JPH11321382A - スイッチポジション表示装置 - Google Patents

スイッチポジション表示装置

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Publication number
JPH11321382A
JPH11321382A JP10127434A JP12743498A JPH11321382A JP H11321382 A JPH11321382 A JP H11321382A JP 10127434 A JP10127434 A JP 10127434A JP 12743498 A JP12743498 A JP 12743498A JP H11321382 A JPH11321382 A JP H11321382A
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JP
Japan
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display
operation switches
switch
human body
driver
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Application number
JP10127434A
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English (en)
Inventor
Takayuki Tomita
隆之 冨田
Eiji Shimizu
英二 志水
Hideya Takahashi
秀也 高橋
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前方の視界内から外れた位置に設置されてい
る電装品の操作スイッチのスイッチ操作を、視線を前方
から外すことなく行えるスイッチポジション表示装置を
提供する。 【解決手段】 このスイッチポジション表示装置は、ダ
ッシュボード1に設置される電装品3の複数の操作スイ
ッチS1ないしSnに個別に設けられた静電容量型の複
数の近接センサと、フロントガラス41に配設されたコ
ンバイナ7bに表示内容9を投影する表示器と、各近接
センサからの電気信号に基づいて運転者の指等がいずれ
の操作スイッチS1ないしSnに接近または接触してい
るかを判定する判定部とを備えており、表示内容9に含
まれる複数の表示要素U1ないしUnのうちの運転者の
指等の位置に対応する表示要素U1ないしUnを他の表
示要素U1ないしUnと異なった表示状態で表示するよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のダッシュボ
ード部等に設置された電装品の複数の操作スイッチが設
けられた操作パネル部において運転者の指の位置を前方
の視界内に表示するスイッチポジション表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車載用のオーディオ機器等の電
装品(電気機器)には、その操作パネル部に複数の操作
スイッチが配設されており、その複数の操作スイッチの
うちの所望とする機能に対応した操作スイッチを操作す
ることによって、所定の機能の入力が行われるようにな
っている。
【0003】そして、このような従来の電装品では、各
操作スイッチの操作部(スイッチノブ等)に各操作スイ
ッチの識別のためのそのスイッチ固有の凹凸形状を設け
てあるのが通例であるが、その凹凸形状を指で触っただ
けでは、触っている操作スイッチが複数の操作スイッチ
のうちのどのスイッチであるのかを認識するのは困難で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、従来の電装品
では、運転者が電装品の各操作スイッチを操作する際に
は、各操作スイッチの位置を直接目で見て確認しつつス
イッチ操作を行う必要がある。このため、操作スイッチ
を操作する度に、運転者は視線を前方から大きく外して
スイッチ操作を行う必要があり、安全面で問題がある。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、前方
の視界内から外れた位置に設置されている電装品の操作
スイッチのスイッチ操作を、視線を前方から外すことな
く行えるスイッチポジション表示装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、車両の運転席の周辺部における運転者
の前方の視界内から外れた位置に設置されている複数の
操作スイッチからなる操作スイッチ群を備えた電装品の
前記各操作スイッチごとに、あるいは前記操作スイッチ
群全体に対応して設けられ、前記各操作スイッチ、ある
いは前記操作スイッチ群全体に対する指等の人体の一部
の位置検出を行う位置検知手段と、前記視界内に配設さ
れた表示面を有する表示器と、前記位置検知手段の検知
結果に基づき、前記人体の一部が前記操作スイッチ群の
うちのいずれの操作スイッチに接近または接触している
かを判定し、前記人体の一部が接近または接触している
前記操作スイッチを示す表示内容を前記表示器に表示さ
せる判定部と、を備えることを特徴とする。
【0007】好ましくは、前記表示器によって表示され
る前記表示内容は、前記各操作スイッチに個別に対応し
た複数の表示要素を有し、前記複数の表示要素は、前記
複数の表示素子の配列と対応されて配列されており、前
記複数の表示要素のうちの前記人体の一部が接近または
接触している前記操作スイッチに対応する表示要素が、
他の表示要素と異なった表示状態で表示されるのがよ
い。
【0008】また、好ましくは、前記表示器の前記表示
面は、フロントガラス、あるいはフロントガラスに面す
る車室内のいずれかの部分に設けられるのがよい。
【0009】さらに、好ましくは、前記位置検知手段
は、前記各操作スイッチまたは前記各操作スイッチの近
傍に配設された複数の検知センサを備えており、前記各
検知センサは、対をなす2つの電極板のうちのいずれか
一方が、前記各操作スイッチの操作部または前記各操作
スイッチの操作部の近傍に配設されたセンサ電極と接続
されたコンデンサを備えた静電容量型の近接センサであ
り、前記各センサ電極への前記人体の一部の接近または
接触により生じる前記コンデンサの静電容量の変化に応
じた電気信号を前記検知結果として前記判定部に出力す
るようになっているのがよい。
【0010】また、好ましくは、前記位置検知手段は、
前記各操作スイッチまたは前記各操作スイッチの近傍に
配設された複数の検知センサを備えており、前記各検知
センサは、焦電型センサであり、指等の人体の一部の接
近により人体より生じた赤外線を検知し、近接度合いに
応じた電気信号を前記検知結果として前記判定部に出力
するようになっているのがよい。
【0011】さらに、好ましくは、前記位置検知手段
は、前記操作スイッチ群全体に対応して設けられ、前記
各操作スイッチの操作部の近傍に向けて所定の超音波を
発振するとともに、その発振した超音波の反射波を受信
する超音波センサを備えており、前記判定部は、前記超
音波センサに一定時間間隔で前記超音波の発振を指示す
るとともに、前記各操作スイッチの前記操作部に接近し
た前記人体の一部により反射された前記超音波の前記反
射波を前記超音波センサが受信すると、その各超音波の
発信時から前記反射波の受信時までの経過時間と、前記
超音波センサの配設位置と前記各操作スイッチの配設位
置との位置関係とに基づき、前記人体の一部が前記操作
スイッチ群のうちのいずれの操作スイッチの前記操作部
に最も近接しているかを判断するようになっているのが
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
るスイッチポジション表示装置によってスイッチポジシ
ョンの表示が行われている様子を示す図であり、図2は
そのスイッチポジション表示装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【0013】このスイッチポジション表示装置が適用さ
れる対象としては、車両のダッシュボード1等の運転者
の前方の視界内から外れた位置に設置される全ての電装
品の操作スイッチが対象となり、適用対象となる電装品
には種々のものが考えらえるのであるが、ここでは、各
種のオーディオ機能とエアコンの制御機能とを有する電
装品3に適用した例を説明する。この電装品3は、図1
に示されるように、ダッシュボード1の中央部に設けら
れる機器搭載部1aに設置されており、その前面の操作
パネル部5には、内蔵するオーディオ機器やエアコンの
操作のための複数の操作スイッチS1ないしSn(操作
スイッチ群)が配設されている。
【0014】このスイッチポジション表示装置は、図2
に示されるように、電装品3の各操作スイッチS1ない
しSnに個別に対応して設けられた静電容量型の近接セ
ンサ(位置検知手段である検知センサ)T1ないしTn
と、表示器7と、各近接センサT1ないしTnから出力
される電気信号に基づき、運転者の指等が複数の操作ス
イッチS1ないしSnのうちのいずれの操作スイッチS
1ないしSnに最も近接しているか、あるいは接触して
いるを判定し、運転者の指等が最も接近(近接)してい
る、あるいは運転者の指が接触している操作スイッチS
1ないしSnを示す表示内容9を表示器7に表示させる
判定部11とを備えて構成されている。
【0015】図3は、各近接センサT1ないしTnの電
気的構成を示す回路図である。なお、本実施形態では、
各近接センサT1ないしTnに反結合型のエミッタ同調
型LC発信回路を採用しているが、これはあくまでも一
例であり、実際には種々の回路構成が可能である。例え
ば、他の回路構成例としては、変形コルピッツ型LC発
振回路を採用することもできる。
【0016】各近接センサT1ないしTnは、図3に示
されるように、大略的に、LC共振回路21と、トラン
ジスタ23と、バンドパスフィルタ25とを備えて構成
されており、LC共振回路21の共振コイル27の中間
タップをトランジスタ23のエミッタに接続し、フィー
ドバックをかけることにより共振回路21の共振周波数
で発振が生ずるようになっている。
【0017】LC共振回路21は、大略的に、共振コイ
ル27と、コンデンサ部29とを有している。コンデン
サ部29は、共振コイル27の対をなす第1および第2
の2つのコイル27a,27bのうちの前記中間タップ
が設けられた第1のコイル27aと並列に接続されたコ
ンデンサ29aと、そのコンデンサ29aの対をなす第
1および第2の電極板のうちの第1の電極板に接続され
たセンサ電極29bとを備えている。このセンサ電極2
9bは、各近接センサT1ないしTnが対応する各操作
スイッチS1ないしSnの操作部に露出した状態で設け
れている。また、コンデンサ29aの第2の電極板は接
地されている。
【0018】このため、運転者の指等が各操作スイッチ
S1ないしSnの操作部に接近または接触するのに伴っ
て、コンデンサ部29の静電容量が大きくなり、その結
果、LC共振回路21の共振周波数が低くなるようにな
っている。このときの共振周波数の低下量は、各操作ス
イッチS1ないしSnに設けられた各センサ電極29b
と運転者の指等との距離が小さくなるほど大きくなるよ
うになっており、運転者の指等が各センサ電極29bに
接触した時点で最大となるようになっている。すなわ
ち、共振回路21の共振周波数は、運転者の指等が各セ
ンサ電極29bに接近していない状態での値を最大値と
して、その最大値から指等が各センサ電極29bに接触
している状態での値である最小値まで変化し得るように
なっている。
【0019】バンドパスフィルタ25は、共振コイル2
7の第2のコイル27bの一端に接続されており、コン
デンサ31を介して共振回路21の共振周波数で共振す
る電気信号が入力されてるようになっている。
【0020】このバンドパスフィルタ25は、例えば、
特定の中心周波数から外れた入力信号に対して、その入
力信号を減衰させる度合いが変化するようなフィルタ特
性を有している。例えば、ここでは、入力信号の周波数
が前記中心周波数から外れるほど、減衰の度合いが大き
くなるようになっている。
【0021】例えば、前記フィルタ特性を、中心周波数
を運転者の指等が近接しない状態での周波数に設定した
場合、運転者の指等が各操作スイッチS1ないしSnの
センサ電極29bに接近するほど、すなわち各近接セン
サT1ないしTnの共振回路21の共振周波数が小さく
なるほど、各バンドパスフィルタ25からは、低い信号
レベル(小さな振幅)で所定の電気信号が判定部11に
向けて出力されるようになっている。
【0022】このため、各判定部11では、各近接セン
サT1ないしTnから出力される電気信号のうち、いず
れの電気信号の信号レベルが最も低い(あるいは高い)
かを判定することによって、複数の操作スイッチS1な
いしSnのうちのいずれの操作スイッチS1ないしSn
に運転者の指等が最も近接しているのか、あるいは接触
しているのかが認識されるようになっている。
【0023】なお、ここでは、各近接センサT1ないし
Tnから入力される電気信号の信号レベルの変化に基づ
いて上述のようなスイッチポジションの判定を行った
が、その電気信号の周波数の変化に基づいてスイッチポ
ジションの判定を行ってもよい。この場合には、バンド
パスフィルタ25は必ずしも必要でない。
【0024】ここでは、検知センサとして近接センサT
1ないしTnを用いたが、各センサT1ないしTnに、
誘電体等の分極物質に人体から発する赤外線等があたり
温度変化が生じることにより、その誘電体等の分極状況
が変化し、表面に電荷を生じるような焦電効果を利用し
た焦電型センサを用いてもよい。この場合、各焦電セン
サT1ないしTnは、近接センサT1ないしTnと同様
に、各操作スイッチS1ないしSnの操作部等に配設さ
れ、指等の人体の一部が接近し、その人体の一部から生
じる赤外線があたると、その入射した赤外線の強度に応
じた、すなわち人体の一部の近接度合いに応じた電気信
号を検知結果して判定部11に出力するようになってい
る。そして、判定部11は、各焦電型センサT1ないし
Tnから入射される電気信号に基づいて、指等の人体の
一部が複数の操作スイッチS1ないしSnのいずれの操
作スイッチS1ないしSnに最も近接しているかを判定
するようになっている。
【0025】図4は、表示器7の構成を大略的に示す図
である。表示器7は、フロントガラス41の下部に配設
されたコンバイナ(ホログラム反射板)7aと、ダッシ
ュボード1内またはダッシュボード1上に設置された投
影機7bとを備えて構成されており、投影機7bが投影
した表示内容9をコンバイナ9aに反射させて運転者に
視認させるようになっている。ここで、本発明の表示面
にはコンバイナ7aが対応している。
【0026】コンバイナ9aに投影される表示内容9に
は、各操作スイッチS1ないしSnに個別に対応した複
数の表示要素U1ないしUnが含まれており、その複数
の表示要素U1ないしUnの配列は、複数の操作スイッ
チS1ないしSnの配列に対応している。また、その複
数の表示要素U1ないしUnのうちの運転者の指等が最
も近接している、あるいは接触してる操作スイッチS1
ないしSnに対応する表示要素U1ないしUnは、他の
表示要素U1ないしUnと異なった表示状態で表示され
るようになっている(図1における表示要素U2を参
照)。
【0027】すなわち、判定部11は、上述のように各
近接センサT1ないしTnからの電気信号に基づいて電
装品3の操作パネル部5内における運転者の指等の位置
の検出を行うと、その指等の位置に対応する操作スイッ
チS1ないしSnに対応する表示要素U1ないしUnを
他の表示要素U1ないしUnと異なった表示状態で表示
する旨の指示を表示器7の投影機7bに与えるようにな
っている。
【0028】このため、運転者は、複数の表示要素U1
ないしUnの配列内における他の表示要素U1ないしU
nと表示状態が異なっている表示要素U1ないしUnの
位置を視認することにより、前方を見たまま、複数の操
作スイッチS1ないしSnのうちのいずれの操作スイッ
チS1ないしSnに自分の指等が近接または接触してい
るのかを容易に認識することができるようになってい
る。ここで、各表示要素U1ないしUnに、対応する各
操作スイッチS1ないしSnの機能内容の表示を含ませ
ることによって、各表示要素U1ないしUnに対応する
操作スイッチS1ないしSnの機能内容が容易に視認で
きるようにしてもよい。
【0029】本実施形態では、運転者の指等が最も近接
等している操作スイッチS1ないしSnに対応する表示
要素U1ないしUnが、他の表示要素U1ないしUnに
対して反転表示された状態で、あるいは点滅状態で表示
されるようになっている。
【0030】ここで、好ましくは、各操作スイッチS1
ないしSnに運転者の指等が接近していない状態では、
表示内容9の表示は休止されているのがよい。そして、
判定部11は、各近接センサT1ないしTnからの電気
信号により、複数の操作スイッチS1ないしSnのうち
のいずれかの操作スイッチS1ないしSnへの運転者の
指等の接近を検知した時点で、表示内容9の表示の指示
を表示器7に与えるようにするのが好ましい。
【0031】以上のように、本実施形態によれば、コン
バイナ7aに投影された表示内容9を参照することによ
り、運転者は前方を見たまま、自分の指等が複数の操作
スイッチのうちのいずれの操作スイッチS1ないしSn
に最も近接しているか、あるいは接触しているのかを認
識して所望とする操作スイッチS1ないしSnを操作す
ることができる。その結果、スイッチ操作による前方不
注意が原因による交通事故を防止することができる。
【0032】また、表示内容9の含まれる複数の表示要
素U1ないしUnの配列が複数の操作スイッチS1ない
しSnの配列と対応されており、複数の表示要素U1な
いしUnのうちの運転者の指等が接近または接触してい
る操作スイッチS1ないしSnに対応する表示要素U1
ないしUnが、他の表示要素U1ないしUnと異なった
表示状態で表示されるようになっているので、複数の表
示要素U1ないしUnの配列内における他の表示要素U
1ないしUnと異なった表示状態で表示された表示要素
U1ないしUnの位置に基づき、運転者は自分の指等が
複数の操作スイッチS1ないしSnのうちのいずれの操
作スイッチS1ないしSnに最も接近しているか、ある
いは接触しているのかを容易に認識することができる。
【0033】さらに、表示内容9がフロントガラス41
に配設されたコンバイナ7aに投影されるようになって
いるので、運転中も完全性を害することなく表示内容9
を容易に視認することができる。
【0034】また、検知センサとして静電容量型の近接
センサT1ないしTnが用いられているので、各操作ス
イッチS1ないしSnへの指等の接近または接触が敏感
かつ確実に検知されるようになっている。
【0035】図5は、本発明の第2実施形態に係るスイ
ッチポジション表示装置の電気的構成を示すブロック図
である。本実施形態に係るスイッチポジション表示装置
に用いられる表示器7は、前述の第1実施形態に係るス
イッチポジション表示装置の表示器7と同様である。ま
た、本実施形態に係るスイッチポジション表示装置も、
第1実施形態に係るスイッチポジション表示装置と同様
に電装品3のスイッチポジション表示に適用される。
【0036】このスイッチポジション表示装置は、超音
波センサ41と、センサ送受信部43と、判定部45
と、表示器7とを備えて構成される。
【0037】超音波センサ41は、送受一体で、特定の
振動数(数KHz〜1MHz)の超音波の送信および受
信ができるようになっている。このような超音波センサ
41は、図6に示されるように、所定の配列方向に沿っ
て配列された複数の操作スイッチS1ないしSnの配列
方向端部に配設されている操作スイッチS1ないしSn
(ここでは操作スイッチS1)の外側に配設されてお
り、各操作スイッチS1ないしSnの操作部の近傍に向
けて、すなわち操作スイッチS1ないしSnの配列方向
に沿って指向性の高い(鋭い)超音波を発振するととも
に、その超音波の反射波を受信するようになっている。
【0038】これによって、指等の人体の一部が各操作
スイッチS1ないしSnの操作部に近接すると、その人
体の一部によって反射された超音波の反射波が超音波セ
ンサ41によって受信されるようになっている。
【0039】センサ送受信部43は、判定部45からの
指示に基づき、超音波センサ41を通じて超音波の発振
および反射波の受信を行うためのものであり、図7に示
されるように、判定部45からの送信信号の入力がある
と、これに応答して、超音波センサ41に所定の交流電
気信号を印加して超音波センサ41に超音波(送信波)
を発振させる一方、超音波センサ41の受信した信号を
増幅するとともにAM検波し、超音波センサ41が受信
した信号に含まれる反射波を検出し、超音波の反射波を
検出すると判定部45に対し、受信信号を出力する。
【0040】判定部45は、センサ送受信部43からの
受信信号の入力の有無を判定しつつ、所定の時間間隔で
センサ送受信部43に送信信号を出力するようになって
おり、受信信号の入力があると、その受信信号に対応す
る反射波に対応する超音波の発振時(送信信号出力時)
から、その受信信号入力時までの経過時間T(図7参
照)に基づいて、運転者の指等が複数の操作スイッチS
1ないしSnのいずれの操作スイッチS1ないしSnに
最も近接しているのを判定し、その判定結果に基づい
て、前述の判定部11と同様にして表示器7の表示内容
9を制御するようになっている。
【0041】ここで、この判定部45によるスイッチポ
ジションの判定原理をさらに詳細に説明する。図6に示
されるように、超音波センサ41から各操作スイッチS
1ないしSnまでの各距離が互いに異なっているので、
運転者の指等が複数の操作スイッチS1ないしSnのう
ちのいずれの操作スイッチS1ないしSnに近接してい
るかによって運転者の指等からの反射波が超音波センサ
41に入射するのに要する時間Tが異なっている。すな
わち、超音波センサ41から遠い位置にある操作スイッ
チS1ないしSnに運転者の指等が近接している場合ほ
ど、所要時間Tが長くなるようになっており、判定部4
5は、この所要時間Tの長さと、超音波センサ41と各
操作スイッチS1ないしSnとの距離との関係に基づい
て、指等がいずれの操作スイッチS1ないしSnに最も
近接しているのがを判定するようになっている。
【0042】なお、ここでは、超音波センサ41に超音
波出力の指向性が鋭いものを使用することを想定してい
るが、指向性の広い(緩い)ものであって位置検出精度
が劣るものを使用する場合には、複数個(例えば、2個
または3個)の超音波センサ41を使用することによ
り、位置検知精度を向上させることができる。
【0043】以上のように、本実施形態においても前述
の第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】請求項1ないし6に記載の発明によれ
ば、前方の視界外に設置されている電装品の各操作スイ
ッチまたは操作スイッチ群全体に対する運転者の指等の
接近または接触が位置検知手段によって検知され、その
検知結果に基づいて、判定部が、運転者の指等が複数の
操作スイッチのうちのいずれかの操作スイッチに接近ま
たは接触しているかを判定し、指等が接近または接触し
ている前記操作スイッチを示す表示内容が、表示器の運
転者の前方の視界内に配設された表示面に表示されるよ
うになっているので、表示面に表示される表示内容を参
照することにより、運転者は前方を見たまま、自分の指
等が複数の操作スイッチのうちのいずれの操作スイッチ
に近接または接触しているのかを認識して所望とする操
作スイッチを操作することができる。その結果、スイッ
チ操作による前方不注意が原因による交通事故を防止す
ることができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、表示内容
の含まれる複数の表示要素の配列が複数の操作スイッチ
の配列と対応されており、複数の表示要素のうちの運転
者の指等が接近または接触している操作スイッチに対応
する表示要素が、他の表示要素と異なった表示状態で表
示されるようになっているので、複数の表示要素の配列
内における他の表示要素と異なった表示状態で表示され
た表示要素の位置に基づき、運転者は自分の指等が複数
の操作スイッチのうちのいずれの操作スイッチに接近ま
たは接触しているのかを容易に認識することができる。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、表示器の
表示面が、フロントガラス、あるいはフロントガラスに
面する車室内のいずれかの部分に設けられているので、
運転中に表示器の表示内容を完全性を害することなく容
易に視認することができる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、各検知セ
ンサが静電容量型の近接センサであるので、各操作スイ
ッチへの指等の接近または接触が敏感かつ確実に検知さ
れるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るスイッチポジショ
ン表示装置によってスイッチポジションの表示が行われ
ている様子を示す図である。
【図2】上記スイッチポジション表示装置の電気的構成
を示すブロック図である。
【図3】図2のスイッチポジション表示装置に備えられ
る近接センサの電気的構成を示す回路図である。
【図4】図2のスイッチポジション表示装置に備えられ
る表示器の構成を大略的に示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るスイッチポジショ
ン表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】図5のスイッチポジション表示装置の超音波セ
ンサと電装品の各操作スイッチとの配置関係を示す図で
ある。
【図7】図5のスイッチポジション表示装置において発
振される超音波とその反射波のタイミングチャートを示
す図である。
【符号の説明】
1 ダッシュボード 3 電装品 7 表示器 7a コンバイナ 7b 投影機 9 表示内容 11 判定部 21 共振回路 27 共振コイル 29a コンデンサ 29b センサ電極 41 超音波センサ 43 センサ送受信部 45 判定部 S1ないしSn 操作スイッチ T1ないしTn 近接センサ U1ないしUn 表示要素
フロントページの続き (72)発明者 志水 英二 大阪市住吉区杉本3丁目3番138号 大阪 市立大学内 (72)発明者 高橋 秀也 大阪市住吉区杉本3丁目3番138号 大阪 市立大学内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転席の周辺部における運転者の
    前方の視界内から外れた位置に設置されている複数の操
    作スイッチからなる操作スイッチ群を備えた電装品の前
    記各操作スイッチごとに、あるいは前記操作スイッチ群
    全体に対応して設けられ、前記各操作スイッチ、あるい
    は前記操作スイッチ群全体に対する指等の人体の一部の
    位置検出を行う位置検知手段と、 前記視界内に配設された表示面を有する表示器と、 前記位置検知手段の検知結果に基づき、前記人体の一部
    が前記操作スイッチ群のうちのいずれの操作スイッチに
    接近または接触しているかを判定し、前記人体の一部が
    接近または接触している前記操作スイッチを示す表示内
    容を前記表示器に表示させる判定部と、を備えることを
    特徴とするスイッチポジション表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器によって表示される前記表示
    内容は、前記各操作スイッチに個別に対応した複数の表
    示要素を有し、 前記複数の表示要素は、前記複数の表示素子の配列と対
    応されて配列されており、 前記複数の表示要素のうちの前記人体の一部が接近また
    は接触している前記操作スイッチに対応する表示要素
    が、他の表示要素と異なった表示状態で表示されること
    を特徴とする請求項1に記載のスイッチポジション表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示器の前記表示面は、フロントガ
    ラス、あるいはフロントガラスに面する車室内のいずれ
    かの部分に設けられることを特徴とする請求項1または
    2に記載のスイッチポジション表示装置。
  4. 【請求項4】 前記位置検知手段は、前記各操作スイッ
    チまたは前記各操作スイッチの近傍に配設された複数の
    検知センサを備えており、 前記各検知センサは、対をなす2つの電極板のうちのい
    ずれか一方が、前記各操作スイッチの操作部または前記
    各操作スイッチの操作部の近傍に配設されたセンサ電極
    と接続されたコンデンサを備えた静電容量型の近接セン
    サであり、前記各センサ電極への前記人体の一部の接近
    または接触により生じる前記コンデンサの静電容量の変
    化に応じた電気信号を前記検知結果として前記判定部に
    出力するようになっていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のスイッチポジション表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記位置検知手段は、前記各操作スイッ
    チまたは前記各操作スイッチの近傍に配設された複数の
    検知センサを備えており、 前記各検知センサは、焦電型センサであり、指等の人体
    の一部の接近により人体より生じた赤外線を検知し、近
    接度合いに応じた電気信号を前記検知結果として前記判
    定部に出力するようになっていることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかに記載のスイッチポジション表
    示装置。
  6. 【請求項6】 前記位置検知手段は、前記操作スイッチ
    群全体に対応して設けられ、前記各操作スイッチの操作
    部の近傍に向けて所定の超音波を発振するとともに、そ
    の発振した超音波の反射波を受信する超音波センサを備
    えており、 前記判定部は、前記超音波センサに一定時間間隔で前記
    超音波の発振を指示するとともに、前記各操作スイッチ
    の前記操作部に接近した前記人体の一部により反射され
    た前記超音波の前記反射波を前記超音波センサが受信す
    ると、その各超音波の発信時から前記反射波の受信時ま
    での経過時間と、前記超音波センサの配設位置と前記各
    操作スイッチの配設位置との位置関係とに基づき、前記
    人体の一部が前記操作スイッチ群のうちのいずれの操作
    スイッチの前記操作部に最も近接しているかを判断する
    ようになっていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載のスイッチポジション表示装置。
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