JPH11321391A - 鉄道軌道のトロリー線の掛け替え方法及び掛け替え装置 - Google Patents

鉄道軌道のトロリー線の掛け替え方法及び掛け替え装置

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Publication number
JPH11321391A
JPH11321391A JP12606198A JP12606198A JPH11321391A JP H11321391 A JPH11321391 A JP H11321391A JP 12606198 A JP12606198 A JP 12606198A JP 12606198 A JP12606198 A JP 12606198A JP H11321391 A JPH11321391 A JP H11321391A
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JP
Japan
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trolley wire
new
old
trolley
wire
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Withdrawn
Application number
JP12606198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Komoto
芳正 香本
Kimiyuki Okada
公之 岡田
Hideaki Emoto
英明 江本
Nobuhiro Kono
信広 河野
Yoshiaki Ito
美明 伊藤
Susumu Ikeda
進 池田
Shinji Takagi
進司 高城
Toyoji Yoshinami
豊二 吉並
Takayuki Maruichi
高行 圓一
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JR NISHI NIPPON TECHNOS KK
West Japan Railway Co
Original Assignee
JR NISHI NIPPON TECHNOS KK
West Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 労力を要せずしかも時間の浪費なく、自動的
にトロリー線の掛け替えができるようにする。 【解決手段】 使用により磨耗した旧線のトロリー線1
をハンガー金具3から外して新線のトロリー線1をハン
ガー金具3に取り付けるトロリー線の掛け替え方法であ
る。トロリー線掛け替えユニット8を搭載した台車9を
鉄道軌道のレールに沿って走行させる。トロリー線掛け
替えユニット8の旧線外し部10にてロックレバー7を
開く方向に回動してロックを解除すると共に一対のクラ
ンプ爪を開いて旧線のトロリー線1を連続的に外す。旧
線を外したハンガー金具3のクランプ爪間に新線のトロ
リー線1を供給する。トロリー線掛け替えユニット8の
新線取り付け部11にてクランプ爪を閉じて新線のトロ
リー線1をクランプ爪4に挟持すると共にロックレバー
7を回動してクランプ爪4をロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道軌道のトロリ
ー線において、トロリー線が磨耗したとき磨耗した旧線
のトロリー線を取り外して新線のトロリー線と取り替え
るのに用いる鉄道軌道のトロリー線の掛け替え方法及び
掛け替え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にトロリー線1は図21に示すよう
に鉄道軌道に架設した吊架線2にハンガー金具3を吊架
線2の長手方向に等間隔に位置するように配置して吊り
下げてあり、ハンガー金具3の下部に設けたクランプ爪
4間にトロリー線1を挟持して取り付けてある。このハ
ンガー金具3は図22に示すように略逆U字状に曲成し
たハンガーバー5の下端に夫々クランプ爪4の上端を連
結してあり、一対のクランプ爪4同士をスプリングピン
6にて回転自在に連結してあり、一対のクランプ爪4間
に楔となるロックレバー7を上下に回転自在に装着して
ある。そして一対のクランプ爪4間にトロリー線1を挟
み、ロックレバー7を回動してロックレバー7をクラン
プ爪4の上部間に挟み込んで一対のクランプ爪4が開か
ないようにロックしてハンガー金具3の下部にトロリー
線1を取り付けていた。そして経年によってトロリー線
1が磨耗した場合、旧線のトロリー線1をハンガー金具
3から取り外して新線のトロリー線1と取り替える必要
があるが、従来のこのトロリー線1の掛け替えは、手作
業によって行っていた。つまり、鉄道軌道のレールに沿
って走行する台車に乗った作業者が台車の上で手でロッ
クレバー7を上方に回動してロックを解除し、クランプ
爪4の下部間が開くように一対のクランプ爪4の上部間
を掴み、この状態で一対のクランプ爪4間から旧線のト
ロリー線1を外し、次いで新線のトロリー線1を一対の
クランプ爪4間に配置し、クランプ爪4の下部間が閉じ
るように一対のクランプ爪4を掴み、ロックレバー7を
上記と逆に回動してクランプ爪4の上部間に挿入し、ク
ランプ爪4をロックしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に手作業でハンガー金具3に対してトロリー線1の掛け
替えを行うために鉄道軌道に沿って無数にあるハンガー
金具3に対して行う手作業による掛け替えには多大な労
力を要すると共に多大な時間を要するという問題があ
る。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、労力を要せずしかも時間の浪費なく、自動的にト
ロリー線の掛け替えができる鉄道軌道のトロリー線の掛
け替え方法及び掛け替え装置を提供することを課題とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1の鉄道軌道のトロリー線の掛け替え方
法は、鉄道軌道の吊架線2にハンガー金具3を吊架線2
の長手方向に所定の間隔を隔てて位置するように配置し
て吊り下げ、ハンガー金具3の下端の回動により開閉自
在な一対のクランプ爪4間にトロリー線1を挟持すると
共に一対のクランプ爪4が開かないようにロックするた
めのロックレバー7を上下に回動自在に設けた鉄道軌道
のトロリー線において、使用により磨耗した旧線のトロ
リー線1をハンガー金具3から外して新線のトロリー線
1をハンガー金具3に取り付けるトロリー線の掛け替え
方法であって、トロリー線掛け替えユニット8を搭載し
た台車9を鉄道軌道のレールに沿って走行させ、トロリ
ー線掛け替えユニット8の旧線外し部10にてロックレ
バー7を開く方向に回動してロックを解除すると共に一
対のクランプ爪4を開いて旧線のトロリー線1を連続的
に外し、旧線を外したハンガー金具3のクランプ爪4間
に新線のトロリー線1を供給し、トロリー線掛け替えユ
ニット8の新線取り付け部11にてクランプ爪4を閉じ
て新線のトロリー線1をクランプ爪4に挟持すると共に
ロックレバー7を回動してクランプ爪4をロックするこ
とを特徴とする。トロリー線掛け替えユニット8を有す
る台車9をレールに沿って走行させることで旧線取り外
し部10にてロックレバー7を開く方向に回動してロッ
クを解除すると共に一対のクランプ爪4を開いて旧線の
トロリー線1を連続的に外し、旧線を外したハンガー金
具3のクランプ爪4間に新線のトロリー線1を供給し、
新線取り付け部11にてクランプ爪4を閉じて新線のト
ロリー線1をクランプ爪4に挟持すると共にロックレバ
ー7を回動してクランプ爪4をロックすることで、旧線
のトロリー線1と新線のトロリー線1とを連続的に自動
的に交換することができ、労力を要せずしかも時間の浪
費なく、自動的にトロリー線1の掛け替えができる。
【0006】また本発明の請求項2の鉄道軌道のトロリ
ー線の掛け替え装置は、鉄道軌道の吊架線2にハンガー
金具3を吊架線2の長手方向に所定の間隔を隔てて位置
するように配置して吊り下げ、ハンガー金具3の下端の
回動により開閉自在な一対のクランプ爪4間にトロリー
線1を挟持すると共に一対のクランプ爪4が開かないよ
うにロックするためのロックレバー7を上下に回動自在
に設けた鉄道軌道のトロリー線において、使用により磨
耗した旧線のトロリー線1をハンガー金具3から外して
新線のトロリー線1をハンガー金具3に取り付けるトロ
リー線の掛け替え装置であって、鉄道軌道のレールに沿
って走行する台車9にトロリー線掛け替えユニット8を
搭載し、トロリー線掛け替えユニット8に、ハンガー金
具3のロックレバー7を開く方向に回動してロックを解
除すると共に一対のクランプ爪4を開いて旧線のトロリ
ー線1を連続的に外す旧線外し部10と、新線のトロリ
ー線1を旧線のトロリー線1を外したクランプ爪4間に
連続的に供給してクランプ爪4を閉じてクランプ爪4に
新線のトロリー線1を挟持すると共にロックレバー7を
閉じる方向に回動してロックする新線取り付け部11と
を設けたことを特徴とする。この装置も、請求項1の掛
け替え方法のように、トロリー線掛け替えユニット8を
有する台車9をレールに沿って走行させることで旧線取
り外し部10にてロックレバー7を開く方向に回動して
ロックを解除すると共に一対のクランプ爪4を開いて旧
線のトロリー線1を連続的に外し、新線取り付け部11
にてクランプ爪4を閉じて新線のトロリー線1をクラン
プ爪4に挟持すると共にロックレバー7を回動してクラ
ンプ爪4をロックすることで、旧線のトロリー線1と新
線のトロリー線1とを連続的に自動的に交換することが
でき、労力を要せずしかも時間の浪費なく、自動的にト
ロリー線1の掛け替えができる。また旧線取り外し部1
0や新線取り付け部11を有するトロリー線掛け替えユ
ニット8を台車9に搭載する構造だけでトロリー線1の
交換が自動的に行うことができるトロリー線掛け替え装
置を構成できる。
【0007】また本発明の請求項3のトロリー線掛け替
え装置は、請求項2において、トロリー線掛け替えユニ
ット8を鉄道軌道の長手方向と略平行な軸を中心にロー
リング自在にすると共に鉄道軌道の長手方向と略直交す
る軸を中心にピッチング自在にして成ることを特徴とす
る。トロリー線掛け替えユニット8を鉄道軌道と略平行
な軸を中心にローリングさせたり、鉄道軌道と略直交す
る軸を中心にピッチングさせたりできて鉄道軌道のカー
ブ部分でレールが左右方向に傾いていても鉄道軌道が坂
であっても台車9に対してトロリー線掛け替えユニット
8をローリング及びピッチングさせてトロリー線掛け替
えユニット8をトロリー線1に平行に沿わせることがで
きて鉄道軌道のカーブの部分でも坂の部分でもトロリー
線の掛け替えが自動的にできる。
【0008】また本発明の請求項4のトロリー線の掛け
替え装置は、請求項2または請求項3において、トロリ
ー線掛け替えユニット8をヨーイング自在とすると共に
鉄道軌道の長手方向と直交する方向に移動自在にして成
ることを特徴とする。トロリー線1は電車のパンタグラ
フの集電子の左右の幅方向にまんべんなく摺動させるた
めに左右方向に振れるように架設されるが、トロリー線
掛け替えユニット8がヨーイングすると共に鉄道軌道の
長手方向と直交する方向に移動することでトロリー線1
が左右に振れるように架設されていてもトロリー線1に
沿って移動してトロリー線の掛け替えが自動的にでき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】図1に示すように鉄道軌道のレールに沿っ
て自走式で走行する軌陸車と称される台車9の上には上
下に昇降自在なテーブルリフター13を載設してあり、
テーブルリフター13の上下に昇降する基台14の上に
はトロリー線掛け替えユニット8を搭載してある。この
トロリー線掛け替えユニット8はトロリー線1の長手方
向に細長いものであり、図2乃至図6に示すように構成
されている。このトロリー線掛け替えユニット8にはハ
ンガー金具3のロックレバー7を開く方向に回動してロ
ックを解除すると共に一対のクランプ爪4を開いて旧線
のトロリー線1を連続的に外す旧線外し部10と、新線
のトロリー線1を旧線のトロリー線1を外したクランプ
爪4間に連続的に供給してクランプ爪4を閉じてクラン
プ爪4に新線のトロリー線1を挟持すると共にロックレ
バー7を閉じる方向に回動してロックする新線取り付け
部11とを設けてある。図2乃至図6で実線で示すトロ
リー線1は磨耗した旧線であり、破線で示すトロリー線
1は新たに取り付ける新線である。ここで便宜上、旧線
のトロリー線1を符号1aとし新線のトロリー線1を符
号1bとする。
【0011】しかして旧線のトロリー線1aを取り外し
て新線のトロリー線1bを取り付けるにあたっては、ハ
ンガー金具3に支持した旧線のトロリー線1aに沿って
新線のトロリー線1bを配置し、レールに沿って走行す
る台車8のトロリー線掛け替えユニット8を旧線のトロ
リー線1aの高さに揃え、台車8をレールに沿って走行
させることでトロリー線掛け替えユニット8の旧線外し
部10にてロックレバー7を開く方向に回動してロック
を解除すると共に一対のクランプ爪4を開いて旧線のト
ロリー線1aを連続的に外し、トロリー線掛け替えユニ
ット8の新線取り付け部11にてクランプ爪4を閉じて
新線のトロリー線1bをクランプ爪4に挟持すると共に
ロックレバー7を回動してクランプ爪4をロックする。
【0012】トロリー線掛け替えユニット8の進行方向
側である入口側(以下入口側を前と言い、出口側を後と
いう)には旧線のトロリー線1aの側方でガイドローラ
14と、ガイドローラ15とを配置してあり、新線のト
ロリー線1bの導入をガイドするようになっている。ガ
イドローラ14は上下一対の縦ローラにて形成されてお
り、ガイドローラ15は左右一対の横ローラにて形成さ
れている。ガイドローラ15より後側には旧線位置決め
ガイド16を設けてあり、旧線位置決めガイド16には
水平回転する複数組のガイドローラ17を設けてあり、
図7に示すように複数対のガイドローラ17間に旧線の
トロリー線1aを通して位置決めできるようになってい
る。複数対のガイドローラ17はトロリー線1の長手方
向と直交する方向に摺動自在な摺動軸18に回転自在に
取り付けてあり、摺動軸18をばね19にて弾発付勢し
てあり、複数組のガイドローラ17で旧線のトロリー線
1aを挟持してトロリー線1aの高さと姿勢位置を位置
決めできるようになっている。そして、台車8の走行に
て旧線のトロリー線1a及び新線のトロリー線1bに対
してトロリー線掛け替えユニット8が移動し、旧線のト
ロリー線1aを旧線位置決めガイド16のガイドローラ
17にてガイドすると共に新線のトロリー線1bをガイ
ドローラ14と、ガイドローラ15にてガイドする。
【0013】旧線位置決めガイド16の後側には旧線取
り外し部10のロック開放装置部77を設けてあり、図
10に示すように構成されている。回転自在な垂直な筒
軸38内に上下動自在になるように作動軸78を挿通し
てあり、筒軸38と作動軸78とをスプライン結合とし
てあって、筒軸38と一緒に作動軸78が回転するよう
になっている。筒軸38の上端にはハンガー待ち受けレ
バー79を装着してあり、作動軸78の上端には開放レ
バー20を装着してあり、ハンガー待ち受けレバー79
と開放レバー20とを所定の角度を隔てるように配置し
てあり、開放レバーと反対方向に突出するようにローラ
取り付けバー21を作動軸78の上端に装着してあり、
ローラ取り付けバー21の先端にカムローラ23を回転
自在に装着してある。また作動軸78の外周には傾斜面
となったカム面22を設けてあり、カム面22に沿って
カムローラ23が転動するようになっている。作動軸7
8の下端には駆動シリンダ24を作動軸78が回転自在
になるように装着してあり、駆動シリンダ24にて作動
軸78を上に上昇させたり下に下降させたりできるよう
になっている。しかして台車9の走行でトロリー線1に
対してトロリー線掛け替えユニット8が前方に移動する
際、ハンガー金具3と対応したときハンガー金具3にハ
ンガー待ち受けレバー79が当たり、ハンガー金具3で
ハンガー待ち受けレバー79が押され、これにより、筒
軸38や作動軸78と一緒に開放レバー20が回動して
開放レバー20がハンガー金具3のロックレバー7に当
たる。作動軸78が回動することでカムローラ23がカ
ム面22を上り、作動軸78が上方に上昇して開放レバ
ー20でロックレバー7が持ち上げられる。そして開放
レバー20が図10の符号Aの位置までくると、駆動シ
リンダ24で作動軸78が急激に上昇するように駆動さ
れ、開放レバー20にてロックレバー7が上方に急激に
回動されてロックレバー7のロックが解除される。つま
り、図9に示すようにロックレバー7が上方に回動して
ロックが解除される。そしてハンガー待ち受けバー79
所定角度まで回動すると、ハンガー金具3からハンガー
待ち受けレバー79が外れる。そしてこの状態から作動
軸78が下降するように駆動シリンダ24を下方に駆動
すると、カムローラ23がカム面22に乗り、カムロー
ラ23がカム面22を下るように転動し、作動軸78と
一緒にハンガー待ち受けバー79や開放レバー20が上
記と逆方向に回動してハンガー金具3を待ち受ける元の
状態に戻り、次の動作の待機状態になる。
【0014】旧線取り外し部10のロック開放装置部7
7の後方には旧線取り外し部10のクランプ爪開放部2
5を設けてある。クランプ爪開放部25は左右の一対の
搬送ベルト26と搬送ベルト26を掛けた搬送プーリ2
7とで主体が構成されている。また搬送ベルト26の途
中には搬送ベルト26の回動をガイドするガイドプーリ
81を配置してあり、搬送ベルト26の位置決め用のベ
ルトガイド部31を図12に示すように設けてある。こ
のベルトガイドは、操作レバー29を引っ張るように回
動操作することでテンションロッド28とばね30を介
してベルトガイド部31を搬送ベルト26に押し付けて
搬送ベルト26にテンションを与え、操作レバー29を
押し戻すように回動操作することでベルトガイド部31
の押し付けを解除して搬送ベルト26のテンションを解
除できるよになっている。しかして、台車9が前に走行
して上記のようにロックレバー7のロックを解除した
後、ハンガー金具3のクランプ爪4の上部間が一対の搬
送ベルト26間に導入され、図8に示すようにクランプ
爪4の上部間が搬送ベルト26間に挟持されて一対のク
ランプ爪4の下部間が開放される。そしてクランプ爪4
の下部間が開放されることにより旧線のトロリー線1a
がクランプ爪4の挟持から開放される。
【0015】クランプ爪開放部25の入口の下方には旧
線のトロリー線1aの経路を変更するガイドローラ32
を図11に示すように設けてあり、上記搬送ベルト26
で開放されたクランプ爪4から下方に抜けるように旧線
のトロリー線1aをガイドして経路を変更するようにな
っている。つまり、台車9の走行で上記のようにクラン
プ爪4の下部間が開放されることに続いて旧線のトロリ
ー線1aが下方に抜けるようにガイドされる。
【0016】一対の搬送ベルト26の出口の手前の部分
には新線のトロリー線1bの経路を変更するガイドとな
る一対のガイドローラ33を設けてある。しかして台車
9の走行にて上記のよう旧線のトロリー線1aがクラン
プ爪4間から抜けた後に一対のガイドローラ33にて新
線のトロリー線1bがガイドされて新線のトロリー線1
bが図13に示すようにガイドされて新線のトロリー線
1bが一対のクランプ爪4間に導入される。
【0017】この一対のガイドローラ33の後方には新
線取り付け部11を設けてあり、この新線取り付け部1
1がクランプ閉鎖部34とロック閉鎖部35とで構成さ
れている。このクランプ閉鎖部34は図14に示すよう
に搬送ベルト26と同調回転する回転プーリ36と、こ
の回転プーリ36と一体に回転する押圧ローラ37とで
形成されている。しかして台車9の走行にて上記のよう
に新線のトロリー線1bが導入された後、一対の回転プ
ーリ36と同調回転する押圧ローラ37にて一対のクラ
ンプ爪4の下部間が挟持され、一対のクランプ爪4の下
部間が閉じられて一対のクランプ爪4間に新線のトロリ
ー線1bが挟持される。
【0018】新線取り付け部11のロック閉鎖部35は
図15に示すように構成されるものであり、回転自在な
上下方向が軸方向となる筒軸40内に上下動自在になる
ように作動軸41を挿通してあり、筒軸40と作動軸4
1とをスプライン結合としてあって、筒軸40と一緒に
作動軸41が回転するようになっている。作動軸41の
上端には閉鎖レバー42を装着してあり、閉鎖レバー4
2の先端にロックアタッチメント43を装着してある。
上記閉鎖レバー42と反対方向に突出するようにローラ
取り付けバー45を作動軸41の上端に装着してあり、
ローラ取り付けバー45の先端にカムローラ46を回転
自在に装着してある。また作動軸41の外周には傾斜面
となったカム溝47を設けてあり、カム溝47に沿って
カムローラ46が転動するようになっている。作動軸4
1の下端にはシリンダ48を作動軸41が回転自在にな
るように装着してあり、シリンダ48にて作動軸41を
上に上昇させたり下に下降させたりできるようになって
いる。しかして台車9の走行でトロリー線1に対してト
ロリー線掛け替えユニット8が前方に移動する際で、ロ
ック閉鎖部35にハンガー金具3が来る前は図15
(a)(b)に示すように閉鎖バー42はトロリー線1
に略直交するように突出しており、閉鎖レバー42の先
端のロックアタッチメント43はハンガー金具3のハン
ガーバー5の下部間に対応しており、ロックアタッチメ
ント43までハンガー金具3がきたとき、ロックアタッ
チメント43がロックレバー7に当たり、トロリー線1
に対するトロリー線掛け替えユニット8の前方への移動
にてロックレバー7が上記の図9に示す状態と逆方向に
回転してロックレバー7が閉鎖状態となり、ロックレバ
ー7がクランプ爪4の上部間に挿入されてロックされ
る。そしてハンガー金具3に閉鎖バー42が当たる手前
になると、シリンダ48で作動軸41が上方に駆動され
る。すると、カム溝47に対してカムローラ46が転動
して閉鎖レバー42が後方に退避するように急速に回転
させられ、この状態で閉鎖レバー42がハンガー金具3
に当たることなく、閉鎖レバー42がハンガー金具3を
越える。閉鎖レバー42をハンガー金具3が越えると、
シリンダ48で作動軸41が下方に駆動され、カム溝4
7に対してカムローラ46が転動して閉鎖レバー42が
前方に回動して閉鎖バー42がトロリー線1に直交する
待機状態となる。なお、図15(a)(b)では作動軸
41が垂直になるようにロック閉鎖部35を取り付けた
状態で説明したが、実際は図15(c)のように傾斜す
るように取り付けてある。図15(c)で右側が前方向
で、左側が後方向である。このように傾斜させてある
と、閉鎖レバー42を退避させるとき急速に退避でき、
搬送ベルト26に閉鎖レバー42やロックアタッチメン
ト43が当たったりして搬送ベルト26を切断してしま
うおそれがない。
【0019】ロック閉鎖部35後方には駆動輪側となる
搬送プーリ27aを配置してあり、この一対の搬送プー
リ27aの下方には図16に示すように一対の旧線支持
ローラ50を配置してある。トロリー線掛け替えユニッ
ト8の前方への移動にて旧線のトロリー線1aを挟持す
る旧線支持ローラ50が回転駆動されるようになってい
る。この旧線支持ローラ50と搬送プーリ27aとが同
期するように同期歯車機構51にて連動させてあり、旧
線支持ローラ50の外周の速度と搬送ベルト26の速度
が同期するようにしてある。そしてトロリー線1aに対
する旧線支持ローラ50の回転により、搬送プーリ27
aが駆動されて旧線のトロリー線1aの相対的な移動速
度と同期して新線のトロリー線1bが相対的に移動する
ように搬送ベルト26が駆動されるようになっている。
また旧線支持ローラ50の下方には、一対の歯車50´
を配置しており、対向する搬送プーリ27aの同期ずれ
を防止している。
【0020】搬送プーリ27aの後方には新線位置決め
ガイド52を設けてあり、新線位置決めガイド52には
水平回転する複数組のガイドローラ53を設けてあり、
図17に示すように複数対のガイドローラ53間に新線
のトロリー線1bを通して位置決めできるようになって
いる。複数対のガイドローラ53はトロリー線1の長手
方向と直交する方向に摺動自在な摺動軸54に回転自在
に取り付けてあり、摺動軸54をばね55にて弾発付勢
してあり、複数組のガイドローラ53で新線のトロリー
線1bを挟持してトロリー線1bの高さ位置を位置決め
できるようになっている。新線位置決めガイド52の後
方には一対の旧線ガイドローラ56を配置してある。そ
して、台車9の走行にて旧線のトロリー線1a及び新線
のトロリー線1bに対してトロリー線掛け替えユニット
8が移動し、新線のトロリー線1bを新線位置決めガイ
ド52のガイドローラ53にてガイドすると共に旧線の
トロリー線1aを旧線ガイドローラ56でガイドする。
【0021】上記のようにトロリー線掛け替えユニット
8が構成されるが、トロリー線掛け替えユニット8の前
後方向の中央部分と、テーブルリフター13の基台14
との間には上から順に上台57、中台58、下台59が
配置されている。上台57の上には一対の軸受け台60
を装着してあり、トロリー線掛け替えユニット8には上
記軸受け台60に対応するように軸受け台61を設けて
ある。そして各軸受け台60と軸受け台61との間に図
18に示すようにトロリー線1の長手方向と平行なロー
リング軸62を挿通してあり、上台57に対してトロリ
ー線掛け替えユニット8が上記ローリング軸62を中心
に上下にローリングし得るようになっている。66はロ
ーリング軸62を中心にローリングするトロリー線掛け
替えユニット8を支持するシリンダ装置である。80は
アキュムレータである。また中台58の上には軸受け台
63を設けてあり、上台57には軸受け部64を設けて
あり、トロリー線1の長手方向と直交するピッチング軸
65を軸受け台63と軸受け部64に挿通してあり、ト
ロリー線掛け替えユニット8や上台57がピッチング軸
65を中心に上下にピッチングできるようになってい
る。また中台58の前後には上記シリンダ装置66を回
転自在に装着してあり、シリンダ装置66のピストンロ
ッド66aの先端を上台57に回転自在に連結してあ
り、シリンダ装置66にてローリング及びピッチングす
る上台57を支持している。下台59の上には回転ジョ
イント部67を介して中台58がヨーイング(水平回
転)するように連結してあり、中台58や上台57と一
緒にトロリー線掛け替えユニット8がヨーイング自在に
なっている。このようにトロリー線掛け替えユニット8
をヨーイング自在にすることにより鉄道軌道のレールが
カーブしている部分でもトロリー線1に沿わせて移動で
きてトロリー線1の掛け替えが円滑にできる。またトロ
リー線掛け替えユニット8がローリング軸62を中心に
ローリングすることにより、鉄道軌道のレールがカーブ
している部分でレールの左右の高さが異なる場合でもそ
れに対応してトロリー線1に沿わせて移動できてトロリ
ー線1の掛け替えが円滑にできる。さらにトロリー線掛
け替えユニット8がピッチング軸65を中心にピッチン
グすることにより鉄道軌道のレールが坂であってもそれ
に対応してトロリー線1に沿って移動することができ、
トロリー線1の掛け替えが円滑にできる。また上記のよ
うにトロリー線掛け替えユニット8がローリング及びピ
ッチングするが、このときトロリー線掛け替えユニット
8が上台57や中台58と一緒にシリンダ装置66にて
所定の高さ範囲全体的に上下することもでき、トロリー
線1の上下の高さ変化に対応することができるようにな
っている。
【0022】テーブルリフター13の基台14の上には
トロリー線1の長手方向と直交する方向に長いレール台
70を装着してあり、このレール台70に下台59の走
行部71をトロリー線1の長手方向と直交する方向であ
る左右方向に自在に移動できるようになっている。この
ようにすると、基台14のレール台70に対して下台5
9、中台58、上台57と一緒にトロリー線掛け替えユ
ニット8が左右方向に移動する。トロリー線1は電車の
パンタグラフの集電子の左右の幅方向にまんべんなく摺
動させるために左右方向に振れるように架設されるが、
トロリー線掛け替えユニット8が左右方向に移動するこ
とと上記のようにヨーイング自在であることでトロリー
線1が左右に振れるように架設されていてもトロリー線
1に沿って移動してトロリー線1の掛け替えが自動的に
できる。
【0023】図19、図20はトロリー線掛け替えユニ
ット8を左右方向に移動させる他例を示すものである。
テーブルリフター13の基台14の上に設けた垂直な回
動中心軸72に水平なビーム部材73を水平回動自在に
装着してあり、ビーム部材73の一端には下台59を回
転自在に装着してあり、ビーム部材73の他端にはカウ
ンタウエイト74やアキュムレータ75を装着してあ
る。これにより、下台59は左右方向に移動し、下台5
9や中台58や上台57と一緒にトロリー線掛け替えユ
ニット8が左右に自在に移動し、左右に振れるように架
設されたトロリー線1に対応することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、叙述のよう
に使用により磨耗した旧線のトロリー線をハンガー金具
から外して新線のトロリー線をハンガー金具に取り付け
るトロリー線の掛け替え方法であって、トロリー線掛け
替えユニットを搭載した台車を鉄道軌道のレールに沿っ
て走行させ、トロリー線掛け替えユニットの旧線外し部
にてロックレバーを開く方向に回動してロックを解除す
ると共に一対のクランプ爪を開いて旧線のトロリー線を
連続的に外し、旧線を外したハンガー金具のクランプ爪
間に新線のトロリー線を供給し、トロリー線掛け替えユ
ニットの新線取り付け部にてクランプ爪を閉じて新線の
トロリー線をクランプ爪に挟持すると共にロックレバー
を回動してクランプ爪をロックするので、トロリー線掛
け替えユニットを有する台車をレールに沿って走行させ
ることで旧線のトロリー線と新線のトロリー線とを連続
的に自動的に交換することができ、労力を要せずしかも
時間の浪費なく、自動的にトロリー線の掛け替えができ
るものである。
【0025】また本発明の請求項2の発明は、使用によ
り磨耗した旧線のトロリー線をハンガー金具から外して
新線のトロリー線をハンガー金具に取り付けるトロリー
線の掛け替え装置であって、鉄道軌道のレールに沿って
走行する台車にトロリー線掛け替えユニットを搭載し、
トロリー線掛け替えユニットに、ハンガー金具のロック
レバーを開く方向に回動してロックを解除すると共に一
対のクランプ爪を開いて旧線のトロリー線を連続的に外
す旧線外し部と、新線のトロリー線を旧線のトロリー線
を外したクランプ爪間に連続的に供給してクランプ爪を
閉じてクランプ爪に新線のトロリー線を挟持する共にロ
ックレバーを閉じる方向に回動してロックする新線取り
付け部とを設けたので、請求項1の掛け替え方法のよう
に、トロリー線掛け替えユニットを有する台車をレール
に沿って走行させることで旧線取り外し部にてロックレ
バーを開く方向に回動してロックを解除すると共に一対
のクランプ爪を開いて旧線のトロリー線を連続的に外
し、新線取り付け部にてクランプ爪を閉じて新線のトロ
リー線をクランプ爪に挟持すると共にロックレバーを回
動してクランプ爪をロックすることで、旧線のトロリー
線と新線のトロリー線とを連続的に自動的に交換するこ
とができるものであって、労力を要せずしかも時間の浪
費なく、自動的にトロリー線の掛け替えができるもので
あり、また旧線取り外し部や新線取り付け部を有するト
ロリー線掛け替えユニットを台車に搭載する構造だけで
トロリー線の交換が自動的に行うことができるものであ
る。
【0026】また本発明の請求項3の発明は、請求項2
において、トロリー線掛け替えユニットを鉄道軌道の長
手方向と略平行な軸を中心にローリング自在にすると共
に鉄道軌道の長手方向と略直交する軸を中心にピッチン
グ自在にしているので、トロリー線掛け替えユニットを
鉄道軌道と略平行な軸を中心にローリングさせたり、鉄
道軌道と略直交する軸を中心にピッチングさせたりでき
て鉄道軌道のカーブ部分でレールが左右方向に傾いてい
ても鉄道軌道が坂であっても台車に対してトロリー線掛
け替えユニットをトロリー線に平行に沿わせることがで
きて鉄道軌道のカーブの部分でも坂の部分でもトロリー
線の掛け替えが自動的にできるものである。
【0027】また本発明の請求項4の発明は、請求項2
または請求項3において、トロリー線掛け替えユニット
をヨーイング自在とすると共に鉄道軌道の長手方向と直
交する方向に移動自在にしているので、トロリー線掛け
替えユニットが鉄道軌道の長手方向と直交する方向に移
動することでトロリー線が左右に振れるように架設され
ていてもトロリー線に沿って移動してトロリー線の掛け
替えが自動的にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の全体を示す概略説
明図である。
【図2】同上の一部省略平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】図2の一部を省略した要部の平面図である。
【図6】図3の一部省略した要部の正面図である。
【図7】図2の−線で切断した断面図である。
【図8】図2の−線で切断した断面図である。
【図9】同上のロックレバーのロック解除を説明する説
明図である。
【図10】同上のロック開放装置部を示し、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図11】図2の−線断面図である。
【図12】図2の−線断面図である。
【図13】図2の−線断面図である。
【図14】図2の−線断面図である。
【図15】同上のロック閉鎖部を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図16】図2の−線断面図である。
【図17】図2の−線断面図である。
【図18】図2の−線断面図である。
【図19】同上の他例を示す一部省略平面図である。
【図20】図19の正面図である。
【図21】トロリー線の架設状態を説明する概略図であ
る。
【図22】同上のハンガー金具を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図23】同上のハンガー金具のクランプ爪部を示し、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図であ
る。
【符号の説明】
1 トロリー線 3 ハンガー金具 4 クランプ爪 8 トロリー線掛け替えユニット 9 台車 10 旧線外し部 11 新線取り付け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江本 英明 大阪市北区芝田2丁目4番24号 西日本旅 客鉄道株式会社内 (72)発明者 河野 信広 大阪市北区芝田2丁目4番24号 西日本旅 客鉄道株式会社内 (72)発明者 伊藤 美明 大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式 会社ジェイアール西日本テクノス内 (72)発明者 池田 進 大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式 会社ジェイアール西日本テクノス内 (72)発明者 高城 進司 大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式 会社ジェイアール西日本テクノス内 (72)発明者 吉並 豊二 大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式 会社ジェイアール西日本テクノス内 (72)発明者 圓一 高行 大阪市淀川区西中島5丁目4番20号 株式 会社ジェイアール西日本テクノス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道軌道の吊架線にハンガー金具を吊架
    線の長手方向に所定の間隔を隔てて位置するように配置
    して吊り下げ、ハンガー金具の下端の回動により開閉自
    在な一対のクランプ爪間にトロリー線を挟持すると共に
    一対のクランプ爪が開かないようにロックするためのロ
    ックレバーを上下に回動自在に設けた鉄道軌道のトロリ
    ー線において、使用により磨耗した旧線のトロリー線を
    ハンガー金具から外して新線のトロリー線をハンガー金
    具に取り付けるトロリー線の掛け替え方法であって、ト
    ロリー線掛け替えユニットを搭載した台車を鉄道軌道の
    レールに沿って走行させ、トロリー線掛け替えユニット
    の旧線外し部にてロックレバーを開く方向に回動してロ
    ックを解除すると共に一対のクランプ爪を開いて旧線の
    トロリー線を連続的に外し、旧線を外したハンガー金具
    のクランプ爪間に新線のトロリー線を供給し、トロリー
    線掛け替えユニットの新線取り付け部にてクランプ爪を
    閉じて新線のトロリー線をクランプ爪に挟持すると共に
    ロックレバーを回動してクランプ爪をロックすることを
    特徴とする鉄道軌道のトロリー線の掛け替え方法。
  2. 【請求項2】 鉄道軌道の吊架線にハンガー金具を吊架
    線の長手方向に所定の間隔を隔てて位置するように配置
    して吊り下げ、ハンガー金具の下端の回動により開閉自
    在な一対のクランプ爪間にトロリー線を挟持すると共に
    一対のクランプ爪が開かないようにロックするためのロ
    ックレバーを上下に回動自在に設けた鉄道軌道のトロリ
    ー線において、使用により磨耗した旧線のトロリー線を
    ハンガー金具から外して新線のトロリー線をハンガー金
    具に取り付けるトロリー線の掛け替え装置であって、鉄
    道軌道のレールに沿って走行する台車にトロリー線掛け
    替えユニットを搭載し、トロリー線掛け替えユニット
    に、ハンガー金具のロックレバーを開く方向に回動して
    ロックを解除すると共に一対のクランプ爪を開いて旧線
    のトロリー線を連続的に外す旧線外し部と、新線のトロ
    リー線を旧線のトロリー線を外したクランプ爪間に連続
    的に供給してクランプ爪を閉じてクランプ爪に新線のト
    ロリー線を挟持すると共にロックレバーを閉じる方向に
    回動してロックする新線取り付け部とを設けたことを特
    徴とする鉄道軌道のトロリー線の掛け替え装置。
  3. 【請求項3】 トロリー線掛け替えユニットを鉄道軌道
    の長手方向と略平行な軸を中心にローリング自在にする
    と共に鉄道軌道の長手方向と略直交する軸を中心にピッ
    チング自在にして成ることを特徴とする請求項2記載の
    鉄道軌道のトロリー線の掛け替え装置。
  4. 【請求項4】 トロリー線掛け替えユニットをヨーイン
    グ自在とすると共に鉄道軌道の長手方向と直交する方向
    に移動自在にして成ることを特徴とする請求項2または
    請求項3記載の鉄道軌道のトロリー線の掛け替え装置。
JP12606198A 1998-05-08 1998-05-08 鉄道軌道のトロリー線の掛け替え方法及び掛け替え装置 Withdrawn JPH11321391A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113859280A (zh) * 2021-11-12 2021-12-31 杭州中车车辆有限公司 一种可更换接触轨的跨座式单轨工程车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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