JPH1131435A - 電子ダイヤル - Google Patents

電子ダイヤル

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JPH1131435A
JPH1131435A JP9184215A JP18421597A JPH1131435A JP H1131435 A JPH1131435 A JP H1131435A JP 9184215 A JP9184215 A JP 9184215A JP 18421597 A JP18421597 A JP 18421597A JP H1131435 A JPH1131435 A JP H1131435A
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JP
Japan
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groove
rotating member
electronic dial
dial
moving member
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JP9184215A
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English (en)
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Shigeru Morishita
茂 森下
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤルの回転角に対応した信号を生じる電
子ダイヤルにおいて、省スペースで安価な電子ダイヤル
を提供する。 【解決手段】 カム溝18とスイッチ溝12が交差して
できる空間内に納められ、接地用端子20と常に接触す
る導電体の導体ボール16が、ダイヤルの回転部材14
の回転に伴ってスイッチ溝12内を移動し、回転部材1
4の回転角に応じて接触端子21a〜21fのいずれか
と選択的に接触する。これにより、接地用端子20と1
つの接触端子とを短絡させ、短絡された接触端子に対応
した信号を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤルの回転角
に対応した信号を生じる電子ダイヤルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な電子機器において各種
の設定を行うために、その電子機器に備えられた電子ダ
イヤルを手で回転させることにより所定の信号を入力す
る構成は良く知られ、実用されている。この電子ダイヤ
ルには制御回路が接続されており、この制御回路には、
電子ダイヤルの回転位置に応じた信号が入力され、この
回転位置に予め対応づけられた設定がなされる。
【0003】以下、従来の電子ダイヤルの構成を説明す
る。図5は、従来の電子ダイヤルの構成を示す縦断面図
である。この電子ダイヤルの回転部材34は、使用者に
よって操作される円盤型のツマミ部34aと、電子機器
本体の外壁部材30に形成された円形孔31に回転自在
に挿通された同軸の軸部34bとから構成されている。
この外壁部材30を貫通した軸部34bの先端は、相互
に接着されている円板状のクリック板40及びコード板
42の中心を貫通し、これらクリック板40及びコード
板42に対して一体に固着されている。さらに、軸部3
4bの先端は、外壁部材30に対して固定関係にある回
路基板44を回転自在に貫通し、その先端面に螺合した
止めネジ35により抜け止めされている。
【0004】このクリック板40には、複数のクリック
孔40aが、予め定められた複数のダイヤル停止位置に
応じて、同一円周上に形成されている。また、上述した
外壁部材30のクリック板40に対向する内面には、ク
リックボール受け穴32が、各クリック孔40aと同じ
円周上の1箇所に設けられている。このクリックボール
受け穴32内には、クリックボール36と、そのクリッ
クボール36をクリック板40側に押し付けるためのス
プリング38が納められている。これらクリック孔40
a及びクリックボール36等により、回転部材34を所
定のダイヤル位置で停止させるボールクリックが構成さ
れる。
【0005】また、この電子ダイヤルには、回転部材3
4のダイヤル停止位置に応じた信号を図示せぬ制御回路
に入力するためのエンコーダが設けられている。このエ
ンコーダは、コード板42の下面に形成された複数のコ
ードトラックと、回路基板44のコード板42に対向す
る面上に設けられた複数(図5では5本)の接触ブラシ
46a〜46eとから、構成されている。具体的には、
これら各接触ブラシ46a〜46eは、コード板42の
半径方向に並べて配置され、それぞれ図示せぬ制御回路
に接続される。一方、各コードトラックは、コード板4
2の回転中心と同心円状に形成され、5本の接触ブラシ
46a〜46eの先端とそれぞれ接触する。ここで、最
内周位置にあるコードトラック,及び接触ブラシ46e
は接地用として用いられ、残りの4本のコードトラッ
ク,及び接触ブラシ46a〜46dにより、複数のダイ
ヤル停止位置を2進符号化信号として図示せぬ制御回路
に入力するためのスイッチが、構成されている。従っ
て、使用者が設定したダイヤル停止位置に応じた信号が
制御回路に入力され、制御回路により、その停止位置に
予め対応づけられた制御がなされるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電子ダイヤルによると、コード板及び接触ブラシから
なるエンコーダが、ダイヤル停止位置に対応した2進符
号化信号を生じることにより、そのダイヤル位置に応じ
た制御を行うことができる。しかしながら、このような
電子ダイヤルの構成では、広い設置スペースが必要であ
り、特に厚さが大きくなるという問題があった。
【0007】また、従来の電子ダイヤルに備えられたエ
ンコーダは、フォトリソグラフィなどの微細加工により
形成されたコードトラックを備えるコード板や、そのコ
ードトラックから電気信号を読みとるための接触ブラシ
を用いているため、個々の部品の製造コストが高く、し
かも部品点数が多かった。さらに、これら多数の部品を
用いることにより、電子ダイヤルの組み付け工程が複雑
となるため、電子ダイヤル全体の製造コストがかかると
いう問題もあった。
【0008】そこで、本発明の課題は、省スペースで安
価な電子ダイヤルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。すなわち、請求
項1記載の発明は、ダイヤルの回転角に対応した信号を
生じる電子ダイヤルにおいて、固定部に対して回転可能
な回転部材と、前記回転部材の円周方向の位置が変化す
るにつれて前記回転部材の回転中心からの距離が漸次変
化するように、前記回転部材及び前記固定部のいずれか
一方の他方に対向する面上に形成された第1の溝と、前
記回転部材の回転中心近傍から周縁に向かうよう前記回
転部及び前記固定部のうちの前記他方の前記一方に対向
する面上に形成された第2の溝と、前記第1及び第2の
溝が交差してできる空間内に納められ、前記回転部材の
回転角に応じて前記第2の溝内を移動する導電体からな
る移動部材と、前記第1及び第2の溝のうち前記固定部
材に形成された溝の縁上にその溝の方向に並んで形成さ
れ且つ前記移動部材の移動に伴って前記移動部材と選択
的に導通する複数の回路結合端子とを備えたことを特徴
とする。
【0010】このような電子ダイヤルを採用すれば、厚
さの小さい、省スペースな電子ダイヤルを提供すること
ができる。また、本発明の電子ダイヤルによれば、構造
が単純であり、コード板や接触ブラシなどの高価な部品
を用いる必要がないため、製造コストのかからない、安
価な電子ダイヤルを提供することができる。
【0011】ここで、導電体からなる移動部材とは、具
体的には電気抵抗の低い金属からなる球体などが望まし
いが、その移動部材が納められた溝との摩擦抵抗が比較
的低いいずれの形状のものであっても良い。
【0012】また、第1の溝及び第2の溝の位置に関し
ては、第1の溝が回転部材に、第2の溝が固定部に、そ
れぞれ形成されていても良い。逆に、第1の溝が固定部
に、第2の溝が回転部に、それぞれ形成されていても良
い。
【0013】そして、第2の溝の形状は、回転部材また
は固定部の回転中心近傍から半径方向に沿って形成され
たものであるのが構造上好ましいが、これに限らず、第
2の溝と対向して形成される第1の溝と平行にならない
他の形状であってもよい。例えば、第2の溝は、回転部
材または固定部の回転中心近傍から周縁に向かって緩や
かな螺旋を描くように形成されたものであってもよい。
【0014】接触端子は、移動部材と接触するために
は、少なくとも固定部に形成された溝の縁に形成されて
いればよいので、その溝の側壁に沿って溝の底部にまで
わたって形成されていてもよい。また、これらの接触端
子は、固定部に形成された溝の片縁のみに形成されてい
てもよいし、両縁に形成されていてもよい。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1の回転部
材が絶縁体からなり、前記移動部材が球体であり、前記
複数の回路結合端子が形成された溝が前記移動部材と常
に導通している接地用端子を有しており、この接地用端
子といずれか1つの前記回路結合端子との間が前記移動
部材を介して電気的に閉じられることで、特定されたも
のである。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1の電子ダ
イヤルが、前記回転部材は接地された導電体からなり、
前記移動部材は球体であり、前記移動部材といずれか1
つの前記回路結合端子との間が前記移動部材を介して電
気的に閉じられることで特定されたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。 <第1実施形態>図1は、本第1実施形態における電子
ダイヤルの平面図(但し、回転部材を2点鎖線で示し、
回転部材14に隠れている部位を実線で示す)であり、
図2は、図1のII−II線に沿った縦断面図である。
【0018】本第1実施形態による電子ダイヤルを構成
する絶縁体からなる回転部材14は、使用者によって操
作される円盤形のツマミ部14aと、このツマミ部14
aに対して同軸且つ一体に繋がった円柱状の軸部14b
とから、構成されている。このツマミ部14aの軸部1
4b側の面の周縁には、軸部14bと同軸な円筒状のリ
ブ14cが突出しており、これら軸部14bとリブ14
cとの間に環状の凹部14dが形成されている。この凹
部14d内面(ツマミ部14aの軸部14b側の面)上
には、ツマミ部14aの中心軸Oからオフセットした点
を中心とした略円形状に、カム溝18(第1の溝)が形
成されている。具体的には、このカム溝18の位置は、
中心軸Oを中心とした或る基準方向x0(図1参照)に
おいて軸部14bから最も離間しているとともに、中心
軸Oを中心とした円周方向へ回転するにつれて徐々に軸
部14bに接近し、基準方向x0方向から180度ずれ
た方向において軸部14bに最も接近して、更に円周方
向へ回転するにつれて徐々に軸部14bから離れていく
(即ち、このカム溝18は、円周方向の位置が変化する
につれて軸部14bからの距離が漸次変化している)。
【0019】回転部材14の軸部14bは、絶縁体から
なる電子機器本体の外壁部材10(固定部)に穿たれた
横断面円形の貫通孔10aに対して、回転自在に挿通さ
れており、図示せぬ止めネジによって、この貫通孔10
aから抜け止めされている。この貫通孔10aの中心軸
は、外壁部材10の表面に対して直交しており、その開
口縁10bは、回転部材14の凹部14d内面を支える
ために、その周囲における外壁部材10の表面よりも若
干量突出している。この開口縁10bの突出量は、後述
する導体ボール16の半径程度であり、且つ、リブ14
cの突出量よりも少量である。従って、外壁部材10の
表面におけるリブ14cと接触する輪環状部分は、リブ
14c及び開口縁10bの突出量差だけ、その内側部分
よりも一段低くなっている。なお、この外壁部材10の
表面における上記輪環状部分の周囲は、上記輪環状部分
と同じ高さとなっている。即ち、外壁部材10の表面に
おける凹部14dに対向する環状部分10cは、周囲よ
りも一段高く突出しており、凹部14d内に填り込む。
その結果、凹部14d内に埃や水分が進入することが防
止されるのである。
【0020】また、外壁部材10の環状部分10c上に
は、開口縁10bからリブ14cに向かうようにして、
中心軸Oを中心とした環状部分10cの半径方向に沿っ
て、スイッチ溝12(第2の溝)が形成されている。す
なわち、スイッチ溝12は、軸部14bの近傍から周縁
に向かうように形成されている。このスイッチ溝12の
幅は、後述する導体ボール16の直径の長さよりもやや
小さく形成されている。また、このスイッチ溝12の深
さは、導体ボール16の半径の長さよりもやや小さく形
成されている。
【0021】このように、カム溝18と、スイッチ溝1
2とは互いの溝の縁が対面するように、しかも互いに交
差するように形成されている。そして、カム溝18の縁
(凹部14d内面)とスイッチ溝12(環状部分10c
表面)との間は、若干離間している。従って、互いの溝
が交差する部分には、常にほぼ一定の体積を有する空間
ができる。このような、カム溝とスイッチ溝とが交差し
てできる空間内には、移動部材としての導体ボール16
が納められている。以下、この空間を「ボール収容空
間」という。導体ボール16は、金属などの導電体から
なる球体であり、その外周面とスイッチ溝12の両縁1
2a、12b及びカム溝18の両縁とが常に接するよう
に、ボール収容空間内に脱落不能に納められている。
【0022】使用者により回転部材14が回転される
と、上記ボール収容空間の位置は、リブ14c側から開
口縁10b側、またはその逆側へ、スイッチ溝12に沿
って移動する。従って、上記ボール収容空間に納められ
た導体ボール16は、回転部材14の回転に伴い、スイ
ッチ溝12内を移動する。
【0023】また、スイッチ溝12の一方の縁12aに
は接地用端子20が形成されている。この接地用端子2
0は、導体ボール16がスイッチ溝12内のどの位置に
あっても常に接触するように、縁12aの全域にわたっ
て設けられているため、導体ボール16は接地用端子2
0により常に接地されている。さらに、スイッチ溝12
の、もう一方の縁12b上には、回路結合端子である複
数の接触端子21a〜21fが、一定間隔おきに形成さ
れている。この接触端子の数は、電子ダイヤルにより図
示せぬ制御回路になされる設定の種類及び数に応じて決
定されるが、本実施例では6個としている。これらの接
触端子21a〜21fは図示せぬ制御回路にそれぞれ接
続されている。
【0024】以上説明したように、導体ボール16は回
転部材14の回転に伴いスイッチ溝12内を移動する。
従って、ダイヤルがある回転角で停止すると、導体ボー
ル16もその回転角に応じた位置で停止し、上記の接触
端子21a〜21fのいずれか1つと接触する。また、
導体ボール16と接地用端子20とは常に接触している
ので、導体ボール16を介して接地用端子20と上記い
ずれか1つの接触端子(21a〜21fのいずれか)と
が短絡される。
【0025】図3は、本第1実施形態による電子ダイヤ
ルの回転部材14を凹部14d側から見た平面図であ
る。図3には、各接触端子21a〜21fのそれぞれの
中央の通過位置を示す、中心軸Oを中心とした同心円状
の軌跡22a〜22fが、示されている。つまり、これ
ら各軌跡22a〜22fとカム溝18とが交差するとき
の回転部材14の回転位置(図3のx0〜x5で示される
位置に対応する)において、各接触端子21a〜21f
と接地用端子20とが、導体ボール16を介して短絡さ
れるのである。そして、この短絡された接触端子21a
〜21fに接続された入力ポートの電位がアースレベル
に立ち下がったことを、図示せぬ制御回路が認識するこ
とにより、その立ち下がり信号に対応する制御が、この
制御回路により行われる。
【0026】本実施形態の電子ダイヤルには、x0〜x5
のそれぞれの停止位置で回転部14が確実に停止するた
めのクリックが備えられていても良い。すると、使用者
はクリックの感触によりダイヤル停止位置x0〜x5を認
識することができ、それぞれのダイヤル停止位置で確実
に回転部材14を停止することができる。このようなク
リックは、回転部材14の凹部14d内面に凸部を設
け、外壁部材10の環状部分10c上に、その凸部と係
合する凹部を設けることにより、構成されるものであっ
てもよい。また、環状部分10cのリブ14c側の側面
に凸部を設け、リブ14cの内周面に、その凸部と係合
する凹部を設けることに、より構成されるものであって
もよい。また、これらのクリックの凹凸は、逆であって
もよい。
【0027】このように、本実施形態によれば、接地さ
れた導体ボール16の位置を、回転部材14の回転角に
応じてスイッチ溝12内で変化させ、複数の接触端子2
1a〜21fに対して選択的に導通させることにより、
そのダイヤル停止位置に対応した信号を生じることがで
きる。そのため、電子ダイヤルの構成を、従来のものに
比べて簡単かつ薄くすることができる。また、コード板
や接触用ブラシのように高価な部品を使う必要がなく、
部品数も削減することができるので組み付け工程も簡単
となり、従来に比べて安価な電子ダイヤルを提供するこ
とができる。
【0028】<第2実施形態>図4は、本第2実施形態
における電子ダイヤルの平面図(但し、回転部材14’
を2点鎖線で示し、回転部材14’に隠れている部位を
実線で示す)である。本第2実施形態は、接地された導
電体からなる回転部材14’を用い、スイッチ溝12の
両縁12a、12b上に複数の接触端子26a〜26k
を固着することを特徴とし、その他の部分を第1実施形
態と同一とする。
【0029】本第2実施形態による電子ダイヤルを構成
する回転部材14’は導電体からなり、接地用端子2
0’に導通している。また、スイッチ溝12の両縁12
a、12b上には複数(図4では11個)の接触端子2
6a〜26kが、一定間隔おきに固着されている。これ
らの接触端子26a〜26kは、回転部材14’の軸部
14’bからの距離が互いに重複しないように固着され
ており、図示せぬ制御回路にそれぞれ接続されている。
【0030】第1実施形態と同様に、カム溝18とスイ
ッチ溝12とが交差してできるボール収容空間内には、
導電体からなる導体ボール16が納められている。ここ
で、回転部材14’のカム溝18は、導体ボール16と
常に接触するように、その溝の幅が導体ボール16の直
径よりもやや狭く形成され、その深さが導体ボール16
の半径の長さとほぼ等しく形成されている。故に、導体
ボール16は、回転部材14’を介して常に接地されて
いることになる。そして、回転部材14’が回転する
と、導体ボール16は、その回転に伴ってスイッチ溝1
2内を移動し、回転部材14’の回転角に応じて、いず
れか1つの接触端子26a〜26kと導通する。前述し
たように、導体ボール16は、接地用端子20’に導通
している回転部材14’と常に接触しているため、その
導体ボール16に導通した接触端子26a〜26kと接
地用端子20’とが回転部材14’及び導体ボール16
を介して短絡されることになる。この短絡された接触端
子26a〜26kに接続された入力ポートの電位がアー
スレベルに立ち下がったことを、図示せぬ制御回路が認
識することにより、その立ち下がり信号に対応した制御
が、この制御回路により実行される。
【0031】このように、本第2実施形態によれば、第
1実施例と同様に、省スペースで安価な電子ダイヤルを
提供することができる。また、電子ダイヤルの回転部1
4’を導電体製にして接地することにより、スイッチ溝
12の両縁12a、12b上に接触端子26a〜26k
を設置することができる。このため、第1実施形態より
も多くの接触端子を設置することができ、さらに多くの
設定を行うことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比べて省スペー
スで安価な電子ダイヤルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電子ダイヤルの構成
を示す平面図。
【図2】 本発明の第1実施形態の電子ダイヤルの構成
を示す縦断面図。
【図3】 本発明の第1実施形態の電子ダイヤルの回転
部14をスイッチ溝12側から見た平面図。
【図4】 本発明の第2実施形態の電子ダイヤルの構成
を示す平面図。
【図5】 従来技術の電子ダイヤルの構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
10 表面部材 12 スイッチ溝 14、14’ 回転部材 16 導体ボール 18 カム溝 20、20’ 接地用端子 21、26 接触端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤルの回転位置に対応した信号を生
    じる電子ダイヤルにおいて、 固定部に対して回転可能な回転部材と、 前記回転部材の円周方向の位置が変化するにつれて前記
    回転部材の回転中心からの距離が漸次変化するように、
    前記回転部材及び前記固定部のいずれか一方の他方に対
    向する面上に形成された第1の溝と、 前記回転部材の回転中心近傍から周縁に向かうよう前記
    回転部材及び前記固定部のうちの前記他方の前記一方に
    対向する面上に形成された第2の溝と、 前記第1及び第2の溝が交差してできる空間内に納めら
    れ、前記回転部材の回転位置に応じて前記第2の溝内を
    移動する導電体からなる移動部材と、 前記第1及び第2の溝のうち前記固定部材に形成された
    溝の縁上にその溝の方向に並んで形成され、且つ前記移
    動部材の移動に伴って前記移動部材と選択的に導通する
    複数の回路結合端子とを備えたことを特徴とする電子ダ
    イヤル。
  2. 【請求項2】 前記回転部材は絶縁体からなり、 前記移動部材は球体であり、 前記複数の回路結合端子が形成された溝は、前記移動部
    材と常に導通している接地用端子を有しており、 この接地用端子といずれか1つの前記回路結合端子との
    間が前記移動部材を介して電気的に閉じられることを特
    徴とする請求項1記載の電子ダイヤル。
  3. 【請求項3】 前記回転部材は接地された導電体からな
    り、 前記移動部材は球体であり、 前記回転部材といずれか1つの前記回路結合端子との間
    が前記移動部材を介して電気的に閉じられることを特徴
    とする請求項1記載の電子ダイヤル。
JP9184215A 1997-07-09 1997-07-09 電子ダイヤル Pending JPH1131435A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007072547A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd コントローラーおよびそれを用いた電気機器と便座装置
JP2015165486A (ja) * 2014-02-10 2015-09-17 ▲チョ▼錦雄 回転ノブによる符号化スイッチ

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