JPH11313811A - 磁気共鳴イメ―ジング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメ―ジング装置

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JPH11313811A
JPH11313811A JP11068032A JP6803299A JPH11313811A JP H11313811 A JPH11313811 A JP H11313811A JP 11068032 A JP11068032 A JP 11068032A JP 6803299 A JP6803299 A JP 6803299A JP H11313811 A JPH11313811 A JP H11313811A
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Isamu Takekoshi
勇 竹越
Masato Saegusa
正人 三枝
Mitsuru Onuma
満 大沼
Atsushi Ninomiya
篤 二ノ宮
Atsushi Katayama
淳詞 片山
Shigeru Sato
茂 佐藤
Tsuneo Maeda
常雄 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査者の圧迫感や不安感を軽減し、医師等が
検査台状の被検査者に容易に接近することができ、被検
査者への対応や必要に応じ治療器具を使用した治療を検
査と同時に行うことができるMRI装置を提供する。 【解決手段】 検査台の上面と天井部の下面とで計測空
間を構成し、この計測空間の側面すなわち検査台の両側
面に支柱を設け、この支柱で検査台と天井部とを繋ぐ構
成とし、その測定空間に関し、少なくとも前面側の上記
左右支柱間を開放した構造とする。 【効果】 計測空間の周囲には、医師等が接近するのに
障害となるものが無いため、検査台の左右両方に医師等
が位置することができ、被検査者により近く接近するこ
とができるので、被検査者への対応や必要に応じ治療器
具を使用した治療を検査と同時に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメージ
ング装置(以下、MRI装置という)に係り、特に使い
易さの基本となる被検査者への配慮や、被検査者に医療
を施す医師や検査業務を行う技師等(以下医師等とい
う)の操作性の改善をしたMRI装置である。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、核磁気共鳴(NMR)現
象を利用し、被検査者の検査部位における断層画像を
得、診断に供するようにしたものである。係るMRI装
置は被検査者の検査部位にNMR現象を生じさせるため
に、強い磁場を発生させその磁場内に被検査者の検査部
を入れることが必要となる。
【0003】従来のMRI装置は、強磁場内にトンネル
のような穴を形成し、この穴に被検査者を入れるものが
一般的であった。このトンネル型MRI装置として、特
開平6−78893号公報、USP4629989号、
USP.Des283729号、USP.Des300
849号、USP.Des325632号、USP.D
es347063号に記載されているような装置が挙げ
られる。トンネル型MRI装置は強磁場を発生しやすい
が、狭い穴内に被検査者を入れなければならず、検査し
にくい問題があった。なお、特開平6−78893号公
報の図4には、ケーシングされた状態が示されている
が、この装置は、被検査者を入れる穴を左右方向に広げ
たものであり、被検査者を穴に入れた後の検査のしにく
さは解決されていない。トンネル空間を使用しない物と
して特開昭62−26052号公報に記載されているよ
うな計測空間の一方側面を開放したMRI装置が挙げら
れる。しかし、このMRI装置は、計測空間の一方の側
面が開放されているが、他の側面が壁となっている。こ
のため、この装置は、被検査者を検査時に計測空間に挿
入する際に、被検査者に圧迫感や不安感を感じさせ、閉
所恐怖症の人を正しく検査することが困難なことが多か
った。被検査者に与える圧迫感や不安間を軽減するもの
として、特開平1−146530号公報、USP.De
s313073号に記載されているような天井と検査台
とを4本の支柱で支持することにより、各支柱間を開放
したMRI装置が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】天井と検査台とが4本
の支柱で支持されている前述のMRI装置は、4方向が
開放されたことにより患者に閉所恐怖症的反応を起こさ
せないようにしているが、検査中の患者に対する治療に
ついては何も配慮されていない。一方、医師等が検査中
に同時に治療を行いたいとの要求が高まり、特に被検査
者が救急患者である場合、検査と同時に他の手当を行う
必要がある。この場合左右両側から医師等が被検査者に
接近することが必要となる。しかし、従来のMRI装置
ではこのようなことが不可能であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のMRI装置で
は、検査台の上面と天井部の下面とで計測空間を構成
し、この計測空間の側面すなわち検査台の両側面に支柱
を設け、この支柱で検査台と天井部とを繋ぐ構成とし、
この測定空間に関し、少なくとも前面側の前記左右支柱
間を開放した構造とした。
【0006】前記構成で検査台の左右両方に医師等が位
置することができ、被検査者への対応や必要に応じ治療
器具を使用した治療を検査と同時に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施形態を図1乃
至図3に示す。図1はMRI装置のほぼ前方から見た斜
視図である。被検査者はベット10に乗せられ、検査台
40に送られる。検査台40で磁気共鳴現象を利用した
既に知られている方法を利用して検査が行われ、図示さ
れていない中央操作装置の表示部に画像として検査結果
が表示される。
【0008】ベッド10は、ベッド本体14とその上に
配置された天板12とベッドの足18とから構成されて
いる。ベッド本体14はその両サイドに柔らかい材料、
例えば、発泡ウレタン、スポンジ、ゴム等(以下軟質材
という)で作られたベッド側部16が設けられており、
被検査者がベッド10に登る際、医師等が作業する際、
怪我を防止したり、または患者をストリッチャ20に乗
せ、ストリッチャ20をベッド10に横付けする際に衝
突の衝撃を柔らげたりする。被検査者をベッドに乗せた
後、図1〜図3に示す左右操作部72、74と後部操作
部76あるいは図示しない中央操作装置の何れかにより
操作されることで天板12が前後左右に移動し、被検査
者を検査台40に正確に送り込む。ベッドの足18はベ
ッド本体14に対し断面積が小さくしかも中心部に位置
しており、ベッド本体14に対し引っ込んでつまり凹ん
でいる。このため医師等の移動に対し医師等の足の移動
空間が十分確保でき、検査作業が容易になる。
【0009】検査台40の上面と天井部70の下面が対
向しており、検査台40と天井部70にはそれぞれ向い
合う配置でその内部に傾斜磁場コイルや照射コイル、受
信コイル、磁極が設けられている。検査台40は中央に
ベッド10とつながるベッド接続部42を有し、ベッド
接続部42の両サイドと左右支柱62、64との間の検
査台40の外周面46と48は、検査台の中心41をそ
の中心とする略円形に近い曲面となっている。これによ
り被検査者を右側面46あるいは左側面48の両方から
医師等が必要に応じ移動させることが可能となり、また
被検査者が看護や治療を必要とする場合、左右側面4
6、48から酸素マスクや点滴器具など必要な治療器具
を持ち込むことが可能となる。また検査台40は円形を
基本とする形状をしているが、ベッド接続部42は円形
検査台とベッド10とのつながりを正確に行い、被検査
者の移動の際、被検査者に掛る負担を少なくするよう、
ベッド側面は直線的になっている。
【0010】検査台40の上部周辺は斜めにカットされ
たカット部52が設けられ、このカット部52は軟質材
で構成されている。これにより医師等や被検査者が検査
台40の縁で怪我をすることを防止でき、かつ、医師等
が容易に被検査者に接近することができる。また検査台
40の下部は引っ込んだ形状つまり凹み54が設けられ
ており、被検者の検査中に検査のためあるいは被検査者
に治療などを施すための医師等の足元の空間を確保し、
作業のための移動などの動きを容易にする。
【0011】天井部70は前面部および両サイドがほぼ
円形の形状をしており、計測空間の開放度が高くなり、
被検査者に与える圧迫感を少なくできる。また大きく開
放しているので上述の医師等の作業が容易である。天井
部70の下面周辺部は斜めにカットされ、かつ軟質材で
作られたカット部82が設けられ、医師等が作業中に頭
部をぶつけても怪我をしないように配慮されている。
【0012】検査台40と天井部70は左右両方に設け
られた右支柱62と左支柱64でつながり、これら支柱
内には検査台40と天井部70の内部に、図示しないが
それぞれ設けられた磁極をつなぐ磁気回路が構成されて
いる。検査台40の外周と左右支柱62、64の外周の
検査台40との間に空間ができるよう左右支柱62、6
4を検査台40から左右に離しているので、左右支柱6
2、64の外周の内側と、検査台40と天井部70とに
挟まれた計測空間の外周との間に、更にそれぞれ空間6
6と68が生じ、またそれら空間底部にサイドテーブル
76、78が設けられており、被検査者に開放感を感じ
させると共に、被検査者を治療する場合、治療器具を置
く場所が確保でき、また医師等の作業が容易になる。こ
れら空間66や68の左右支柱62、64の内側または
サイドテーブル76、78に照明設備61、63を取り
付けることも可能であり、空間内を明るくすることで被
検査者の圧迫感を柔らげることができ、また医師等の作
業が容易となり、誤作業を防止できる。天井部70の外
周、ベッド10の方向である前面と右支柱62との間に
右操作部72、一方、前面と左支柱64との間に左操作
部74、また図3に示す後方部に後方操作部75を設け
た。これにより医師等が検査台40の右側や左側または
後方にいた場合でもそれぞれの位置の操作部でベッド1
0の移動操作や検査開始や中断などの操作を行うことが
できる。
【0013】図3に示すごとく、検査台40と天井部7
0とにより作られる空間は後方においても広く開放され
ており、この開放は左右支柱62、64の間を広くえぐ
ることで作られる。つまり検査台40と天井部70の後
方部外周が外側から内に向かって凹状71、73になっ
ているため、後方から検査台40の中心までの距離が短
くなり、計測空間内に向かっての作業が容易になる。
【0014】天井部70の下面外周前面に位置関係の基
準となる光線を出す中央ライトマーカ92、左右支柱6
2、64にサイドライトマーカ94、96が取付けられ
ている。
【0015】図4は医師等が椅子に腰掛て検査業務を行
っている図である。医師等の方から頭がほぼ検査台40
の上面と天井部70の下面とでできる計測空間内に入る
ように、検査台40の上面高さL1を600mmから7
50mmの間の値にしている。また天井部70の下面の
高さを1285mmとしているが1285mmから15
50mmが望ましい。検査結果である画像の解像度を上
げるには検査台40との間隔が狭い方がよく、1285
mmとしている。検査台上面と天井部下面とにより作ら
れる計測空間の高さを400mmから435mmの間の
値にしている。理由は被検査者が検査台40に横たわ
り、両手を動かせる幅である。この幅が広くなると動き
易くなるが、検査精度が低下する。
【0016】検査台40と天井部70の外周にそれぞれ
カット部52、82を設けているのでこれら外周角にぶ
つけ怪我をするのを防止できる。また足元に凹み54が
設けてあるので足の爪先をぶつけることがない。図5は
医師等がサイドに立って作業している図で、天井部70
の外周が斜めにカットされているので、検査台40の内
部まで良く見え、これにより作業が容易となる。この切
欠きは左サイド82に示すように斜めに外周の全周に渡
ってカットしても良く、また右サイドに他の実施形態と
して示すごとく全周に渡って丸みを付けても良い。図5
で傾斜角300では40度から75度の範囲が良い。丸
みを付ける場合は半径50mmから80mmが望まし
い。
【0017】図6は検査台40のサイドに医師等が立っ
た状態を示す。検査台40の中心は測定空間の中心とな
り、被検査者の検査部をこの中心41に位置させること
が望ましい。この状態で医師等は完全に左右両サイドに
位置することが可能であり、いろいろな作業を効率良く
行える。ライトマーカ92、94、96はベッドの基準
位置141および計測空間の基準位置41を正確に光に
より指示する。被検査者をベッドの基準位置141で位
置合わせし、その後自動的に移動させると計測空間の基
準位置に略来るはずである。しかし被検査者が自分で動
くとその分ずれができてしまう。この場合、医師等は計
測空間の基準位置と再度位置合わせを行う必要が生じる
が、ライトマーカ92、94、96計測空間の中心位置
まで、指示できるので、被検査者の位置修正が容易にか
つ正確に行うことができる。
【0018】図7は検査台40の横に医師等が立った場
合の作業範囲を示す図である。検査台40の高さが10
00mmの場合作業ライン202の範囲、つまり医師等
から600mmの範囲で作業でき、検査台40の高さが
800mm程度になると作業範囲が作業ライン204の
範囲、つまり医師等から1000mmまで拡大する。本
発明の実施形態では検査台40の高さが600mmから
750mmの範囲の値となっているので、作業範囲が広
くなる。上記実施形態では検査台40の中心よりさらに
奥行き方向に手が届くこととなり、いろいろな作業に対
応できる。
【0019】図8は同様に検査台40の後方に医師等が
立って作業している状態を示す。検査台40の高さが1
000mmの場合、図7と同様、作業範囲が作業ライン
206、つまり医師等から600mmの範囲である。一
方、検査台40を約800mmにすると作業ライン20
8、つまり1000mmの範囲に拡大する。本実施形態
では図7で説明の通り、検査台40を600mmから7
50mmの範囲内の値を取っているので作業ライン20
8つまり医師等から1000mmの範囲まで作業可能で
ある。図8に示すごとく後方が内側に凸の形状をしてい
るので作業範囲がさらに広がる。
【0020】図9と図10は他の実施形態である。検査
台40の前面部分はベッド10につながる。検査台40
の両サイド後方に左右支柱62、64が設けられ、この
左右支柱62、64により検査台40と天井部70を繋
ぐ。検査台40と天井部70の対向する部分にはそれぞ
れ磁極、傾斜磁場コイル、照射コイル、受信コイルが内
蔵されている。上記それぞれの磁極は上記左右支柱6
2、64の内部に作られた磁気回路を介して電磁気的に
つながっている。検査台40の両サイドが開放されてお
り、先の実施形態と同様、医師等は被検査者に検査のた
めの作業を行うと共に必要に応じ治療を施すことが可能
である。また検査台40の両サイドの周辺から、検査台
40中心までの距離が750mmになっているが500
mmから750mmが望ましい。この範囲であれば左右
前後から手が届き治療が行いやすくなっている。
【0021】後方も開放されており、後方からも医師等
は作業や必要な治療を行うことができる。後方の開放幅
を広くするため、左右支柱62、64の幅つまり外周か
ら外周の幅が1010mmの値にしている。また天井部
70は前面が薄くなっている。これは前面を軽くするの
みでなく、磁極の磁気分布を均一に近い値にするため磁
極を前方側で薄くするためである。
【0022】図11は操作部の詳細を示す。LED表示
部110には、検査台40とベッド10との位置的ずれ
つまり左右のずれや高さのずれを数字で表示する。操作
キー102はベッド10を操作するキーでLEFTキー
とRIGHTキーは左右に移動するためのキーで移動方
向を示すため表示127、129が点燈する。また検査
台の中心41とベッド10の中心が一致すると表示12
7が点燈する。
【0023】キー102のUPあるいはDOWNキーを
操作するとLED表示の検査台124とベッド125と
の高さ関係を表示131と130で表示する。表示13
0は検査台40とベッド10の高さが略等しい時に表示
される。一方表示131はベッド10が検査台40に対
し下方にあるか、下方へ移動するモードであることを表
示する。
【0024】キー103は緊急検査停止を指示するキー
で、キー104はライトマーカ92、94、96の点燈
や消灯および基準位置表示セットの解除を行う操作キー
である。キー105は照明装置61、63の点燈や消灯
を行うキーである。キー106はベッド10の制御のた
めのキーで被検査者の検査台40への送りこみや検査台
40から外へ出す作業を行う。キー107はこの被検査
者の出入りの自動制御キーである。キー108は磁気共
鳴操作の準備完了、開始、などの操作キーである。キー
配列の一定順序、ここでは上より被検査者の位置合わせ
に関する操作キー104やライト点燈制御キー105が
配置され、次にベッド操作キー102、106、107
が配置され、さらにその次に磁気共鳴操作およびスキャ
ンキー108が配置されている。ベッド10の位置制御
には左側の検査台40とベッド10の相対位置関係が数
字で120に表示されるとともに操作し次内容が表示1
27、129、131などで図式的に表示されるので、
操作内容を確認でき、誤動作を防止できる。
【0025】本発明の更に他の実施形態として、検査台
40の中心に対し左右支柱62、64を後方にずらせる
のではなく、前方つまりベッド10側にずらせてもよ
い。この場合、図6で示すようにデベッド11が検査台
40に入るとき、少し圧迫感が増すこともあるが、一旦
入ると視野の範囲は開放度が増すので検査中の圧迫感は
逆に減少する。また被検査者が同時に治療を必要とする
場合、検査中は後方が大きく開いているので、必要器具
を両サイドと後方から検査台40に近づけることがで
き、作業が容易で、更に効率も向上する。
【0026】
【発明の効果】上記構成で検査台の左右両方に医師等が
位置することができ、検査が能率的に行われると共に、
被検査者への対応や必要に応じ治療器具を使用した治療
を検査と同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるMRI装置を略前面
の方から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態であるMRI装置本体の正
面図である。
【図3】本発明の一実施形態であるMRI装置本体の前
方斜視図である。
【図4】医師等が椅子に腰掛て検査作業を行っている側
面図である。
【図5】医師等がMRI装置の側方からの検査作業を示
す正面図である。
【図6】医師等がMRI装置の側方からの検査作業を示
す平面図である。
【図7】医師等がMRI装置の側方からの検査作業範囲
を示す平面図である。
【図8】医師等がMRI装置の後方からの検査作業範囲
を示す平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す前方斜視図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態を示す後方斜視図で
ある。
【図11】本発明の一実施形態であるMRI装置の操作
部を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ベット 12 天板 40 検査台 41 検査台の中心 52,72 カット部 61,63 照明装置 62,64 支柱 70 天井部 72,74,76 操作部 92,94,96 ライトマーカ 102,106,107 ベッド操作キー 110 LED表示部 202,204,206,208 作業ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二ノ宮 篤 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 片山 淳詞 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 佐藤 茂 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 前田 常雄 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界を発生するための一方の磁極を内部
    に有し、その上面に形成された第1の面と、検査台外周
    面とを有する外観形状を備えた検査台と、 磁界を発生するための他方の磁極を内部に有し、その下
    面に前記第1の面と対向して配置された第2の面と、天
    井部外周面とを有する外観形状を備えた天井部と、 前記第1の面と前記第2の面との間に形成された第1の
    空間と、 前記検査台と前記天井部との左右両側に配置された一対
    の支柱とを備え、 前記一対の支柱は、それぞれ外周面を有していて、これ
    らの支柱外周面が前記検査台外周面と前記天井部外周面
    とに接する外観形状となっていると共に、前記一対の支
    柱は、その内部に前記一方の磁極と前記他方の磁極とを
    つなぐ磁気回路を有しており、 前記一対の支柱の各外周面の前面側と前記天井部の外周
    面とが接している位置を、前記天井部の両サイドの後方
    に位置させることにより、前記天井部の前面と前記天井
    部の前面側の両サイド及び前記第1の空間の前面と前記
    第1の空間の前面側の両サイドを開放し、 前記天井部外周面は、前記一対の支柱の前面側の各外周
    面と前記天井部外周面とが接している部分より前面側に
    略円弧状の連続した面を有し、 前記検査台は、前記外周面の床面と接する部分が内側に
    凹んでいる外観を備えていることを特徴とする磁気共鳴
    イメージング装置。
  2. 【請求項2】 磁界を発生するための一方の磁極を内部
    に有し、その上面に形成された第1の面と、検査台外周
    面とを有する外観形状を備えた検査台と、 磁界を発生するための他方の磁極を内部に有し、その下
    面に前記第1の面と対向して配置された第2の面と、天
    井部外周面とを有する外観形状を備えた天井部と、 前記第1の面と前記第2の面との間に形成された第1の
    空間と、 前記検査台と前記天井部との左右両側に配置された一対
    の支柱とを備え、 前記一対の支柱は、それぞれ外周面を有していて、これ
    らの支柱外周面が前記検査台外周面と前記天井部外周面
    とに接する外観形状となっていると共に、前記一対の支
    柱は、その内部に前記一方の磁極と前記他方の磁極とを
    つなぐ磁気回路を有しており、 前記一対の支柱の前面側の各外周面と前記天井部の外周
    面とが接している位置を、前記天井部の両サイドの後方
    に位置させることにより、前記天井部の前面と前記天井
    部の前面側の両サイド及び前記第1の空間の前面と前記
    第1の空間の前面側の両サイドを開放し、 前記検査台は、前記外周面の床面と接する部分が内側に
    凹んでいる外観を備えていることを特徴とする磁気共鳴
    イメージング装置。
  3. 【請求項3】 前記検査台の外周面は、前記第1の平面
    よりも大きく形成され、前記第1の平面と前記検査台の
    外周面との間で、上に向かうにつれて内側に向かう傾斜
    面を有する外観を備えていることを特徴とする請求項1
    または2記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】 前記天井部の外周面は、前記第2の平面
    よりも大きく形成され、前記第2の平面と前記天井部の
    外周面との間で、下に向かうにつれて内側に向かう傾斜
    面を有する外観を備えていることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 【請求項5】 前記検査台は、その外周面の前面側にベ
    ッド接続部を有し、該ベッド接続部の両サイドと前記左
    右の支柱との間の外周面が、検査台の中心をその中心と
    する略円形に近い曲面を有していることを特徴とする請
    求項1ないし4のうちいずれか1記載の磁気共鳴イメー
    ジング装置。
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