JPH11319679A - 管内面の粉体塗装装置 - Google Patents
管内面の粉体塗装装置Info
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- JPH11319679A JPH11319679A JP13089298A JP13089298A JPH11319679A JP H11319679 A JPH11319679 A JP H11319679A JP 13089298 A JP13089298 A JP 13089298A JP 13089298 A JP13089298 A JP 13089298A JP H11319679 A JPH11319679 A JP H11319679A
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- JP
- Japan
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- powder coating
- guide plate
- powder
- pipe
- slit
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
- F16L58/02—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
- F16L58/04—Coatings characterised by the materials used
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダクタイル管内面を粉体塗料により塗装する
場合、粉体塗料を均一に散布しもって表面平滑な均一厚
さに塗装することを課題とする。 【解決手段】 粉体塗料送り機構5が内蔵されたランス
4先端に、外周にスリット孔6aを有する円筒状ノズル
6を同軸に延長して取り付け、該スリット6aから粉体
塗料1を落下散布するように構成した粉体塗装装置にお
いて、前記スリット6aの全長にわたる幅の案内板10
を前記円筒状ノズル6の外面に取り付けてなる。
場合、粉体塗料を均一に散布しもって表面平滑な均一厚
さに塗装することを課題とする。 【解決手段】 粉体塗料送り機構5が内蔵されたランス
4先端に、外周にスリット孔6aを有する円筒状ノズル
6を同軸に延長して取り付け、該スリット6aから粉体
塗料1を落下散布するように構成した粉体塗装装置にお
いて、前記スリット6aの全長にわたる幅の案内板10
を前記円筒状ノズル6の外面に取り付けてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管内面の粉体塗
装装置に関し、ダクタイル管などの金属管内面に防蝕塗
装を施す際に使用される粉体塗装装置の改良に関する。
装装置に関し、ダクタイル管などの金属管内面に防蝕塗
装を施す際に使用される粉体塗装装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル管などの金属管内面に防蝕塗
装を施す塗装装置として図8に示すような管内面の粉体
塗装装置が知られている。
装を施す塗装装置として図8に示すような管内面の粉体
塗装装置が知られている。
【0003】この管内面の粉体塗装装置は、図8に示す
ように、粉体塗料1が供給されるホッパ2と、このホッ
パ2下部から粉体塗料1を被塗装物である金属管3内部
に供給するランス4とこのランス4内に設けられたスク
リュー軸等からなる粉体塗料送り機構5と、前記ランス
先端4に延長して取り付けられた、外周にスリット孔6
aを有する円筒状ノズル6を備え、駆動装置8により駆
動される粉体塗料送り機構5によって粉体塗料1をラン
ス4先端へ送り、円筒状ノズル6内部に延長支持した螺
旋材7の送り機能によって前記スリット6aから粉体塗
料1を落下散布するように構成されている。
ように、粉体塗料1が供給されるホッパ2と、このホッ
パ2下部から粉体塗料1を被塗装物である金属管3内部
に供給するランス4とこのランス4内に設けられたスク
リュー軸等からなる粉体塗料送り機構5と、前記ランス
先端4に延長して取り付けられた、外周にスリット孔6
aを有する円筒状ノズル6を備え、駆動装置8により駆
動される粉体塗料送り機構5によって粉体塗料1をラン
ス4先端へ送り、円筒状ノズル6内部に延長支持した螺
旋材7の送り機能によって前記スリット6aから粉体塗
料1を落下散布するように構成されている。
【0004】なお、図中9は攪拌装置を示し、ホッパ2
から供給される粉体塗料1が塊状になるのを防止する。
また、4aは保護カバーを示し、ランス4を加熱された
管3の熱から保護するためのもので、ランス4外面と保
護カバー4a内面との間が水冷ジャケットとされる。
から供給される粉体塗料1が塊状になるのを防止する。
また、4aは保護カバーを示し、ランス4を加熱された
管3の熱から保護するためのもので、ランス4外面と保
護カバー4a内面との間が水冷ジャケットとされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記管内面の粉体塗装
装置は、スリット孔6aから供給される粉体塗料1の分
散性が悪く、時に脈動を生じて管3内面に形成される塗
膜が凹凸状になったり螺旋模様を生じたりして平滑性が
損なわれ、均一な塗膜面とし難い問題があった。
装置は、スリット孔6aから供給される粉体塗料1の分
散性が悪く、時に脈動を生じて管3内面に形成される塗
膜が凹凸状になったり螺旋模様を生じたりして平滑性が
損なわれ、均一な塗膜面とし難い問題があった。
【0006】特に管3のサイズが大型となり粉体塗料の
供給量が増大すると上記問題が顕著となる問題があっ
た。また管3のサイズが小型となると塗装むらのため、
塗膜厚さが所定の厚さより薄くなる部分が生じ、このた
め反復塗装を行なったり、塗装速度を遅くしたりするな
どの措置が必要となり、塗装効率が悪いといった問題が
あった。
供給量が増大すると上記問題が顕著となる問題があっ
た。また管3のサイズが小型となると塗装むらのため、
塗膜厚さが所定の厚さより薄くなる部分が生じ、このた
め反復塗装を行なったり、塗装速度を遅くしたりするな
どの措置が必要となり、塗装効率が悪いといった問題が
あった。
【0007】この発明は上記問題点を解消するため、管
内面の粉体塗料を均一に散布しもって表面平滑な均一厚
さに塗装することを課題としてなされたものである。
内面の粉体塗料を均一に散布しもって表面平滑な均一厚
さに塗装することを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の管
内面の粉体塗装装置は、粉体塗料送り機構が内蔵された
ランス先端に、外周にスリット孔を有する円筒状ノズル
を同軸に延長して取り付け、該スリットから粉体塗料を
落下散布するように構成した粉体塗装装置において、前
記スリットの全長にわたる幅の案内板を前記円筒状ノズ
ルの外面に取り付けたことを特徴とするものである。
内面の粉体塗装装置は、粉体塗料送り機構が内蔵された
ランス先端に、外周にスリット孔を有する円筒状ノズル
を同軸に延長して取り付け、該スリットから粉体塗料を
落下散布するように構成した粉体塗装装置において、前
記スリットの全長にわたる幅の案内板を前記円筒状ノズ
ルの外面に取り付けたことを特徴とするものである。
【0009】この請求項1の発明によれば、供給される
粉体塗料は案内板表面を伝って滑り落下し、その間に固
まり状となっていた粉体塗料がほぐされて分散状となり
均一散布される。
粉体塗料は案内板表面を伝って滑り落下し、その間に固
まり状となっていた粉体塗料がほぐされて分散状となり
均一散布される。
【0010】請求項2の管内面の粉体塗装装置は、上記
管内面の粉体塗装装置において、案内板が冷却ジャケッ
トを備え、冷却媒体が流通可能とされたものである。ラ
ンス先端は加熱された管の輻射熱を受けて加熱される。
従ってこの熱により粉体塗料の一部が溶融される場合が
あるが、この請求項2の発明によればこの溶融が防止で
き、より均一な粉体散布が可能となる。
管内面の粉体塗装装置において、案内板が冷却ジャケッ
トを備え、冷却媒体が流通可能とされたものである。ラ
ンス先端は加熱された管の輻射熱を受けて加熱される。
従ってこの熱により粉体塗料の一部が溶融される場合が
あるが、この請求項2の発明によればこの溶融が防止で
き、より均一な粉体散布が可能となる。
【0011】請求項3の管内面の粉体塗装装置は、上記
それぞれの管内面の粉体塗装装置において、案内板の裏
面に粉体の落下方向へ向く空気吹き出し口を設けたもの
である。
それぞれの管内面の粉体塗装装置において、案内板の裏
面に粉体の落下方向へ向く空気吹き出し口を設けたもの
である。
【0012】粉体塗料は、案内板から落下する際、気流
の関係で一部が裏面に回り込む場合がある。一方、ラン
ス先端は前述のように加熱された管の輻射熱を受けて加
熱される。
の関係で一部が裏面に回り込む場合がある。一方、ラン
ス先端は前述のように加熱された管の輻射熱を受けて加
熱される。
【0013】従って、案内板下縁の裏面側に回り込んだ
粉体塗料がこの熱によって溶融して塊状に成長し、やが
て落下して塗料むらとなる場合がある。この請求項3の
発明によれば、案内板裏面から吹き出す空気により前記
回り込みが防止できる。
粉体塗料がこの熱によって溶融して塊状に成長し、やが
て落下して塗料むらとなる場合がある。この請求項3の
発明によれば、案内板裏面から吹き出す空気により前記
回り込みが防止できる。
【0014】請求項4の管内面の粉体塗装装置は、上記
それぞれの管内面の粉体塗装装置において、案内板の表
面に粉体塗料保護用のカバー板が設けられているもので
ある。
それぞれの管内面の粉体塗装装置において、案内板の表
面に粉体塗料保護用のカバー板が設けられているもので
ある。
【0015】カバー板によって加熱管の輻射熱が遮られ
るので、粉体塗料の案内板上での溶融が確実に防止で
き、均一散布がより一層実現される。
るので、粉体塗料の案内板上での溶融が確実に防止で
き、均一散布がより一層実現される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の管内面の粉体塗
装装置の実施の形態について説明する。なお、この発明
が従来の管内面の粉体塗装装置と異なるのは、ランス先
端のノズル6部分だけであるのでこの部分のみについて
説明する。 実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1の管内面の粉体塗装装
置の要部正面図、図2は図1のX−X線断面図である。
装装置の実施の形態について説明する。なお、この発明
が従来の管内面の粉体塗装装置と異なるのは、ランス先
端のノズル6部分だけであるのでこの部分のみについて
説明する。 実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1の管内面の粉体塗装装
置の要部正面図、図2は図1のX−X線断面図である。
【0017】図1において、10は案内板を示し、ラン
ス4先端に取り付けたノズル6に取り付けられている。
案内板10は、図2に示すようにステンレス板をL字状
に曲折した形状とされ、案内板10にビス10aで固定
したバンド10bを介してビスまたはボルト10cによ
ってノズル6に取り付けられている。
ス4先端に取り付けたノズル6に取り付けられている。
案内板10は、図2に示すようにステンレス板をL字状
に曲折した形状とされ、案内板10にビス10aで固定
したバンド10bを介してビスまたはボルト10cによ
ってノズル6に取り付けられている。
【0018】この案内板10はノズル6に設けた粉体塗
料排出用スリット6aの全長にわたって設けられてい
る。また、案内板10は図2に明示するように傾斜角θ
が10°〜45°となるようにされる。
料排出用スリット6aの全長にわたって設けられてい
る。また、案内板10は図2に明示するように傾斜角θ
が10°〜45°となるようにされる。
【0019】次に、この実施の形態1の使用状態につい
て説明する。ランス4内を送り機構5によって送られて
きた粉体塗料1は、ノズル6のスリット孔6aより排出
され、案内板10上へ落下する。案内板10はステンレ
ス製とされ表面の摩擦が少ないことと、下方へ傾斜して
いることから粉体塗料は滑って管内面へと落下する。
て説明する。ランス4内を送り機構5によって送られて
きた粉体塗料1は、ノズル6のスリット孔6aより排出
され、案内板10上へ落下する。案内板10はステンレ
ス製とされ表面の摩擦が少ないことと、下方へ傾斜して
いることから粉体塗料は滑って管内面へと落下する。
【0020】このとき、案内板10へは、送り装置5の
駆動による振動が伝わっているため、粉体塗料1は振動
により分散され落下していく。従って、案内板10が無
い場合に比べ粉体塗料の分散性が非常に良くなり、従来
に比べ均一な塗膜が容易に得られる。
駆動による振動が伝わっているため、粉体塗料1は振動
により分散され落下していく。従って、案内板10が無
い場合に比べ粉体塗料の分散性が非常に良くなり、従来
に比べ均一な塗膜が容易に得られる。
【0021】また、上記実施の形態1において案内板1
0内部に冷却用のジャケット(図示省略)を有するもの
を使用しても良い。この場合、案内板10に沿って滑り
落ちる粉体塗料1の昇温が防止され、輻射熱による粉体
塗料1の溶融付着が防止できる。
0内部に冷却用のジャケット(図示省略)を有するもの
を使用しても良い。この場合、案内板10に沿って滑り
落ちる粉体塗料1の昇温が防止され、輻射熱による粉体
塗料1の溶融付着が防止できる。
【0022】なお、この冷却用ジャケット内に流通させ
る冷却媒体は、温水あるいはこの温水と同等温度の空気
とされる。この理由は、あまり低温の水あるいは空気で
冷却すると、ランス先端付近の高温雰囲気と案内板表面
の温度差が大きくなりすぎ結露することがあり、この結
露水によって粉体塗料が凝結することがあるからであ
る。
る冷却媒体は、温水あるいはこの温水と同等温度の空気
とされる。この理由は、あまり低温の水あるいは空気で
冷却すると、ランス先端付近の高温雰囲気と案内板表面
の温度差が大きくなりすぎ結露することがあり、この結
露水によって粉体塗料が凝結することがあるからであ
る。
【0023】従って、この結露を生じさせず、また溶融
させない範囲の温度に冷却するため温水あるいはこの温
水と同等の加熱空気とするのである。 実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2の正面図、図4は同平面
図、図5は図3のX−X線断面図である。
させない範囲の温度に冷却するため温水あるいはこの温
水と同等の加熱空気とするのである。 実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2の正面図、図4は同平面
図、図5は図3のX−X線断面図である。
【0024】なお、実施の形態1と同じ構造のものは同
一符号を付すことにより、説明に代える。図3におい
て、11は空気吹き出し口を示し、案内板10裏面に設
けられている。この空気吹き出し口11は、案内板10
裏面の縁に沿って配設した管12の側面に穿設した貫通
孔とされており、空気の吹き出し方向が粉体塗料1の落
下していく案内板10下縁10a方向とされている。
一符号を付すことにより、説明に代える。図3におい
て、11は空気吹き出し口を示し、案内板10裏面に設
けられている。この空気吹き出し口11は、案内板10
裏面の縁に沿って配設した管12の側面に穿設した貫通
孔とされており、空気の吹き出し方向が粉体塗料1の落
下していく案内板10下縁10a方向とされている。
【0025】また吹き出された空気は、案内板10裏面
に衝突した後に層流となって下縁10aから吹き出すよ
うにされる。13は空気供給管を示し、ランス4に沿っ
て外部から導入された空気供給管(図示省略)と継手1
4によって接続され、また空気吹き出し口11の設けら
れた管12とU字管部を経て継手15によって接続され
る。
に衝突した後に層流となって下縁10aから吹き出すよ
うにされる。13は空気供給管を示し、ランス4に沿っ
て外部から導入された空気供給管(図示省略)と継手1
4によって接続され、また空気吹き出し口11の設けら
れた管12とU字管部を経て継手15によって接続され
る。
【0026】空気の吹き出し量は、粉体塗料1を吹き飛
ばさない程度の強さとされる。あまり強くすると、粉体
塗料1が飛散して塗装パターンが乱れ、管内面に均一な
塗膜が形成されなくなる他、粉体の飛散によって塗着効
率が悪くなり、作業環境も悪化し、集塵対策が必要とな
るなどの問題が生ずるからである。
ばさない程度の強さとされる。あまり強くすると、粉体
塗料1が飛散して塗装パターンが乱れ、管内面に均一な
塗膜が形成されなくなる他、粉体の飛散によって塗着効
率が悪くなり、作業環境も悪化し、集塵対策が必要とな
るなどの問題が生ずるからである。
【0027】なお、この実施の形態2においても、案内
板10として冷却ジャケットを有したものを用いること
ができる。この実施の形態2の管内面の粉体塗装装置に
よれば、案内板10裏面の下縁10aから下方へ気流が
生じているため、矢印で示すように粉体塗料1が案内板
裏面へ回り込んで付着するのが防止される。
板10として冷却ジャケットを有したものを用いること
ができる。この実施の形態2の管内面の粉体塗装装置に
よれば、案内板10裏面の下縁10aから下方へ気流が
生じているため、矢印で示すように粉体塗料1が案内板
裏面へ回り込んで付着するのが防止される。
【0028】また、この実施の形態2においても、案内
板10として冷却ジャケットを有したものを用いれば粉
体塗料の溶融が防止されるのでさらに粉体塗料の分散が
図られる。
板10として冷却ジャケットを有したものを用いれば粉
体塗料の溶融が防止されるのでさらに粉体塗料の分散が
図られる。
【0029】実施の形態3 図6は実施の形態3の断面図を示す。なお、図1、図3
と同一符号で示す部材は、図1、図3と同一部材または
相当する部材を示す。
と同一符号で示す部材は、図1、図3と同一部材または
相当する部材を示す。
【0030】図6において16はカバー板を示し、案内
板10に対し粉体塗料1が自由に落下できる隙間Sを隔
てて取り付けられている。また、空気吹き出し口11を
設けた管12は、必要に応じ設けられる。
板10に対し粉体塗料1が自由に落下できる隙間Sを隔
てて取り付けられている。また、空気吹き出し口11を
設けた管12は、必要に応じ設けられる。
【0031】この実施の形態3によれば、案内板10上
を滑落していく粉体塗料1はカバー板16により管3の
輻射熱から保護され、一部の粉体塗料が案内板10表面
に溶融付着してしまうのが確実に防止できる。
を滑落していく粉体塗料1はカバー板16により管3の
輻射熱から保護され、一部の粉体塗料が案内板10表面
に溶融付着してしまうのが確実に防止できる。
【0032】上記各実施の形態において、案内板10に
は粉体塗料10の落下を滑らかにするため、図7に示す
ようにピーニングハンマーやバイブレータ等の起振装置
18を粉体塗料1の邪魔にならない位置、例えば案内板
裏面(図示例)や、案内板10の側面に取り付けること
が望ましい。
は粉体塗料10の落下を滑らかにするため、図7に示す
ようにピーニングハンマーやバイブレータ等の起振装置
18を粉体塗料1の邪魔にならない位置、例えば案内板
裏面(図示例)や、案内板10の側面に取り付けること
が望ましい。
【0033】また、案内板10およびカバー16は内部
に冷却用のジャケット(図示省略)を有するものを使用
しても良い。この場合、案内板10に沿って滑り落ちる
粉体塗料1の昇温が防止され、輻射熱による粉体塗料1
の溶融付着が防止できる。
に冷却用のジャケット(図示省略)を有するものを使用
しても良い。この場合、案内板10に沿って滑り落ちる
粉体塗料1の昇温が防止され、輻射熱による粉体塗料1
の溶融付着が防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の管内面
の粉体塗装装置によれば、管内面に粉体塗料を極めて均
等な分散状態に散布でき、この結果均一な厚さの塗膜が
一回の塗装で可能となり、粉体塗装が極めて容易に可能
となるなどの効果を有する。
の粉体塗装装置によれば、管内面に粉体塗料を極めて均
等な分散状態に散布でき、この結果均一な厚さの塗膜が
一回の塗装で可能となり、粉体塗装が極めて容易に可能
となるなどの効果を有する。
【0035】さらに、案内板に空気吹き付け装置を付設
した場合、案内板裏面に粉体塗料が回り込んで付着する
のが防止でき、またカバー板を案内板に付設した場合
は、加熱された管からの輻射熱も防げ、案内板に塗料が
溶融付着して成長しやがてこれが落下して塗膜に不均一
なく凹凸が出来てしまうのが確実に防止できるなど種々
の効果を有する。
した場合、案内板裏面に粉体塗料が回り込んで付着する
のが防止でき、またカバー板を案内板に付設した場合
は、加熱された管からの輻射熱も防げ、案内板に塗料が
溶融付着して成長しやがてこれが落下して塗膜に不均一
なく凹凸が出来てしまうのが確実に防止できるなど種々
の効果を有する。
【図1】この発明の実施の形態1の平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2の正面図である。
【図4】この発明の実施の形態2の平面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】この発明の実施の形態3の断面図である。
【図7】他の実施の形態の断面図である。
【図8】従来技術の要部破断側面図である。
1 粉体塗料 4 ランス 5 送り機構 6 ノズル 6a 粉体塗料排出用スリット 10 案内板 10a 案内板下縁 11 空気吹き出し口 12 管 14 継手 16 カバー板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 正博 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 玉置 洋 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内
Claims (4)
- 【請求項1】 粉体塗料送り機構が内蔵されたランス先
端に、外周にスリット孔を有する円筒状ノズルを同軸に
延長して取り付け、該スリットから粉体塗料を落下散布
するように構成した粉体塗装装置において、前記スリッ
トの全長にわたる幅の案内板を前記円筒状ノズルの外面
に取り付けたことを特徴とする管内面の粉体塗装装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の管内面の粉体塗装装置
において、案内板が冷却ジャケットを備え、冷却媒体が
流通可能とされた管内面の粉体塗装装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の管内面
の粉体塗装装置において、案内板の裏面に粉体の落下方
向へ向く空気吹き出し口を設けた管内面の粉体塗装装
置。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3に記
載の管内面の粉体塗装装置において、案内板の表面に粉
体塗料のカバー板を設けた管内面の粉体塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13089298A JPH11319679A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 管内面の粉体塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13089298A JPH11319679A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 管内面の粉体塗装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11319679A true JPH11319679A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15045161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13089298A Pending JPH11319679A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 管内面の粉体塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11319679A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100672976B1 (ko) | 2006-03-31 | 2007-01-22 | (주)원건축사사무소 | 방수도료를 이용한 시멘트관 누수방지 장치 |
DE202011051418U1 (de) | 2011-09-22 | 2011-11-03 | Frauenthal Deutschland Gmbh | Lanze für die Pulverbeschichtung durch elektrostatische Triboaufladung |
CN104338660A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-02-11 | 青岛大仓管道防腐保温器材有限公司 | 一种钢管道内防腐粉末补涂机 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP13089298A patent/JPH11319679A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041026 |