JPH11318522A - バンド部材用止め具 - Google Patents

バンド部材用止め具

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JPH11318522A
JPH11318522A JP13237598A JP13237598A JPH11318522A JP H11318522 A JPH11318522 A JP H11318522A JP 13237598 A JP13237598 A JP 13237598A JP 13237598 A JP13237598 A JP 13237598A JP H11318522 A JPH11318522 A JP H11318522A
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locking
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lid cover
folded
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JP13237598A
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Kunio Fukuda
邦夫 福田
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ZANON KK
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ZANON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 係止状態からの解除操作を容易に行うととも
に、不用意に係止手段による係止が解除されることなく
信頼性を高める。 【解決手段】 中板金具13と上蓋カバー5との間に係
止手段7が介装され、この係止手段によって、係止時に
は二つ折れ金具と上蓋カバーが略Z字形状に折り畳まれ
た状態となり、非係止時には二つ折れ金具と上蓋カバー
が直線状に展開されるようになる。上蓋カバー5と中板
金具13との間に、それらが略Z字形状に折り畳まれた
とき互いにそれらを離間する方向へ付勢する付勢手段8
が備えられる。付勢手段は、プッシュピンと、スプリン
グとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計バンドやブレ
スレット等のバンド部材の各端部を連結し、使用に適す
るサイズの円環状形状にするためのバンド部材用止め具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバンド部材用止め具として、互い
に略Z字形状に折り畳まれたり、直線上に展開されたり
する、二つ折れ金具及び上蓋カバーと、それら上蓋カバ
ーと二つ折れ金具の間に配され、それらが略Z字形状に
折り畳まれたときその状態を保持する弾性作用を利用し
た係止手段を備えたものが知られている。また、二つ折
れ金具、上蓋カバー及び係止手段を備える点は前述のも
のと同様であるが、係止手段に弾性作用を利用せず、別
途係止状態を解除するための係止解除ボタンが付設され
たものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のバンド
部材用止め具にあっては、次の問題があった。前者及び
後者のいずれのバンド部材用止め具にあっても、上蓋カ
バー及び二つ折れ金具の略Z字形状に折り畳まれた状態
を解くには、係止手段の係止を解除する操作を行った
後、さらに上蓋カバーを二つ折れ金具から引き離す操作
を行わなければならず、略Z字形状に折り畳まれた係止
状態からの解除操作が面倒であるという問題があった。
また、後者の別途係止解除ボタンを有する係止手段を備
えるバンド部材用止め具にあっては、偶発的に係止解除
ボタンが押されると、意に反して係止が解除されてしま
うという問題があった。さらに、前者及び後者のいずれ
のバンド部材用止め具にあっても、長期の使用により係
止手段が摩耗や変形を起こし使用できなくなる問題があ
った。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、略Z字形状に折り畳まれ
た係止状態からの解除操作が容易に行え、不用意に係止
手段による係止が解除されることなく、信頼性を高める
ことができ、さらに長期使用による係止手段の摩耗が進
んだ場合でもそれに容易に対処し得て確実な係止を維持
できるバンド部材用止め具を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るバンド部
材用止め具は、バンド部材を円環形状に連結するために
該バンド部材の両端の間に接続されるバンド部材用止め
具であって、一端が前記バンド部材の一端にピン結合さ
れる二つ折れ金具と、一端が前記二つ折れ金具の他端
に、他端が前記バンド部材の他端にピン結合される上蓋
カバーと、前記二つ折れ金具と前記上蓋カバーとの間に
介装され、係止時には前記二つ折れ金具と前記上蓋カバ
ーが略Z字形状に折り畳まれた状態となるように保持
し、非係止時には前記二つ折れ金具と前記上蓋カバーが
直線状に展開されることを許容する係止手段を備え、さ
らに、前記上蓋カバーと前記二つ折れ金具との間に、そ
れらが略Z字形状に折り畳まれたとき互いにそれらを離
間する方向へ付勢する付勢手段が備えられていることを
特徴とする。
【0006】請求項2に係るバンド部材用止め具は、前
記係止手段が互いに独立の第1、第2の係止手段からな
ることを特徴とする。
【0007】請求項3に係るバンド部材用止め具は、二
つ折れ金具が、端部が互いにピン結合される中板金具
と、左右の側板金具とから構成され、前記第1、第2の
係止手段が、前記中板金具の左右側部から外方へ出没自
在に張り出される第1、第2の係止ピンと、断面略コ字
状に形成された前記上蓋カバーの左右の側板内側の面に
それぞれ設けられて前記第1、第2の係止ピンと係合す
る第1、第2の係止溝から構成されていることを特徴と
する。
【0008】請求項4に係るバンド部材用止め具は、前
記第1、第2の係止溝が、前記上蓋カバーの内側に前記
中板金具の挿入を許容するように互いに離間して取り付
けられる第1、第2のブロックの、前記中板金具に接す
る面に形成されることを特徴とする。
【0009】請求項5に係るバンド部材用止め具は、前
記上蓋カバーには、左右の側板に設けられた孔と、該孔
と連通する、前記第1、第2のブロックに設けられた横
穴および該横穴と連通する前記第1、第2の係止溝を通
じて、前記第1、第2の係止ピンの先端部を押圧するこ
とで前記係止ピンと前記第1、第2の係止溝との係止を
解除する第1、第2の係止解除ボタンが設けられている
ことを特徴とする。
【0010】請求項6に係るバンド部材用止め具は、前
記第1、第2のブロック及び係止ピンが、それぞれ前記
上蓋カバーと前記中板金具に対して着脱自在な手段で取
り付けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下は本発明に係るバンド部材用
止め具の実施の形態についての説明である。
【0012】図1に示すとおり、バンド部材用止め具1
はバンド部材の両端部2、3を連結するようにそれらバ
ンド部材に取り付けられる。前記バンド部材用止め具1
は、互いの端部がピン結合される上蓋カバー5と二つ折
れ金具6、及びこれらを略Z字形状に折り畳んだ状態で
係止する係止手段7を備え、さらに前記上蓋カバー5と
前記二つ折れ金具6との間に、それらが略Z字形状に折
り畳まれたとき互いにそれらを離間する方向へ付勢する
付勢手段8を備える。
【0013】前記上蓋カバー5は、一端を前記バンド部
材の端部2に、他端を二つ折れ金具6の一端にそれぞれ
ピン9、ピン4によって結合される、断面略コ字状の部
材であって、上板部10と左右の側板部11、11とか
らなる。前記上蓋カバー5は、バンド部材用止め具1の
係止時にバンド部材用止め具1が滑らかな円環形状にな
るよう、全体が裏面側に凹所を有する緩い弧状形状とな
っている。
【0014】前記二つ折れ金具6は、図2に示すとお
り、端部がピン12によって互いに結合される中板金具
13と左右の側板金具14、14とから構成される。該
中板金具13はピン15によって前記バンド部材の端部
3と結合され、前記左右の側板金具14、14は前記上
蓋カバー5の端部にピン結合される。前記二つ折れ金具
6は、当該バンド部材用止め具1が係止状態となると
き、前記中板金具13が左右の側板金具14、14の間
に挿入され、前記中板金具13と前記左右の側板金具1
4、14とが同一面上に並ぶようにして折り畳まれる。
また、前記上蓋カバー5と同様、前記中板金具13と左
右の側板金具14、14も、バンド部材用止め具1が係
止状態となるときにバンド部材とバンド部材用止め具1
が滑らかな円環形状になるよう、全体が裏面側に凹所を
有する緩い弧状形状となっている。なお、18は前記側
板金具14、14の内側面に形成された切り欠きであ
り、後述する第1、第2の係止ピン20、20との干渉
を避けるためのものである。
【0015】図3に示すとおり、前記係止手段7は、互
いに独立して係止可能な第1、第2の係止手段16、1
7とからなり、それら前記第1、第2の係止手段16、
17は、前記中板金具13から出没自在に左右外方へ張
り出される第1、第2の係止ピン20、20と、前記上
蓋カバー5側にそれぞれ設けられて前記第1、第2の係
止ピン20、20と係合する第1、第2の係止溝21、
21から構成される(図3参照)。ここで、図2、図4
に示すとおり、前記中板金具13のバンド部材の端部3
と接続される側の端部であって、円弧状の上側突出部分
22の側面には、横穴23が貫通して形成され、またそ
の先端側にはネジ孔24が形成され、さらに円弧状の上
側突出部分22の上面には穴25が所定の深さまで達す
るように形成されている。そして、前記横穴23の両端
部に前記第1、第2の係止ピン20、20が、間にスプ
リング26を介装されて移動自在に嵌め込まれ、また前
記穴25にはプッシュピン27が底部にスプリング28
を配されて嵌め込まれている。
【0016】第1、第2の係止ピン20、20の底部に
はフランジ29、29が設けられ、このフランジ29、
29が脱落防止カバー30の両側部の穴31、31に係
合することで、第1、第2の係止ピン20、20の抜け
止め及び脱落が防止される。脱落防止カバー30は、そ
の側面部に挿通される止めネジ32、32によって中板
金具13に固定される。このとき、中板金具13の脱落
防止カバー30に接触する部分は、予め切削等により表
面を削られており、該脱落防止カバー30が取り付けら
れたとき、中板金具13との間に段差が生じないように
なっている。また、図4の33は、前記中板金具13に
おいて、当該バンド部材用止め具1が係止状態となると
きに前記結合ピン4との干渉を避けるための切り欠きで
ある。
【0017】前記プッシュピン27の底部にはフランジ
34が設けられ、このフランジ34が脱落防止カバー3
0の上部の穴35に係合することで、前記プッシュピン
27の抜け止め及び脱落が防止される。なお、プッシュ
ピン27及びスプリング28は前記付勢手段8を構成す
る。
【0018】図3、図5に示されるとおり、前記上蓋カ
バー5の左右の側板部11、11の内側には、第1、第
2のブロック40、40が前記中板金具13の円弧状の
上側突出部分22の挿入を許容するように互いに離間し
た状態で止めネジ41、41によって脱着自在に取り付
けられる。それらブロック40は、当該バンド部材用止
め具1が係止状態になったときに、前記上蓋カバー5及
び前記左右の側板金具14と干渉しないよう、上蓋カバ
ー5及び側板金具14と同様に緩い弧状形状となってい
る。また、ブロック40には、中央に貫通孔42が、ま
たその左右に所定深さのガイド穴43、43が、さらに
その外側にネジ孔44、44がそれぞれ形成されてい
る。中央の貫通孔42は外側の大径孔45とそれに通じ
る内側の係止溝21とからなり、該内側の係止溝21は
大径孔45よりも径が小さくなっている。また、図6に
示すとおり、ブロック40において、内側下部中央には
角部が切削されて傾斜部46が形成され、二つ折れ金具
6を上蓋カバー5内に折り畳むときに、この傾斜部46
が前記第1、第2の係止ピン20に当接してそれら係止
ピン20を前記中板金具13内部に押し込み、これによ
り第1、第2の係止ピン20を、前記係止溝21にスム
ーズに係合するようになっている。なお、図6で示すブ
ロック40は上下方向を逆に描いている。
【0019】図5に示すとおり、前記上蓋カバー5の左
右の側板部11、11の内側には、第1、第2の係止解
除ボタン50、50が前記大径孔45内にセットされた
スプリング51によって該上蓋カバー5の側板部11の
長孔突部52の外方に向けて突出するよう設けられてい
る。ここで、スプリング51の一端は、前記大径孔45
と係止溝21との間の段部に当接する。前記第1、第2
の係止解除ボタン50は、3本の歯を持つ櫛形の形状を
しており、両外側の歯53、53はそれぞれ前記第1、
第2のブロック40に設けられた二つのガイド穴43、
43に案内され、ガイドとして係止解除ボタン50の動
作を安定させる。前記第1、第2の係止解除ボタン50
に設けられた中央の歯54は、前記第1、第2のブロッ
ク40に設けられた貫通孔42を通じて、係止状態にあ
る前記第1、第2の係止ピン20の先端部を押圧しうる
ように挿入セットされており、スプリング51の付勢力
に抗して係止解除ボタン50が内方へ押されると、中央
の歯54は係止ピン20の先端部を押圧し、前記係止ピ
ン20と前記第1、第2の係止溝21との係止を解除す
る(図3参照)。前記中央の歯54には前記スプリング
51が、前記中央の歯に設けられた溝55に噛み合わさ
れるC型リング56により結合される(図7参照)。前
記第1、第2の係止解除ボタン50は、結合される該ス
プリング51の径が前記上蓋カバー5の側板部11に設
けられた長孔突部52の径よりも大きいため、前記第
1、第2の係止解除ボタン50の脱落が防止される。ま
た、図3に示すとおり、第1、第2の係止解除ボタン5
0は、スプリング51によって外方へ付勢されながら
も、中央の歯54に結合されるC型リングあるいはそれ
と係合するスプリング51の端部が、上蓋カバー5の側
板部11の内面に当接することで位置決めがされてい
る。
【0020】このように構成されているバンド部材用止
め具1の係止、解除の操作等について説明する。
【0021】バンド部材用止め具1は、前記中板金具1
3の上面に前記左右の側板金具14、14を被せ、さら
にその上に前記上蓋カバー5を被せ、バンド部材用止め
具1全体を略Z字形状に折り畳むことにより、前記第
1、第2の係止ピン20、20と前記第1、第2の係止
溝21が係合して係止が行われる。この過程で前記中板
金具13に設けられた第1、第2の係止ピン20は、前
記左右の側板金具14の内側面に設けられた切り欠き1
8を通過した後、前記第1、第2のブロック40に設け
られた傾斜部46によってスプリング26に抗して前記
中板金具13内に押し戻される。同時に前記中板金具1
3の上面に取り付けられた前記プッシュピン27は、前
記上蓋カバー5によって前記中板金具13内に押し込ま
れ、前記プッシュピン27を付勢する前記スプリング2
8に付勢力が蓄えられる。止め具1が完全に閉じられた
とき、前記第1、第2の係止ピン20、20はスプリン
グ26の付勢力によって外方へ押し戻され、前記第1、
第2のブロック40に設けられた係止溝21に係合し、
バンド部材用止め具1を係止する。
【0022】バンド部材用止め具1の展開は、前記第
1、第2の係止解除ボタン50、50をスプリング5
1、51に抗して上蓋カバー5の側面部11、11の内
側に押し込むことにより係止が解除され、プッシュピン
27によって前記上蓋カバー5と二つ折れ金具6が自動
的に分離される。この過程で前記第1、第2の係止解除
ボタン50が側面部11の内側に押し込まれると、前記
第1、第2の係止解除ボタン50に設けられた中央の歯
54が、前記第1、第2の係止ピン20の先端部を押圧
し前記中板金具13内に押し返すことにより、前記係止
ピン20と前記第1、第2の係止溝21との係止を解除
する。係止が解除されると、前記上蓋カバー5に押し返
されて付勢力を蓄えていた前記スプリング28により、
前記プッシュピン27が前記上蓋カバー5を押し返し、
前記上蓋カバー5を前記中板金具13から引き離す。
【0023】なお、上記実施の形態では、本発明に係る
バンド部材用止め具1を時計バンドの止め具として用い
た例を示したが、本発明によるバンド部材用止め具1
は、これに限られることなくその他のバンド部材にも適
用できる。また、上記実施の形態では、前記上蓋カバー
5と前記二つ折れ金具6との間に、それらが略Z字形状
に折り畳まれたとき互いにそれらを離間する方向へ付勢
する付勢部材としてスプリング28を用いた例を示した
が、これに限定するものではなく、例えば樹脂や板バネ
等、他の付勢部材を用いてもよい。また、上記実施の形
態では、上蓋カバー5と中板金具13を分離する付勢手
段として中板金具13側に付勢部材を設けた例を示した
が、これに限ることなく、上蓋カバー5側に付勢部材を
設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るバンド部材用止め具によれ
ば、以下の効果が期待できる。
【0025】前記請求項1記載のバンド部材用止め具に
よれば、バンド部材は円環形状に連結され、該止め具の
係止が解除されると、上蓋カバーと二つ折れ金具に介装
される付勢部材によりこれらが自動的に離間されるた
め、略Z字形状に折り畳まれた係止状態からの解除操作
が容易に行うことができる。
【0026】前記請求項2記載のバンド部材用止め具に
よれば、係止手段は互いに独立した第1、第2の係止手
段から構成されるため、たとえ片側の係止手段が意に反
して解除されても他方の係止手段の係止は解除されない
ので不用意に止め具が外れず、止め具の信頼性を向上さ
せることができる。
【0027】前記請求項3記載のバンド部材用止め具の
係止手段によれば、前記二つ折れ金具を構成する前記中
板金具から左右外方へ張り出し、出没自在に配される第
1、第2の係止ピンと、断面略コ字状に形成された前記
上蓋カバーの左右の側板内側の面にそれぞれ設けられた
第1、第2の係止溝から構成されており、前記上蓋カバ
ーと二つ折れ手段とを略Z字形状に折り畳むことで自動
的に止め具の係止が行われるため操作が簡単でかつコス
トダウンを図ることができる。
【0028】前記請求項4記載のバンド部材用止め具に
よれば、係止溝が上蓋カバーとは別であるブロックに設
けられているため、該上蓋カバーは係止に直接かかわら
ず、摩耗、変形等を起こさず、上蓋カバーは交換の必要
がなくなる。
【0029】前記請求項5記載のバンド部材用止め具に
おいて、係止解除ボタンの操作によって止め具の係止を
解除することができ、バンド部材の着脱操作を容易かつ
スムーズに行うことができる。
【0030】前記請求項6記載のバンド部材用止め具に
おいて、第1、第2の係止手段は、それぞれ上蓋カバー
と中板金具に、ねじによって脱着可能に固定されている
ので、手入れのための分解や長期の使用による摩耗、変
形により機能が低下した場合の部品交換が容易かつ低コ
ストで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバンド部材用止め具の実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】 上記実施の形態で用いられる二つ折れ金具の
斜視図である。
【図3】 上記実施の形態の係止状態における横断面図
である。
【図4】 上記実施の形態で用いられる中板金具の先端
を拡大した分解斜視図である。
【図5】 上記実施の形態で用いられる上蓋カバーの一
部を拡大した分解斜視図である。
【図6】 上記実施の形態で用いられる上蓋カバー内に
組み込まれるブロックの斜視図である。
【図7】 上記実施の形態で用いられる係止解除ボタン
の斜視図である。
【図8】 上記実施の形態の係止状態における縦断面図
である。
【符号の説明】
1 バンド部材用止め具 2、3 バンド部材の端
部 5 上蓋カバー 6 二つ折れ金具 7 係止手段 8 付勢手段 13 中板金具 14 側板金具 16 第1の係止手段 17 第2の係止手段 20 係止ピン 21 係止溝 27 プッシュピン 28 スプリング 30 脱落防止用カバー 40 第1、第2のブロ
ック 42 貫通孔 50 第1、第2の係止
解除ボタン 54 中央の歯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド部材を円環形状に連結するために
    該バンド部材の両端の間に接続されるバンド部材用止め
    具であって、 一端が前記バンド部材の一端にピン結合される二つ折れ
    金具と、 一端が該二つ折れ金具の他端に、他端が前記バンド部材
    の他端にピン結合される上蓋カバーと、 前記二つ折れ金具と前記上蓋カバーとの間に介装され、
    係止時には前記二つ折れ金具と前記上蓋カバーが略Z字
    形状に折り畳まれた状態となるように保持し、非係止時
    には前記二つ折れ金具と前記上蓋カバーが直線状に展開
    されることを許容する係止手段を備え、 さらに、前記上蓋カバーと前記二つ折れ金具との間に、
    それらが略Z字形状に折り畳まれたとき互いにそれらを
    離間する方向へ付勢する付勢手段が備えられていること
    を特徴とするバンド部材用止め具。
  2. 【請求項2】 前記係止手段が互いに独立の第1、第2
    の係止手段からなることを特徴とする請求項1記載のバ
    ンド部材用止め具。
  3. 【請求項3】 前記二つ折れ金具は、端部が互いにピン
    結合される中板金具と、左右の側板金具とから構成さ
    れ、 前記第1、第2の係止手段は、前記中板金具の左右側部
    から外方へ出没自在に張り出される第1、第2の係止ピ
    ンと、 断面略コ字状に形成された前記上蓋カバーの左右の側板
    部内側の面にそれぞれ設けられて前記第1、第2の係止
    ピンと係合する第1、第2の係止溝から構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のバンド部材用止め具。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2の係止溝が、前記上蓋カ
    バーの内側に前記中板金具の挿入を許容するように互い
    に離間して取り付けられる第1、第2のブロックの、前
    記中板金具に接する面に形成されることを特徴とする請
    求項3記載のバンド部材用止め具。
  5. 【請求項5】 前記上蓋カバーには、前記左右の側板部
    に設けられた孔と、該孔と連通する、前記第1、第2の
    ブロックに設けられた横穴、および該横穴と連通する前
    記第1、第2の係止溝を通じて、前記第1、第2の係止
    ピンの先端部を押圧することで前記係止ピンと前記第
    1、第2の係止溝との係止を解除する第1、第2の係止
    解除ボタンが設けられていることを特徴とする請求項4
    記載のバンド部材用止め具。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2のブロック及び係止ピン
    は、それぞれ前記上蓋カバーと前記中板金具に対して着
    脱自在な手段で取り付けられていることを特徴とする請
    求項4または5記載のバンド部材用止め具。
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JP13237598A Pending JPH11318522A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 バンド部材用止め具

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JP (1) JPH11318522A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6449809B2 (en) * 2000-03-23 2002-09-17 Conseils Et Manufactures Vlg S.A. Bracelet closure
JP2009112825A (ja) * 2001-09-07 2009-05-28 Resmed Ltd マスクアセンブリ
EP4238447A1 (fr) * 2021-11-08 2023-09-06 Dexel S.A. Fermoir a boucle deployante

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