JPH11319828A - 浄化槽およびその流量制御装置 - Google Patents

浄化槽およびその流量制御装置

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JPH11319828A
JPH11319828A JP12893098A JP12893098A JPH11319828A JP H11319828 A JPH11319828 A JP H11319828A JP 12893098 A JP12893098 A JP 12893098A JP 12893098 A JP12893098 A JP 12893098A JP H11319828 A JPH11319828 A JP H11319828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄化槽において膜分離処理を行うための処理
槽の液面を安定化させることができ、しかも故障が少な
く、信頼性が高い浄化槽およびその流量制御装置を提供
すること。 【解決手段】 流量制御装置28が、第1処理槽16か
ら流入する被処理液を一時的に貯留することが可能な貯
留部40と、貯留部40に接続してあり、当該貯留部に
一時的に貯留された被処理液を第1処理槽16に戻すた
めの戻り流路が形成してある戻り通路42と、貯留部4
0に流入する被処理液を第2処理槽18内に導くための
ガイド流路が内部に形成されたガイド管44と、ガイド
管44の内部に装着され、第2処理槽18の液面位置に
応じて移動し、第2処理槽18の液面が最大液面位置と
なった場合に、ガイド流路を閉塞し、液面が最低液面位
置になった場合に、ガイド流路を最大限に開くように構
成してあるフロート部材50とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄化槽およびその
流量制御装置に係り、さらに詳しくは、浄化槽において
膜分離処理を行うための処理槽の液面を安定化させるこ
とができ、しかも故障が少なく、信頼性が高い浄化槽お
よびその流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】膜分離活性汚泥法に基づく浄化槽は、被
処理水が流入する第1処理槽と、膜分離装置が装着して
ある第2処理槽と、第2処理槽で処理された処理液を放
流するための第3処理槽との最低三つの室を有する。こ
のような浄化槽においては、膜分離装置が装着してある
第2処理槽の液面を一定にすることが重要である。
【0003】第2処理槽の液面を一定にすることで、膜
分離装置に作用する水頭圧が一定になり、膜分離装置に
おける膜分離処理が安定化する。
【0004】このため、たとえば特開平09−1380
92号公報に示すように、浄化槽に流量調整槽を設け、
その流量調整槽から後続の処理槽の内、特に膜分離装置
が内蔵してある処理槽での液面が一定となるように、フ
ロートスイッチを設けた浄化槽が提案されている。この
浄化槽では、フロートスイッチにより、流量調整槽の液
面を検出し、その液面位置に応じてポンプの制御を行っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
フロートスイッチにより、槽の液面を電気信号として検
出する浄化槽では、スイッチの電気系統が故障した場合
に、浄化槽として機能しなくなるおそれがある。また、
フロートスイッチによりポンプの駆動および停止を制御
する電気系統は、ポンプを運転し続ける電気系統に比べ
て故障が多いという課題もある。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、浄化槽において膜分離処理を行うための処理槽の液
面を安定化させることができ、しかも故障が少なく、信
頼性が高い浄化槽およびその流量制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る浄化槽は、浄化すべき被処理液を一時
貯留する第1処理槽と、前記第1処理槽の内部に貯留し
てある被処理液が流入され、膜分離装置が装着してある
第2処理槽と、前記第1処理槽から第2処理槽へ流入す
る被処理液の流量を制御する流量制御装置とを有する浄
化槽であって、前記流量制御装置が、前記第1処理槽か
ら流入する被処理液を一時的に貯留することが可能な貯
留部と、前記貯留部に接続してあり、当該貯留部に一時
的に貯留された被処理液を前記第1処理槽に戻すための
戻り流路が形成してある戻り通路と、前記貯留部に流入
する被処理液を前記第2処理槽内に導くためのガイド流
路が形成されたガイド管と、前記ガイド管の内部に装着
され、前記第2処理槽の液面位置に応じて移動し、前記
第2処理槽の液面が最大液面位置となった場合に、前記
ガイド流路を閉塞し、前記液面が最低液面位置になった
場合に、前記ガイド流路を最大限に開くように構成して
あるフロート部材と、を有する。
【0008】また、本発明に係る流量制御装置は、第1
処理槽から流入する被処理液を一時的に貯留することが
可能な貯留部と、前記貯留部に接続してあり、当該貯留
部に一時的に貯留された被処理液を前記第1処理槽に戻
すための戻り流路が形成してある戻り通路と、前記貯留
部に流入する被処理液を第2処理槽内に導くためのガイ
ド流路が形成されたガイド管と、前記ガイド管の内部に
装着され、前記第2処理槽の液面位置に応じて移動し、
前記第2処理槽の液面が最大液面位置となった場合に、
前記ガイド流路を閉塞し、前記液面が最低液面位置にな
った場合に、前記ガイド流路を最大限に開くように構成
してあるフロート部材と、を有する。
【0009】本発明に係る浄化槽は、前記第1処理槽お
よび第2処理槽以外の処理槽を具備しても良い。本発明
において、第1処理槽は、特に限定されないが、内部に
嫌気性菌が収容してあり嫌気性処理を行う槽、および/
または脱窒素処理を行う槽であっても良い。
【0010】本発明において、膜分離装置とは、特に限
定されないが、例えば多数の平板状の濾過膜を平行に配
置してなるものであり、濾過膜により、生物処理済みの
液と汚泥とを固液分離するなどの処理を行うものであ
る。濾過膜としては、特に限定されないが、平膜、中空
糸膜、セラミック膜などが用いられる。また、濾過膜は
円筒状のものを多数配置したものであってもよい。
【0011】本発明において、貯留部としては、特に限
定されないが、上部が開口してある箱形の容器であるこ
とが好ましい。
【0012】本発明において、戻り通路は、貯留部に一
時的に貯留してある被処理水を第1処理槽へ戻す流路が
形成してあるものであれば、特に限定されないが、たと
えば戻り管、戻り樋などで構成される。
【0013】本発明において、ガイド管には、管の内部
と外部とを連通する複数の側孔が形成してあることが好
ましく、これらの側孔を、ガイド管の長手方向に沿って
所定長さの範囲に形成することで、ガイド流路の一部を
構成することが好ましい。
【0014】また、ガイド管と貯留部との接続部には、
フロート部材の外径よりも小さな内径の貫通孔が形成し
てあることが好ましい。前記第2処理槽の液面が最大液
面位置となった場合に、ガイド管の内部でフロート部材
も同時に移動して貫通孔を閉塞するようになっている。
【0015】本発明において、フロート部材としては、
特に限定されないが、その形状は、球形であることが好
ましく、その内部は中空でも中実であっても良い。フロ
ート部材の内部が中実の場合には、フロート部材を構成
する材質は、水よりも比重が軽いことが必要である。フ
ロート部材の内部が中空の場合には、フロート部材を構
成する部材の材質を、水よりも比重が重いもので構成す
ることができるが、フロート部材全体として、水に浮く
ように設計する必要がある。
【0016】
【作用】本発明に係る流量制御装置およびそれを用いた
浄化槽では、膜分離装置が配置された第2処理槽の液面
が最大液面位置となった場合には、フロート部材が、ガ
イド管の内部でガイド流路を閉塞する位置に移動する。
その結果、第1処理槽から貯留部に入り込む被処理水の
全ては、戻り通路を通して、第1処理槽へと戻る。ま
た、第2処理槽の液面が最小液面位置となった場合に
は、フロート部材が、ガイド管の内部でガイド流路を最
大限に開く位置に移動する。その結果、第1処理槽から
貯留部に入り込む被処理水のほとんどは、ガイド管のガ
イド流路を通して、第2処理槽へ流入する。
【0017】したがって、第1処理槽から貯留部へ被処
理液を送るポンプなどの送液手段を常時運転しても、フ
ロート部材を有する流量制御装置が、自動的に、第2処
理槽の液面を制御することになる。その結果、第2処理
槽内の膜分離装置には、常に一定の値以上の水頭圧が加
わり、常に良好な膜分離処理を行うことができる。ま
た、電気系統を用いて被処理液の流量を制御するのでは
ないため、故障が少なく、浄化槽の信頼性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0019】図1は本発明の1実施形態に係る浄化槽の
概略断面図、図2は図1に示す流量制御装置の一部断面
斜視図である。
【0020】図1に示すように、本実施形態に係る浄化
槽2は、たとえばノルボルネン系モノマーの反応射出成
形体で構成してある浄化槽本体4を有する。この浄化槽
本体4は、例えば上部浄化槽本体と下部浄化槽本体と
を、組み合わせることにより組み立てられる。
【0021】浄化槽2には、浄化槽のメンテナンスなど
のために必要となるマンホール6が浄化槽本体4の長手
方向に形成してある。各マンホール6には、図示省略し
てあるマンホール蓋が取り付けられる。また、浄化槽本
体4の長手方向の両端には、汚水を導入するための流入
口8と、処理を終えた浄化水を放流するための放流口1
0がそれぞれ形成してある。
【0022】この浄化槽2は、膜分離活性汚泥法に基づ
く浄化槽であり、浄化槽本体4の内部は、長手方向に沿
って複数の仕切り板12,13および隔壁14により複
数の処理槽16,18,20,22に区切られている。
本実施形態では、汚水が導入される上流側から、第1処
理槽16、第2処理槽18、第3処理槽20および消毒
槽22の都合4室の処理槽が形成してある。
【0023】第1処理槽16は、流入口8から汚水が導
入される処理槽であり、この第1処理槽16には、嫌気
性菌が付着した嫌気性濾床などが支持されており、流入
口16から流入した汚水(被処理液)は、嫌気性濾床を
通過する際に嫌気性処理が施されるようになっている。
嫌気性菌としては、特に限定されないが、メトパス(M
eto−pus)属、パラメシウム(Parameci
um)属、カーノモルファ(Caenomorpha)
属、サプロディミウム(Saprodimium)属な
どが用いられる。嫌気性菌は、汚水中の有機物を、酢酸
やプロピオン酸などの有機酸に低分子化し、さらにこの
有機酸は、メタン菌などによってメタンガスや二酸化炭
素ガスに分解される。
【0024】第1処理槽16の底部には、第1ポンプ2
4が配置してあり、第1処理槽16の底部に存在する被
処理液を、第1送り管26を通して、第2処理槽18の
上部で仕切り板12の近くに配置してある流量制御装置
28へと送るようになっている。第1ポンプ24は、常
時稼働してあり、一定量の被処理液を流量制御装置28
へと送るようになっている。
【0025】第2処理槽18の内部には、膜分離装置3
0が配置してある。膜分離装置30には、多数の平板状
の濾過膜が直立状態で平行に配置してあり、被処理液
は、濾過膜を通過しながら浄化されるようになってい
る。濾過膜としては、たとえば平膜、中空糸膜、円板状
膜、セラミック膜などが用いられる。濾過膜を通過して
浄化された処理液は、膜分離装置30の上部に接続して
ある第2送り管32を通して、第3処理槽20へと送ら
れるようになっている。第2送り管32には、バルブ3
3などが装着してあり、第2送り管32を通して流れる
処理水の流量設定を変更可能にしてある。
【0026】なお、膜分離装置30の下方には、気泡を
発生する散気装置などを配置し、膜分離装置の濾過膜の
間に気泡を供給し、濾過膜の膜面に対する汚泥などの付
着し過ぎを防止すると共に、処理槽18内における被処
理液の循環を促進させても良い。
【0027】第3処理槽20は、処理済みの液を外部に
放流するための槽であり、その底部には、第2ポンプ3
4が配置してあり、第2送り管32を通して第3処理槽
20へ流入してくる処理済み液を、第3送り管36を通
して、消毒槽22へと送るようになっている。消毒槽2
2は、隔壁14によって仕切られており、当該消毒槽2
2には、図示しない薬剤筒が具備してあり、処理済み液
は、薬剤筒から供給された消毒剤で塩素消毒された後、
放流口10を通って浄化水として外部に放流される。
【0028】本実施形態では、図2に示すように、流量
制御装置28は、第1送り管26を通して第1処理槽1
6から流入する被処理液を一時的に貯留することが可能
な貯留部40を有する。本実施形態では、貯留部40
は、上部が開口してある矩形の箱であり、その1側壁に
は、貯留部40に一時的に貯留された被処理液を第1処
理槽16に戻すための戻り流路が形成してある戻り管
(戻り通路)42が接続してある。
【0029】戻り管42の一方の開口端は貯留部40の
内部に連通し、他方の開口端は、第1処理室16の内部
に開いている。貯留部40の底部には、ガイド管44の
上端が接続してあり、貯留部40の底部に形成してある
貫通孔46を通して、貯留部40の内部とガイド管44
の内部とが連通してある。ガイド管44の下端は、第2
処理槽の底部に向けて開口してある。
【0030】ガイド管44には、管の内部と外部とを連
通する複数の側孔48が形成してある。これらの側孔4
8は、ガイド管44の長手方向に沿って所定長さの範囲
に形成してある。所定の長さ範囲とは、図1に示す第2
処理槽18における膜分離装置30にとって必要な最低
液面位置WL1から、最大液面位置WL2までの範囲で
ある。
【0031】このガイド管44の内部には、フロート部
材50が管の軸方向に沿って移動自在に装着してある。
フロート部材50は、本実施形態では、内部が空洞にな
っているポリ塩化ビニル製の球体で構成してあり、水に
対して浮くようになっている。フロート部材50の外径
は、ガイド管44の内径に対して、80〜99%程度小
さいことが好ましく、また、貫通孔46の内径に対し
て、110〜160%大きいことが好ましい。フロート
部材50は、第2処理槽18の内部に貯留してある被処
理水の液面に浮くように構成してあり、液面が最大液面
位置WL2に到達した場合には、貫通孔46を塞ぎ、貯
留部40から第2処理槽18への被処理水の流れは遮断
される。また、第2処理槽18の内部での被処理水の液
面が最低液面位WL1に到達した場合には、フロート部
材50もそれに応じて移動し、ガイド管44に形成して
ある全ての側孔48を通して、貯留部40の内部へ送ら
れてくる被処理水を第2処理槽18へと案内する。
【0032】なお、ガイド管44の下端開口には、フロ
ート部材50の落下を防止するストッパ部材を設けても
良い。ストッパ部材としては、液体の流通が可能で、且
つフロート部材を落下させないものであれば良く、たと
えば、小孔が形成されたプレートや、金網などが例示さ
れる。このストッパ部材を設けることで、ガイド管44
の長さを短くできる。
【0033】本実施形態では、貫通孔46、ガイド管4
4の内部流路および側孔48が、本発明のガイド流路を
構成する。
【0034】本実施形態に係る流量制御装置28および
それを用いた浄化槽2では、膜分離装置30が配置され
た第2処理槽18の液面が最大液面位置WL2となった
場合には、フロート部材50が、ガイド管44の内部で
貫通孔46を閉塞する位置に移動する。その結果、第1
処理槽16から貯留部40に入り込む被処理水の全て
は、戻り管42を通して、第1処理槽16へと戻る。ま
た、第2処理槽18の液面が最小液面位置WL1となっ
た場合には、フロート部材50が、ガイド管4444に
形成してある側孔を全て開く位置に移動する。その結
果、第1処理槽16から第1送り管26を通して貯留部
40に入り込む被処理水のほとんどは、ガイド管44の
貫通孔46および側孔48を通して、第2処理槽18へ
流入する。
【0035】したがって、第1処理槽16から貯留部4
0へ被処理液を送る第1ポンプ24を常時運転しても、
フロート部材50を有する流量制御装置28が、自動的
に、第2処理槽18の液面を制御することになる。その
結果、第2処理槽18内の膜分離装置30には、常に一
定の水頭圧が加わり、常に良好な膜分離処理を行うこと
ができる。また、電気系統を用いて被処理液の流量を制
御するのではないため、故障が少なく、浄化槽の信頼性
が向上する。
【0036】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0037】たとえば、上述した実施形態に係る浄化槽
では、内部に4つの槽16,18,20,22を設けた
が、それ以上の槽を新たに付加しても良い。たとえば第
1処理槽16と第2処理槽18との間には、脱窒素槽
(活性汚泥槽)を設けても良い。その場合には、第1ポ
ンプ24は、脱窒素槽にも配置しても良い。なお、本発
明に係る浄化槽には、最低限、第1処理槽16と第2処
理槽18とがあればよい。
【0038】また、本発明に係る流量制御装置は、必ず
しも第2処理槽18のみに対して具備させる必要はな
く、浄化槽の内部の他の槽に対して具備させても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
流量制御装置およびそれを用いた浄化槽によれば、第1
処理槽から貯留部へ被処理液を送るポンプなどの送液手
段を常時運転しても、フロート部材を有する流量制御装
置が、自動的に、第2処理槽の液面を制御することにな
る。その結果、第2処理槽内の膜分離装置には、常に一
定の水頭圧が加わり、常に良好な膜分離処理を行うこと
ができる。また、電気系統を用いて被処理液の流量を制
御するのではないため、故障が少なく、浄化槽の信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る浄化槽の概
略断面図である。
【図2】 図2は図1に示す流量制御装置の一部断面斜
視図である。
【符号の説明】
2… 浄化槽 4… 浄化槽本体 6… マンホール 8… 流入口 10… 放流口 12,13… 仕切り板 14… 隔壁 16… 第1処理槽 18… 第2処理槽 20… 第3処理槽 22… 消毒槽 24,34… ポンプ 28… 流量制御装置 30… 膜分離装置 40… 貯留部 42… 戻り管 44… ガイド管 46… 貫通孔 48… 側孔 50… フロート部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化すべき被処理液を一時貯留する第1
    処理槽と、 前記第1処理槽の内部に貯留してある被処理液が流入さ
    れ、膜分離装置が装着してある第2処理槽と、 前記第1処理槽から第2処理槽へ流入する被処理液の流
    量を制御する流量制御装置とを有する浄化槽であって、 前記流量制御装置が、 前記第1処理槽から流入する被処理液を一時的に貯留す
    ることが可能な貯留部と、 前記貯留部に接続してあり、当該貯留部に一時的に貯留
    された被処理液を前記第1処理槽に戻すための戻り流路
    が形成してある戻り通路と、 前記貯留部に流入する被処理液を前記第2処理槽内に導
    くためのガイド流路が形成されたガイド管と、 前記ガイド管の内部に装着され、前記第2処理槽の液面
    位置に応じて移動し、前記第2処理槽の液面が最大液面
    位置となった場合に、前記ガイド流路を閉塞し、前記液
    面が最低液面位置になった場合に、前記ガイド流路を最
    大限に開くように構成してあるフロート部材と、 を有する浄化槽。
  2. 【請求項2】 第1処理槽から流入する被処理液を一時
    的に貯留することが可能な貯留部と、 前記貯留部に接続してあり、当該貯留部に一時的に貯留
    された被処理液を前記第1処理槽に戻すための戻り流路
    が形成してある戻り通路と、 前記貯留部に流入する被処理液を第2処理槽内に導くた
    めのガイド流路が形成されたガイド管と、 前記ガイド管の内部に装着され、前記第2処理槽の液面
    位置に応じて移動し、前記第2処理槽の液面が最大液面
    位置となった場合に、前記ガイド流路を閉塞し、前記液
    面が最低液面位置になった場合に、前記ガイド流路を最
    大限に開くように構成してあるフロート部材と、 を有する浄化槽の流量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド管には、側孔が形成してあ
    り、当該側孔が、前記ガイド流路の一部となる請求項2
    に記載の流量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109825339A (zh) * 2019-03-08 2019-05-31 黄冈师范学院 简易收集净化贮存输送沼气的装置及方法

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