JPH11318949A - 歯科治療装置 - Google Patents

歯科治療装置

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JPH11318949A
JPH11318949A JP13902798A JP13902798A JPH11318949A JP H11318949 A JPH11318949 A JP H11318949A JP 13902798 A JP13902798 A JP 13902798A JP 13902798 A JP13902798 A JP 13902798A JP H11318949 A JPH11318949 A JP H11318949A
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JP
Japan
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water
sterilizing
bactericidal
mist
patient
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Pending
Application number
JP13902798A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nakamura
滋 中村
Kiyomi Sanbonmatsu
清美 三本松
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
Original Assignee
Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】診療中の患者の口腔から発生する各種病原菌が
施療者や室内に飛散遊離して感染するのを防止するため
に、口腔外バキューム装置が使用され、また強酸性水等
の噴霧器を室内に設置し殺菌を行こともあった。しか
し、患者の口腔付近の空気や塵埃等に交じる細菌を、吸
引や間接的な噴霧殺菌等によりその場で直ちに取り除く
ことは困難で交差感染の危険があった。また、治療時患
者の唇や口腔が乾くことがあった。本発明は上記課題を
解決する機器を提供する。 【解決手段】ソフト酸性水等を用いた殺菌水を霧状の微
細粒水とした殺菌性霧水を患者の口腔付近の空気中に生
成し、細菌が発生すると同時にその中に包含吸着して殺
菌・分解する。また、治療時に患者の唇や口腔内部を湿
潤し乾燥を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療装置にお
ける患者口腔付近の殺菌に係り、特に殺菌性霧水の生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、診療中の患者の口腔から発生する
各種病原菌が、施療者や室内に飛散遊離して感染するこ
とを防止するために、口腔外バキューム装置が使用され
ていた。また、強酸性水等の噴霧器を室内に設置して間
接的に殺菌を行う場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、診療中
の患者の口腔付近の空気や塵埃等に交じる細菌を、吸引
あるいは間接的な噴霧殺菌等によりその場で直ちに取り
除くことは困難であり、交差感染の危険があった。本発
明は、上記課題を解決する機器を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本願発明者は
鋭意研究の結果下記に示す手段によってこの課題を解決
した。 (1)歯科用チェアユニットにおいて、患者の口腔付近
に殺菌水を霧状に放出する殺菌性霧水の放出体を設けた
ことを特徴とする歯科治療装置。 (2)殺菌水がソフト酸性水であることを特徴とする
(1)項に記載の歯科治療装置。 (3)殺菌性霧水の供給ダクトが、フレキシブルであ
り、任意の位置に設定できるものであることを特徴とす
る(1)項又は(2)項に記載の歯科治療装置。 (4)殺菌性霧水の生成装置が、殺菌水供給管と、圧縮
空気供給管と、前記殺菌水と圧縮空気の混合ノズルから
構成されるものであることを特徴とする(1)項〜
(3)項のいずれか1項に記載の歯科治療装置。 (5)殺菌性霧水の生成装置が、超音波加湿器を用いる
ものであることを特徴とする(1)項〜(3)項のいず
れか1項に記載の歯科治療装置。
【0005】
【発明の実施の形態】歯科治療において、診療中の患者
が保有する細菌類は、患者の唾液、血液、鼻汁等の体液
に交じり直接口腔より外部に放出されるもの、あるいは
各種の治療用具に触れて放出されるもの等がある。例え
ばハンドピースにより蝕歯を高速に切削する場合等、飛
散する切り屑の微粉に細菌が付着して飛散ることがあ
る。したがって本発明では、殺菌水を霧状の微細粒水と
した溶解霧水を患者の口腔付近の空気中に生成してお
き、前記細菌が発生すると同時にその中に包含吸着し
て、殺菌・分解するものである。また、治療中に患者の
唇や口腔内部が乾燥することが多く、湿潤することが望
まれるが、この対策にも適するものである。さらに、ソ
フト酸性水等を用いた霧水状の殺菌水は、患者が長い治
療時間中その中にあっても有害にならない。
【0006】
【実施例】以下、本発明歯科治療装置の構造と作用を図
に基づいて説明する。図1は、本発明の殺菌性霧水の生
成装置をチェアユニットのチェアの背もたれを起立させ
た状態で設定した外観斜視図、である。図において1は
チエアの背もたれ、2はブラケットテーブル連結アー
ム、3はブラケットテーブル、4はスピットン、5はラ
イト用ポール、6はライト、7は殺菌性霧水の生成装
置、8は霧水供給ダクト、9はフレキシブルダクト、1
0は殺菌性霧水の放出体、11はシャーカステン、12
はインスツルメント、13は操作キー、14はヘッドレ
スト、をそれぞれ示す。
【0007】殺菌性霧水の生成装置7の霧水発生部15
(図3)は、スピットン4の裏側に設置(図示せず)さ
れている。また、殺菌性霧水放出体10は、ヘッドレス
ト14にもたれた患者(図示せず)の口腔付近に、各箇
所で折り曲げた状態で固定が可能な霧水供給ダクト8及
び、フレキシブルダクト9によって、自在に設定するこ
とができる。
【0008】図2は、殺菌性霧水の生成装置をチェアユ
ニットのチェアの背もたれを伏せた状態で設定した外観
斜視図である。図示したように、殺菌性霧水放出体10
は患者の口腔付近に設定されている。
【0009】図3は、殺菌性霧水の生成装置全体の外観
斜視図である。図において、15は霧水発生部、16a
は電源スイッチ、16bは加減スイッチ、16cは表示
灯、17は放出霧水、18は電源コード、19はキャス
ター、20は殺菌水連結管、21は操作パネル接続コー
ド、22は殺菌水の導入方向、をそれぞれ示す。図示し
たように、殺菌水連結管20より導入された殺菌水23
(図4)は、殺菌性霧水の生成装置7の筺体内部の霧水
発生部15(後記)及び操作用の電源スイッチ16a、
加減スイッチ16b並びにチェアの操作パネル13から
の操作(後記)によって、殺菌水23は霧水状となり、
前記霧水供給ダクト8内のフレキシブルダクト9を通っ
て霧水放出体10から放出霧水17のように放出され
る。また、殺菌性霧水の生成装置7の設置位置は、施療
者の邪魔にならない位置であれば、いずれでもよい。な
お、殺菌水にソフト酸性水を採用した場合、ソフト酸性
水は、残留遊離塩素濃度を1.0〜200ppm、PH
を3〜7の範囲に調整されたものとする。
【0010】次にブロック図に基づきその作用を説明す
る。図4は、殺菌性霧水発生のノズル方式のブロック図
である。図において、23は殺菌水、24は圧縮空気、
25は混合ノズル、26は殺菌性霧水、をそれぞれ示
す。殺菌水23は、開閉電磁弁31を操作パネル13の
操作により開きチェアユニットにおいて生成された殺菌
水を、殺菌水の導入方向22のように導入し、プールす
る。そして、圧縮空気24は、電源18の電源スイッチ
16aをONにし(表示灯16c点灯)、コンプレッサ
ーのモータを回転させて(図示せず)発生させ、加減ス
イッチ16bによって所定値に設定する。なお、この圧
縮空気24は、外部例えば、チェアユニットから導入し
てもよい。上気の殺菌水23及び圧縮空気24は、前記
フレキシブルダクト9を通ってその先端部にある混合ノ
ズル25によって、殺菌性霧水26を発生させ、霧水放
出体10から放出霧水17のように放出する。
【0011】図5は、殺菌性霧水発生の超音波方式のブ
ロック図である。図において、27は高周波発生回路、
28は水晶振動子、29は超音波発生、30は水柱発
生、32は送風器、をそれぞれ示す。殺菌水23は、開
閉電磁弁31を操作パネル13の操作により開き、チァ
アユニットにおいて生成された殺菌水を、殺菌水の導入
方向22のように導入し、プールする。そして、高周波
発生回路27は、電源18の電源スイッチ16aをON
にし(表示灯16c点灯)、高周波発生回路27を作動
させて、水晶振動子28を振動し、圧電現象により超音
波29を発生させ、加減スイッチ16bによって所定値
に設定する。上記水晶振動子28は、前記プールされた
殺菌水23の中にセットされているので、その超音波発
生29によって殺菌水23は振動し、水柱を発生30す
る。この状態では、水面は霧水となり殺菌性霧水26の
状態となる。そして、該殺菌性霧水26は送風器32に
より、前記フレキシブルダクト9を通って、その先端部
の霧水放出体10から放出霧水17のように放出され
る。
【0012】
【発明の効果】本発明の装置によれば次のような優れた
効果を発揮する。 1、本発明の請求項1の発明によれば、歯科用チェアユ
ニットにおいて、患者の口腔付近に殺菌水を霧状に放出
する霧水殺菌性霧水の生成装置を設けたことにより、治
療中の患者の口腔付近の空気や塵埃等に細菌が発生する
と、直ちに殺菌性霧水の中に包含吸着させ、殺菌・分解
するため、交差感染等のおそれを取り除くことができ
る。また、治療中に起きる患者の唇や口腔内の乾燥を防
止し、湿潤することができる。 2、請求項2の発明によれば、殺菌水にソフト酸性水を
用いたため、その殺菌性霧水は患者が長い治療時間中そ
の中にあっても有害とならない。 3、請求項3の発明によれば、殺菌性霧水生成器のダク
トがフレキシブルであり、任意の位置設定できるため、
患者がいずれの姿勢であっても、その口腔付近に殺菌性
霧水を放出することができる。 4、請求項4の発明によれば、殺菌性霧水の生成装置に
おける霧水の生成が、殺菌水と、圧縮空気及びその混合
ノズルから構成されるため、簡単に殺菌性霧水を放出す
ることができる。 5、請求項5の発明によれば、殺菌性霧水の生成装置
が、超音波加湿器によるため、殺菌水をより細かな霧と
することができ、ソフトな殺菌性霧水を放出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌性霧水の生成装置をチェアユニッ
トのチェアの背もたれを起立させた状態で設定した外観
斜視図。
【図2】殺菌性霧水の生成装置をチェアユニットのチェ
アの背もたれを伏せた状態で設定した外観斜視図。
【図3】殺菌性霧水の生成装置全体の外観斜視図。
【図4】殺菌性霧水発生のノズル方式のブロック図。
【図5】殺菌性霧水発生の超音波方式のブロック図。
【符号の説明】
1:チェアの背もたれ 2:ブラケット
テーブル連結アーム 3:ブラケットテーブル 4:スピットン 5:ライト用ポール 6:ライト 7:殺菌性霧水の生成装置 8:霧水供給ダ
クト 9:フレキシブルダクト 10:殺菌性霧
水の放出体 11:シャーカステン 12:インスツ
ルメント 13:操作キー 14:ヘッドレ
スト 15:霧水発生部 16a:電源ス
イッチ 16b:加減スイッチ 16c:表示灯 17:放出霧水 18:電源コー
ド 19:キャスター 20:殺菌水連
結管 21:操作パネル接続コード 22:殺菌水の
導入方向 23:殺菌水 24:圧縮空気 25:混合ノズル 26:殺菌性霧
水 27:高周波発生回路 28:水晶振動
子 29:超音波発生 30:水柱発生 31:送風器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯科用チェアユニットにおいて、患者の口
    腔付近に殺菌水を霧状に放出する殺菌性霧水の放出体を
    設けたことを特徴とする歯科治療装置。
  2. 【請求項2】殺菌水がソフト酸性水であることを特徴と
    する請求項1に記載の歯科治療装置。
  3. 【請求項3】殺菌性霧水の供給ダクトが、フレキシブル
    であり、任意の位置に設定できるものであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の歯科治療装置。
  4. 【請求項4】殺菌性霧水の生成装置が、殺菌水供給管
    と、圧縮空気供給管と、前記殺菌水と圧縮空気の混合ノ
    ズルから構成されるものであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の歯科治療装置。
  5. 【請求項5】殺菌性霧水の生成装置が、超音波加湿器を
    用いるものであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の歯科治療装置。
JP13902798A 1998-05-20 1998-05-20 歯科治療装置 Pending JPH11318949A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015186307A1 (ja) * 2014-06-06 2015-12-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 歯漂白装置
CN113288486A (zh) * 2021-05-21 2021-08-24 四川大学华西医院 口腔清洗护理装置

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