JPH11322854A - 感熱性架橋高分子材料 - Google Patents

感熱性架橋高分子材料

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JPH11322854A
JPH11322854A JP13554998A JP13554998A JPH11322854A JP H11322854 A JPH11322854 A JP H11322854A JP 13554998 A JP13554998 A JP 13554998A JP 13554998 A JP13554998 A JP 13554998A JP H11322854 A JPH11322854 A JP H11322854A
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JP
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hydrophilic
hydrophobic
monomer
heat
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JP13554998A
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Inventor
Takeshi Nagao
勇志 長尾
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の親水性−疎水性転移性を有する温度応
答性濾過膜、油水分離用ゲル材、ドラッグデリバリーシ
ステム等に適した感熱性高分子材料を提供すること。 【解決手段】 単独重合体が水溶性である親水性モノマ
ーと単独重合体が水に不溶性である疎水性モノマー及び
架橋性化合物とから得られる共重合体架橋物であって、
該架橋物が親水性から疎水性に変化する転移温度が0℃
以上であるものを必須成分とする高分子材料を開発する
ことにより、上記課題が解決することを見いだした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感熱性高分子材料に
関する。さらに詳しくはその単独重合体が曇点を持たな
い親水性モノマーと疎水性モノマー及び架橋性化合物と
から得られる共重合体架橋物を含有し、0℃以上の所望
の転移温度において、加温により吸水性ポリマーから疎
水性ポリマーに変化させるかあるいは冷却により疎水性
ポリマーから吸水性ポリマーに変化させることが出来る
ことを特徴とする感熱性架橋高分子材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来水溶液中で加温により水に不溶化す
る、すなわち加温により濁りを生じて不透明になった
り、あるいは加温により吸水性から疎水性に転移する感
熱性高分子材料として、ポリエチレンオキサイドまたは
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合
体やその架橋物、メチルセルロース、ポリメチルビニル
セルロース等が知られている。しかしながらこれらの感
熱性材料を製造する場合においては、原料モノマーの取
り扱いおよび重合等に特別の装置あるいは技術が必要で
あったり、過酷な条件下で反応が要求される等種々の問
題があった。
【0003】またある種の(メタ)アクリルアミド誘導
体の重合体、たとえばN−イソプロピルアクリルアミド
の重合体において、水溶液中で加温することにより白濁
し不溶化する(すなわち曇点を有する)ことがJ.MA
CROMOL.SCI.−CHEM.A2巻、1441
−1455頁(1968年)に開示されており、また同
様の技術がJ.Polymer Sci.,Poly
m.Symp.66巻、209−219頁(1979
年)、特開昭58−174408号、特開昭58−17
9256号、特開昭58−206654号により、また
ジエチルアクリルアミドに関しては特開昭58−206
655号に開示されている。さらに上記の、加温により
水に不溶化し白濁する温度(曇点)が約20〜40℃の
重合体のモノマーである(メタ)アクリルアミド誘導体
に疎水性モノマーすなわち単独重合体が水に不溶性であ
るモノマーを共重合することにより、比較的広い温度範
囲で加温により水に不溶化する温度を制御できることが
特開昭60−168706号に開示されており、保水ゲ
ル、吸着剤、調湿剤、防曇剤などへの応用が検討されて
いる。すなわち、その単独重合体が曇点を持つ特殊な
(メタ)アクリルアミド誘導体を重合架橋して水に不溶
化した重合体は、低温で水をよく吸収し、温度の上昇に
伴って水を放出する性質を有しており、この特性を生か
した用途開発が行われている。しかしながら感熱性高分
子材料に使用されうる架橋性重合体に関しては、その単
独重合体が曇点を持つ特殊な(メタ)アクリルアミド誘
導体に限定されているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の感熱
性高分子材料に用いうる重合体架橋物が、その単独重合
体が曇点を持つ特殊な(メタ)アクリルアミド誘導体モ
ノマー由来のものに限定されており、さらに親疎水性転
移点(加温により材料が吸水性から疎水性に変化する温
度)を制御できる疎水性モノマーとの共重合体について
も、上記の親疎水性転移点が約20〜40℃の重合体の
モノマー由来のものに限定されていたのに対し、その単
独重合体が曇点を持たない一般の、入手容易な親水性モ
ノマーを使用して、所望の温度で親疎水性転移が可能で
あって、簡便に製造可能でかつ経済性の良好な感熱性高
分子材料の開発を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、その単独
重合体が水溶性であるが曇点を持たない親水性モノマー
と、疎水性モノマーすなわち単独重合体が水に不溶性で
あるモノマー及び架橋性化合物とから得られる共重合体
架橋物を用いた高分子材料を製造するにあたり、これら
モノマー及び架橋性化合物の種類と配合比率等を考慮し
た分子設計により、共重合体架橋物の親疎水性転移点を
自由に制御でき、親疎水性転移が可能な感熱性材料が好
適に得られることを見出し本発明に到達した。
【0006】すなわち本発明は次の事項に関する。 1)(A)その単独重合体が曇点を持たない親水性モノ
マー、(B)疎水性モノマー及び(C)架橋性化合物と
から得られる共重合体架橋物を必須成分とし、該架橋物
が吸水性から疎水性に変化する転移温度(親疎水性転移
点)が0℃以上であることを特徴とする、0℃以上の一
定の温度で親水性−疎水性転移が可能な感熱性架橋高分
子材料。 2)共重合体架橋物の親疎水性転移点が0〜70℃の範
囲である上記1)に記載の感熱性架橋高分子材料。 3)共重合体架橋物の親疎水性転移点が10〜60℃の
範囲である上記1)、2)に記載の感熱性架橋高分子材
料。 4)親水性モノマーがN−ビニル化合物誘導体、(メ
タ)アクリルアミド誘導体、(メタ)アクリレート誘導
体、カルボン酸ビニルエステルの加水分解物(ビニルア
ルコール類)、イオン性モノマー及びその塩から選ばれ
た少なくとも1種の親水性モノマーである上記1)〜
3)に記載の感熱性架橋高分子材料。 5)親水性モノマーが下記一般式(1) CH2 =CH−NR1 −COR2 (1) (式中R1 は水素原子または炭素数1〜6のアルキル
基、R2 は水素原子またはメチル基を表す。)で表され
る親水性モノマーである上記4)に記載の感熱性架橋高
分子材料。 6)一般式(1)で表される親水性モノマーがN−ビニ
ルアセトアミドである上記5)に記載の感熱性架橋高分
子材料。 7)疎水性モノマーが(メタ)アクリレート誘導体、N
−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、スチレン、
アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ブテン−1及び4−メチルペンテ
ン−1から選ばれた少なくとも1種の疎水性モノマーで
ある上記1)〜6)に記載の感熱性架橋高分子材料。 8)架橋性化合物が、一分子中に少なくとも2個の重合
性不飽和基を有する化合物である上記1)〜7)に記載
の感熱性架橋高分子材料。 なお、本発明でいう「(メタ)アクリ」とは、「アク
リ」「メタクリ」のいずれをも指す。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における親水性モノマーと
は、モノマー自身の水に対する20℃での溶解度が1g
/100g以上でありかつその単独重合体が水溶性すな
わち20℃での水に対する溶解度が0.5g/100g
以上であるモノマーをいう。また本発明でいう曇点と
は、重合体水溶液の温度を上げていくと透明な水溶液が
相転移を起こして濁り始める温度をいう。従って、水溶
性でない重合体は当然曇点を持たない。
【0008】本発明において使用される親水性モノマー
としては、例えばN−ビニル−2−ピロリドン、N−ビ
ニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−メチ
ル−N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニル
ホルムアミド等のN−ビニル化合物、(メタ)アクリル
アミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−
ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−エチルアクリル
アミド、ジアセトンアクリルアミド等の(メタ)アクリ
ルアミド誘導体、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルアクリレート、各種のメトキシポリエチ
レングリコールメタクリレート等の(メタ)アクリレー
ト誘導体、(メタ)アクリル酸、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−フェニルプロパンスル
ホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸等の酸及びそれらの塩等のイオン性親水性モノマ
ー、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリル
アミド等の重合性不飽和基含有アミド化合物及びそれら
の塩等を挙げることができる。また、酢酸ビニル、グリ
シジル(メタ)アクリレート等、そのモノマーの単独重
合体は水溶性ではないものの、重合体を加水分解すると
水溶性を示すモノマー、各種(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリル等、共重合
後、加水分解することによりイオン性を付与されると水
溶性を示すモノマーも、本発明の親水性モノマーに含ま
れる。
【0009】これらの親水性モノマーの中でも好ましく
はN−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルプロピオン
酸アミド、N−ビニル−イソ酪酸アミド等のN−ビニル
化合物が用いられるが、さらに好ましくは一般式(1)
で表されるN−ビニル化合物である。具体的にはN−ビ
ニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−メチ
ル−N−ビニルホルムアミド、N−メチル−N−ビニル
アセトアミド等が挙げられるが、それらの中でもN−ビ
ニルアセトアミドが最も好ましい。本発明の親水性モノ
マーは、モノマーの20℃での水に対する溶解度が1g
/100g以上のものであるが、共重合体作製の際の生
産性、重合収率、親水性ポリマーとしての親水性能など
を勘案すると溶解度が5g/100g以上のモノマーが
好ましい。更に好ましくは10g/100g以上のモノ
マーである。
【0010】本発明における疎水性モノマーとは、モノ
マー自身の水に対する20℃での溶解度が1g/100
g未満であるモノマー及びモノマー自身は溶解度が1g
/100g以上であっても、その単独重合体の水に対す
る20℃での溶解度が0.5g/100g未満であるモ
ノマーをいい、本発明において使用される疎水性モノマ
ーとしては、例えば、スチレン、アクリロニトリル、エ
チレン、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン
−1、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、N,N−ジエチルメタクリルアミ
ド、N,N−ジ−n−プロピルアクリルアミド、N−n
−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−tert−ブチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−n−ヘキシル(メタ)
アクリルアミド、N−n−オクチル(メタ)アクリルア
ミド、N−tert−オクチルアクリルアミド、N−n
−ドデシル(メタ)アクリルアミド等のN−アルキル
(メタ)アクリルアミド誘導体、エチル(メタ)アクリ
レート、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−エ
チル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリレート誘導体等を挙げること
ができる。上記のように本発明の疎水性モノマーとし
て、モノマーの20℃での水に対する溶解度が1g/1
00g未満のものが挙げられるが、好ましくは0.5g
/100g未満、更に好ましくは0.1g/100g未
満のモノマーである。
【0011】本発明における架橋性化合物とは、一分子
中に少なくとも2個の反応性官能基を有する化合物であ
り、反応性官能基としては、(メタ)アクリル基、ビニ
ル基、アリル基等の重合性不飽和基、水酸基、イソシア
ネート基、メチロール基、アミノ基、カルボキシル基等
が挙げられる。それらの中でも好ましくは重合性不飽和
基を一分子中に2個以上有する化合物であり、具体的に
はN,N’−メチレンビスアクリルアミド、トリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート等の複数個の(メタ)
アクリル基を有する化合物、N,N’−ブチレンビス
(N−ビニルアセトアミド)等のN,N’−アルキレン
ビス(N−ビニルカルボン酸アミド)化合物、ジエチレ
ングリコールジアリルエーテル、トリメチロールプロパ
ントリアリルエーテル、テトラアリルオキシエタン、ペ
ンタエリスリトールトリアリルエーテル、アジピン酸ジ
アリル、テレフタル酸ジアリル等のアリル基を2個以上
有する化合物、シュウ酸ジビニル、コハク酸ジビニル、
マロン酸ジビニル、アジピン酸ジビニル、マレイン酸ジ
ビニル、クエン酸トリビニル、ピロメリット酸テトラビ
ニル等のビニルエステル構造を2個以上有する化合物な
どが挙げられ、これらは1種または必要により2種以上
用いることができる。この重合性不飽和基を有する架橋
性化合物は、一般には親水性モノマーと疎水性モノマー
との共重合を行う際に同時にあるいは逐次的もしくは連
続的に添加し、親水性モノマー及び疎水性モノマーと共
重合することにより共重合体架橋物を得ることが出来
る。
【0012】また、親水性モノマーと疎水性モノマーと
を共重合した後、得られた共重合体と架橋性化合物とを
反応させて得られる高分子化合物も、本発明の共重合体
架橋物に含まれる。例えばアミノ基、水酸基、カルボキ
シル基等の官能基を有する親水性あるいは疎水性モノマ
ーを重合して得られる共重合体と、上記官能基と反応性
を有するイソシアネート基等の官能基を一分子中に2個
以上持つ架橋性化合物とを反応させて、本発明の共重合
体架橋物を得ることが出来る。これらの、共重合後に架
橋反応を行うのに好適なモノマーとしては、(メタ)ア
クリル酸及びその塩(アンモニウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩等)、2−メタクリロイルオキシエチルイソ
シアネート、グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また
(メタ)アクリル酸メチル等の(メタ)アクリル酸エス
テル、酢酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステルあるい
はN−ビニルアセトアミドなどのN−ビニルカルボン酸
アミド化合物を共重合成分として重合を行った後、加水
分解によりカルボキシル基、アミノ基などの官能基を共
重合体に導入し、その官能基と反応する架橋性化合物と
反応させて本発明の共重合体架橋物を得ることもでき
る。これらの架橋性化合物の使用量は任意であるが、好
適には共重合成分全体の2×10-4〜10モル%であ
る。2×10-4モル%以下ではゲル強度が弱く、また1
0モル%以上では吸水性が低下する傾向にある。更に好
ましくは5×10-4〜2モル%の範囲である。
【0013】上記の親水性モノマー、疎水性モノマー及
び架橋性化合物を共重合して本発明の感熱性架橋高分子
材料に用いる共重合体架橋物を製造する具体的方法とし
ては、たとえば(1)モノマーを溶剤で希釈せずにバル
ク重合する方法、(2)モノマーを水などの溶剤中溶液
重合し、重合体溶液そのままで使用する方法、(3)モ
ノマーを溶剤中溶液重合し、重合体溶液より溶剤を留去
するかもしくは析出した重合体をろ別して重合体を得る
方法、(4)懸濁重合により粒子状重合体として得る方
法、(5)乳化重合により重合体ラテックスとして得る
方法等、一般に知られている方法が採用できる。その際
重合様式としては通常の(メタ)アクリル系化合物、ビ
ニル化合物あるいはN−ビニル化合物と同様にラジカル
重合により行うことが経済上有利である。
【0014】また親水性モノマーと疎水性モノマーとを
共重合した後、得られた共重合体と架橋性化合物とを反
応させて共重合体架橋物を製造する場合は、上記(1)
〜(5)と同様に親水性モノマーと疎水性モノマーとを
共重合し、得られた共重合体溶液に架橋性化合物を添加
する、共重合体を単離して必要に応じて溶媒に溶解して
架橋性化合物と反応させる等の方法で共重合体架橋物を
得ることが出来る。
【0015】上記共重合体架橋物あるいは共重合体の製
造において使用される重合開始剤は、従来知られている
過酸化物、有機、無機過酸もしくはその塩及びアゾビス
系化合物、あるいはそれらの各種重合開始剤と還元剤と
の組み合わせによるレドックス系のもの等が用いられ、
これらの中で特に好ましいものはアゾビスイソブチロニ
トリルやアゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩な
どのアゾビス系重合開始剤である。また重合開始剤の使
用量は、共重合成分を基準として5×10-4〜5モル%
が好ましい。重合開始温度は通常−10〜120℃程度
であり、反応時間は通常0.5〜30時間程度である
が、目的とする共重合体が得られる条件であれば特にこ
れらに限定されない。
【0016】このようにして作製される共重合体架橋物
は、重合方法、重合条件などによりブロック状、ラテッ
クス状、粒状、粉状、溶液、分散液あるいはエマルジョ
ンの状態等で得られる。なお、本発明でいう「溶液」と
いう語句は、材料が水などの溶媒に溶解した状態の、一
般にいわれる溶液の意味のみならず、分散液、エマルジ
ョン液をも意味する。これら各種形状の共重合体架橋物
は任意の処理方法により、使用しやすい形状に変換する
ことができる。すなわち、ブロック状、ラテックス状等
の共重合体架橋物は粉砕処理により粉状に、あるいは融
解して粒状、フレーク状、繊維状、フィルム状等の形状
に、ラテックス状共重合体架橋物、溶液状共重合体架橋
物は布、紙などの繊維状物質に含浸コーティングあるい
はフィルム化することにより所望の用途に適用しやすい
形状にすることができる。また溶液の状態で得られかつ
水を含有している場合は、そのままの形で本発明の感熱
性高分子材料として使用できる。勿論得られた共重合体
架橋物をそのまま水を含む溶媒に加えて膨潤させあるい
は分散し、本発明の感熱性高分子材料として用いること
もできる。
【0017】以上のようにして製造した共重合体架橋物
は、感熱性高分子材料として、吸水剤に用い得る。本発
明の感熱性高分子材料は、0℃以上の特定の温度の親疎
水性転移点(以下転移点と略す)を持つように設計され
て製造されるので、0℃以上の所望の転移点で親水性−
疎水性転移が可能な、特定の温度以下で吸水性を有する
吸水剤として用い得る。すなわちその転移点以下の温度
では吸水性を示し、その転移点以上では疎水性を示し水
を放出する特性を有している。本発明の感熱性高分子材
料は、水溶液に溶存している場合には溶液状態のままの
形で使用してもよい。具体的に加温によりどのように吸
水性から疎水性へ転移するかは使用目的に応じた共重合
体の分子設計(種類、分子量など)により異なり一様に
は述べられないが、一般には転移点以下では通常の吸水
剤のように数10倍から数百倍の吸水特性を示す。加温
により転移点を越えると、不透明になりその後白濁して
水を放出する。その時半透明から白濁に至る温度範囲は
共重合体架橋物の濃度および種類により異なるが、概ね
5℃未満である。一方、上記したように加温により白色
不透明の疎水性ポリマーとなった共重合体架橋物を冷却
してゆくと、転移点以下で吸水性を示し、吸水とともに
透明になる。この過程は何度でも繰り返して行うことが
できる。
【0018】また、上記共重合体架橋物を用いた感熱性
高分子材料が吸液できる溶液は、水を含む媒体のみなら
ず酸、アルカリ、塩などを含む水溶液、含水の有機溶
媒、さらには親水性の有機溶媒などに対しても良好な吸
水、吸溶媒性能を示す。水としては水道水、工業用水、
イオン交換水、蒸留水等を使用できる。水と混和して使
用できる溶媒としては水と混じり合う溶媒が好ましく、
メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトン等
のケトン類、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル等のグリコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン
等の環状エーテル類、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒、アセ
トニトリル等のニトリル類、テトラグライム等のグライ
ム類、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。またその
ものは水と任意には混ざり合わない親油性の溶媒であっ
ても、水及び親油性溶媒の双方に親和性がある溶媒の存
在下、水と混ざり合う溶媒も用いることが出来る。具体
的にはトルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン
等の炭化水素系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム等の
ハロゲン化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル等のエー
テル系溶媒、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル
系溶媒等が挙げられる。
【0019】上記の、加温により吸水性から疎水性に転
移する現象を観察する手段としては、目視、濁度計、紫
外または可視の吸光光度計等により疎水化に伴う白濁を
検出する方法がある。また、本発明の感熱性架橋高分子
材料溶液の溶液粘度を温度を変えて測定する方法、光散
乱法により分子の拡がりを温度を変えて測定する等の疎
水化に伴う他の物性の変化を検出する方法によっても行
える。
【0020】次に本発明の感熱性架橋高分子材料の溶液
中での濃度は、使用目的に応じた共重合体の分子設計
(種類およびその分子量)により一慨には述べられない
が、100ppm以上の濃度が好ましく、更に好ましく
は500ppm以上の濃度である。当然のこととして共
重合体の濃度が希薄になると、加温した時の濁度は小さ
くなり、半透明になる。一方、重合体濃度の上限は、含
水状態であれば流動性を失った状態でもよく、80重量
%程度である。これを越えると、着色性が悪くなるので
好ましくない。
【0021】また本発明の感熱性架橋高分子材料には、
所望の材料物性及び機能を発現させるために、着色剤、
熱安定化剤、紫外線吸収剤、各種補強材、充填材、増粘
剤、界面活性剤、抗菌剤、医薬、動物飼料、各種イオン
化合物、水溶性高分子化合物等を添加することもでき
る。
【0022】本発明において、使用目的に適う親疎水性
転移点を持つ共重合体架橋物を得るための分子設計とし
て、親水性モノマー、疎水性モノマー及び架橋性化合物
との共重合においてそれぞれの化合物の種類、比率等を
変化させることにより、共重合体架橋物の親疎水性転移
点を0℃より100℃までの間で任意に設定することが
できる。本発明の親疎水性転移点とは、先に述べたよう
に、材料が加温により吸水性から疎水性に変化する温度
を意味する。転移点を制御する具体的方法としては、ま
ず転移点を低温にしたい場合は相対的に多量の疎水性モ
ノマーとの共重合を行えばよい。その場合、疎水性モノ
マーの極性の違いに応じて、疎水性モノマーの含有量を
調整すればよい。一方転移点を高温にしたい場合は、相
対的に少量の疎水性モノマーとの共重合を行えばよい。
その場合も、疎水性モノマーの極性の違いに応じて、疎
水性モノマーの含有量を調整すればよい。正確に制御す
る場合には種々組み合わせて確認することが好ましい。
親水性モノマーと疎水性モノマーとの共重合比は、上記
のごとく各種条件により任意に設定できるが、好ましく
は90:10〜10:90(モル比)の範囲である。本
発明の感熱性高分子材料に用いる共重合体架橋物の好ま
しい転移点は、目的により異なるので一概には規定でき
ないが、一般には0〜100℃の範囲から選択される。
好ましくは0〜70℃、更に好ましくは10〜60℃の
範囲である。
【0023】次に上記の感熱性高分子材料を加温により
親疎水性転移を起こさせる具体的方法としては、基本的
には上記感熱性材料を水に溶解し、それを転移点以上の
温度を有する加熱媒体に接触させたり、熱線を照射する
こと等により行うことが出来る。加温により溶液は白濁
し上記感熱性材料は不溶化する。より具体的には該感熱
性材料を、通常の容器に入れる、板、シート、フィルム
等の板状または膜状体の間にはさむ、管の中に入れる、
二重管の間にはさむ等の方法により固定し、それを太陽
光、紫外線、可視光線、赤外線、遠赤外線、レーザー光
線等に暴露する、熱水、スチーム等の加熱媒体と接触さ
せる、それらの媒体を水溶液中に吹き込む等の方法で加
温することにより該感熱性材料を不溶化することがで
き、結果として水溶液は白濁して不透明となる。
【0024】本発明の感熱性架橋高分子材料の具体的応
用例としては、温度応答型ドラッグデリバリーシステ
ム、記録剤、温度応答性濾過膜、油水分離用ゲル材、土
壌改良材、温度応答性伸縮機能を使った人工筋肉、結露
防止および加湿機能を有した機能性シート等が挙げられ
る。
【0025】
【実施例】以下本発明を実施例、比較例によりさらに詳
細に説明するが、本発明はこれら実施例に何等限定され
るものではない。 (実施例1)窒素導入管、温度計と冷却管を備えた4つ
口の3L容のセパラブルフラスコ中に、親水性モノマー
であるN−ビニルアセトアミド175g、疎水性モノマ
ーであるメチルメタクリレート75g、架橋性化合物で
あるペンタエリスリトールトリアリルエーテル6g、脱
イオン水2000gを仕込み、200ml/分で系内に
窒素を約1時間導入して系内を窒素に置換した。その後
シクロヘキサン100mlに溶解した開始剤2,2’−
アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニト
リル)3gを加え、系内の温度を30℃に昇温し300
rpmで30分間撹拌した。放冷後内容物をアセトン洗
浄し、ろ過後固形分を60℃で6時間真空乾燥した。得
られた乾燥物を粉砕し、感熱性共重合体架橋物を得た。
収率は21%であった。共重合体中の親水性モノマー及
び疎水性モノマー由来のユニットの比率を、 1H−NM
Rにより求めた。得られた結果を表1に示した。
【0026】内径20mmのサンプル瓶に上記共重合体
架橋物20mgを入れ、蒸留水20mlを加えて感熱性
架橋高分子材料を作製した。まず親疎水性転移点の測定
は、以下の要領で実施した。すなわち上記の本発明の材
料を入れたサンプル瓶に標準温度計を差込み、恒温水槽
中にサンプル瓶を浸漬し、恒温水槽を徐々に加温した。
17.0℃で白濁が始まり(この白濁開始温度が本発明
の親疎水性転移点である)、18.5℃で温度計の水銀
球が見えなくなる程に白濁した。この水溶液をさらに加
温しても、水溶液は安定な白濁状態を保持した。一方、
水溶液を冷却していくと親疎水性転移点以下で透明とな
った。こうして得られた感熱性架橋高分子材料の親疎水
性転移点の上下各々10℃での吸水倍率を以下の式に従
って測定した。 吸水倍率=[(膨潤した共重合体架橋物の重量)/(使
用した乾燥共重合体架橋物の重量)]−1
【0027】(実施例2〜18)架橋性化合物は実施例
1と同じで、親水性モノマー及び疎水性モノマーの組み
合わせは表1のものを使用した以外は、実施例1と全く
同様にして重合を行い、共重合体架橋物を得た。収率は
20〜40%程度であった。実施例1と同様、共重合の
比率を測定した。結果を表1に示した。こうして得た共
重合体架橋物を用いて実施例1と全く同様に感熱性架橋
高分子材料を作製し、親疎水性転移点及び、その上下1
0℃での吸水倍率を測定した。得られた結果を表2に示
した。
【0028】(比較例1〜4)架橋性化合物は実施例1
と同じで、表3記載の親水性モノマー(添加量250
g)を使用し、疎水性モノマーを用いないで、実施例1
と全く同様にして重合を行った。そのようにして得た重
合体を実施例1と全く同様にして親疎水性転移点を測定
したが、曇点を持たないため白濁しなかった。25℃で
測定した吸水倍率を表3に示した。
【0029】
【表1】 NVA :N−ビニルアセトアミド AM :アクリルアミド AN :アクリロニトリル VP :N−ビニル−2−ピロリドン AA :アクリル酸 MMA :メチルメタクリレート AN :アクリロニトリル HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【発明の効果】本発明において、単独重合体が水溶性で
あるが曇点を持たない親水性モノマー、疎水性モノマー
すなわち単独重合体が水に不溶性であるモノマーおよび
架橋性化合物とから特定の共重合体架橋物を製造しそれ
を使用することにより、所望の温度で親水性−疎水性転
移が可能な感熱性架橋高分子材料が提供される。本発明
において使用目的に適う親疎水性転移点をもつ共重合体
架橋物を得る分子設計により、得られる高分子材料が吸
水性から疎水性へ転移する温度を自由に制御でき、本発
明の感熱性架橋高分子材料は温度応答型ドラッグデリバ
リーシステム、結露防止および加湿機能を有した機能性
シート、記録剤、温度応答性濾過膜、油水分離用ゲル
材、土壌改良材、温度応答性伸縮機能を使った人工筋肉
等に用いることができる。また、従来の感熱性高分子材
料の原料となるモノマーである(メタ)アクリルアミド
誘導体が、その単独重合体が曇点を持つ特殊なモノマー
であるため、非常に高価格かつ入手が容易でないのに対
し、本発明で使用する親水性モノマーはその単独重合体
が曇点を持たない一般の水溶性モノマーであるので、入
手が容易でかつ価格が非常に安く、本発明の感熱性架橋
高分子材料の製造方法は実用的に有利であり、製造され
た感熱性架橋高分子材料も経済性に優れている。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)その単独重合体が曇点を持たない
    親水性モノマー、(B)疎水性モノマー及び(C)架橋
    性化合物とから得られる共重合体架橋物を必須成分と
    し、該架橋物が吸水性から疎水性に変化する転移温度
    (親疎水性転移点)が0℃以上であることを特徴とする
    感熱性架橋高分子材料。
  2. 【請求項2】 共重合体架橋物の親疎水性転移点が0〜
    70℃の範囲である請求項1に記載の感熱性架橋高分子
    材料。
  3. 【請求項3】 共重合体架橋物の親疎水性転移点が10
    〜60℃の範囲である請求項1または2に記載の感熱性
    架橋高分子材料。
  4. 【請求項4】 親水性モノマーがN−ビニル化合物誘導
    体、(メタ)アクリルアミド誘導体、(メタ)アクリレ
    ート誘導体、カルボン酸ビニルエステルの加水分解物
    (ビニルアルコール類)、イオン性モノマー及びその塩
    から選ばれた少なくとも1種の親水性モノマーである請
    求項1〜3のいずれかに記載の感熱性架橋高分子材料。
  5. 【請求項5】 親水性モノマーが下記一般式(1) CH2 =CH−NR1 −COR2 (1) (式中R1 は水素原子または炭素数1〜6のアルキル
    基、R2 は水素原子またはメチル基を表す。)で表され
    る親水性モノマーである請求項4に記載の感熱性架橋高
    分子材料。
  6. 【請求項6】 一般式(1)で表される親水性モノマー
    がN−ビニルアセトアミドである請求項5に記載の感熱
    性架橋高分子材料。
  7. 【請求項7】 疎水性モノマーが(メタ)アクリレート
    誘導体、N−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、
    スチレン、アクリロニトリル、エチレン、プロピレン、
    塩化ビニル、塩化ビニリデン、ブテン−1及び4−メチ
    ルペンテン−1から選ばれた少なくとも1種の疎水性モ
    ノマーである請求項1〜6のいずれかに記載の感熱性架
    橋高分子材料。
  8. 【請求項8】 架橋性化合物が一分子中に少なくとも2
    個の重合性不飽和基を有する化合物である請求項1〜7
    のいずれかに記載の感熱性架橋高分子材料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095510A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Toyama Prefecture 感熱応答性ポリマー組成物及びその用途
JP2017508017A (ja) * 2013-12-17 2017-03-23 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド 界面活性剤応答性乳化重合マイクロゲル

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