JPH11321316A - 自動車用ドアビーム - Google Patents

自動車用ドアビーム

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JPH11321316A
JPH11321316A JP13372598A JP13372598A JPH11321316A JP H11321316 A JPH11321316 A JP H11321316A JP 13372598 A JP13372598 A JP 13372598A JP 13372598 A JP13372598 A JP 13372598A JP H11321316 A JPH11321316 A JP H11321316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
beam main
door
automobile
blank
Prior art date
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Pending
Application number
JP13372598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Maniwa
茂 間庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRATA TECHNICAL CO Ltd
Original Assignee
HIRATA TECHNICAL CO Ltd
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Publication date
Application filed by HIRATA TECHNICAL CO Ltd filed Critical HIRATA TECHNICAL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム本体の剛性を保持すると共に軽量化を
実現できるようにした自動車用ドアビームを提供する。 【解決手段】 プレス成形されるビーム本体2の両端部
2bの径を小さくするため、素材となるブランク1の四
隅部は斜線で示す部分Qを切断除去する(イ) 。そのブラ
ンク1を予備曲げし、長手方向の両側縁に沿って立上片
1aを形成する(ロ) 。この予備曲げ工程後、1次プレス
成形工程によりビーム本体の原形2′を形成し(ハ) 、更
に2次プレス工程を行ってビーム本体2を形成する(ニ)
。このビーム本体2の小径両端部2bにブラケットを
取り付けて自動車用ドアビームを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性の保持と軽量
化を図った自動車用ドアビームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアビームは、衝突安全ボデー
を構成するためのドア強化部材として知られている。例
えば特開平9−263127号公報に開示されているド
アサイドビーム(自動車用ドアビームに相当)は、車両
のドア内部にドア幅方向に指向してビーム本体がその両
端に固着されたブラケットを介して架設されるものであ
る。そして、ビーム本体は鋼板をパイプ状にプレス成形
してなり、ブラケットは半円筒状凹部が形成された板部
材であり、その半円筒状凹部がビーム本体の端部の突き
合わせ端縁を覆うようにして嵌合固着された構造になっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車用ドアビーム
は、ドア強化部材として充分な剛性を備えていることは
勿論のことであるが、燃費の問題が絡むので車両重量の
観点からするとなるべく軽量であることが要求される。
しかしながら、剛性と軽量化は二律背反の関係にあり、
即ち剛性を高めるためビーム本体の径を大きくすると重
量増加を来し、軽量化のためビーム本体の径を小さくす
ると剛性が低下してしまう。剛性を保持しての軽量化は
困難な問題を抱えている。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決するためになされ、ビーム本体の剛性を保持すると
共に軽量化を実現できるようにした自動車用ドアビーム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を解決するため
の手段として、鋼板をプレス成形して管状のビーム本体
を形成し、このビーム本体の両端部にブラケットを取り
付けてなる自動車用ドアビームにおいて、鋼板は長尺状
を成し、その四隅部が所定形状に切断除去され、ビーム
本体の両端部が中央部より小径に形成される。これによ
り、ビーム本体の剛性を保持すると共に軽量化を実現す
ることができるので、このビーム本体を備えたドアビー
ムを車両のドアに組み込むことで衝突時の安全を確保
し、且つ車両重量を低減させて燃費を向上できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1は、本発明に係る自動車
用ドアビームのビーム本体製造工程を示すもので、(イ)
のように素材となるブランク1は所要厚さの高張力鋼板
又は焼入れ性のある鋼板にて所要の大きさに形成され、
四隅部は斜線で示す部分Qが切断除去される。
【0007】ブランク1の四隅部を切断除去するのは、
プレス成形されるビーム本体2の両端部2bの径を小さ
くするためであり、その両端部2bの径に合わせてブラ
ンク1の幅方向の寸法Aを減少させ、両端部2bの長さ
寸法をBとし、両端部2bから中央部2aに繋がるテー
パ部2cの斜線寸法はCに設定されている。
【0008】このように四隅部が切断除去されたブラン
ク1は、図1(ロ) のように予備曲げ工程がなされる。こ
の予備曲げ工程は、プレス成形によってブランク1の長
手方向の両側縁に沿って立上片1aをそれぞれ形成す
る。次に、1次プレス成形工程を行う。この1次プレス
成形工程によって図1(ハ)のようにビーム本体の原形
2′が形成される。この時、前記立上片1aは間隔のあ
けられた合わせ目を挾んで両側に対峙した状態となる。
【0009】この後、2次プレス成形工程を行い、図1
(ニ) のようにビーム本体2を形成する。ビーム本体2
は、前記ブランク1の原幅寸法Dをほぼ円周長さとする
中央部2aと、この中央部2aより小径即ち前記切断幅
寸法Aをほぼ円周長さとする両端部2bと、両端部2b
と中央部2aとを結ぶ斜線長さ寸法Cのテーパ部2cと
を備えた形状である。
【0010】ビーム本体2の合わせ目には僅かな間隔S
が残されるが、前記1次プレス成形工程により合わせ目
の両側には立上片1aが存在しているため、2次プレス
成形工程での合わせ目付近の成形がし易くなり、且つほ
ぼ真円状の良好な仕上がりが得られ、合わせ目部分に成
形戻りが生じることもない。又、ビーム本体2の中央部
2aの長さ寸法Lは、全長に対して50%以上となるよ
うにし、好ましくは70〜80%を占めるようにする。
従って、ビーム本体2の全長が例えば100cmの場合
には、中央部2aの長さは70〜80cm、両端部2b
の長さはそれぞれ10〜15cm程度となる。
【0011】ビーム本体2の素材つまり前記ブランク1
が焼入れ性のある鋼板である場合には、ビーム本体2の
成形後に焼入れ工程を行う。この焼入れに伴うビーム本
体2の変形を防止するため、前記間隔Sの少なくとも両
端末を予め溶接し接合しておくと好ましい。但し、ブラ
ンク1が高張力鋼板である場合には焼入れ工程は不要で
ある。
【0012】図2は、ビーム本体2の両端部に金属製ブ
ラケット3、3′を取り付けた例を示すもので、ビーム
本体2とは別体に形成されたブラケット3、3′は取付
用凹部3a、3′aがそれぞれ形成され、これらの凹部
3a、3′a内に両端部2bの全体をそれぞれ嵌め込ん
で溶接することにより取り付けられる。この際、ビーム
本体2の間隔Sが溶接部側になるようにする。
【0013】このようにして形成された自動車用ドアビ
ーム4は、図示は省略したが従来と同様にドア内部に取
り付けて使用される。従来と同様にビーム本体2の間隔
Sはドアの内方に向くようにして取り付け、外部からの
衝撃を直接受けないようにする。
【0014】外部からの衝撃に対してはビーム本体2の
中央部2aが対抗して充分な剛性を発揮し、両端部2b
は全長Bに亙ってブラケット3、3′に溶接されている
ので十分な強度が得られる。従って、ビーム本体2の中
央部2aが従来品と同じ径ならば、衝撃に対して従来品
と同等の剛性が得られ、両端部2bは従来品に比べて小
径であるからその分だけ軽量にすることができる。
【0015】上記実施例では、ビーム本体2を円形断面
形状としたが、角断面形状など他の断面形状でも有効で
ある。又、上記実施例では、ビーム本体2の中央部2a
は同一径であるが、両端部2bに近づくにつれて径が徐
々に減少する形状、即ちふくらみを持たせた形状として
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) 〜(ニ) は本発明に係るビーム本体の製造工
程を示す説明図。
【図2】ビーム本体の両端部にブラケットを取り付けた
例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ブランク 2…ビーム本体 3…ブラケット 4…自動車用ドアビーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板をプレス成形して管状のビーム本体を
    形成し、このビーム本体の両端部にブラケットを取り付
    けてなる自動車用ドアビームであって、前記鋼板は長尺
    状を成し、その四隅部が所定形状に切断除去され、前記
    ビーム本体の両端部は中央部より小径に形成されたこと
    を特徴とする自動車用ドアビーム。
JP13372598A 1998-05-15 1998-05-15 自動車用ドアビーム Pending JPH11321316A (ja)

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JP13372598A JPH11321316A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 自動車用ドアビーム

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JP13372598A JPH11321316A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 自動車用ドアビーム

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JPH11321316A true JPH11321316A (ja) 1999-11-24

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ID=15111458

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JP13372598A Pending JPH11321316A (ja) 1998-05-15 1998-05-15 自動車用ドアビーム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013168378A1 (ja) 2012-05-07 2013-11-14 Jfeスチール株式会社 自動車ドア補強部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013168378A1 (ja) 2012-05-07 2013-11-14 Jfeスチール株式会社 自動車ドア補強部材
CN104284790A (zh) * 2012-05-07 2015-01-14 杰富意钢铁株式会社 机动车门加强部件

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