JPH09217631A - 排気タービン過給機 - Google Patents
排気タービン過給機Info
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- JPH09217631A JPH09217631A JP2641896A JP2641896A JPH09217631A JP H09217631 A JPH09217631 A JP H09217631A JP 2641896 A JP2641896 A JP 2641896A JP 2641896 A JP2641896 A JP 2641896A JP H09217631 A JPH09217631 A JP H09217631A
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Abstract
部のタービンインペラ、コンプレッサインペラ、軸受等
の回転系を取り外すことができる排気タービン過給機を
提供する。 【解決手段】 軸受ハウジング12が、外側取付脚部1
2aと内側軸受部12bからなり、内側軸受部は軸方向
移動により外側取付脚部に着脱できる。また、コンプレ
ッサハウジング16が、外側連結部16aと内側包囲部
16bとからなり、内側包囲部は、内側軸受部よりも大
きい円筒形外面17で外側連結部と接し、かつその軸心
方向移動により外側連結部に着脱できる。更に、外側取
付脚部と内側軸受部は、軸心に対し直角な接合面20
a,20bを有し、この接合面を介して潤滑油を通すよ
うになっており、潤滑油配管と給気マニホールドを取り
付けたままで、内側包囲部と内側軸受部を取り外すこと
ができる。
Description
取り付けたままで、内部の回転系をメンテナンスできる
排気タービン過給機に関する。
すような排気タービン過給機が広く用いられている。こ
の排気タービン過給機は、連結軸1で同軸に連結された
タービンインペラ2とコンプレッサインペラ3、連結軸
1を支持する軸受ハウジング4、タービンインペラ2を
囲むタービンハウジング5、及びコンプレッサインペラ
3を囲むコンプレッサハウジング6からなり、内燃機関
の排ガスでタービンインペラを回転させ、その駆動力で
コンプレッサインペラを回転駆動して、内燃機関に供給
する空気を圧縮(過給)するようになっている。
の近くに設置され、軸受ハウジング4の給油口4aと排
油口4bに潤滑油配管7a,7bが連結され、タービン
ハウジング5の排気入口5aと排気出口5bに排気マニ
ホールド8a,8bが連結され、コンプレッサハウジン
グ6の空気出口6bに給気マニホールド9bが連結され
た状態で使用される。更に、コンプレッサハウジング6
の空気入口6aには通常、エアフィルタ9aが取り付け
られる。
は、同軸に連結されたタービンインペラ2とコンプレッ
サインペラ3が高速(例えば、10万rpm以上)で回
転するため、タービンインペラ、コンプレッサインペ
ラ、軸受等の回転系が高速回転により損傷を受けやす
く、長期間の安定運転のために、定期的に或いは随時メ
ンテナンスする必要がある。特に、船舶用の大型過給機
では、寄港中の短期間でメンテナンスするため、船内で
短時間に軸受系を取り外せることが従来から強く要望さ
れていた。
に、タービンインペラ、コンプレッサインペラ、軸受等
の回転系を取り外すためには、コンプレッサハウジング
6を先ず取り外す必要があり、またコンプレッサハウジ
ング6の空気出口6bは給気マニホールド9bを介して
エンジンに連結されているため、この給気マニホールド
9bも取り外す必要があった。更に、軸受ハウジング4
に連結された潤滑油配管7a,7bの取り外し作業も必
要であった。
ンペラ、コンプレッサインペラ、軸受等の回転系を取り
外すために、予め取り外す配管やマニホールドが多く、
作業が煩雑になり、メンテナンスに時間がかかり過ぎる
問題点があった。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、配管
やマニホールドを分解することなく、短時間に内部のタ
ービンインペラ、コンプレッサインペラ、軸受等の回転
系を取り出すことができる排気タービン過給機を提供す
ることにある。
で同軸に連結されたタービンインペラ及びコンプレッサ
インペラと、連結軸を支持する軸受ハウジングと、ター
ビンインペラを囲むタービンハウジングと、コンプレッ
サインペラを囲むコンプレッサハウジングとからなる排
気タービン過給機において、前記軸受ハウジングは、潤
滑油配管が連結される外側取付脚部と、軸受を内蔵する
内側軸受部とからなり、内側軸受部は、軸方向の移動に
より外側取付脚部に着脱可能であり、前記コンプレッサ
ハウジングは、給気マニホールドが連結される外側連結
部と、コンプレッサインペラを囲む内側包囲部とからな
り、内側包囲部は、前記内側軸受部よりも大きい円筒形
外面で外側連結部と接し、かつ軸方向の移動により外側
連結部に着脱可能であり、これにより、潤滑油配管と給
気マニホールドを取り付けたままで、内側包囲部と内側
軸受部を取り外すことができる、ことを特徴とする排気
タービン過給機が提供される。
軸方向に移動するだけで、給気マニホールドが連結され
た外側連結部を取り外すことなく、内側包囲部のみを取
り外すことができる。また、この内側包囲部は、軸受ハ
ウジングの内側軸受部よりも大きい円筒形外面で外側連
結部と接しているので、内側軸受部を軸方向に移動する
だけで、潤滑油配管が連結された外側取付脚部を取り外
すことなく、給気マニホールドの外側連結部の内側を通
して内側軸受部を取り出すことができる。従って、潤滑
油配管と給気マニホールドを取り付けたままで、内側包
囲部と内側軸受部を取り外すことができ、配管やマニホ
ールドを分解することなく、内部のタービンインペラ、
コンプレッサインペラ、軸受等の回転系を短時間に取り
出してメンテナンスすることができる。
外側取付脚部と内側軸受部は、軸心に対し直角な接合面
をそれぞれ有し、該接合面を介して潤滑油を通すように
給排油通路が設けられ、更に、前記接合面には、内側軸
受部の軸方向の移動により着脱自在なシールが設けられ
ている。前記外側取付脚部と内側軸受部の接合面は、接
合時に互いに密着し、かつその一方にOリング等のシー
ル機構が設けられている、ことが好ましい。
動するだけで、接合面をメタルコンタクトとOリング等
のシールの2重構造により、強固にシールすることがで
きる。
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本
発明による排気タービン過給機の分解状態を示す側面断
面図であり、図2は、その部分拡大図である。図1及び
図2において、本発明の排気タービン過給機10は、連
結軸1で同軸に連結されたタービンインペラ2及びコン
プレッサインペラ3と、連結軸1を支持する軸受ハウジ
ング12と、タービンインペラ2を囲むタービンハウジ
ング14と、コンプレッサインペラ3を囲むコンプレッ
サハウジング16とからなる。かかる構成は、図4に示
した従来の排気タービン過給機と同様である。
2は、潤滑油配管7a,7bが連結される外側取付脚部
12aと、軸受を内蔵する内側軸受部12bとからな
る。内側軸受部12bは、軸方向の移動により外側取付
脚部12aに着脱可能であり、この図では、内側軸受部
12bの一部を軸方向に貫通する取付ボルト18aによ
り、外側取付脚部12aに着脱できるようになってい
る。
2bは、軸心に対し直角な接合面20a,20bをそれ
ぞれ有する。接合面20aには、潤滑油配管7a,7b
にそれぞれ連通した給排油通路口21a,21bが設け
られ、接合面20bには、図示しない軸受に連通した給
排油通路口22a,22bが設けられている。給排油通
路口21a,21bと給排油通路口22a,22bはそ
れぞれ互いに一致する位置に設けられており、接合面2
0a,20bを介して潤滑油を通すようになっている。
aによる接合時に互いに密着するように構成されてい
る。また、接合面20a,20bには、内側軸受部12
bの軸方向の移動により着脱自在なシールが設けられて
いる。このシールは、例えば、図に示すように、接合面
20a,20bの一方に設けられたOリング23aであ
り、両方の結合面が同一平面となる場合に設けるOリン
グ23bである。この構成により、内側軸受部12bを
軸方向に移動するだけで、接合面をメタルコンタクトと
Oリング等のシールの2重構造により、強固にシールす
ることができる。
6は、給気マニホールド9bが連結される外側連結部1
6aと、コンプレッサインペラ3を囲む内側包囲部16
bとからなる。内側包囲部16bは、軸受ハウジング1
2の内側軸受部12bよりも大きい円筒形外面17で外
側連結部16aと接している。また、内側包囲部16b
は、その軸方向の移動により外側連結部16aに着脱可
能であり、この図では、内側包囲部16bの一部(フラ
ンジ部)を軸方向に貫通する取付ボルト18bにより、
外側連結部16aに着脱できるようになっている。
ング16のディフューザ部24が、コンプレッサハウジ
ング16とは別になっており、内側包囲部16bの外側
連結部16aへの取付けにより、内側包囲部16bと内
側軸受部12bとの間に挟持され、コンプレッサハウジ
ング16のディフューザ部を構成するようになってい
る。
体組立断面図である。上述した本発明の構成によれば、
取付ボルト18bを外して、内側包囲部16bを軸方向
に(この図で左方向に)移動するだけで、給気マニホー
ルド9bが連結された外側連結部16aを取り外すこと
なく、内側包囲部16bのみを取り外すことができる。
また、この内側包囲部16bは、軸受ハウジング12の
内側軸受部12bよりも大きい円筒形外面17で外側連
結部16aと接しているので、内側軸受部12bを軸方
向に(この図で左方向に)移動するだけで、潤滑油配管
7a,7bが連結された外側取付脚部12aを取り外す
ことなく、給気マニホールド16の外側連結部16aの
内側を通して内側軸受部12bを取り出すことができ
る。従って、潤滑油配管7a,7bと給気マニホールド
9bを取り付けたままで、内側包囲部16bと内側軸受
部12bを取り外すことができ、配管やマニホールドを
分解することなく、内部のタービンインペラ2、コンプ
レッサインペラ3、軸受等の回転系を取り外してメンテ
ナンスすることができる。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
過給機は、潤滑油配管と給気マニホールドを取り付けた
ままで、内側包囲部と内側軸受部を取り外すことがで
き、配管やマニホールドを分解することなく、内部のタ
ービンインペラ、コンプレッサインペラ、軸受等の回転
系を取り外してメンテナンスすることができる、等の優
れた効果を有する。
示す側面断面図である。
面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 連結軸で同軸に連結されたタービンイン
ペラ及びコンプレッサインペラと、連結軸を支持する軸
受ハウジングと、タービンインペラを囲むタービンハウ
ジングと、コンプレッサインペラを囲むコンプレッサハ
ウジングとからなる排気タービン過給機において、 前記軸受ハウジングは、潤滑油配管が連結される外側取
付脚部と、軸受を内蔵する内側軸受部とからなり、内側
軸受部は、軸方向の移動により外側取付脚部に着脱可能
であり、 前記コンプレッサハウジングは、給気マニホールドが連
結される外側連結部と、コンプレッサインペラを囲む内
側包囲部とからなり、内側包囲部は、前記内側軸受部よ
りも大きい円筒形外面で外側連結部と接し、かつ軸方向
の移動により外側連結部に着脱可能であり、 これにより、潤滑油配管と給気マニホールドを取り付け
たままで、内側包囲部と内側軸受部を取り外すことがで
きる、ことを特徴とする排気タービン過給機。 - 【請求項2】 前記外側取付脚部と内側軸受部は、軸心
に対し直角な接合面をそれぞれ有し、該接合面を介して
潤滑油を通すように給油通路,排油通路の両方またはい
ずれか一方が設けられ、更に、前記接合面には、内側軸
受部の軸方向の移動により着脱自在なシールが設けられ
ている、ことを特徴とする請求項1に記載の排気タービ
ン過給機。 - 【請求項3】 前記外側取付脚部と内側軸受部の接合面
は、接合時に互いに密着し、かつその一方にOリング等
の弾性変形するシール機構が設けられている、ことを特
徴とする請求項2に記載の排気タービン過給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02641896A JP3649300B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 排気タービン過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02641896A JP3649300B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 排気タービン過給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217631A true JPH09217631A (ja) | 1997-08-19 |
JP3649300B2 JP3649300B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=12192996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02641896A Expired - Lifetime JP3649300B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 排気タービン過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3649300B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004506142A (ja) * | 2000-08-07 | 2004-02-26 | アーベーベー ターボ システムズ アクチエンゲゼルシャフト | ターボ過給機のケーシング部品の連結装置 |
WO2008099452A1 (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | 排気タービン過給機 |
US20110308502A1 (en) * | 2009-02-18 | 2011-12-22 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Turbocharger |
EP2730744A1 (de) * | 2012-11-08 | 2014-05-14 | ABB Turbo Systems AG | Abgasturbolader |
EP2792855A1 (de) * | 2013-04-18 | 2014-10-22 | ABB Turbo Systems AG | Rotorblock eines Abgasturboladers |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP02641896A patent/JP3649300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004506142A (ja) * | 2000-08-07 | 2004-02-26 | アーベーベー ターボ システムズ アクチエンゲゼルシャフト | ターボ過給機のケーシング部品の連結装置 |
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CN103807006A (zh) * | 2012-11-08 | 2014-05-21 | Abb涡轮系统有限公司 | 排气涡轮增压器 |
JP2014095382A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Abb Turbo Systems Ag | 排気ガスターボチャージャ |
EP2792855A1 (de) * | 2013-04-18 | 2014-10-22 | ABB Turbo Systems AG | Rotorblock eines Abgasturboladers |
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---|---|
JP3649300B2 (ja) | 2005-05-18 |
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