JPH11319722A - 単球分別装置 - Google Patents
単球分別装置Info
- Publication number
- JPH11319722A JPH11319722A JP13904298A JP13904298A JPH11319722A JP H11319722 A JPH11319722 A JP H11319722A JP 13904298 A JP13904298 A JP 13904298A JP 13904298 A JP13904298 A JP 13904298A JP H11319722 A JPH11319722 A JP H11319722A
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- Japan
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- inclined surface
- ball
- diameter
- single sphere
- groove
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、効率良く単球と異径連球とを
分離しうる装置の提供を課題とする。 【解決手段】 単球と連球との混合物を供給するための
供給装置と該混合物を落下させるための傾斜面と、傾斜
面より転がり落ちてくる単球を回収する回収部から構成
される単球分別装置であり供給部と傾斜面との間および
／または傾斜面の途中に溝構造部を設ける。また、好ま
しくは該溝構造部をエンドレスベルト方式にする。
分離しうる装置の提供を課題とする。 【解決手段】 単球と連球との混合物を供給するための
供給装置と該混合物を落下させるための傾斜面と、傾斜
面より転がり落ちてくる単球を回収する回収部から構成
される単球分別装置であり供給部と傾斜面との間および
／または傾斜面の途中に溝構造部を設ける。また、好ま
しくは該溝構造部をエンドレスベルト方式にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は半田ボール等の小球
の製造に用いる分別装置に関し、より具体的には小球の
分別装置に関する。
の製造に用いる分別装置に関し、より具体的には小球の
分別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】半田ボール等の金属小球の製造方法のひ
とつに溶解した溶融金属を気中または冷却溶媒に吐出し
て冷却し、金属球を得る方法が知られている。この製造
方法においては単独の単球以外に球が複数個連なった連
球と呼ばれるものが発生する。これらの連球は通常不良
品となるため、選別し、除去することが行われる。
とつに溶解した溶融金属を気中または冷却溶媒に吐出し
て冷却し、金属球を得る方法が知られている。この製造
方法においては単独の単球以外に球が複数個連なった連
球と呼ばれるものが発生する。これらの連球は通常不良
品となるため、選別し、除去することが行われる。
【０００３】単球と連球とを分離する技術としては、従
来より一方向の仰角を持つ傾斜面の上方より単球と連球
との混合物を傾斜面に従って転がし落とす方法がとられ
ている。これは、単球は傾斜面にしたがって落下する
が、連球の場合には単球と異なり、木の葉落とし状に左
右に大きく振れながら落下することを利用したものであ
る。すなわち、このような落下挙動をとるため、落下さ
せる斜面の幅を調整すれば、単球のみを傾斜面の下部に
落下させ、連球を傾斜面の左右に振り分けて落下させる
ことが可能となる。
来より一方向の仰角を持つ傾斜面の上方より単球と連球
との混合物を傾斜面に従って転がし落とす方法がとられ
ている。これは、単球は傾斜面にしたがって落下する
が、連球の場合には単球と異なり、木の葉落とし状に左
右に大きく振れながら落下することを利用したものであ
る。すなわち、このような落下挙動をとるため、落下さ
せる斜面の幅を調整すれば、単球のみを傾斜面の下部に
落下させ、連球を傾斜面の左右に振り分けて落下させる
ことが可能となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
では、異径球が繋がった連球（以下、「異径連球」と示
す。）は必ずしも十分に分別できないという問題があ
る。具体的には、異径連球の片方の球径が他の球径より
極めて小さい場合、異径連球の転がりは大きな球と小さ
な球との中心を通る軸を回転軸として起こりやすく、そ
うした場合、異径連球の落下挙動と単球の落下挙動とは
変わらなくなるからである。
では、異径球が繋がった連球（以下、「異径連球」と示
す。）は必ずしも十分に分別できないという問題があ
る。具体的には、異径連球の片方の球径が他の球径より
極めて小さい場合、異径連球の転がりは大きな球と小さ
な球との中心を通る軸を回転軸として起こりやすく、そ
うした場合、異径連球の落下挙動と単球の落下挙動とは
変わらなくなるからである。
【０００５】本発明は、上記状況に鑑みてなされたもの
であり、上記欠点がなく、効率良く単球と異径連球とを
分離しうる装置の提供を課題とする。
であり、上記欠点がなく、効率良く単球と異径連球とを
分離しうる装置の提供を課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、単球と連球との混合物を供給するための供給装置
と該混合物を落下させるための傾斜面と、傾斜面より転
がり落ちてくる単球を回収する回収部から構成される単
球分別装置であり供給部と傾斜面との間および／または
傾斜面の途中に溝構造部を設けたものであり、好ましく
は該溝構造部をエンドレスベルト方式にしたものであ
る。
明は、単球と連球との混合物を供給するための供給装置
と該混合物を落下させるための傾斜面と、傾斜面より転
がり落ちてくる単球を回収する回収部から構成される単
球分別装置であり供給部と傾斜面との間および／または
傾斜面の途中に溝構造部を設けたものであり、好ましく
は該溝構造部をエンドレスベルト方式にしたものであ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明では、異径連球が溝を通過
する際に異径連球の中心軸が落下方向に一致するように
なり、小径球が溝と大径球との間でくさびとして作用し
回転落下が停止することを利用し、異径連球と単球とを
分別しようとするものである。
する際に異径連球の中心軸が落下方向に一致するように
なり、小径球が溝と大径球との間でくさびとして作用し
回転落下が停止することを利用し、異径連球と単球とを
分別しようとするものである。
【０００８】以下本発明を図を用いて説明する。
【０００９】図１は本発明の装置例を示した概要図であ
る。本装置例はホッパー１と、溝板２と、傾斜面３を構
成する傾斜板４と回収容器（図示せず。）とから構成さ
れている。溝板と傾斜面との傾きは略同じになるように
してある。球の回転が保証される範囲内において溝板の
傾斜角は調整可能である。傾斜面３は本例では球の進行
方向に対向して仰角で５度の傾斜としてある。
る。本装置例はホッパー１と、溝板２と、傾斜面３を構
成する傾斜板４と回収容器（図示せず。）とから構成さ
れている。溝板と傾斜面との傾きは略同じになるように
してある。球の回転が保証される範囲内において溝板の
傾斜角は調整可能である。傾斜面３は本例では球の進行
方向に対向して仰角で５度の傾斜としてある。
【００１０】本装置例においては、球はホッパー１より
溝板２上に装入される。装入された球のうち単球は溝５
を通過し、傾斜面を転げ落ちて回収容器（図示せず。）
に飛び込む。しかしな、球が異径連球の場合には、溝５
上で本来回転が出来る双方の中心を結ぶ回転軸を中心に
回転出来ず、双方の中心を結ぶ線が溝方向に並行とな
る。このとき、小径球は下方になり、大径球の下側に回
り込み、小径球が大径球のくさび状のブレーキとなり、
異径連球はそれ以上落下出来ず、溝板２上に停止する。
溝板２上に装入される。装入された球のうち単球は溝５
を通過し、傾斜面を転げ落ちて回収容器（図示せず。）
に飛び込む。しかしな、球が異径連球の場合には、溝５
上で本来回転が出来る双方の中心を結ぶ回転軸を中心に
回転出来ず、双方の中心を結ぶ線が溝方向に並行とな
る。このとき、小径球は下方になり、大径球の下側に回
り込み、小径球が大径球のくさび状のブレーキとなり、
異径連球はそれ以上落下出来ず、溝板２上に停止する。
【００１１】本装置例では、ホッパーからの球の供給を
間欠的に停止し、溝板を取り外し反転等により異径連球
を排出し、再度溝板を取り付ける。これにより容易に異
径連球を排除出来る。また、この異径連球の排除機構と
して、溝板をエンドレスベルトにして回転させれば、異
径連球の連続的排除可能な分別装置となる。
間欠的に停止し、溝板を取り外し反転等により異径連球
を排出し、再度溝板を取り付ける。これにより容易に異
径連球を排除出来る。また、この異径連球の排除機構と
して、溝板をエンドレスベルトにして回転させれば、異
径連球の連続的排除可能な分別装置となる。
【００１２】本発明において最大の分別効率を得るため
の傾斜面の大きさ、傾斜面角の大きさ、溝板の大きさ、
傾斜の大きさ溝の幅や深さ等をどうするのかといった点
は、選別する単球の材質と大きさ、真球度、表面粗さ等
に大きく影響されるため、個々のケースで予め予備テス
トをし、定めておくことが好ましい。
の傾斜面の大きさ、傾斜面角の大きさ、溝板の大きさ、
傾斜の大きさ溝の幅や深さ等をどうするのかといった点
は、選別する単球の材質と大きさ、真球度、表面粗さ等
に大きく影響されるため、個々のケースで予め予備テス
トをし、定めておくことが好ましい。
【００１３】なお、上記例では溝板をホッパーと傾斜面
との間に設ける例のみ示したが、傾斜板を複数とし、傾
斜板と傾斜板との間に溝板を設けても同様な効果が得ら
れることは上記本発明の例より自明である。
との間に設ける例のみ示したが、傾斜板を複数とし、傾
斜板と傾斜板との間に溝板を設けても同様な効果が得ら
れることは上記本発明の例より自明である。
【００１４】
【発明の効果】本発明の装置によれば異径連球の動きを
溝板内の溝で停止させることにより単球と分離するため
に、大量の球の分別を確実に行うことができ、溝板を取
り外し可能、あるいはエンドレスベルト方式にすること
により簡単に分別が可能となる。このため、半田ボール
等の微細球の分別に用いれば分別コストの大幅な引き下
げが可能であり、経済的にも大きな効果が得られる。
溝板内の溝で停止させることにより単球と分離するため
に、大量の球の分別を確実に行うことができ、溝板を取
り外し可能、あるいはエンドレスベルト方式にすること
により簡単に分別が可能となる。このため、半田ボール
等の微細球の分別に用いれば分別コストの大幅な引き下
げが可能であり、経済的にも大きな効果が得られる。
【図１】本発明の分別装置の一例を示す概要図である。
１−−−ホッパー ２−−−溝板 ３−−−傾斜面 ４−−−傾斜板 ５−−−溝
Claims (2)
- 【請求項１】 単球と連球との混合物を供給するため
の供給装置と該混合物を落下させるための傾斜面と、傾
斜面より転がり落ちてくる単球を回収する回収部から構
成される単球分別装置において、供給部と傾斜面との間
および／または傾斜面の途中に球の落下方向と平行な溝
を持つ構造部を設けたことを特徴とする単球分別装置。 - 【請求項２】 溝構造部がエンドレスベルト方式とな
っていることを特徴とする請求項１記載の単球分別装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13904298A JPH11319722A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 単球分別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13904298A JPH11319722A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 単球分別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11319722A true JPH11319722A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15236108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13904298A Pending JPH11319722A (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 単球分別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11319722A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002052363A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-19 | Hitachi Metals Ltd | 異形球選別方法及び装置 |
| US6818849B2 (en) | 2001-03-13 | 2004-11-16 | Hitachi Metals, Ltd. | Apparatus and method for detecting abnormal balls |
| US6955285B2 (en) * | 2002-12-17 | 2005-10-18 | Senju Metal Industry Co., Ltd. | Apparatus for aligning and dispensing solder columns in an array |
| WO2008062710A1 (fr) * | 2006-11-20 | 2008-05-29 | Hitachi Metals, Ltd. | Dispositif de séparation d'une seule balle et procédé de séparation d'une seule balle |
| CN103658040A (zh) * | 2012-09-21 | 2014-03-26 | 湖北省三峡钢球有限公司 | 钢球混球筛选器 |
| CN109290934A (zh) * | 2016-12-28 | 2019-02-01 | 马鞍山鑫力耐磨材料有限公司 | 一种钢球脱模后自动分离和抛光系统的处理工艺 |
| CN109531394A (zh) * | 2016-12-28 | 2019-03-29 | 马鞍山鑫力耐磨材料有限公司 | 一种钢球脱模后生产工艺 |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP13904298A patent/JPH11319722A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002052363A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-19 | Hitachi Metals Ltd | 異形球選別方法及び装置 |
| US6818849B2 (en) | 2001-03-13 | 2004-11-16 | Hitachi Metals, Ltd. | Apparatus and method for detecting abnormal balls |
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| CN100347839C (zh) * | 2002-12-17 | 2007-11-07 | 千住金属工业株式会社 | 将焊料柱按阵列排列和分配的设备 |
| WO2008062710A1 (fr) * | 2006-11-20 | 2008-05-29 | Hitachi Metals, Ltd. | Dispositif de séparation d'une seule balle et procédé de séparation d'une seule balle |
| KR100971218B1 (ko) * | 2006-11-20 | 2010-07-20 | 히다찌긴조꾸가부시끼가이사 | 단구 분별 장치 및 단구 분별 방법 |
| JP4821853B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2011-11-24 | 日立金属株式会社 | 単球分別装置および単球分別方法 |
| US9016479B2 (en) | 2006-11-20 | 2015-04-28 | Hitachi Metals, Ltd. | Device and method of screening for individual balls |
| CN103658040A (zh) * | 2012-09-21 | 2014-03-26 | 湖北省三峡钢球有限公司 | 钢球混球筛选器 |
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| CN109531394A (zh) * | 2016-12-28 | 2019-03-29 | 马鞍山鑫力耐磨材料有限公司 | 一种钢球脱模后生产工艺 |
| CN109531394B (zh) * | 2016-12-28 | 2020-11-20 | 马鞍山鑫力耐磨材料有限公司 | 一种钢球脱模后生产工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20031225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |