JPH11324691A - 排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置 - Google Patents

排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置

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JPH11324691A
JPH11324691A JP12893498A JP12893498A JPH11324691A JP H11324691 A JPH11324691 A JP H11324691A JP 12893498 A JP12893498 A JP 12893498A JP 12893498 A JP12893498 A JP 12893498A JP H11324691 A JPH11324691 A JP H11324691A
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inlet casing
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孝一郎 今給黎
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義嗣 青野
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竜一 伊伏
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス入口ケーシング及びガス出口ケーシング
の仕様の変化があっても、1種類のガスバイパス通路で
対応でき、また過給機の分解、組立時においては、ガス
バイパス通路の格別な分解、組立作業を不要とすること
により、部品点数が少なく、分解、組立工数が低減され
た排気ガスタービン過給機を提供する。 【解決手段】 タービンディスク側からの漏洩ガスが貯
留される空間とガス出口ケーシングとを連通して上記漏
洩ガスを上記出口通路に導くガスバイパス通路を備えた
排気ガスタービン過給機において、上記ガスバイパス通
路は、ガス出口案内筒に形成され排気出口通路への放出
口を有する環状室と、ガス入口ケーシングに設けられて
上記空間と環状室とを連通する接続路とを備え、ガス入
口ケーシングとガス出口案内筒とをインロー嵌合して、
ガス出入口ケーシングの間にガス出口案内筒のガイド部
を挟み込み固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用排気ガ
スタービン過給機において、ラビリンス部からの漏洩ガ
スを排気ガス出口側へ導くための漏洩ガス排出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8には、従来のディーゼル機関用排気
ガスタービン過給機のタービン部分及び漏洩ガス排出装
置の縦断面図が示されている。
【0003】図8において、1はガス入口ケーシング、
2はガス出口ケーシング、21はロータシャフト、5は
タービンディスク、4は同タービンディスク5の外周に
円周方向等間隔に固着されたタービン翼、3はノズル、
6は上記タービン翼4の外周と微小隙間を存して設置さ
れてタービン翼4出口の排気ガスを案内するガス出口案
内筒である。
【0004】7は上記タービンディスク5の側部と微小
隙間を存して設けられた漏洩ガスシール用のラビリンス
パッキンである。また22は上記ラビリンスパッキン7
の隙間から漏洩するガスが貯留される空間、8は同空間
22とガス出口ケーシング2の排気ガス出口室2bとを
接続する管状のガスバイパス通路である。
【0005】上記排気ガスタービン過給機の運転時にお
いて、ガス入口ケーシング1に入った排気ガスは、ノズ
ル3から噴出され、タービン翼4に作用してこれを駆動
した後、ガス出口案内筒6に案内されてガス入口ケーシ
ング2のガス出口通路2bを通って排気管内に排出され
る。
【0006】その際において、上記タービンディスク5
の側部とラビリンスパッキン7との隙間から漏洩したガ
スは、タービンディスク5の背部の上記空間22内に溜
まり、コンプレッサ(図示せず)側に向かう推力Bを発
生させる。
【0007】上記ガスバイパス通路8は、上記推力Bを
低減するために設けられたもので、上記空間22内の漏
洩ガスは、図8の矢印のように流れ、同バイパス通路8
を経て低圧になっている上記ガス出口ケーシング2のガ
ス出口通路2b内に排出される。これにより、上記空間
22内に貯留される漏洩ガスの圧力上昇を抑制し、上記
推力Bを低減せしめている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、上記排気ガスタ
ービン過給機においては、これが搭載されるディーゼル
機関の排気系の仕様によって、ガス入口ケーシング1の
入口フランジ1cの方向や大きさ、ガス出口ケーシング
2の出口フランジ2aの方向や大きさが異なるため、ガ
ス入口ケーシング1とガス出口ケーシング2との組合せ
が多種類に亘り、このため上記ガスバイパス通路8も、
数種類準備して上記ガス入口ケーシング1及びガス出口
ケーシング2の仕様に対応したものを選択使用すること
を要する。
【0009】また、上記過給機の点検時においては、ガ
ス入口ケーシング1を取り外すが、この際において、ガ
スバイパス通路8はこれの中央部に設けられた接続フラ
ンジ8aを分解する等によって、ガス入口ケーシング1
とともに取り外す必要がある。このため、上記従来のガ
スバイパス通路8を備えた排気ガスタービン過給機は、
ガス入口ケーシング1及びガス出口ケーシング2の仕様
に対応した多数のガスバイパス通路を要するため部品点
数が多くなる。
【0010】また過給機の開放等において、上記ガスバ
イパス通路8は、ガス入口ケーシング1とともに取り外
すことを要するため、過給機の分解、組立工数が増大
し、整備性低下の要因にもなっている。
【0011】本発明の目的は、ガス入口ケーシング及び
ガス出口ケーシングの仕様の変化があっても、1種類の
ガスバイパス通路で以って対応でき、またガス入口ケー
シングの分解時あるいは組立時においては、ガスバイパ
ス通路の格別な分解あるいは組立作業を不要とすること
により、部品点数が少なく、分解、組立工数が低減され
た排気ガスタービン過給機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする第1の手段は、タービン
ディスクのノズル側側面に臨み、同タービンディスクと
ラビリンスパッキンとの間から漏洩したガスが貯留され
る空間が形成されるとともに、同空間とガス出口ケーシ
ングのガス出口通路とを連通して上記漏洩ガスを上記ガ
ス出口通路に導くガスバイパス通路を備えた排気ガスタ
ービン過給機において、上記ガスバイパス通路は、ガス
出口案内筒に形成され上記ガス出口ケーシングのガス出
口通路への放出口を有する環状室、及びガス入口ケーシ
ングに設けられて上記空間と環状室とを連通する接続路
を備え、上記ガス入口ケーシングの上記接続路の外側に
形成された円筒状内面からなる嵌合部に上記ガス出口案
内筒に形成ささたガイド部の円筒状外面を嵌着するとと
もに、ガス入口ケーシングのフランジをガス出口ケーシ
ングに直接取付けて、実質的に密閉されてなることを特
徴とする排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置に
ある。
【0013】また、上記ガス入口ケーシングの嵌合部と
ガス出口案内筒のガイド部とは円周方向に相対移動可能
とされ、上記ガス入口ケーシングの入口フランジ及びガ
ス出口ケーシングの出口フランジの向きを任意に設定し
て上記嵌合部とガイド部とを嵌着可能に構成すること
も、本発明の具体的手段の1つである。
【0014】上記手段によれば、ガス出口案内筒に設け
られた環状室と、ガス入口ケーシングに設けられた漏洩
ガスを貯留するための空間、及び上記環状室と空間との
接続路とによりガスバイパス通路を形成したので、従来
のもののような格別な管路を必要とせず、構造が簡単化
され、部品点数が低減される。
【0015】また、ガス入口ケーシングとガス出口案内
筒とは、ガス入口ケーシングの円筒状内面にガス出口案
内筒の円筒状外面をインロー嵌合されることにより、両
者の位置決めが確実になされるとともに、上記インロー
嵌合による組立てもスムーズになされて組立工数が低減
される。
【0016】さらに、上記手段によればガス入口ケーシ
ング及びガス出口ケーシングの相対的なフランジの向き
が変わってもガスバイパス通路の変更を要さず、ガス入
口ケーシング及びガス出口案内筒の一部からなる1種類
のガスバイパス通路で以って種々のガス入口ケーシング
とガス出口ケーシングとの組合せに対応できる。
【0017】また、過給機の開放の際等においての分
解、組立等にガスバイパス通路の格別な分解、組立を必
要とせず、分解、組立工数が低減され整備性が向上す
る。
【0018】本発明の第2の手段は、上記第1の手段に
おいて、上記ガス入口ケーシングは、ガス入口フランジ
を有する外側部分と、上記空間及び接続路を有する内側
部分とが一体に構成されてなる。
【0019】上記手段によれば、一体型のガス入口ケー
シングに上記漏洩ガス貯留用の空間及び接続路を形成す
るとともに、この一体型ガス入口ケーシングをガス出口
ケーシングに直接取付けることにより、少ない部品点数
で以って実質的に密閉されたガスバイパス通路を形成す
ることが可能となり、分解、組立工数も低減される。
【0020】また、上記第2の手段において、ガス出口
案内筒は、ガス入口ケーシングとガス出口ケーシングの
間に挟み込まれて、円周方向に相対移動が可能とされ、
上記ガス入口ケーシングの入口フランジ及び、ガス出口
ケーシングの出口フランジの向きを任意に設定して上記
嵌合部とガイド部とを嵌着可能に構成するのが好適であ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図1〜図7を参照して本発明
の実施形態につき詳細に説明する。
【0022】図1には本発明の実施の第1形態に係るデ
ィーゼル機関用排気ガスタービン過給機の要部縦断面
図、図2には図1のA−A矢視図(ガス入口ケーシング
の正面図)、図3には図2のB矢視図、図4には図2の
C−C線断面図(ガス入口ケーシングの縦断面図)、図
5にはガス入口及び出口ケーシングの組立、分解要領
図、図6には出・入口フランジの向きの異なるガス入口
・出口ケーシングの正面外観図が示されている。
【0023】図1〜図6において、1は排気ガスが導入
されるガス入口ケーシング、2は作動後の排気が排出さ
れるガス出口ケーシング、21はロータシャフト、5は
タービンディスク、4は同タービンディスク5の外周に
円周方向等間隔に固着されたタービン翼、3はノズル、
6は上記タービン翼4の外周と微小隙間を存して設置さ
れてタービン翼4出口の排気ガスを案内するガス出口案
内筒である。7は上記タービンディスク5の側部と微小
隙間を存して設けられた漏洩ガスシール用のラビリンス
パッキンである。
【0024】22は上記ラビリンスパッキン7とタービ
ンディスク5との隙間から漏洩されたガスが貯留される
空間であり、同空間22は、図1,図4,図5に示され
るように、ガス入口ケーシング1の前部(タービンディ
スク5側)に同ケーシング1と一体に形成されている。
【0025】23は上記ガス出口案内筒6に、上記ター
ビン翼4の外周壁を隔てて形成された環状室であり、そ
の出口端にはガス出口ケーシング2のガス出口通路2b
に開口する放出口10が設けられている。91は上記空
間22と上記環状室23とを接続する接続路である。
【0026】ここで、上記ガス入口ケーシング1は、図
2に示されるように、ロータシャフト21の軸心に関し
て左右対称な形状となっており、流入した排気ガスは図
2のZ矢印のように左右に分流してノズル3へと入る
が、上部にはガス通路が形成されていない。そこで、こ
の実施形態においては、この上部に鋳物の製作段階で上
記接続路91を形成して、上記空間22と環状室23と
を接続するガスバイパス通路9としている。このように
して、上記接続路91、環状室23及び放出口10から
なるガスバイパス通路9が形成される。
【0027】上記ガス出口案内筒6の後端部には円板状
のガイド部11が形成されており、また上記ガス入口ケ
ーシング1の前端のフランジ1dの内周には円筒状内面
からなる嵌合部12aが形成されている。そして、上記
ガイド部11の外周の円筒状外面に上記ガス入口ケーシ
ング1の嵌合部12aがインロー嵌合されている。
【0028】一方で、上記ガス出口案内筒6のガイド部
11の前側はガス出口ケーシング2の後端部にインロー
嵌合されるとともに、ボルトにて固着されている。従っ
て、上記ガス出口案内筒6は、上記ガイド部11が図1
及び図5に示すように、ガス入口ケーシング1のフラン
ジ1dとガス出口ケーシング2のフランジ2cとの間に
挟み込まれてさらにノズル端面3aと、同案内筒6の端
面6aとが接するように組み付けられることとなる。そ
して、上記ガス入口ケーシング1のフランジ1dとガス
出口ケーシング2のフランジ2cとを接合させてボルト
締めすることにより、ガス入口ケーシング1及びガス出
口ケーシング2が、ガス出口案内筒6のガイド部11を
挟み込む形で、かつガス入口ケーシング1とガス出口案
内筒6とが最小隙間を保持して強固に固定される。
【0029】また、上記のようにガス入口ケーシング1
の嵌合部12とガス出口案内筒6のガイド部11とが円
周方向に回動可能なインロー嵌合であって、上記ガスバ
イパス通路9がこの嵌合部の内側で環状に形成されるの
で、ガス入口ケーシングの入口フランジ1c及びガス出
口ケーシングの出口フランジ2aの向きが図6の(A)
のようになっている場合においても、図6の(B)のよ
うになっている場合においても、上記ガスバイパス通路
9を変更することを要さず、1種類のガスバイパス通路
9で対応できる。
【0030】上記のように構成されたガスバイパス装置
を備えた排気ガスタービン過給機の運転時において、ガ
ス入口ケーシング1に入った排気ガスは、ノズル3から
噴出されタービン翼4に作用してこれを駆動した後、ガ
ス出口案内筒6に案内されてガス出口ケーシング2のガ
ス出口通路2bを通って排気管内に排出される。
【0031】その際において、上記タービンディスク5
の側部とラビリンスパッキン7との隙間から漏洩したガ
スは、タービンディスク5の背部の上記空間22内に一
旦溜まるが、このガスは図1の矢印のように接続路91
及び環状室23を通って放出口10から低圧のガス出口
通路2bに流出される。これにより上記空間22内のガ
ス圧力の上昇が抑制され、推力Bが低減される。
【0032】図7には本発明の実施の第2形態に係る排
気ガスタービン過給機が示されている。この実施形態に
おいてはガス入口ケーシング1の入口フランジ1cを図
1に示される第1形態よりも180°回転させて上側に
なるように配置している。この場合は、ガス入口ケーシ
ング1とガス出口案内筒6とは、ガイド部11と嵌合部
12とのインロー嵌合であるので、支障なくガス入口ケ
ーシング1を回転させることができ、これによって上記
接続路91は下方に位置することとなる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によればガスバイパス通路をガス入口ケーシング
とガス出口案内筒の内部に環状に形成したので、従来の
もののような格別な管路を必要とせず、構造が簡単化さ
れて部品点数が低減され、低コストの過給機が得られ
る。
【0034】また、ガス入口ケーシングの嵌合部の円筒
状内面とガス出口案内筒のガイド部の円筒状外面とをイ
ンロー嵌合することによりガス入口ケーシングとガス出
口案内筒とを組み付けるように構成したので、両者の位
置決めが確実になされるとともに組立てもスムーズに行
うことができ、組立工数が低減される。
【0035】また請求項2のように構成すれば、ガス入
口ケーシングとガス出口ケーシングのあらゆる組合せに
対してもガスバイパス通路の変更を要することなく1種
類のガスバイパス通路で対応できるので、過給機の分
解、組立てが容易にでき、分解、組立工数が低減され、
整備性が向上する。
【0036】さらに請求項3のように構成すれば、一体
型のガス入口ケーシングに、漏洩ガス貯留用の空間及び
接続路を形成して、ガス出口ケーシングを直接取付ける
ことにより実質的に密閉されたガスバイパス通路を形成
することにより、少ない部品点数でガスバイパス通路を
形成できるとともに、分解、組立も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る排気ガスタービ
ン過給機の縦断面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】図2のB矢視図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】上記第1形態におけるガス入口ケーシングの組
立、分解要領図。
【図6】上記第1形態及び第3形態におけるケーシング
の組合せ例を示す正面図。
【図7】本発明の実施の第2形態を示す図1応当図。
【図8】従来の排気ガスタービン過給機を示す図1応当
図。
【符号の説明】
1 ガス入口ケーシング 1c 入口フランジ 1d フランジ 2 ガス出口ケーシング 2a 出口フランジ 2b ガス出口通路 2c フランジ 4 タービン翼 5 タービンディスク 6 ガス出口案内筒 7 ラビリンスパッキン 9 ガスバイパス通路 10 放出口 11 ガイド部 12 嵌合部 21 ロータシャフト 22 空間 23 環状室 91 接続路
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする第1の手段は、タービン
ディスクのノズル側側面に臨み、同タービンディスクと
ラビリンスパッキンとの間から漏洩したガスが貯留され
る空間が形成されるとともに、同空間とガス出口ケーシ
ングのガス出口通路とを連通して上記漏洩ガスを上記ガ
ス出口通路に導くガスバイパス通路を備えた排気ガスタ
ービン過給機において、上記ガスバイパス通路は、ガス
出口案内筒に形成され上記ガス出口ケーシングのガス出
口通路への放出口を有する環状室、及びガス入口ケーシ
ングに設けられて上記空間と環状室とを連通する接続路
を備え、上記ガス入口ケーシングの上記接続路の外側に
形成された円筒状内面からなる嵌合部に上記ガス出口案
内筒に形成ささたガイド部の円筒状外面を嵌着するとと
もに、ガス入口ケーシングのフランジをガス出口ケーシ
ングに直接取付けて、上記空間から上記放出口までが同
ガスバイパス通路外に対して密閉されてなることを特徴
とする排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置にあ
る。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする第1の手段は、タービン
ディスクのノズル側側面に臨み、同タービンディスクと
ラビリンスパッキンとの間から漏洩したガスが貯留され
る空間が形成されるとともに、同空間とガス出口ケーシ
ングのガス出口通路とを連通して上記漏洩ガスを上記ガ
ス出口通路に導くガスバイパス通路を備えた排気ガスタ
ービン過給機において、上記ガスバイパス通路は、ガス
出口案内筒に形成され上記ガス出口ケーシングのガス出
口通路への放出口を有する環状室、及びガス入口ケーシ
ングに設けられて上記空間と環状室とを連通する接続路
を備え、上記ガス入口ケーシングの上記接続路の外側に
形成された円筒状内面からなる嵌合部に上記ガス出口案
内筒に形成されたガイド部の円筒状外面を嵌着するとと
もに、ガス入口ケーシングのフランジをガス出口ケーシ
ングに直接取付けて、上記空間から上記放出口までが同
ガスバイパス通路外に対して密閉されてなり、上記ガス
入口ケーシングは、ガス入口フランジを有する外側部分
と、上記空間及び接続路を有する内側部分とが一体に構
成され、同ガス入口ケーシングにおけるガス入口から前
記ノズルまでのガス通路が一体に形成されてなることを
特徴とする排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置
にある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、第2の手段は、前記第1の手段の排
気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置において、
記ガス入口ケーシングの嵌合部とガス出口案内筒のガイ
ド部とは円周方向に相対移動可能とされ、上記ガス入口
ケーシングの入口フランジ及びガス出口ケーシングの出
口フランジの向きを任意に設定して上記嵌合部とガイド
部とを嵌着可能に構成したこと特徴とする排気ガスター
ビン過給機の漏洩ガス排出装置にある
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記第1、第2の手段によれば、ガス出口
案内筒に設けられた環状室と、ガス入口ケーシングに設
けられた漏洩ガスを貯留するための空間、及び上記環状
室と空間との接続路とによりガスバイパス通路を形成し
たので、従来のもののような格別な管路を必要とせず、
構造が簡単化され、部品点数が低減される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】さらに、上記第2の手段によれば、ガス入
口ケーシングの嵌合部の円筒状内面とガス出口案内筒の
ガイド部の円筒状外面とを円周方向に相対移動可能とし
たため、ガス入口ケーシング及びガス出口ケーシングの
相対的なフランジの向きが変わってもガスバイパス通路
の変更を要さず、ガス入口ケーシング及びガス出口案内
筒の一部からなる1種類のガスバイパス通路で以って種
々のガス入口ケーシングとガス出口ケーシングとの組合
せに対応できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、本発明の第1および第2の手段は、
上記ガス入口ケーシングは、ガス入口フランジを有する
外側部分と、上記空間及び接続路を有する内側部分とが
一体に構成され、同ガス入口ケーシングにおけるガス入
口から前記ノズルまでのガス通路が一体に形成されてな
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】上記第1、第2の手段によれば、一体型の
ガス入口ケーシングに上記漏洩ガス貯留用の空間及び接
続路を形成するとともに、この一体型ガス入口ケーシン
グをガス出口ケーシングに直接取付けることにより、少
ない部品点数で以って実質的に密閉されたガスバイパス
通路を形成することが可能となり、分解、組立工数も低
減される。また、ガス入口ケーシングにおけるガス入口
からノズルまでのガス通路が一体に形成されるので同ガ
ス通路からの排気ガスの漏洩がない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】上記ガス出口案内筒6の後端部には円板状
のガイド部11が形成されており、また上記ガス入口ケ
ーシング1の前端のフランジ1dの内周には円筒状内面
からなる嵌合部12が形成されている。そして、上記ガ
イド部11の外周の円筒状外面に上記ガス入口ケーシン
グ1の嵌合部12がインロー嵌合されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
請求項1、2の発明によれば、ガスバイパス通路は、ガ
ス出口案内筒に形成され上記ガス出口ケーシングのガス
出口通路への放出口を有する環状室、及びガス入口ケー
シングに設けられて上記空間と環状室とを連通する接続
路を備え、上記ガス入口ケーシングの上記接続路の外側
に形成された円筒状内面からなる嵌合部に上記ガス出口
案内筒に形成されたガイド部の円筒状外面を嵌着すると
ともに、ガス入口ケーシングのフランジをガス出口ケー
シングに直接取付けて、上記空間から上記放出口までが
同ガスバイパス通路外に対して密閉されてなるように構
成したので、ガスバイパス通路をガス入口ケーシングと
ガス出口案内筒の内部に環状に形成したため、従来のも
ののような格別な管路を必要とせず、構造が簡単化され
て部品点数が低減され、低コストの過給機が得られる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また請求項2のように構成すれば、さら
に、ガス入口ケーシングの嵌合部の円筒状内面とガス出
口案内筒のガイド部の円筒状外面とを円周方向に相対移
動可能とし、ガス入口ケーシングの入口フランジ及びガ
ス出口ケーシングの出口フランジの向きを任意に設定し
て上記嵌合部とガイド部とを嵌着可能に構成したたた
め、ガス入口ケーシングとガス出口ケーシングのあらゆ
る組合せに対してもガスバイパス通路の変更を要するこ
となく1種類のガスバイパス通路で対応できるので、過
給機の分解、組立てが容易にでき、分解、組立工数が低
減され、整備性が向上する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、請求項1、2の発明のように構成す
れば、ガス入口ケーシングを、入口フランジを有する外
側部分と、漏洩ガス貯留用の空間及び接続路を有する内
側部分とが一体に構成された一体型のガス入口ケーシン
グとして、ガス出口ケーシングを直接取付けることによ
り実質的に密閉されたガスバイパス通路を形成する
、少ない部品点数でガスバイパス通路を形成できると
ともに、分解、組立も容易となる。また、ガス入口ケー
シングにおけるガス入口からノズルまでのガス通路が一
体に形成されるので同ガス通路からの排気ガスの漏洩が
ない。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンディスクのノズル側側面に臨
    み、同タービンディスクとラビリンスパッキンとの間か
    ら漏洩したガスが貯留される空間が形成されるととも
    に、同空間とガス出口ケーシングのガス出口通路とを連
    通して上記漏洩ガスを上記ガス出口通路に導くガスバイ
    パス通路を備えた排気ガスタービン過給機において、上
    記ガスバイパス通路は、ガス出口案内筒に形成され上記
    ガス出口ケーシングのガス出口通路への放出口を有する
    環状室、及びガス入口ケーシングに設けられて上記空間
    と環状室とを連通する接続路を備え、上記ガス入口ケー
    シングの上記接続路の外側に形成された円筒状内面から
    なる嵌合部に上記ガス出口案内筒に形成されたガイド部
    の円筒状外面を嵌着するとともに、ガス入口ケーシング
    のフランジをガス出口ケーシングに直接取付けて、実質
    的に密閉されてなることを特徴とする排気ガスタービン
    過給機の漏洩ガス排出装置。
  2. 【請求項2】 上記ガス入口ケーシングの嵌合部とガス
    出口案内筒のガイド部とは円周方向に相対移動可能とさ
    れ、上記ガス入口ケーシングの入口フランジ及びガス出
    口ケーシングの出口フランジの向きを任意に設定して上
    記嵌合部とガイド部とを嵌着可能に構成した請求項1に
    記載の排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出装置。
  3. 【請求項3】 上記ガス入口ケーシングは、ガス入口フ
    ランジを有する外側部分と、上記空間及び接続路を有す
    る内側部分とが一体に構成されてなる請求項1又は2の
    何れかに記載の排気ガスタービン過給機の漏洩ガス排出
    装置。
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