ドル制御弁18をフィードバック制御する。なお、ステ
ップ5の処理が、フィードバック制御手段に相当する。
【0022】ステップ6では、内燃機関1の運転状態が
アイドル運転領域にないときの制御が行われる。即ち、
補助空気通路17の開度を固定すべく、アイドル制御弁
18を非作動状態にする。一般的には、補助空気通路1
7を全閉とする。以上説明したステップ1〜ステップ6
の処理によれば、アイドル制御弁18のフィードバック
制御は、内燃機関1の運転状態がアイドル運転領域にあ
るとき、及び、スロットル開度θが所定開度θs 以下で
あって回転速度Nが所定回転速度Ni より高くかつクラ
ッチ「切」のときに行われる。従って、アイドル運転中
にクラッチを切ることで、機関負荷が急激に減少してア
イドル運転領域から逸脱しても、アイドル制御弁18の
フィードバック制御が行われ、図7に示すように、徐々
に回転速度が低下して目標回転速度に落ち着く。このた
め、例えば、クラッチを繋いで車両を発進させようとし
ても、適正な回転速度においてクラッチの接続が行われ
るので、車両の急発進、及び、クラッチの早期摩耗を防
止することができる。また、車両の発進後においては、
アクセルペダルを踏んでいない状態での走行速度が適正
なものとなり、運転性の改善を図ることができる。
【0023】図4は、アイドル回転速度制御装置の制御
内容の第2実施例を示す。第2実施例は、図3に示す第
1実施例のステップ4の処理のみを変更したものであ
る。即ち、ステップ4’では、変速機27に設けられた
中立スイッチ28が「ON」、即ち、変速段が中立であ
るか否かを判断する。そして、中立スイッチ28が「O
N」であればステップ5へと進み(Yes)、中立スイ
ッチ28が「OFF」であればステップ6へと進む(N
o)。
【0024】変速機27の変速段が中立であるときに
は、クラッチ「切」と同様に、機関出力が被駆動部材
(車両においては駆動輪)に伝達されないので、アイド
ル運転中に変速段を中立にすると、回転速度が急上昇す
る可能性がある。そこで、ステップ4’の処理を行うこ
とで、かかる場合であっても、アイドル制御弁18のフ
ィードバック制御が行われ、先の第1実施例と同様な効
果を奏することができる。
【0025】図5は、アイドル回転速度制御装置の制御
内容の第3実施例を示す。なお、先の第1実施例と同じ
制御内容に関しては、説明を簡単に行う。ステップ10
では、スロットル開度センサ22からスロットル開度θ
を読み込み、スロットル開度θが所定開度θi 以下であ
るか否かを判断する。そして、スロットル開度θが所定
開度θi 以下であればステップ11へと進み(Ye
s)、スロットル開度θが所定開度θi より大きければ
ステップ16へと進む(No)。
【0026】ステップ11では、アイドルスイッチ23
が「ON」であるか否かを判断する。そして、アイドル
スイッチ23が「ON」であればステップ12へと進み
(Yes)、アイドルスイッチ23が「OFF」であれ
ばステップ16へと進む(No)。ステップ12では、
クランク角センサ26から回転速度Nを読み込み、回転
速度Nが所定回転速度Ni より高いか否かを判断する。
そして、回転速度Nが所定回転速度Ni より高ければス
テップステップ13へと進み(Yes)、回転速度Nが
所定回転速度Ni 以下であればステップ15へと進む
(No)。
【0027】即ち、ステップ10〜ステップ12の処理
によって、内燃機関1の運転状態がアイドル運転領域
(図6参照)にあるか否かの判断が行われる。なお、ス
テップ10〜ステップ12の処理が、第1の判定手段に
相当する。ステップ13では、クラッチスイッチ30が
「ON」であるか否かを判断する。そして、クラッチス
イッチ30が「ON」であればステップ14へと進み
(Yes)、クラッチスイッチ30が「OFF」であれ
ばステップ16へと進む(No)。
【0028】ステップ14では、変速機27に設けられ
た中立スイッチ28が「ON」であるか否かを判断す
る。そして、中立スイッチ28が「ON」であればステ
ップ15へと進み(Yes)、中立スイッチ28が「O
FF」であればステップ16へと進む(No)。なお、
ステップ10〜ステップ14の処理が、第2の判定手段
に相当する。
【0029】ステップ15では、アイドル制御弁18の
フィードバック制御を行う。ステップ16では、内燃機
関1の運転状態がアイドル運転領域にないときの制御が
行われる。即ち、補助空気通路17の開度を固定すべ
く、アイドル制御弁18を非作動状態にする。以上説明
したステップ10〜ステップ16の処理によれば、スロ
ットル開度θが所定開度θs 以下であって回転速度Nが
所定回転速度Ni より高く、かつ、クラッチ「切」及び
変速段が「中立」のときであっても、アイドル制御弁1
8のフィードバック制御が行われる。即ち、機関出力が
被駆動部材に伝達されない状態として、クラッチ「切」
及び変速機「中立」の両方を考慮しているので、先の第
1及び第2実施例に比べて、信頼性が高くなっている。
なお、他の作用及び効果に関しては、第1及び第2実施
例と同様であるので、その説明は省略する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、機関負荷の急激な減少により急上昇した回
転速度は、フィードバック制御により、最終的には目標
回転速度に落ち着く。従って、かかるアイドル回転速度
制御装置を車両に搭載すれば、クラッチを切ることで機
関負荷が急激に減少し回転速度が急上昇しても、回転速
度は徐々に低下して目標回転速度に落ち着く。このた
め、クラッチを繋いでも、回転速度が適正なものとなっ
ているので、車両が急発進することがなく、また、クラ
ッチの摩耗を抑制することができる。さらに、車両を発
進させた後でも、アクセルペダルを踏込んでいない状態
での車速が必要以上に高くならず、車両の走行性を向上
することができる。
【0031】請求項2又は請求項3に記載の発明によれ
ば、出力伝達検出手段を簡単な構成で実現できるので、
信頼性を向上させつつ、コスト上昇を極力抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアイドル回転速度制御装置を組
み込んだ内燃機関の構成図
【図2】 同上の要部詳細図
【図3】 同上の制御内容の第1実施例を示すフローチ
ャート
【図4】 同上の制御内容の第2実施例を示すフローチ
ャート
【図5】 同上の制御内容の第3実施例を示すフローチ
ャート
【図6】 アイドル運転領域の説明図
【図7】 従来の問題点及び本発明の効果を示す線図
【符号の説明】
1 内燃機関 3 吸気ダクト 5 スロットル弁 17 補助空気通路 18 アイドル制御弁 19 コントロールユニット 22 スロットル開度センサ 23 アイドルスイッチ 26 クランク角センサ 28 中立スイッチ 30 クラッチスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気系に設けられたスロットル
    弁をバイパスする補助空気通路に介装され、該補助空気
    通路の開度を調整する開度調整手段と、 前記内燃機関の運転状態がアイドル運転領域にあるか否
    かを判定するアイドル判定手段と、 該アイドル判定手段によりアイドル運転領域にあると判
    定されたときに、機関回転速度が目標回転速度に近づく
    ように、前記開度調整手段を介して内燃機関への補助空
    気流量をフィードバック制御するフィードバック制御手
    段と、 を含んで構成される内燃機関のアイドル回転速度制御装
    置において、 前記アイドル判定手段は、 前記スロットル弁の開度を検出する開度検出手段と、 前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段
    と、 前記内燃機関の出力が被駆動部材まで伝達されているか
    否かを検出する出力伝達検出手段と、 前記開度検出手段により検出された開度が所定開度以下
    であって、前記回転速度検出手段により検出された回転
    速度が所定回転速度以下のときに、前記内燃機関がアイ
    ドル運転領域にあると判定する第1の判定手段と、 前記開度検出手段により検出された開度が所定開度以下
    であって、前記回転速度検出手段により検出された回転
    速度が所定回転速度より高く、かつ、前記出力伝達手段
    により出力が被駆動部材まで伝達されていないことが検
    出されたときに、前記内燃機関がアイドル運転領域にあ
    ると判定する第2の判定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関のアイド
    ル回転速度制御装置。
  2. 【請求項2】前記内燃機関の出力軸に、出力の断続を行
    うクラッチが介装連結される構成にあっては、 前記出力伝達検出手段は、前記クラッチの断続を検出す
    る断続検出手段であることを特徴とする請求項1記載の
    内燃機関のアイドル回転速度検出手段。
  3. 【請求項3】前記内燃機関の出力軸に変速機が連結され
    る構成においては、 前記出力伝達検出手段は、前記変速機の変速段が中立位
    置にあるか否かを検出する中立検出手段であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のアイドル回
    転速度検出装置。
JP13330698A 1998-05-15 1998-05-15 内燃機関のアイドル回転速度制御装置 Pending JPH11324752A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020015127A (ko) * 2000-08-21 2002-02-27 이계안 내연기관의 아이들 스피드 컨트롤의 공기 보정량제어방법
JP2009180201A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Honda Motor Co Ltd 副吸気流路の流量制御方法

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