JPH11318899A - 非観血連続血圧計 - Google Patents
非観血連続血圧計Info
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- JPH11318899A JPH11318899A JP10146668A JP14666898A JPH11318899A JP H11318899 A JPH11318899 A JP H11318899A JP 10146668 A JP10146668 A JP 10146668A JP 14666898 A JP14666898 A JP 14666898A JP H11318899 A JPH11318899 A JP H11318899A
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
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Abstract
スして1個のA/D変換器でA/D変換し、動脈に最も
近いと認識できる非観血センサからの信号を使用して血
圧を算出する非観血連続血圧計を提供する。 【解決手段】 複数の励振器2と複数の非観血センサ3
を備え、前記非観血センサからの出力をタイミング発生
器9で発生される信号によってマルチプレクサ4で順次
切換え、A/D変換器5でA/D変換しセンサ信号選択
決定手段10によって複数の非観血センサ2のどの出力を
血圧算出に使用するかの判断を行なう。これにより、A
/D変換器の数を減らすことができ装置の価格を下げる
ことができる。
Description
を与えて、血管内を伝搬した振動を検出し解析すること
により、血圧を非侵襲で連続的に測定する非観血連続血
圧計に関し、特に非観血センサからの出力信号をマルチ
プレクスして1個のA/D変換器でA/D変換し、動脈
に最も近いと認識できる非観血センサからの信号を使用
して血圧を算出するよう構成したものである。
示されたものとして、特表平9-506024が知られている。
特表平9-506024は、血圧の変化に応じて血管の弾性が変
化することを利用し、血管を伝搬する音波の音速を検出
することで血管の弾性を算出し、その血管の弾性値から
血圧を測定するものである。
9-506024の具体例では、励振器および非観血センサを複
数使用するような実例は記載されていない。励振器およ
び非観血センサを複数使用せずに被検体の体表に取り付
けて血圧を測定する場合、励振器および非観血センサは
小さな物であるため動脈に近接させて装着することは臨
床現場において容易ではなく、励振器および非観血セン
サが動脈から離れて装着されると、血圧の測定精度が下
がるという問題を有している。
ログ/ディジタル(A/Dと略記することもある)変換
器のビット数は12ビットから16ビット程度必要であり、
非観血センサを複数設置し血圧測定をする場合、非観血
センサと同じ数だけA/D変換器を備えるとすると、精
度の高いA/D変換器を複数使用することになり、装置
が高価になるという問題を有している。
で、複数の励振器と複数の非観血センサを備えることに
より被検体へ広い範囲で励振器と非観血センサを装着
し、前記非観血センサからの出力信号をマルチプレクス
して1個のアナログ/ディジタル変換器でアナログ/デ
ィジタル変換し、動脈に最も近いと認識できるセンサか
らの信号を使用して血圧を算出することにより、安価
で、被検体への装着が容易で、高精度、高信頼性の非観
血連続血圧計を提供することを目的とする。
に本発明は、振動発振器によって発生された信号により
体表から生体内の動脈を振動させる複数の励振器と、前
記複数の励振器により与えられ動脈上を伝搬した振動を
電気信号に変換する複数の非観血センサと、前記複数の
非観血センサからの出力を選択するマルチプレクサと、
前記複数の非観血センサの出力において血圧算出に最も
適当である出力を選択決定するセンサ出力選択決定手段
と、前記マルチプレクサおよび前記センサ出力選択決定
手段を制御するタイミング発生手段を備え、非観血で連
続的に生体内の血圧を測定できるようにしたものであ
る。
センサを備えることにより被検体へ広い範囲で励振器と
非観血センサを設置することができ、前記非観血センサ
からの出力信号をマルチプレクスして1個のアナログ/
ディジタル変換器でアナログ/ディジタル変換し、動脈
に最も近いかまたは血圧算出に最も適当であると認識し
たセンサからの信号を使用して血圧を算出することによ
り、安価で、被検体への装着が容易で、精度及び信頼性
の高い優れた非観血連続血圧計が得られる。
は、被検体に対して最も有効となる任意の周波数および
振幅で発振させることができる振動発振器と、前記振動
発振器によって発生された信号により体表から生体内の
動脈を振動させる複数の励振器と、前記複数の励振器に
より与えられ動脈上を伝搬した振動を電気信号に変換す
る複数の非観血センサと、前記複数の非観血センサから
の出力を選択するマルチプレクサと、前記複数の非観血
センサの出力において血圧算出に最も適当である出力を
選択決定するセンサ出力選択決定手段と、前記マルチプ
レクサおよび前記センサ出力選択決定手段を制御するタ
イミング発生手段と、前記最高血圧と最低血圧の絶対値
を測定するキャリブレーション用血圧計と、前記振動発
振器で発振した信号を基準として前記非観血センサによ
り検出した信号の位相変化により動圧波形を算出し、前
記動圧波形と前記キャリブレーション用血圧計からの測
定値により非観血で連続的に生体内の血圧を算出する血
圧算出手段と、前記血圧算出手段で算出した連続血圧波
形を表示する血圧波形表示部を備えたことを特徴とする
非観血連続血圧計であり、複数の励振器と複数の非観血
センサを用いることにより、広い範囲に励振器と非観血
センサを配置することができ、被検体の動脈上のできる
だけ近接した位置に励振器と非観血センサを配置するこ
とができるので、被検体への装着が容易となり、信頼性
と精度の高い血圧測定ができるという作用を有する。ま
た、複数の非観血センサの出力に対してマルチプレクサ
を用いて選択し、一つのA/D変換器のみを用いること
により、材料費を削減でき、より安価な装置を提供でき
るという作用を有する。
に記載された非観血連続血圧計において、励振器と非観
血センサを一組とし、前記励振器と非観血センサの組を
複数備え、前記複数の励振器と非観血センサの組を一定
の間隔で固定する手段と、前記固定された励振器と非観
血センサの組を被検体に取り付ける手段を備えているの
で、広い範囲に励振器と非観血センサを配置することが
でき、被検体の動脈上のできるだけ近接した位置に励振
器と非観血センサを配置することができるので、被検体
への装着が容易となり、信頼性と精度の高い血圧測定が
できるという作用を有する。
に記載された非観血連続血圧計において、励振器と励振
器を中心に左右に1個づつ合計2個の非観血センサを配
置しそれを一組とし、前記励振器と非観血センサの組を
複数備え、前記複数の励振器と非観血センサの組を一定
の間隔で固定する手段と、前記固定された励振器と非観
血センサの組を被検体に取り付ける手段を備えているの
で、励振器から動脈の上流と下流に伝わる振動を同時に
検出することができ、被験者に応じて血圧算出を行なう
場合により最適な値を高精度に測定することができ、か
つ非観血センサの数に対して励振器の数が半分となり、
被検体への装着部の物量が少なくでき、装置が安価にな
るという作用を有する。また、前記励振器と励振器を中
心に左右に1個ずつ合計2個の非観血センサの組を複数
設置することにより、広い範囲に励振器と非観血センサ
を配置することができ、被検体の動脈上のできるだけ近
接した位置に励振器と非観血センサを配置することがで
きるので、被検体への装着が容易となり、信頼性と精度
の高い血圧測定ができるという作用を有する。
に記載された非観血連続血圧計において、複数の非観血
センサからの出力をそれぞれアナログ/ディジタル変換
するアナログ/ディジタル変換器を備えているので、マ
ルチプレクサの制御が不要となり、血圧測定のための制
御が簡単になるという作用を有する。
から図7を用いて説明する。
の実施形態における非観血連続血圧計の構成を示すブロ
ック図である。振動発振器1は被検体に対して最も有効
となる任意の周波数および振幅で発振する発振源であ
り、励振器群2は体表から生体内の動脈血管を振動させ
る複数の励振器で構成され、図1では一例として励振器
aからdの4個の励振器を示している。非観血センサ群
3は前記複数の励振器により与えられ動脈上を伝搬した
振動を電気信号に変換するセンサで構成され、例として
非観血センサAからHの8個の非観血センサを示してい
る。マルチプレクサ4は複数の非観血センサからの出力
をタイミング発生器9で発生される信号で順次切換え
る。A/D変換器5はマルチプレクサ4から順次切換え
られた複数の非観血センサからの信号をアナログ/ディ
ジタル変換する。キャリブレーション用血圧計6は被検
体の最高血圧および最低血圧の絶対値を測定するために
適当な時間間隔または任意の時に作動する。血圧算出手
段7は振動発振器1で発生された信号を基準とし、非観
血センサ群3から出力される電気信号と、キャリブレー
ション用血圧計6から出力される最高血圧および最低血
圧の絶対値から、特表平9-506024で述べられている方式
と同様な方式により連続血圧を算出する。血圧波形表示
部8は血圧算出手段7から出力された連続血圧波形を表
示する。タイミング発生器9はマルチプレクサ4の非観
血センサ群3からの各出力信号を切換えるタイミングパ
ルスを発生し、同時にA/D変換器5と血圧算出手段7
の動作タイミングを制御するタイミングパルスを発生す
る。センサ信号選択決定手段10は血圧算出手段7に含ま
れ、非観血センサ群3のどの出力を血圧算出に使用する
かの判断を行なう。
について、マルチプレクサ4、A/D変換器5およびセ
ンサ信号選択決定手段10の動作を図7を用いて説明す
る。上記では例として非観血センサを8個使用するよう
に述べたが、簡単のため非観血センサを2個使用した構
成で説明する。つまり図1において非観血センサA、B
のみを使用した構成として説明する。
センサB出力信号101は非観血センサAおよび非観血セ
ンサBで動脈上を伝搬した振動を電気信号に変換した信
号である。マルチプレクサ出力信号102はマルチプレク
サ4からの出力信号であり、タイミング発生器9からの
切換え信号(図示せず)に従ってマルチプレクサ4で切換
えられる。A/D変換器出力信号103はマルチプレクサ
出力信号102をアナログ/ディジタル変換したもので、
タイミング発生器9からのタイミングにより、マルチプ
レクサ出力信号102で切換えられた信号の安定した部分
でアナログ/ディジタル変換する。センサ信号選択決定
手段10において、タイミング発生器9からの切換え信号
を基準に、A/D変換器出力信号103から非観血センサ
A出力信号100と非観血センサB出力信号101それぞれの
アナログ/ディジタル変換された信号に分離し、それぞ
れの振幅を測定する。
の振幅と非観血センサB出力信号101の振幅とでは非観
血センサA出力信号100の振幅のほうが大きく記載され
ている。センサ信号選択決定手段10はこのように振幅の
大小を検出し、最大振幅の信号を選択する。被選択信号
104はセンサ信号選択決定手段10で選択された非観血セ
ンサA出力信号100のアナログ/ディジタル変換された
信号であり、血圧算出にはこの信号が用いられる。以上
非観血センサが2個の場合について説明したが、非観血
センサの数を増加させた場合も容易に実現できる。
方法では、非観血センサの出力をローパスフィルタとバ
ンドパスフィルタにてそれぞれ自然の血圧波と励振器波
形とに分離してアナログ/ディジタル変換しているが、
本発明のセンサ信号選択決定手段10で選択されるべき信
号は自然の血圧波と励振器波形のどちらでもよい。しか
し、自然の血圧波の方が周波数が低いのでマルチプレク
サの切換えタイミングレ−トおよびアナログ/ディジタ
ル変換レートも低くなり実現が容易となろう。
非観血センサAからHの8個の非観血センサで実施する
と、自然の血圧波1波をアナログ/ディジタル変換する
場合、好適な例としては200Hz以上のサンプリングが
必要であり、8個の非観血センサ出力をマルチプレクス
して動作させるためには200×8=1600Hz以上のレート
でマルチプレクサの切換えとアナログ/ディジタル変換
を行なう必要がある。
れば、複数の励振器と複数の非観血センサを備え、前記
非観血センサからの出力をタイミング発生器9で発生さ
れる信号によってマルチプレクサ4で順次切換え、アナ
ログ/ディジタル変換器5でアナログ/ディジタル変換
しセンサ信号選択決定手段10によって複数の非観血セン
サのどの出力を血圧算出に使用するかの判断を行なうこ
とにより、A/D変換器5の数を減らすことができ装置
の価格を下げることができ、被検体の血圧測定部位の広
範囲に励振器と非観血センサを設置することができるの
で、安価で、被検体への装着が容易で、高精度及び高信
頼性の非観血連続血圧計を提供することができる。
の実施形態における非観血連続血圧計の正面図である。
動脈血管20は血圧測定の対象となる被検体21の動脈血管
であり、いづれの動脈でも可能であるが、撓骨動脈を対
象とするのが好適である。装着帯22は複数の励振器a、
b、c、d、e、f、g、hと複数の非観血センサA、B、C、
D、E、F、G、Hを被検体21側に配置して固定したもので
ある。図3に配置の様子がわかりやすいように側面から
みた図を示す。装着帯22の下側に励振器30と非観血セン
サ31が設置されている。
ており、同様な組み合わせを装着帯22の任意の位置に配
置させる。図2にその好適な配置を示している。図2に
示すように励振器と非観血センサの組をたがいちがいに
配置することにより、動脈血管へ最も近い位置での血圧
測定が可能となる。図2では励振器cと非観血センサC
の組が最も動脈血管に近く設置されていることがわか
る。
ついては、図2に示す以外の配置も容易に考案できるで
あろう。
血管に近い場合に最適な測定値が得られるとは限らない
が、図1のセンサ出力選択決定手段10での判定により、
最も適した励振器と非観血センサの組の信号を用いて血
圧測定を行なう。
れば、励振器と非観血センサの組を装着帯の任意の位置
に配置することにより、動脈血管に最も近い位置に励振
器と非観血センサを配置させることが容易となるので、
被検体への装着が容易で、高精度、高信頼性の非観血連
続血圧計を提供することができる。
の実施形態における非観血連続血圧計の正面図である。
動脈血管20は血圧測定の対象となる被検体21の動脈血管
であり、いづれの動脈でも可能であるが、撓骨動脈を対
象とするのが好適である。装着帯22は複数の励振器a、
b、c、dと複数の非観血センサA、B、C、D、E、F、G、H
を被検体21側に配置して固定したものである。図5に配
置の様子がわかりやすいように側面からみた図を示す。
装着帯22の下側に励振器30と非観血センサ31が設置され
ている。
センサEで1組を構成しており、同様な組み合わせを装
着帯22の任意の位置に配置させる。図4にその好適な配
置を示している。図4に示すように励振器と2個の非観
血センサの組を配置することにより、動脈血管へ最も近
い位置での血圧測定が可能となる。図2では励振器cと
非観血センサCと非観血センサGの組が最も動脈血管に
近く設置されていることがわかる。
することにより、励振器から発せられる振動が血管の上
流と下流にある非観血センサで検出できるため、それぞ
れの特性に応じた血圧観測ができるようになる。測定値
として上流および下流のどちらの値を用いるかどうかは
図1のセンサ出力選択決定手段10での判定による。
個であるので、励振器の数を減らすことができる。
ついては、図2に示す以外の配置も容易に考案できるで
あろう。
血管に近い場合に最適な測定値が得られるとは限らない
が、図1のセンサ出力選択決定手段10での判定により、
最も適した励振器と非観血センサの組の信号を用いて血
圧測定を行なう。
れば、励振器と非観血センサの組を装着帯の任意の位置
に配置することにより、動脈血管に最も近い位置に励振
器と非観血センサを配置させることが容易となるばかり
でなく、励振器の数を半減させることができ、血流の上
流と下流での値を比較測定することもできるので、被検
体への装着が容易であリかつ装着帯の物量が減り、安価
になり、高精度、高信頼性の非観血連続血圧計を提供す
ることができる。
の実施形態における非観血連続血圧計の構成を示すブロ
ック図である。振動発振器1は被検体に対して最も有効
となる任意の周波数および振幅で発振する発振源であ
り、励振器群2は体表から生体内の動脈血管を振動させ
る複数の励振器で構成され、図6では一例として励振器
aからdの4個の励振器を示している。非観血センサ群
3は前記複数の励振器により与えられ動脈上を伝搬した
振動を電気信号に変換するセンサで構成され、例として
非観血センサAからHの8個の非観血センサを示してい
る。
らの信号をそれぞれアナログ/ディジタル変換する。キ
ャリブレーション用血圧計6は被検体の最高血圧および
最低血圧の絶対値を測定するために適当な時間間隔また
は任意の時に作動する。血圧算出手段7は振動発振器1
で発生された信号を基準とし、非観血センサ群3から出
力される電気信号と、キャリブレーション用血圧計6か
ら出力される最高血圧および最低血圧の絶対値から、特
表平9-506024で述べられている方式と同様な方式により
連続血圧を算出する。血圧波形表示部8は血圧算出手段
7から出力された連続血圧波形を表示する。センサ信号
選択決定手段10は血圧算出手段7に含まれ、A/D変換
器群11のどの出力を血圧算出に使用するかの判断を行な
う。
れば、複数の励振器と複数の非観血センサと非観血セン
サと同数のA/D変換器を備えることにより、それぞれ
のA/D変換器のサンプリングレートをあげることがで
き血圧測定の精度を向上させることができるので、被検
体への装着が容易で、高精度、高信頼性の非観血連続血
圧計を提供することができる。
数の非観血センサを備えることにより、被検体の血圧測
定部位の広範囲に励振器と非観血センサを設置し、その
好適な設置方法により動脈血管に最も近い位置に励振器
と非観血センサを配置させることが容易となり、複数の
非観血センサの出力をマルチプレクスしてアナログ/デ
ィジタル変換することにより、高価なA/D変換器の数
を減らすことができるので、被検体への装着が容易で、
高精度及び高信頼性の優れた非観血連続血圧計を提供す
ることができる。
は、複数の非観血センサの出力をそれぞれアナログ/デ
ィジタル変換することにより、高精度及び高信頼性の優
れた非観血連続血圧計を提供することができる。
血圧計の構成を示すブロック図、
血圧計の正面図、
血圧計の側面図、
血圧計の正面図、
血圧計の側面図、
血圧計の構成を示すブロック図、
よびA/D変換の動作説明図である。
9-506024号公報の具体例では、励振器および非観血セン
サを組とした複数の励振器および非観血センサを使用す
るような実例は記載されていない。励振器および非観血
センサを複数使用せずに被検体の体表に取り付けて血圧
を測定する場合、励振器および非観血センサは小さな物
であるため動脈に近接させて装着することは臨床現場に
おいて容易ではなく、励振器および非観血センサが動脈
から離れて装着されると、血圧の測定精度が下がるとい
う問題を有している。
に本発明は、振動発振器によって発生された信号により
体表から生体内の動脈を振動させる複数の励振器と、前
記複数の励振器により与えられ動脈上を伝搬した振動を
電気信号に変換する前記励振器と組となる複数の非観血
センサと、前記複数の非観血センサからの出力を選択す
るマルチプレクサと、前記複数の非観血センサの出力に
おいて血圧算出に最も適当である出力を選択決定するセ
ンサ出力選択決定手段と、前記マルチプレクサおよび前
記センサ出力選択決定手段を制御するタイミング発生手
段を備え、非観血で連続的に生体内の血圧を測定できる
ようにしたものである。
した複数の励振器と複数の非観血センサを備えることに
より被検体へ広い範囲で励振器と非観血センサを設置す
ることができ、前記非観血センサからの出力信号をマル
チプレクスして1個のアナログ/ディジタル変換器でア
ナログ/ディジタル変換し、動脈に最も近いかまたは血
圧算出に最も適当であると認識したセンサからの信号を
使用して血圧を算出することにより、安価で、被検体へ
の装着が容易で、精度及び信頼性の高い優れた非観血連
続血圧計が得られる。
は、被検体に対して最も有効となる任意の周波数および
振幅で発振させることができる振動発振器と、前記振動
発振器によって発生された信号により体表から生体内の
動脈を振動させる複数の励振器と、前記複数の励振器に
より与えられ動脈上を伝搬した振動を電気信号に変換す
る前記励振器と組となる複数の非観血センサと、前記複
数の非観血センサからの出力を選択するマルチプレクサ
と、前記複数の非観血センサの出力において血圧算出に
最も適当である出力を選択決定するセンサ出力選択決定
手段と、前記マルチプレクサおよび前記センサ出力選択
決定手段を制御するタイミング発生手段と、前記最高血
圧と最低血圧の絶対値を測定するキャリブレーション用
血圧計と、前記振動発振器で発振した信号を基準として
前記非観血センサにより検出した信号の位相変化により
動圧波形を算出し、前記動圧波形と前記キャリブレーシ
ョン用血圧計からの測定値により非観血で連続的に生体
内の血圧を算出する血圧算出手段と、前記血圧算出手段
で算出した連続血圧波形を表示する血圧波形表示部を備
えたことを特徴とする非観血連続血圧計であり、励振器
と非観血センサを組とした複数の励振器と複数の非観血
センサを用いることにより、広い範囲に励振器と非観血
センサを配置することができ、被検体の動脈上のできる
だけ近接した位置に励振器と非観血センサを配置するこ
とができるので、被検体への装着が容易となり、信頼性
と精度の高い血圧測定ができるという作用を有する。ま
た、複数の非観血センサの出力に対してマルチプレクサ
を用いて選択し、一つのA/D変換器のみを用いること
により、材料費を削減でき、より安価な装置を提供でき
るという作用を有する。
ンサを組とした複数の励振器と複数の非観血センサを備
えることにより、被検体の血圧測定部位の広範囲に励振
器と非観血センサを設置し、その好適な設置方法により
動脈血管に最も近い位置に励振器と非観血センサを配置
させることが容易となり、複数の非観血センサの出力を
マルチプレクスしてアナログ/ディジタル変換すること
により、高価なA/D変換器の数を減らすことができる
ので、被検体への装着が容易で、高精度及び高信頼性の
優れた非観血連続血圧計を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検体に対して最も有効となる任意の周
波数および振幅で発振させることができる振動発振器
と、前記振動発振器によって発生された信号により体表
から生体内の動脈を振動させる複数の励振器と、前記複
数の励振器により与えられ動脈上を伝搬した振動を電気
信号に変換する複数の非観血センサと、前記複数の非観
血センサからの出力を選択するマルチプレクサと、前記
複数の非観血センサの出力において血圧算出に最も適当
である出力を選択決定するセンサ出力選択決定手段と、
前記マルチプレクサおよび前記センサ出力選択決定手段
を制御するタイミング発生手段と、前記最高血圧と最低
血圧の絶対値を測定するキャリブレーション用血圧計
と、前記振動発振器で発振した信号を基準として前記非
観血センサにより検出した信号の位相変化により動圧波
形を算出し、前記動圧波形と前記キャリブレーション用
血圧計からの測定値により非観血で連続的に生体内の血
圧を算出する血圧算出手段と、前記血圧算出手段で算出
した連続血圧波形を表示する血圧波形表示部を備えたこ
とを特徴とする非観血連続血圧計。 - 【請求項2】 請求項1に記載された非観血連続血圧計
において、励振器と非観血センサを一組とし、前記励振
器と非観血センサの組を複数備え、前記複数の励振器と
非観血センサの組を一定の間隔で固定する手段と、前記
固定された励振器と非観血センサの組を被検体に取り付
ける手段を備えたことを特徴とする非観血連続血圧計。 - 【請求項3】 請求項1に記載された非観血連続血圧計
において、励振器と励振器を中心に左右に1個づつ合計
2個の非観血センサを配置しそれを一組とし、前記励振
器と非観血センサの組を複数備え、前記複数の励振器と
非観血センサの組を一定の間隔で固定する手段と、前記
固定された励振器と非観血センサの組を被検体に取り付
ける手段を備えたことを特徴とする非観血連続血圧計。 - 【請求項4】 請求項1に記載された非観血連続血圧計
において、複数の非観血センサからの出力をそれぞれア
ナログ/ディジタル変換するアナログ/ディジタル変換
器を備えたことを特徴とする非観血連続血圧計。
Priority Applications (14)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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