JP3145354B2 - ゲーム機の入力装置 - Google Patents

ゲーム機の入力装置

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JP3145354B2
JP3145354B2 JP15094198A JP15094198A JP3145354B2 JP 3145354 B2 JP3145354 B2 JP 3145354B2 JP 15094198 A JP15094198 A JP 15094198A JP 15094198 A JP15094198 A JP 15094198A JP 3145354 B2 JP3145354 B2 JP 3145354B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム機の入力装
置、即ち、プレイヤーがゲームを実行するために、中心
軸線を中心として回転可能にベースに設けられた操作軸
を備え、特に、ジョイスティックにも適用可能な入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲーム機で実行されるゲームにお
いて、例えば、キャラクター等の被操作体を画面上で移
動させるために使用される入力装置は、操作盤に対して
任意の方向に傾動可能に設けられた操作軸と、この操作
軸の傾動方向に応じて異なる信号を出力する移動信号出
力手段とから構成されている(以下、「先行技術1」と
いう)。
【0003】一方、近年では、被操作体が画面上におい
て移動するのみならず、更に、付加的な動き、例えば、
画面上の任意の位置において、被操作体の方向を変える
ゲームが開発され、同時に、これを実行するための入力
装置も開発されている。この種の入力装置は、操作軸
と、移動信号出力手段と、単一のロータと、回転信号出
力手段とから構成されている(以下、「先行技術2」と
いう)。
【0004】先行技術2の操作軸は、先行技術1におけ
るように、操作盤に対して任意の方向に傾動可能に設け
られるが、この操作軸は、更に、その中心軸線を中心と
して回転可能である。操作軸の端部には、これと一体に
傾動し、且つ、操作軸の相対回転を許容するようにベー
スが設けられており、このベースは連結手段を介して操
作盤に対して回転不能に連結されている。移動信号出力
手段は、先行技術1におけると同様に、操作軸の傾動方
向に応じて異なる信号を出力する。単一のロータは、操
作軸と一体的に傾動及び回転するように、その下端に取
り付けられ、このロータの外周部には、検出手段として
の導電板が取り付けられている。回転信号出力手段は、
ロータの周囲に円周方向に間隔をあけて、ベースに複数
個配置されたスイッチから構成されており、各スイッチ
は、上記導電板と接触することによって付勢され、一
方、導電板から離れることによって消勢される。
【0005】従って、先行技術2の入力装置において
は、単一のロータと複数個のスイッチとから構成される
ロータリースイッチによって、ロータの回転位置を判別
することができ、その結果、操作軸の回転位置に応じて
異なる信号を出力することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術2の入力装置においては、操作軸の回転位置の判別個
所はスイッチの数によって決定される一方、単一のロー
タの周囲に配置されるスイッチの数は、ロータの大きさ
によって制限されることから、操作軸の回転位置の判別
個所を増加して、分解能を高めるためにはロータの直径
を大きくしなければならず、その結果、入力装置全体が
大型化する。更に、先行技術2においては、入力装置
が、操作軸の回転位置の判別に関する特定の分解能を有
するように構成された後に、この分解能を更に高めるた
めには、スイッチの数の増加に伴うその取付位置の変更
等の入力装置の基本構成を大幅に変更する必要があり、
特に、ロータの大きさとの関係における最大個数のスイ
ッチが使用されている場合には、更に別のスイッチを設
けることはできず、その結果、分解能を更に高めること
は不可能である。
【0007】従って、本発明の目的は、操作軸の回転位
置を正確に判別することができ、ロータの直径を大きく
することなく、操作軸の回転位置の判別に関する所望の
分解能を得ることができ、しかも、特定の分解能を有す
るように構成された後に、この分解能を容易に高めるこ
とが可能なゲーム機の入力装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、中心
軸線を中心として回転可能にベースに設けられた操作軸
と、前記操作軸と一体に回転するよう、前記操作軸に設
けられ、同数の検出部分及び非検出部分を交互に有し、
且つ、前記検出部分の数が相互に異なる複数個のロータ
と、前記複数個のロータに対応して前記ベースに設けら
れ、少なくとも前記検出部分を検出して2進信号を出力
する複数の信号出力手段とを具備したゲーム機の入力装
置において、前記操作軸は、操作盤に対して任意の方向
に傾動可能であり、前記ベースは連結手段を介して前記
操作盤に対して回転不能に連結されていることを特徴と
しており、これにより上述した課題を解決する。
【0009】この発明によれば、複数の信号出力手段か
ら出力される2進信号に基づいて、操作軸の回転位置を
正確に判別することができ、しかも、複数のロータ及び
信号出力手段の各々の数に対応した数だけ、操作軸の回
転位置を判別することができるので、ロータ及び信号出
力手段のそれぞれの数を増加させれば、各ロータの直径
を大きくすることなく、操作軸の回転位置の判別に関す
る所望の分解能を得ることができる。しかも、連結手段
によってベースの操作盤に対する回転が阻止されるの
で、操作軸が操作盤に対して傾動可能に設けられた装置
に適用することができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の装置におい
て、前記複数のロータの第1番目のロータから第n番目
のロータの各々における前記検出部分及び非検出部分の
総数Nは、式N=2i(但し、iは1からnまでの自然
数である)を満たしていることを特徴としている。
【0011】この発明によれば、複数のロータにおい
て、検出部分及び非検出部分を効率良く配分し、操作軸
の回転位置の判別に関する分解能を効果的に高めること
ができる。
【0012】
【0013】
【0014】請求項の発明は、請求項1又は2の装置
において、前記ロータの各々は、前記検出部分及び非検
出部分として、一方はカム溝が、他方は突部が外周面に
形成された円盤型カムから構成されており、前記信号出
力手段の各々は、前記カム溝及び前記突部に接触するこ
とによってオンオフされるリミットスイッチから構成さ
れていることを特徴としている。
【0015】この発明によれば、操作軸の回転位置の判
別を、リミットスイッチとロータとの機械的な接触によ
るオンオフ制御に基づいて行うため、極めて簡易な構造
を有するリミットスイッチを信号出力手段として使用す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態によるゲー
ム機の入力装置を、図1乃至図12を参照して以下に説
明する。この入力装置Aは、図1に示すように、ゲーム
機Gにおける表示画面36の下方に設けられた操作盤3
7に配置されている。図1において、38は操作ボタン
である。この入力装置Aは、操作軸1と、複数のロータ
R1と、信号出力手段S1とからなる基本構造を有して
いる。
【0017】操作軸1は、その長さ方向における中央位
置において、操作盤37に対して任意の方向に傾動可能
に且つ中心軸線を中心として回転可能に設けられてお
り、その上端にはグリップ部2が取り付けられている。
この操作軸1は、相互に約90度の中心角を保つように
放射状に配置された4本のスプリングによって、中立位
置が保持されるように構成されている。操作軸1の下端
には、これと一体に傾動し、且つ、操作軸1の相対回転
を許容するように矩形状のベース13が設けられてい
る。
【0018】複数のロータR1は、操作軸1と一体的に
回転するように、これに取り付けられ、検出部分D1及
び非検出部分D2をそれぞれ周囲に有している。
【0019】これ等ロータR1は、同数の検出部分D1
及び非検出部分D2を交互に有しており、しかも、検出
部分D1の数が相互に異なっている。これらロータR1
は、図7乃至図11から最も良く理解されるように、実
質的に同一の外径を有するが、相互に形状の異なる5枚
の円盤型の第1乃至第5カム3,4,5,6,7から構
成されている。カム3,4,5,6,7の各々の中央に
は、操作軸1の下端部が挿入される挿入孔Hが形成され
ており、この挿入孔Hは回り止めのための平坦部分を有
している。勿論、操作軸1の下端部は、カム3,4,
5,6,7の上述した挿入孔Hに合致する断面形状を有
している。
【0020】第1カム3は、図7に示すように、約18
0度の中心角に対応する外周の長さに亘って形成された
検出部分D1としての単一のカム溝3aと、これと向か
い合うように、同様に約180度の中心角に対応する外
周の長さに亘って形成された非検出部分D2としての単
一の突部3bとを有している。第1番目のロータR1と
しての第1カム3の外周は、単一の検出部分D1及び単
一の非検出部分D2によって2分割されており、検出部
分D1及び非検出部分の総数は2である。
【0021】第2カム4は、図8に示すように、約90
度の中心角に対応する外周の長さに亘って、相互に向か
い合うように形成された検出部分D1としての2個のカ
ム溝4aと、同様に外周において、このカム溝4a間に
配置された非検出部分D2としての2個の突部4bとを
有している。第2番目のロータR1としての第2カム4
の外周は、2個の検出部分D1及び2個の非検出部分D
2によって4分割されており、検出部分D1及び非検出
部分の総数は4である。
【0022】第3カム5は、図9に示すように、約45
度の中心角に対応する外周の長さに亘って、相互に向か
い合うように形成された検出部分D1としての4個のカ
ム溝5aと、同様に外周において、このカム溝5a間に
配置された非検出部分D2としての4個の突部5bとを
有している。第3番目のロータR1としての第3カム5
の外周は、4個の検出部分D1及び4個の非検出部分D
2によって8分割されており、検出部分D1及び非検出
部分の総数は8である。
【0023】第4カム6は、図10に示すように、約2
2.5度の中心角に対応する外周の長さに亘って、相互
に向かい合うように形成された検出部分D1としての8
個のカム溝6aと、同様に外周において、このカム溝6
a間に配置された非検出部分D2としての8個の突部6
bとを有している。第4番目のロータR1としての第4
カム6の外周は、8個の検出部分D1及び8個の非検出
部分D2によって16分割されており、検出部分D1及
び非検出部分の総数は16である。
【0024】第5カム7は、図11に示すように、約1
1.25度の中心角に対応する外周の長さに亘って、相
互に向かい合うように形成された検出部分D1としての
16個のカム溝7aと、同様に外周において、このカム
溝7a間に配置された非検出部分D2としての16個の
突部7bとを有している。第5番目のロータR1として
の第5カム7の外周は、16個の検出部分D1及び16
個の非検出部分D2によって32分割されており、検出
部分D1及び非検出部分の総数は32である。
【0025】このように、複数のロータR1の第1番目
のロータから第n番目のロータの各々における検出部分
D1及び非検出部分D2の総数Nは、式N=2iを満た
している。但し、上記式において、iは1からnまでの
自然数である。
【0026】第1乃至第5カム3,4,5,6,7は、
図2及び図6から最も良く理解されるように、操作軸1
の下端部にこの順序で固定される。これ等第1乃至第5
カム3,4,5,6,7は、第5カム7の下方におい
て、操作軸1に対して回転可能に取り付けられた上述し
たベース13と、第1カム3の上方において、操作軸1
に対して回転可能に取り付けられ、且つ、ベース13に
4本の固定脚15を介して連結された矩形状の支持板1
4との間に収容される。
【0027】信号出力手段S1は、上述した第1乃至第
5カム3,4,5,6,7に対応してそれぞれ設けられ
ており、これらカム3,4,5,6,7の検出部分D1
としてのカム溝3a,4a,5a,6a,7a及び非検
出部分D2としての突部3b,4b,5b,6b,7b
に対応した2進信号を出力する。即ち、これら信号出力
手段S1は、これら第1乃至第5カム3,4,5,6,
7のカム溝3a,4a,5a,6a,7a及び突部3
b,4b,5b,6b,7bに接触することによってそ
れぞれオンオフされる第1乃至第5リミットスイッチ
8,9,10,11,12から構成されている。図3か
ら明らかなように、第1、第3及び第5リミットスイッ
チ8,10,12は、垂直方向に相互に間隔をあけて配
置され、これ等はブラケット16を介してベース13の
一辺側に固定されており、又、第2及び第4リミットス
イッチ9,11は、同様に垂直方向に間隔をあけて配置
され、これ等はブラケット17を介してベース13の他
の一辺側に固定されている。
【0028】上記ベース13の、上記ブラケット16と
反対側の部分は、ベース13の操作盤37に対する回転
を不能に保持するための連結手段19を介して、操作盤
37に連結されている。連結手段19は、ベース13
の、ブラケット16と反対側の部分に固定され、水平部
分18aにおいて長孔18bを有する回転防止板18
と、この長孔18bに挿入されるようにして、操作盤3
7から下方に向けて突出した回転防止軸20とから構成
されている。この回転防止板18及び回転防止軸20
は、操作軸1の任意の方向への傾動及びその中心軸線を
中心とした回転をそれぞれ独立して許容すると共に、こ
のような傾動及び回転時におけるリミットスイッチ8,
9,10,11,12の回転を防止する。
【0029】本発明の上述した入力装置Aは、先行技術
1及び先行技術2におけると同一の移動信号出力手段
(図示せず)と組み合わせて使用される。この移動信号
出力手段は、操作軸1の傾動方向に応じて異なる信号を
出力するもので、例えば、中立位置に置かれた操作軸1
の中心軸線と直行する平面内において、その中心軸線を
通る2本の直行する直線上に、操作軸1の周囲を囲むよ
うに4つのリミットスイッチを配置することによって構
成される。これ等の4つのリミットスイッチを用いれ
ば、何れかのスイッチの単独の付勢によって、操作軸1
の前後左右方向の傾動が判別され、更に、隣接するスイ
ッチの両者の付勢によって、操作軸1の斜め方向への傾
動が判別される。この移動信号出力手段は、上述したよ
うに、先行技術1及び先行技術2におけると同一である
ため、その詳細な構造の説明を省略する。
【0030】次に、上述した入力装置Aの作用について
説明する。操作軸1は、操作盤37に対して任意の方向
に傾動可能であり、且つ、その中心軸線を中心として回
転可能であるが、その傾動方向は上述した移動信号出力
手段(図示せず)によって判別され、その回転位置は、
回転のための信号出力手段S1によって判別される。
【0031】操作軸1がその中心軸線を中心として回転
すると、第1乃至第5カム3,4,5,6,7も操作軸
1と一体的に回転する。この際、第1リミットスイッチ
8の接触子は、第1カム3の、それぞれ約180度の中
心角に対応する外周の長さに亘って形成された単一の突
部3b及び単一のカム溝3a(図7参照)に交互に接触
することによってオンオフされるため、最初の180度
の回転においては、第1リミットスイッチ8の接触子は
第1カム3の突部3bに接触して、オンの状態に保持さ
れ、次の180度の回転においては、その接触子は第1
カム3のカム溝3aに接触してオフの状態に保持され
る。このように第1リミットスイッチ8は、第1カム3
の180度の回転毎にオンオフされる。
【0032】第2リミットスイッチ9は、第2カム4
の、それぞれ約90度の中心角に対応する外周の長さに
亘って形成された2個の突部4b及び2個のカム溝4a
(図8参照)に交互に接触することによってオンオフさ
れるため、第2リミットスイッチ9は、第2カム4の約
90度の回転ごとにオンオフされる。
【0033】第3リミットスイッチ10は、第3カム5
の、それぞれ約45度の中心角に対応する外周の長さに
亘って形成された4個の突部5b及び4個のカム溝5a
(図9参照)に交互に接触することによってオンオフさ
れるため、第3リミットスイッチ10は、第3カム5の
約45度の回転ごとにオンオフされる。
【0034】第4リミットスイッチ11は、第4カム6
の、それぞれ約22.5度の中心角に対応する外周の長
さに亘って形成された8個の突部6b及び8個のカム溝
6a(図10参照)に交互に接触することによってオン
オフされるため、第4リミットスイッチ11は、第4カ
ム6の約22.5度の回転ごとにオンオフされる。
【0035】第5リミットスイッチ12は、第5カム7
の、それぞれ約11.25度の中心角に対応する外周の
長さに亘って形成された16個の突部7b及び16個の
カム溝7a(図11参照)に交互に接触することによっ
てオンオフされるため、第5リミットスイッチ12は、
第5カム7の約11.25度の回転ごとにオンオフされ
る。
【0036】従って、第1乃至第5リミットスイッチ
8,9,10,11,12のそれぞれのオンオフによる
2進信号に基づいて、操作軸1の回転位置を32段階に
分けて判別することができる。
【0037】上述した第1実施形態において、第5カム
7のカム溝7aに弾発的に係合可能な板ばね21を、例
えば、下方支持板13に取り付ければ、第5カム7及び
板ばね21がクリック機構22構成し、これにより、操
作軸1を回転させたときにクリック音やクリック感を発
生することができる。
【0038】更に、上述した第1乃至第5カム3,4,
5,6,7は、相互に密着することなく、相互に間隔を
あけて配置してもよい。
【0039】次に、本発明の第2実施形態によるゲーム
機の入力装置を、図13を参照して以下に説明する。こ
の入力装置Bは、ロータR2の各々が、光学的に検出さ
れる検出部分D1及び非検出部分D2が外周面に交互に
設けられた第1乃至第5円盤22,23,24,25,
26から構成されており、信号出力手段S2が、第1乃
至第5円盤22,23,24,25,26のそれぞれの
検出部分D1及び非検出部分D2を光学的に検出する第
1乃至第5光センサ28から構成されていることを除
き、第1実施形態の入力装置Aと同一である。従って、
その同一の構成要素の説明を省略する。
【0040】第1乃至第5円盤22,23,24,2
5,26の各々の外周面には、検出部分としての白色の
第1照射面D1と、非検出部分としての黒色の第2照射
面D2とが交互に設けられている。第1照射面D1は、
第1乃至第5光センサ28の投光器から照射された光を
その受光器に反射させ、一方、第2照射面D2は、その
投光器から照射された光を受光器に反射させることな
く、これを吸収する。
【0041】第1乃至第5円盤22,23,24,2
5,26のそれぞれの第1照射面D1及び第2照射面D
2は、第1実施形態の第1乃至第5カム3,4,5,
6,7の突部3b,4b,5b,6b,7b及びカム溝
3a,4a,5a,6a,7aにそれぞれ対応してお
り、第1乃至第5円盤22,23,24,25,26に
おいて第1照射面D1及び第2照射面D2が設けられる
位置は、第1実施形態の第1乃至第5カム3,4,5,
6,7において突部3b,4b,5b,6b,7b及び
カム溝3a,4a,5a,6a,7aが設けられる位置
と同一である。
【0042】第1乃至第5光センサ28は、それぞれ投
光器及び受光器を有しており、これ等を第1乃至第5円
盤22,23,24,25,26の外周面に向けるよう
にして、そこから間隔をあけてそれぞれ配置されてい
る。従って、第1乃至第5光センサ28は、それぞれの
投光器から照射された光が、第1乃至第5円盤22,2
3,24,25,26のそれぞれの第1照射面D1に照
射されている間は、その反射光をそれぞれの受光器によ
って受光することによって付勢され、一方、それぞれの
投光器から照射された光が、第1乃至第5円盤22,2
3,24,25,26のそれぞれの第2照射面D2に照
射されている間は、受光器による受光が行われないこと
によって消勢される。第1乃至第5光センサ28の取付
方法は、第1実施形態における第1乃至第5リミットス
イッチ8,9,10,11,12の取付方法と同一であ
る。
【0043】第1円盤22の上方、第1乃至第5円盤2
2,23,24,25,26の隣接する隣接する2つの
円盤間、及び、第5円盤26の下方には、遮光板29が
それぞれ配置されている。この遮光板29は、特定の光
センサの投光器からの光が他の光センサの受光器に受光
されることを防止すると共に、光センサの感度を高める
作用を有する。この遮光板29は、操作軸1と一体的に
回転してもよく、又、遮光板29を不動に配置し、それ
等の間で操作軸1及び円盤22,23,24,25,2
6が回転するように構成してもよい。更に、第1乃至第
5円盤22,23,24,25,26に遮蔽板29を一
体的に形成してもよい。
【0044】第2実施形態の入力装置Bの作用は、信号
出力手段S2が、円盤22,23,24,25,26と
非接触で光学的な検出を行うこと、即ち、第1乃至第5
光センサ28が第1乃至第5円盤22,23,24,2
5,26の外周面からの反射光を検出することを除き、
第1実施形態の入力装置Aの作用と同一である。
【0045】次に、本発明の第3実施形態によるゲーム
機の入力装置を、図14を参照して以下に説明する。こ
の入力装置Cは、ロータR3の各々が、電気的に検出さ
れる検出部分D1及び非検出部分D2が外周面に交互に
設けられた第1乃至第5円盤30,31,32,33,
34から構成されており、信号出力手段S3が、第1乃
至第5円盤30,31,32,33,34のそれぞれの
検出部分D1及び非検出部分D2を電気的に検出する第
1乃至第5リミットスイッチ35から構成されているこ
とを除き、第1実施形態の入力装置Aと同一である。従
って、その同一の構成要素の説明を省略する。
【0046】第1乃至第5円盤30,31,32,3
3,34の各々の外周面には、検出部分としての導電体
D1と、非検出部分としての絶縁体D2とが交互に設け
られている。
【0047】第1乃至第5円盤30,31,32,3
3,34のそれぞれの導電体D1及び絶縁体D2は、第
1実施形態の第1乃至第5カム3,4,5,6,7の突
部3b,4b,5b,6b,7b及びカム溝3a,4
a,5a,6a,7aにそれぞれ対応しており、第1乃
至第5円盤30,31,32,33,34において導電
体D1及び絶縁体D2が設けられる位置は、第1実施形
態の第1乃至第5カム3,4,5,6,7において突部
3b,4b,5b,6b,7b及びカム溝3a,4a,
5a,6a,7aが設けられる位置と同一である。
【0048】第1乃至第5リミットスイッチ35は、第
1乃至第5円盤30,31,32,33,34のそれぞ
れの導電体D1に接触することによって付勢され、一
方、それぞれの絶縁体D2接触することによって消勢さ
れる。第1乃至第5リミットスイッチ35の取付方法
は、第1実施形態における第1乃至第5リミットスイッ
チ8,9,10,11,12の取付方法と同一である。
【0049】第3実施形態においては、第1乃至第5円
盤30,31,32,33,34が相互に間隔をあけて
配置されているが、これ等は相互に密着して配置されて
いてもよく、その場合には、その間に絶縁板を挿入す
る。
【0050】第3実施形態の入力装置Cの作用は、第1
乃至第5リミットスイッチ35が第1乃至第5円盤3
0,31,32,33,34の外周面の導電体D1を電
気的に検出することを除き、第1実施形態の入力装置A
の作用と同一である。
【0051】上述した第1乃至第3実施形態において
は、操作軸が操作盤に対して傾動可能に設けられている
ものとして説明したが、本発明においては、操作軸は少
なくとも中心軸線を中心として回転可能であればよく、
操作軸が操作盤に対して傾動不能に設けられていてもよ
い。
【0052】信号出力手段は、検出部分のみを検出する
ものとして説明したが、非検出部分をも検出して、検出
精度を高めることも可能である。
【0053】又、5つのロータ及び5つの信号出力手段
が使用されたものとして説明したが、ロータ及び信号出
力手段が対応してそれぞれ設けられれば、その数は任意
である。別のロータ及び信号出力手段を更に追加すれ
ば、操作軸1の1回転における回転位置の判別に関する
分解能を更に高くすることができる。
【0054】更に、第1乃至第5ロータを、上下逆に、
即ち、下方からこの順序で配置し、その直径を、第5ロ
ータから第1ロータに向かって順次小さくしてもよい。
このように構成すれば、操作軸1の下端に近接するに従
って、ロータの外径を小さくし、取付けスペースの有効
利用を図ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、操作軸と一体に
回転するよう、複数のロータを操作軸に設け、これ等の
ロータは、同数の検出部分及び非検出部分を交互に有
し、且つ、検出部分の数が相互に異なっており、少なく
とも前記検出部分を検出して2進信号を出力する複数の
信号出力手段を、複数のロータに対応してベースに設け
ているので、複数の信号出力手段から出力される2進信
号に基づいて、操作軸の回転位置を正確に判別すること
ができ、しかも、ロータの直径を大きくすることなく、
操作軸の回転位置の判別に関する所望の分解能を得るこ
とができ、しかも、特定の分解能を有するように構成さ
れた後に、この分解能を容易に高めることが可能であ
る。また、連結手段によってベースの操作盤に対する回
転が阻止されるので、操作軸が操作盤に対して傾動可能
に設けられた装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による入力装置が組み込
まれたゲーム機を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態による入力装置の斜視
図。
【図3】本発明の第1実施形態による入力装置の正面
図。
【図4】図3に示した装置の底面図。
【図5】図3に示した装置の右側面図。
【図6】本発明の第1実施形態による入力装置の部分縦
断面図。
【図7】本発明の第1実施形態による入力装置における
第1カムを示す平面図。
【図8】本発明の第1実施形態による入力装置における
第2カムを示す平面図。
【図9】本発明の第1実施形態による入力装置における
第3カムを示す平面図。
【図10】本発明の第1実施形態による入力装置におけ
る第4カムを示す平面図。
【図11】本発明の第1実施形態による入力装置におけ
る第5カムを示す平面図。
【図12】本発明の第1実施形態による入力装置に組み
合わせて使用されるクリック機構を示す平面図。
【図13】本発明の第2実施形態による入力装置の概説
図。
【図14】本発明の第3実施形態による入力装置の概説
図。
【符号の説明】
A:本発明の第1実施形態による入力装置 B:本発明の第2実施形態による入力装置 C:本発明の第3実施形態による入力装置 1:操作軸 R1,R2,R3:ロータ D1:検出部分 D2:非検出部分 3,4,5,6,7:カム 3a,4a,5a,6a,7a:カム溝 3b,4b,5b,6b,7b:突部 S1,S2,S3:信号出力手段 8,9,10,11,12:リミットスイッチ 19:連結手段 37:ベース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 13/00 - 13/12 G01D 5/00 H01H 19/00 H03M 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸線を中心として回転可能にベース
    に設けられた操作軸と、 前記操作軸と一体に回転するよう、前記操作軸に設けら
    れ、同数の検出部分及び非検出部分を交互に有し、且
    つ、前記検出部分の数が相互に異なる複数のロータと、 前記複数のロータに対応して前記ベースに設けられ、少
    なくとも前記検出部分を検出して2進信号を出力する複
    数の信号出力手段とを具備したゲーム機の入力装置にお
    いて、 前記操作軸は、操作盤に対して任意の方向に傾動可能で
    あり、 前記ベースは連結手段を介して前記操作盤に対して回転
    不能に連結されている ことを特徴とするゲーム機の入力
    装置
  2. 【請求項2】 前記複数のロータの第1番目のロータか
    ら第n番目のロータの各々における前記検出部分及び非
    検出部分の総数Nは、式N=2i(但し、iは1からn
    までの自然数である)を満たしていることを特徴とする
    請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータの各々は、前記検出部分及び
    非検出部分として、一方はカム溝が、他方は突部が外周
    面に形成された円盤型カムから構成されており、 前記信号出力手段の各々は、前記カム溝及び前記突部に
    接触することによってオンオフされるリミットスイッチ
    から構成されている ことを特徴とする請求項1又は2
    記載の装置。
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