JPH11319309A - ゲーム機 - Google Patents

ゲーム機

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JPH11319309A
JPH11319309A JP12415498A JP12415498A JPH11319309A JP H11319309 A JPH11319309 A JP H11319309A JP 12415498 A JP12415498 A JP 12415498A JP 12415498 A JP12415498 A JP 12415498A JP H11319309 A JPH11319309 A JP H11319309A
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JP
Japan
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prize
weight
game
game machine
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JP12415498A
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English (en)
Inventor
Moichi Matsumoto
茂一 松本
Kenta Fujimoto
健太 藤本
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SNK Corp
Original Assignee
SNK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、より趣向性の高いゲーム機
を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、操作部をゲームプレーヤが
操作し錘落下装置から落下した錘で支持具との係合が解
除された景品を取り出し口から景品展示室外に取り出す
ことにより景品を取得するようにしたゲーム機におい
て、ゲームプレーヤが前記操作部を操作し前記錘落下装
置により錘を落下させるのに応じて、ゲームプレーヤが
再度前記操作部を操作し景品を取得する権利を得るか否
かを判定する判定手段を備えたことを特徴とするゲーム
機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景品を取得するゲ
ーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】景品を取得するゲーム機としては、従来
より、外から視認可能な容器状の景品室内にマスコット
や縫いぐるみ等の景品を収納し、この景品の上方に昇降
に連動して開閉可能な把持爪を外部から昇降位置操作可
能にし、把持爪を所望の景品の上方に操作した後、昇降
させて把持爪で所望の景品を掴みあげる。
【0003】然る後、把持爪で所望の景品を掴みあげた状態
で取り出し口に運び、この取り出し口から取り出すよう
にした所謂“クレーンゲーム機”が広く知られている。
【0004】上記従来のクレーンゲーム機では、景品室内に
小さな景品と大きな景品、あるいは自重が重い景品と自
重が軽い景品とを混在させてあり、把持爪の大きさや把
持力によっては景品室内に展示されている景品でも把持
できる景品とできない景品が生じてしまうという問題が
あった。
【0005】また、小さな景品は大きな景品の中に隠れてし
まったり、小さな景品は景品室内の底部に沈み込み易
く、展示効果も少ないために、顧客の吸引力が低下して
しまうという問題もあった。
【0006】更に、小さな景品が大きな景品の中に隠れてし
まったり、景品室内の底部に沈み込んだりすると、これ
が所望する景品である場合には把持爪で掴み上げること
が出来ず、ゲーム者の興味も半減してしまうという問題
もあった。
【0007】更に、従来のクレーンゲーム機では、ゲーム者
は把持爪を所望する景品の上方に位置させるだけで、把
持爪の昇降並びに開閉操作は全て自動で行わせるものが
多く、こうしたものではゲーム者がその技量とゲームの
難易度にあわせて把持爪の昇降並びに開閉操作が行え
ず、面白味に欠けるという問題もあった。
【0008】しかも、上記従来のクレーンゲーム機では把持
爪の移動操作・昇降動・開閉・掴み上げて搬送するため
の機構並びにそれらの連繁機構が複雑なものとなり、製
作費が高くなってしまうだけでなく、機構が複雑な分、
故障が発生する確率が高く、耐久性並びに信頼性も低下
してしまうという問題もあった。
【0009】そこで、従来では、これらの問題を解決すべ
く、次のような構造のゲーム機が提案されている。
【0010】図1は、従来のゲーム機の正面図、図2はその
側面図であって、図中符号1は従来のゲーム機を全体的
に示す。
【0011】このゲーム機1は、ケーシング2の上半部に透
明のアクリル板からなる窓3を有し、景品4を吊持した
景品支持装置5と、この景品支持装置5の上方に配設さ
れた錘落下装置6とを収納した景品展示室7が形成さ
れ、ケーシング2の下半部には景品支持装置5の景品を
移動駆動させる駆動装置8が設けられており、この駆動
装置8の前方には景品4の取り出し口9が景品展示室7
の床面7aからケーシング2の前面下半部に設けられた
開口部10に形成されている。
【0012】取り出し口9の開口部10には内方に揺動して
この開口部10を開閉する蓋板11が設けられており、
開口部10の上方には上記錘落下装置6の錘12を落下
させる時期及び落下装置を操作する操作部13が形成さ
れている。
【0013】この操作部13は、前面に設けられたコイン投
入口14と、上面に錘落下装置6の錘12を左右方向に
移動させる移動っ操作用ボタン(スタートボタン)15
と、錘12を落下させる落下操作用ボタン16と、ゲー
ム回数を表示する表示燈17が設けられている(図1及
び図6参照)。
【0014】操作部13で操作される錘落下装置6は、図3
及び図4に示すように、景品展示室7の天板7bとケー
シング2の上面2aとの間に装着された移動機構18
と、この移動機構18で移動される錘昇降機構19とで
構成されている。
【0015】上記移動機構18は、景品展示室7の天板7b
の左右両端寄り部分から立ち上げられブラケット20に
支持プレート21を取付け、この支持プレート21の前
面にその左右の両端近傍にプーリ22・23を回転可能
に配設し、両プーリ22・23に亙って移動ベルト24
を捲回させ、この移動ベルト24に錘昇降機構19を連
結させ、支持プレート21の裏面に取り付けられた移動
モータ25により右方のプーリ23を回転させることに
より錘昇降機構19が左右に移動操作されるようになっ
ている。
【0016】錘昇降機構19は、移動ベルト24に連結され
たスライダと、このスライダに支持されたドラムモータ
(駆動部)26と、ドラムモータ26の出力軸に装着さ
れたワイヤードラム27と、ワイヤードラム27に一端
が連結され、多端に錘12を設けたワイヤー(索条)2
8と、ドラムモータ26から景品展示室7の天板7bに
穿設された長孔30を貫通して下方の景品展示室7内に
突出するワイヤー案内パイプ31とからなる。
【0017】また、図示は省略したが、ワイヤードラム27
にはワイヤー28が巻き上げられて錘12がワイヤー案
内パイプ31の下端に当接して巻き上げトルクが高くな
ったときにワイヤードラム27の回転を停止すると同時
にドラムモータ26の回転を停止するトルクリミターが
内装されている。
【0018】尚、このトルクリミターにかえてマイクロスイ
ッチや光電管スイッチ等により錘12がワイヤー案内パ
イプ31の下端に当接したのを検出してドラムモータ2
6の回転を停止するように構成することもできる。
【0019】上記景品支持装置5は、ケーシング2の下半部
に設置された駆動モータ32とこの駆動モータ32の回
転をウォーム減速機構33を介して回転駆動される駆動
シャフト34と、駆動シャフト34の上端に着脱可能に
載置された景品懸架ユニット35とからなる。
【0020】この景品懸架ユニット35は図2、図5及び図
6に示すように、円板状の支持具36にその中央部下面
から駆動シャフト34に嵌合する嵌合片37を突出さ
せ、この嵌合片37から放射状に複数の吊持部38を設
けてなる。
【0021】各吊持部38は図7及び図8に示すように、円
板状の支持具36に穿設した取付け孔39に筒状の支持
具本体40を貫通させて支持させ、この支持具本体40
にコイルバネ41で上方に押圧付勢された摺動部材42
を装着してあり、摺動部材42の下端に景品4を係止す
るフック状の係止片43を形成してある。
【0022】そして、係止片43のフック状の先端部43a
はコイルバネ41の弾性力により支持具本体40の下端
部に穿設された索条挿入窓44の上縁44aより常時上
方に位置するように押圧付勢してある。
【0023】また、係止片43に係止される景品4は上端に
吊り紐45が設けられたカプセル46に入っており、索
条挿入窓44から挿入された吊り紐45の上端が係止片
43に係止されるようになっている。
【0024】因みに、ゲーム前の錘12は上昇した状態で揺
動部材42の上端42aとの間を100mmで円板状の
支持具36の回転中心の近傍位置に待機している。
尚、摺動部材42と景品4を係止するフック状の係止片
43とは一端に形成することができるのは勿論である。
要するに錘12が作用したときに係止片43が下降する
構成であれば如何なる構成でも実施が可能である。
【0025】上記のように構成されたゲーム機1のゲーム手
順を次に説明する。
【0026】先ず、景品支持装置5の景品4を回転駆動する
駆動モータ32を起動させ、駆動モータ32の回転をウ
ォーム減速機構33を介して駆動シャフト34を回転駆
動させると、円板状の支持具36が景品4を入れたカプ
セル46を吊持部38に吊持した状態で比較的ゆっくり
とした速度で回転する。
【0027】次に、ゲーム者は操作部13の前面に設けられ
たコイン投入口14にコインを投入してから上面に設け
られた移動操作用ボタン15を操作し、錘落下装置6の
錘12を支持具36の回転中心部より外方に向かって移
動させて錘12が所望する景品4の回転軌道上に位置す
るように操作する。
【0028】錘12の移動が完了すると、所望する景品4が
錘12の直下に来るのに合わせて落下操作用ボタン17
を押すと、ワイヤードラム27がワイヤー28を繰り出
す方向に早く回転し、錘12を勢い良く落下させる。
【0029】この落下する錘12の落下位置と落下時期が所
望する景品4を吊持する景品懸架ユニット35に合致す
ると、落下する錘12の質量によりコイルバネ41の弾
性力に抗して摺動部材を下方に押し込む。
【0030】しかして、摺動部材42が下方に押し込まれ、
カプセル46の吊り紐45を係止している係止片43の
上端が索条挿入窓44の下縁よりもさらに下降すると、
吊り紐45が係止片43から外れ、景品4を入れたカプ
セル44は取り出し口9におとされるので、ゲーム者は
蓋板11を開いて取り出し口9の景品4を獲得すること
ができるのである。
【0031】一方、落下した錘12が設定された落下最下端
になるとドラムモータ26が逆回転してワイヤー28を
巻き取る方向にワイヤードラム27が回転駆動され、錘
12が巻き上げられると同時に元の円板状の支持具36
の回転中心の近傍位置に復帰し、次のゲームに備える。
【0032】ここで、このゲーム機1は、上記のように操作
は至って簡単で、非常に単純なゲームではあるが、景品
懸架ユニット35の景品4を吊持した円板の支持具35
の回転速度を速くすると、景品4の獲得が難しく、逆に
遅くすると景品4の獲得が簡単となり、ゲームの難易度
の調整が簡単に行えるのである。
【0033】また、円板の支持具36中でも中心部分ではそ
の周速度が遅く景品獲得率は高くなり、外周になるほど
周速度が速くなるので景品獲得率は低くなるので、人気
の高い景品4は外周方向に簡素な景品4は内周方向に吊
持することによりゲーム性を高めることができる。
【0034】さらに、錘12で押し込まれる摺動部材42の
面積を変更することによっても景品獲得率やゲームの難
易度の調整を行うこともできる。
【0035】すなわち、図9に示すように摺動部材42の上
端42aの面積を小さくすると景品獲得率を低くするこ
とができるのである。
【0036】上記のゲームの難易度の設定の他に、コイルバ
ネ41の弾性力を変更したり、摺動部材42の上端42
aと錘12の下面との間に同極の磁石を埋設して互いに
反発させるようにしたものを混在させたりするとゲーム
の難易度を上げることができるのである。
【0037】尚、上記支持具36は円板状ではなく、チェー
ン等の可撓性部材を張設し、この可撓性部材を直線やカ
ーブ状等の移動させるようにすることもできるし、景品
4の移動軌跡の一部、すなわち、錘12の直下部分を下
げて錘12との間を広くしたりすることもできる。
【0038】また、移動機構6は直線状に移動するものであ
っても実施することができるのは勿論である。
【0039】さらに、上記の場合には景品4をカプセル44
に入れこのカプセル44から延出した紐45を吊持する
ようにしてあるが、紐45の種類は繊維状のものに限ら
れず、テープ状のものであってもよいし、景品4を直接
吊持するようにしても良い。加えて、景品4を吊持部8
からリリースする構成は爪を開く形式にすることも可能
となっている。
【0040】このように提案されている上記ゲーム機は、ゲ
ームプレーヤの操作により、景品を直接掴み上げて取得
するものでなく、錘を落下させ景品に間接的に当ててこ
の衝撃力により景品を落下させて取得するといった点
で、従来のクレーンゲーム機と異なる。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】近年、様々な形態のゲ
ーム機が提供されている中、景品を取得するゲーム機に
おいても、ただ単に景品を取得しようとする操作のみで
ゲームが終了してしまう単純なゲーム内容に加えて、他
の楽しみを感じられるゲーム内容が付加されることをゲ
ームプレーヤは強く要望する傾向にある。
【0042】本発明は、より趣向性の高いゲーム機を提供す
ることを課題とする。
【0043】
【発明を解決するための手段】請求項1の発明は、景品
展示室内に景品を支持した景品支持装置と、当該景品支
持装置の上方に配設された錘落下装置と、錘落下装置か
ら落下した錘で景品支持装置の吊持部との係止が解除さ
れた景品を景品展示室外に取り出すための取り出し口と
を設け、景品支持装置は景品を吊持した吊持部を複数設
けた支持具を移動装置で移動展示可能に構成するととも
に、錘落下装置は景品支持装置の上方で錘の落下位置を
変更操作可能に構成し、景品展示室外には錘落下装置の
位置及び錘落下時期を景品展示室外からゲームプレーヤ
が操作する操作部とを設け、該操作部をゲームプレーヤ
が操作し錘落下装置から落下した錘で支持具との係合が
解除された景品を取り出し口から景品展示室外に取り出
すことにより景品を取得するようにしたゲーム機におい
て、ゲームプレーヤが前記操作部を操作し前記錘落下装
置により錘を落下させるのに応じて、ゲームプレーヤが
再度前記操作部を操作し景品を取得する権利を得るか否
かを判定する判定手段を備えたことを特徴とするゲーム
機を提供するものである。
【0044】請求項2の発明は、景品が前記支持具との係合
から解除されているかを検知する検知手段を備え、当該
検知手段の検知結果に関連させて前記判定手段の判定を
行うようにした請求項1に記載のゲーム機を提供するも
のである。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明のゲーム機の一実施
の形態について、図を参照しつつ説明するが、本発明は
これに限定されるものでない。
【0046】このゲーム機は、その全体構造が先述した従来
のゲーム機とほぼ同様である(図1及び図2参照)。
【0047】すなわち、このゲーム機は、景品展示室7内に
景品4を支持した景品支持装置5と、この景品支持装置
5の上方に配設された錘落下装置6と、錘落下装置6か
ら落下した錘12で景品支持装置5の吊持部8との係止
が解除された景品4を景品展示室7外に取り出すための
取り出し口9とを設け、景品支持装置5は景品4を吊持
した吊持部8を複数設けた支持具36を移動装置で移動
展示可能に構成するとともに、錘落下装置6は景品支持
装置5の上方で錘12の落下位置を変更操作可能に構成
し、景品展示室7外には錘落下装置6の位置及び錘落下
時期を景品展示室7外からゲームプレーヤが操作する操
作部13とを設け、該操作部13をゲームプレーヤが操
作し錘落下装置6から落下した錘12で支持具36との
係合が解除された景品4を取り出し口9から景品展示室
7外に取り出すことにより景品を取得するようにしたも
のである。
【0048】錘落下装置6及び支持具36部分の構造は、先
述した従来のゲーム機とほぼ同様である(図3乃至図
5、図7乃至図9参照)。
【0049】そして、本発明のゲーム機は、ゲームプレーヤ
が操作部13を操作し錘落下装置6により錘12を落下
させるのに応じて、ゲームプレーヤが再度操作部13を
操作し景品4を取得する権利を得るか否かを判定する判
定手段を備えている。
【0050】図10は、本実施の形態におけるゲーム機を示
す概略斜視図であり、また、図11は、判定手段を示す
上面図である。
【0051】本実施の形態における判定手段は、数字を表示
する8セグメントタイプのLED表示装置51であり、
このLED表示装置51は操作部13上において落下操
作用ボタン16と表示燈17との間に設けられている。
このLED表示装置51は、1けたの数字を表示させる
ものであり、本実施の形態では予め当たりと設定された
数字を7としている。むろん、表示させる数字は2けた
以上であってもよく、また、当たりの数字をどれにする
かは適宜設定すればよく、さらに、数字を表示させる箇
所を2箇所としてもよい。
【0052】次に、このLED表示装置51による判定がど
のように行われるかを図を参照しつつ説明する。図12
は、本実施の形態におけるゲームフロー(判定フローを
含む)を説明するための説明図である。
【0053】先ず、景品支持装置5の景品4を回転駆動する
駆動モータ32を起動させ、駆動モータ32の回転をウ
ォーム減速機構33を介して駆動シャフト34を回転駆
動させると、円板状の支持具36が景品4を入れたカプ
セル46を吊持部38に吊持した状態で比較的ゆっくり
とした速度で回転する。
【0054】次に、ゲームプレーヤは操作部13の前面に設
けられたコイン投入口14にコインを投入して図示しな
いスタートボタンを押し、ゲームをスタートさせる。
【0055】このゲームスタートを受けて、操作部13上の
LED表示装置51は高速で1〜9までの数字を順次繰
り返し表示する。
【0056】このLED表示装置51が高速表示している間
に、ゲームプレーヤは、移動操作用ボタン15を操作
し、錘落下装置6の錘12を支持具36の回転中心部よ
り外方に向かって移動させて錘12が所望する景品4の
回転軌道上に位置するように操作する。錘12の移動が
完了すると、所望する景品4が錘12の直下に来るのに
合わせて落下操作用ボタン17を押すと、ワイヤードラ
ム27がワイヤー28を繰り出す方向に早く回転し、錘
12を勢い良く落下させる。この落下する錘12の落下
位置と落下時期が所望する景品4を吊持する景品懸架ユ
ニット35に合致すると、落下する錘12の質量により
コイルバネ41の弾性力に抗して摺動部材を下方に押し
込む。しかして、摺動部材42が下方に押し込まれ、カ
プセル46の吊り紐45を係止している係止片43の上
端が索条挿入窓44の下縁よりもさらに下降すると、吊
り紐45が係止片43から外れ、景品4を入れたカプセ
ル44は取り出し口9におとされるので、ゲームプレー
ヤは蓋板11を開いて取り出し口9の景品4を取得する
ことができるのである。
【0057】そして、景品4の取得結果がわかるのと僅かに
時間をずらしたときに、LED表示装置51で高速表示
されていた数字が1〜9の間のどれかの数字で停止す
る。この停止した数字により、当たり判定が行われる。
先述したように、本実施の形態では7が当たりであるの
で、数字7で停止した場合には、再び、ゲームプレーヤ
が、操作部13を操作し景品4を取得する権利を得る。
しかし、7以外の数字で停止した場合には、ゲームプレ
ーヤは上記権利を得られず、ゲームは終了である。
【0058】このように、本発明のゲーム機は、すでに終わ
ってしまったと思われたゲームを、判定手段の結果によ
り上記権利を得て再度行えるという、2つのゲームが一
体化したような、ゲームプレーヤにとって非常に趣向性
の高いものであるといえる。
【0059】そして、落下した錘12が設定された落下最下
端になるとドラムモータ26が逆回転してワイヤー28
を巻き取る方向にワイヤードラム27が回転駆動され、
錘12が巻き上げられると同時に元の円板状の支持具3
6の回転中心の近傍位置に復帰し、次のゲームに備え
る。さらに、上記権利を取得したゲームプレーヤは、先
述した手順と同様の手順で、操作部13により錘操作を
行い景品4の取得をねらう。
【0060】このような手順を、ゲームプレーヤが上記の権
利を得ることができなくなるまで繰り返し行うのであ
る。
【0061】また、本発明のゲーム機においては、景品4が
支持具36との係合から解除されているかを検知する検
知手段を備え、当該検知手段の検知結果に関連させて判
定手段の判定を行うようにすることができる。これによ
り、景品4が取得された際には、必ずLED表示装置5
1において当たり表示を行わないようにすれば、ゲーム
プレーヤが1回のゲームで複数の景品を取得する可能性
のある、いわゆる“バクチ性”の高いゲーム機とならな
いようにすることが可能である。
【0062】例えば、検知手段として、透過型の光センサを
用い、図13に示すように、光センサ52を景品4が落
下して取り出し口9に達するまでの適当な位置に設置
し、錘が落下した後のある程度の時間内において光セン
サの検知結果を確認して、判定手段の判定をこの検知結
果に関連付けるのである。光センサの検知結果は、ゲー
ム機に内蔵されるCPUやプログラムにより判定手段の
判定へ繁栄されることになる。これにより、例えば、景
品を取得することができなかったゲームプレーヤのみを
対象として、再度ゲームを行える権利を得ることができ
るか判定するといったこともでき、ゲーム方法の選択視
が増えることになり、ゲームプレーヤは様々なゲームを
楽しむことができる。
【0063】尚、検知手段としては、反射型の光センサーの
外種々のセンサーを用いてもよく、例えば、光センサを
用いる場合には予め水平方向に列状に複数個設けてお
き、支持具36の中心からの距離が遠い景品も近い景品
も落下した際に、検知できるようにしておくことも可能
である。
【0064】本実施の形態においては、判定手段としてLE
D表示装置51を用い表示された数字により当たり判定
を行っているが、これに限定されるものでない。例え
ば、LED等の発光装置を円形状に配置しこれに対応す
る数字や文字を予め設定したルーレットのような表示装
置を用いた判定手段を設け、発光表示された発光装置に
対応した数字や文字により当たり判定を行ってもよい。
むろん上記表示は液晶ディスプレイにより行ってもよ
い。また、音声を用いた判定手段を用いてもよく、例え
ば、ゲームプレーヤが錘の操作を行った後に、音楽とと
もに(むろん音楽が無くてもよい)当たり判定結果をス
ピーカを通じて音声で知らせるようにしてもよい。この
音声は、予めゲーム機のプログラム内に記憶させ、適当
なタイミングで再現させればよい。このような音声によ
り判定結果を知らせるのは、上述した数字もしくは文字
表示とともに行うことが可能である。
【0065】また、判定手段による判定方法は、予め、ゲー
ム機に設定されたプログラムに沿って行われる外、他の
ゲームを行った結果により施行される場合もある。例え
ば、錘の操作を行った後にゲームプレーヤに対して、ク
イズを質問し、その回答を操作ボタンや自分の音声によ
り行い、所定の正解回数が得られれば、再度錘操作を行
えるといったものである。このような別のゲームを組み
合わせることにより趣向性の高いゲーム機を提供できる
のである。
【0066】判定手段の配設位置は、操作部13上に限られ
ず、ゲームプレーヤがその判定手段を認識できる位置で
あればよい。
【0067】ゲームプレーヤが再度操作部13を操作し景品
4を取得する権利は、少なくとも1回以上あればよく、
また、この判定はゲームが終了するまで繰り返し行うこ
とも可能である。
【0068】本実施の形態におけるゲーム機では、当該ゲー
ム機のメンテナンスを行う場合のテスト稼動時におい
て、通常行っているコイン投入口14へのコイン投入の
インカム集計を行わないので、実際のインカム集計デー
タを確実に得ることができる。尚、コインの検出は、1
コイン投入時に複数回数検出することにより行う。ま
た、メンテナンス時のテスト操作を行うときには、ゲー
ム機内に備えられた図示しないテストスイッチによりテ
ストモードのON/OFFを制御することが可能である
が、ゲーム機のゲームプログラムには入っていない誤動
作等のエラー発生時にはテストモードに入ることがな
い。但し、このテストモードでのテストスイッチ操作で
は、ゲームフローにおける次のステップへ移行すること
はない。
【0069】本実施の形態におけるゲーム機では、錘12を
一旦摺動部材42の上端42aに衝突するまで落下させ
たのち若干引き上げるまでの間、ドラムモータ26を正
回転(つまり同一方向に回転)させている。これは、錘
12を最下端に位置させた状態のままにしておくと、常
に回転し続ける支持具36の回転に伴って隣接する摺動
部材42に衝突しこれに伴い景品が落下してしまうのを
避けるためである。その後に、繰り出されたワイヤ28
を巻き上げる際には、ドラムモータ26をさらに正回転
させて、ワイヤードラム27に巻き付ける。これは、ワ
イヤ28を巻き上げる際にドラムモータ26を逆回転さ
せると、錘12が最下端に下がってしまい、上述したよ
うに景品が落下してしまうのを避けるためである。
【0070】本実施の形態におけるゲーム機では、錘昇降機
構19が移動モータ25により左右に移動操作される際
には、例えば、音楽等の効果音を発生させるが、ゲーム
プレーヤは、この効果音の発生停止タイミングを利用し
て、錘昇降機構19を所望の位置で停止させようとする
ことも考えられ、ゲームの難易度が低くなってしまう場
合があるので、上記移動モータ25移動時の効果音の発
生タイミングを一定させずに、ゲームの難易度を上げる
ことも可能である。
【0071】また、ゲームプレーヤが移動操作用ボタン15
を押すタイミングと実際に錘昇降機構19が移動するタ
イミングとをランダムにずらしたり、あるいは、ゲーム
プレーヤが落下操作用ボタン16を押すタイミングとド
ラムモータ26を稼動させ錘12を落下させるタイミン
グとをランダムにずらすことにより、ゲームの難易度を
上げることも可能である。
【0072】さらに、本実施の形態のゲーム機において、円
板状の支持具36が当該円板の中心位置よりもややずれ
た位置、すなわち偏芯した位置を中心として駆動モータ
32により回転させれば、摺動部材42が同心円上に回
転することがなく、ゲームプレーヤにとって左右に移動
する錘昇降機構19の停止位置が定めにくくなり、ゲー
ムの難易度を非常に高くすることも可能である。
【0073】LED表示装置51において当たり表示された
場合に、本実施の形態では図示していないクレジット表
示(すなわち、リプレイ回数を表示)部にクレジット表
示を行うことにより、ゲームプレーヤに対してもう一度
ゲームが行えることをわかりやすく伝えることも可能で
ある。LED表示装置51における当たり表示は、クレ
ジット表示がなされた後もそのままの状態にしておけ
ば、よりゲームプレーヤに対して当たり判定がわかりや
すい。また、クレジット表示は、例えば、リプレイ時の
錘昇降機構19の左右移動を開始した時に消去すれば、
リプレイできる権利があることをゲームプレーヤに認識
させやすい。また、クレジット表示は、ゲームプレーヤ
に対してわかりやすくするために、例えば、あと2回と
いう表現にしておくことも可能である。
【0074】さらに、本実施の形態におけるゲーム機におい
て、支持具本体40の索条挿入窓44を、円板状の支持
具36の中心位置から放射状に伸びる方向に向けた状態
で設置しておけば、景品4を係止片43のフック状の先
端部43aに取り付けやすくメンテナンス性に優れたも
のとなる。
【0075】
【発明の効果】従って、請求項1の発明によれば、例え
ば、すでに終わってしまったと思われたゲームを、判定
手段の結果により再び景品を取得する権利を得られるか
かもしれないという、1回のゲームで2種類のゲームを
行えるような、ゲームプレーヤにとって非常に趣向性の
高いゲーム機を提供し得る。
【0076】また、請求項2の発明によれば、景品が前記支
持具との係合から解除されているかを検知する検知手段
によりゲームプレーヤの景品取得状況を検知して、これ
を検知手段の検知結果に関連させることができるので、
ゲームの難易度を操作でき、非常に趣向性の高いゲーム
機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のゲーム機の正面図である。
【図2】従来のゲーム機の一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図3】従来のゲーム機の錘落下装置部分の縦断面図で
ある
【図4】従来のゲーム機の錘落下装置部分の横断面図で
ある。
【図5】従来のゲーム機の支持具部分の一部切り欠き正
面図である。
【図6】従来のゲーム機の支持具部分の横断面図であ
る。
【図7】従来のゲーム機の支持具部分における索条挿入
窓部分の側面図である。
【図8】従来のゲーム機の支持具部分における索条挿入
窓部分の正面図である。
【図9】従来のゲーム機の支持具部分における支持具部
分の変形例の正面図である。
【図10】本実施の形態における本実施の形態における
ゲーム機を示す概略斜視図である。
【図11】本実施の形態におけるLED表示装置(判定
手段)を示す上面図である。
【図12】本実施の形態におけるゲームフロー(判定フ
ローを含む)を説明するための説明図である。
【図13】本実施の形態における光センサ(検知手段)
の取り付け状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ゲーム機 4 景品 5 景品支持装置 6 錘落下装置 7 景品落下装置 8 吊持部 9 取り出し口 12 錘 13 操作部 43 係止片 51 LED表示装置 52 光センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品展示室内に景品を支持した景品支持
    装置と、当該景品支持装置の上方に配設された錘落下装
    置と、錘落下装置から落下した錘で景品支持装置の吊持
    部との係止が解除された景品を景品展示室外に取り出す
    ための取り出し口とを設け、景品支持装置は景品を吊持
    した吊持部を複数設けた支持具を移動装置で移動展示可
    能に構成するとともに、錘落下装置は景品支持装置の上
    方で錘の落下位置を変更操作可能に構成し、景品展示室
    外には錘落下装置の位置及び錘落下時期を景品展示室外
    からゲームプレーヤが操作する操作部とを設け、該操作
    部をゲームプレーヤが操作し錘落下装置から落下した錘
    で支持具との係合が解除された景品を取り出し口から景
    品展示室外に取り出すことにより景品を取得するように
    したゲーム機において、 ゲームプレーヤが前記操作部を操作し前記錘落下装置に
    より錘を落下させるのに応じて、ゲームプレーヤが再度
    前記操作部を操作し景品を取得する権利を得るか否かを
    判定する判定手段を備えたことを特徴とするゲーム機。
  2. 【請求項2】 景品が前記支持具との係合から解除され
    ているかを検知する検知手段を備え、当該検知手段の検
    知結果に関連させて前記判定手段の判定を行うようにし
    た請求項1に記載のゲーム機。
JP12415498A 1998-03-16 1998-04-19 ゲーム機 Pending JPH11319309A (ja)

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JP8817198 1998-03-16
JP10-88171 1998-03-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022118195A (ja) * 2018-08-09 2022-08-12 株式会社サファリゲームズ 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022118195A (ja) * 2018-08-09 2022-08-12 株式会社サファリゲームズ 遊技機

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