JPH11323882A - ポーラスコンクリート部体 - Google Patents
ポーラスコンクリート部体Info
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- JPH11323882A JPH11323882A JP10142086A JP14208698A JPH11323882A JP H11323882 A JPH11323882 A JP H11323882A JP 10142086 A JP10142086 A JP 10142086A JP 14208698 A JP14208698 A JP 14208698A JP H11323882 A JPH11323882 A JP H11323882A
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- JP
- Japan
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- porous concrete
- porous
- shaped
- concrete part
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- Retaining Walls (AREA)
- Revetment (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特定のポーラス構造をもったコンクリート部
体を用いて、植物を生育させる緑化目的、水質浄化目的
ないし消音目的において利用するのに好ましいコンクリ
ート部体を提供する。 【構成】 径が5〜80mm、好ましくは8〜60mm、よ
り好ましくは10〜50mmの独立または連続した空隙穴
12をポーラス孔と連通して形成した。
体を用いて、植物を生育させる緑化目的、水質浄化目的
ないし消音目的において利用するのに好ましいコンクリ
ート部体を提供する。 【構成】 径が5〜80mm、好ましくは8〜60mm、よ
り好ましくは10〜50mmの独立または連続した空隙穴
12をポーラス孔と連通して形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポーラスコンクリー
ト部体に係り、特定のポーラス構造をもったコンクリー
ト部体を用い、植物を生育させる緑化目的、水質浄化目
的ないし消音目的において利用するのに好ましいコンク
リート部体を提供しようとするものである。
ト部体に係り、特定のポーラス構造をもったコンクリー
ト部体を用い、植物を生育させる緑化目的、水質浄化目
的ないし消音目的において利用するのに好ましいコンク
リート部体を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ポーラスコンクリートは従来から知ら
れ、また道路その他に種々の状態で採用されていて、歩
行時などにおける特異な触感や降雨時などにおける透水
性など一般的コンクリートないしアスファルトなどの舗
装において求めることのできない特質を有していること
から路面その他の透水作用の求められるような部分にお
いて種々に利用されている。
れ、また道路その他に種々の状態で採用されていて、歩
行時などにおける特異な触感や降雨時などにおける透水
性など一般的コンクリートないしアスファルトなどの舗
装において求めることのできない特質を有していること
から路面その他の透水作用の求められるような部分にお
いて種々に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
ポーラスコンクリートは数mm以下の微細孔が形成された
もので通常コンクリートにおいて求めることのできない
有効な透過性その他の特質性を有しているとしても緑化
目的ないしその他の目的において採用された場合におい
て必ずしも好ましいものでないことは若干の検討によっ
て容易に理解される。
ポーラスコンクリートは数mm以下の微細孔が形成された
もので通常コンクリートにおいて求めることのできない
有効な透過性その他の特質性を有しているとしても緑化
目的ないしその他の目的において採用された場合におい
て必ずしも好ましいものでないことは若干の検討によっ
て容易に理解される。
【0004】即ち緑化目的でこのような部体を採用する
には一般的な土類ないし土砂類をコンクリート部体組織
内に詰め充填することが不可欠的であり、そうした充填
が適切になされていないものは植物の根が伸長・生育せ
ず、充填が適切になされたとしてもポーラス内の空隙は
曲りくねっており、下方に直線的に伸びようとする根の
性質に合致しないことから、ポーラスコンクリートに根
を着生し得るような植物は僅かであって、しかも充分な
生育をなし得ないもので実質的には植生目的に利用し難
い欠点を有している。
には一般的な土類ないし土砂類をコンクリート部体組織
内に詰め充填することが不可欠的であり、そうした充填
が適切になされていないものは植物の根が伸長・生育せ
ず、充填が適切になされたとしてもポーラス内の空隙は
曲りくねっており、下方に直線的に伸びようとする根の
性質に合致しないことから、ポーラスコンクリートに根
を着生し得るような植物は僅かであって、しかも充分な
生育をなし得ないもので実質的には植生目的に利用し難
い欠点を有している。
【0005】またポーラス構造を利用して水質浄化を図
るようなことも考えられるが、ポーラス構造の孔径が小
で、浄化作用をなす微生物は短期間に増殖し空気などの
供給が充分に確保されないことから酸素(空気)の供給
が不充分となって死滅した死体や排出物でポーラス構造
が埋められ、従ってその浄化効果は急減するから、限ら
れた期間後は取出し洗浄して組織内を再生することが必
要で、その工数、メンテナンスに著しい手間と費用を必
要とする。
るようなことも考えられるが、ポーラス構造の孔径が小
で、浄化作用をなす微生物は短期間に増殖し空気などの
供給が充分に確保されないことから酸素(空気)の供給
が不充分となって死滅した死体や排出物でポーラス構造
が埋められ、従ってその浄化効果は急減するから、限ら
れた期間後は取出し洗浄して組織内を再生することが必
要で、その工数、メンテナンスに著しい手間と費用を必
要とする。
【0006】更に上記した従来のポーラスコンクリート
を消音目的に利用することも試みられているようである
が、前述したような微細孔中に進入した音響が干渉作用
により減音されるとしても微細孔の大きさがせいぜい数
mm以下の一定状態であるため一定サイクル数に対してし
か消音効果が期待できず、その効果は乏しいものとなら
ざるを得ない。
を消音目的に利用することも試みられているようである
が、前述したような微細孔中に進入した音響が干渉作用
により減音されるとしても微細孔の大きさがせいぜい数
mm以下の一定状態であるため一定サイクル数に対してし
か消音効果が期待できず、その効果は乏しいものとなら
ざるを得ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、ポーラスコンクリート中にポーラス孔とは別に、口
径が5〜80mm、好ましくは8〜60mm、より好ましく
は10〜50mmのような巨大な空隙穴を相互に独立また
は連続した空隙穴(ここで、「独立した空隙穴」とは、
空隙穴同士が結合しないで窪み状態となっている場合で
あり、「連続した空隙穴」とは、空隙穴同士が結合して
連通状態となっている場合を表す)として形成したポー
ラスコンクリートを得ることに成功し、更に、このよう
なポーラスコンクリート部体を普通コンクリート部体と
複合させることにより強度的に安定化させると共に植生
を生育させる緑化目的、水質浄化や消音目的の如きにお
いて従来技術で予想し得ない作用を得ることに成功した
ものであって、以下の如くである。
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、ポーラスコンクリート中にポーラス孔とは別に、口
径が5〜80mm、好ましくは8〜60mm、より好ましく
は10〜50mmのような巨大な空隙穴を相互に独立また
は連続した空隙穴(ここで、「独立した空隙穴」とは、
空隙穴同士が結合しないで窪み状態となっている場合で
あり、「連続した空隙穴」とは、空隙穴同士が結合して
連通状態となっている場合を表す)として形成したポー
ラスコンクリートを得ることに成功し、更に、このよう
なポーラスコンクリート部体を普通コンクリート部体と
複合させることにより強度的に安定化させると共に植生
を生育させる緑化目的、水質浄化や消音目的の如きにお
いて従来技術で予想し得ない作用を得ることに成功した
ものであって、以下の如くである。
【0008】(1) 径が5〜80mm、好ましくは8〜
60mm、より好ましくは10〜50mmの独立または連続
した空隙穴をポーラス孔と連通して形成したことを特徴
とするポーラスコンクリート部体。
60mm、より好ましくは10〜50mmの独立または連続
した空隙穴をポーラス孔と連通して形成したことを特徴
とするポーラスコンクリート部体。
【0009】(2) 前記(1)項に記載のポーラスコ
ンクリート部材の板状部材と常法によるコンクリート部
材との積層構造体としたことを特徴とするポーラスコン
クリート部体。
ンクリート部材の板状部材と常法によるコンクリート部
材との積層構造体としたことを特徴とするポーラスコン
クリート部体。
【0010】(3) 半球状、球状、枡状、π形状、H
形状等の造型体や方形、円形、八角形等の板状体または
複数個の塊状体を可曲性連結手段で連結したブロック
体、或いはU形、L形等の水路部体として形成したこと
を特徴とする前記(1)または(2)に記載のポーラス
コンクリート部体。
形状等の造型体や方形、円形、八角形等の板状体または
複数個の塊状体を可曲性連結手段で連結したブロック
体、或いはU形、L形等の水路部体として形成したこと
を特徴とする前記(1)または(2)に記載のポーラス
コンクリート部体。
【0011】(4) 表面を擬石や擬木とし、或いは幾
何学模様とし、および/または、複数の陥凹部や空洞部
を形成したことを特徴とする前記(1)〜(3)の何れ
か1つに記載のポーラスコンクリート部体。
何学模様とし、および/または、複数の陥凹部や空洞部
を形成したことを特徴とする前記(1)〜(3)の何れ
か1つに記載のポーラスコンクリート部体。
【0012】(5) ポーラスコンクリート中に補強の
ためにスチールファイバー、ガラスファイバー、カーボ
ンファイバー等の補強繊維材を混入してなることを特徴
とする前記(1)〜(4)項の何れか1つに記載のポー
ラスコンクリート部体。
ためにスチールファイバー、ガラスファイバー、カーボ
ンファイバー等の補強繊維材を混入してなることを特徴
とする前記(1)〜(4)項の何れか1つに記載のポー
ラスコンクリート部体。
【0013】(6) 前記(1)〜(5)項の何れか1
つに記載のポーラスコンクリート部体を法面に設営して
その表面に緑化用土砂を覆土または吹付けして緑化護岸
壁を形成したことを特徴とするポーラスコンクリート部
体。
つに記載のポーラスコンクリート部体を法面に設営して
その表面に緑化用土砂を覆土または吹付けして緑化護岸
壁を形成したことを特徴とするポーラスコンクリート部
体。
【0014】(7) 前記(1)〜(5)の何れか1つ
に記載のポーラスコンクリート部体を浸水域の側面や底
面に配設し、自然浄化機能を有する水路や護岸、護床壁
とし、または水路や河川、湖沼の底部或いは外付けのバ
イパス槽内に用いると共に、浄化助剤や植生させた浮島
等を組合せて適宜に取替え得るように添設して浄化機能
を持たせたことを特徴とするポーラスコンクリート部
体。
に記載のポーラスコンクリート部体を浸水域の側面や底
面に配設し、自然浄化機能を有する水路や護岸、護床壁
とし、または水路や河川、湖沼の底部或いは外付けのバ
イパス槽内に用いると共に、浄化助剤や植生させた浮島
等を組合せて適宜に取替え得るように添設して浄化機能
を持たせたことを特徴とするポーラスコンクリート部
体。
【0015】(8) 前記(1)〜(5)の何れか1つ
に記載のポーラスコンクリート部体を道路や民地の境界
壁として立設させて消音壁とすることを特徴とするポー
ラスコンクリート部体。
に記載のポーラスコンクリート部体を道路や民地の境界
壁として立設させて消音壁とすることを特徴とするポー
ラスコンクリート部体。
【0016】
【発明の実施の形態】上記したような本発明によるもの
の具体的な実施態様を添附図面に示すものについて説明
すると、本発明においては径が5〜80mm、好ましくは
8〜60mm、より好ましくは10〜50mmの各種大きさ
の空隙穴が少なくとも1つ以上形成されたポーラスコン
クリート部体1を用いるもので、このポーラスコンクリ
ート部体は従来知られているポーラスコンクリートと実
態において大きく異り、図1以下にそれぞれ1例が示さ
れているように板状のポーラスコンクリート部材11に
形成された空隙穴12として径が5〜80mmのような従
来のポーラスコンクリート孔径よりも十分に大きな形態
をなした複数の独立または連続した定型又は不定型の空
隙穴を有するものである。
の具体的な実施態様を添附図面に示すものについて説明
すると、本発明においては径が5〜80mm、好ましくは
8〜60mm、より好ましくは10〜50mmの各種大きさ
の空隙穴が少なくとも1つ以上形成されたポーラスコン
クリート部体1を用いるもので、このポーラスコンクリ
ート部体は従来知られているポーラスコンクリートと実
態において大きく異り、図1以下にそれぞれ1例が示さ
れているように板状のポーラスコンクリート部材11に
形成された空隙穴12として径が5〜80mmのような従
来のポーラスコンクリート孔径よりも十分に大きな形態
をなした複数の独立または連続した定型又は不定型の空
隙穴を有するものである。
【0017】即ち本発明者等は植物などの根づきを可能
ならしめるようなポーラスコンクリートを得ることにつ
いて検討を重ねた結果、骨材を選ぶと共にコンクリート
の調整条件などを選定することや寒天やパラフィン、溶
融金属その他の適当な、できればコンクリート養生温度
以下の加温条件で溶出分離することのできる有機や無機
化合物の融解性物質による大小の定型または不定型の成
形体を混入することにより、従来からのポーラスコンク
リートにおける、孔径がせいぜい数mm以下でまた実質的
に閉孔組織のものとは甚だしく異ったポーラスコンクリ
ートを得ることに成功し、本発明においてはこのような
コンクリートを採用するものである。
ならしめるようなポーラスコンクリートを得ることにつ
いて検討を重ねた結果、骨材を選ぶと共にコンクリート
の調整条件などを選定することや寒天やパラフィン、溶
融金属その他の適当な、できればコンクリート養生温度
以下の加温条件で溶出分離することのできる有機や無機
化合物の融解性物質による大小の定型または不定型の成
形体を混入することにより、従来からのポーラスコンク
リートにおける、孔径がせいぜい数mm以下でまた実質的
に閉孔組織のものとは甚だしく異ったポーラスコンクリ
ートを得ることに成功し、本発明においてはこのような
コンクリートを採用するものである。
【0018】つまり、コンクリート調製に用いられる骨
材の粒径を3〜30mm特に5〜25mmのような範囲で適
当に選んだものを主体として用い、また上記したような
成形体を混入することにより得られるポーラスコンクリ
ートにおける開口の大きさが上記のような範囲、特に1
0〜50mm前後の連通または開口した大型穴組織とな
り、その空隙穴12は部体1の全表面における適宜の位
置に開口しているが、図2に示す如くポーラスコンクリ
ート部材11内において不定形の空隙穴状態に屈曲し、
その成形体表面に図3〜図6、図8〜図11その他に示
す如く開口露出したものとして得られる。
材の粒径を3〜30mm特に5〜25mmのような範囲で適
当に選んだものを主体として用い、また上記したような
成形体を混入することにより得られるポーラスコンクリ
ートにおける開口の大きさが上記のような範囲、特に1
0〜50mm前後の連通または開口した大型穴組織とな
り、その空隙穴12は部体1の全表面における適宜の位
置に開口しているが、図2に示す如くポーラスコンクリ
ート部材11内において不定形の空隙穴状態に屈曲し、
その成形体表面に図3〜図6、図8〜図11その他に示
す如く開口露出したものとして得られる。
【0019】上記のような空隙穴12やその開口露出状
態の緑化目的における作用を説明すると、単に客土、覆
土するだけでも、もぐら穴のように形成されている空隙
穴12内に埋土されるので、一般的にどのような植物で
あっても生育することとなり、即ち草類のみならず姿勢
の低い樹木であっても適切に根づき、植生が可能とな
る。
態の緑化目的における作用を説明すると、単に客土、覆
土するだけでも、もぐら穴のように形成されている空隙
穴12内に埋土されるので、一般的にどのような植物で
あっても生育することとなり、即ち草類のみならず姿勢
の低い樹木であっても適切に根づき、植生が可能とな
る。
【0020】また用水その他に対する水質浄化について
も、ポーラスコンクリートの表面に藻類や好気性細菌な
どが着生し、細菌は有機物を摂取分解し、藻類は成長に
当たって窒素や燐等の栄養塩類などを旺盛に摂取・消費
する。その際の排出物や分解物、あるいは充分に生育
し、また空気の進入不充分となったことによる生物死体
は通気不充分な穴内に堆積して嫌気性菌による分解、消
化がなされ、また大小のもぐら穴内に棲息するアメーバ
やゾウリムシ、ラッパムシ等の原生動物の餌となる。増
殖した好気性菌や藻類も比較的小さな穴内における原生
動物やカゲロウ等の水生昆虫やカワニナ等の貝類やカニ
類等の底生動物の餌となる。また、この場合の原生動物
は比較的大きな穴内に棲むワムシやミミズ、ミジンコ等
の後生動物の餌となり、しかもそうした後生動物や底生
動物はコンクリート部体の周辺に棲み、適宜且つ自在に
ポーラスの空隙穴内に進入できるモツゴやフナ、ドジョ
ウ等の魚類その他の餌となり食物連鎖関係が成立して、
自然の本来もっているメンテナンス不用の水質浄化作用
を的確に得しめる。
も、ポーラスコンクリートの表面に藻類や好気性細菌な
どが着生し、細菌は有機物を摂取分解し、藻類は成長に
当たって窒素や燐等の栄養塩類などを旺盛に摂取・消費
する。その際の排出物や分解物、あるいは充分に生育
し、また空気の進入不充分となったことによる生物死体
は通気不充分な穴内に堆積して嫌気性菌による分解、消
化がなされ、また大小のもぐら穴内に棲息するアメーバ
やゾウリムシ、ラッパムシ等の原生動物の餌となる。増
殖した好気性菌や藻類も比較的小さな穴内における原生
動物やカゲロウ等の水生昆虫やカワニナ等の貝類やカニ
類等の底生動物の餌となる。また、この場合の原生動物
は比較的大きな穴内に棲むワムシやミミズ、ミジンコ等
の後生動物の餌となり、しかもそうした後生動物や底生
動物はコンクリート部体の周辺に棲み、適宜且つ自在に
ポーラスの空隙穴内に進入できるモツゴやフナ、ドジョ
ウ等の魚類その他の餌となり食物連鎖関係が成立して、
自然の本来もっているメンテナンス不用の水質浄化作用
を的確に得しめる。
【0021】更にその消音作用については上記したよう
なポーラスコンクリートの有する孔隙ないし空隙穴は大
きいと共に形態が多様で、また相互に連通し、あるいは
貫通し、また独立した多様な孔隙、空隙穴における音響
上の干渉波が種々に影響し合うことになり、幅広い音波
のサイクル数に対し有効な消音作用を得しめることがで
きる。前記したような大径孔組織によって、従来のポー
ラスコンクリートなどにおいては求めることのできない
音波低減効果を大幅に得しめることは明かである。
なポーラスコンクリートの有する孔隙ないし空隙穴は大
きいと共に形態が多様で、また相互に連通し、あるいは
貫通し、また独立した多様な孔隙、空隙穴における音響
上の干渉波が種々に影響し合うことになり、幅広い音波
のサイクル数に対し有効な消音作用を得しめることがで
きる。前記したような大径孔組織によって、従来のポー
ラスコンクリートなどにおいては求めることのできない
音波低減効果を大幅に得しめることは明かである。
【0022】上記のような大径孔を有する緩勾配法面用
のポーラスコンクリート部体1の代表例は図1に示す如
くで、部体1の全体が前述したようなポーラスコンクリ
ートから成り、その空隙穴12は部体1の全表面におい
て適宜の位置に開口しているが、ポーラスコンクリート
部材11内において、図2に示すように不定孔状態に屈
曲し、その成形表面に図示の如く露出したものとして得
られる。ポーラスコンクリート部体1においてはポーラ
ス部材が従来持つ数mm以下のような細孔に連通して、少
なくとも1〜数十個の大小不定型の空隙穴12が形成さ
れていることを特質とする。
のポーラスコンクリート部体1の代表例は図1に示す如
くで、部体1の全体が前述したようなポーラスコンクリ
ートから成り、その空隙穴12は部体1の全表面におい
て適宜の位置に開口しているが、ポーラスコンクリート
部材11内において、図2に示すように不定孔状態に屈
曲し、その成形表面に図示の如く露出したものとして得
られる。ポーラスコンクリート部体1においてはポーラ
ス部材が従来持つ数mm以下のような細孔に連通して、少
なくとも1〜数十個の大小不定型の空隙穴12が形成さ
れていることを特質とする。
【0023】なおこの図1と図2に示したものにおいて
は所定の角形板状体とされたもののコーナー部を角取
り、その角取り面にポーラスコンクリート部体1相互を
連結して設定するための連結筋13が設けられていて、
図示したような部体1の複数個が適宜連結され、目的と
する施工面に対し、有効に屈曲してなじみ、且つ安定に
被覆設定されるように成っている。このポーラスコンク
リート部体1は、大小の多数の空隙穴12を有すること
から強度が弱く、使用箇所によっては補強の必要があ
り、その場合には、ガラスファイバー、カーボンファイ
バー、スチールファイバー等各種の補強繊維材を混入さ
せることで所望の強度を達成することができる。これは
以下説明するポーラスコンクリート部材全般にわたって
言えることである。
は所定の角形板状体とされたもののコーナー部を角取
り、その角取り面にポーラスコンクリート部体1相互を
連結して設定するための連結筋13が設けられていて、
図示したような部体1の複数個が適宜連結され、目的と
する施工面に対し、有効に屈曲してなじみ、且つ安定に
被覆設定されるように成っている。このポーラスコンク
リート部体1は、大小の多数の空隙穴12を有すること
から強度が弱く、使用箇所によっては補強の必要があ
り、その場合には、ガラスファイバー、カーボンファイ
バー、スチールファイバー等各種の補強繊維材を混入さ
せることで所望の強度を達成することができる。これは
以下説明するポーラスコンクリート部材全般にわたって
言えることである。
【0024】図3には本発明によるもう1つの緩勾配法
面用のポーラスコンクリート部体1aが示されており、
前記のようなポーラスコンクリート部材11は比較的薄
層として形成されると共にその底面には常法による密実
な普通コンクリート部材2が複層構造として一体に成形
されていて全体の強度性を確保するようにされ、しかも
上面には玉石の配設または玉石模様48が形成されてい
て周囲の景観に配慮したものと成っている。
面用のポーラスコンクリート部体1aが示されており、
前記のようなポーラスコンクリート部材11は比較的薄
層として形成されると共にその底面には常法による密実
な普通コンクリート部材2が複層構造として一体に成形
されていて全体の強度性を確保するようにされ、しかも
上面には玉石の配設または玉石模様48が形成されてい
て周囲の景観に配慮したものと成っている。
【0025】図4のものは図3に示したものと同様な本
発明による普通コンクリートとの2層構造になる緩勾配
法面用のポーラスコンクリート部体1bにおいて、その
上面に凹穴3を形成したもので、このような凹穴として
は図示のような円形または矩形その他のものを適宜に選
ぶことができる。このような凹穴3または本発明による
空隙穴12は水際部の法面や水底に設定された場合にお
いて魚介類などの休息部や住み処となるが、また斯様な
凹穴3にはこのポーラスコンクリート部体1bが法面等
の空気中に設定された場合に土壌や砂などの大口径の充
填域となるので、大きな樹木や植物などを植え付けるこ
とができる。
発明による普通コンクリートとの2層構造になる緩勾配
法面用のポーラスコンクリート部体1bにおいて、その
上面に凹穴3を形成したもので、このような凹穴として
は図示のような円形または矩形その他のものを適宜に選
ぶことができる。このような凹穴3または本発明による
空隙穴12は水際部の法面や水底に設定された場合にお
いて魚介類などの休息部や住み処となるが、また斯様な
凹穴3にはこのポーラスコンクリート部体1bが法面等
の空気中に設定された場合に土壌や砂などの大口径の充
填域となるので、大きな樹木や植物などを植え付けるこ
とができる。
【0026】図5のものは一般的な普通コンクリート部
材2aに嵌凹穴3aを形成し、このような嵌凹穴3aに
対し本発明によるポーラスコンクリート部材11を嵌装
して枠高さより少し低くセットするようにした緩勾配法
面用のポーラスコンクリート部体1cで、図示とは別に
一体で形成することもできる。表面の枠上に鉄平石等を
配設し、または割石模様50が形成されており、全般的
には通常のコンクリート成形体と同様な強度を得しめ、
しかもその嵌凹穴3aにセットされたポーラスコンクリ
ート部材11によって本発明による後述するような植生
による緑化、水質浄化作用の如きを的確に得しめるし、
客土して植物が繁茂して安定するまでの降雨による土砂
の流出を枠部材が防止してくれる。
材2aに嵌凹穴3aを形成し、このような嵌凹穴3aに
対し本発明によるポーラスコンクリート部材11を嵌装
して枠高さより少し低くセットするようにした緩勾配法
面用のポーラスコンクリート部体1cで、図示とは別に
一体で形成することもできる。表面の枠上に鉄平石等を
配設し、または割石模様50が形成されており、全般的
には通常のコンクリート成形体と同様な強度を得しめ、
しかもその嵌凹穴3aにセットされたポーラスコンクリ
ート部材11によって本発明による後述するような植生
による緑化、水質浄化作用の如きを的確に得しめるし、
客土して植物が繁茂して安定するまでの降雨による土砂
の流出を枠部材が防止してくれる。
【0027】図6には上述したように径が5〜80mmの
空隙穴12の形成された本発明による擬岩模様とされた
塊状体4の複数個が可曲性の連結手段5によって連結さ
れたポーラスコンクリート部体1dが示され、これを法
面に使用して客土を施した場合、大小の不定型の空隙穴
12のみでなく、塊状体4、4間の空間にも土砂が充填
されることから、前記のものよりも樹木の植生範囲を大
型のものまで拡げることができる。次に、これらのポー
ラスコンクリート部体1〜1dを使用した実施例につい
て図7に示す。即ち、図7の緩勾配法面は、前記したよ
うな図1の板状のポーラスコンクリート部体1と図3に
示したような部体1a、図4に示したような部体1b、
図5に示したような部体1c、河底部には図6の部体1
dが共に採用された場合を示し、水際上の空中部に使用
される図1の部体1上には覆土6を施して植生に利用
し、その根を空隙穴12内に充分伸長せしめるようにな
っている。また、部体1c上にも客土6aを適宜に施し
て適切な植物の生育を図らしめることができる。水際下
の水中部に使用される図3の部体1aには水草、コケ等
が生育し、魚介類の餌となり、空隙穴12は水生昆虫、
甲殻類、稚魚、小魚の生息場となる。部体1bおよび、
河底に使用される1dは前述の機能に加えて、凹穴3や
塊状体4間の空間が成魚や底生魚の住み処や避難場とな
る。しかし、最も重要なのは、生活雑排水や残留農薬の
流入で水質が悪化しており、河川本来の持つ自然浄化力
が減少してますます汚染が進んでいる現状において、本
発明のポーラスコンクリート部体1〜1dを使用するこ
とで、細菌、原生動物、後生動物、魚類といっ
た食物連鎖を有意に形成し、自然浄化力を復元増進させ
得ることである。
空隙穴12の形成された本発明による擬岩模様とされた
塊状体4の複数個が可曲性の連結手段5によって連結さ
れたポーラスコンクリート部体1dが示され、これを法
面に使用して客土を施した場合、大小の不定型の空隙穴
12のみでなく、塊状体4、4間の空間にも土砂が充填
されることから、前記のものよりも樹木の植生範囲を大
型のものまで拡げることができる。次に、これらのポー
ラスコンクリート部体1〜1dを使用した実施例につい
て図7に示す。即ち、図7の緩勾配法面は、前記したよ
うな図1の板状のポーラスコンクリート部体1と図3に
示したような部体1a、図4に示したような部体1b、
図5に示したような部体1c、河底部には図6の部体1
dが共に採用された場合を示し、水際上の空中部に使用
される図1の部体1上には覆土6を施して植生に利用
し、その根を空隙穴12内に充分伸長せしめるようにな
っている。また、部体1c上にも客土6aを適宜に施し
て適切な植物の生育を図らしめることができる。水際下
の水中部に使用される図3の部体1aには水草、コケ等
が生育し、魚介類の餌となり、空隙穴12は水生昆虫、
甲殻類、稚魚、小魚の生息場となる。部体1bおよび、
河底に使用される1dは前述の機能に加えて、凹穴3や
塊状体4間の空間が成魚や底生魚の住み処や避難場とな
る。しかし、最も重要なのは、生活雑排水や残留農薬の
流入で水質が悪化しており、河川本来の持つ自然浄化力
が減少してますます汚染が進んでいる現状において、本
発明のポーラスコンクリート部体1〜1dを使用するこ
とで、細菌、原生動物、後生動物、魚類といっ
た食物連鎖を有意に形成し、自然浄化力を復元増進させ
得ることである。
【0028】図8〜図11には本発明によるポーラスコ
ンクリート部材を用いて形成される急勾配法面の護岸用
ブロックの若干例が示されている。即ち、図8のもの
は、補強筋挿入孔16に鉄筋を挿入してコンクリートを
打設し一体の擁壁構造を成す普通コンクリート部材2に
よる大型護岸ブロックの表層を、本発明によるポーラス
コンクリート部材11で積層構造体とした急勾配法面用
のポーラスコンクリート部体8が示され、また、図9の
ものは嵌凹穴3aを形成した普通コンクリート部材2a
による大型護岸ブロックの表層をポーラスコンクリート
部材11で積層構造体として構成された急勾配法面用の
ポーラスコンクリート部体8aで、嵌凹穴3aには両隣
の部体との出入口14が対設されていて、表面には周囲
の景観に配慮して玉石模様48が形成されている。
ンクリート部材を用いて形成される急勾配法面の護岸用
ブロックの若干例が示されている。即ち、図8のもの
は、補強筋挿入孔16に鉄筋を挿入してコンクリートを
打設し一体の擁壁構造を成す普通コンクリート部材2に
よる大型護岸ブロックの表層を、本発明によるポーラス
コンクリート部材11で積層構造体とした急勾配法面用
のポーラスコンクリート部体8が示され、また、図9の
ものは嵌凹穴3aを形成した普通コンクリート部材2a
による大型護岸ブロックの表層をポーラスコンクリート
部材11で積層構造体として構成された急勾配法面用の
ポーラスコンクリート部体8aで、嵌凹穴3aには両隣
の部体との出入口14が対設されていて、表面には周囲
の景観に配慮して玉石模様48が形成されている。
【0029】図10のものは背面にコンクリートを打設
して一体の擁壁構造となす突起部15を有するπ形形状
の普通コンクリート部材2bによる大型の護岸ブロック
の表層に、前面を鉄平石などの割石模様50としたポー
ラスコンクリート部材11とした急勾配法面用のポーラ
スコンクリート部体8bであり、図11のものはポーラ
スコンクリート部材11と普通コンクリート部材2が連
結壁10で一体に構成されて急勾配用のH形形状とされ
たポーラスコンクリート部体8cであり、両部材の間に
内腔49が設けられると共に前面に通口17を形成し、
しかも普通コンクリート部材2には補強筋挿入孔16が
設けられていて段設される各ブロックの組立状態を強固
ならしめるようにされていることは前記した図8のもの
と同様である。また、図示していないが、流水等による
流木等での破壊を防止するため、周囲にコンクリートの
防護壁で補強した図5のタイプの大型護岸ブロックとす
ることがきることは前述の通りである。
して一体の擁壁構造となす突起部15を有するπ形形状
の普通コンクリート部材2bによる大型の護岸ブロック
の表層に、前面を鉄平石などの割石模様50としたポー
ラスコンクリート部材11とした急勾配法面用のポーラ
スコンクリート部体8bであり、図11のものはポーラ
スコンクリート部材11と普通コンクリート部材2が連
結壁10で一体に構成されて急勾配用のH形形状とされ
たポーラスコンクリート部体8cであり、両部材の間に
内腔49が設けられると共に前面に通口17を形成し、
しかも普通コンクリート部材2には補強筋挿入孔16が
設けられていて段設される各ブロックの組立状態を強固
ならしめるようにされていることは前記した図8のもの
と同様である。また、図示していないが、流水等による
流木等での破壊を防止するため、周囲にコンクリートの
防護壁で補強した図5のタイプの大型護岸ブロックとす
ることがきることは前述の通りである。
【0030】図12には上記したような本発明によるポ
ーラスコンクリート部体を用いて中小河川の護岸壁を形
成した状態が示されており、即ち図示右側の護岸壁にお
ける下部浸水域に用いられているのが前記した図11の
部体8cであって、その内腔49が相互に連通した状態
に構成され、前面通口17が外部の流水に開口されて内
腔49内に魚類などが自由に出入し得る状態となり、そ
の上部の大気部分には前記した図8の部体8を用い、前
面に客土を吹付けし、急勾配緑化を実現させている。ま
た、この図12における左側浸水域において積載された
ブロックは、図9に示した部体8aで挿入孔16、16
に補強筋18を挿入してコンクリートを充填し一体化し
たもので、嵌凹穴3aは魚介類の生息場や避難場とされ
たもので、その上部には前記した図10の部体8bを積
み、その背面に現場打ちコンクリート19を充填して一
体化固結して、前面緑化を図っていることは前述した図
示右側のものと同じである。なお、水中域で最も重要な
のは、図7と同様に河川の自然浄化力を復元させること
であり、本発明のものが充分その効果を発揮できること
は前述のとおりで、メンテナンスも不要であり、従前の
清流環境を復元することができる。
ーラスコンクリート部体を用いて中小河川の護岸壁を形
成した状態が示されており、即ち図示右側の護岸壁にお
ける下部浸水域に用いられているのが前記した図11の
部体8cであって、その内腔49が相互に連通した状態
に構成され、前面通口17が外部の流水に開口されて内
腔49内に魚類などが自由に出入し得る状態となり、そ
の上部の大気部分には前記した図8の部体8を用い、前
面に客土を吹付けし、急勾配緑化を実現させている。ま
た、この図12における左側浸水域において積載された
ブロックは、図9に示した部体8aで挿入孔16、16
に補強筋18を挿入してコンクリートを充填し一体化し
たもので、嵌凹穴3aは魚介類の生息場や避難場とされ
たもので、その上部には前記した図10の部体8bを積
み、その背面に現場打ちコンクリート19を充填して一
体化固結して、前面緑化を図っていることは前述した図
示右側のものと同じである。なお、水中域で最も重要な
のは、図7と同様に河川の自然浄化力を復元させること
であり、本発明のものが充分その効果を発揮できること
は前述のとおりで、メンテナンスも不要であり、従前の
清流環境を復元することができる。
【0031】また図13には前記した図11に示したポ
ーラスコンクリート部体8cを道路20の側方に垂直状
に積み上げて、挿入孔16に補強筋18を挿入してコン
クリート19で一体固結した消音壁を形成した状態が示
されており、ポーラスコンクリートの空隙、大小の不定
型の空隙穴12、通口17で連通する干渉室となる内腔
49等により幅広いサイクル数の消音がなされ、最上段
の部体8cにはその内腔49の下部に底21を設けて土
砂などを充填し蔦(つた)などの垂下性植物や低姿勢な
植物22を植生して景観に配慮すると共に、ドライバー
に緑による目の安らぎ感を与えるようにすることがで
き、更に植物の繁茂による吸音効果も期待できる。
ーラスコンクリート部体8cを道路20の側方に垂直状
に積み上げて、挿入孔16に補強筋18を挿入してコン
クリート19で一体固結した消音壁を形成した状態が示
されており、ポーラスコンクリートの空隙、大小の不定
型の空隙穴12、通口17で連通する干渉室となる内腔
49等により幅広いサイクル数の消音がなされ、最上段
の部体8cにはその内腔49の下部に底21を設けて土
砂などを充填し蔦(つた)などの垂下性植物や低姿勢な
植物22を植生して景観に配慮すると共に、ドライバー
に緑による目の安らぎ感を与えるようにすることがで
き、更に植物の繁茂による吸音効果も期待できる。
【0032】図14のものは図8に示したものと同様に
ポーラスコンクリート部体8の両端に嵌合のための切欠
け段部24を設けたもので、前面に玉石模様48を形成
した水路壁形成用ポーラスコンクリート部体9としたも
ので、普通コンクリート部材2に補強筋挿入孔16が設
けられていることは図8、9および図11などに示した
ものと同じである。
ポーラスコンクリート部体8の両端に嵌合のための切欠
け段部24を設けたもので、前面に玉石模様48を形成
した水路壁形成用ポーラスコンクリート部体9としたも
ので、普通コンクリート部材2に補強筋挿入孔16が設
けられていることは図8、9および図11などに示した
ものと同じである。
【0033】図15にはU字型水路23の中に挟み込ん
た側壁端部へ本発明によるポーラスコンクリート部体9
の切欠け段部24が落とし込み設営された状態が示さ
れ、側が歩道の場合、挿入孔16に安全確保のための転
落防護柵を設置できる等の利点がある。また図16には
図14などと同様に普通コンクリート部材2と本発明の
ポーラスコンクリート部材11が積層されて一体化され
た水路壁形成用ポーラスコンクリート部体9aの両側に
係合溝24aが設けられたものが示され、このような本
発明のものは別に図17として示すようにH形鋼支持材
25の如きと係合溝24aが係合設定されることによ
り、図15とは別に水路内全壁を本発明のポーラスコン
クリート部体9aで覆うことができる。図15、図17
の採用状態は底部を現場打ちコンクリート19等として
あるが、本発明の部体9、9aを設営することでU型全
面をポーラスコンクリート部体とできる。このことによ
って、都市下水路や農業用排水路内に流入した家庭内雑
排水や余剰肥料分が河川に合流するまでに、前述した食
物連鎖の効果によりこれらを浄化すると共に、時間の経
過によって自然浄化力が回復し昔の小川のせせらぎの如
きが達成される。
た側壁端部へ本発明によるポーラスコンクリート部体9
の切欠け段部24が落とし込み設営された状態が示さ
れ、側が歩道の場合、挿入孔16に安全確保のための転
落防護柵を設置できる等の利点がある。また図16には
図14などと同様に普通コンクリート部材2と本発明の
ポーラスコンクリート部材11が積層されて一体化され
た水路壁形成用ポーラスコンクリート部体9aの両側に
係合溝24aが設けられたものが示され、このような本
発明のものは別に図17として示すようにH形鋼支持材
25の如きと係合溝24aが係合設定されることによ
り、図15とは別に水路内全壁を本発明のポーラスコン
クリート部体9aで覆うことができる。図15、図17
の採用状態は底部を現場打ちコンクリート19等として
あるが、本発明の部体9、9aを設営することでU型全
面をポーラスコンクリート部体とできる。このことによ
って、都市下水路や農業用排水路内に流入した家庭内雑
排水や余剰肥料分が河川に合流するまでに、前述した食
物連鎖の効果によりこれらを浄化すると共に、時間の経
過によって自然浄化力が回復し昔の小川のせせらぎの如
きが達成される。
【0034】図18は図13と同様に道路側面の消音壁
を形成した状態が示され、ポーラスコンクリート部体9
aの前面には適宜に周景上の幾何学模様の突出または凹
部を中間に形成し積んで構成したものであり、突出部又
は凹部は矩形または菱形のような構成のものを適宜に選
ぶことができる。消音効果としては、図13に示す如
く、干渉室となる内腔を有していないので、消音域が多
少狭くなるものの、従来の物に対して大幅に機能がアッ
プすることは前述の通りである。なお、地上部からツタ
を這わせることで、環境、吸音に配慮できることも同様
である。
を形成した状態が示され、ポーラスコンクリート部体9
aの前面には適宜に周景上の幾何学模様の突出または凹
部を中間に形成し積んで構成したものであり、突出部又
は凹部は矩形または菱形のような構成のものを適宜に選
ぶことができる。消音効果としては、図13に示す如
く、干渉室となる内腔を有していないので、消音域が多
少狭くなるものの、従来の物に対して大幅に機能がアッ
プすることは前述の通りである。なお、地上部からツタ
を這わせることで、環境、吸音に配慮できることも同様
である。
【0035】更に図19には上端側を適当に拡開した側
壁部を形成したU型水路となしたポーラスコンクリート
部体26の内面に本発明によるポーラスコンクリート部
材11を一体または一体的に成した状態が示され、図1
5のU字型水路内での部分的な本発明の使用に対し、全
側面で対処できるようにしたもので、また、図20と図
21にはこの図19に示したような両側壁対設水路を分
割方式によって形成するようにした周囲の景観に配慮し
て表面を玉石模様48や割石模様50としたL形の分割
水路としたポーラスコンクリート部体27または28が
示されている。即ちこのような部体27または28を水
路の両側に対設し、部体27においては、突出し筋29
に現場で鉄筋を配筋し、中間部をコンクリート打設した
り、部体28においては、連結金具29aにボルト等の
連結具を使用して連結施工することにより両側壁が一体
化された大型水路を適切に形成し得る。分割単位部体2
8には魚巣などとするのに好ましい凹穴部30が配設さ
れている。更に、図22には底版を含めた水路内全壁を
本発明によるポーラスコンクリート部材11で覆われた
U型水路としたポーラスコンクリート部体26aが示さ
れ、これを含めた図19〜図21の部体の食物連鎖作用
によるメンテナンス不要な水質浄化機能等の効果は前述
の通りである。
壁部を形成したU型水路となしたポーラスコンクリート
部体26の内面に本発明によるポーラスコンクリート部
材11を一体または一体的に成した状態が示され、図1
5のU字型水路内での部分的な本発明の使用に対し、全
側面で対処できるようにしたもので、また、図20と図
21にはこの図19に示したような両側壁対設水路を分
割方式によって形成するようにした周囲の景観に配慮し
て表面を玉石模様48や割石模様50としたL形の分割
水路としたポーラスコンクリート部体27または28が
示されている。即ちこのような部体27または28を水
路の両側に対設し、部体27においては、突出し筋29
に現場で鉄筋を配筋し、中間部をコンクリート打設した
り、部体28においては、連結金具29aにボルト等の
連結具を使用して連結施工することにより両側壁が一体
化された大型水路を適切に形成し得る。分割単位部体2
8には魚巣などとするのに好ましい凹穴部30が配設さ
れている。更に、図22には底版を含めた水路内全壁を
本発明によるポーラスコンクリート部材11で覆われた
U型水路としたポーラスコンクリート部体26aが示さ
れ、これを含めた図19〜図21の部体の食物連鎖作用
によるメンテナンス不要な水質浄化機能等の効果は前述
の通りである。
【0036】図23および図24のものは本発明による
ポーラスコンクリート部材11によって形成された枡形
のポーラスコンクリート部体31および連続設定するこ
とにより枡型凹部を形成する十字型突出のポーラスコン
クリート部体32であって、更に図25のものは球状と
されたポーラスコンクリート部体33であり、これらの
ものは別に図26として示すように河川底部に部体3
1、32を配設されて枡型凹部に発泡スチロールや密封
した塩化ビニールパイプ材の間にヤシ繊維等で構成され
た植生材あるいは土を充填してポットを組合せ、アシ、
ヨシ、マコモ、セリ等の抽水植物34を生育させて、生
長による窒素、燐等の吸収や垂れた根による懸濁物質や
有機物の補足により植物浄化と景観向上を図り、また球
状の浄化ボールとされたポーラスコンクリート部体33
を併設してセットし、或いは図26に示すような袋等に
入れられた浄化助剤ないし接触助剤袋35をセットする
もので、このようにして得られたものは汚濁水の浄化で
飽和状態になり機能が低下した時点で接触助剤35をカ
ートリッジ式に交換することができる。
ポーラスコンクリート部材11によって形成された枡形
のポーラスコンクリート部体31および連続設定するこ
とにより枡型凹部を形成する十字型突出のポーラスコン
クリート部体32であって、更に図25のものは球状と
されたポーラスコンクリート部体33であり、これらの
ものは別に図26として示すように河川底部に部体3
1、32を配設されて枡型凹部に発泡スチロールや密封
した塩化ビニールパイプ材の間にヤシ繊維等で構成され
た植生材あるいは土を充填してポットを組合せ、アシ、
ヨシ、マコモ、セリ等の抽水植物34を生育させて、生
長による窒素、燐等の吸収や垂れた根による懸濁物質や
有機物の補足により植物浄化と景観向上を図り、また球
状の浄化ボールとされたポーラスコンクリート部体33
を併設してセットし、或いは図26に示すような袋等に
入れられた浄化助剤ないし接触助剤袋35をセットする
もので、このようにして得られたものは汚濁水の浄化で
飽和状態になり機能が低下した時点で接触助剤35をカ
ートリッジ式に交換することができる。
【0037】即ち浄化する河川や湖沼水における水質汚
染濃度の高い場合にそれぞれの浄化目的に即応せしめ、
例えばアンモニア分ならばゼオライト、燐分ならば鉄片
やカキ殻というように目的成分に即応した浄化助剤を適
宜に選び組合わせて用いることにより浄化効率を高め得
る。上記のような浄化助剤を袋に収容してセットし、そ
れが飽和あるいは減少した時点で取換えまたは追加する
ことにより効率的な使用となすことができる。
染濃度の高い場合にそれぞれの浄化目的に即応せしめ、
例えばアンモニア分ならばゼオライト、燐分ならば鉄片
やカキ殻というように目的成分に即応した浄化助剤を適
宜に選び組合わせて用いることにより浄化効率を高め得
る。上記のような浄化助剤を袋に収容してセットし、そ
れが飽和あるいは減少した時点で取換えまたは追加する
ことにより効率的な使用となすことができる。
【0038】更に、図27には本発明による部体を用い
て上面に鉄平石等を埋設した化粧平板36を載置させて
河川の河床部の両側に遊歩道を形成し中央部を低々水路
37構造にすると共に該遊歩道の下部を浄化設備とした
場合が示されている。また、図28には図15を採用し
たものの底部に上記したような枡形または枡型凹部を形
成できるポーラスコンクリート部体31、32に併用し
て浄化力をアップさせるために浄化ボールとされた部体
33や浄化助剤袋35が設定される態様が示され、図2
9には、図28の部分的な底部への採用例に代えて水路
全線に使用された場合の具体的状態が斜面図として示さ
れており、図17の側壁部の垂直形状を傾斜状としてH
型鋼支持材25を採用しているが水路内流水に対し有効
な浄化を得しめることは明かである。
て上面に鉄平石等を埋設した化粧平板36を載置させて
河川の河床部の両側に遊歩道を形成し中央部を低々水路
37構造にすると共に該遊歩道の下部を浄化設備とした
場合が示されている。また、図28には図15を採用し
たものの底部に上記したような枡形または枡型凹部を形
成できるポーラスコンクリート部体31、32に併用し
て浄化力をアップさせるために浄化ボールとされた部体
33や浄化助剤袋35が設定される態様が示され、図2
9には、図28の部分的な底部への採用例に代えて水路
全線に使用された場合の具体的状態が斜面図として示さ
れており、図17の側壁部の垂直形状を傾斜状としてH
型鋼支持材25を採用しているが水路内流水に対し有効
な浄化を得しめることは明かである。
【0039】図30と図31には、流量が変動したり、
土砂流入の多い河川、水路等は底部を利用した直接浄化
は難しく、また、ヘドロ等の堆積している湖沼等におい
ても同様なので、外付けのバイパス方式として水面上に
設定されるバイパス式浄化設備40の1例が示され、水
路内の流水41からポンプ38などで揚水された汚濁水
は流量調整槽38aを経てバイパス式浄化設備40の一
端の沈澱槽38bに流入され、懸濁物質などの大きな浮
遊物質を沈澱させオーバーフロー水が次の浄化槽40a
内に設置された枡型の部体31と接触助剤袋35または
浄化ボール部体33中を通過し、浄化されてスクリーン
40bを経て静水槽40cに送出された浄化水は、上水
から徐々にロート型の受口部39aを経て放流手段39
から水路流水41に戻される。即ちポンプ38および放
流手段39によって強制的且つ的確に流通せしめられ、
効率的な浄化を得しめ、食物連鎖機能を有することから
メンテナンス不要で、清掃をする場合も従来に比べてそ
の間隔を大幅に長くすることができる。
土砂流入の多い河川、水路等は底部を利用した直接浄化
は難しく、また、ヘドロ等の堆積している湖沼等におい
ても同様なので、外付けのバイパス方式として水面上に
設定されるバイパス式浄化設備40の1例が示され、水
路内の流水41からポンプ38などで揚水された汚濁水
は流量調整槽38aを経てバイパス式浄化設備40の一
端の沈澱槽38bに流入され、懸濁物質などの大きな浮
遊物質を沈澱させオーバーフロー水が次の浄化槽40a
内に設置された枡型の部体31と接触助剤袋35または
浄化ボール部体33中を通過し、浄化されてスクリーン
40bを経て静水槽40cに送出された浄化水は、上水
から徐々にロート型の受口部39aを経て放流手段39
から水路流水41に戻される。即ちポンプ38および放
流手段39によって強制的且つ的確に流通せしめられ、
効率的な浄化を得しめ、食物連鎖機能を有することから
メンテナンス不要で、清掃をする場合も従来に比べてそ
の間隔を大幅に長くすることができる。
【0040】図32と図33には水流中にセットされる
本発明による塊状とされたポーラスコンクリート部体4
2、43が示され、図32は河川、湖沼内に配置される
景観に配慮して表面を岩模様50aとしたものであり、
部体42の内部に魚介類の住み処、避難場とする空洞部
44を設けて外部からの出入口45を形成したもので、
図33は図32に示された部体42の上部に普通コンク
リートで植生のためのポット部46を形成したものであ
り、図34に示される如く流水中に設定された状態にお
いて流水が蛇行して自然の流れが形成され、部体42、
43のポーラス部の通水で流水を有効に浄化せしめ、ポ
ット部46に樹木等を植生させることで中州として鳥類
への休息場や魚類への日影を提供し、より好ましい河川
環境を実現する。
本発明による塊状とされたポーラスコンクリート部体4
2、43が示され、図32は河川、湖沼内に配置される
景観に配慮して表面を岩模様50aとしたものであり、
部体42の内部に魚介類の住み処、避難場とする空洞部
44を設けて外部からの出入口45を形成したもので、
図33は図32に示された部体42の上部に普通コンク
リートで植生のためのポット部46を形成したものであ
り、図34に示される如く流水中に設定された状態にお
いて流水が蛇行して自然の流れが形成され、部体42、
43のポーラス部の通水で流水を有効に浄化せしめ、ポ
ット部46に樹木等を植生させることで中州として鳥類
への休息場や魚類への日影を提供し、より好ましい河川
環境を実現する。
【0041】更に図35と図36には河床や河口入口
部、沿岸部の漸深帯域などに設定される大型の護床ブロ
ックでポーラスコンクリート部材11と普通コンクリー
ト部材2で積層して一体形成されたポーラスコンクリー
ト部体47、47aが示され、図35は表面を岩模様5
0aとしたもので、部体47同士は連結筋13同士をシ
ャックル等で連結一体化する。図36は表面を幾何学模
様51とした部体47aで部体同士は嵌合凹部52に嵌
合凸部52aをはめ込んで連結一体化する。上述したよ
うなポーラスコンクリート部体を河床部に設置すること
で前述した浄化作用を得しめる。また、河口部入口、漸
深帯域への設置で、大型海藻を生育させて海中林を形成
し、河口部においては流速を落とさせて懸濁物質、有機
物を沈降させ、海藻の成長により窒素、燐等を除去して
浄化せしめる。漸深帯域においては、アワビ、ウニ等の
増殖礁および魚礁として使用される。なお、近年二酸化
炭素の増加による地球温暖化が叫ばれており、海は二酸
化炭素の吸収率が高く、海藻の成長時に光合成で二酸化
炭素を取り込み酸素を放出することから、地球温暖化防
止の一翼を担うことにもなる。
部、沿岸部の漸深帯域などに設定される大型の護床ブロ
ックでポーラスコンクリート部材11と普通コンクリー
ト部材2で積層して一体形成されたポーラスコンクリー
ト部体47、47aが示され、図35は表面を岩模様5
0aとしたもので、部体47同士は連結筋13同士をシ
ャックル等で連結一体化する。図36は表面を幾何学模
様51とした部体47aで部体同士は嵌合凹部52に嵌
合凸部52aをはめ込んで連結一体化する。上述したよ
うなポーラスコンクリート部体を河床部に設置すること
で前述した浄化作用を得しめる。また、河口部入口、漸
深帯域への設置で、大型海藻を生育させて海中林を形成
し、河口部においては流速を落とさせて懸濁物質、有機
物を沈降させ、海藻の成長により窒素、燐等を除去して
浄化せしめる。漸深帯域においては、アワビ、ウニ等の
増殖礁および魚礁として使用される。なお、近年二酸化
炭素の増加による地球温暖化が叫ばれており、海は二酸
化炭素の吸収率が高く、海藻の成長時に光合成で二酸化
炭素を取り込み酸素を放出することから、地球温暖化防
止の一翼を担うことにもなる。
【0042】上記したような本発明において、そのポー
ラスコンクリート部体における大小の独立または不定形
の空隙穴12は充分に大型なものであることから既述し
たように植生の生育や水質浄化ないし消音目的の如きを
有効に達成し得る部体となり得ることは明かで、従来技
術において求めることのできない特別な作用を簡易且つ
有効に達成せしめ、しかも強度的に安定化し、それぞれ
の利用目的を有効に達成することができる。
ラスコンクリート部体における大小の独立または不定形
の空隙穴12は充分に大型なものであることから既述し
たように植生の生育や水質浄化ないし消音目的の如きを
有効に達成し得る部体となり得ることは明かで、従来技
術において求めることのできない特別な作用を簡易且つ
有効に達成せしめ、しかも強度的に安定化し、それぞれ
の利用目的を有効に達成することができる。
【0043】即ち、本発明によるものは径が5〜80m
m、好ましくは8〜60mm、より好ましくは10〜50m
mの空隙穴が形成されたポーラスコンクリート部体を所
定厚さの板状体その他の造形体としたことによって前記
したような植生、水質浄化のための部体内流入や食物連
鎖作用によるメンテナンス不要、音波の進入による干渉
などを何れも有効に図り、前記したような有利性を充分
にもたらすことができる。また、強度不足に対しては、
各種補強繊維材を混入することで改善することができ
る。
m、好ましくは8〜60mm、より好ましくは10〜50m
mの空隙穴が形成されたポーラスコンクリート部体を所
定厚さの板状体その他の造形体としたことによって前記
したような植生、水質浄化のための部体内流入や食物連
鎖作用によるメンテナンス不要、音波の進入による干渉
などを何れも有効に図り、前記したような有利性を充分
にもたらすことができる。また、強度不足に対しては、
各種補強繊維材を混入することで改善することができ
る。
【0044】また、本発明によるものは上記したような
ポーラスコンクリート部材と普通コンクリート部材を積
層し一体化したことにより、前述したような特性を有す
る部体を適切に強化し、その取扱いないし利用を的確に
図らしめる。
ポーラスコンクリート部材と普通コンクリート部材を積
層し一体化したことにより、前述したような特性を有す
る部体を適切に強化し、その取扱いないし利用を的確に
図らしめる。
【0045】更に、本発明によるものはその施工場所に
おいてポーラスコンクリート部材の空隙穴に覆土等して
植物を植えたりすることで緑化目的を有効に達成するこ
とができ、また、道路と民地等との境界壁として採用す
る場合には自動車等による騒音を空隙穴およびポーラス
コンクリート自体の微細孔による音響干渉作用により適
切に消音させることが可能である。
おいてポーラスコンクリート部材の空隙穴に覆土等して
植物を植えたりすることで緑化目的を有効に達成するこ
とができ、また、道路と民地等との境界壁として採用す
る場合には自動車等による騒音を空隙穴およびポーラス
コンクリート自体の微細孔による音響干渉作用により適
切に消音させることが可能である。
【0046】なお、本発明では径が5〜80mmの空隙穴
が形成された塊状体の複数個を可曲性連結手段で連結し
たことによって自在に屈曲変形した設定状態を形成し、
それぞれの設定現場などの条件に即応した安定な設定を
図らしめる。
が形成された塊状体の複数個を可曲性連結手段で連結し
たことによって自在に屈曲変形した設定状態を形成し、
それぞれの設定現場などの条件に即応した安定な設定を
図らしめる。
【0047】また、本発明では径が5〜80mmの空隙穴
が形成されたポーラスコンクリート部材を内面に取付け
たことにより外面が普通コンクリート部材に保護された
条件下で大きな空隙穴をもったポーラスコンクリート部
体の好ましい利用を達成させる。
が形成されたポーラスコンクリート部材を内面に取付け
たことにより外面が普通コンクリート部材に保護された
条件下で大きな空隙穴をもったポーラスコンクリート部
体の好ましい利用を達成させる。
【0048】また、本発明では径が5〜80mmの空隙穴
が形成されたポーラスコンクリート部体を用いると共に
空洞部を形成し魚類その他の水中生物が出入し得るよう
にしたことによって魚類その他の水中生物の好ましい棲
息域を提供すると共にポーラスコンクリート内に設けた
空隙穴を利用して食物連鎖が適切に行われるもので、自
然浄化力を回復せしめると共にメンテナンス不要の水質
浄化機能による効果が期待できる。
が形成されたポーラスコンクリート部体を用いると共に
空洞部を形成し魚類その他の水中生物が出入し得るよう
にしたことによって魚類その他の水中生物の好ましい棲
息域を提供すると共にポーラスコンクリート内に設けた
空隙穴を利用して食物連鎖が適切に行われるもので、自
然浄化力を回復せしめると共にメンテナンス不要の水質
浄化機能による効果が期待できる。
【0049】更に本発明のものは、径が5〜80mmの空
隙穴が形成されたポーラスコンクリート部体を浸水域に
用いると共に浄化助剤を適宜に取換え得る如く添設した
ことにより浄化助剤をも利用した有効な浄水作用を円滑
に行わしめる。
隙穴が形成されたポーラスコンクリート部体を浸水域に
用いると共に浄化助剤を適宜に取換え得る如く添設した
ことにより浄化助剤をも利用した有効な浄水作用を円滑
に行わしめる。
【0050】なお本発明では、径が5〜80mmの空隙穴
が形成された球状のポーラスコンクリート部体を形成
し、水浄化処理装置用のカートリッジとしたことによっ
て適宜に交換し長期に亘って円滑な処理を行わしめる。
が形成された球状のポーラスコンクリート部体を形成
し、水浄化処理装置用のカートリッジとしたことによっ
て適宜に交換し長期に亘って円滑な処理を行わしめる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
ポーラスコンクリートを用いたコンクリート製品として
従来技術に求めることのできない有利な植生、浄化処理
ないし消音性能をもった製品ないし設備を有効に提供し
得るものであって、工業的にその効果の大きい発明であ
る。
ポーラスコンクリートを用いたコンクリート製品として
従来技術に求めることのできない有利な植生、浄化処理
ないし消音性能をもった製品ないし設備を有効に提供し
得るものであって、工業的にその効果の大きい発明であ
る。
【図1】本発明による緩勾配法面用のポーラスコンクリ
ート部体の代表的な一例を示す斜面図である。
ート部体の代表的な一例を示す斜面図である。
【図2】図1に示したものの横断面図である。
【図3】本発明によるもう1つのポーラスコンクリート
部体であって常法による普通コンクリート部材と積層し
て一体成形されたものの斜面図である。
部体であって常法による普通コンクリート部材と積層し
て一体成形されたものの斜面図である。
【図4】本発明による更に別のポーラスコンクリート部
体を示した斜面図である。
体を示した斜面図である。
【図5】本発明による第4のポーラスコンクリート部体
利用例を示した斜面図である。
利用例を示した斜面図である。
【図6】本発明によるポーラスコンクリート塊状体を用
い連結したものの斜面図である。
い連結したものの斜面図である。
【図7】前記した図1〜図6による部体を用いて形成さ
れる緩勾配法面とされた河川の断面図である。
れる緩勾配法面とされた河川の断面図である。
【図8】急勾配法面用とされた本発明ポーラスコンクリ
ート部体で鉄筋などを挿入して設定するようにしたもの
の1例を示した斜面図である。
ート部体で鉄筋などを挿入して設定するようにしたもの
の1例を示した斜面図である。
【図9】同じく急勾配法面用とされた本発明部体の斜面
図である。
図である。
【図10】更に本発明による背面上層との一体化を図る
ようにしたπ形形状のポーラスコンクリート部体を示し
た斜面図である。
ようにしたπ形形状のポーラスコンクリート部体を示し
た斜面図である。
【図11】本発明によるもう1つの空中または水中に積
み上げするようにしたH形形状のポーラスコンクリート
部体を示した斜面図である。
み上げするようにしたH形形状のポーラスコンクリート
部体を示した斜面図である。
【図12】前記した図8〜図11のような部体による急
勾配法面とされた河川の壁面構築状態の断面図である。
勾配法面とされた河川の壁面構築状態の断面図である。
【図13】本発明による図11の部体により道路の消音
側壁を形成した状態の断面図である。
側壁を形成した状態の断面図である。
【図14】本発明による更に別の両端に切欠け段部を設
定するようにしたポーラスコンクリート部体についての
斜面図である。
定するようにしたポーラスコンクリート部体についての
斜面図である。
【図15】図14の部体による水路形成状態を示した斜
面図である。
面図である。
【図16】本発明によるもう1つのH形鋼などと取併う
ようにした係合溝を設定するようにした部体の斜面図で
ある。
ようにした係合溝を設定するようにした部体の斜面図で
ある。
【図17】図16に示した部体による水路形成状態の斜
面図である。
面図である。
【図18】同じく図16に示した部体による道路の消音
側壁形成状態の断面図である。
側壁形成状態の断面図である。
【図19】本発明による自然浄化能を有するようにされ
たU型水路とした部体の1例を示した斜面図である。
たU型水路とした部体の1例を示した斜面図である。
【図20】本発明によるL形の分割水路とした部体の1
例を示した斜面図である。
例を示した斜面図である。
【図21】同じくL形の部体の他の例を示した斜面図で
ある。
ある。
【図22】更に本発明による底面部を含めてポーラス部
材としたU形の部体の他の例を示した斜面図である。
材としたU形の部体の他の例を示した斜面図である。
【図23】本発明による桝形のポーラスコンクリート部
体の1例を示した斜面図である。
体の1例を示した斜面図である。
【図24】本発明による更に別の組合せにより枡形部を
形成するようにした部体を示した斜面図である。
形成するようにした部体を示した斜面図である。
【図25】本発明による球状とされた部体を示した斜面
図である。
図である。
【図26】本発明による各種部体を河床部に用いて形成
された河川の断面図である。
された河川の断面図である。
【図27】同じく本発明による各部体を用いて形成され
る河川の遊歩道下の浄化槽システムを示した断面図であ
る。
る河川の遊歩道下の浄化槽システムを示した断面図であ
る。
【図28】本発明による各部体を用いたU字型水路の部
分的な斜面図である。
分的な斜面図である。
【図29】本発明による各部体による別の側壁部を傾斜
させた水路構成状態を示す部分的斜面図である。
させた水路構成状態を示す部分的斜面図である。
【図30】本発明による部体を接触助材と併用して形成
したバイパス式浄化設備の1例を示した平面図である。
したバイパス式浄化設備の1例を示した平面図である。
【図31】図30による浄化設備の断面図である。
【図32】本発明による塊状とされたポーラスコンクリ
ート部体の1例についての断面図である。
ート部体の1例についての断面図である。
【図33】同じく本発明による塊状とされた部体の他の
例についての断面図である。
例についての断面図である。
【図34】図32、33に示した部体の河川内設置状態
を示した斜面図である。
を示した斜面図である。
【図35】本発明による護床ブロックとしてのポーラス
コンクリート部体の1例を示した斜面図である。
コンクリート部体の1例を示した斜面図である。
【図36】同じく本発明による相互に嵌合設定するよう
にされた護床ブロックとしての部体の他の例を示した斜
面図である。
にされた護床ブロックとしての部体の他の例を示した斜
面図である。
1 緩勾配法面用ポーラスコンクリート部体 1a 緩勾配法面用ポーラスコンクリート部体 1b 緩勾配法面用ポーラスコンクリート部体 1c 緩勾配法面用ポーラスコンクリート部体 1d ポーラスコンクリート部体 2 普通コンクリート部材 2a 普通コンクリート部材 2b 普通コンクリート部材 3 凹穴 3a 嵌凹穴 4 塊状体 5 可曲性連結手段 6 覆土 6a 客土 8 急勾配法面用のポーラスコンクリート部体 8a 急勾配法面用のポーラスコンクリート部体 8b 急勾配法面用のポーラスコンクリート部体 8c 急勾配法面用のポーラスコンクリート部体 9 水路壁形成用のポーラスコンクリート部体 9a 水路壁形成用のポーラスコンクリート部体 10 連結壁 11 ポーラスコンクリート部材 12 空隙穴 13 連結筋 14 出入口 15 突起部 16 補強筋挿入孔 17 通口(前面の) 18 補強筋 19 現場打コンクリート 20 道路 21 底 22 低姿勢植物 23 U字型水路 24 切欠け段部 24a 係合溝 25 H形鋼支持材 26 U型水路としたポーラスコンクリート部体 26a U型水路としたポーラスコンクリート部体 27 L型の分割水路としたポーラスコンクリート部体 28 L型の分割水路としたポーラスコンクリート部体 29 突出し筋 29a 連結金具 30 凹穴部 31 桝形のポーラスコンクリート部体 32 十字型突出のポーラスコンクリート部体 33 球状とされたポーラスコンクリート部体 34 抽水植物 35 浄化助材ないし接触助剤袋 36 化粧平版 37 低々水路 38 ポンプ 38a 流量調整槽 38b 沈澱槽 39 放流手段 39a ロート型の受口部 40 バイパス式浄化設備 40a 浄化槽 40b スクリーン 40c 静水槽 41 水路流水 42 塊状とされたポーラスコンクリート部体 43 塊状とされたポーラスコンクリート部体 44 空洞部 45 出入口 46 ポット部 47 護床ブロックとされたポーラスコンクリート部体 47a 護床ブロックとされたポーラスコンクリート部
体 48 玉石模様 49 内腔 50 割石模様 50a 岩模様 51 幾何学模様 52 嵌合凹部 52a 嵌合凸部
体 48 玉石模様 49 内腔 50 割石模様 50a 岩模様 51 幾何学模様 52 嵌合凹部 52a 嵌合凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E02D 17/20 102 E02D 29/02 311 103 E01F 8/00 29/02 311
Claims (8)
- 【請求項1】 径が5〜80mm、好ましくは8〜60m
m、より好ましくは10〜50mmの独立または連続した
空隙穴をポーラス孔と連通して形成したことを特徴とす
るポーラスコンクリート部体。 - 【請求項2】 請求項1に記載のポーラスコンクリート
部材の板状部材と常法によるコンクリート部材との積層
構造体としたことを特徴とするポーラスコンクリート部
体。 - 【請求項3】 半球状、球状、枡状、π形状、H形状等
の造型体や方形、円形、八角形等の板状体または複数個
の塊状体を可曲性連結手段で連結したブロック体、或い
はU形、L形等の水路部体として形成したことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載のポーラスコンクリ
ート部体。 - 【請求項4】 表面を擬石や擬木とし、或いは幾何学模
様とし、および/または、複数の陥凹部や空洞部を形成
したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載
のポーラスコンクリート部体。 - 【請求項5】 ポーラスコンクリート中に補強のために
スチールファイバー、ガラスファイバー、カーボンファ
イバー等の補強繊維材を混入してなることを特徴とする
請求項1〜4の何れか1つに記載のポーラスコンクリー
ト部体。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1つに記載のポー
ラスコンクリート部体を法面に設営してその表面に緑化
用土砂を覆土または吹付けして緑化護岸壁を形成したこ
とを特徴とするポーラスコンクリート部体。 - 【請求項7】 請求項1〜5の何れか1つに記載のポー
ラスコンクリート部体を浸水域の側面や底面に配設し、
自然浄化機能を有する水路や護岸、護床壁とし、または
水路や河川、湖沼の底部或いは外付けのバイパス槽内に
用いると共に、浄化助剤や植生させた浮島等を組合せて
適宜に取替え得るように添設して浄化機能を持たせたこ
とを特徴とするポーラスコンクリート部体。 - 【請求項8】 請求項1〜5の何れか1つに記載のポー
ラスコンクリート部体を道路や民地の境界壁として立設
させて消音壁とすることを特徴とするポーラスコンクリ
ート部体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10142086A JPH11323882A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ポーラスコンクリート部体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10142086A JPH11323882A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ポーラスコンクリート部体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323882A true JPH11323882A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15307110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10142086A Pending JPH11323882A (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | ポーラスコンクリート部体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11323882A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003003498A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Fuji Koatsu Concrete Kk | 緑化壁用ブロック及びそれを用いた擁壁等の構造 |
JP2004330066A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Mie Prefecture | 浄水用ブロックとその製造方法および該浄水用ブロックを用いた浄水装置 |
JP2007177586A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Takenaka Komuten Co Ltd | 二酸化炭素固定化擁壁 |
EP1847647A1 (en) * | 2006-04-18 | 2007-10-24 | Tauw B.V. | Air purifying panel |
JP2009209555A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Kajima Corp | ポーラスコンクリートブロックユニットおよびその製造方法ならびにその敷設方法 |
WO2014143681A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Eco-Inventorium, Llc | A wall cladding structure for cooling a building |
JP6186641B1 (ja) * | 2017-03-07 | 2017-08-30 | 大幸商事株式会社 | プレキャストコンクリート擁壁、プレキャストコンクリート擁壁製造装置、プレキャストコンクリート擁壁の製造方法 |
CN107724336A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-02-23 | 辽宁大学 | 一种适于北方城市内河的“植物‑微生物”耦合型景观生态护岸的施工方法 |
-
1998
- 1998-05-11 JP JP10142086A patent/JPH11323882A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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