JPH1132335A - 画像圧縮装置 - Google Patents
画像圧縮装置Info
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- JPH1132335A JPH1132335A JP18870697A JP18870697A JPH1132335A JP H1132335 A JPH1132335 A JP H1132335A JP 18870697 A JP18870697 A JP 18870697A JP 18870697 A JP18870697 A JP 18870697A JP H1132335 A JPH1132335 A JP H1132335A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノーマルサイズの原画像の画像データの間引
きや平均化によって縮小画像を作成する手段を必要とせ
ずに、高画質な縮小画像を得る。 【解決手段】 ノーマルサイズの原画像の圧縮時に、抽
出手段8によって、DCT演算手段5の演算結果である
DCT係数A3から、8×8画素のブロック単位の画像
データの平均値に相当するDC成分(A10)を抽出す
る。このノーマルサイズの原画像の画像データであるノ
ーマル画像データA0のDC成分(A10)を、縦横1
/8サイズの縮小画像の原画像の画像データA10とし
て利用することにより、平均化された画質の良い縮小画
像の原画像を得ることができる。
きや平均化によって縮小画像を作成する手段を必要とせ
ずに、高画質な縮小画像を得る。 【解決手段】 ノーマルサイズの原画像の圧縮時に、抽
出手段8によって、DCT演算手段5の演算結果である
DCT係数A3から、8×8画素のブロック単位の画像
データの平均値に相当するDC成分(A10)を抽出す
る。このノーマルサイズの原画像の画像データであるノ
ーマル画像データA0のDC成分(A10)を、縦横1
/8サイズの縮小画像の原画像の画像データA10とし
て利用することにより、平均化された画質の良い縮小画
像の原画像を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、JPEG(joint
photographic image coding experts group )方式等の
離散コサイン変換(discrete cosine transform 、以下
「DCT」という)を用いた画像圧縮を行う画像圧縮装
置に関するものである。
photographic image coding experts group )方式等の
離散コサイン変換(discrete cosine transform 、以下
「DCT」という)を用いた画像圧縮を行う画像圧縮装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピクチャーMD(mini disc )規格にお
いては、インデックス画像を記録することが必須になっ
ている。そして、このインデックス画像は、640×4
80画素の縦横1/8サイズに相当する80×60画素
の画像を、JPEG方式で圧縮したデータとして記録す
ることになっている。
いては、インデックス画像を記録することが必須になっ
ている。そして、このインデックス画像は、640×4
80画素の縦横1/8サイズに相当する80×60画素
の画像を、JPEG方式で圧縮したデータとして記録す
ることになっている。
【0003】JPEG方式では、入力画像を、まず8×
8画素のブロックに分割する。このブロック単位にDC
T演算を行い、DCT係数を得る。つぎに、設定された
量子化テーブルに基づいて、このDCT係数を、DC
(direct current、直流)成分と、AC(alternate cu
rrent 、交流)成分で独立して量子化する。そして、量
子化したDCT係数のうち、DC成分は、直前のブロッ
クのDC成分を予測値とした差分値を符号化する。残り
のAC成分は、ブロック内でジグザグ・スキャンによっ
て並び替えた後、符号化する。
8画素のブロックに分割する。このブロック単位にDC
T演算を行い、DCT係数を得る。つぎに、設定された
量子化テーブルに基づいて、このDCT係数を、DC
(direct current、直流)成分と、AC(alternate cu
rrent 、交流)成分で独立して量子化する。そして、量
子化したDCT係数のうち、DC成分は、直前のブロッ
クのDC成分を予測値とした差分値を符号化する。残り
のAC成分は、ブロック内でジグザグ・スキャンによっ
て並び替えた後、符号化する。
【0004】ここで、2次元DCTの変換式を以下に示
す。(x,y)をブロック内の画素の位置、(u,v)
をDCT係数の位置とすると、入力されたブロックP
(x,y)に対して、DCT係数S(u,v) は、
す。(x,y)をブロック内の画素の位置、(u,v)
をDCT係数の位置とすると、入力されたブロックP
(x,y)に対して、DCT係数S(u,v) は、
【0005】
【数1】
【0006】となる。
【0007】なお、u、v=0のときのDCT係数S
(0,0) がDC成分であり、8×8画素のブロックの平均
値に相当する。
(0,0) がDC成分であり、8×8画素のブロックの平均
値に相当する。
【0008】従来の画像圧縮装置では、上記のようなJ
PEG方式等によって、DCT演算を用いてノーマルサ
イズと縦横1/8サイズの2種類の画像の圧縮データを
作成する場合、ノーマルサイズの原画像を圧縮した後
に、ノーマルサイズの原画像の画像データを縦横1/8
サイズに単純に間引いたデータを用意して圧縮処理を行
っていた。
PEG方式等によって、DCT演算を用いてノーマルサ
イズと縦横1/8サイズの2種類の画像の圧縮データを
作成する場合、ノーマルサイズの原画像を圧縮した後
に、ノーマルサイズの原画像の画像データを縦横1/8
サイズに単純に間引いたデータを用意して圧縮処理を行
っていた。
【0009】ここで、従来の画像圧縮装置の処理の流れ
を、図4に示すブロック図に従って説明する。
を、図4に示すブロック図に従って説明する。
【0010】まず、ノーマルサイズの原画像の画像デー
タを圧縮する手順は次のとおりである。
タを圧縮する手順は次のとおりである。
【0011】step1:マイコン等の指示により、一連の
処理が開始する。
処理が開始する。
【0012】step2:記憶手段51により、ノーマルサ
イズの原画像の画像データであるノーマル画像データB
0を記憶する。
イズの原画像の画像データであるノーマル画像データB
0を記憶する。
【0013】step3:ブロック化手段52により、記憶
手段51から画像データB1を読み出し、8×8画素の
ブロック単位にブロック化する。
手段51から画像データB1を読み出し、8×8画素の
ブロック単位にブロック化する。
【0014】step4:DCT演算手段53により、ブロ
ック化された画像データB2のDCT係数B3を得る。
ック化された画像データB2のDCT係数B3を得る。
【0015】step5:量子化・符号化手段54により、
DCT係数B3を量子化・符号化し、ノーマルサイズの
原画像の圧縮データB4を得る。
DCT係数B3を量子化・符号化し、ノーマルサイズの
原画像の圧縮データB4を得る。
【0016】つづいて、縦横1/8サイズの縮小画像の
原画像の画像データを圧縮する。その手順は次のとおり
である。
原画像の画像データを圧縮する。その手順は次のとおり
である。
【0017】step6:縮小画像作成手段55により、ノ
ーマルサイズの原画像の画像データB1を記憶手段51
から読み出し、縦横1/8サイズに画像データを間引い
て、縮小画像の原画像の画像データB5を作成する。
ーマルサイズの原画像の画像データB1を記憶手段51
から読み出し、縦横1/8サイズに画像データを間引い
て、縮小画像の原画像の画像データB5を作成する。
【0018】step7:縮小画像記憶手段56により、縮
小画像の原画像の画像データB5を記憶する。
小画像の原画像の画像データB5を記憶する。
【0019】step8:ブロック化手段52により、縮小
画像記憶手段56から縮小画像の原画像の画像データB
6を読み出し、8×8画素のブロック単位にブロック化
する。
画像記憶手段56から縮小画像の原画像の画像データB
6を読み出し、8×8画素のブロック単位にブロック化
する。
【0020】step9:DCT演算手段53により、ブロ
ック化された縮小画像の原画像の画像データB7のDC
T係数B8を得る。
ック化された縮小画像の原画像の画像データB7のDC
T係数B8を得る。
【0021】step10:量子化・符号化手段54によ
り、縮小画像の原画像のDCT係数B8を量子化・符号
化することによって、縮小画像の圧縮データB9を得
る。
り、縮小画像の原画像のDCT係数B8を量子化・符号
化することによって、縮小画像の圧縮データB9を得
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の画像圧縮装置では、以下のような二つの問
題が生ずる。
ような従来の画像圧縮装置では、以下のような二つの問
題が生ずる。
【0023】第一の問題は、上述したような従来の画像
圧縮装置(図4)では、縮小画像の原画像を作成する手
段である縮小画像作成手段55が必要であった。
圧縮装置(図4)では、縮小画像の原画像を作成する手
段である縮小画像作成手段55が必要であった。
【0024】例えば、ノーマルサイズと縦横1/8サイ
ズの2種類の原画像の画像圧縮を行う場合、ノーマルサ
イズの原画像の画像圧縮を行った後に、縮小画像作成手
段55によって、縦横1/8サイズに縮小した縮小画像
の原画像の画像データを作成して、圧縮処理を行ってい
た。
ズの2種類の原画像の画像圧縮を行う場合、ノーマルサ
イズの原画像の画像圧縮を行った後に、縮小画像作成手
段55によって、縦横1/8サイズに縮小した縮小画像
の原画像の画像データを作成して、圧縮処理を行ってい
た。
【0025】このときの縮小画像の作成方法としては、
まず、ノーマルサイズの原画像の画像データを縦横1/
8サイズに単純に間引きする方法がある。この方法によ
る場合、横方向は8ドットごとに、縦方向は8ラインご
とにサンプル点のデータを残し、ほかのデータは全部廃
棄することになる。したがって、サンプル点以外の画像
情報が無くなるため、縮小画像の原画像の画質が著しく
悪化する。
まず、ノーマルサイズの原画像の画像データを縦横1/
8サイズに単純に間引きする方法がある。この方法によ
る場合、横方向は8ドットごとに、縦方向は8ラインご
とにサンプル点のデータを残し、ほかのデータは全部廃
棄することになる。したがって、サンプル点以外の画像
情報が無くなるため、縮小画像の原画像の画質が著しく
悪化する。
【0026】そこで、これを改善するための手法の一つ
として、平均化処理がある。ノーマルサイズの原画像の
8×8画素のブロックの画像データの平均値を、縮小画
像の原画像の1画素のデータとして縮小すれば、良好な
画質の縮小画像の原画像が得られる。この方法による場
合、縮小画像作成手段55では、ノーマルサイズの画像
データの単純間引きを行う代わりに、平均化処理を行う
ことになる。
として、平均化処理がある。ノーマルサイズの原画像の
8×8画素のブロックの画像データの平均値を、縮小画
像の原画像の1画素のデータとして縮小すれば、良好な
画質の縮小画像の原画像が得られる。この方法による場
合、縮小画像作成手段55では、ノーマルサイズの画像
データの単純間引きを行う代わりに、平均化処理を行う
ことになる。
【0027】しかし、前記のどちらの方法によるにして
も、従来の画像圧縮装置(図4)には、縮小画像作成手
段55が必要であることにかわりはない。
も、従来の画像圧縮装置(図4)には、縮小画像作成手
段55が必要であることにかわりはない。
【0028】第二の問題は、例えば、640×480画
素のノーマルサイズの原画像の画像データを縦横1/8
サイズに間引いた場合、縮小画像の原画像は80×60
画素の画像データとなる。一方、DCT演算を用いる画
像圧縮方式では、縦横8の倍数の画素単位で扱うため、
縦方向の画素数が4ライン分不足することになる。しか
し、従来の画像圧縮装置では、この不足したデータにつ
いて特別の処理は行わず、電源投入時のメモリ(記憶手
段51)の内容による不定なデータを画像データとして
与えていた。したがって、圧縮画像の画像データを伸長
したとき、最後の4ラインには、本来の画像とは関係の
ない不定なデータによる画像が表示されていた。
素のノーマルサイズの原画像の画像データを縦横1/8
サイズに間引いた場合、縮小画像の原画像は80×60
画素の画像データとなる。一方、DCT演算を用いる画
像圧縮方式では、縦横8の倍数の画素単位で扱うため、
縦方向の画素数が4ライン分不足することになる。しか
し、従来の画像圧縮装置では、この不足したデータにつ
いて特別の処理は行わず、電源投入時のメモリ(記憶手
段51)の内容による不定なデータを画像データとして
与えていた。したがって、圧縮画像の画像データを伸長
したとき、最後の4ラインには、本来の画像とは関係の
ない不定なデータによる画像が表示されていた。
【0029】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、データの間引きや平均化
によって縮小画像を作成する手段を必要とせずに、高画
質な縮小画像を得ることができる画像圧縮装置を提供す
ることにある。
なされたもので、その目的は、データの間引きや平均化
によって縮小画像を作成する手段を必要とせずに、高画
質な縮小画像を得ることができる画像圧縮装置を提供す
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像圧縮装置
は、上記の課題を解決するために、ノーマルサイズの画
像と、該画像を縦横1/8サイズに縮小した縮小画像の
2種類の原画像を、離散コサイン変換を用いて画像圧縮
する画像圧縮装置において、上記のノーマルサイズの原
画像を離散コサイン変換することによって得られる8×
8画素のブロック単位のDC成分を、上記縮小画像の原
画像の画像データの各画素のデータとして、抽出する抽
出手段が設けられていることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、ノーマルサイズの画
像と、該画像を縦横1/8サイズに縮小した縮小画像の
2種類の原画像を、離散コサイン変換を用いて画像圧縮
する画像圧縮装置において、上記のノーマルサイズの原
画像を離散コサイン変換することによって得られる8×
8画素のブロック単位のDC成分を、上記縮小画像の原
画像の画像データの各画素のデータとして、抽出する抽
出手段が設けられていることを特徴としている。
【0031】上記の構成により、ノーマルサイズの原画
像の圧縮時に、DCT演算の結果であるノーマルサイズ
の原画像の画像データのDC成分を抽出することによっ
て、ノーマルサイズの原画像の画像データの8×8画素
のブロック単位の平均値を得ることができる。
像の圧縮時に、DCT演算の結果であるノーマルサイズ
の原画像の画像データのDC成分を抽出することによっ
て、ノーマルサイズの原画像の画像データの8×8画素
のブロック単位の平均値を得ることができる。
【0032】これにより、ノーマルサイズの原画像の画
像データのDC成分を、縦横1/8サイズの縮小画像の
原画像の画像データとすることにより、平均化された画
質の良い縮小画像の原画像を得ることができる。また、
縮小画像の圧縮データを伸長したときに得られる画像も
高画質である。
像データのDC成分を、縦横1/8サイズの縮小画像の
原画像の画像データとすることにより、平均化された画
質の良い縮小画像の原画像を得ることができる。また、
縮小画像の圧縮データを伸長したときに得られる画像も
高画質である。
【0033】したがって、ノーマルサイズの原画像の8
×8画素のブロックのデータを平均して、縮小画像の原
画像の1画素の画像データとしているため、縮小画像の
原画像を間引きのみで作成する場合よりも、高画質の縮
小画像の原画像が得られる。また、データの間引きや平
均化の処理等、縮小画像を作成するためだけの処理が必
要でないため、画像圧縮の全体の処理時間が短縮でき
る。
×8画素のブロックのデータを平均して、縮小画像の原
画像の1画素の画像データとしているため、縮小画像の
原画像を間引きのみで作成する場合よりも、高画質の縮
小画像の原画像が得られる。また、データの間引きや平
均化の処理等、縮小画像を作成するためだけの処理が必
要でないため、画像圧縮の全体の処理時間が短縮でき
る。
【0034】請求項2の画像圧縮装置は、上記の課題を
解決するために、請求項1の構成に加えて、上記原画像
の画像データを、離散コサイン変換する前に一時記憶す
る記憶手段が設けられていることを特徴としている。
解決するために、請求項1の構成に加えて、上記原画像
の画像データを、離散コサイン変換する前に一時記憶す
る記憶手段が設けられていることを特徴としている。
【0035】上記の構成により、請求項1の構成による
作用に加えて、記憶手段によって、実質的な画像圧縮の
処理に入る前に、1画面すべての原画像の画像データを
一時記憶することができる。
作用に加えて、記憶手段によって、実質的な画像圧縮の
処理に入る前に、1画面すべての原画像の画像データを
一時記憶することができる。
【0036】これにより、画像圧縮の処理速度によら
ず、送出されてくる画像データを取りこぼすことなく、
ノーマルサイズの原画像の画像データを確実に圧縮する
ことができるとともに、縮小画像の原画像の画像データ
(ノーマルサイズの画像のDC成分)を確実に圧縮する
ことができる。
ず、送出されてくる画像データを取りこぼすことなく、
ノーマルサイズの原画像の画像データを確実に圧縮する
ことができるとともに、縮小画像の原画像の画像データ
(ノーマルサイズの画像のDC成分)を確実に圧縮する
ことができる。
【0037】請求項3の画像圧縮装置は、上記の課題を
解決するために、請求項2の構成に加えて、上記記憶手
段に一時記憶されている原画像の画像データを8×8画
素のブロック単位で読み出した結果、画像データが不足
する場合、任意のデータを送出して不足する画像データ
を補間する補間手段が設けられていることを特徴として
いる。
解決するために、請求項2の構成に加えて、上記記憶手
段に一時記憶されている原画像の画像データを8×8画
素のブロック単位で読み出した結果、画像データが不足
する場合、任意のデータを送出して不足する画像データ
を補間する補間手段が設けられていることを特徴として
いる。
【0038】上記の構成により、請求項2の構成による
作用に加えて、補間手段によって、任意のデータを送出
して不足するデータを補間することにより、原画像の下
部のラインの画像データを任意の画像データに確定する
ことができる。
作用に加えて、補間手段によって、任意のデータを送出
して不足するデータを補間することにより、原画像の下
部のラインの画像データを任意の画像データに確定する
ことができる。
【0039】これにより、画像データの不足する原画像
の圧縮画像の画像データを伸長したとき、本来の画像と
は関係のない不定なデータによる画像が表示されること
がなく、伸長した画像の画質を良くすることができる。
の圧縮画像の画像データを伸長したとき、本来の画像と
は関係のない不定なデータによる画像が表示されること
がなく、伸長した画像の画質を良くすることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1から図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
1から図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0041】図2に示すように、本実施の形態に係る画
像圧縮装置Qは、例えば画像データをMDに記録するM
Dデータカメラのような画像処理装置中に、画像入力装
置P、画像記録装置R、および制御装置Sとともに設け
られている。
像圧縮装置Qは、例えば画像データをMDに記録するM
Dデータカメラのような画像処理装置中に、画像入力装
置P、画像記録装置R、および制御装置Sとともに設け
られている。
【0042】上記画像入力装置Pは、例えばCCD(ch
arge coupled device )カメラであり、画像圧縮装置Q
の入力データとしてノーマル画像データA0を送出す
る。
arge coupled device )カメラであり、画像圧縮装置Q
の入力データとしてノーマル画像データA0を送出す
る。
【0043】上記画像データA0は、画像の輝度成分
(Y)と色成分(Cr,Cb)のおのおの8ビットから
なる3種類の成分より構成されている。そして、この各
成分は、ITU−R601−2の勧告に従って、以下の
値をとる。
(Y)と色成分(Cr,Cb)のおのおの8ビットから
なる3種類の成分より構成されている。そして、この各
成分は、ITU−R601−2の勧告に従って、以下の
値をとる。
【0044】・輝度成分(Y):0〜255 ・色成分(Cr,Cb):−112〜+112 上記画像記録装置Rは、例えば画像データをMDに記録
するMDドライブであり、画像圧縮装置Qによって圧縮
されたノーマルサイズの原画像の圧縮データA4と、縦
横1/8サイズの縮小画像の原画像の圧縮データA14
を、それぞれ記録する。
するMDドライブであり、画像圧縮装置Qによって圧縮
されたノーマルサイズの原画像の圧縮データA4と、縦
横1/8サイズの縮小画像の原画像の圧縮データA14
を、それぞれ記録する。
【0045】上記制御装置Sは、画像入力装置P、画像
圧縮装置Q、画像記録装置R間のデータの受け渡しを制
御するとともに、それぞれの装置内での画像データの処
理についても制御する。
圧縮装置Q、画像記録装置R間のデータの受け渡しを制
御するとともに、それぞれの装置内での画像データの処
理についても制御する。
【0046】上記の本実施の形態に係る画像圧縮装置Q
は、図1に示すように、記憶手段2、ブロック化手段
3、DCT演算手段5、量子化・符号化手段6、補間手
段7、抽出手段8、2つのセレクタ(第1セレクタ1・
第2セレクタ4)を備えている。なお、上記の各手段の
制御は、制御装置S(図2)によって行われる。
は、図1に示すように、記憶手段2、ブロック化手段
3、DCT演算手段5、量子化・符号化手段6、補間手
段7、抽出手段8、2つのセレクタ(第1セレクタ1・
第2セレクタ4)を備えている。なお、上記の各手段の
制御は、制御装置S(図2)によって行われる。
【0047】上記記憶手段2は、メモリであり、例えば
DRAM(dynamic randam accessmemory)である。そ
して、上記記憶手段2は、ブロック化手段3に画像デー
タ(A1、A11)を送出する前に、原画像の1画面す
べての画像データ(A0、A10)を一時記憶する。こ
れにより、上記画像入力装置Pが、例えば1/30秒で
画像データを送出してくるのに対して、画像圧縮装置Q
の圧縮処理が間に合わず、画像データを取りこぼしてし
まうことを防止している。
DRAM(dynamic randam accessmemory)である。そ
して、上記記憶手段2は、ブロック化手段3に画像デー
タ(A1、A11)を送出する前に、原画像の1画面す
べての画像データ(A0、A10)を一時記憶する。こ
れにより、上記画像入力装置Pが、例えば1/30秒で
画像データを送出してくるのに対して、画像圧縮装置Q
の圧縮処理が間に合わず、画像データを取りこぼしてし
まうことを防止している。
【0048】なお、図3に示すように、上記画像入力装
置Pは、画像の水平ライン方向(ラスタ方向)に順に信
号を取り出し、送出する。同様に、抽出手段8も、縮小
画像の原画像の画像データA10をラスタ順に送出す
る。よって、記憶手段2までの間に、他に原画像の画像
データを記憶し、読み出す装置が設けられていなけれ
ば、画像入力装置Pおよび抽出手段8が送出した順番に
画像データが到達する。したがって、記憶手段2にはラ
スタ順に原画像の画像データが記録されることになる。
置Pは、画像の水平ライン方向(ラスタ方向)に順に信
号を取り出し、送出する。同様に、抽出手段8も、縮小
画像の原画像の画像データA10をラスタ順に送出す
る。よって、記憶手段2までの間に、他に原画像の画像
データを記憶し、読み出す装置が設けられていなけれ
ば、画像入力装置Pおよび抽出手段8が送出した順番に
画像データが到達する。したがって、記憶手段2にはラ
スタ順に原画像の画像データが記録されることになる。
【0049】上記ブロック化手段3は、記憶手段2によ
り、一時記憶された原画像の画像データ(A1、A1
1)を、ブロック単位に、すなわち8×8画素単位に取
り出す手段である。具体的には、ブロック化手段3は、
記憶手段2に記憶された原画像の1画面分の画像データ
を、ブロック単位に読み出すためのアドレスを発生させ
るとともに、このアドレスを記憶手段2に与えたときに
読み出される画像データを取り出すことができる。
り、一時記憶された原画像の画像データ(A1、A1
1)を、ブロック単位に、すなわち8×8画素単位に取
り出す手段である。具体的には、ブロック化手段3は、
記憶手段2に記憶された原画像の1画面分の画像データ
を、ブロック単位に読み出すためのアドレスを発生させ
るとともに、このアドレスを記憶手段2に与えたときに
読み出される画像データを取り出すことができる。
【0050】上記補間手段7は、ブロック化手段3によ
って原画像の画像データをブロック化した結果、ブロッ
ク内の画像データが不足した場合、補間する任意のデー
タを送出する。
って原画像の画像データをブロック化した結果、ブロッ
ク内の画像データが不足した場合、補間する任意のデー
タを送出する。
【0051】例えば、640×480画素のノーマルサ
イズの原画像を縦横1/8サイズに縮小すると、80×
60画素の縮小画像となる(A12)。しかし、DCT
変換を用いる圧縮方式の場合、8×8画素のブロック単
位で処理しなければならないので、最下段のブロックは
4ライン分の画像データが不足する。そこで、補間手段
7は、この不足する4ライン分の画像データを補間する
任意のデータを送出する(A12’)。
イズの原画像を縦横1/8サイズに縮小すると、80×
60画素の縮小画像となる(A12)。しかし、DCT
変換を用いる圧縮方式の場合、8×8画素のブロック単
位で処理しなければならないので、最下段のブロックは
4ライン分の画像データが不足する。そこで、補間手段
7は、この不足する4ライン分の画像データを補間する
任意のデータを送出する(A12’)。
【0052】ここで、従来の画像圧縮装置(図4)で
は、この不足する4ライン分の画像データを記憶手段5
1(メモリ)上から取り出していたため、実際は画像デ
ータでない領域のデータを取り出し、補間していたこと
になる。したがって、記憶手段51の使われ方次第で、
データを取り出すたびに、データが変わってくる。ある
いは、電源投入時に、確定されたデータがそのまま使わ
れることになる。
は、この不足する4ライン分の画像データを記憶手段5
1(メモリ)上から取り出していたため、実際は画像デ
ータでない領域のデータを取り出し、補間していたこと
になる。したがって、記憶手段51の使われ方次第で、
データを取り出すたびに、データが変わってくる。ある
いは、電源投入時に、確定されたデータがそのまま使わ
れることになる。
【0053】この点、本実施の形態に係る画像圧縮装置
Qの補間手段7は、例えば、画像の輝度成分(Y)と色
成分(Cr,Cb)の各データ用に8ビットのレジスタ
を3個設け、これらの各レジスタにマイコン設定等で補
間したい色データをあらかじめ書き込んでおく。そし
て、DCT演算手段5が、ブロック化手段3より読み出
す実際の画像データが無くなったところで、上記の三つ
のレジスタから各データを与える。
Qの補間手段7は、例えば、画像の輝度成分(Y)と色
成分(Cr,Cb)の各データ用に8ビットのレジスタ
を3個設け、これらの各レジスタにマイコン設定等で補
間したい色データをあらかじめ書き込んでおく。そし
て、DCT演算手段5が、ブロック化手段3より読み出
す実際の画像データが無くなったところで、上記の三つ
のレジスタから各データを与える。
【0054】なお、上記補間手段7によって補間する色
データは、例えば、インデックス画像を一覧表示する際
の背景の色と同一にすることができる。こうすることで
背景上に、インデックス画像のみを表示することができ
る。
データは、例えば、インデックス画像を一覧表示する際
の背景の色と同一にすることができる。こうすることで
背景上に、インデックス画像のみを表示することができ
る。
【0055】上記DCT演算手段5は、従来の技術にお
いて示した、2次元DCTの変換式に従って、8×8画
素のブロック単位にDCT演算を行い、DCT係数(D
C成分およびAC成分)(A3、A13)を得る。
いて示した、2次元DCTの変換式に従って、8×8画
素のブロック単位にDCT演算を行い、DCT係数(D
C成分およびAC成分)(A3、A13)を得る。
【0056】上記抽出手段8は、DCT演算手段5によ
って得られた、8×8画素のブロック単位のDCT係数
を、そのまま量子化・符号化手段6へ送出するととも
に、DC成分のみを抽出して第1セレクタ1へ送出す
る。
って得られた、8×8画素のブロック単位のDCT係数
を、そのまま量子化・符号化手段6へ送出するととも
に、DC成分のみを抽出して第1セレクタ1へ送出す
る。
【0057】ここで、DCT演算手段5によって得られ
た、8×8画素のブロック単位のDCT係数のDC成分
は、8×8画素のブロックの平均値に相当する。本実施
の形態に係る画像圧縮装置Qでは、このことを利用し
て、ノーマルサイズの原画像を圧縮する過程において得
られるノーマルサイズの原画像の画像データA0のDC
成分A10を、縦横1/8サイズの縮小画像の原画像の
画像データとして使用する。
た、8×8画素のブロック単位のDCT係数のDC成分
は、8×8画素のブロックの平均値に相当する。本実施
の形態に係る画像圧縮装置Qでは、このことを利用し
て、ノーマルサイズの原画像を圧縮する過程において得
られるノーマルサイズの原画像の画像データA0のDC
成分A10を、縦横1/8サイズの縮小画像の原画像の
画像データとして使用する。
【0058】これにより、本実施の形態に係る画像圧縮
装置Qでは、縮小画像の原画像を作成するために、ノー
マルサイズの原画像を縦横1/8サイズに間引いたり、
ブロック単位に平均化処理を行う必要がない。したがっ
て、画像圧縮装置Qには、縮小画像の原画像を作成する
ためだけの手段は設けられていない。
装置Qでは、縮小画像の原画像を作成するために、ノー
マルサイズの原画像を縦横1/8サイズに間引いたり、
ブロック単位に平均化処理を行う必要がない。したがっ
て、画像圧縮装置Qには、縮小画像の原画像を作成する
ためだけの手段は設けられていない。
【0059】上記量子化・符号化手段6は、DCT演算
手段5によって、8×8画素のブロック単位に得られた
DCT係数(A3、A13)より、量子化・符号化を行
う。具体的には、例えば、JPEG方式で採用されてい
る、量子化・符号化の方法によって行われる。しかし、
量子化・符号化の方法は、本発明と直接関係がないので
詳しい説明は省略する。
手段5によって、8×8画素のブロック単位に得られた
DCT係数(A3、A13)より、量子化・符号化を行
う。具体的には、例えば、JPEG方式で採用されてい
る、量子化・符号化の方法によって行われる。しかし、
量子化・符号化の方法は、本発明と直接関係がないので
詳しい説明は省略する。
【0060】上記第1セレクタ1は、記憶手段2に入力
する画像データを選択する。上記第1セレクタ1は、ノ
ーマルサイズの原画像を圧縮する場合には、画像入力装
置Pからのノーマル画像データA0を記憶手段2へ送出
し、縦横1/8サイズの縮小画像を圧縮する場合には、
抽出手段8からの縮小画像の原画像の画像データA10
を記憶手段2へ送出する。
する画像データを選択する。上記第1セレクタ1は、ノ
ーマルサイズの原画像を圧縮する場合には、画像入力装
置Pからのノーマル画像データA0を記憶手段2へ送出
し、縦横1/8サイズの縮小画像を圧縮する場合には、
抽出手段8からの縮小画像の原画像の画像データA10
を記憶手段2へ送出する。
【0061】上記第2セレクタ4は、DCT演算手段5
に入力する画像データを選択する。ブロック化手段3に
よって、8×8画素のブロック単位にブロック化された
結果、データに不足が無い場合は、画像データを直接D
CT演算手段5に送出する。もし、データが不足する場
合は、不足する画像データを補間手段7によって補間す
る。
に入力する画像データを選択する。ブロック化手段3に
よって、8×8画素のブロック単位にブロック化された
結果、データに不足が無い場合は、画像データを直接D
CT演算手段5に送出する。もし、データが不足する場
合は、不足する画像データを補間手段7によって補間す
る。
【0062】例えば、640×480画素の場合、縮小
画像を圧縮するときには、縦60ラインとなり、4ライ
ン分の画像データが不足する。このような場合、補間手
段7において画像データA12の不足分の画像データを
補間し、DCT演算手段5には画像データA12’が入
力される。
画像を圧縮するときには、縦60ラインとなり、4ライ
ン分の画像データが不足する。このような場合、補間手
段7において画像データA12の不足分の画像データを
補間し、DCT演算手段5には画像データA12’が入
力される。
【0063】つぎに、本実施の形態に係る画像圧縮装置
Qによって、640×480画素の画像を処理するとき
の手順を、図1に示したブロック図に従って説明する。
Qによって、640×480画素の画像を処理するとき
の手順を、図1に示したブロック図に従って説明する。
【0064】まず、ノーマルサイズの原画像の画像デー
タを画像圧縮する手順は次のとおりである。
タを画像圧縮する手順は次のとおりである。
【0065】step1:制御装置Sが一連の処理を開始す
る。
る。
【0066】step2:ノーマルサイズの原画像の画像デ
ータであるノーマル画像データA0を、ラスタ順に記憶
手段2に取り込むため、第1セレクタ1を画像入力装置
Pの出力であるノーマル画像データA0が選択できるよ
うに切り替える。
ータであるノーマル画像データA0を、ラスタ順に記憶
手段2に取り込むため、第1セレクタ1を画像入力装置
Pの出力であるノーマル画像データA0が選択できるよ
うに切り替える。
【0067】step3:記憶手段2により、ノーマル画像
データA0をブロック化手段3に画像データを送出する
前に、1画面すべての画像データを一時記憶する。
データA0をブロック化手段3に画像データを送出する
前に、1画面すべての画像データを一時記憶する。
【0068】step4:ブロック化手段3により、記憶手
段2から画像データA1を読み出し、8×8画素のブロ
ック単位にブロック化する。
段2から画像データA1を読み出し、8×8画素のブロ
ック単位にブロック化する。
【0069】step5:ブロック化手段3によるブロック
化の結果、ブロック化された画像データA2に不足する
データが無い場合、これを直接DCT演算手段5へ送出
するように第2セレクタ4を切り替える。なお、640
×480画素の画像データを、8×8画素のブロックに
ブロック化するのであるから、不足するデータはない。
化の結果、ブロック化された画像データA2に不足する
データが無い場合、これを直接DCT演算手段5へ送出
するように第2セレクタ4を切り替える。なお、640
×480画素の画像データを、8×8画素のブロックに
ブロック化するのであるから、不足するデータはない。
【0070】step6:DCT演算手段5により、ブロッ
ク化された画像データA2のDCT係数A3を求める。
ク化された画像データA2のDCT係数A3を求める。
【0071】step7:抽出手段8により、ノーマルサイ
ズの原画像の画像データのDCT係数A3をそのまま量
子化・符号化手段6に送出するとともに、DCT係数A
3のうちDC成分のみを、縦横1/8サイズの縮小画像
の原画像の画像データA10として、第1セレクタ1に
送出する。なお、DCT係数A3のDC成分は、640
×480画素の画像データの8×8画素のブロックごと
の平均値に相当するから、画像データA10は、80×
60画素の画像の画像データとなる。
ズの原画像の画像データのDCT係数A3をそのまま量
子化・符号化手段6に送出するとともに、DCT係数A
3のうちDC成分のみを、縦横1/8サイズの縮小画像
の原画像の画像データA10として、第1セレクタ1に
送出する。なお、DCT係数A3のDC成分は、640
×480画素の画像データの8×8画素のブロックごと
の平均値に相当するから、画像データA10は、80×
60画素の画像の画像データとなる。
【0072】step8:量子化・符号化手段6により、D
CT係数A3を量子化・符号化する。そして、得られた
ノーマルサイズの原画像の圧縮データであるノーマル画
像圧縮データA4を、画像記録装置Rに送出し、記録す
る。
CT係数A3を量子化・符号化する。そして、得られた
ノーマルサイズの原画像の圧縮データであるノーマル画
像圧縮データA4を、画像記録装置Rに送出し、記録す
る。
【0073】つづいて、縦横1/8サイズの縮小画像の
原画像を画像圧縮する。その手順は次のとおりである。
なお、以下の処理は、上記のstep7・8の処理と並行し
て行うことができる。
原画像を画像圧縮する。その手順は次のとおりである。
なお、以下の処理は、上記のstep7・8の処理と並行し
て行うことができる。
【0074】step9:縮小画像の原画像の画像データで
ある画像データA10を、ラスタ順に記憶手段2に取り
込むため、第1セレクタ1を画像データA10が選択で
きるように切り替える。
ある画像データA10を、ラスタ順に記憶手段2に取り
込むため、第1セレクタ1を画像データA10が選択で
きるように切り替える。
【0075】step10:記憶手段2により、ノーマルサ
イズの原画像の画像データである画像データA0を記憶
していた領域とは別の領域に、縮小画像の原画像の画像
データである画像データA10を記憶する。
イズの原画像の画像データである画像データA0を記憶
していた領域とは別の領域に、縮小画像の原画像の画像
データである画像データA10を記憶する。
【0076】step11:ブロック化手段3により、記憶
手段2から画像データA11を読み出し、8×8画素の
ブロック単位にブロック化する。
手段2から画像データA11を読み出し、8×8画素の
ブロック単位にブロック化する。
【0077】step12:ブロック化手段3によるブロッ
ク化の結果、ブロック化された画像データA12に不足
するデータが有る場合、これをDCT演算手段5へ送出
する前に、補間手段7によって不足するデータを補間す
るように、第2セレクタ4を切り替える。なお、80×
60画素の画像を、8×8画素のブロック単位にブロッ
ク化するのであるから、縦の4ライン分の画像データが
不足する。よって、補間する必要がある。
ク化の結果、ブロック化された画像データA12に不足
するデータが有る場合、これをDCT演算手段5へ送出
する前に、補間手段7によって不足するデータを補間す
るように、第2セレクタ4を切り替える。なお、80×
60画素の画像を、8×8画素のブロック単位にブロッ
ク化するのであるから、縦の4ライン分の画像データが
不足する。よって、補間する必要がある。
【0078】step13:DCT演算手段5により、不足
分の画像データが補間された画像データA12’のDC
T係数A13を得る。
分の画像データが補間された画像データA12’のDC
T係数A13を得る。
【0079】step14:量子化・符号化手段6により、
DCT係数A13を量子化・符号化する。そして、得ら
れた縮小画像の原画像の圧縮データである縮小画像圧縮
データA14を、画像記録装置Rに送出し、記録する。
DCT係数A13を量子化・符号化する。そして、得ら
れた縮小画像の原画像の圧縮データである縮小画像圧縮
データA14を、画像記録装置Rに送出し、記録する。
【0080】以上の説明では、640×480画素のノ
ーマルサイズの画像を例にしたため、ノーマルサイズの
原画像を圧縮するときには画像データに不足はなく、縮
小画像の画像データを圧縮するときにはデータが不足し
た。ただ、画像データの不足に関しては、適宜第2セレ
クタ4を切り替えて、補間手段7によるデータの補間を
行えばよいため、上述した説明の場合に限定されるもの
ではない。
ーマルサイズの画像を例にしたため、ノーマルサイズの
原画像を圧縮するときには画像データに不足はなく、縮
小画像の画像データを圧縮するときにはデータが不足し
た。ただ、画像データの不足に関しては、適宜第2セレ
クタ4を切り替えて、補間手段7によるデータの補間を
行えばよいため、上述した説明の場合に限定されるもの
ではない。
【0081】以上より、本実施の形態に係る画像圧縮装
置Qでは、ノーマルサイズの原画像の圧縮時に、DCT
演算手段5の演算結果のDC成分を抽出することによ
り、8×8画素のブロック単位の平均値を得ることがで
きる。このDC成分のみを縦横1/8サイズに縮小され
た縮小画像の原画像の画像データとすることにより、平
均化された画質の良い縮小画像の原画像を得ることがで
きる。
置Qでは、ノーマルサイズの原画像の圧縮時に、DCT
演算手段5の演算結果のDC成分を抽出することによ
り、8×8画素のブロック単位の平均値を得ることがで
きる。このDC成分のみを縦横1/8サイズに縮小され
た縮小画像の原画像の画像データとすることにより、平
均化された画質の良い縮小画像の原画像を得ることがで
きる。
【0082】したがって、ノーマルサイズの原画像の8
×8画素のブロックの画像データの平均値を、縮小画像
の原画像の1画素の画像データとしているため、間引き
のみで縮小画像の原画像を作成する場合よりも高画質に
なる。当然、縮小画像の圧縮データを伸長したときに得
られる画像も高画質である。また、画像データの間引き
や平均化の処理等、縮小画像を作成するためだけの処理
が不必要であるため、画像圧縮の処理時間が短縮でき
る。
×8画素のブロックの画像データの平均値を、縮小画像
の原画像の1画素の画像データとしているため、間引き
のみで縮小画像の原画像を作成する場合よりも高画質に
なる。当然、縮小画像の圧縮データを伸長したときに得
られる画像も高画質である。また、画像データの間引き
や平均化の処理等、縮小画像を作成するためだけの処理
が不必要であるため、画像圧縮の処理時間が短縮でき
る。
【0083】また、本実施の形態に係る画像圧縮装置Q
では、記憶手段2によって、ブロック化手段3に画像デ
ータ(A1、A11)を送出する前に、1画面すべての
画像データを一時記憶する。これにより、画像圧縮の処
理速度によらず、原画像の画像データを取りこぼすこと
なく、画像入力装置Pからのノーマルサイズの原画像の
画像データを確実に圧縮することができるとともに、縮
小画像の原画像の画像データ(ノーマルサイズの画像の
DC成分)を確実に圧縮することができる。
では、記憶手段2によって、ブロック化手段3に画像デ
ータ(A1、A11)を送出する前に、1画面すべての
画像データを一時記憶する。これにより、画像圧縮の処
理速度によらず、原画像の画像データを取りこぼすこと
なく、画像入力装置Pからのノーマルサイズの原画像の
画像データを確実に圧縮することができるとともに、縮
小画像の原画像の画像データ(ノーマルサイズの画像の
DC成分)を確実に圧縮することができる。
【0084】また、本実施の形態に係る画像圧縮装置Q
では、補間手段7によって、不足する画像データを任意
のデータを送出して補間することにより、画像の下部の
ラインのデータを任意のデータに確定することができ
る。これにより、縮小画像の圧縮データを伸長したと
き、本来の画像とは関係のない不定なデータによる画像
が表示されることがなく、伸長した画像の画質を良くす
ることができる。
では、補間手段7によって、不足する画像データを任意
のデータを送出して補間することにより、画像の下部の
ラインのデータを任意のデータに確定することができ
る。これにより、縮小画像の圧縮データを伸長したと
き、本来の画像とは関係のない不定なデータによる画像
が表示されることがなく、伸長した画像の画質を良くす
ることができる。
【0085】なお、本実施の形態の画像圧縮装置Qを、
一度の指示で画像圧縮の処理のすべてを行う構成にする
ことにより、画像圧縮装置QをLSIで実現させた場
合、マイコン等から処理開始の指示を一度だけ与えるこ
とによって、制御装置S(図2)が画像圧縮の一連の処
理(図1)をすべて行い、2種類の圧縮データを得るこ
とができる。これによって、マイコン等の処理の負担を
軽減することが可能となる。
一度の指示で画像圧縮の処理のすべてを行う構成にする
ことにより、画像圧縮装置QをLSIで実現させた場
合、マイコン等から処理開始の指示を一度だけ与えるこ
とによって、制御装置S(図2)が画像圧縮の一連の処
理(図1)をすべて行い、2種類の圧縮データを得るこ
とができる。これによって、マイコン等の処理の負担を
軽減することが可能となる。
【0086】
【発明の効果】請求項1の画像圧縮装置は、以上のよう
に、ノーマルサイズの画像と、該画像を縦横1/8サイ
ズに縮小した縮小画像の2種類の原画像を、離散コサイ
ン変換を用いて画像圧縮する画像圧縮装置において、上
記のノーマルサイズの原画像を離散コサイン変換するこ
とによって得られる8×8画素のブロック単位のDC成
分を、上記縮小画像の原画像の画像データの各画素のデ
ータとして、抽出する抽出手段が設けられている構成で
ある。
に、ノーマルサイズの画像と、該画像を縦横1/8サイ
ズに縮小した縮小画像の2種類の原画像を、離散コサイ
ン変換を用いて画像圧縮する画像圧縮装置において、上
記のノーマルサイズの原画像を離散コサイン変換するこ
とによって得られる8×8画素のブロック単位のDC成
分を、上記縮小画像の原画像の画像データの各画素のデ
ータとして、抽出する抽出手段が設けられている構成で
ある。
【0087】それゆえ、ノーマルサイズの原画像の画像
データのDC成分を、縦横1/8サイズの縮小画像の原
画像の画像データとすることにより、平均化された画質
の良い縮小画像の原画像を得ることができる。また、縮
小画像の圧縮データを伸長したときに得られる画像も高
画質である。
データのDC成分を、縦横1/8サイズの縮小画像の原
画像の画像データとすることにより、平均化された画質
の良い縮小画像の原画像を得ることができる。また、縮
小画像の圧縮データを伸長したときに得られる画像も高
画質である。
【0088】したがって、ノーマルサイズの原画像の8
×8画素のブロックのデータを平均して、縮小画像の原
画像の1画素の画像データとしているため、縮小画像の
原画像を間引きのみで作成する場合よりも、高画質の縮
小画像の原画像が得られるという効果を奏する。また、
データの間引きや平均化の処理等、縮小画像を作成する
ためだけの処理が必要でないため、画像圧縮の全体の処
理時間が短縮できるという効果を奏する。
×8画素のブロックのデータを平均して、縮小画像の原
画像の1画素の画像データとしているため、縮小画像の
原画像を間引きのみで作成する場合よりも、高画質の縮
小画像の原画像が得られるという効果を奏する。また、
データの間引きや平均化の処理等、縮小画像を作成する
ためだけの処理が必要でないため、画像圧縮の全体の処
理時間が短縮できるという効果を奏する。
【0089】請求項2の画像圧縮装置は、以上のよう
に、請求項1の構成に加えて、上記原画像の画像データ
を、離散コサイン変換する前に一時記憶する記憶手段が
設けられている構成である。
に、請求項1の構成に加えて、上記原画像の画像データ
を、離散コサイン変換する前に一時記憶する記憶手段が
設けられている構成である。
【0090】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、画像圧縮の処理速度によらず、送出されてくる画
像データを取りこぼすことなく、ノーマルサイズの原画
像の画像データを確実に圧縮することができるととも
に、縮小画像の原画像の画像データ(ノーマルサイズの
画像のDC成分)を確実に圧縮することができるという
効果を奏する。
えて、画像圧縮の処理速度によらず、送出されてくる画
像データを取りこぼすことなく、ノーマルサイズの原画
像の画像データを確実に圧縮することができるととも
に、縮小画像の原画像の画像データ(ノーマルサイズの
画像のDC成分)を確実に圧縮することができるという
効果を奏する。
【0091】請求項3の画像圧縮装置は、以上のよう
に、請求項2の構成に加えて、上記記憶手段に一時記憶
されている原画像の画像データを8×8画素のブロック
単位で読み出した結果、画像データが不足する場合、任
意のデータを送出して不足する画像データを補間する補
間手段が設けられている構成である。
に、請求項2の構成に加えて、上記記憶手段に一時記憶
されている原画像の画像データを8×8画素のブロック
単位で読み出した結果、画像データが不足する場合、任
意のデータを送出して不足する画像データを補間する補
間手段が設けられている構成である。
【0092】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、画像データの不足する原画像の圧縮画像の画像デ
ータを伸長したとき、本来の画像とは関係のない不定な
データによる画像が表示されることがなく、伸長した画
像の画質を良くすることができるという効果を奏する。
えて、画像データの不足する原画像の圧縮画像の画像デ
ータを伸長したとき、本来の画像とは関係のない不定な
データによる画像が表示されることがなく、伸長した画
像の画質を良くすることができるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像圧縮装置の構
成の概略、および画像圧縮の処理の流れを示す説明図で
ある。
成の概略、および画像圧縮の処理の流れを示す説明図で
ある。
【図2】上記画像圧縮装置を具備している画像処理装置
の構成を示す概略構成図である。
の構成を示す概略構成図である。
【図3】上記画像圧縮装置の記憶手段に画像データが記
録される順序を示す説明図である。
録される順序を示す説明図である。
【図4】従来の画像圧縮装置の構成の概略、および画像
圧縮の処理の流れを示す説明図である。
圧縮の処理の流れを示す説明図である。
Q 画像圧縮装置 2 記憶手段 7 補間手段 8 抽出手段
Claims (3)
- 【請求項1】ノーマルサイズの画像と、該画像を縦横1
/8サイズに縮小した縮小画像の2種類の原画像を、離
散コサイン変換を用いて画像圧縮する画像圧縮装置にお
いて、 上記のノーマルサイズの原画像を離散コサイン変換する
ことによって得られる8×8画素のブロック単位のDC
成分を、上記縮小画像の原画像の画像データの各画素の
データとして、抽出する抽出手段が設けられていること
を特徴とする画像圧縮装置。 - 【請求項2】上記原画像の画像データを、離散コサイン
変換する前に一時記憶する記憶手段が設けられているこ
とを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。 - 【請求項3】上記記憶手段に一時記憶されている原画像
の画像データを8×8画素のブロック単位で読み出した
結果、画像データが不足する場合、任意のデータを送出
して不足する画像データを補間する補間手段が設けられ
ていることを特徴とする請求項2記載の画像圧縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18870697A JPH1132335A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 画像圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18870697A JPH1132335A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 画像圧縮装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1132335A true JPH1132335A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16228386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18870697A Pending JPH1132335A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 画像圧縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1132335A (ja) |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP18870697A patent/JPH1132335A/ja active Pending
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