JPH11316965A - 光学式情報記録再生装置および方法 - Google Patents

光学式情報記録再生装置および方法

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JPH11316965A
JPH11316965A JP12322198A JP12322198A JPH11316965A JP H11316965 A JPH11316965 A JP H11316965A JP 12322198 A JP12322198 A JP 12322198A JP 12322198 A JP12322198 A JP 12322198A JP H11316965 A JPH11316965 A JP H11316965A
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light intensity
light beam
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Ineko Sugawara
稲子 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ビームの光強度分布を変化させる。 【解決手段】 2枚のガラス基板31,32の間には、
例えば、6μmの厚さで、透過率低下が少なく、偏光子
不要の散乱型(Polymer Network)の液晶33が封入され
ており、一方のガラス基板31と液晶33との間に、4
つの電極34−1乃至34−4が設けられている。電極
34−1は、直径0.75mmの円電極で、電極34−2乃至
34−4は、それぞれ電極幅が0.5mm、0.25mm、または
1.5mmのリング電極であり、それぞれ50μmの間隔
で、配置されている。他方のガラス基板32と液晶33
との間には、接地電極35が設けられている。電極34
−1乃至34−4のそれぞれに、所定の電圧が印加され
ると、印加された電圧に応じて、液晶33の分極度が変
化され、その結果、その透過率が変化される。これによ
り、液晶33を透過する光ビーム2の光強度分布が変化
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式情報記録再
生装置および方法に関し、特に、最適な光スポットの特
性が異なる複数の記録媒体に対して、共通の光学ピック
アップで、情報を記録したり、それを再生することがで
きるようにした光学式情報記録再生装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の光学式情報記録再生装置
である光磁気ディスク記録再生装置の光学ピックアップ
の構成例を表している。
【0003】レーザダイオード1は、一定の光強度を有
する光ビーム2をコリメータレンズ3に出射する。コリ
メータレンズ3は、入射された光ビーム2を平行光に
し、ビーム整形プリズム4は、光ビーム2の断面形状を
楕円形状から円形に整形する。偏光ビームスプリッタ5
は、ビーム整形プリズム4から入射される光ビーム2を
透過し、対物レンズ6に出射したり、記録媒体である光
磁気ディスク7により反射された対物レンズ6からの光
ビーム2を、λ/2板8に出射する。対物レンズ6は、
例えば、NAが0.6の集光レンズであって、光ビーム
2を光磁気ディスク7の記録面上に集光させ、光スポッ
トを形成する。
【0004】λ/2板8は、偏光ビームスプリッタ5に
より反射され、入射される、光磁気ディスク7からの光
ビーム2の変波面を45°回転させる。集光レンズ9は
光ビーム2を集光し、シリンドリカルレンズ10は、入
射する光ビーム2に非点収差を発生させる。偏光ビーム
スプリッタ11は、変波面が45°回転させられた光ビ
ーム2のP偏光を透過し、S偏光を反射する。光検出器
12は、光ビーム2を受光して電気信号に変換する検出
器であって、4つの分割された受光素子12−1乃至1
2−4(以下、受光素子12−1乃至12−4を個々に
区別する必要がない場合、単に受光素子12と記述す
る。他の装置においても同様である)から構成される。
光検出器13は、光ビーム2を受光して電気信号に変換
する検出器であって、1つの受光素子13−1から構成
される。
【0005】次に、その動作を説明する。光磁気ディス
ク記録再生装置においては、光磁気効果により、例え
ば、ディジタルビデオ信号やディジタルオーディオ信号
が光磁気ディスク7に記録されたり、また、光磁気効果
により発生する微弱な信号を読み取ることにより、情報
が再生される。これらのことより、光磁気ディスク記録
再生装置においては、光磁気効率を高める必要があり、
そのために、光強度の高い光スポットが光磁気ディスク
7に集光されるようになされている。そこで、光強度の
高い光スポットを形成するために、レーザダイオード1
からは、図6のカップリング効率101に示すように、
A/W比(光ビームの半径(A)に対する瞳の半径
(W)の比)が大きく、カップリング効率(レーザダイ
オード1から出射される全光量に対する瞳径内に入射さ
れる光量の比)が高い光ビーム2が出射される。
【0006】レーザダイオード1から出射された光ビー
ム2は、コリメータレンズ3によって平行光とされた
後、ビーム整形プリズム4により、光ビーム2の断面形
状が楕円形状から円形に整形される。整形された光ビー
ム2は、偏光ビームスプリッタ5を透過し、対物レンズ
6に入射される。このとき、対物レンズ6における瞳面
上光量分布は、図6の瞳面上光量分布102に示すよう
に、瞳径内の中央部に対する周辺部の光量比が低くな
る。
【0007】上述したような瞳面上光量分布を有する光
ビーム2は、対物レンズ6により、光磁気ディスク7の
記録面上に集光され、図6の光スポット103に示すよ
うな、径の大きい光スポットが集光される。
【0008】このように、A/W比が大きく、カップリ
ング効率が高い光ビーム2が出射されることより、径が
大きく、光強度の高い光スポットが光磁気ディスク7に
集光される。なお、このとき、その径が大きすぎるため
に、光スポットの形状は最適形状に比べ劣化するが、光
磁気ディスク記録再生装置において、マグネティカリ・
インデュースト・スーパー・レゾリューション(MS
R)方式により再生処理が、磁界変調記録方式により記
録処理が行なわれるようになされているので、光スポッ
トの形状劣化は問題とはならない。
【0009】光磁気ディスク7の記録面上に集光された
光ビーム2は、光磁気ディスク7に記録されている情報
に応じて変化している磁化の方向によって偏光面が回転
させられる。光磁気ディスク7から反射した光ビーム2
は、対物レンズ6により集光された後、偏光ビームスプ
リッタ5によって反射され、λ/2板8に入射される。
【0010】光ビーム2は、λ/2板8によって変波面
を45°回転されて集光レンズ9、シリンドリカルレン
ズ10を介して偏光ビームスプリッタ11に入射され、
P偏光とS偏光に分離される。P偏光成分は光検出器1
2の受光素子12−1乃至12−4に照射される。受光
素子12−1乃至12−4は照射された光量に応じて電
気信号A,B,C,Dを出力する。一方、S偏光成分は
光検出器13の受光素子13−1に照射される。受光素
子13−1は照射された光量に応じて電気信号Eを出力
する。
【0011】このようにして得られる各電気信号におい
て、(A+B+C+D)−Eを演算して情報再生信号
を、((A+B)−(C+D))を演算してプッシュプ
ル法によるトラッキングエラー信号を、((A+D)−
(B+C))を演算して非点収差法によるフォーカスエ
ラー信号を各々得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、光磁ディスク記録再生装置においては、径が大き
く、光強度の高い光スポットが光磁気ディスクに集光さ
れるが、光磁気ディスク記録再生装置と同様の光学ピッ
クアップを有する、例えば、DVD(Digital Versatile Di
sc)記録再生装置においては、光強度変調により物理的
に変形された情報がDVDから検出されるので、図6の光
スポット106に示すような、径が小さく、形状が最適
化された光スポットがDVDに集光されるようになされて
いる。
【0013】DVD記録再生装置の光学ピックアップにお
いては、レーザダイオードから、光磁気ディスク記録再
生装置のレーザダイオード1から出射される光ビーム2
より、A/W比が小さく、またカップリング効率も、図
6のカップリング効率104に示すように、低い光ビー
ムが出射される。そのため、対物レンズにおける瞳面上
光量分布は、図6の瞳面上光量分布105に示すよう
に、瞳径内の中央部に対する周辺部の光量比が高くな
り、光量分布がほぼ均一となる。その結果、DVDには、
図6の光スポット106に示すように、光磁気ディスク
7の記録面上に集光される図6の光スポット103よ
り、径が小さく、形状が最適化された光スポットが集光
される。
【0014】このように、記録媒体(例えば、光磁気デ
ィスクやDVD)によって、要求される光スポットの特性
(光強度や形状)が異なる。従来の光学式情報記録再生
装置(例えば、光磁気ディスク記録再生装置またはDVD
記録再生装置)の光学ピックアップでは、予め定められ
た1つの記録媒体に対応する光スポットを形成するよう
になされており、そのため、光学式情報記録再生装置
は、記録媒体ごとの専用の装置とされる。このことよ
り、光学式情報記録再生装置の構成の統一化が困難にな
るばかりでなく、記録媒体ごとに光学ピックアップが必
要となりコスト高になる課題がある。
【0015】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、要求される光スポットの特性が異なる複数
の記録媒体から、共通の光学ピックアップで情報を記録
または再生できるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光学式
情報記録再生装置は、光ビームを出射する出射手段と、
光ビームを記録媒体に照射する照射手段と、出射手段と
照射手段の間の光路中に設置され、光ビームの光強度分
布を変化させる光強度分布可変手段とを備え、光強度分
布可変手段は、部分的に光透過率を変更し、出射される
光ビームの光強度を変更する変更手段と、変更手段の光
透過率を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0017】請求項3に記載の光学式情報記録再生方法
は、光ビームを出射する出射ステップと、光ビームを記
録媒体に照射する照射ステップと、光ビームの光強度分
布を変化させる光強度分布可変ステップとを備え、光強
度分布可変ステップは、部分的に光透過率を変更し、出
射される光ビームの光強度を変更する変更ステップと、
変更ステップで変更される光透過率を制御する制御ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の光学式情報記録再生装置
および請求項3に記載の光学式情報記録再生方において
は、光ビームの光透過率を変更することで、光ビームの
光強度が変更される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0020】請求項1に記載の光学式情報記録再生装置
は、光ビーム(例えば、図1の光ビーム2)を出射する
出射手段(例えば、図1のレーザダイオード1)と、光
ビームを記録媒体に照射する照射手段(例えば、図1の
コリメータレンズ3)と、出射手段と照射手段の間の光
路中に設置され、光ビームの光強度分布を変化させる光
強度分布可変手段(例えば、図1の光強度分布可変素子
21)とを備え、光強度分布可変手段は、部分的に光透
過率を変更し、出射される光ビームの光強度を変更する
変更手段(例えば、図2の液晶33)と、変更手段の光
透過率を制御する制御手段(例えば、図2の電極34)
とを備えることを特徴とする。
【0021】図1は、本発明を適用した光学式情報記録
再生装置の光学ピックアップの構成例を表している。こ
の光学式情報記録再生装置には、記録媒体として光磁気
ディスクの1つであるASMO(Advanced Storage Magnetoo
ptical disc)7AとDVD7Bが、選択的に装着されるよ
うになされており、また、図5のビーム整形プリズム4
と偏光ビームスプリッタ5との間に、光強度分布可変素
子21が設けられている。その他の構成は、図5におけ
る場合と同様である。
【0022】光強度分布可変素子21は、ビーム整形プ
リズム4により整形された光ビーム2の瞳径内の光強度
を制御し、光ビーム2の光強度分布を変化させる。
【0023】図2は、光強度分布可変素子21の構成例
を表している。2枚のガラス基板31,32の間には、
例えば、6μmの厚さで、透過率低下が少なく、偏光子
不要の散乱型(Polymer Network)の液晶33が封入され
ており、一方のガラス基板31と液晶33との間に、4
つの電極34−1乃至34−4が設けられている。この
例の場合、電極34−1は、直径0.75mmの円電極で、電
極34−2乃至34−4は、それぞれ電極幅が0.5mm、
0.25mm、または1.5mmのリング電極であり、それぞれ5
0μmの間隔で、配置されている。他方のガラス基板3
2と液晶33との間には、接地電極35が設けられてい
る。
【0024】電極34−1乃至34−4のそれぞれに、
所定の電圧が印加されると、印加された電圧に応じて、
液晶33の分極度が変化され、その結果、その透過率が
変化される。これにより、液晶33を透過する光ビーム
2の光強度分布が変化される。
【0025】図3は、光強度分布可変素子21により、
変化された光ビーム2の光強度分布を表している。
【0026】光強度分布可変素子21の電極34−1乃
至34−4に電圧が印加されていない場合、入射された
光ビーム2(この例の場合、ビーム径6mm,瞳径3m
m)の光強度分布は、図3に破線で示すように、本来の
分布であるガウス分布になる。光強度分布に変化を与え
ないような、液晶33の透過率の状態をモードAと称す
る。
【0027】光強度分布可変素子21の電極34−1乃
至34−4のそれぞれに、所定の電圧が印加されると、
印加された電圧に対応して、液晶33の分極度が変化さ
れ、図3に示すように、中央程、低くなるように、透過
率が変化される。その結果、光強度分布可変素子21に
より出射された光ビーム2の光強度分布は、図3に示す
ように、本来の最大値の約50%を超えないような分布
(以下、このような分布を50%フラット分布と称す
る)になる。すなわち、このとき、光ビーム2の瞳径内
の光強度が、均一(フラット)に、本来の光強度の最大
値の50%の値に制御される。光強度分布を50%フラ
ット分布にするような、液晶33の透過率の状態をモー
ドBと称する。
【0028】このように、電極34−1乃至34−4に
所定の電圧が印加された光強度分布可変素子21によ
り、それに入射される光ブーム2の瞳径内の光強度が制
御され、光ビーム2の光強度分布が変化される。
【0029】次に、ASMO7Aが装着された場合の光学式
情報記録再生装置の動作例を説明する。
【0030】レーザダイオード1からは、A/W比が大
きく、そして図4のカップリング効率201に示すよう
に、カップリング効率が高い光ビーム2が出射される。
レーザダイオード1から出射された光ビーム2は、コリ
メータレンズ3によって平行光とされた後、ビーム整形
プリズム4によって断面形状が楕円形状から円形に整形
される。整形された光ビーム2は、光強度分布可変素子
21と偏光ビームスプリッタ5を透過し、対物レンズ6
によってASMO7Aの記録面上に集光される。このとき、
モードAとされ、光強度分布可変素子21の電極34−
1乃至34−4には、電圧が印加されない。すなわち、
レーザダイオード1から出射された光ビーム2は、その
光強度分布がガウス分布になるような状態を保持したま
ま、対物レンズ6に入射される。そのため、対物レンズ
6における瞳面上光量分布は、図4の瞳面上光量分布2
02に示すように、瞳径内の中央部に対する周辺部の光
量比が低くなる。その結果、ASMO7Aの記録面上には、
径が大きく、光強度の高い光スポット203が集光され
る。
【0031】以下、λ/2板8乃至光検出器13におけ
る処理は、図5の場合と同様である。すなわち、ASMO7
Aで反射した光ビーム2は、対物レンズ6で集光された
後、偏光ビームスプリッタ5によって反射され、λ/2
板8に入射される。そこで光ビーム2は、λ/2板8に
よって変波面を45°回転されて集光レンズ9、シリン
ドリカルレンズ10を介して偏光ビームスプリッタ11
に入射され、P偏光成分とS偏光成分に分離される。P
偏光成分は光検出器12の受光素子12−1乃至12−
4に照射される。一方、S偏光成分は光検出器13の受
光素子13−1に照射される。照射された光量に応じて
出力される光検出器12の受光素子12−1乃至12−
4からの電気信号A、B,C,Dおよび光検出器13の
受光素子13−1からの電気信号Eに基づいて演算が行
われ、情報が再生される。
【0032】以上のようにして、ASMO7Aに記録されて
いる情報が再生される。なお、ASMO7Aに情報を記録さ
せる場合においても、光強度分布可変素子21の電極3
4−1乃至34−4には、電圧が印加されず、光ビーム
2は、その光強度分布をガウス分布に保持したまま、対
物レンズ6に入射される。記録信号に対応して変調され
た磁界が図示せぬ磁気ヘッドより印加され、データが記
録される。
【0033】次に、DVD7Bが装着された場合の光学式
情報記録再生装置の動作例を説明する。
【0034】レーザダイオード1からは、ASMO7Aが装
着された場合と同一の光ビーム2が出射される。出射し
た光ビーム2は、コリメータレンズ3によって平行光と
された後、ビーム整形プリズム4によって光ビーム2が
円形に整形される。整形された光ビーム2は、光強度分
布可変素子21に入射される。このとき、モードBとさ
れるので、光強度分布可変素子21の電極34−1乃至
34−4には所定の電圧が印加され、入射された光ビー
ム2は、液晶33によりその光強度分布が50%フラッ
ト分布になるような状態にされ、対物レンズ6に出射さ
れる。このとき、瞳面上光量分布は、図4の瞳面光量分
布205に示すように、瞳径内の中央部に対するその周
辺部の光量比が高く、光量分布がほぼ均一となる。その
結果、DVDの記録面上に形成される光スポットの形状
は、図4の光スポット206に示すように、径が小さ
く、形状が最適化される。
【0035】DVD7Bから反射した光ビーム2は、対物
レンズ6により集光された後、偏光ビームスプリッタ5
によって反射され、λ/2板8に入射される。光ビーム
2は、λ/2板8を通過し、集光レンズ9、シリンドリ
カルレンズ10、偏光ビームスプリッタ11を介して光
検出器12の受光素子12−1乃至12−4に照射され
る。照射された光量に応じて出力される光検出器12の
受光素子12−1乃至12−4からの電気信号A、B,
C,Dに基づいて演算が行われ、情報が再生される。な
お、再生RF信号は、A+B+C+Dから求められる。
【0036】このように、DVD7Bに記録されている情
報が再生される。なお、DVD7Bに情報を記録させる場
合においても、光強度分布可変素子21の電極34−1
乃至34−4には、電圧が印加され、光ビーム2は、そ
の光強度分布が50%フラット分布になるように状態に
され、対物レンズ6に入射される。レーザダイオード1
は、記録信号に対応して制御され、記録信号により変調
された強度の光ビームを出射する。これによりデータが
記録される。
【0037】以上のようにして、光学式情報記録再生装
置において、要求される光スポットの特性が異なる記録
媒体に対して再生および記録処理が行われる。
【0038】この例の場合、光強度分布可変素子21に
は、4つの電極を設けたが、より多くの電極を設け、よ
り段階的(連続的)に液晶の透過率を制御することによ
り、例えば、50%フラット分布の分布精度を上げるこ
とができ、また異なる瞳径の光ビームに対応することが
できる。
【0039】なお、光強度分布可変素子21の各電極
に、別途異なる電圧を印加し、液晶33の透過率を変え
て、光ビーム2の光強度分布を他の分布にすることもで
きる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の光学式情報記録再生装
置および請求項3に記載の光学式情報記録再生方法によ
れば、光ビームの光強度分布を変化させるようにしたの
で、要求される光スポットの特性が異なる複数の記録媒
体に対して情報を記録または再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式情報記録再生装置の光学ピック
アップの構成例を表す光学ブロック図である。
【図2】図1の光強度分布可変素子21の構成例を表す
図である。
【図3】光強度分布可変素子21により光強度分布が変
化する様子を表す図である。
【図4】光量分布特性を説明する図である。
【図5】従来の光学式情報記録再生装置の光学ピックア
ップの構成例を表す光学ブロック図である。
【図6】光量分布の他の特性を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード, 2 光ビーム, 3 コリメ
ータ, 4 ビーム整形プリズム, 5 偏光ビームス
プリッタ, 6 対物レンズ, 7 光磁気ディスク,
8 λ/2板, 9 集光レンズ, 10 シリンド
リカルレンズ,11 偏光ビームスプリッタ, 12
光検出器, 13 光検出器, 21光強度分布可変素
子, 31 ガラス基板, 32 ガラス基板, 33
液晶, 34 電極, 35 接地電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最適な光スポットの特性が異なる複数の
    記録媒体に対して情報を記録または再生する光学式情報
    記録再生装置において、 光ビームを出射する出射手段と、 前記光ビームを前記記録媒体に照射する照射手段と、 前記出射手段と前記照射手段の間の光路中に設置され、
    前記光ビームの光強度分布を変化させる光強度分布可変
    手段とを備え、 前記光強度分布可変手段は、 部分的に光透過率を変更し、出射される前記光ビームの
    光強度を変更する変更手段と、 前記変更手段の前記光透過率を制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、第1の前記記録媒体に
    対して情報を記録または再生するとき、前記光ビームの
    光強度がガウス分布となるように前記変更手段を制御
    し、第2の前記記録媒体に対し情報を記録または再生す
    るとき、前記光ビームの光強度がフラット分布となるよ
    うに前記変更手段を制御することを特徴とする請求項1
    に記載の光学式情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 最適な光スポットの特性が異なる複数の
    記録媒体に対して情報を記録または再生する光学式情報
    記録再生装置の光学式情報記録再生方法において、 光ビームを出射する出射ステップと、 前記光ビームを前記記録媒体に照射する照射ステップ
    と、 前記光ビームの光強度分布を変化させる光強度分布可変
    ステップとを備え、 前記光強度分布可変ステップは、 部分的に光透過率を変更し、出射される前記光ビームの
    光強度を変更する変更ステップと、 前記変更ステップで変更される前記光透過率を制御する
    制御ステップとを含むことを特徴とする光学式情報記録
    再生方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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