JPH11316781A - 災害発生時における意思決定表示方法及びその装置 - Google Patents
災害発生時における意思決定表示方法及びその装置Info
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- JPH11316781A JPH11316781A JP12456398A JP12456398A JPH11316781A JP H11316781 A JPH11316781 A JP H11316781A JP 12456398 A JP12456398 A JP 12456398A JP 12456398 A JP12456398 A JP 12456398A JP H11316781 A JPH11316781 A JP H11316781A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/40—Controlling or monitoring, e.g. of flood or hurricane; Forecasting, e.g. risk assessment or mapping
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 危機管理装置に関して、災害発生時に状況に
応じた行動計画を決定し、企業や自治体の業務の継続と
早期復旧を図る。 【解決手段】 入力装置101から入力された災害発生
時の災害情報から、あらかじめ作成されている災害情報
に関するデータファイルを有するデータベース103、
各種の災害ファイルを有する被害想定データベース10
4、各事業体及び事業体を組織する部門の行動計画デー
タベース105、優先順位を付けるための条件ファイル
を有する優先順位付け行動計画データベース106、行
動計画の実施内容を表示画面上に並べ替えるデータベー
ス107等を基に、実施すべき行動内容を決定し優先順
位を付けて表示画面108に表示する。
応じた行動計画を決定し、企業や自治体の業務の継続と
早期復旧を図る。 【解決手段】 入力装置101から入力された災害発生
時の災害情報から、あらかじめ作成されている災害情報
に関するデータファイルを有するデータベース103、
各種の災害ファイルを有する被害想定データベース10
4、各事業体及び事業体を組織する部門の行動計画デー
タベース105、優先順位を付けるための条件ファイル
を有する優先順位付け行動計画データベース106、行
動計画の実施内容を表示画面上に並べ替えるデータベー
ス107等を基に、実施すべき行動内容を決定し優先順
位を付けて表示画面108に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震、大規模火
災、水害、爆発、石油流出、リコール、誘拐等(以下、
災害という)が発生した時に、自治体、企業等において
災害対策に当たる指揮系統部門が、コンピュ−タを利用
して災害時の初期の混乱を回避するためのシステムに関
する。
災、水害、爆発、石油流出、リコール、誘拐等(以下、
災害という)が発生した時に、自治体、企業等において
災害対策に当たる指揮系統部門が、コンピュ−タを利用
して災害時の初期の混乱を回避するためのシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地震発生時の被害状況をコンピ
ュ−タに入力して、保険金の支払い額を推定するシステ
ムがある。また、地震発生時の地表面の加速度を計算し
て、家屋の倒壊戸数の推測を行うことがある。
ュ−タに入力して、保険金の支払い額を推定するシステ
ムがある。また、地震発生時の地表面の加速度を計算し
て、家屋の倒壊戸数の推測を行うことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシステムは、災害の後処理あるいは限定された部分で
の災害処理の性格を有するものであり、地震発生直後の
全般的な地震対策の観点からのものではない。後者の観
点では、近年の阪神大地震のような地震が発生した場
合、自治体や一定の規模を有する企業等(以下、事業体
という)では、災害対策本部をおいて復旧処理に当たる
のが通例である。また、地震は通常、その発生を予測す
ることが困難であることから、その対応について何の決
まりもなく地震発生後に対策が決められることが多かっ
たが、阪神大地震以後には、地震発生時の対応が記載さ
れたマニュアルが準備され、災害対策部署は該マニュア
ルに従って行動するようになってきた。しかし、現在で
も、該マニュアルのない事業体が数多く存在し、仮にマ
ニュアルがあったとしても実際の地震発生時には、地震
の被害に種々の形態があり、震源の場所、どの活断層が
動くのか等によって、行動指針の内容が変化する。ま
た、マニュアルにすべての場合の対応を記載することは
困難である。しかも、災害発生時の対応すべき人数が限
られており、種々の災害対策を迅速に進める必要が有る
ときに、膨大な文章量のマニュアルによる行動は極めて
非効率である。また、災害には、地震の外、大規模火
災、台風や大雨による水害、工場での爆発等があるが、
本発明では自動車、家電製品等のリコールや、誘拐事件
への対応も災害に含めている。地震以外の場合でも、そ
の対策に当たる場合、上記と同様な問題が発生してお
り、行動指針を可及的速やかに対策担当者に示すことが
望まれているが、実際には災害発生後に迅速な行動が起
こせないことが多い。
のシステムは、災害の後処理あるいは限定された部分で
の災害処理の性格を有するものであり、地震発生直後の
全般的な地震対策の観点からのものではない。後者の観
点では、近年の阪神大地震のような地震が発生した場
合、自治体や一定の規模を有する企業等(以下、事業体
という)では、災害対策本部をおいて復旧処理に当たる
のが通例である。また、地震は通常、その発生を予測す
ることが困難であることから、その対応について何の決
まりもなく地震発生後に対策が決められることが多かっ
たが、阪神大地震以後には、地震発生時の対応が記載さ
れたマニュアルが準備され、災害対策部署は該マニュア
ルに従って行動するようになってきた。しかし、現在で
も、該マニュアルのない事業体が数多く存在し、仮にマ
ニュアルがあったとしても実際の地震発生時には、地震
の被害に種々の形態があり、震源の場所、どの活断層が
動くのか等によって、行動指針の内容が変化する。ま
た、マニュアルにすべての場合の対応を記載することは
困難である。しかも、災害発生時の対応すべき人数が限
られており、種々の災害対策を迅速に進める必要が有る
ときに、膨大な文章量のマニュアルによる行動は極めて
非効率である。また、災害には、地震の外、大規模火
災、台風や大雨による水害、工場での爆発等があるが、
本発明では自動車、家電製品等のリコールや、誘拐事件
への対応も災害に含めている。地震以外の場合でも、そ
の対策に当たる場合、上記と同様な問題が発生してお
り、行動指針を可及的速やかに対策担当者に示すことが
望まれているが、実際には災害発生後に迅速な行動が起
こせないことが多い。
【0004】そして、一般的に災害は時を選ばずに起こ
ることから、災害担当者を決めている事業体でも、業務
中に緊急行動を直ちにとることが必要になる。特に、休
日、夜間の場合には、宿直者や警備関係者が対応するこ
とになることから、発生時に対策に当たる人数が極めて
少なく、また適切な対応を迅速にとること、多数の行う
べきことを瞬時に、優先順位をつけて手配することが求
められるにもかかわらず、実際にはそれらは困難であ
る。
ることから、災害担当者を決めている事業体でも、業務
中に緊急行動を直ちにとることが必要になる。特に、休
日、夜間の場合には、宿直者や警備関係者が対応するこ
とになることから、発生時に対策に当たる人数が極めて
少なく、また適切な対応を迅速にとること、多数の行う
べきことを瞬時に、優先順位をつけて手配することが求
められるにもかかわらず、実際にはそれらは困難であ
る。
【0005】このようなことから、本発明は、災害時に
事業体の災害対策本部において種々の行動指針を示す意
思決定支援のために使用する装置及び方法であって、地
震を代表とする各種の災害発生時に、何をどこの部門
で、どのような優先順位で行動するかを、迅速かつ適切
に指示する方法及び装置を得ることを目的とするもので
ある。
事業体の災害対策本部において種々の行動指針を示す意
思決定支援のために使用する装置及び方法であって、地
震を代表とする各種の災害発生時に、何をどこの部門
で、どのような優先順位で行動するかを、迅速かつ適切
に指示する方法及び装置を得ることを目的とするもので
ある。
【0006】本発明により、災害発生時に各部門が実施
する業務がコンピュ−タで自動的に指示され、事業体の
災害対策本部の管理者、担当者はその指示に基づいて、
行動する。上記指示は、場面に応じて次から次へ示さ
れ、災害時に起こり易い初期の混乱を回避して、災害対
策本部の立ち上げをスム−ズに行うことを目的とする。
する業務がコンピュ−タで自動的に指示され、事業体の
災害対策本部の管理者、担当者はその指示に基づいて、
行動する。上記指示は、場面に応じて次から次へ示さ
れ、災害時に起こり易い初期の混乱を回避して、災害対
策本部の立ち上げをスム−ズに行うことを目的とする。
【0007】さらに、災害の発生日時、災害の規模によ
って、事業体の救援活動の指示や行動は、その優先順位
が変化する。例えば、災害発生の日時でいえば、企業で
は休日の場合と、昼間の営業時間中の場合で、取るべき
行動は相違する。また、災害の規模でいえば、例えば地
震の場合、発生する地震の規模によって、震源地が山で
あれば、山崩れの可能性があり、それによって山間地の
孤立があり得るし、震源地が近海あるいは海辺であれ
ば、津波対策や浸水対策が優先される。また、大都市に
大地震が襲った場合、住宅密集地の火災対策が最優先に
なる。本発明は、このような場合に行われるべき指示を
関係者に優先順位をつけて瞬時に示すことを目的とす
る。
って、事業体の救援活動の指示や行動は、その優先順位
が変化する。例えば、災害発生の日時でいえば、企業で
は休日の場合と、昼間の営業時間中の場合で、取るべき
行動は相違する。また、災害の規模でいえば、例えば地
震の場合、発生する地震の規模によって、震源地が山で
あれば、山崩れの可能性があり、それによって山間地の
孤立があり得るし、震源地が近海あるいは海辺であれ
ば、津波対策や浸水対策が優先される。また、大都市に
大地震が襲った場合、住宅密集地の火災対策が最優先に
なる。本発明は、このような場合に行われるべき指示を
関係者に優先順位をつけて瞬時に示すことを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1の災害発生時における意思決定表示方法に
係る発明は、複数の端末機とホストコンピュータを含
み、災害発生時において事業体が実施すべき実施業務及
び行動計画を予めホストコンピュータあるいは端末機の
記憶装置に記憶させ、災害による被害状況の入力に応じ
て、自動的に実施業務及び行動計画の各々に優先順位を
付して、それらを上記端末機の画面に優先順に識別して
表示すると共に、被害状況に応じた実施業務及び行動計
画を新たに作成し、表示することを特徴とするものであ
る。
に、請求項1の災害発生時における意思決定表示方法に
係る発明は、複数の端末機とホストコンピュータを含
み、災害発生時において事業体が実施すべき実施業務及
び行動計画を予めホストコンピュータあるいは端末機の
記憶装置に記憶させ、災害による被害状況の入力に応じ
て、自動的に実施業務及び行動計画の各々に優先順位を
付して、それらを上記端末機の画面に優先順に識別して
表示すると共に、被害状況に応じた実施業務及び行動計
画を新たに作成し、表示することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、上記問題を解決するために、請求項
2の災害発生時における意思決定表示方法に係る発明
は、事業体が実施すべき実施業務及び行動計画を予め1
あるいは複数の端末機のそれぞれの記憶装置に記憶さ
せ、災害による被害状況の入力に応じて、自動的に実施
業務及び行動計画の各々に優先順位を付して、それらを
上記端末機の画面に優先順に識別して表示すると共に、
被害状況に応じた実施業務及び行動計画を新たに作成
し、表示することを特徴とするものである。
2の災害発生時における意思決定表示方法に係る発明
は、事業体が実施すべき実施業務及び行動計画を予め1
あるいは複数の端末機のそれぞれの記憶装置に記憶さ
せ、災害による被害状況の入力に応じて、自動的に実施
業務及び行動計画の各々に優先順位を付して、それらを
上記端末機の画面に優先順に識別して表示すると共に、
被害状況に応じた実施業務及び行動計画を新たに作成
し、表示することを特徴とするものである。
【0010】また、上記問題を解決するために、請求項
3の災害発生時における意思決定表示方法に係る発明
は、端末機の記憶装置には、実施業務あるいは行動計画
を決定する論理条件が記憶されており、該論理条件に基
づき上記実施業務あるいは行動計画を画面に表示するこ
とを特徴とするものである。
3の災害発生時における意思決定表示方法に係る発明
は、端末機の記憶装置には、実施業務あるいは行動計画
を決定する論理条件が記憶されており、該論理条件に基
づき上記実施業務あるいは行動計画を画面に表示するこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、上記問題を解決するために、請求項
4の災害発生時における意思決定表示方法に係る発明
は、実施業務あるいは行動計画は、随時追加、変更、削
除が可能であることを特徴とするものである。
4の災害発生時における意思決定表示方法に係る発明
は、実施業務あるいは行動計画は、随時追加、変更、削
除が可能であることを特徴とするものである。
【0012】また、上記問題を解決するために、請求項
5の災害発生時の意思決定表示装置に係る発明は、災害
発生時のとるべき行動を予測想定する装置にあって、災
害発生時に災害の程度を入力する手段、予め、災害に関
する所要データを記録する災害データ記録手段、予め、
災害の程度に応じて事業体がとるべき行動の優先順位を
記録する優先順位記録手段、上記優先順位の中から、予
め定められた論理に基づいて優先順位を選択する優先順
位選択手段、および上記選択された優先順位に関係する
事項を出力し、表示する手段を備えることを特徴とする
ものである。
5の災害発生時の意思決定表示装置に係る発明は、災害
発生時のとるべき行動を予測想定する装置にあって、災
害発生時に災害の程度を入力する手段、予め、災害に関
する所要データを記録する災害データ記録手段、予め、
災害の程度に応じて事業体がとるべき行動の優先順位を
記録する優先順位記録手段、上記優先順位の中から、予
め定められた論理に基づいて優先順位を選択する優先順
位選択手段、および上記選択された優先順位に関係する
事項を出力し、表示する手段を備えることを特徴とする
ものである。
【0013】また、上記問題を解決するために、請求項
6の災害発生時の意思決定表示装置に係る発明は、表示
される優先順位に関係する事項は、色分け及びその濃淡
が変更可能であることを特徴とするものである。
6の災害発生時の意思決定表示装置に係る発明は、表示
される優先順位に関係する事項は、色分け及びその濃淡
が変更可能であることを特徴とするものである。
【0014】本発明では、発生した災害の情報(災害の
種類、内容等)をコンピュ−タに入力することによっ
て、端末機の表示部に、自動的に優先順位をつけた災害
対策を、事業体の指揮者、管理者あるいはそのスタッフ
部門に提示することによって、災害時、特にその初期の
混乱を回避する。そのために、予め考え得るすべての条
件をコンピュ−タの記憶装置に入力しておいて、入力さ
れた情報に基づいて予め組み合わされたプログラムによ
りシミュレ−ションを行い、想定される被害に応じた対
策を自動的に提示する。提示された行動計画(アクショ
ンプラン)は、その進捗管理がコンピュ−タ上で行われ
る。システム全体は、ネットワ−クあるいはスタンドア
ロ−ンでも動かすことが可能である。最初の入力を誰か
が行えば、その情報はネットワ−ク上で関係者が共有で
き、有効に利用できる。
種類、内容等)をコンピュ−タに入力することによっ
て、端末機の表示部に、自動的に優先順位をつけた災害
対策を、事業体の指揮者、管理者あるいはそのスタッフ
部門に提示することによって、災害時、特にその初期の
混乱を回避する。そのために、予め考え得るすべての条
件をコンピュ−タの記憶装置に入力しておいて、入力さ
れた情報に基づいて予め組み合わされたプログラムによ
りシミュレ−ションを行い、想定される被害に応じた対
策を自動的に提示する。提示された行動計画(アクショ
ンプラン)は、その進捗管理がコンピュ−タ上で行われ
る。システム全体は、ネットワ−クあるいはスタンドア
ロ−ンでも動かすことが可能である。最初の入力を誰か
が行えば、その情報はネットワ−ク上で関係者が共有で
き、有効に利用できる。
【0015】本発明は上記機能を実現するために、個別
のデータベースとして多数のファイルを災害別に有す
る。例えば、地震については端末機の設置されていると
ころのデータを集積した拠点ファイル(企業でいえば、
本店か、支店かの区別、所在地の位置、地盤、建物の強
度等の各データ、自治体でいえば、住民への連絡体制、
職員呼び出し体制、避難場所、住宅密集地、保存食糧等
の各データ)、道路状況や橋の強度、修理状況に関する
道路・橋ファイル、職員や家族の被災状況に関する職員
ファイル、優先順位の決定に関係する行動計画のファイ
ル及びロジックパターンファイル等がある。ロジックパ
ターンファイルには、優先度を定めるロジックテーブル
を複数設け、災害の種類や程度に応じて行動計画を優先
順位を付して表示部に表示する。災害の種類に応じて、
基本的情報を入力すれば、行動計画を優先順に表示部に
表示する。
のデータベースとして多数のファイルを災害別に有す
る。例えば、地震については端末機の設置されていると
ころのデータを集積した拠点ファイル(企業でいえば、
本店か、支店かの区別、所在地の位置、地盤、建物の強
度等の各データ、自治体でいえば、住民への連絡体制、
職員呼び出し体制、避難場所、住宅密集地、保存食糧等
の各データ)、道路状況や橋の強度、修理状況に関する
道路・橋ファイル、職員や家族の被災状況に関する職員
ファイル、優先順位の決定に関係する行動計画のファイ
ル及びロジックパターンファイル等がある。ロジックパ
ターンファイルには、優先度を定めるロジックテーブル
を複数設け、災害の種類や程度に応じて行動計画を優先
順位を付して表示部に表示する。災害の種類に応じて、
基本的情報を入力すれば、行動計画を優先順に表示部に
表示する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る災害発生時の
意思決定表示装置の実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。
意思決定表示装置の実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。
【0017】図8から図11に、本発明における災害発
生時の意思決定過程のフローチャートの一形態を示す。
図8のステップ801において、災害情報が入力され、
ステップ802において入力された災害の種類、及びそ
の規模、例えば災害が地震の場合には、震源地、マグニ
チュード、震源の深さ、発生時間帯等を判別して、ステ
ップ803の被害推定プログラムにおいて被害状況の推
定が行われる。この時、850から85Nに予め用意さ
れている各種被害想定データベースのデータが選択され
読み込まれて、被害状況が推定される。推定された状況
は、例えば、拠点の被害状況の場合には、該状況がファ
イル808に記憶され、ステップ807において拠点の
被害情報が画面表示される。推定された被害状況がテレ
ビ、ラジオ等から得られた実際の状況と異なっている場
合には、ステップ809において、実際の状況に即した
情報が入力され拠点被害状況が修正され、ステップ81
0で該修正済の被害状況のデータが作成され、各種被害
想定データベース850から85Nに記憶される。
生時の意思決定過程のフローチャートの一形態を示す。
図8のステップ801において、災害情報が入力され、
ステップ802において入力された災害の種類、及びそ
の規模、例えば災害が地震の場合には、震源地、マグニ
チュード、震源の深さ、発生時間帯等を判別して、ステ
ップ803の被害推定プログラムにおいて被害状況の推
定が行われる。この時、850から85Nに予め用意さ
れている各種被害想定データベースのデータが選択され
読み込まれて、被害状況が推定される。推定された状況
は、例えば、拠点の被害状況の場合には、該状況がファ
イル808に記憶され、ステップ807において拠点の
被害情報が画面表示される。推定された被害状況がテレ
ビ、ラジオ等から得られた実際の状況と異なっている場
合には、ステップ809において、実際の状況に即した
情報が入力され拠点被害状況が修正され、ステップ81
0で該修正済の被害状況のデータが作成され、各種被害
想定データベース850から85Nに記憶される。
【0018】図9のステップ904において、前記修正
済の拠点被災状況ファイル810のデータを基に、行動
計画データベース902の情報が読み込まれ、それぞれ
の行動計画ごとに優先順位付行動計画データベース90
3を参照して、行動計画の優先順位が決定される。決定
された行動計画は、テンポラリーファイル908に書き
出され、ステップ909で並べ替えられて、並べ替え行
動計画データベース905が作成される。そして、ステ
ップ907において、それぞれの行動計画データを持つ
組織名が画面表示され、その中から任意の組織を指定す
ることにより、指定組織の優先順位に従った行動計画が
画面表示される。
済の拠点被災状況ファイル810のデータを基に、行動
計画データベース902の情報が読み込まれ、それぞれ
の行動計画ごとに優先順位付行動計画データベース90
3を参照して、行動計画の優先順位が決定される。決定
された行動計画は、テンポラリーファイル908に書き
出され、ステップ909で並べ替えられて、並べ替え行
動計画データベース905が作成される。そして、ステ
ップ907において、それぞれの行動計画データを持つ
組織名が画面表示され、その中から任意の組織を指定す
ることにより、指定組織の優先順位に従った行動計画が
画面表示される。
【0019】図10は、行動計画の進捗状況の変更過程
を示すフローチャートである。並べ替え行動計画データ
ベース905から変更したい行動計画が選択され、ステ
ップ1001において、行動計画の内容の進捗状況が入
力される。ステップ1002において、進捗状況の変更
が確認されると、ステップ1003において、行動計画
の「未済」、「済」に区分され、画面表示位置の並べ替
えが行われる。並べ替えられたデータは、ステップ10
04において、画面表示されると共に、新たに並べ替え
られた行動計画データベース905が再作成される。
を示すフローチャートである。並べ替え行動計画データ
ベース905から変更したい行動計画が選択され、ステ
ップ1001において、行動計画の内容の進捗状況が入
力される。ステップ1002において、進捗状況の変更
が確認されると、ステップ1003において、行動計画
の「未済」、「済」に区分され、画面表示位置の並べ替
えが行われる。並べ替えられたデータは、ステップ10
04において、画面表示されると共に、新たに並べ替え
られた行動計画データベース905が再作成される。
【0020】図11は、行動計画の追加過程を示すフロ
ーチャートである。並べ替え行動計画データベース90
5から追加したい行動計画が選択され、ステップ110
6において、新規行動計画の内容が追加入力される。ス
テップ1107において、行動計画の追加が確認される
と、ステップ1108において、追加された行動計画が
並べ替えられ、並べ替えられた行動計画はステップ11
09において画面表示される共に、並べ替え行動計画デ
ータベース905を再作成する。なお、システムの設計
上、行動計画データベース105と並べ替え行動計画デ
ータベース107とを共通化して同一のデータベースと
することも可能であるが、この場合には、記憶されるデ
ータベースは並べ替え行動計画データベースであり、基
本となる行動計画データベースは、必要に応じて再度イ
ンストールする必要がある。
ーチャートである。並べ替え行動計画データベース90
5から追加したい行動計画が選択され、ステップ110
6において、新規行動計画の内容が追加入力される。ス
テップ1107において、行動計画の追加が確認される
と、ステップ1108において、追加された行動計画が
並べ替えられ、並べ替えられた行動計画はステップ11
09において画面表示される共に、並べ替え行動計画デ
ータベース905を再作成する。なお、システムの設計
上、行動計画データベース105と並べ替え行動計画デ
ータベース107とを共通化して同一のデータベースと
することも可能であるが、この場合には、記憶されるデ
ータベースは並べ替え行動計画データベースであり、基
本となる行動計画データベースは、必要に応じて再度イ
ンストールする必要がある。
【0021】図1は、本発明の装置の一形態を示す構成
図である。本発明に係る装置は図1に示すように、災害
発生時の災害情報を入力するための入力装置101と、
災害危機管理の処理を行う中央演算処理装置102と、
災害発生時に入力される災害情報に関するデータファイ
ルを有する災害情報入力データベース103と、各種の
災害ファイル、例えば、道路・橋に関するファイル、火
災に関するファイル等を有する各種被害想定データベー
ス104と、それぞれの事業体及び該事業体ごとに組織
されているすべての部門の行動計画のオリジナルファイ
ルを有している行動計画データベース105と、行動計
画に優先順位を付けるためのさまざまな条件ファイルを
有する優先順位付け行動計画データベース106と、そ
れぞれの行動計画の実施内容の済/未済を入力し内容の
並べ替えをした後の並べ替え行動計画データベース10
7と、行動計画内容等を画面表示するための表示装置1
08とから構成されている。
図である。本発明に係る装置は図1に示すように、災害
発生時の災害情報を入力するための入力装置101と、
災害危機管理の処理を行う中央演算処理装置102と、
災害発生時に入力される災害情報に関するデータファイ
ルを有する災害情報入力データベース103と、各種の
災害ファイル、例えば、道路・橋に関するファイル、火
災に関するファイル等を有する各種被害想定データベー
ス104と、それぞれの事業体及び該事業体ごとに組織
されているすべての部門の行動計画のオリジナルファイ
ルを有している行動計画データベース105と、行動計
画に優先順位を付けるためのさまざまな条件ファイルを
有する優先順位付け行動計画データベース106と、そ
れぞれの行動計画の実施内容の済/未済を入力し内容の
並べ替えをした後の並べ替え行動計画データベース10
7と、行動計画内容等を画面表示するための表示装置1
08とから構成されている。
【0022】次に、本発明の実施の一形態である地震災
害時の危機管理について説明する。まず、図2に示すよ
うに、本システムを動作させる端末機の表示画面には、
発生した地震情報を入力するための情報入力画面が表示
される。該入力画面において、気象庁、テレビ放送、ラ
ジオ放送等から得た情報をもとに地震名201(例え
ば、横浜地震)を入力する。次に、地震の発生した日時
202(例えば、1997年12月 8日13時59分)と、発生時
間帯203(例えば、平日の業務時間内)を入力する。
なお、発生時間帯203は、平日と休日、業務時間内か
否かに区分されている。更に、震源位置204を表す緯
度と経度(例えば、北緯35度30分、東経139 度25分)
と、震源の深さ205及び地震の規模206(マグニチ
ュード)を入力する。
害時の危機管理について説明する。まず、図2に示すよ
うに、本システムを動作させる端末機の表示画面には、
発生した地震情報を入力するための情報入力画面が表示
される。該入力画面において、気象庁、テレビ放送、ラ
ジオ放送等から得た情報をもとに地震名201(例え
ば、横浜地震)を入力する。次に、地震の発生した日時
202(例えば、1997年12月 8日13時59分)と、発生時
間帯203(例えば、平日の業務時間内)を入力する。
なお、発生時間帯203は、平日と休日、業務時間内か
否かに区分されている。更に、震源位置204を表す緯
度と経度(例えば、北緯35度30分、東経139 度25分)
と、震源の深さ205及び地震の規模206(マグニチ
ュード)を入力する。
【0023】これらの情報を入力して、図2の更新ボタ
ン210をクリックすると、地域ごとにあらかじめ設定
されている各拠点の被災度を表示する情報画面(図3)
が表示される。画面中の加速度301は、前記図2の入
力画面で入力した地震情報から計算される被災度を数値
で表示したものであり、被災度・参考値303は、入力
された地震情報から被災度を大、中、小に区別し、それ
ぞれの被災度を数値的に判断する目安として参考値が表
示されている(被災度については後述する)。そして、
前記加速度301の計算値を被災度・参考値303の参
考値と比較した結果を被災度302の計算値表示領域K
に表示している。しかし、入力された地震情報から被災
度が推定されるが、実際の被害状況が推定と異なる場合
も考えられる。そこで、気象庁、テレビ放送、ラジオ放
送、あるいは現地からの連絡等で得られた情報と推定さ
れた被害状況が異なる場合には、実際の被害状況の情報
に置き換えられるようにしている。被災度302の修正
値表示領域Sに値を入力することで入力した情報に置き
換えることができる。この情報の置き換え機能を可能に
することで、災害初期の情報のみから行っていた被害推
定による業務内容の優先順位は、より的確なものとする
ことができる。
ン210をクリックすると、地域ごとにあらかじめ設定
されている各拠点の被災度を表示する情報画面(図3)
が表示される。画面中の加速度301は、前記図2の入
力画面で入力した地震情報から計算される被災度を数値
で表示したものであり、被災度・参考値303は、入力
された地震情報から被災度を大、中、小に区別し、それ
ぞれの被災度を数値的に判断する目安として参考値が表
示されている(被災度については後述する)。そして、
前記加速度301の計算値を被災度・参考値303の参
考値と比較した結果を被災度302の計算値表示領域K
に表示している。しかし、入力された地震情報から被災
度が推定されるが、実際の被害状況が推定と異なる場合
も考えられる。そこで、気象庁、テレビ放送、ラジオ放
送、あるいは現地からの連絡等で得られた情報と推定さ
れた被害状況が異なる場合には、実際の被害状況の情報
に置き換えられるようにしている。被災度302の修正
値表示領域Sに値を入力することで入力した情報に置き
換えることができる。この情報の置き換え機能を可能に
することで、災害初期の情報のみから行っていた被害推
定による業務内容の優先順位は、より的確なものとする
ことができる。
【0024】前記図2で表示される被災度について、以
下に述べる。まず、災害の種類を入力するが、それが地
震の場合には、震源地の位置とマグニチュードの値に基
づいて次のように被災度が推定される。一般に、地震に
よる被害は、発生した地震により、対象となる目的物の
ある場所の地震動の大きさを求め、その値をあらかじめ
定められている対象となる目的物の強度と比較すること
により想定される。建物の被害想定の場合は、地震の大
きさをM、震源地から建物のある場所までの直線距離を
d、建物のある場所での地盤の強さによる地震波の増幅
率をαとすると、建物のある場所の地震動の強さIは、 I=F(M、d、α) となる。ここで、dは建物のある場所の緯度と経度、震
源地の緯度と経度及び震源の深さにより計算される。そ
して、上記Iは、各建物ごとに予め定められている被害
の程度である大被害、中被害、小被害、被害なしの各程
度と比較され、被害の程度が定められ、被害度が決めら
れる。したがって、被害想定データベース104には、
地震の場合、被害推定がされる目的物(例えば、建物、
橋、山崩れによる危険地域等)の緯度、経度、地盤の増
幅率、地震動に応じた大被害、中被害、小被害の判断基
準のデータが記憶されている。上記被災度から想定可能
なものは、道路状況(通行可能性)、橋の落橋、個別の
建物の使用可否、地域住民の被害、地域の火災発生度
合、企業の従業員の被害率等であり、火災の発生率や、
住民の被害については、発生時間帯のデータも係数とな
る。
下に述べる。まず、災害の種類を入力するが、それが地
震の場合には、震源地の位置とマグニチュードの値に基
づいて次のように被災度が推定される。一般に、地震に
よる被害は、発生した地震により、対象となる目的物の
ある場所の地震動の大きさを求め、その値をあらかじめ
定められている対象となる目的物の強度と比較すること
により想定される。建物の被害想定の場合は、地震の大
きさをM、震源地から建物のある場所までの直線距離を
d、建物のある場所での地盤の強さによる地震波の増幅
率をαとすると、建物のある場所の地震動の強さIは、 I=F(M、d、α) となる。ここで、dは建物のある場所の緯度と経度、震
源地の緯度と経度及び震源の深さにより計算される。そ
して、上記Iは、各建物ごとに予め定められている被害
の程度である大被害、中被害、小被害、被害なしの各程
度と比較され、被害の程度が定められ、被害度が決めら
れる。したがって、被害想定データベース104には、
地震の場合、被害推定がされる目的物(例えば、建物、
橋、山崩れによる危険地域等)の緯度、経度、地盤の増
幅率、地震動に応じた大被害、中被害、小被害の判断基
準のデータが記憶されている。上記被災度から想定可能
なものは、道路状況(通行可能性)、橋の落橋、個別の
建物の使用可否、地域住民の被害、地域の火災発生度
合、企業の従業員の被害率等であり、火災の発生率や、
住民の被害については、発生時間帯のデータも係数とな
る。
【0025】ここで、地震が発生した場合の、事業体の
具体的な行動計画について記述する。地震情報が入力さ
れ各拠点の被災度が推定されると、あらかじめ組織され
ている総合対策本部の組織図4が表示される。この組織
図は災害時に対応して本意思決定表示装置を使用する場
合に組織しておくものであり、使用する会社、団体等の
事業体ごとにそれぞれ異なるものであってよい。図4の
組織図では、総合対策本部の下に本店、支店A、支店
B、支店C、支店Dが組織され、更にそれぞれの店の中
に複数の部が組織されている。
具体的な行動計画について記述する。地震情報が入力さ
れ各拠点の被災度が推定されると、あらかじめ組織され
ている総合対策本部の組織図4が表示される。この組織
図は災害時に対応して本意思決定表示装置を使用する場
合に組織しておくものであり、使用する会社、団体等の
事業体ごとにそれぞれ異なるものであってよい。図4の
組織図では、総合対策本部の下に本店、支店A、支店
B、支店C、支店Dが組織され、更にそれぞれの店の中
に複数の部が組織されている。
【0026】図4に示す組織図において本店を選択した
場合の行動計画、即ち本店が行う優先順位付けされた業
務内容を図5に示す。本発明においては、前記それぞれ
の支店内に組織される複数のそれぞれの部ごとに、災害
に対するデータベースが構成されているので、組織図
(図4)において任意の部を選択することで、選択され
た部の行動計画を瞬時に表示させることができる。図5
は、入力された地震に関する情報から、本店が災害対策
として行う業務であるアクションプラン(行動計画)
(未済分)501と、対策業務として行う必要のないも
のと判断されたアクションプラン(済・不要分)503
とから構成されている。そして、アクションプラン(未
済分)501は、具体的業務内容が、優先される順に列
挙される表示領域502を有し、アクションプラン(済
・不要分)503は、入力された情報からは行う必要の
ない業務と判断された具体的内容が、優先された順に列
挙される表示領域504を有している。また、前記かっ
こ内の未済分、済・不要分は、業務内容の進捗として表
示領域507に表示されている。図5の表示領域507
においては、未済と不要が表示されているが、表示領域
502の業務内容が完了した場合に、完了した業務内容
の表示領域507部を「済」と入力することにより、該
業務内容は自動的に表示領域504に移動して表示され
る。カテゴリの表示領域505には、それぞれの業務内
容の実施すべき時期が、3時間以内、6時間以内、12
時間以内、1日以内、3日以内、1週間以内等に区分け
されて表示される。ランクの表示領域508には、同じ
カテゴリの中でランクが1から4の4つに分けられ、ラ
ンク1が最優先される。順位の表示領域506には、選
択した組織(ここでは本店)の実施すべきアクションプ
ランの優先順位が表示され、表示領域509にはアクシ
ョンプランを実施する部署が表示される。そして、前記
カテゴリ、ランク、順位の内容から、アクションプラン
501の具体的業務内容の優先順位が決定され表示され
る。更に、画面表示の方法において、アクションプラン
(未済分)に関する表示文字を濃く表示し、アクション
プラン(済・不要分)に関する表示文字を薄く表示して
いる。表示領域502の具体的業務内容中の
場合の行動計画、即ち本店が行う優先順位付けされた業
務内容を図5に示す。本発明においては、前記それぞれ
の支店内に組織される複数のそれぞれの部ごとに、災害
に対するデータベースが構成されているので、組織図
(図4)において任意の部を選択することで、選択され
た部の行動計画を瞬時に表示させることができる。図5
は、入力された地震に関する情報から、本店が災害対策
として行う業務であるアクションプラン(行動計画)
(未済分)501と、対策業務として行う必要のないも
のと判断されたアクションプラン(済・不要分)503
とから構成されている。そして、アクションプラン(未
済分)501は、具体的業務内容が、優先される順に列
挙される表示領域502を有し、アクションプラン(済
・不要分)503は、入力された情報からは行う必要の
ない業務と判断された具体的内容が、優先された順に列
挙される表示領域504を有している。また、前記かっ
こ内の未済分、済・不要分は、業務内容の進捗として表
示領域507に表示されている。図5の表示領域507
においては、未済と不要が表示されているが、表示領域
502の業務内容が完了した場合に、完了した業務内容
の表示領域507部を「済」と入力することにより、該
業務内容は自動的に表示領域504に移動して表示され
る。カテゴリの表示領域505には、それぞれの業務内
容の実施すべき時期が、3時間以内、6時間以内、12
時間以内、1日以内、3日以内、1週間以内等に区分け
されて表示される。ランクの表示領域508には、同じ
カテゴリの中でランクが1から4の4つに分けられ、ラ
ンク1が最優先される。順位の表示領域506には、選
択した組織(ここでは本店)の実施すべきアクションプ
ランの優先順位が表示され、表示領域509にはアクシ
ョンプランを実施する部署が表示される。そして、前記
カテゴリ、ランク、順位の内容から、アクションプラン
501の具体的業務内容の優先順位が決定され表示され
る。更に、画面表示の方法において、アクションプラン
(未済分)に関する表示文字を濃く表示し、アクション
プラン(済・不要分)に関する表示文字を薄く表示して
いる。表示領域502の具体的業務内容中の
【 】には、アクションプランに示された業務内容の行
動範囲、例えば、報告、通知、把握、決定、確認等の分
類が表示され、該行動範囲に従って活動する。図5にお
いて管理番号1を例に取ると、総合対策本部構成役員の
動静把握は、ランクが1であり、実施すべき優先順位が
1であるので、最優先で3時間以内に行うべき事項であ
ることを表示している。
動範囲、例えば、報告、通知、把握、決定、確認等の分
類が表示され、該行動範囲に従って活動する。図5にお
いて管理番号1を例に取ると、総合対策本部構成役員の
動静把握は、ランクが1であり、実施すべき優先順位が
1であるので、最優先で3時間以内に行うべき事項であ
ることを表示している。
【0027】前記入力された地震情報及び推定された被
災度から、前記それぞれの店および部の行動計画(実施
業務)が、優先順位付けされ画面表示される。ここで、
優先順位は次のように定められる。優先順位の決定につ
いては、行動計画データベースのアクションプランは予
め優先順位が定められている。そして、各アクションプ
ランは、その優先順位を変更させるためにどのロジック
パターンを用いるかが登録されている。一方、予め定め
られたロジックパターンをロジックテーブルの形式で優
先順位付行動計画データベース内に記憶している。ロジ
ックパターンは、災害の種類や程度によりさまざまに定
められており、道路や橋に関するものであれば、その関
連するデータベース(道路、橋データベース)を、ま
た、食料や水の手配であれば、食料データベースをシス
テム上、参照するようにプログラムされている。
災度から、前記それぞれの店および部の行動計画(実施
業務)が、優先順位付けされ画面表示される。ここで、
優先順位は次のように定められる。優先順位の決定につ
いては、行動計画データベースのアクションプランは予
め優先順位が定められている。そして、各アクションプ
ランは、その優先順位を変更させるためにどのロジック
パターンを用いるかが登録されている。一方、予め定め
られたロジックパターンをロジックテーブルの形式で優
先順位付行動計画データベース内に記憶している。ロジ
ックパターンは、災害の種類や程度によりさまざまに定
められており、道路や橋に関するものであれば、その関
連するデータベース(道路、橋データベース)を、ま
た、食料や水の手配であれば、食料データベースをシス
テム上、参照するようにプログラムされている。
【0028】図7は、営業店を有する企業体の行動計画
の中のバックアップシステムの稼働指示の場合のロジッ
クテーブルを一例として示している。この場合、条件a
701(災害の発生)が営業時間内で、条件b702
(システムセンタの被災度)が中以上であれば、高い優
先順位で行動計画を実施する。営業時間外で被災度が中
以上であれば、翌営業日の朝までにシステムを立ち上げ
ればよいと判断して、優先順位は低くなる。もし、シス
テムセンタの被災度が小以下であれば、この行動計画は
不要と判断され、ランク(後述する)は低く、表示色も
薄く設定される。このようなロジックテーブルにより、
行動計画がどのような条件のとき実施されるのかを定め
ておく。なお、実施する行動計画について何も情報がな
い時には予め記憶されている行動計画データベースのロ
ジック内容のままで行動することになる。
の中のバックアップシステムの稼働指示の場合のロジッ
クテーブルを一例として示している。この場合、条件a
701(災害の発生)が営業時間内で、条件b702
(システムセンタの被災度)が中以上であれば、高い優
先順位で行動計画を実施する。営業時間外で被災度が中
以上であれば、翌営業日の朝までにシステムを立ち上げ
ればよいと判断して、優先順位は低くなる。もし、シス
テムセンタの被災度が小以下であれば、この行動計画は
不要と判断され、ランク(後述する)は低く、表示色も
薄く設定される。このようなロジックテーブルにより、
行動計画がどのような条件のとき実施されるのかを定め
ておく。なお、実施する行動計画について何も情報がな
い時には予め記憶されている行動計画データベースのロ
ジック内容のままで行動することになる。
【0029】ところで、ロジックテーブルは、いくつか
の条件判定式を設定して判定を行う判断部分とそれぞれ
の条件ごとに行動計画の優先順位を決定する要因となる
項目(カテゴリ、ランク、要・不要等)部分とにより構
成されている。図12に、条件A1201及び条件B1
202から判定される優先順位決定項目の条件マトリッ
クスの一形態を示す。条件A1201及び条件B120
2は、予め入力される情報や被害想定によって計算され
た被害データベースの内容を判断する判定式である。判
定式の組み合わせは、条件Aが真で条件Bが真の時、条
件Aが真で条件Bが偽の時、条件Aが偽で条件Bが真の
時、条件Aが偽で条件Bが偽の時の4通りのパターンが
考えられる。そして、それぞれの条件で判定された内容
がC1203、D1204、E1205、F1206に
登録される。この形態では、条件Aを、本店の被災度が
中以上であるか否かとし、条件Bを、発生時間帯が業務
時間内であるか否かとしている。また、前記条件から判
定される優先順位決定項目の内容は、ランクと要・不要
の2つからなっている。一般的には、前記条件は、従業
員の被災度、橋・道路の被災度、被害総額等の災害情報
入力データベース及び各種被害想定データベースの中か
ら任意に選択することができ、優先順位決定項目もカテ
ゴリ、ランク、順位、要・不要等から選択することがで
きる。
の条件判定式を設定して判定を行う判断部分とそれぞれ
の条件ごとに行動計画の優先順位を決定する要因となる
項目(カテゴリ、ランク、要・不要等)部分とにより構
成されている。図12に、条件A1201及び条件B1
202から判定される優先順位決定項目の条件マトリッ
クスの一形態を示す。条件A1201及び条件B120
2は、予め入力される情報や被害想定によって計算され
た被害データベースの内容を判断する判定式である。判
定式の組み合わせは、条件Aが真で条件Bが真の時、条
件Aが真で条件Bが偽の時、条件Aが偽で条件Bが真の
時、条件Aが偽で条件Bが偽の時の4通りのパターンが
考えられる。そして、それぞれの条件で判定された内容
がC1203、D1204、E1205、F1206に
登録される。この形態では、条件Aを、本店の被災度が
中以上であるか否かとし、条件Bを、発生時間帯が業務
時間内であるか否かとしている。また、前記条件から判
定される優先順位決定項目の内容は、ランクと要・不要
の2つからなっている。一般的には、前記条件は、従業
員の被災度、橋・道路の被災度、被害総額等の災害情報
入力データベース及び各種被害想定データベースの中か
ら任意に選択することができ、優先順位決定項目もカテ
ゴリ、ランク、順位、要・不要等から選択することがで
きる。
【0030】図13に、前記条件マトリックスの判定結
果を画面表示したものを示す。C1203の表示領域に
は、本店の被災度が中以上であり、発生時間帯が業務時
間内である条件の時の、優先順位決定項目の内容が表示
され、ランク及び要否のレベルはそのまま変えないとい
う判定がされている。また、D1204の表示領域に
は、本店の被災度が中以上であり、発生時間帯が業務時
間外である条件の時の、優先順位決定項目の内容が表示
され、ランクのレベルを2つ下げ(優先度を下げる)
て、要否の内容を不要とする判定がされている。同様に
して、E1205の表示領域およびF1206の表示領
域にそれぞれの判定内容が表示される。
果を画面表示したものを示す。C1203の表示領域に
は、本店の被災度が中以上であり、発生時間帯が業務時
間内である条件の時の、優先順位決定項目の内容が表示
され、ランク及び要否のレベルはそのまま変えないとい
う判定がされている。また、D1204の表示領域に
は、本店の被災度が中以上であり、発生時間帯が業務時
間外である条件の時の、優先順位決定項目の内容が表示
され、ランクのレベルを2つ下げ(優先度を下げる)
て、要否の内容を不要とする判定がされている。同様に
して、E1205の表示領域およびF1206の表示領
域にそれぞれの判定内容が表示される。
【0031】次に、新たに発生した状況に対応する場合
のアクションプランの追加に関して図6に示す。前記ア
クションプランの表示画面を示す図5において、アクシ
ョンプラン追加ボタン510を選択すると、アクション
プラン追加画面の図6が表示される。店名の表示領域6
01には、組織図を示す図4において選択されている本
店が表示され、実施本部の表示領域602には、この場
合、本店実施本部の事務局が表示されている。また、ア
クションプランの表示領域603には、実施する部名が
表示され、表示領域604には、具体的業務内容が表示
され、表示領域605には、業務内容の行動範囲及び各
部・各支店・実施本部・総合対策本部に対する活動内容
が表示される。そして前記表示領域603から605に
追加するそれぞれの内容を入力していく。更に、カテゴ
リの表示領域606、ランクの表示領域607、及び進
捗の表示領域609を選択し、追加するアクションプラ
ンの優先順位を決定し順位の表示領域608に入力す
る。以上の各項目を選択あるいは入力した後、実行ボタ
ン610を選択することでアクションプランの追加操作
は終了し、図5の本店アクションプランには、前記入力
した優先順位に応じた位置に追加アクションプランが追
加されて表示される。また、各ファイルごとに記憶され
ているデータベース、アクションプラン、拠点情報等の
画面表示されるデータ内容は、プリンタ等の出力手段に
よって出力することができる。なお、当該画面は、初期
の行動計画データベースへの登録時にも用いられ、初期
入力の場合は、優先順位の変更をするロジックパターン
の番号を入力し登録する。
のアクションプランの追加に関して図6に示す。前記ア
クションプランの表示画面を示す図5において、アクシ
ョンプラン追加ボタン510を選択すると、アクション
プラン追加画面の図6が表示される。店名の表示領域6
01には、組織図を示す図4において選択されている本
店が表示され、実施本部の表示領域602には、この場
合、本店実施本部の事務局が表示されている。また、ア
クションプランの表示領域603には、実施する部名が
表示され、表示領域604には、具体的業務内容が表示
され、表示領域605には、業務内容の行動範囲及び各
部・各支店・実施本部・総合対策本部に対する活動内容
が表示される。そして前記表示領域603から605に
追加するそれぞれの内容を入力していく。更に、カテゴ
リの表示領域606、ランクの表示領域607、及び進
捗の表示領域609を選択し、追加するアクションプラ
ンの優先順位を決定し順位の表示領域608に入力す
る。以上の各項目を選択あるいは入力した後、実行ボタ
ン610を選択することでアクションプランの追加操作
は終了し、図5の本店アクションプランには、前記入力
した優先順位に応じた位置に追加アクションプランが追
加されて表示される。また、各ファイルごとに記憶され
ているデータベース、アクションプラン、拠点情報等の
画面表示されるデータ内容は、プリンタ等の出力手段に
よって出力することができる。なお、当該画面は、初期
の行動計画データベースへの登録時にも用いられ、初期
入力の場合は、優先順位の変更をするロジックパターン
の番号を入力し登録する。
【0032】また、いろいろな災害状況を想定して災害
情報を入力することにより、模擬訓練として使用するこ
とも可能であり、災害対策要員の育成ツールとして有効
であると共に、模擬訓練から取得した対策データを、ア
クションプランの優先順位を決定するための要因として
データベースのメンテナンスにも有効に利用できる。
情報を入力することにより、模擬訓練として使用するこ
とも可能であり、災害対策要員の育成ツールとして有効
であると共に、模擬訓練から取得した対策データを、ア
クションプランの優先順位を決定するための要因として
データベースのメンテナンスにも有効に利用できる。
【0033】前記実施例では、地震により災害が発生し
た時の優先順位付けされるアクションプランのみを説明
してきたが、地震に限られず大規模な火災、リコール、
誘拐、石油流出等の災害発生時に関しても対応すること
できる。例えば、リコールが発生した場合には、入力情
報として、リコール発生地、リコールの要因(製品欠
陥、事故発生、毒物流入、名誉毀損等)等を入力するこ
とにより、潜在欠陥品数量予測、リコール費用見積り、
流出レベル推定、生産中止期間推定等の被害推定が行わ
れる。誘拐、石油流出等の災害発生についても、上記と
同様の考え方で、端末機の表示画面に表示される災害情
報入力画面に、それぞれの情報を入力することによっ
て、被害推定が行われ、それぞれの行動計画が優先順位
付けされて指示される。
た時の優先順位付けされるアクションプランのみを説明
してきたが、地震に限られず大規模な火災、リコール、
誘拐、石油流出等の災害発生時に関しても対応すること
できる。例えば、リコールが発生した場合には、入力情
報として、リコール発生地、リコールの要因(製品欠
陥、事故発生、毒物流入、名誉毀損等)等を入力するこ
とにより、潜在欠陥品数量予測、リコール費用見積り、
流出レベル推定、生産中止期間推定等の被害推定が行わ
れる。誘拐、石油流出等の災害発生についても、上記と
同様の考え方で、端末機の表示画面に表示される災害情
報入力画面に、それぞれの情報を入力することによっ
て、被害推定が行われ、それぞれの行動計画が優先順位
付けされて指示される。
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明では、端末の簡単な
キー操作を行うだけで、災害時に実施すべき行動を優先
順位をつけて表示画面上に表示することにより、迅速に
適切な行動をとることができ、混乱を回避することが可
能である。そして、休日の夜間のように対策にあたる要
員数が少ない場合に起きた災害に対しても、画面表示さ
れた行動計画に従って対応することで、災害対策におい
て重要な初期対応も的確に行うことができる。また、オ
ンラインによって接続する方式をとった場合には、複数
の端末からの起動が可能であり、現実の被害状況に応じ
た実施業務及び行動計画等の情報をホストコンピュータ
から得ることができ、情報の共有化が図れ、正確な対応
を迅速に進めることができる。更に、入力された情報か
ら、実施行動として不要であると判断されたアクション
プラン、及び既に実施済みのアクションプランが、まだ
実施されていない内容と区別して表示画面上に表示され
ているので、瞬時に優先順位の高い業務内容を把握でき
ると共に、終了した業務の確認も容易に行うことができ
る。
キー操作を行うだけで、災害時に実施すべき行動を優先
順位をつけて表示画面上に表示することにより、迅速に
適切な行動をとることができ、混乱を回避することが可
能である。そして、休日の夜間のように対策にあたる要
員数が少ない場合に起きた災害に対しても、画面表示さ
れた行動計画に従って対応することで、災害対策におい
て重要な初期対応も的確に行うことができる。また、オ
ンラインによって接続する方式をとった場合には、複数
の端末からの起動が可能であり、現実の被害状況に応じ
た実施業務及び行動計画等の情報をホストコンピュータ
から得ることができ、情報の共有化が図れ、正確な対応
を迅速に進めることができる。更に、入力された情報か
ら、実施行動として不要であると判断されたアクション
プラン、及び既に実施済みのアクションプランが、まだ
実施されていない内容と区別して表示画面上に表示され
ているので、瞬時に優先順位の高い業務内容を把握でき
ると共に、終了した業務の確認も容易に行うことができ
る。
【0035】請求項2に係る発明では、災害発生時にお
いて事業体が実施すべき実施業務及び行動計画をそれぞ
れの端末機単体においても操作し、作成することができ
るので、ホストコンピュータとの接続が切断されても、
的確に対応をすることができる。
いて事業体が実施すべき実施業務及び行動計画をそれぞ
れの端末機単体においても操作し、作成することができ
るので、ホストコンピュータとの接続が切断されても、
的確に対応をすることができる。
【0036】請求項3に係る発明では、端末機の記憶装
置には、実施業務あるいは行動計画を決定する論理条件
が記憶されているので、任意に条件を選択、設定するこ
とができ、該論理条件に基づき上記実施業務あるいは行
動計画を画面に表示することができる。
置には、実施業務あるいは行動計画を決定する論理条件
が記憶されているので、任意に条件を選択、設定するこ
とができ、該論理条件に基づき上記実施業務あるいは行
動計画を画面に表示することができる。
【0037】請求項4に係る発明では、実施業務あるい
は行動計画は、随時追加、変更、削除が可能であるた
め、災害において予期せぬ問題や対応の変更が必要にな
っても、迅速に対応することができ、現実の被害状況に
合った行動計画を表示することができる。
は行動計画は、随時追加、変更、削除が可能であるた
め、災害において予期せぬ問題や対応の変更が必要にな
っても、迅速に対応することができ、現実の被害状況に
合った行動計画を表示することができる。
【0038】請求項5に係る発明では、事前に実施業務
のアクションプランが規定できる多数の災害危機管理を
対象とし、それぞれの災害ごとにデータベースを有し、
更に災害対策にあたる事業体の各部門ごとにもデータベ
ースを有しているので、データの効率的管理を図ること
ができるとともに、初期の限られた災害情報だけでも一
定の実施すべき行動計画を指示することができる。
のアクションプランが規定できる多数の災害危機管理を
対象とし、それぞれの災害ごとにデータベースを有し、
更に災害対策にあたる事業体の各部門ごとにもデータベ
ースを有しているので、データの効率的管理を図ること
ができるとともに、初期の限られた災害情報だけでも一
定の実施すべき行動計画を指示することができる。
【0039】請求項6に係る発明では、表示される優先
順位に関係する事項は、色分け及びその濃淡が変更可能
であるので、迅速に行動計画を進めることができるとと
もに、実施済である行動計画の履歴を簡単に検証するこ
とが可能である。
順位に関係する事項は、色分け及びその濃淡が変更可能
であるので、迅速に行動計画を進めることができるとと
もに、実施済である行動計画の履歴を簡単に検証するこ
とが可能である。
【図1】本発明の意思決定表示装置に係る実施の一形態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る地震情報の入力画面
である。
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る地域ごとに設定され
ている各拠点の被災度を表示する情報画面である。
ている各拠点の被災度を表示する情報画面である。
【図4】本発明の実施の形態に係る総合対策本部の組織
を表す図である。
を表す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るアクションプランの
具体的内容を示す表示画面である。
具体的内容を示す表示画面である。
【図6】本発明の実施の形態に係るアクションプランの
追加をする場合に画面表示される追加入力画面である。
追加をする場合に画面表示される追加入力画面である。
【図7】本発明の実施の形態に係るロジックテーブルを
表す図である。
表す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る災害発生時における
意思決定表示方法を示すフローチャートである。
意思決定表示方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係る災害発生時における
意思決定表示方法を示すフローチャートである。
意思決定表示方法を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る災害発生時におけ
る意思決定表示方法を示すフローチャートである。
る意思決定表示方法を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る災害発生時におけ
る意思決定表示方法を示すフローチャートである。
る意思決定表示方法を示すフローチャートである。
【図12】条件マトリックスの一形態を示す図である。
【図13】画面表示される条件マトリックスの判定結果
の一形態を示す図である。
の一形態を示す図である。
101 入力装置 102 中央演算処理装置 103 災害情報入力データベース 104 各種被害想定データベース 105 行動計画データベース 106 優先順位付け行動計画データベース 107 並べ替え行動計画データベース 108 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 指田 朝久 千葉県千葉市美浜区中瀬1−4 東京海上 リスクコンサルティング株式会社内 (72)発明者 矢代 晴実 千葉県千葉市美浜区中瀬1−4 東京海上 リスクコンサルティング株式会社内 (72)発明者 浜口 隆史 千葉県千葉市美浜区中瀬1−4 東京海上 リスクコンサルティング株式会社内 (72)発明者 高橋 久男 東京都千代田区丸の内1丁目2番1号 東 京海上火災保険株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の端末機とホストコンピュータを含
み、災害発生時において事業体が実施すべき実施業務及
び行動計画を予めホストコンピュータあるいは端末機の
記憶装置に記憶させ、 災害による被害状況の入力に応じて、自動的に実施業務
及び行動計画の各々に優先順位を付して、それらを上記
端末機の画面に優先順に識別して表示すると共に、 被害状況に応じた実施業務及び行動計画を新たに作成
し、表示することを特徴とする災害発生時における意思
決定表示方法。 - 【請求項2】 災害発生時において事業体が実施すべき
実施業務及び行動計画を予め1あるいは複数の端末機の
それぞれの記憶装置に記憶させ、 災害による被害状況の入力に応じて、自動的に実施業務
及び行動計画の各々に優先順位を付して、それらを上記
端末機の画面に優先順に識別して表示すると共に、 被害状況に応じた実施業務及び行動計画を新たに作成
し、表示することを特徴とする災害発生時における意思
決定表示方法。 - 【請求項3】 端末機の記憶装置には、実施業務あるい
は行動計画を決定する論理条件が記憶されており、該論
理条件に基づき上記実施業務あるいは行動計画を画面に
表示することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の
意思決定表示方法。 - 【請求項4】 実施業務あるいは行動計画は、随時追
加、変更、削除が可能であることを特徴とする請求項1
ないし3項のいずれかに記載の意思決定表示方法。 - 【請求項5】 災害発生時のとるべき行動を予測想定す
る装置にあって、 災害発生時に災害の程度を入力する手段と、 予め、災害に関する所要データを記録する災害データ記
録手段と、 予め、災害の程度に応じて事業体がとるべき行動の優先
順位を記録する優先順位記録手段と、 上記優先順位の中から、予め定められた論理に基づいて
優先順位を選択する優先順位選択手段と、 上記選択された優先順位に関係する事項を出力し、表示
する手段と、 を備えることを特徴とする災害発生時の意思決定表示装
置。 - 【請求項6】 表示される優先順位に関係する事項は、
色分け及びその濃淡が変更可能であることを特徴とする
請求項5に記載の災害発生時の意思決定表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12456398A JPH11316781A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 災害発生時における意思決定表示方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12456398A JPH11316781A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 災害発生時における意思決定表示方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11316781A true JPH11316781A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14888586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12456398A Pending JPH11316781A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 災害発生時における意思決定表示方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11316781A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005315872A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Toshiba Corp | 地震津波予測実況監視装置および地震津波予測実況監視方法 |
US7111164B2 (en) | 2000-06-13 | 2006-09-19 | Fujitsu Limited | Crisis management system, computer, and computer memory product |
JP2010224688A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Sumitomo Mitsui Banking Corp | 危機管理方法、危機管理システム及び危機管理支援サーバ |
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JP2021009496A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 株式会社東芝 | 防災情報管理システム、防災情報管理サーバ及び防災情報管理方法 |
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JPWO2021084697A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 災害対応支援装置および災害対応支援方法 |
WO2024189782A1 (ja) * | 2023-03-14 | 2024-09-19 | 日本電信電話株式会社 | 処理装置、処理方法およびプログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08329378A (ja) * | 1995-05-29 | 1996-12-13 | Shimizu Corp | 防災情報処理装置 |
JPH0935168A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-02-07 | Tomakomai Toubu Sekiyu Bichiku Kk | 防災支援システム |
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JPH10334078A (ja) * | 1996-12-18 | 1998-12-18 | Hitachi Ltd | 災害時意思決定支援装置及び方法及び災害時の意思決定を支援するための実行手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12456398A patent/JPH11316781A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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Title |
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栗栖宏充: "ライフラインの確保に役立つ危機管理システム", 計測と制御, vol. 第36巻,第1号, JPN6008014375, 10 January 1997 (1997-01-10), JP, pages 29 - 32, ISSN: 0001010900 * |
羽子岡蕃他: "防災システムの現状と展望", 三菱電機技報, vol. 第71巻,第8号, JPN6007003490, 25 August 1997 (1997-08-25), pages 2 - 5, ISSN: 0000913931 * |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050502 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071227 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080402 |