JP3294454B2 - 吹込ランス - Google Patents
吹込ランスInfo
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- liquid
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- Blast Furnaces (AREA)
Description
き込みに使用する吹込ランスに関するものである。
む方法の一つとしてブロ−パイプ法が採用されている。
ブロ−パイプ法は熱風を送るブロ−パイプに取替可能な
吹込ランスを差し込み、ブロ−パイプに流れる熱風(二
次空気)に吹込ランスから冷風(一次空気)とともに微
粉炭を吹き込んでいる。そして吹込ランスから吹き込む
微粉炭の吹込量を調節して炉熱の管理を行い、コ−クス
の消費量の節減を図っている。一方、調湿蒸気の替わり
に水を吹き込むことも要望されている。この要望を満た
すために、微粉炭の流路の内部や外部に水の流路を設
け、微粉炭と水をブロ−パイプに吹き込むことができる
吹込ランスが例えば実開平1−8304号公報や実開平
3−14136号公報に開示されている。
4号公報や実開平3−14136号公報に開示されてい
る吹込ランスは微粉炭の吹出部と水の吹出部が同じ位置
に設けられてあるため、微粉炭と水を同時に吹き出す
と、吹き出した微粉炭が直ちに水と混合しスラリ状にな
って微粉炭と水の吹出部に滞留してしまうほか、ブロー
パイプ内での微粉炭と水の混合が均一に行われないとい
った問題があった。
なされたものであり、微粉炭と水等の液体を同時に吹き
込んでも、微粉炭が水の吹出部に滞留せず、ブローパイ
プ内での微粉炭と水の混合が均一に行うことができる吹
込ランスを得ることを目的とするものである。
スは、高炉の羽口に取付けられたブロ−バイプに挿入さ
れ、内筒と外筒の2重管からなる微粉炭の吹込ランスに
おいて、内筒は一次空気と微粉炭の流路を形成し、内筒
と外筒の間隙は液体の流路を形成し、内筒の先端部を外
筒の先端部より一定長さ突き出すとともに、内筒の外周
面には鋼線が一定ピッチで螺旋状に巻回され、外筒の先
端部に円周の一定角度範囲だけ開口したノズル部を有す
ることを特徴とする。
燃料を送りながら、内筒と外筒の間に加圧液体を供給
し、微粉炭等の燃料と液体を羽口に取り付けられたブロ
−バイプに送られている熱風(二次空気)流に吹き込
む。
定ピッチで螺旋状に巻回して加圧液体を内筒の回りに循
環させ、内筒を冷却するとともにブロ−バイプに吹き出
す液体に回転を与えることにより、液体の吹込量が少な
いときでも流路内の偏流を防いで均一な冷却と吹込を行
うことができる。
ル部より一定長さ突出して微粉炭等の燃料の吹出口と液
体の吹出口をずらすことにより、吹き出した微粉炭が直
ちに 液体と混合してスラリー状になって微粉炭と液体の
吹出部に滞留することを防止できる。また、内筒外周面
に螺旋状に巻き回されている鋼線によって回転運動して
吹き出される液体中に微粉炭微粉炭等の燃料が吹き込ま
れるため、微粉炭等の燃料と液体の混合が均一に行われ
る。
度範囲から液体を吹き出させることにより、ブロ−バイ
プに液体を直接吹き付けることがないから、ブロ−バイ
プに与える熱影響を低減する。
る。図に示すように、吹込ランス1は例えば耐熱性の良
いステンレス鋼で形成された内筒2と外筒3の2重管構
造からなる。内筒2は一次空気と微粉炭の流路を形成す
るものであり、長手方向に2種類の材質を有し、先端部
2aは特に耐熱性の良好な材質、例えばコバルトを主成
分とした材質又はコバルトを含む材質で形成されてい
る。この内筒2の外周面には図2の部分断面図に示すよ
うに一定太さの鋼線4が一定ピッチで螺旋状に巻回され
ている。外筒3は外周面に耐熱性を有するセラミック
ス、例えばアルミナセラミックスや窒化珪素セラミック
ス,炭化系珪素セラミックス等の層が形成され、外部か
らの熱を遮断している。そして先端部には一定角度範
囲、例えば図3の側面図に示すように、90〜180度
だけ開口した噴出スリット5が設けられたノズル部6を
有する。この噴出スリット5の開口角度が大きいとき
は、図3に示すように噴出スリット5の中間に案内部7
を設けてノズル部6の位置決めをしている。そして先端
のノズル部6が内筒2の先端部より一定長さLだけ後方
の位置になるように内筒2に巻回された鋼線4の外部に
配置されている。
るブロ−パイプに対して取替可能であり、図4の断面図
に示すように、例えばブロ−パイプ11の下部側面に斜
めに取り付けられた差し込み固定部12に、外筒2のノ
ズル部6の噴出スリット5が上部に位置するようにして
差し込まれ、外筒2に設けたフランジ8で差し込み固定
部12の後端部のフランジ13に固定されている。
り微粉炭と水を高炉内に吹き込むときは、内筒2を通し
て微粉炭を一次空気により送り、同時に内筒2と外筒3
の間に加圧水供給継手9から加圧水を供給し、微粉炭と
水を羽口に取り付けられたブロ−バイプ11内で矢印A
方向に流れている加熱二次空気流に吹き込む。このよう
に微粉炭と水を吹き込むときに、微粉炭と水の流路が別
個に設けてあるから微粉炭の吹込量と水の吹込量をそれ
ぞれ別個に調節することができるとともに、微粉炭だけ
の吹き込みと水だけの吹き込みに簡単に切り換えること
ができる。
す内筒2と外筒3の間に鋼線4が一定ピッチで螺旋状に
巻回してあるから、加圧水供給継手9から供給された加
圧水は内筒2と外筒3の間を通るときに螺旋状に巻回し
てある鋼線4により内筒2の回りに循環しながら送ら
れ、内筒2を直接冷却するとともにブロ−バイプ11に
吹き出す水に回転を与えて吹き出すことができる。この
ように吹き出す水に回転を与えることにより微粉炭との
混合度を高めることができる。
加圧水は内筒2と外筒3の間を通るときに内筒2の回り
に循環するから、加圧水の供給量が少ないときでも流路
内の偏流を防ぐことができ、内筒2全体を冷却するとと
もに均一な吹込を行うことができる。
部6が内筒2の先端部より一定長さLだけ後方に設けら
れて、微粉炭の吹出口と水の吹出口に差を設けてあり、
かつ外筒3の先端部のノズル部6から内筒2の円周方向
の一定方向、すなわち微粉炭の吹き出し方向である斜め
上方向に水を回転させながら吹き出すから、微粉炭と水
の混合度をより高めることができるとともに水の吹出口
あるいは微粉炭の吹出口に微粉炭スラリが溜ることを防
ぐことができる。
吹き出した水はブロ−バイプ11に流れている加熱二次
空気流によりブロ−バイプ11の中心に沿って流れるか
ら、ブロ−バイプ11に与える熱影響を低減することが
できる。
場合について説明したが、他の燃料と水や他の液体も同
様にして吹き込むことができる。
通して微粉炭等の燃料を送りながら、内筒と外筒の間に
加圧液体を供給し、微粉炭等の燃料と液体を羽口に取り
付けられたブロ−バイプに送られている加熱二次空気流
に吹き込むようにしたから、微粉炭等の燃料の吹込量と
水等の液体の吹込量をそれぞれ別個に調節することがで
きるとともに、燃料単独の吹き込みと水等の液体単独の
吹き込みにも簡単に切り換えることができ、炉熱管理を
容易に行うことができる。
定ピッチで螺旋状に巻回して加圧液体を内筒の回りに循
環させて吹き出す液体に回転を与えるから、液体の吹込
量が少ないときでも流路内の偏流を防いで内筒全体を冷
却することができるとともに均一な吹込を行うことがで
きる。
ル部より一定長さ突出して微粉炭等の燃料の吹出口と液
体の吹出口に差を設け、かつ液体を一定方向に吹き出す
から、回転運動して吹き出している液体中に微粉炭等の
燃料を吹き出すことができ、微粉炭等の燃料と液体の混
合度を高めるとともに燃料の吹出口と液体の吹出口に燃
料がスラリ化して溜ることを防ぐことができる。
の円周方向の一定方向に液体を吹き出させるから、吹き
出した液体はブロ−バイプに流れている加熱二次空気流
によりブロ−バイプの中心に沿って流すことができ、ブ
ロ−バイプに与える熱影響を低減することができる。
図である。
面図である。
示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 高炉の羽口に取付けられたブロ−バイプ
に挿入され、内筒と外筒の2重管からなる微粉炭の吹込
ランスにおいて、 内筒は一次空気と微粉炭の流路を形成し、内筒と外筒の
間隙は液体の流路を形成し、内筒の先端部を外筒の先端
部より一定長さ突き出すとともに、内筒の外周面には鋼
線が一定ピッチで螺旋状に巻回され、外筒の先端部に円
周の一定角度範囲だけ開口したノズル部を有する ことを
特徴とする吹込ランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32403794A JP3294454B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 吹込ランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32403794A JP3294454B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 吹込ランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08157918A JPH08157918A (ja) | 1996-06-18 |
JP3294454B2 true JP3294454B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=18161455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32403794A Expired - Fee Related JP3294454B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | 吹込ランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294454B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI557373B (zh) * | 2013-10-09 | 2016-11-11 | 中國鋼鐵股份有限公司 | 粉煤噴射方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2649160C1 (ru) * | 2015-12-25 | 2018-03-30 | Тритек Ко., Лтд. | Устройство подачи топлива |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP32403794A patent/JP3294454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI557373B (zh) * | 2013-10-09 | 2016-11-11 | 中國鋼鐵股份有限公司 | 粉煤噴射方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08157918A (ja) | 1996-06-18 |
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