JPH11316538A - ホログラムの作製方法 - Google Patents

ホログラムの作製方法

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JPH11316538A
JPH11316538A JP11522498A JP11522498A JPH11316538A JP H11316538 A JPH11316538 A JP H11316538A JP 11522498 A JP11522498 A JP 11522498A JP 11522498 A JP11522498 A JP 11522498A JP H11316538 A JPH11316538 A JP H11316538A
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light
intensity
hologram
object light
ratio
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JP11522498A
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English (en)
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健一朗 ▲高▼田
Kenichiro Takada
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光拡散体の散乱角度特性を変化させた場合に
おいても、白濁や曇りが少ないスクリーンホログラムの
作製方法を提供する。 【解決手段】 物体光同士により形成される干渉縞での
回折効率η00と、参照光と物体光とにより形成される干
渉縞での回折効率ηR0との比η00/ηR0が少なくとも
「10」以上で、且つ、効率η00が5%を越えないよう
に、前記物体光の強度E0 と前記参照光の強度ER とを
調整する。さらに、物体光の強度E0 と参照光の強度E
R の比を、光拡散体の散乱角度特性が大きくなるほど、
小さくなるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラムの作製
方法に係り、特に、ホログラムをスクリーンとして利用
するスクリーンホログラムの作製方法として好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】表示器から出た表示内容を、ホログラム
にて作製した透明なスクリーン上に映し出し、背景を透
かして見ながら表示内容を確認できるスクリーンホログ
ラムがある。これを利用することにより、銀行や病院等
の窓口において顧客や患者を確認しながら接客を行うこ
とが可能となる。表示内容としては、顧客に対して行う
ものと、接客側に対して行うものと、両方に行うものと
がある。上記以外の利用方法としては、デパートや地下
街等のショールームに広告等を映し出したり、自動車等
のヘッドアップディスプレイ等にも利用することができ
る。
【0003】図21には透過型スクリーンを用いた表示
装置を示し、スクリーンホログラム41の背面側にプロ
ジェクタ42が配置され、プロジェクタ42から表示像
を投影して、観察者43から表示像を見ることができ
る。図22には反射型スクリーンを用いた表示装置を示
し、スクリーンホログラム44の正面側にプロジェクタ
45が配置され、プロジェクタ45から表示像を投影し
て、観察者46から表示像を見ることができる。
【0004】このスクリーンホログラムを作製するため
の一手法として、レーザー光をすりガラス等の拡散体を
通して拡散させ、この拡散光を物体光とし参考光とで形
成された干渉縞を感光乾板に記録する方法がある。より
具体的には、図23に示すように拡散体47を透過して
きた拡散光である物体光と参照光の2光束で露光し、感
光乾板48に干渉縞を記録する。そのとき、図23に示
すように乾板48に対して同方向から光を入れる透過型
と、図24に示すように乾板49に対して逆方向から光
を入れる反射型とがある。これは、再生時の使用状況に
応じて使い分ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、すりガ
ラス等の拡散体を通して干渉縞を乾板に記録しているた
め、スクリーンホログラムにはすりガラスと同様白濁や
曇りが発生する。よって、透明感が悪く、背景を明瞭に
視認することができない。又、表示像の観察位置以外の
ところからスクリーンホログラムを見た時や、表示像を
映し出していない時に観察者の位置からスクリーンホロ
グラムを見た時、くすんだガラスのように見えて非常に
違和感がある。
【0006】つまり、図23,24に示したスクリーン
ホログラムの作製の際において、本来は物体光(O)と
参照光(R)の光の強度の比であるER /EO を「1」
にして露光している。ここで言うER /EO とは、干渉
縞を記録するホログラム記録乾板上での物体光と参照光
の光強度比、つまりER /EO =(参照光強度)/(物
体光強度)である。しかし、このように露光すると、図
24に示す反射型を例にとると、図9に示すように、参
照光R1 と物体光O1 ,O2 とで本来必要である干渉縞
が記録されると同時に、白濁、曇りの原因である物体光
同士のO1 ,O 2 で干渉縞が記録されてしまうという
「フレネルノイズ」という現象が生じてしまう。
【0007】また、従来、透明性に優れたスクリーンホ
ログラムの作製方法として感光乾板に対し指向性を持つ
光(物体光)をいろいろな方向から照射して多重露光す
ることにより、スクリーンホログラムを作製する方法等
もあるが、時間がかかり、露光する装置の部品数が多く
なる等の問題がある。そこで、本発明の目的は、白濁や
曇りが少ない例えば、スクリーンホログラムのようなホ
ログラムを容易に作製することができるホログラムの作
製方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、拡
散・散乱性を有する物体光と参照光とにより形成される
干渉縞を感光乾板に記録するホログラムの作製方法であ
って、前記物体光の強度E0 と前記参照光の強度ER
比を、前記光拡散体の散乱角度特性により変化させるこ
とを特徴とする。
【0009】本願発明においては、物体光の強度E0
前記参照光の強度ER の比を、光拡散体の散乱角度特性
により変化させることを特徴とする。そもそも、物体光
の強度E0 と参照光の強度ER は、感光乾板上の単位面
積当たりにあらゆる方向から入射してくる物体光及び参
照光である。従って、物体光の強度E0 と参照光の強度
R の比ER /E0 が一定であっても、光拡散体の散乱
角度特性が大きくなれば、ある一方向すなわちθ方向に
出射する物体光の強度IθO は弱くなる。
【0010】そのため、物体光の強度E0 と前記参照光
の強度ER の比を、光拡散体の散乱角度特性により変化
させる必要があることをはじめて着目したのである。そ
して、光拡散体の散乱角度特性が変化したとしても、物
体光の強度E0 と前記参照光の強度ER の比を変化させ
ることにより、光拡散体の散乱角度特性が変化したとし
ても、白濁や曇りがないスクリーンホログラムを得るこ
とができるものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、前記光
拡散体の散乱角度特性が大きくなるほど、前記物体光の
強度E0 と参照光の強度ER の比ER /E0 を小さくな
るように調整することを特徴としている。これは、物体
光同士により形成される干渉縞での回折効率η00と、参
照光と物体光により形成される干渉縞での回折効率ηR0
を決めるのは、ある一方向から入射する物体光の強度I
θO と参照光の強度IR (=ER 、参照光の入射方向は
一方向のみ)の比IR /IθO である。従って、光拡散
体の散乱角度特性が大きくなれば、IR /IθO は大き
くなり、参照光と物体光により形成される干渉縞での回
折効率ηR0は下がってしまう。
【0012】そのため、参照光と物体光により形成され
る干渉縞での回折効率ηR0を一定に保つためには、回折
効率ηR0が一定に保つための範囲内にIR /IθO が保
たれる必要がある。即ち、参照光と物体光により形成さ
れる干渉縞での回折効率ηR0を一定に保つためには、光
拡散体の散乱角度特性が大きくなるほど、あらゆる方向
から入射してくる物体光の合計の強度E0 を大きくする
必要があり、しいては、ER /E0を小さくする必要が
あるのである。
【0013】また、請求項3においては、前記物体光同
士により形成される干渉縞での回折効率η00と、前記参
照光と前記物体光とにより形成される干渉縞での回折効
率η R0との比η00/ηR0が少なくとも「10」以上で、
且つ前記回折効率η00が5%を越えないように、前記物
体光の強度E0 と前記参照光の強度ER とを調整するこ
とが好ましい。
【0014】尚、本願発明において、回折効率の測定方
法は、以下のように行った。即ち、図19に示すよう
に、入射光αを再生角度θc でホログラム3に入射さ
せ、ホログラム3に回折されずにそのまま透過した光β
を測定する。この透過光βの分布は、例えば、図20の
ようになり、最も透過率の低い部分の透過率を100%
から引いた値ηをホログラムの回折効率とした。
【0015】また、光拡散体の散乱角度特性とは、光拡
散体を通した物体光の内、光拡散体から垂直方向(0°
方向)に出射する光の強度I0 とθ方向に出射する光の
強度Iθの比Iθ/I0 が0.5となる角度θで表す。
本願発明は、このように光拡散体の散乱角度特性を変化
させた場合においても、白濁や曇りが少ないスクリーン
ホログラムが得られる。
【0016】つまり、ηR0/η00を少なくとも「10」
以上としたことにより、ホログラムにより回折した光の
強度が低くなり、例えば、表示像が暗くなり視認性に劣
るということを回避することができる。また、回折効率
η00が5%を越えないようにすることにより、ノイズ率
が増大し白濁や曇りが顕著となり透明感が悪化して背景
の認識が困難となるということ回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図面に従って説明する。図2に、スクリーンホログ
ラムを組み込んだ表示装置の構成を示す。この表示装置
は透過型スクリーンを用いている。つまり、スクリーン
ホログラム3の背面側にプロジェクタ1が配置され、プ
ロジェクタ1から表示像を投影して、観察者4から表示
像5を見ることができるようになっている。
【0018】プロジェクタ1は表示器1aと投影レンズ
1bとを備えている。プロジェクタ1から所定の距離だ
け離間した位置にスクリーンマウント2によりスクリー
ンホログラム3が立設されている。又、プロジェクタ1
に対しスクリーンマウント2よりも離間した位置に観察
者4がいる。プロジェクタ1の表示器1aを出射した光
は、投影レンズ1bによってスクリーンホログラム3に
結像する。このとき、表示器1aは光軸L1に対して傾
いており、表示器1aの表示像5がスクリーンホログラ
ム3の全面でピントが合うようになっている。表示像5
は、スクリーンホログラム3によって一部が回折光6と
なる。回折光6は、散乱光であるが、その指向性の中心
は観察者4の眼に向かう。
【0019】図1には、スクリーンホログラム3を作製
する露光光学系を示す。レーザー発振器7に対しそのレ
ーザー発射口に対向してミラー8が配置され、このミラ
ー8により形成される光軸上には半透過鏡9が配置され
ている。さらに、ミラー8により形成される光軸上にお
ける半透過鏡9の延長線上にはミラー10が配置されて
いる。このミラー10により形成される光軸上には対物
レンズ11を介して軸はずし放物面鏡12が配置されて
いる。対物レンズ11により光が広がるが軸はずし放物
面鏡12により平行光となる。
【0020】軸はずし放物面鏡12により形成される光
軸L2上には拡散板(光拡散体)13を介して半透過鏡
14が配置され、さらに、半透過鏡14により形成され
る光軸(反射軸)L3上にはスクリーンホログラムとな
る感光乾板(ホログラム乾板)15が配置されている。
ここで、感光乾板15として重クロム酸ゼラチン(DC
G)を用いている。又、拡散板13として#1000の
片面すりガラスを使用している。尚、拡散板13は、す
りガラスの他にも、レンチキュラーレンズやオパールガ
ラスを用いたり、それらの材料のうちの「2」または
「3」の材料を貼り合わせて用いることにより目的の拡
散特性を得てもよい。
【0021】前記半透過鏡9の反射により形成される光
軸上にはミラー16が配置され、そのミラー16により
形成される光軸上にはミラー17が配置され、ミラー1
7により形成される光軸上には対物レンズ18および半
透過鏡14を介して感光乾板15が配置されている。つ
まり、半透過鏡14に対し正面側(図1において右側)
には感光乾板15が配置されるとともに背面側(図1に
おいては左側)には対物レンズ18が配置されている。
又、半透過鏡14と感光乾板15とは接近して配置され
るとともに、半透過鏡14と対物レンズ18とは接近し
て配置されている。よって、感光乾板15と対物レンズ
18の距離S1 は小さく両者は接近配置されている。
【0022】半透過鏡14は可動となっており、拡散板
13からの光を感光乾板15に対し上下および左右方向
に向きが変えられる。図1においては半透過鏡14の下
端部が回転軸19となっており、回転軸19を中心に回
動して拡散板13からの光を感光乾板15に対し上下方
向に向きを変えることができる。つまり、半透過鏡14
の角度θ1が調整され、拡散板13を出射した物体光が
感光乾板15に入射する角度θを自由に調節できる。従
って、この半透過鏡14を5°傾けると(Δθ1=5
°)、感光乾板15への入射角度θが10°傾く。
【0023】尚、左右方向に光の向きを変えるための機
構の説明は省略する。又、本実施の形態においては、物
体光の強度を、感光乾板15の感度領域外とするととも
に、物体光の強度を、40mJ/cm2 以下とし、さら
に、参照光を発散させる参照光用レンズ18の倍率nR
に対する物体光を発散させる物体光用レンズ11の倍率
O の比nO /nR を「4」以上としている。このよう
にして、物体光の強度EO に対する参照光の強度ER
比ER /EO を、物体光同士の相互干渉による干渉縞で
の回折効率ηOOと、参照光と物体光との干渉縞による干
渉縞での回折効率ηROとの比ηRO/ηOOが少なくとも
「10」で、且つ前記回折効率ηOOが5%を越えないよ
うにすることが可能となる。より詳しくは、回折効率η
OOを2%を越えない範囲に設定している。
【0024】次に、スクリーンホログラム3の作製の手
順を説明する。まず、半透過鏡14を、図1中、実線で
示す角度に固定する。そして、レーザー発振器7からレ
ーザー光を発射させる。レーザー発振器7を出射したレ
ーザー光は、半透過鏡9によって、2方向に分けられ
る。一方のレーザー光はミラー10で方向を変えた後、
対物レンズ11で発散光に変えられる。次に、軸はずし
放物面鏡12で平行光にされて拡散板13に入射して拡
散光となる。これを半透過鏡14で反射した後、感光乾
板15に物体光として入射する。他方、半透過鏡9で反
射したレーザー光は、ミラー16、ミラー17を経て、
対物レンズ18で発散光に変えられる。次に、半透過鏡
14を透過した後、感光乾板15に参照光として入射す
る。この拡散板13を通した物体光と、参照光とによる
干渉縞が感光乾板15に記録される。
【0025】その後、半透過鏡14を、図1において破
線で示すように、5°傾けて(Δθ1=5°)、感光乾
板15への入射角度θを10°傾ける。この状態でレー
ザー発振器7からレーザー光を発射させる。そして、拡
散板13を通した物体光と、参照光とによる干渉縞が感
光乾板15に記録される。これにより、半透過鏡14を
傾けずに記録した干渉縞と合わせると上下方向の視域が
広がる。
【0026】同様にして、半透過鏡14を左右に向き
(角度)を変えてレーザー発振器7からレーザー光を発
射させ、拡散板13を通した物体光と、参照光とによる
干渉縞を感光乾板15に記録する。これにより、左右方
向の視域が広がる。このように、感光乾板15として重
クロム酸ゼラチン(DCG)を用いるとともに拡散板1
3として#1000の片面すりガラスを使用した場合に
おける、物体光の強度EO に対する参照光の強度ER
比ER /EO を変えた時のノイズ率の測定結果を図3に
示す。ここで言うノイズ率について説明する。図4に示
すように、作製したスクリーンホログラム20に対し白
色光100(入射光強度I0)を投影する。次に、投影
されてスクリーンホログラムで透過散乱する光102の
うち入射光の垂直方向に透過してくる垂直透過光101
の透過光強度I1 を測定する。この時、入射光強度I0
と垂直透過光強度I1 との比をとると図5に示す結果と
なる。この時、図5中の110の部分が透過率となり、
111のハッチング部分がノイズ率とスクリーンホログ
ラムの吸収の和になる。DCGの場合、吸収はほとんど
0と考えてよいため、ハッチング部分をノイズ率と定義
した。このノイズ率が増加するとスクリーンホログラム
に白濁、くすみが生じて背景がくすみ明瞭に視認できな
い。尚、物体光同士で形成される干渉縞のノイズ率の測
定方法としては、そのスクリーンホログラムの露光光学
系において、実際の撮影時と同量の物体光のみを露光
し、次に硬膜のため参照光だけ照射した後現像して、そ
のノイズ率を測定する。
【0027】図3から、ER /EO =「5」以上とする
ことによって、ノイズ率(白濁、くすみ)を2%以下と
し、透明で、曇りのない透過型スクリーンホログラムを
得ることができることが分かる。ER /EO を「5」以
上とする方法として、より具体的には、図1に示すよう
な光学系において物体光用レンズ11の倍率nO を大き
くして参照光用レンズ18の倍率nR を小さくしてい
る。物体光用レンズ11の倍率nO と参照光用レンズ1
8の倍率nR の比(nO /nR )としては、物体光用レ
ンズ11の倍率nO:参照光用レンズ18の倍率nR
倍率=4:1〜8:1程度とすることが望ましく、ま
た、それ以上の比でもよい。
【0028】つまり、レンズ倍率を大きくすることによ
り、レーザー光がより拡げられるため、乾板に対して入
射してくる光強度を小さくできる。ここで、ER /EO
を「5」以上とすることにより、透明感が増し、ノイズ
率が低減することについて述べる。干渉縞を記録するた
めには、干渉する2つの光の強度がある程度必要であ
る。図6に示すように、今、物体光O1 と物体光O2
2つの光が感光乾板20上で干渉縞を形成する場合を想
定する。感光乾板20の干渉縞の記録に必要となる露光
量を示すグラフを図7に示す。物体光O1 と物体光O2
の光強度の和が大きい時(図7中、A領域)は、物体光
1 と物体光O2 の干渉縞は記録できる。しかし、物体
光O1 と物体光O2 の光強度の和が小さい時(図7中、
B領域)は、干渉縞の記録は不可能である。そこで、感
光乾板20としてDCG乾板を用いた場合において、干
渉縞の記録に必要な最低露光量の値Pmin を求めた。即
ち、物体光O1 と物体光O2 の強度比を1:1とした時
の結果を図8に示す。図8より感光乾板20としてDC
G乾板を用いた場合において、Pmin の値は10mJ/
cm 2 となった。
【0029】以上を考慮し、透明なスクリーンホログラ
ムを作製する場合を考える。反射型スクリーンの場合を
例にとると、その露光光学系の一例を図9に示してい
る。今、拡散体47のある一点Sから感光乾板49のあ
る一点Uにくる物体光をO1 とし、同様にある一点Tか
ら点Uにくる物体光をO2 とする。又、点Uに入射する
参照光をR1 とする。この時、感光乾板49上の点Uで
形成される干渉縞としては、図9に示すように、O1
2 、O1 とR1 、O2 とR1 の3つがある。今回、透
明なスクリーンホログラムを作製するに当たり、必要と
なる干渉縞はO1とR1 、O2 とR1 の2つの干渉縞で
ある。又、スクリーンホログラムの透明感を悪くし、ノ
イズ率を高くする原因となるのは、O1 とO2 の干渉縞
であり、フレネルノイズと呼ばれるものである。よっ
て、O1 とR1 、又はO2 とR1 の干渉縞のみを記録
し、O1 とO2 の干渉縞を記録しなければ、白濁、くす
みをなくし透明なスクリーンは作製可能である。
【0030】ここで、O1 とO2 の光強度の比は、一般
的に1:1であると考えられる。感光乾板20としてD
CG乾板を用いた場合においては、前記の通りO1 とO
2 の光強度の和を10mJ/cm2 以下にすれば、O1
2 の干渉縞(フレネルノイズ)は記録されない。今、
1 とR1 、又はO2 とR1 の光強度の比を1:1(つ
まりER /EO =1)とすると、O1 とR1 、又はO2
とR1 の光強度の和を10mJ/cm2 以上とすれば、本
来必要な干渉縞は記録できるが、同時にフレネルノイズ
も記録されて、透明にはできない。
【0031】つまり、物体光O1 ,O2 により形成され
る干渉縞はたとえば重クロム酸ゼラチン(DCG)ホロ
グラム乾板を利用すると、図8に示すように、物体光の
光量(O1 ,O2 の光を足した露光量)が10mJ/c
2 以下であれば記録されない。一方、本来スクリーン
ホログラムに必要な干渉縞(本来ほしい物体光のO1
はO2 と参照光R1 との干渉縞)は、露光量を10mJ
/cm2 以上とすれば記録できる。この時、物体光
1 ,O2 の光強度はほぼ1:1と考えられる。そのた
め、物体光Oと参照光Rの比ER /EO を大きくするこ
とにより、O1 (又はO2 )とR1 との干渉縞は記録さ
れて、白濁、曇りの原因であるO1 とO2 の干渉縞(拡
散体のフレネルノイズ)は記録されずに、透明なスクリ
ーンホログラムが作製可能である。
【0032】そこで、O1 とR1 、又はO2 とR1 の光
強度の比ER /EO を、例えば1:20(ER /EO
20)とする。ここで、2つの光の強度比が1:20の
時に、感光乾板20としてDCG乾板を用いた場合に干
渉縞が記録可能となる露光量を示すグラフを図10に示
す。図10より図9のR1 とO1 (又はR1 とO2 )の
光強度の和が25mJ/cm2 以上であれば、干渉縞の記
録が可能である。
【0033】よって、図9においてO1 =O2 =3mJ
/cm2 、R1 =60mJ/cm2 (O 1 :R1 =1:2
0)とすれば、上記両方の条件を満足し、フレネルノイ
ズのない透明なスクリーンホログラムが作製可能とな
る。以上より、ER /EO を「5」以上とすることによ
り、図11に示すように、物体光同士の相互干渉による
干渉縞での回折効率ηOOと、参照光と物体光との干渉に
よる干渉縞での回折効率ηROとの比ηRO/ηOOが「1
0」以上となり、ノイズ率の小さい、透明なスクリーン
ホログラムを得ることができる。
【0034】又、反射型スクリーンホログラムにおいて
も、同様の効果を得ることができる。以上により、図3
に示すように、ER /EO を大きくすることよりスクリ
ーンホログラムのノイズ率(白濁、くすみ)が低減で
き、又、ノイズ率を2%以下にするには、ER /EO
「5」以上とすることが望ましい。
【0035】さらに、図12に示すように、スクリーン
ホログラムにおいてある程度のくすみ、白濁が許される
のは物体光O1 と物体光O2 の拡散光同士の干渉縞の発
光強度を40mJ/cm2 以下としたときであり、40
mJ/cm2 以下とすることによりスクリーンホログラ
ムのノイズ率を2%以下にすることができることを確認
している。
【0036】又、図1において、拡散板13を通過する
光束の断面積が感光乾板15の面積よりも大きくなって
いる。つまり、図13の模式図に示すように、拡散板2
1は、感光乾板15より大きいサイズである。図13に
おいて、拡散板21に入射した物体光は散乱光となって
出射するが、散乱光22a,22b,22cは感光乾板
15の一点から発散するように記録することになる。こ
こで、図14に示すように拡散板23と感光乾板15が
同じ大きさだったとすると、散乱光22aに対応する方
向の光が記録されていないので、図14の光学系で作製
されたスクリーンホログラムを図2のように観察する
と、スクリーンホログラム3の周辺部が暗く、また、色
分散のために色付いて見えてしまう。これに対し、図1
3の方法で作製したホログラムであれば、色付きが無く
なり周辺部の明るさも確保できる。
【0037】このように本実施の形態によれば、物体光
同士により形成される干渉縞での回折効率ηOOと、参照
光と物体光とにより形成される干渉縞での回折効率ηRO
との比ηRO/ηOOが少なくとも「10」で、且つ回折効
率ηOOが5%を越えないように、物体光の強度EO と参
照光の強度ER とを調整した。よって、物体光同士の相
互干渉による干渉縞が形成されにくくなり、白濁や曇り
が少ないスクリーンホログラムが得られる。つまり、η
RO/ηOOを少なくとも「10」としたことにより、ホロ
グラムにより回折した光の強度が低くなり、例えば表示
像が暗くなり視認性に劣るということを回避することが
できる。又、回折効率ηOOが5%を越えないようにする
ことにより、ノイズ率が増大し白濁や曇りが顕著となり
透明感が悪化して背景の認識が困難となるということを
回避することができる。このように、物体光同士の相互
干渉による干渉縞が形成されにくくなり、スクリーンと
して利用するホログラムにおいて、ホログラムにすりガ
ラス等の拡散体を記録する時に、本来必要となる干渉縞
を記録し、白濁、くもり等の原因となる干渉縞を記録し
ないようにすることができ、透明でノイズ率の低いスク
リーンホログラムを作製することができる。
【0038】又、物体光の強度を、使用する感光乾板1
5の感度領域外としたので、物体光同士の不要な干渉縞
が感光乾板に記録されることがない。さらに、物体光の
強度を、物体光同士により形成される干渉縞での回折効
率η OOを2%を越えない範囲に設定した。よって、白濁
や曇りが少ないホログラムが得られ、スクリーンホログ
ラムにおいて透明感を阻害せず背景を明瞭に視認識でき
る。
【0039】つまり、図12に示す通り、図9における
例えば物体光O1 と物体光O2 同士等の拡散光同士の干
渉縞の光強度を40mJ/cm2 以下とすることによ
り、スクリーンホログラムのノイズ率を2%以下とする
ことができる。図15に示すように、拡散体47を透過
してくる光が3方向のみの時、物体光O1 とO2 、O1
とO3 とで形成される干渉縞の露光量は、それぞれ20
mJ/cm2 となる。この時、物体光O1 とO2 、O1
とO3 は1:1と考えてよいため、図8よりホログラム
の回折効率は5%以下と考えられる。
【0040】実際の拡散体47を透過してくる光は、多
方向であるため、物体光同士で形成される個々の干渉縞
の回折効率は5%以下となり、スクリーンホログラムに
おけるくすみ、白濁を防止できる。さらには、参照光を
発散させる参照光用レンズ18の倍率nR に対する物体
光を発散させる物体光用レンズ11の倍率nO の比nO
/nR を、「4」以上としたので、物体光の強度EO
対する参照光の強度ER の比ER /EO を、「5」以上
とすることが可能となる。
【0041】又、半透過鏡14を用いて感光乾板15と
対物レンズ18とを接近して配置しているので、プロジ
ェクタで投影された種々の表示像の輝度むらをスクリー
ン全面で少なくし、また観察者が広い範囲で視察でき
る。さらに、透過型スクリーンホログラムは、全面フル
カラー再生が可能となる。上記実施例より、物体光同士
により形成される干渉縞での回折効率η00と、参照光と
物体光とにより形成される干渉縞での回折効率ηR0との
比η00/ηR0が少なくとも「10」以上で、且つ回折効
率η00が5%を越えないように、物体光の強度E0 と参
照光の強度ER とを調整することによって、白濁や曇り
が少ないスクリーンホログラムが得られることがわかっ
た。
【0042】尚、上記実施例において使用した感光乾板
15として、重クロム酸ゼラチン(DCG)を採用した
が、本発明に使用される感光乾板としては、重クロム酸
ゼラチンに限定されるものでなく、例えば、フォトポリ
マーからなる感光乾板であっても同様の傾向を示し、本
発明を適用することが可能である。次に、我々は、それ
ぞれ散乱角度特性の異なる複数の拡散体を用いて、光拡
散体の散乱角度特性と物体光の強度E0 と参照光の強度
R の比ER /E0 との関係を調べた。
【0043】採用した露光光学系を図16に示す。図1
6において、拡散体29の長さと、拡散体29と感光乾
板28の間の距離S3 との関係を3:2となるように配
置しており、拡散体29には図17に示した4種類の拡
散体を使用した。また、感光乾板28には、厚さ6μm
のフォトポリマーを使用した。
【0044】この露光光学系により、参照光と物体光に
より形成される干渉縞での干渉効率ηR0と物体光同士に
より形成れる干渉縞での回折効率η00の比ηR0/η00
少なくとも「10」以上で、且つ回折効率η00が5%を
越えない条件で、透過型のホログラムスクリーンを作製
した。そして、特に、本願発明においては、図18に示
すように、物体光の強度E0と参照光の強度ER の比E
R /E0 を光拡散体の散乱角度特性が大きくなるほど小
さくなるように調整することにより、より良好な透過型
ホログラムスクリーンを得ることができた。
【0045】このように、スクリーンホログラムの視域
や色目などの特性制御上の要求から、拡散体の散乱特性
を変える必要がある場合には、本実施の形態のように、
物体光の強度E0 と参照光の強度ER の比ER /E0
光拡散体の散乱角度特性に対応して、調整することによ
り、白濁や曇りが少ないスクリーンホログラムが得られ
るのである。
【0046】また、上記実施例においては、ER /E0
を変化させる方法としては、レンズの倍率を変化させる
ことによって、変化させていた。しかしながら、本願発
明は、この方法に限定されるものではなく、例えば、感
光乾板と拡散体との距離を変化させたり、図1でいえば
半透過鏡9の反射光と透過光の比率を変えたり、半透過
鏡9以降の光路中にフィルターを入れたりまたはそれら
の方法を組み合わせて用いてもよい。
【0047】また、上記実施例においては、物体光の強
度E0 と参照光の強度ER の比ER/E0 を光拡散体の
散乱角度特性に対応して、調整することにより、透過型
スクリーンホログラムを得たが、反射型スクリーンホロ
グラムを得る場合にも、同様の調整方法を採用すること
により、白濁や曇りが少ないスクリーンホログラムが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるスクリーンホログラムの作
製の光学系を示す図。
【図2】スクリーンホログラムを組み込んだ表示装置の
構成図。
【図3】ER /E0 とノイズ率との関係を示す図。
【図4】ノイズ率の測定方法を説明するための図。
【図5】ノイズ率の定義を説明するための図。
【図6】感光乾板を通過する物体光を示す図。
【図7】露光量と干渉縞の記録割合との関係を示す図。
【図8】感光量と回折効率との関係を示す図。
【図9】スクリーンホログラムの作製の光学系を示す
図。
【図10】露光量と回折効率との関係を示す図。
【図11】物体光同士の干渉縞による回折効率と、物体
光と参照光との干渉縞による回折効率を示す図。
【図12】物体光の露光量とノイズ率との関係を示す
図。
【図13】スクリーンホログラムの作製の光学系を示す
図。
【図14】比較のためのスクリーンホログラムの作製の
光学系を示す図。
【図15】感光乾板を通過する物体光を示す図。
【図16】第2の実施の形態におけるスクリーンホログ
ラムの作製の光学系を示す図。
【図17】拡散体の拡散光出射角と強度比との関係を示
す図。
【図18】散乱角とER /E0 との関係を示す図。
【図19】回折効率を示す説明図。
【図20】回折効率を示す説明図。
【図21】透過型スクリーンを示す図。
【図22】反射型ホログラムを示す図。
【図23】透過型スクリーンホログラムを作製する露光
光学系を示す図。
【図24】反射型スクリーンホログラムを作製する露光
光学系を示す図。
【符号の説明】
11 対物レンズ(物体光用レンズ) 13 拡散板(光拡散体) 15 感光乾板 18 対物レンズ(参照光用レンズ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡散・散乱性を有する物体光と参照光と
    により形成される干渉縞を感光乾板に記録するホログラ
    ムの作製方法であって、 前記物体光の強度E0 と前記参照光の強度ER の比を、
    前記拡散・散乱性を有する物体光の散乱特性により調整
    することを特徴とするホログラム作製方法。
  2. 【請求項2】 前記拡散・散乱性を有する物体光の散乱
    角度特性が大きくなるほど、前記物体光の強度E0 と参
    照光の強度ER の比ER /E0 を小さくなるように調整
    することを特徴とする請求項1記載のホログラム作製方
    法。
  3. 【請求項3】 前記物体光同士により形成される干渉縞
    での回折効率η00と、前記参照光と前記物体光とにより
    形成される干渉縞での回折効率ηR0との比η R0/ηO0
    少なくとも「10」以上で、且つ前記回折効率η00が5
    %を越えないように、前記物体光の強度E0 と前記参照
    光の強度ER とを調整することを特徴とする請求項1記
    載のホログラム作成方法。
  4. 【請求項4】 光拡散体を通した物体光と参照光とによ
    り形成される干渉縞を感光乾板に記録するスクリーンホ
    ログラムの作製方法であって、 前記物体光の強度E0 と前記参照光の強度ER の比を、
    前記光拡散体の散乱特性により調整することを特徴とす
    るホログラム作製方法。
  5. 【請求項5】 前記光拡散体の散乱角度特性が大きくな
    るほど、前記物体光の強度E0 と参照光の強度ER の比
    R /E0 を小さくなるように調整することを特徴とす
    る請求項4記載のホログラム作製方法。
  6. 【請求項6】 前記物体光同士により形成される干渉縞
    での回折効率η00と、前記参照光と前記物体光とにより
    形成される干渉縞での回折効率ηR0との比η R0/ηO0
    少なくとも「10」以上で、且つ前記回折効率η00が5
    %を越えないように、前記物体光の強度E0 と前記参照
    光の強度ER とを調整することを特徴とする請求項4記
    載のホログラム作成方法。
  7. 【請求項7】 前記物体光の強度を、前記物体光同士に
    より形成される干渉縞での回折効率η00を2%を越えな
    い範囲に設定したことを特徴とする請求項3又は6のい
    ずれか1項記載のホログラムの作製方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114660850A (zh) * 2022-03-31 2022-06-24 业成科技(成都)有限公司 图像生成单元、抬头显示系统及移动装置

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