JPH11313607A - 微塵切り茶生葉の評価装置 - Google Patents

微塵切り茶生葉の評価装置

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JPH11313607A
JPH11313607A JP13779398A JP13779398A JPH11313607A JP H11313607 A JPH11313607 A JP H11313607A JP 13779398 A JP13779398 A JP 13779398A JP 13779398 A JP13779398 A JP 13779398A JP H11313607 A JPH11313607 A JP H11313607A
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JP
Japan
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tea leaves
cell
fresh tea
raw tea
freshly cut
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Pending
Application number
JP13779398A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Sugimoto
芳樹 杉本
Mitsuo Takahashi
光夫 高橋
Hiroto Suzuki
弘人 鈴木
Jiro Warashina
二郎 藁科
Hideaki Masuda
英昭 増田
Yasuhiko Suzuki
保彦 鈴木
Sanehiro Yano
修弘 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shizuoka Seiki Co Ltd
Terada Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
Terada Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より精度の良い評価をするために、各サンプ
ル茶生葉の粒度を一定にし、セル内の茶生葉の密度も一
定にすることを課題としている。 【解決手段】 茶生葉の微塵切り装置と、サンプル茶生
葉を微塵切り装置へ投入する手段と、微塵切りしたサン
プル茶生葉を充填するセルと、セルへみじん切りしたサ
ンプル茶生葉を充填する手段と、近赤外線分析装置と、
セルを近赤外線分析装置へ装填する手段とより構成す
る。 【効果】 サンプル茶生葉を一定の粒度に微塵切りする
ことができ、測定用のセルの隅々まで一定の密度で充填
することができるので、精度の高い評価をすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製茶工場に入荷さ
れた茶生葉の品質を評価するための装置に関するもので
あり、詳しくは、精度の高い評価結果を出すための装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】古来から茶生葉の評価を人間の五感
(視、聴、臭、味、触)により行っていた。製茶工場に
搬入される茶生葉の荷口は、1日に400から500も
の数になり、荷口ごとにサンプルを採取する。荷受け終
了後に専門の熟練した評価員数人により、サンプルが並
べられて茶生葉の善し悪しの評価がされる。サンプルを
取らず、その場で即刻評価する方法もある。いずれの方
法においても、茶生葉の評価は、人間の主観だけであ
り、評価員は熟練した技能を要する。しかし、この熟練
した評価員でも、その日の体調等によって、評価が変わ
ってしまい、評価するには、時間もかかる。従って、早
く、正確に、客観的な評価を数値で表現すること必要が
ある。この茶生葉の評価値は、茶生葉の生産農家の収入
金額を左右しており、農業経営の上で最も重要な事柄で
ある。
【0003】そこで、近年、茶生葉の品質を評価する手
段として、近赤外線分析装置が用いられている。この近
赤外線分析装置で精度高く評価するためには、サンプル
用の茶生葉を採取し、微塵切りをしてから、セルに充填
し、セルを近赤外線分析装置に装填してから分析をしな
ければならない。サンプル用の茶生葉を製茶ラインから
採取するサンプリング装置、茶生葉を微塵切りする微塵
切り装置、近赤外線分析装置はそれぞれ存在するが、そ
れぞれの装置への出し入れは、作業者が行っていた。近
赤外線分析装置によって茶生葉の分析をする場合、茶生
葉の大きさ、セル内の茶生葉の密度をすべて同じにしな
ければならない。1日に、400から500個のサンプ
ル茶生葉があり、1つのサンプル茶生葉に1、2分かか
るとすると、全部で10時間程度かかることになる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】従来のように、作
業者が茶生葉を微塵切り装置へ投入すると、茶生葉が塊
になったり、投入に勢いがついたり(圧力がかかった
り)して、微塵切り装置への投入状態がそれぞれ変わ
る。すると、一定時間で微塵切りを行う場合に、微塵切
りされた茶生葉の粒度がばらつくという問題点があっ
た。また、サンプル茶生葉の粒度が略一定であっても、
作業者がセルへ投入する時に、サンプル茶生葉を塊にし
たり、投入に勢いをつけたり(圧力をかけたり)、セル
の一部にだけサンプル茶生葉を入れ、セルの隅にサンプ
ル茶生葉がなかったりするという問題点があった。一人
の作業者が行っても上記のようにサンプルの状態が変わ
ってしまうが、複数の作業者が行うと個人差も加わっ
て、更に大きく変わってしまう。本発明は、より精度の
良い評価をするために、各サンプル茶生葉の粒度を一定
にし、セル内の茶生葉の密度も一定にすることを課題と
している。
【0005】また、サンプル茶生葉を微塵切り装置へ投
入すること、微塵切りしたサンプル茶生葉をセルの隅々
まで充填すること、セルを近赤外線分析装置へ装填する
ことを、1日に400から500個、複数人で分担して
も数100個程度作業者が行うのはとても大変な労働で
ある。近年、製茶工場でも作業者が減少しており、作業
者の労働を軽減することを課題としている。
【0006】一方、茶生葉の評価には、茶生葉の外観も
一つの要素であり、茶生葉があまり重なっていない状態
で、外観を調査することを課題としている。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本発明の微塵切り茶生葉の評価装置においては、次
のような手段をとる。茶生葉の微塵切り装置と、サン
プル茶生葉を微塵切り装置へ投入する手段と、微塵切り
したサンプル茶生葉を充填するセルと、セルへみじん切
りしたサンプル茶生葉を充填する手段と、近赤外線分析
装置と、セルを近赤外線分析装置へ装填する手段とより
構成する。上記の、サンプル茶生葉を微塵切り装置
へ投入する手段に、振動コンベヤを用いる。上記
の、サンプル茶生葉を微塵切り装置へ投入する振動コン
ベヤに、CCDカメラを設ける。上記、又は
の、微塵切りしたサンプル茶生葉をセルへ充填する手段
に、振動コンベヤを用いる。上記、、又は
の、微塵切りしたサンプル茶生葉をセルへ充填する手段
を、微塵切りしたサンプル茶生葉をセルに投入する手段
と、セルを振動させる手段とより構成する。上記、
、、又はのセルを近赤外線分析装置へ装填する
手段を、セルの保持機構と、保持機構を近赤外線分析装
置へ移動させるシフト機構とより構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】上記のように構成された微塵切り
茶生葉の評価装置を起動すると、サンプル茶生葉を振動
コンベヤ上でほぐしながら搬送する。微塵切りしていな
い茶生葉が分散されて、重なっていない茶生葉を、CC
Dカメラにより撮影し、形、色等を認識する。その後、
一定スピードで微塵切り装置へ投入し、サンプル茶生葉
を微塵切り装置で微塵切りし、該サンプル茶生葉を振動
コンベヤで一定のスピードでセルへ投入し、セルを振動
させて、セルの隅々まで一定の密度で充填する。サンプ
ル茶生葉を充填したセルを近赤外線分析装置へ移動し
て、装填した後、分析、評価する。
【0009】
【実施例】実施例について、図面を参照して説明する。
1は、微塵切り装置であり、茶生葉を微塵切りするため
の装置である。本実施例の微塵切り装置1は、上部の投
入口より投入し、下部の排出口より排出する。微塵切り
の粒度は必要に応じて変更可能である。2は、近赤外線
分析装置であり、微塵切りした茶葉が入っているセル3
を装填すると、茶葉の含水率、成分(窒素量、繊維量)
等を測定する。4は、サンプル茶生葉5を微塵切り装置
1へ投入する振動コンベヤであり、モータ(図示しな
い)により駆動している。この振動コンベヤ4上に、C
CDカメラ7が設置されており、このCCDカメラ7で
振動コンベヤ4上のサンプル茶生葉5を撮影し、CCD
カメラ7で撮影する部分にはカバー8が備えられてい
る。この振動コンベヤ4の排出口を微塵切り装置1の投
入口へ臨ませて設置する。
【0010】10は、微塵切りされたサンプル茶生葉を
セル3へ充填する振動コンベヤである。微塵切り装置1
の下部へ設置し、微塵切り装置1より排出されたサンプ
ル茶生葉を受け、搬送する。本実施例では、セル3をの
せる台11を振動コンベヤ10のトラフ12に取り付け
てあり、振動コンベヤ10が振動すると台11及びセル
3が振動する。13は、セル3を近赤外線分析装置2へ
装填するロボットであり、保持機構14でセル3を保持
したまま、シフト機構15によりセル3を近赤外線分析
装置2内のセルの設置場所へ移動する。16は、微塵切
りした茶生葉を充填する予備のセルであり、ベルトコン
ベヤ17上に並んでいる。18は、コンピュータであ
り、CCDカメラ7で認識したデータや、近赤外線分析
装置2で得たデータを保存したり、解析して茶生葉の評
価をしたり、また、ロボット13の動作の制御を行う。
【0011】サンプル茶生葉を評価する時の動作を説明
する。まず、サンプル茶生葉5を、振動コンベヤ4に投
入する。投入時にはかたまっていたサンプル茶生葉5
が、振動コンベヤ4上を移動する途中でほぐされる。茶
生葉が重ならなくなったところで、CCDカメラ7で撮
影し、画像をコンピュータ18に取り込む。その後、サ
ンプル茶生葉5を振動コンベヤ4の排出口へ移動し、排
出口の下に設置された微塵切り装置1の投入口へ少しづ
つ投入する。サンプル茶生葉を微塵切り装置1であらか
じめ設定した粒度になるように均一に微塵切りした後
で、排出口から微塵切り装置1の下部に設置された振動
コンベヤ10上へサンプル茶生葉を排出する。微塵切り
したサンプル茶生葉を振動によりほぐしながら、少しづ
つ移動し、セル3へ充填する。この時、セル3も振動コ
ンベヤ10と一緒に振動しているため、隅まで隙間なく
均一な密度で、サンプル茶生葉が充填される。
【0012】サンプル茶生葉をセル3に充填した後、ロ
ボット13の保持機構14がセル3を保持し、シフト機
構15により近赤外線分析装置2のセル3の設置場所へ
移動し、保持機構14によるセル3の保持を解除し、セ
ル3を近赤外線分析装置2へ装填する。装填したセル3
に入っている茶生葉の含水率、成分(窒素量、繊維量)
等を近赤外線分析装置2により測定し、その結果をコン
ピュータ18に取り込む。コンピューター18の制御に
より、測定が終わったサンプル茶生葉が入っているセル
3をロボット13の保持機構14により保持し、シフト
機構15によりセル3を近赤外線分析装置2の外へ移動
し、保持を解除して近赤外線分析装置2からセル3を取
り出すこともできる。連続して行うために、空の予備の
セル16を並べておき、ロボット13が保持機構14で
セル16を保持し、台11へ移動させることもできる。
画像データ、近赤外線分析装置2による分析データをコ
ンピュータ18に取り込み、解析して、評価をする。
【0013】本実施例では、サンプル茶生葉を微塵切り
装置1へ投入する手段に振動コンベヤ4を用いたが、塊
をほぐしながら投入することができれば、他の手段でも
良い。また、本実施例では微塵切りしたサンプル茶生葉
をセル3へ投入する手段に振動コンベヤ10を用いた
が、塊をほぐしながら投入することができれば他の手段
でも良く、セル3の台11を振動コンベヤ10のトラフ
12に取り付けずに、図3のように、バイブレータ等の
別の駆動装置(図示しない)により振動させる台19を
設けてもよい。また、振動コンベヤ4,10のトラフ
6,12は他の形状でもよく、図5のような形状でもよ
い。セル3を近赤外線分析装置2へ装填する手段は、他
の搬送装置等の手段でも良い。サンプル茶生葉の形、色
等を評価するための要素に加えなければ、CCDカメラ
7を設置する必要はない。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果がある。
【0015】サンプル茶生葉を一定の粒度に微塵切りす
ることができ、測定用のセルの隅々まで一定の密度で充
填することができるので、精度の高い評価をすることが
できる。従来、作業者が行っていた作業を機械化するこ
とにより、個人差が解消され、測定精度が向上し、労働
負荷が軽減し、省力化につながる。CCDカメラでサン
プル茶生葉の形や色を認識し、そのデータを近赤外線分
析装置によるデータに加えることにより、更に一層精度
の高い評価ができる。人間の五感によらないことで、早
く、正確に、客観的な評価をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図。
【図2】実施例の一部斜視図。
【図3】微塵切りしたサンプル茶生葉をセルへ充填する
手段の斜視図。
【図4】トラフの形状の平面図。
【符号の説明】
1 微塵切り装置 2 近赤外線分析装置 3 セル 4 振動コンベヤ 5 サンプル茶生葉 6 トラフ 7 CCDカメラ 8 カバー 9 機枠 10 振動コンベヤ 11 台 12 トラフ 13 ロボット 14 保持機構 15 シフト機構 16 セル 17 ベルトコンベヤ 18 コンピューター 19 台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 弘人 静岡県榛原郡金谷町牛尾869−1 株式会 社寺田製作所内 (72)発明者 藁科 二郎 静岡県袋井市山名町4−1 静岡製機株式 会社内 (72)発明者 増田 英昭 静岡県袋井市山名町4−1 静岡製機株式 会社内 (72)発明者 鈴木 保彦 静岡県袋井市山名町4−1 静岡製機株式 会社内 (72)発明者 矢野 修弘 静岡県袋井市山名町4−1 静岡製機株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶生葉の微塵切り装置と、サンプル茶生
    葉を微塵切り装置へ投入する手段と、微塵切りしたサン
    プル茶生葉を充填するセルと、セルへみじん切りしたサ
    ンプル茶生葉を充填する手段と、近赤外線分析装置と、
    セルを近赤外線分析装置へ装填する手段とより構成する
    ことを特徴とする微塵切り茶生葉の評価装置。
  2. 【請求項2】 サンプル茶生葉を微塵切り装置へ投入す
    る手段に、振動コンベヤを用いることを特徴とする請求
    項1記載の微塵切り茶生葉の評価装置。
  3. 【請求項3】 サンプル茶生葉を微塵切り装置へ投入す
    る振動コンベヤに、CCDカメラを設けることを特徴と
    する請求項2記載の微塵切り茶生葉の評価装置。
  4. 【請求項4】 微塵切りしたサンプル茶生葉をセルへ充
    填する手段に、振動コンベヤを用いることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の微塵切り茶生葉の評価装置。
  5. 【請求項5】 微塵切りしたサンプル茶生葉をセルへ充
    填する手段を、微塵切りしたサンプル茶生葉をセルに投
    入する手段と、セルを振動させる手段とより構成するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の微塵切り
    茶生葉の評価装置。
  6. 【請求項6】 セルを近赤外線分析装置へ装填する手段
    を、セルの保持機構と、保持機構を近赤外線分析装置へ
    移動させるシフト機構とより構成することを特徴とする
    請求項1、2、3、4又は5記載の微塵切り茶生葉の評
    価装置。
JP13779398A 1998-05-01 1998-05-01 微塵切り茶生葉の評価装置 Pending JPH11313607A (ja)

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JP13779398A JPH11313607A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 微塵切り茶生葉の評価装置

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JP13779398A JPH11313607A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 微塵切り茶生葉の評価装置

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JPH11313607A true JPH11313607A (ja) 1999-11-16

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ID=15206992

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JP13779398A Pending JPH11313607A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 微塵切り茶生葉の評価装置

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JP (1) JPH11313607A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110961A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Suzuki Tekkosho:Kk 蒸茶葉の撮影装置

Cited By (1)

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