JPH11321488A - 車両用複合装置 - Google Patents

車両用複合装置

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JPH11321488A
JPH11321488A JP12693998A JP12693998A JPH11321488A JP H11321488 A JPH11321488 A JP H11321488A JP 12693998 A JP12693998 A JP 12693998A JP 12693998 A JP12693998 A JP 12693998A JP H11321488 A JPH11321488 A JP H11321488A
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control unit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション・システム部を含んで構成さ
れて車両に備えられ、音声発生部から得られる音声出力
が乗員に不都合をもたらすことになる事態を、車両の走
行状態に応じて効果的に抑制できるものとなす。 【解決手段】 ナビゲーション・システム部11と、音
声信号を送出する音声信号発生部60と、音声信号発生
部60から送出される音声信号についての制御を行う音
声信号レベル・周波数特性制御部61と、音声信号レベ
ル・周波数特性制御部61を通じて得られる音声信号に
基づく音声出力を得る音声発生部53と、ナビゲーショ
ン・システム部11から得られる車両の走行状態をあら
わすデータに応じて、音声信号レベル・周波数特性制御
部61に音声信号の周波数特性についての制御を行わせ
る動作制御ユニット62とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、車両に搭載されたナビゲーション・シス
テム部を含み、当該車両に設けられた音声信号発生部か
ら送出される音声信号に基づいて得られる音声出力につ
いての、車両の走行状態に応じた制御を行う車両用複合
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両についての路上走行支援システムが
種々開発されているが、斯かる路上走行支援システムの
一つとして、車両における車室形成部に配された画像表
示手段により、例えば、当該自動車の走行範囲を含む所
定の地域における道路地図情報を、地図画像として表示
するとともに、その地図画像に重畳して当該車両の位置
等を画像表示し、車両の乗員に対して路上走行に関する
情報提供を行うものとされるナビゲーション・システム
部が提案されている。斯かるナビゲーション・システム
部による車両の乗員に対しての情報提供は、例えば、車
両の現在位置の検出がなされるもとで行われ、地図画像
に重畳して当該車両の現在位置が逐次画像表示されるよ
うにして、乗員による車両の走行状況もしくは走行環境
の把握に貢献するもの、あるいは、地図画像に重畳して
当該車両が走行すべく予定もしくは設定された経路が表
示されるようにして、車両の運転状態にある乗員の負担
を軽減するもの等とされる。
【0003】そして、このようなナビゲーション・シス
テム部にあっては、車両の運転状態,車両が走行する道
路の状況,車両の走行速度状況等を含む車両の走行状態
に関する各種のデータが様々な形で得られる。
【0004】また、車両には、通常、ラジオ受信装置,
オーディオ・カセットテープ・プレーヤ,オーディオ・
コンパクトディスク・プレーヤ等で成る音声信号発生部
が備えられ、その音声信号発生部から得られる音声信号
に基づく音声出力が、車両の車室内に配された音声発生
部であるスピーカから得られて、乗員がそれを聴取する
ことになる。
【0005】上述の如くにして、車両に備えられるナビ
ゲーション・システム部,音声信号発生部及び音声発生
部は、例えば、音声発生部が、ナビゲーション・システ
ム部の一部を構成するとともに、音声信号発生部からの
音声信号に基づく音声出力を発生するようにされて、車
両用複合装置を形成するものとされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ナビゲーショ
ン・システム部を含む車両用複合装置を構成するものと
して車両に備えられた音声信号発生部からの音声信号に
基づき、車両の車室内においてスピーカから発せられて
乗員の耳に達する音声出力は、その乗員に対して、車両
の走行状態に応じた種々の影響を及ぼす。そして、車室
内においてスピーカから発せられる音声出力の乗員に対
する影響には、乗員にとって好ましいものだけでなく、
状況によっては不都合をもたらすことになるものも含ま
れる。このような不都合としては、例えば、乗員の疲労
感が増すことになってしまうこと,乗員に車両の周囲に
騒音を振りまいているのではないかの懸念を抱かせるこ
と等々がある。
【0007】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、ナビゲーション・システム部,音声
信号発生部及び音声発生部を含んで構成されて車両に備
えられ、音声信号発生部から送出される音声信号に基づ
いて音声発生部から得られる音声出力が、乗員に不都合
をもたらすことになる事態を、車両の走行状態に応じて
効果的に抑制することができる車両用複合装置を提供す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る車両用複合装置は、車両の現在位置を検出
する位置検出部, 地図をあらわす地図データを送出する
地図データ提供部、及び、位置検出部により検出された
車両の現在位置を、地図データ提供部からの地図データ
があらわす地図上の位置として画像表示する画像表示部
を備えたナビゲーション・システム部と、音声信号を送
出する音声信号発生部と、音声信号発生部から送出され
る音声信号についての制御を行う音声信号制御部と、音
声信号制御部を通じて得られる音声信号に基づく音声出
力を得る音声発生部と、ナビゲーション・システム部か
ら得られる車両の走行状態をあらわすデータに応じて、
音声信号制御部に音声信号の周波数特性についての制御
を行わせる動作制御部とを備えて構成される。
【0009】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項2から請求項5までのいずれかに記載された発明に係
る車両用複合装置は、動作制御部が、ナビゲーション・
システム部から得られる車両の走行状態をあらわすデー
タに基づいて、所定の基準時点後における車両の累計走
行時間が所定の時間以上になったことが判断されると
き、音声信号制御部に音声信号の周波数特性を、所定の
基準時点後における車両の累計走行時間が所定の時間未
満であるときに比して、低周波数域及び高周波数域にお
けるレベルが低下したものとなす制御を行わせるものと
されて、構成される。
【0010】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項3から請求項5までのいずれかに記載された発明に
係る車両用複合装置は、動作制御部が、ナビゲーション
・システム部から得られる車両の走行状態をあらわすデ
ータに基づいて、所定の基準時点後における車両の累計
走行時間が所定の時間以上になったことが判断されると
き、音声信号制御部に音声信号の周波数特性を、所定の
基準時点後における車両の累計走行時間が所定の時間未
満であるときに比して、低周波数域及び高周波数域にお
けるレベルが低下したものとなす制御を行わせ、それに
加えて、ナビゲーション・システム部から得られる車両
の走行状態をあらわすデータに基づいて判別される、車
両が走行している道路の状況に応じて、音声信号制御部
に音声信号のレベル制御を行わせるものとされて、構成
される。
【0011】上述のように構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項5までのいずれかに記
載された発明に係る車両用複合装置にあっては、動作制
御部によって、音声信号発生部から送出されて音声発生
部に供給される音声信号が、ナビゲーション・システム
部から得られる車両の走行状態をあらわすデータに応じ
て、音声信号制御部による周波数特性についての制御が
行われるものとされる。それにより、音声信号発生部か
ら送出された音声信号が、車両の走行状態に応じて、乗
員に不都合をもたらすことになる事態を抑制できる周波
数特性を有するものとして音声発生部に供給され、その
結果、音声発生部から発せられる音声出力が、車両の走
行状態に応じて、乗員に不都合をもたらさないものとさ
れる。
【0012】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項2から請求項5までのいずれかに記載された発
明に係る車両用複合装置にあっては、動作制御部による
制御のもとに、音声信号発生部から送出されて音声発生
部に供給される音声信号が、音声信号制御部によって、
ナビゲーション・システム部から得られる車両の走行状
態をあらわすデータに基づいて、所定の基準時点後にお
ける車両の累計走行時間が所定の時間以上になったこと
が判断されるとき、周波数特性についての、所定の基準
時点後における車両の累計走行時間が所定の時間未満で
あるときに比して、低周波数域及び高周波数域における
レベルが低下したものとなす制御が行われて、音声発生
部に供給され、その結果、音声発生部から発せられる音
声出力が、所定の基準時点後における車両の累計走行時
間が所定の時間が経過した後においては、乗員に不都合
をもたらさないものとされる。
【0013】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項3から請求項5までのいずれかに記載された発明に
係る車両用複合装置にあっては、動作制御部による制御
のもとに、音声信号発生部から送出されて音声発生部に
供給される音声信号が、音声信号制御部によって、ナビ
ゲーション・システム部から得られる車両の走行状態を
あらわすデータに基づいて、所定の基準時点後における
車両の累計走行時間が所定の時間以上になったことが判
断されるとき、周波数特性についての、所定の基準時点
後における車両の累計走行時間が所定の時間未満である
ときに比して、低周波数域及び高周波数域におけるレベ
ルが低下したものとなす制御が行われるとともに、ナビ
ゲーション・システム部から得られる車両の走行状態を
あらわすデータに基づいて判別される、車両が走行して
いる道路の状況に応じたレベル制御が行われて、音声発
生部に供給され、その結果、音声発生部から発せられる
音声出力が、所定の基準時点後における車両の累計走行
時間が所定の時間が経過した後において、さらには、車
両の走行状態に応じて、乗員に不都合をもたらさないも
のとされる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係る車両用複合装置の一例を示す。
【0015】図1に示される例においては、その全体が
車両に搭載されたもとにあって、人工衛星が用いられた
電波航法システムであるグローバル・ポジショニング・
システム(GPS)における人工衛星からのGPS信号
を利用して車両の現在位置を検出する位置検出部10を
含んだナビゲーション・システム部11が備えられてい
る。
【0016】位置検出部10においては、GPS信号を
選択受信し、受信されたGPS信号に所定の処理を施す
GPS信号用アンテナ12及びGPS信号受信部13か
ら得られる、所定の処理が施されたGPS信号SGが、
現在位置検出部14に供給される。現在位置検出部14
には、GPS信号受信部13からのGPS信号SGに加
えて、入力位置データ,車両に備えられた方位センサか
ら得られる車両の進行方向(方位)に応じたものとされ
る検出出力,車両に備えられた車速センサ15から得ら
れる車両の走行速度をあらわす検出出力SV等を含む各
種のデータ群DSRが供給される。さらに、現在位置検
出部14には、車両の移動範囲内における道路地図網に
関する地図データが格納された地図データ格納メモリ部
20からの地図データDMも供給される。
【0017】そして、現在位置検出部14は、GPS信
号受信部13からのGPS信号SG,データ群DSR及
び地図データ格納メモリ部20から読み出される地図デ
ータDMに基づいて、車両の現在位置を地図データDM
があらわす道路地図上の位置として検出し、検出された
現在位置をあらわす現在位置データDPを送出する。
【0018】このような位置検出部10及び地図データ
格納メモリ部20にあっては、各々の動作がナビゲーシ
ョン・システム部11に含まれるナビゲーション制御ユ
ニット21からの制御信号CP及びCMによって夫々制
御される。ナビゲーション制御ユニット21には、入力
操作部22が接続されていて、入力操作部22からの各
種の制御指令信号DIがナビゲーション制御ユニット2
1に供給される。
【0019】また、図1に示される例においては、車両
に対して位置情報,道路利用状況情報,天候情報等を提
供するビークル・インフォーメーション・コミュニケー
ション・サービス(VICS)のもとでの交通情報信号
の受信に用いられるアンテナ31及び41が備えられて
いる。
【0020】アンテナ31は、VICSのもとでの交通
情報データを多重伝送するFM音声放送信号を受けて、
FM音声放送信号受信部32に供給するものとされてい
る。FM音声放送信号受信部32からは、受信されたF
M音声放送信号SAが得られて、デコーダ部33に供給
される。そして、デコーダ部33においては、FM音声
放送信号SAにより多重伝送された交通情報データDA
が再生される。
【0021】一方、アンテナ41は、VICSのもとで
の交通情報データを伝送する通信手段であるビーコンか
らのビーコン信号を受けて、ビーコン受信部42に供給
するものとされている。ビーコン受信部42からは、受
信されたビーコン信号SBが得られて、デコーダ部43
に供給される。そして、デコーダ部43においては、ビ
ーコン信号SBにより伝送された交通情報データDBが
再生される。
【0022】位置検出部10における現在位置検出部1
4から得られる現在位置データDP,デコーダ部33か
ら得られる交通情報データDA、及び、デコーダ部43
から得られる交通情報データDBは、走行経路設定部4
5に供給される。この走行経路設定部45には、現在位
置データDP,交通情報データDA及び交通情報データ
DBに加えて、地図データ格納メモリ部20からの地図
データDMが供給され、さらに、ナビゲーション制御ユ
ニット21から送出される、車両が到達すべき目的地を
あらわす目的地データDOも供給される。
【0023】走行経路設定部45は、目的地データDO
が供給されたときの現在位置データDPがあらわす位置
を、地図データDMがあらわす道路地図上の経路始点と
するとともに、目的地データDOがあらわす目的地に対
応する地図データDMがあらわす道路地図上の位置を経
路終点とし、地図データDMがあらわす道路地図上にお
ける経路始点から経路終点までの最適な経路を、交通情
報データDAもしくは交通情報データDBがあらわす道
路利用状況情報,天候情報等を参照し、車両が走行すべ
き経路として設定する。そして、走行経路設定部45
は、設定された経路をあらわす設定経路データDCSを
送出する。
【0024】走行経路設定部45からの設定経路データ
DCSは、表示データ形成部46に供給される。表示デ
ータ形成部46には、位置検出部10における現在位置
検出部14からの現在位置データDP,地図データ格納
メモリ部20からの地図データDM,デコーダ部33か
らの交通情報データDA及びデコーダ部43からの交通
情報データDBも供給される。
【0025】表示データ形成部46においては、設定経
路データDCS,現在位置データDP,地図データD
M、及び、交通情報データDAもしくは交通情報データ
DBが適宜合成されて、地図データDMがあらわす道路
地図,その道路地図に重畳された、現在位置データDP
があらわす車両の現在位置,設定経路データDCSがあ
らわす設定された経路,交通情報データDAもしくは交
通情報データDBがあらわす交通情報等があらわす内容
を総合的にあらわす画像表示用データDSPが形成され
る。そして、表示データ形成部46から得られる画像表
示用データDSPは、映像信号形成部47に供給され
る。
【0026】映像信号形成部47においては、画像表示
用データDSPに基づき、赤色原色信号R,緑色原色信
号G及び青色原色信号Bから成るカラー映像信号が形成
され、そのカラー映像信号が映像信号形成部47から画
像表示部48に供給される。画像表示部48にあって
は、表示データ形成部46により形成される画像表示用
データDSPに基づく画像表示が行われ、例えば、画像
表示部48の画面上において、道路地図の画像,それに
重畳された車両の現在位置及び設定された経路をあらわ
す画像,交通情報に関する表示等々が得られる。
【0027】また、現在位置検出部14からの現在位置
データDP,走行経路設定部45からの設定経路データ
DCS、及び、地図データ格納メモリ部20からの地図
データDMは、音声案内データ形成部49に供給され
る。音声案内データ形成部49は、現在位置データD
P,設定経路データDCS及び地図データDMに基づ
き、設定経路データDCSがあらわす設定された経路に
おける予め設定された音声案内が行われるべき案内地点
の夫々に応じた音声案内データDOGを形成して、それ
を送出する。
【0028】音声案内データ形成部49から送出される
音声案内データDOGは、音声信号形成部50に供給さ
れる。音声信号形成部50においては、音声案内データ
DOGに基づく音声信号AOGが形成され、その音声信
号AOGが、信号加算部51及び52を通じて音声発生
部53に供給される。
【0029】それにより、音声発生部53から、音声案
内データ形成部49において形成された音声案内データ
DOGに基づく音声案内とされる音声が発せられる。こ
のようにして行われる音声案内は、予め設定された案内
地点の夫々に応じた案内内容を有するものとされる。
【0030】デコーダ部33から得られる交通情報デー
タDA及びデコーダ部43から得られる交通情報データ
DBは、夫々、音声信号形成部55及び音声信号形成部
56にも供給される。音声信号形成部55においては、
交通情報データDAに基づく交通情報をあらわす音声信
号AUAが得られ、また、音声信号形成部56において
は、交通情報データDBに基づく交通情報をあらわす音
声信号AUBが得られる。そして、音声信号形成部55
から得られる音声信号AUAと音声信号形成部56から
得られる音声信号AUBとのうちのいづれかが、音声信
号選択部57によって選択され、信号加算部51及び5
2を通じて、音声発生部53に供給される。それによ
り、音声発生部53から、音声信号AUAもしくは音声
信号AUBに基づく音声交通情報が発せられる。
【0031】さらに、図1に示される例にあっては、上
述の如くのナビゲーション・システム部11に加えて、
例えば、ラジオ受信装置,オーディオ・カセットテープ
・プレーヤ,オーディオ・コンパクトディスク・プレー
ヤ等で成る音声信号発生部60が備えられている。音声
信号発生部60は、動作状態におかれるとき音声信号A
URを送出し、音声信号発生部60から送出される音声
信号AURは、音声信号レベル・周波数特性制御部61
に供給される。
【0032】これらの音声信号発生部60及び音声信号
レベル・周波数特性制御部61に対して、動作制御ユニ
ット62が設けられている。音声信号発生部60は、動
作制御ユニット62からの制御信号CRに応じて音声信
号AURを送出する動作を行い、また、音声信号レベル
・周波数特性制御部61は、動作制御ユニット62から
の制御信号CLと制御信号CFとに応じて、音声信号発
生部60から送出される音声信号AURに対するレベル
制御と周波数特性制御とを行う。
【0033】そして、音声信号レベル・周波数特性制御
部61において、音声信号発生部60から送出された音
声信号AURにレベル制御及び周波数特性制御が施され
て得られる音声信号AUXが、信号加算部52を通じて
音声発生部53に供給される。それにより、音声発生部
53から、音声信号発生部60から送出された音声信号
AURに基づく音声出力が、音声信号レベル・周波数特
性制御部61における音声信号発生部60から送出され
る音声信号AURに対するレベル制御及び周波数特性制
御に応じたものとして発せられる。
【0034】動作制御ユニット62には、入力操作部6
3とプログラムメモリ部64とが付随せしめられてお
り、動作制御ユニット62は、入力操作部63から供給
される制御指令信号DNに応じ、プログラムメモリ部6
3から読み出されて供給されるプログラムデータDPR
があらわす動作プログラムに従って動作する。さらに、
動作制御ユニット62には、車速センサ15からの検出
出力SV、及び、ナビゲーション・システム部11に含
まれる位置検出部10における現在位置検出部14から
得られる現在位置データDP及び地図データ格納メモリ
部20からの地図データDMが供給される。
【0035】このようなもとで、動作制御ユニット62
は、ナビゲーション・システム部11からの現在位置デ
ータDP及び地図データDMを車両の走行状態をあらわ
すデータとして取り込み、音声信号レベル・周波数特性
制御部61に、音声信号発生部60から送出される音声
信号AURに対しての、車両の走行状態に応じたレベル
制御と周波数特性制御とを行わせ、それにより音声発生
部53から発せられる音声出力についての車両の走行状
態に応じた制御を行う、音声出力制御動作を実行する。
【0036】動作制御ユニット62による斯かる音声出
力制御動作がとられるにあたっては、動作制御ユニット
62は、例えば、入力操作部63から音声出力制御動作
を実行すべきことを指令する制御指令信号DNが供給さ
れた時点を、基準時点として設定する。続いて、動作制
御ユニット62は、先ず、音声信号レベル・周波数特性
制御部61に、音声信号発生部60から送出される音声
信号AURに、例えば、図2の特性図(横軸:周波数、
縦軸:信号レベル)において実線FAによって示される
如くの、第1の周波数特性(周波数−レベル特性)を持
たせるようになす周波数特性制御を行わせるものとした
制御信号CFの送出を開始して、その制御信号CFを音
声信号レベル・周波数特性制御部61に供給する。
【0037】その後、動作制御ユニット62は、現在位
置データDP及び地図データDMに基づいて車両の走行
状態を検知するとともに、設定した基準時点からの時間
経過を監視し、基準時点から所定の時間、例えば、4時
間が経過したときには、それまでの制御信号CFに代え
て、音声信号レベル・周波数特性制御部61に、音声信
号発生部60から送出される音声信号AURに、例え
ば、図2の特性図において一点鎖線FBによって示され
る如くの、第2の周波数特性を持たせるようになす周波
数特性制御を行わせるものとした制御信号CFの送出を
開始して、その制御信号CFを音声信号レベル・周波数
特性制御部61に供給する。斯かる際における第2の周
波数特性は、第1の周波数特性に比して、所定の低周波
数域及び所定の高周波数域における信号レベルが低減し
たものとされる。そして、動作制御ユニット62は、音
声信号レベル・周波数特性制御部61に、音声信号発生
部60から送出される音声信号AURに第2の周波数特
性を持たせるようになす周波数特性制御を行わせるため
の制御信号CFの送出を、例えば、入力操作部62から
音声出力制御動作を終了すべきことを指令する制御指令
信号DNが供給されるまで継続する。
【0038】このような、動作制御ユニット62による
動作制御のもとで、音声信号レベル・周波数特性制御部
61により行われる、音声信号発生部60から送出され
る音声信号AURに対する周波数特性制御は、次の如く
の作用効果をもたらす。即ち、車両の乗員、特に、運転
者は、車両の走行中において、音声発生部53から発せ
られる音声出力を聴取することが多いが、斯かるもと
で、運転者にとっては運転時間とされる車両の走行時間
(駐停車時間も含む)が、所定の時間、例えば、4時間
を越えることになると、通常、車両の乗員が疲れを覚え
始める。このような状況のもとで車両の乗員の耳に入る
音声発生部53から発せられる音声出力は、低周波数域
及び高周波数域におけるレベルが低減されたものである
方が、乗員に疲れを覚えさせる度合いが小とされる。
【0039】そして、音声発生部53から発せられる音
声出力を低周波数域及び高周波数域におけるレベルが低
減されたものとなす効果的な方策は、音声信号発生部6
0から送出される音声信号AURの周波数特性を、低周
波数域及び高周波数域における信号レベルが低減したも
のとすることである。従って、上述の如くに、動作制御
ユニット62による動作制御のもとで、基準時点から、
例えば、4時間とされる所定に時間が経過した後にあっ
ては、音声信号レベル・周波数特性制御部61により、
音声信号発生部60から送出される音声信号AURに、
それまでの第1の周波数特性に代えて、第1の周波数特
性に比して所定の低周波数域及び所定の高周波数域にお
ける信号レベルが低減したものとされる、第2の周波数
特性を持たせるようになす周波数特性制御が行われるこ
とにより、音声発生部53から発せられる音声出力が、
それを耳にする乗員に疲れを覚させる度合いが小とされ
ることになる。
【0040】また、動作制御ユニット62は、上述の如
くに音声信号レベル・周波数特性制御部61に、音声信
号発生部60から送出される音声信号AURに対する周
波数特性制御を行わせる動作制御に加えて、音声信号レ
ベル・周波数特性制御部61に、音声信号発生部60か
ら送出される音声信号AURに対する、車両の走行中に
あるか否かに応じたレベル制御、さらには、車両が走行
する道路の状況に応じたレベル制御を行わせる動作制御
を実行する。
【0041】斯かる動作制御にあたっては、動作制御ユ
ニット62は、先ず、車速センサ15からの検出出力S
Vに基づいて、車両が走行中であるか否かを判断し、車
両が停止中であるときには、音声信号レベル・周波数特
性制御部61に、音声信号発生部60から送出される音
声信号AURに中間レベルをとらせるようになすレベル
制御を行わせるものとした制御信号CLの送出を開始し
て、その制御信号CLを音声信号レベル・周波数特性制
御部61に供給する。
【0042】また、車両が走行中である場合には、現在
位置データDP及び地図データDMに基づいて車両が走
行している道路が高速道路であるか否かを判断する。そ
して、車両が走行している道路が高速道路でない場合に
は、音声信号レベル・周波数特性制御部61に、音声信
号発生部60から送出される音声信号AURに中間レベ
ルをとらせるようになすレベル制御を行わせるものとし
た制御信号CLの送出を継続する。
【0043】それに対して、車両が走行している道路が
高速道路である場合には、車速センサ15からの検出出
力SVに基づいて、車両の走行速度が、所定の速度、例
えば、時速50km以上であるか否かを判断する。その
結果、車両の走行速度が、例えば、時速50kmとされ
る所定の速度未満であれば、音声信号レベル・周波数特
性制御部61に、音声信号発生部60から送出される音
声信号AURに中間レベルをとらせるようになすレベル
制御を行わせるものとした制御信号CLを送出する状態
をとり、車両の走行速度が、例えば、時速50kmとさ
れる所定の速度以上である場合には、それまでの制御信
号CLに代えて、音声信号レベル・周波数特性制御部6
1に、音声信号発生部60から送出される音声信号AU
Rに最大レベルをとらせるようになすレベル制御を行わ
せるものとした制御信号CLを送出する状態をとる。
【0044】このような、動作制御ユニット62による
動作制御のもとで、音声信号レベル・周波数特性制御部
61により行われる、音声信号発生部60から送出され
る音声信号AURに対するレベル制御は、車両の乗員を
車両の周囲に騒音を振りまいているのではないかという
懸念から開放する作用効果をもたらす。即ち、車両が高
速道路でない一般道路を走行している状態、あるいは、
車両が高速道路を走行しているが、走行速度が、例え
ば、時速50kmとされる所定の速度未満である状態の
もとでは、音声信号発生部60から送出される音声信号
AURに音声信号レベル・周波数特性制御部61による
制御が加えられて得られる音声信号AUXが比較的大な
るレベルを有したものとされると、音声発生部53から
発せられる音声出力が車両の周囲に騒音を撒み散らすこ
とになる虞があり、また、車両が高速道路を走行してい
て、走行速度が、例えば、時速50kmとされる所定の
速度以上である状態のもとでは、音声信号発生部60か
ら送出される音声信号AURに音声信号レベル・周波数
特性制御部61による制御が加えられて得られる音声信
号AUXが比較的小なるレベルを有したものとされる
と、音声発生部53から発せられる音声出力が車両の走
行騒音にかき消されて、車両の乗員が音声発生部53か
ら発せられる音声出力を適切に聴取できなくなってしま
う虞がある。
【0045】そこで、上述の如くに、動作制御ユニット
62による動作制御のもとで、車両が高速道路でない一
般道路を走行している状態、あるいは、車両が高速道路
を走行しているが、走行速度が、例えば、時速50km
とされる所定の速度未満である状態のもとでは、音声信
号レベル・周波数特性制御部61による、音声信号発生
部60から送出される音声信号AURに中間レベルをと
らせるレベル制御が行われ、また、車両が高速道路を走
行していて、走行速度が、例えば、時速50kmとされ
る所定の速度以上である状態のもとでは、音声信号レベ
ル・周波数特性制御部61による、音声信号発生部60
から送出される音声信号AURに最大レベルをとらせる
レベル制御が行われることにより、車両の乗員が車両の
周囲に騒音を振りまいているのではないかという懸念か
ら開放されるとともに、車両が高速道路を、例えば、時
速50km以上の走行速度をもって走行しているときに
も、乗員が音声発生部53から発せられる音声出力を適
切に聴取できることになる。
【0046】図1に示される例における動作制御ユニッ
ト62は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて
構成される。斯かるマイクロコンピュータが、音声出力
制御動作を行うにあたって実行するプログラムの一例
を、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0047】図3のフローチャートにより示されるプロ
グラムにあっては、基準時点が設定されることによりス
タートし、スタート後、ステップ71において、経過時
間フラッグFtを“0”にする初期設定を行った後、ス
テップ72において、車速センサ15からの検出出力S
Vに基づき、車両が走行状態にあるか否かを判断する。
その結果、車両が、走行状態になく、停止状態にあると
きには、ステップ73において、レベル制御フラッグF
v1が“0”とされているか否かを判断する。
【0048】ステップ73での判断の結果、レベル制御
フラッグFv1が“0”とされていない場合には、ステ
ップ74において、音声信号レベル・周波数特性制御部
61に、音声信号発生部60から送出される音声信号A
URに中間レベルをとらせるようになすレベル制御を行
わせるものとした制御信号CLの送出を開始する。その
後、ステップ75において、レベル制御フラッグFv1
を“0”に設定して、ステップ76に進む。また、ステ
ップ73での判断の結果、レベル制御フラッグFv1が
“0”とされている場合には、ステップ73から直接に
ステップ76に進む。
【0049】一方、ステップ72での判断の結果、車両
が走行状態にあるときには、ステップ77において、経
過時間フラッグFtが“1”とされているか否かを判断
する。その結果、経過時間フラッグFtが“1”とされ
ていない場合には、ステップ78において、基準時点か
ら所定の時間、例えば、4時間が経過したか否かを判断
する。その結果、基準時点から4時間が経過していない
ときには、ステップ79において、周波数特性制御フラ
ッグFfが“1”とされているか否かを判断する。
【0050】ステップ79での判断の結果、周波数特性
制御フラッグFfが“1”とされていないときには、ス
テップ80において、音声信号レベル・周波数特性制御
部61に、音声信号発生部60から送出される音声信号
AURに、例えば、図2の特性図において実線FAによ
って示される如くの、第1の周波数特性(周波数特性Z
a)を持たせるようになす周波数特性制御を行わせるも
のとした制御信号CFの送出を開始する。その後、ステ
ップ81において、周波数特性制御フラッグFfを
“1”に設定して、ステップ82に進む。また、ステッ
プ79での判断の結果、周波数特性制御フラッグFfが
“1”とされているときには、ステップ79から直接に
ステップ76に進む。
【0051】ステップ78での判断の結果、基準時点か
ら所定の時間、例えば、4時間が経過したときには、ス
テップ83において、経過時間フラッグFtを“1”に
設定し、続くステップ84において、音声信号レベル・
周波数特性制御部61に、音声信号発生部60から送出
される音声信号AURに、例えば、図2の特性図におい
て一点鎖線FBによって示される如くの、第2の周波数
特性(周波数特性Zb)を持たせるようになす周波数特
性制御を行わせるものとした制御信号CFの送出を開始
する。その後、ステップ85において、周波数特性制御
フラッグFfを“0”に設定して、ステップ82に進
む。
【0052】さらに、ステップ77での判断の結果、経
過時間フラッグFtが“1”とされている場合には、ス
テップ77から直接にステップ82に進む。
【0053】ステップ82においては、現在位置データ
DP及び地図データDMに基づいて車両が走行している
道路が高速道路であるか否かを判断する。その結果、車
両が走行している道路が高速道路でない場合には、ステ
ップ86において、レベル制御フラッグFv1が“0”
とされているか否かを判断する。
【0054】ステップ86での判断の結果、レベル制御
フラッグFv1が“0”とされていない場合には、ステ
ップ87において、音声信号レベル・周波数特性制御部
61に、音声信号発生部60から送出される音声信号A
URに中間レベルをとらせるようになすレベル制御を行
わせるものとした制御信号CLの送出を開始する。その
後、ステップ88において、レベル制御フラッグFv1
を“0”に設定して、ステップ76に進む。また、ステ
ップ86での判断の結果、レベル制御フラッグFv1が
“0”とされている場合には、ステップ86から直接に
ステップ76に進む。
【0055】また、ステップ82での判断の結果、車両
が走行している道路が高速道路である場合には、ステッ
プ89において、車速センサ15からの検出出力SVに
基づいて、車両の走行速度が、所定の速度、例えば、時
速50km以上であるか否かを判断する。その結果、車
両の走行速度が、例えば、時速50kmとされる所定の
速度未満であるときには、ステップ86に進む。
【0056】ステップ89での判断の結果、車両の走行
速度が、所定の速度、例えば、時速50km以上である
ときには、ステップ90において、レベル制御フラッグ
Fv1が“1”とされているか否かを判断する。その結
果、レベル制御フラッグFv1が“1”とされていない
場合には、ステップ91において、音声信号レベル・周
波数特性制御部61に、音声信号発生部60から送出さ
れる音声信号AURに最大レベルをとらせるようになす
レベル制御を行わせるものとした制御信号CLの送出を
開始する。その後、ステップ92において、レベル制御
フラッグFv1を“1”に設定して、ステップ76に進
む。また、ステップ90での判断の結果、レベル制御フ
ラッグFv1が“1”とされている場合には、ステップ
90から直接にステップ76に進む。
【0057】そして、ステップ76においては、入力操
作部63から音声出力制御動作を終了すべきことを指令
する制御指令信号DNが供給されたか否かを判断する。
その結果、音声出力制御動作を終了すべきことを指令す
る制御指令信号DNが供給されていないときには、ステ
ップ72に戻り、また、音声出力制御動作を終了すべき
ことを指令する制御指令信号DNが供給されたときに
は、プログラムを終了する。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいず
れかに記載された発明に係る車両用複合装置によれば、
動作制御部によって、音声信号発生部から送出されて音
声発生部に供給される音声信号が、ナビゲーション・シ
ステム部から得られる車両の走行状態をあらわすデータ
に応じて、音声信号制御部による周波数特性についての
制御が行われるものとされ、それにより、音声信号発生
部から送出された音声信号が、車両の走行状態に応じ
て、乗員に不都合をもたらすことになる事態を抑制でき
る周波数特性を有するものとして音声発生部に供給さ
れ、その結果、音声発生部から発せられる音声出力が、
車両の走行状態に応じて、乗員に不都合をもたらさない
ものとされる。
【0059】また、本願の特許請求の範囲における請求
項2から請求項5までのいずれかに記載された発明に係
る車両用複合装置によれば、動作制御部による制御のも
とに、音声信号発生部から送出されて音声発生部に供給
される音声信号が、音声信号制御部によって、ナビゲー
ション・システム部から得られる車両の走行状態をあら
わすデータに基づいて、所定の基準時点後における車両
の累計走行時間が所定の時間以上になったことが判断さ
れるとき、周波数特性についての、所定の基準時点後に
おける車両の累計走行時間が所定の時間未満であるとき
に比して、低周波数域及び高周波数域におけるレベルが
低下したものとなす制御が行われて、音声発生部に供給
され、その結果、音声発生部から発せられる音声出力
が、所定の基準時点後における車両の累計走行時間が所
定の時間が経過した後においては、乗員の疲労感を増す
事態を生じない、乗員に不都合をもたらさないものとさ
れる。
【0060】さらに、本願の特許請求の範囲における請
求項3から請求項5までのいずれかに記載された発明に
係る車両用複合装置によれば、動作制御部による制御の
もとに、音声信号発生部から送出されて音声発生部に供
給される音声信号が、音声信号制御部によって、ナビゲ
ーション・システム部から得られる車両の走行状態をあ
らわすデータに基づいて、所定の基準時点後における車
両の累計走行時間が所定の時間以上になったことが判断
されるとき、周波数特性についての、所定の基準時点後
における車両の累計走行時間が所定の時間未満であると
きに比して、低周波数域及び高周波数域におけるレベル
が低下したものとなす制御が行われるとともに、ナビゲ
ーション・システム部から得られる車両の走行状態をあ
らわすデータに基づいて判別される、車両が走行してい
る道路の状況に応じたレベル制御が行われて、音声発生
部に供給され、その結果、音声発生部から発せられる音
声出力が、所定の基準時点後における車両の累計走行時
間が所定の時間が経過した後においては、乗員の疲労感
を増す事態を生じないものとされ、さらに、車両の走行
状態に応じて、乗員を車両の周囲に騒音を振りまいてい
るのではないかという懸念から開放するとともに、乗員
が音声発生部から発せられる音声出力を適切に聴取でき
ることになるものとされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項5までのいずれかに記載された発明に係る車両用
複合装置の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 図1に示される例における音声信号レベル・
周波数特性制御部の動作説明に供される特性図である。
【図3】 図1に示される例における動作制御ユニット
を構成するマイクロコンピュータが、音声出力制御動作
を行うにあたって実行するプログラムの一例をあらわす
フローチャートである。
【符号の説明】
10・・・位置検出部,11・・・ナビゲーション・シ
ステム部,12・・・GPS信号用アンテナ,13・・
・GPS信号受信部,14・・・現在位置検出部,20
・・・地図データ格納メモリ部,21・・・ナビゲーシ
ョン制御ユニット,22,63・・・入力操作部,3
1,41・・・アンテナ,32・・・FM音声放送信号
受信部,33,43・・・デコーダ部,42・・・ビー
コン受信部,45・・・走行経路設定部,46・・・表
示データ形成部,47・・・映像信号形成部,48・・
・画像表示部,49・・・音声案内データ形成部,5
0,55,56・・・音声信号形成部,51,52・・
・信号加算部,53・・・音声発生部,60・・・音声
信号発生部,61・・・音声信号レベル・周波数特性制
御部,62・・・動作制御ユニット,64・・・プログ
ラムメモリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03G 5/16 H03G 5/16 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の現在位置を検出する位置検出部, 地
    図をあらわす地図データを送出する地図データ提供部、
    及び、上記位置検出部により検出された車両の現在位置
    を、上記地図データ提供部からの地図データがあらわす
    地図上の位置として画像表示する画像表示部を備えたナ
    ビゲーション・システム部と、 音声信号を送出する音声信号発生部と、 該音声信号発生部から送出される音声信号についての制
    御を行う音声信号制御部と、 該音声信号制御部を通じて得られる音声信号に基づく音
    声出力を得る音声発生部と、 上記ナビゲーション・システム部から得られる車両の走
    行状態をあらわすデータに応じて、上記音声信号制御部
    に上記音声信号の周波数特性についての制御を行わせる
    動作制御部と、を備えて構成される車両用複合装置。
  2. 【請求項2】動作制御部が、ナビゲーション・システム
    部から得られる車両の走行状態をあらわすデータに基づ
    いて、所定の基準時点後における上記車両の累計走行時
    間が所定の時間以上になったことが判断されるとき、音
    声信号制御部に音声信号の周波数特性を、上記所定の基
    準時点後における上記車両の累計走行時間が所定の時間
    未満であるときに比して、低周波数域及び高周波数域に
    おけるレベルが低下したものとなす制御を行わせること
    を特徴とする請求項1記載の車両用複合装置。
  3. 【請求項3】動作制御部が、ナビゲーション・システム
    部から得られる車両の走行状態をあらわすデータに基づ
    いて判別される、上記車両が走行している道路の状況に
    応じて、音声信号制御部に音声信号のレベル制御を行わ
    せることを特徴とする請求項2記載の車両用複合装置。
  4. 【請求項4】動作制御部が、車両が走行している道路が
    高速道路であるか否かに応じて、音声信号制御部による
    音声信号のレベル制御の態様を変化させることを特徴と
    する請求項3記載の車両用複合装置。
  5. 【請求項5】動作制御部が、車両が走行している道路が
    高速道路であるもとで、上記車両の走行速度が所定の速
    度以上である状態のとき、音声信号制御部に音声信号の
    レベルを他の状態のときより大となす制御を行わせるこ
    とを特徴とする請求項4記載の車両用複合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103158640A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 汽车行车状态实时判断系统
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