JPH11323716A - 高伸長性不織布およびその製造方法 - Google Patents

高伸長性不織布およびその製造方法

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JPH11323716A JP13339098A JP13339098A JPH11323716A JP H11323716 A JPH11323716 A JP H11323716A JP 13339098 A JP13339098 A JP 13339098A JP 13339098 A JP13339098 A JP 13339098A JP H11323716 A JPH11323716 A JP H11323716A
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野 和 成 西
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野 和 也 草
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根 真佐寛 岸
Haruki Nagaoka
岡 春 樹 長
Shigeyuki Motomura
村 茂 之 本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横方向に十分な伸長性を有し、低応力での伸
びが大きな不織布およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 高伸長性不織布は、エチレン成分含量が
0〜5モル%の範囲にあり、メルトフロレートが5〜2
0g/10分の範囲にあるプロピレン系重合体(a)から
なる芯部と、エチレン成分含量が0〜5モル%の範囲に
あり、メルトフロレートが前記プロピレン系重合体
(a)のメルトフローレートより9〜20g/10分以上
大きなプロピレン系重合体(b)からなる鞘部とからな
る偏芯の芯鞘型複合繊維から形成されたスパンボンド不
織布からなり、横方向の伸長率が400%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高伸長性不織布お
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、横方向に高
い伸長性を有する不織布およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【発明の技術的背景】従来から、パップ剤用基布や使い
捨ておむつ等の医療・衛生材、梱包材等に伸長性を有す
る不織布が用いられている。
【0003】たとえば使い捨ておむつには通常、ウエス
ト部や股ぐら部等に伸長性を与えるゴム紐等のエラステ
ィックな材料と布状の感触を有する不織布を複合化した
素材が用いられている。こうした素材の製造方法として
は従来、ゴム紐等を不織布に通して複合する方法、特公
昭62−28456号公報等に見られるように、エラス
ティックな材料を引延ばした上に不織布を貼り合わせて
複合する方法等が採用されているが、こうした方法は加
工が複雑であったり、またゴム紐やエラスティックな材
料は収縮した状態で用いられるため、複合された不織布
がプリーツ状となって幼児のかぶれの原因となりがちで
ある。こうした問題は、複合される不織布の伸長性が不
足することによって発生する。
【0004】不織布の伸長性を与える試みもなされてい
る。WO94−23109号には、不織布に伸長性を与
える方法として、合成樹脂からなる不織布を樹脂の融点
以下、軟化点以上の温度で加熱して延伸する方法が開示
されているが、この方法では十分な伸長性を有する不織
布が得られない。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであって、横方向に十分な伸長性を有
し、低応力での伸びが大きな不織布およびその製造方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る高伸長性不織布は、エチレ
ン成分含量が0〜5モル%の範囲にあり、メルトフロレ
ートが5〜20g/10分の範囲にあるプロピレン系重合
体(a)からなる芯部と、エチレン成分含量が0〜5モ
ル%の範囲にあり、メルトフロレートが前記プロピレン
系重合体(a)のメルトフローレートより9〜20g/
10分以上大きなプロピレン系重合体(b)からなる鞘部
とからなる偏芯の芯鞘型複合繊維から形成されたスパン
ボンド不織布からなり、横方向の伸長率が400%以上
であることを特徴としている。
【0007】本発明に係る高伸長性不織布の製造方法
は、エチレン成分含量が0〜5モル%の範囲にあり、メ
ルトフロレートが5〜20g/10分の範囲にあるプロピ
レン系重合体(a)からなる芯部と、エチレン成分含量
が0〜5モル%の範囲にあり、メルトフロレートが前記
プロピレン系重合体(a)のメルトフローレートより9
〜20g/10分以上大きなプロピレン系重合体(b)か
らなる鞘部とからなる偏芯の芯鞘型複合繊維から形成さ
れたスパンボンド不織布を、初段で前記プロピレン系重
合体(b)の融点より10〜40℃低い温度で加熱して
縦方向に1.2〜1.6倍に延伸し、次いで延伸された
不織布の熱量を維持させながら、2段目以降で縦方向
に、初段で延伸した不織布の長さの1.3〜3.0倍に
延伸することを特徴としている。
【0008】本発明では、前記芯鞘型複合繊維の繊度が
3d以下であり、前記スパンボンド不織布の目付けが3
0g/m2 以下であることが好ましい。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る高伸長性不織
布およびその製造方法について具体的に説明する。
【0010】本発明に係る高伸長性不織布は、プロピレ
ン系重合体(a)からなる芯部と、メルトフロレートが
前記プロピレン系重合体(a)のメルトフローレートよ
り大きなプロピレン系重合体(b)からなる鞘部とから
なる偏芯の芯鞘型複合繊維から形成されたスパンボンド
不織布からなる。
【0011】複合繊維を形成するプロピレン系重合体
(a)は、メルトフローレート(MFR;ASTM D
1238、230℃、2.16kg荷重、以下同じ)が
5〜20g/10分、好ましくは5〜10g/10分の範囲
にあるプロピレンの単独重合体またはプロピレンとエチ
レン、1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテンな
どのα−オレフィンとのランダム共重合体が挙げられ
る。これらのなかではエチレン成分含量が0.5〜5モ
ル%のプロピレン・エチレンランダム共重合体が紡糸
性、得られる不織布の柔軟性の点で好ましい。また、プ
ロピレン系重合体(a)は、分子量分布の指標であるM
w/Mnが2〜4の範囲にあることが好ましい。
【0012】複合繊維を形成するプロピレン系重合体
(b)としてはMFRが前記プロピレン系重合体(a)
のMFRより9〜20g/10分、好ましくは10〜20
g/10分大きなプロピレンの単独重合体またはプロピレ
ンとエチレン、1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペ
ンテンなどのα−オレフィンとのランダム共重合体が用
いられる。これらのなかではエチレン成分含量が0.5
〜5モル%のプロピレン・エチレンランダム共重合体が
紡糸性、得られる不織布の柔軟性の点で好ましい。ま
た、プロピレン系重合体(b)は、分子量分布の指標で
あるMw/Mnが2〜4の範囲にあることが好ましい。
【0013】本発明の高伸長性不織布を形成する芯鞘型
複合繊維は、プロピレン系重合体(a)とプロピレン系
重合体(b)との重量構成比((a)/(b))が5/
95〜30/70、好ましくは10/90〜25/7
5、より好ましくは15/85〜20/80の範囲にあ
る。
【0014】本発明では、前記プロピレン系重合体
(b)に、オレイン酸アミド、エルカ酸アミドなどのス
リップ剤を0.1〜0.5重量%の割合で配合してもよ
い。プロピレン系重合体(b)にスリップ剤を配合する
と、得られる高伸長性不織布は、耐毛羽立ち性に優れ
る。また、本発明ではプロピレン系重合体(a)にスリ
ップ剤を配合してもよい。
【0015】本発明に係る高伸長性不織布は、横方向の
伸長率が400%以上、好ましくは400〜600%、
より好ましくは450〜550%の範囲にある。なお本
発明において、「縦方向」とは、機械に不織布原反を供
給する方向、すなわち、不織布原反の流れ方向を言い、
「横方向」とは、機械に不織布原反を供給する方向に対
して直角の方向、すなわち、不織布原反の流れ方向と直
角の方向を言う。
【0016】また、本発明の高伸長性不織布は、100
%伸長時の引張荷重が、最大引張強度の50%以下、好
ましくは5〜20%の低応力性を有することが望まし
い。さらに、高伸長性不織布は、加工適性を損なわない
ために、縦方向において低伸長であって、ある程度の強
度を有することが好ましく、5%伸長時の引張荷重が2
50g/25mm以上、好ましくは500g/25mm以上であ
る。
【0017】高伸長性不織布の目付量は、通常15〜5
0g/m2 程度、好ましくは15〜30g/m2 程度で
ある。本発明に係る高伸長性不織布は、パップ剤用基
布、使い捨ておむつ等の医療・衛生材、梱包材等に使用
することができる。また、伸縮性を有する不織布等と積
層して用いることもできる。
【0018】このような本発明に係る高伸縮性不織布
は、偏芯の芯鞘型複合繊維からなるスパンボンド不織布
を少なくとも2段で延伸することにより得られる。高伸
長性不織布を製造するより具体的な方法としては、たと
えばプロピレン系重合体(a)とプロピレン系重合体
(b)の重量比を5/95〜20/80とし、複合溶融
紡糸法によって紡糸して、複合長繊維フィラメントを製
造する。このときの紡糸用ノズルの偏芯量は、0.5m
m以上、好ましくは0.1mm以上であることが望まし
い。次に、紡出されたフィラメントを冷却流体により冷
却し、延伸空気によってフィラメントに張力を加えて所
期の繊度とする。さらに紡糸されたフィラメントを捕集
ベルト上に捕集し、たとえば熱エンボス処理を行ってス
パンボンド不織布を得る。このスパンボンド不織布を形
成する偏芯の芯鞘型複合繊維の繊度は、通常3d以下、
好ましくは2d以下である。
【0019】高伸長性不織布は、前記スパンボンド不織
布を加熱下に少なくとも2段で延伸することにより得ら
れる。高伸長性不織布の具体的な製造方法としては、た
とえば、まず初段でスパンボンド不織布を形成する繊維
を構成するプロピレン系重合体(b)の融点より10〜
40℃低い温度、好ましくは10〜25℃低い温度に加
熱して、縦方向に1.2〜1.6倍、好ましくは1.4
〜1.6倍に延伸する。延伸倍率が1.6倍を超える
と、繊維を構成する樹脂が結晶化して後段での延伸が困
難となることがある。
【0020】延伸は、送出しロールと引取りロールの速
度差を調整することによって行われる。延伸速度は、幅
縮み量を大きくするために、2500%/分以下、好ま
しくは1500%/分以下となるように調整される。初
段において、最終延伸倍率に到達するまでの延伸行路長
(延伸処理中に速度差をつけている送出しロールと引取
りロールの間の距離)は、通常2.5m以上、好ましく
は5m以上であることが望ましい。この延伸処理におい
て、幅縮み量は、60%以上、好ましくは60〜80%
となるように調整される。また、スパンボンド不織布の
加熱は、オーブン、赤外線ヒーター、熱ロール、熱板ヒ
ーター等を用いて行うことができる。
【0021】次いで、後段では初段で延伸された不織布
の熱量を維持させながら、初段で延伸した不織布の長さ
の1.3〜3.0倍、好ましくは1.5〜2.5倍に延
伸する。このときの不織布の温度は、プロピレン系重合
体(b)の融点より10〜40℃低い温度、好ましくは
10〜25℃低い温度である。
【0022】延伸速度は、幅縮み量を大きくするため
に、2500%/分以下、好ましくは1500%/分以
下となるように調整される。後段では、幅縮みを大きく
するために、最終延伸倍率に到達するまでの延伸行路長
は、通常2.5m以上、好ましくは5m以上であること
が望ましい。この延伸処理において、幅縮み量は、60
%以上、好ましくは60〜80%となるように調整され
る。また、初段で延伸したスパンボンド不織布の加熱
は、オーブン、赤外線ヒーター、熱ロール、熱板ヒータ
ー等を用いて行うことができる。
【0023】このように偏芯の芯鞘型複合繊維から形成
されたスパンボンド不織布を、特定の倍率で少なくとも
2段で縦延伸することにより上記のような横方向の伸長
率が400%以上の高伸長性不織布が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る高伸長性不織布およびその
製造方法は、横方向に十分な伸長性を有し、低応力での
伸びが大きな不織布を提供することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0026】なお、本実施例において横方向の伸長度
は、インストロン引張試験機を用い、25mm幅×20
0mmの試料をチャック間100mm、引張速度300
mm/分、チャート速度300mm/の条件で測定し、
最大荷重時の伸度を測定した。
【0027】
【実施例1】グランドポリマー社製ポリプロピレン(商
品名:F−601、MFR:6.5g/10分、融点:1
66℃、以下「PP−1」という。)と、グランドポリ
マー社製ポリプロピレン(商品名:5800、MFR:
15g/10分、融点:166℃、以下「PP−2」とい
う。)とを用い、複合溶融紡糸を行って、芯部がPP−
1であり鞘部がPP−2(芯部:鞘部の重量比が1:
4)である偏芯の芯鞘型複合繊維を捕集面上に堆積させ
目付量が20g/m2 のスパンボンド不織布(構成繊維
の繊度:3d)を製造した。このスパンボンド不織布
を、初段では熱板ヒーターを熱源とし145℃の温度で
1.5倍(第1ロール:25m/分、第2ロール:3
7.5m/分)に延伸し、後段では熱板ヒーターを熱源
とし145℃の温度で1.73倍(第3ロール:37.
5m/分、第4ロール:65m/分)に延伸して横伸長
性不織布を得た。この横伸長性不織布の横方向の伸長度
は400%であった。
【0028】
【実施例2】実施例1において、後段の延伸倍率を2.
0倍(第3ロール:37.5m/分、第4ロール:75
m/分)としたこと以外は実施例1と同様にして横伸長
性不織布を得た。この横伸長性不織布の横方向の伸長度
は500%であった。
【0029】
【実施例3】実施例1において、後段の延伸倍率を2.
2倍(第3ロール:37.5m/分、第4ロール:8
2.5m/分)としたこと以外は実施例1と同様にして
横伸長性不織布を得た。この横伸長性不織布の横方向の
伸長度は550%であった。
【0030】
【実施例4】実施例1において、初段の延伸倍率を1.
2倍(第1ロール:25m/分、第2ロール:30m/
分)、後段の延伸倍率を2.75倍(第3ロール:30
m/分、第4ロール:82.5m/分)としたこと以外
は実施例1と同様にして横伸長性不織布を得た。この横
伸長性不織布の横方向の伸長度は450%であった。
【0031】
【実施例5】実施例1において、初段の延伸倍率を1.
4倍(第1ロール:25m/分、第2ロール:35m/
分)、後段の延伸倍率を2.36倍(第3ロール:35
m/分、第4ロール:82.5m/分)としたこと以外
は実施例1と同様にして横伸長性不織布を得た。この横
伸長性不織布の横方向の伸長度は500%であった。
【0032】
【実施例6】実施例1において、初段の延伸倍率を1.
6倍(第1ロール:25m/分、第2ロール:40m/
分)、後段の延伸倍率を2.06倍(第3ロール:40
m/分、第4ロール:82.5m/分)としたこと以外
は実施例1と同様にして横伸長性不織布を得た。この横
伸長性不織布の横方向の伸長度は500%であった。
【0033】
【比較例1】実施例1で用いたものと同様のスパンボン
ド不織布を用いて、熱板ヒーターを熱源とし140℃の
温度で2.0倍(第1ロール:25m/分、第2ロー
ル:50m/分)に延伸して横伸長性不織布を得た。こ
の横伸長性不織布の横方向の伸長度は290%であっ
た。
【0034】
【比較例2】比較例1において加熱温度を145℃とし
たこと以外は比較例1と同様にして横伸長性不織布を得
た。この横伸長性不織布の横方向の伸長度は340%で
あった。
【0035】
【比較例3】比較例1において延伸倍率を2.5倍(第
1ロール:25m/分、第2ロール:62.5m/分)
と設定したこと以外は比較例1と同様にして横伸長性不
織布を製造しようとしたが、延伸切れが発生し製造でき
なかった。
【0036】
【比較例4】実施例1において、初段の延伸倍率を1.
1倍(第1ロール:25m/分、第2ロール:27.5
m/分)、後段の延伸倍率を3.0倍(第3ロール:2
7.5m/分、第4ロール:65m/分)(トータル延
伸倍率:3.3倍)と設定したこと以外は実施例1と同
様にして横伸長性不織布を製造しようとしたが、後段で
延伸切れが発生し製造できなかった。
【0037】
【比較例5】実施例1において、初段の延伸倍率を1.
7倍(第1ロール:25m/分、第2ロール:42.5
m/分)、後段の延伸倍率を1.94倍(第3ロール:
42.5m/分、第4ロール:75m/分)(トータル
延伸倍率:3.3倍)と設定したこと以外は実施例1と
同様にして横伸長性不織布を製造しようとしたが、後段
で延伸切れが発生し製造できなかった。
【0038】以上の結果を表1示す。
【0039】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 長 岡 春 樹 三重県四日市市朝明町一番地 三井化学株 式会社内 (72)発明者 本 村 茂 之 三重県四日市市朝明町一番地 三井化学株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン成分含量が0〜5モル%の範囲
    にあり、メルトフロレートが5〜20g/10分の範囲に
    あるプロピレン系重合体(a)からなる芯部と、エチレ
    ン成分含量が0〜5モル%の範囲にあり、メルトフロレ
    ートが前記プロピレン系重合体(a)のメルトフローレ
    ートより9〜20g/10分以上大きなプロピレン系重合
    体(b)からなる鞘部とからなる偏芯の芯鞘型複合繊維
    から形成されたスパンボンド不織布からなり、横方向の
    伸長率が400%以上であることを特徴とする高伸長性
    不織布。
  2. 【請求項2】 エチレン成分含量が0〜5モル%の範囲
    にあり、メルトフロレートが5〜20g/10分の範囲に
    あるプロピレン系重合体(a)からなる芯部と、エチレ
    ン成分含量が0〜5モル%の範囲にあり、メルトフロレ
    ートが前記プロピレン系重合体(a)のメルトフローレ
    ートより9〜20g/10分以上大きなプロピレン系重合
    体(b)からなる鞘部とからなる偏芯の芯鞘型複合繊維
    から形成されたスパンボンド不織布を、初段で前記プロ
    ピレン系重合体(b)の融点より10〜40℃低い温度
    で加熱して縦方向に1.2〜1.6倍に延伸し、次いで
    延伸された不織布の熱量を維持させながら、2段目以降
    で縦方向に、初段で延伸した不織布の長さの1.3〜
    3.0倍に延伸することを特徴とする高伸長性不織布の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記芯鞘型複合繊維の繊度が3d以下で
    あり、前記スパンボンド不織布の目付けが30g/m2
    以下である請求項2に記載の高伸長性不織布の製造方
    法。
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