JPH11319927A - 冷間圧延における鋼板形状制御方法 - Google Patents
冷間圧延における鋼板形状制御方法Info
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- JPH11319927A JPH11319927A JP10140403A JP14040398A JPH11319927A JP H11319927 A JPH11319927 A JP H11319927A JP 10140403 A JP10140403 A JP 10140403A JP 14040398 A JP14040398 A JP 14040398A JP H11319927 A JPH11319927 A JP H11319927A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 形状計の出力が得られる前の鋼板先端部の形
状を制御可能な冷間圧延機における鋼板形状制御方法を
提供する。 【解決手段】 被圧延材１の先端部が圧延機２を通板し
た直後には、形状計４により鋼板形状を計測することが
できない。このとき設定計算機５からの設定計算荷重Ｐ
CALと、圧延荷重計６からの圧延実績荷重ＰFBをもと
に、荷重変動率演算器７で荷重変動率αが演算される。
このαと設定計算機５からの設定ロールベンディング圧
力ＦCAL及び制御ゲインｇから、ベンディング圧力修正
量演算器８によりベンディング圧力修正量ΔＦが計算さ
れる。ΔＦはホールドメモリ９を経由して設定ロールベ
ンディング圧力ＦCALと加え合わされ、ベンディング圧
力制御装置１０へ入力される。ロールベンディング圧力
制御装置１０は、この値に基づいて圧延機２のロールベ
ンディング圧力を制御する。
状を制御可能な冷間圧延機における鋼板形状制御方法を
提供する。 【解決手段】 被圧延材１の先端部が圧延機２を通板し
た直後には、形状計４により鋼板形状を計測することが
できない。このとき設定計算機５からの設定計算荷重Ｐ
CALと、圧延荷重計６からの圧延実績荷重ＰFBをもと
に、荷重変動率演算器７で荷重変動率αが演算される。
このαと設定計算機５からの設定ロールベンディング圧
力ＦCAL及び制御ゲインｇから、ベンディング圧力修正
量演算器８によりベンディング圧力修正量ΔＦが計算さ
れる。ΔＦはホールドメモリ９を経由して設定ロールベ
ンディング圧力ＦCALと加え合わされ、ベンディング圧
力制御装置１０へ入力される。ロールベンディング圧力
制御装置１０は、この値に基づいて圧延機２のロールベ
ンディング圧力を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はバッチ式冷間圧延機
における圧延材先端の中伸び、両端伸びを通板初期にお
いて制御する鋼板形状制御方法に関するものである。
における圧延材先端の中伸び、両端伸びを通板初期にお
いて制御する鋼板形状制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】冷間圧延機で圧延される薄板において
は、板厚精度のみならず板巾方向における板厚分布、即
ち鋼板形状が品質上大切である。そのため圧延機出側に
鋼板形状計を設置して出側鋼板形状を測定し、圧延機に
付随する形状制御装置を用いて出側鋼板形状をフィード
バック制御している。この制御系の概要を図２に示す。
は、板厚精度のみならず板巾方向における板厚分布、即
ち鋼板形状が品質上大切である。そのため圧延機出側に
鋼板形状計を設置して出側鋼板形状を測定し、圧延機に
付随する形状制御装置を用いて出側鋼板形状をフィード
バック制御している。この制御系の概要を図２に示す。
【０００３】図２において、鋼板２１の先端が圧延機２
２を通過して巻取機２３に巻き付き、圧延機２２と巻取
機２３間に張力が発生すると形状計２４の測定が可能と
なる。この時点から鋼板２１の形状制御が開始される。
形状計２４で測定された鋼板２１の形状は、形状制御装
置２５に入力される。形状制御装置２５は、形状測定値
を形状設定値に一致させるような圧延機２２のワークロ
ールベンダ圧力を決定し、ワークロールベンディング圧
力制御装置２６に与える。ワークロールベンディング圧
力制御装置２６は、圧延機２２のワークロールベンダ圧
力がこの設定値になるように制御を行う。これら一連の
制御系により、鋼板２１の形状は目標値に保たれる。
２を通過して巻取機２３に巻き付き、圧延機２２と巻取
機２３間に張力が発生すると形状計２４の測定が可能と
なる。この時点から鋼板２１の形状制御が開始される。
形状計２４で測定された鋼板２１の形状は、形状制御装
置２５に入力される。形状制御装置２５は、形状測定値
を形状設定値に一致させるような圧延機２２のワークロ
ールベンダ圧力を決定し、ワークロールベンディング圧
力制御装置２６に与える。ワークロールベンディング圧
力制御装置２６は、圧延機２２のワークロールベンダ圧
力がこの設定値になるように制御を行う。これら一連の
制御系により、鋼板２１の形状は目標値に保たれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図２に
示すような形状制御系においては、鋼板２１の先端部が
巻取機２３に巻き付いて最終スタンド２２と巻取機２３
の間に張力が発生するまでの間は形状計２４の出力が得
られない。この制御系は、形状計２４を用いたフィード
バック制御であるため、形状計２４の出力が得られるま
で制御を開始することができず、従って、鋼板２１の先
端部の形状制御が不可能であるという問題点がある。ま
た、形状計２４による鋼板形状の計測が可能となった時
点において、初期形状偏差が大きく残っている場合があ
り、目標鋼板形状からの許容誤差範囲内まで鋼板形状を
制御して行くまでに時間がかかり、その分、形状品質不
良部が長くなって歩留のロスにつながるという問題点も
有する。
示すような形状制御系においては、鋼板２１の先端部が
巻取機２３に巻き付いて最終スタンド２２と巻取機２３
の間に張力が発生するまでの間は形状計２４の出力が得
られない。この制御系は、形状計２４を用いたフィード
バック制御であるため、形状計２４の出力が得られるま
で制御を開始することができず、従って、鋼板２１の先
端部の形状制御が不可能であるという問題点がある。ま
た、形状計２４による鋼板形状の計測が可能となった時
点において、初期形状偏差が大きく残っている場合があ
り、目標鋼板形状からの許容誤差範囲内まで鋼板形状を
制御して行くまでに時間がかかり、その分、形状品質不
良部が長くなって歩留のロスにつながるという問題点も
有する。
【０００５】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、バッチ式の冷間圧延機において、形
状計の出力が得られる前の鋼板先端部の形状を制御可能
な冷間圧延機における鋼板形状制御方法を提供すること
を課題とする。
になされたもので、バッチ式の冷間圧延機において、形
状計の出力が得られる前の鋼板先端部の形状を制御可能
な冷間圧延機における鋼板形状制御方法を提供すること
を課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第１の手段は、バッチ式冷間圧延機において、鋼板形
状計を用いたフィードバック制御が開始される以前に、
圧延機における設定計算荷重と実績荷重の偏差に基づい
て圧延機のロールベンダー設定圧力を修正制御すること
により、鋼板先端部の形状を制御することを特徴とする
冷間圧延における鋼板形状制御方法（請求項１）であ
る。
の第１の手段は、バッチ式冷間圧延機において、鋼板形
状計を用いたフィードバック制御が開始される以前に、
圧延機における設定計算荷重と実績荷重の偏差に基づい
て圧延機のロールベンダー設定圧力を修正制御すること
により、鋼板先端部の形状を制御することを特徴とする
冷間圧延における鋼板形状制御方法（請求項１）であ
る。
【０００７】通常、冷間圧延機では、圧延材毎に設定計
算を実施し、ドラフトスケジュールを圧延前に求め、設
定計算荷重、及びこれに対し目標形状を与える最適な設
定ロールベンディング圧力を計算している。しかしなが
ら実際には設定計算による設定計算荷重ＰCALと圧延実
績荷重ＰFBには種々の要因により誤差が生ずるのが一般
的である。したがって、設定計算荷重に対し設定された
設定ベンディング圧力では、最適な鋼板形状が得られな
い。
算を実施し、ドラフトスケジュールを圧延前に求め、設
定計算荷重、及びこれに対し目標形状を与える最適な設
定ロールベンディング圧力を計算している。しかしなが
ら実際には設定計算による設定計算荷重ＰCALと圧延実
績荷重ＰFBには種々の要因により誤差が生ずるのが一般
的である。したがって、設定計算荷重に対し設定された
設定ベンディング圧力では、最適な鋼板形状が得られな
い。
【０００８】一般的に、圧延荷重実績ＰFBが設定計算荷
重ＰCALよりも大きければ鋼板形状は両端伸びとなり、
逆であれば中伸びとなる。よって、圧延機における設定
計算荷重ＰCALと実績荷重のＰFB偏差に基づいて、予想
される両端伸び又は中伸びを打ち消すように圧延機のロ
ールベンダー設定圧力を修正制御することにより、鋼板
先端部の形状を制御することができる。
重ＰCALよりも大きければ鋼板形状は両端伸びとなり、
逆であれば中伸びとなる。よって、圧延機における設定
計算荷重ＰCALと実績荷重のＰFB偏差に基づいて、予想
される両端伸び又は中伸びを打ち消すように圧延機のロ
ールベンダー設定圧力を修正制御することにより、鋼板
先端部の形状を制御することができる。
【０００９】前記課題を解決するための第２の手段は、
バッチ式冷間圧延機において、鋼板形状計を用いたフィ
ードバック制御が開始される以前に、圧延機における設
定計算荷重と実績荷重の偏差に基づいて圧延機のロール
ベンダー設定圧力を修正制御することにより、鋼板先端
部の形状を制御し、鋼板形状計の出力を用いたフィード
バック制御が開始された後においては、当該フィードバ
ック制御が開始される直前のロールベンダ設定圧力と前
記フィードバック制御からのロールベンダ圧力修正値の
和を、圧延機のロールベンダの修正圧力値とすることを
特徴とする冷間圧延における鋼板形状制御方法（請求項
２）である。
バッチ式冷間圧延機において、鋼板形状計を用いたフィ
ードバック制御が開始される以前に、圧延機における設
定計算荷重と実績荷重の偏差に基づいて圧延機のロール
ベンダー設定圧力を修正制御することにより、鋼板先端
部の形状を制御し、鋼板形状計の出力を用いたフィード
バック制御が開始された後においては、当該フィードバ
ック制御が開始される直前のロールベンダ設定圧力と前
記フィードバック制御からのロールベンダ圧力修正値の
和を、圧延機のロールベンダの修正圧力値とすることを
特徴とする冷間圧延における鋼板形状制御方法（請求項
２）である。
【００１０】この手段によれば、形状計出力によるフィ
ードバック制御が開始される以前は、前記第１の手段で
述べた制御が行われており、圧延機のロールベンダの設
定圧力は、鋼板の形状を目標値に保つのに必要な圧力と
なっている。フィードバック制御においては、フィード
バック制御が開始される直前のロールベンダ設定圧力と
前記フィードバック制御からのロールベンダ圧力修正値
の和が、圧延機のロールベンダの修正圧力値とされてい
るので、フィードバック制御の開始前と開始後において
バンプレスな切換が行われ、フィードバック制御への移
行がスムースに行われる。
ードバック制御が開始される以前は、前記第１の手段で
述べた制御が行われており、圧延機のロールベンダの設
定圧力は、鋼板の形状を目標値に保つのに必要な圧力と
なっている。フィードバック制御においては、フィード
バック制御が開始される直前のロールベンダ設定圧力と
前記フィードバック制御からのロールベンダ圧力修正値
の和が、圧延機のロールベンダの修正圧力値とされてい
るので、フィードバック制御の開始前と開始後において
バンプレスな切換が行われ、フィードバック制御への移
行がスムースに行われる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図を用いて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係
る形状制御装置の概要の例を示す図である。図１におい
て、１は被圧延材、２は圧延機、３は巻取機、４は形状
計、５は設定計算機、６は圧延荷重計、７は荷重変動率
演算器、８はロールベンディング圧力修正演算器、９は
ホールドメモリ、１０はロールベンディング圧力制御装
置、１１は形状フィードバック制御開始信号、１２はス
イッチ、１３は形状フィードバック制御演算器である。
図を用いて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係
る形状制御装置の概要の例を示す図である。図１におい
て、１は被圧延材、２は圧延機、３は巻取機、４は形状
計、５は設定計算機、６は圧延荷重計、７は荷重変動率
演算器、８はロールベンディング圧力修正演算器、９は
ホールドメモリ、１０はロールベンディング圧力制御装
置、１１は形状フィードバック制御開始信号、１２はス
イッチ、１３は形状フィードバック制御演算器である。
【００１２】図１においては、被圧延材１が６重圧延機
であるＨＣミルの圧延機２を通板中の場合が例示されて
いる。被圧延材１の先端部が圧延機２を通板した直後に
は、被圧延材１が巻取機３まで到達していないため、圧
延機２の出側張力が確立しておらず、形状計４により鋼
板形状を計測することができない。このとき設定計算機
５からの設定計算荷重ＰCALと、圧延機２に付随する圧
延荷重計６からの圧延実績荷重ＰFBをもとに、荷重変動
率演算器７で荷重変動率αが α＝（ＰFB−ＰCAL）／ＰCAL …（１） として演算される。
であるＨＣミルの圧延機２を通板中の場合が例示されて
いる。被圧延材１の先端部が圧延機２を通板した直後に
は、被圧延材１が巻取機３まで到達していないため、圧
延機２の出側張力が確立しておらず、形状計４により鋼
板形状を計測することができない。このとき設定計算機
５からの設定計算荷重ＰCALと、圧延機２に付随する圧
延荷重計６からの圧延実績荷重ＰFBをもとに、荷重変動
率演算器７で荷重変動率αが α＝（ＰFB−ＰCAL）／ＰCAL …（１） として演算される。
【００１３】さらにこのαと設定計算機５からの設定ロ
ールベンディング圧力ＦCAL及び制御ゲインｇから、ベ
ンディング圧力修正量演算器８によりベンディング圧力
修正量ΔＦが ΔＦ＝ｇ・α・ＦCAL …（２） として計算される。
ールベンディング圧力ＦCAL及び制御ゲインｇから、ベ
ンディング圧力修正量演算器８によりベンディング圧力
修正量ΔＦが ΔＦ＝ｇ・α・ＦCAL …（２） として計算される。
【００１４】ΔＦはホールドメモリ９を経由して設定ロ
ールベンディング圧力ＦCAL及び形状フィードバック制
御量ＦCNTと加え合わされ、ベンディング圧力制御装置
１０へ入力される。ロールベンディング圧力制御装置１
０は、この値に基づいて圧延機２のロールベンディング
圧力を制御する。
ールベンディング圧力ＦCAL及び形状フィードバック制
御量ＦCNTと加え合わされ、ベンディング圧力制御装置
１０へ入力される。ロールベンディング圧力制御装置１
０は、この値に基づいて圧延機２のロールベンディング
圧力を制御する。
【００１５】なお、このときは、形状フィードバック制
御開始信号１１がオンになっていないため、ホールドメ
モリ９はΔＦをホールドせず、制御周期毎に入力されて
くるΔＦの値をそのまま出力する。また、スイッチ１２
がオフとなっているため、形状フィードバック制御演算
器１３には形状計４の出力は入力されず、従って、形状
フィードバック制御演算器１３の出力ＦCNTは０であ
る。
御開始信号１１がオンになっていないため、ホールドメ
モリ９はΔＦをホールドせず、制御周期毎に入力されて
くるΔＦの値をそのまま出力する。また、スイッチ１２
がオフとなっているため、形状フィードバック制御演算
器１３には形状計４の出力は入力されず、従って、形状
フィードバック制御演算器１３の出力ＦCNTは０であ
る。
【００１６】通板が進み、巻取機３に被圧延材１が巻き
付くと、圧延機２の出側張力が確立し形状計４による鋼
板形状計測が可能となる。このとき形状フィードバック
制御開始信号１１がオンとなる。形状フィードバック制
御開始信号１１がオンになると、ホールドメモリ９はそ
のときのΔＦの値をホールドする。また同時に、スイッ
チ１２がオンとなり、形状計４から鋼板形状信号が形状
フィードバック制御演算器１３に入力される。形状フィ
ードバック制御演算器１３は、この信号と目標鋼板形状
から、目標鋼板形状が得られるような形状フィードバッ
ク制御量ＦCNTを演算し出力する。これにより、通常の
形状フィードバック制御が開始される。
付くと、圧延機２の出側張力が確立し形状計４による鋼
板形状計測が可能となる。このとき形状フィードバック
制御開始信号１１がオンとなる。形状フィードバック制
御開始信号１１がオンになると、ホールドメモリ９はそ
のときのΔＦの値をホールドする。また同時に、スイッ
チ１２がオンとなり、形状計４から鋼板形状信号が形状
フィードバック制御演算器１３に入力される。形状フィ
ードバック制御演算器１３は、この信号と目標鋼板形状
から、目標鋼板形状が得られるような形状フィードバッ
ク制御量ＦCNTを演算し出力する。これにより、通常の
形状フィードバック制御が開始される。
【００１７】形状フィードバック制御が開始された後の
圧延機のロールベンダの圧力修正値は（ΔＦ＋ＦCNT）
となるが、前述のように、ΔＦは形状フィードバック制
御が開始される直前の値にホールドされている。よっ
て、形状フィードバック制御の開始に際して、バンプレ
スな制御が可能となる。
圧延機のロールベンダの圧力修正値は（ΔＦ＋ＦCNT）
となるが、前述のように、ΔＦは形状フィードバック制
御が開始される直前の値にホールドされている。よっ
て、形状フィードバック制御の開始に際して、バンプレ
スな制御が可能となる。
【００１８】被圧延材１の圧延が終了するとホールドメ
モリ９、及び各変数、定数、演算器等はリセットされ、
次の圧延材の圧延に備える。
モリ９、及び各変数、定数、演算器等はリセットされ、
次の圧延材の圧延に備える。
【００１９】以上のような実施の形態により、バッチ式
冷間圧延機において、通板時の圧延材トップ部からより
良い鋼板形状を得ることができ、形状フィードバック制
御開始時点の初期形状偏差を小さく抑え込むことができ
る。
冷間圧延機において、通板時の圧延材トップ部からより
良い鋼板形状を得ることができ、形状フィードバック制
御開始時点の初期形状偏差を小さく抑え込むことができ
る。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項１に係る発明においては、鋼板形状計を用いたフィー
ドバック制御が開始される以前に、圧延機における設定
計算荷重と実績荷重の偏差に基づいて圧延機のロールベ
ンダー設定圧力を修正制御しているので、形状計の出力
が得られる前の鋼板先端部の形状を制御することができ
る。
項１に係る発明においては、鋼板形状計を用いたフィー
ドバック制御が開始される以前に、圧延機における設定
計算荷重と実績荷重の偏差に基づいて圧延機のロールベ
ンダー設定圧力を修正制御しているので、形状計の出力
が得られる前の鋼板先端部の形状を制御することができ
る。
【００２１】また、請求項２に係る発明においては、こ
れに加え、形状計の出力を用いたフィードバック制御が
開始された後においては、当該フィードバック制御が開
始される直前のロールベンダ設定圧力と前記フィードバ
ック制御からのロールベンダ圧力修正値の和を、圧延機
のロールベンダの修正圧力値としているので、フィード
バック制御の開始前と開始後においてバンプレスな切換
が行われ、フィードバック制御への移行がスムースに行
われる。
れに加え、形状計の出力を用いたフィードバック制御が
開始された後においては、当該フィードバック制御が開
始される直前のロールベンダ設定圧力と前記フィードバ
ック制御からのロールベンダ圧力修正値の和を、圧延機
のロールベンダの修正圧力値としているので、フィード
バック制御の開始前と開始後においてバンプレスな切換
が行われ、フィードバック制御への移行がスムースに行
われる。
【図１】本発明の実施の形態に係る形状制御装置の概要
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図２】従来の形状制御装置の概要を示す図である。
１ 被圧延材 ２ 圧延機 ３ 巻取機 ４ 形状計 ５ 設定計算機 ６ 圧延荷重計 ７ 荷重変動率演算器 ８ ロールベンディング圧力修正演算器 ９ ホールドメモリ １０ ロールベンディング圧力制御装置 １１ 形状フィードバック制御開始信号 １２ スイッチ １３ 形状フィードバック制御演算器
Claims (2)
- 【請求項１】 バッチ式冷間圧延機において、鋼板形状
計を用いたフィードバック制御が開始される以前に、圧
延機における設定計算荷重と実績荷重の偏差に基づいて
圧延機のロールベンダー設定圧力を修正制御することに
より、鋼板先端部の形状を制御することを特徴とする冷
間圧延における鋼板形状制御方法。 - 【請求項２】 バッチ式冷間圧延機において、鋼板形状
計を用いたフィードバック制御が開始される以前に、圧
延機における設定計算荷重と実績荷重の偏差に基づいて
圧延機のロールベンダー設定圧力を修正制御することに
より、鋼板先端部の形状を制御し、鋼板形状計の出力を
用いたフィードバック制御が開始された後においては、
当該フィードバック制御が開始される直前のロールベン
ダ設定圧力と前記フィードバック制御からのロールベン
ダ圧力修正値の和を、圧延機のロールベンダの修正圧力
値とすることを特徴とする冷間圧延における鋼板形状制
御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10140403A JPH11319927A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 冷間圧延における鋼板形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10140403A JPH11319927A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 冷間圧延における鋼板形状制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11319927A true JPH11319927A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15267966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10140403A Pending JPH11319927A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 冷間圧延における鋼板形状制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11319927A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030052421A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 조질압연기에서 스트립의 형상 측정 및 개선을 위한보조장치 |
| CN102553941A (zh) * | 2012-01-16 | 2012-07-11 | 中冶南方工程技术有限公司 | 冷轧机板形调控功效系数离线自学习方法 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP10140403A patent/JPH11319927A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030052421A (ko) * | 2001-12-21 | 2003-06-27 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 조질압연기에서 스트립의 형상 측정 및 개선을 위한보조장치 |
| CN102553941A (zh) * | 2012-01-16 | 2012-07-11 | 中冶南方工程技术有限公司 | 冷轧机板形调控功效系数离线自学习方法 |
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