JPH11313135A

JPH11313135A - 携帯電話用の集音用パット

Info

Publication number: JPH11313135A
Application number: JP10117480A
Authority: JP
Inventors: Kunisada Harada; 邦禎原田
Original assignee: TOKAI DESIGN KK
Current assignee: TOKAI DESIGN KK
Priority date: 1998-04-27
Filing date: 1998-04-27
Publication date: 1999-11-09

Abstract

(57)【要約】従来の明瞭に送受信（効率的な集音）できる携帯電話
は、当該携帯電話装置の内部構造を変更する構成であ
り、特別な技術と、製造過程からの変更が必須条件とな
り事後の改良に図ること等の課題がある。またコスト面
と、自由な発想の基に個別に行うことは不可能であるこ
と等の別の課題も考えられる。【課題】本発明は、携帯電話の集音孔に取付けられる
集音用パットであって、当該集音用パットは、前記携帯
電話の集音孔を略包被する外郭部を有する構成の携帯電
話用の集音用パットである。従って、集音部に到達した
音声を確実に聴取できること、又は耳への良好な接触が
図れ、かつ違和感なく使用できること等の効果がある。
また集音部の音声を的確に集音し、使用者の耳に確実に
伝達できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話用の集音
用パットに関する。

【０００２】

【従来の技術】携帯電話（以下、電話とする。）は、そ
の機能の如く、送受信する場所を問わない。従って、こ
の送受信は、例えば、騒音のある所、人込み、やかまし
い所等では、大変に困ること、特に受信では、正確に聴
取できないときは問題となる。また後述するが如く、携
帯電話の小型化に伴う問題も発生している。

【０００３】上記のような状況に鑑み、その解決策とし
て先行技術文献をみると、(1)特開平4-335739号の携帯
型無線電話機があり、その目的、構成は、小型化に伴っ
てスピーカとマイクロフォンの間隔が、使用者の耳と口
の間隔に整合せず、送受信が良好でないことに鑑み、音
声の集音を、アンテナに設けた集音用透孔と、当該アン
テナの基部に設けたマイクロフォンで行う構成となって
いる。(2)特開平7-99536号の携帯電話装置のマイクの取
付構造があり、その目的、構成は、周囲の雑音を抑制
し、明瞭に送受信できる携帯電話装置のマイクの取付け
を目的とし、充電式バッテリの空間部位の前部集音孔の
正反対の位置に背部集音孔を設け、差動型マイクロホン
の第２のマイクロホン素子と通路を介して接続、背部集
音孔を発電部材に直接設ける構造である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記文献(1)、(2)は、
明瞭に送受信できる携帯電話を意図しており、この点に
おいては幾分類似する。しかし、両発明とも携帯電話装
置の内部構造を変更する構成であり、特別な技術を要
し、かつ製造過程からの変更が必須条件となる。従っ
て、特別な技術を要すること、又は製造後の改良は極め
て困難であること等の課題がある。また低コスト化を図
り、かつ自由な発想の基に個別に行うことは不可能であ
る課題も考えられる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、集音
用パットが、携帯電話の集音孔を略包被する構成とし
て、集音部に到達した音声を確実に聴取できること、又
は耳への良好な接触が図れ、かつ違和感なく使用できる
こと等を意図する。

【０００６】請求項１は、携帯電話の集音孔に取付けら
れる集音用パットであって、当該集音用パットは、前記
携帯電話の集音孔を略包被する構成の外郭部を有する携
帯電話用の集音用パットである。

【０００７】請求項２の発明は、外郭部による集音効果
が発揮できる構成とする。

【０００８】請求項２は、外郭部が突条となっている携
帯電話用の集音用パットである。

【０００９】請求項３の発明は、外郭部に特異性を持た
せる構成とする。

【００１０】請求項３は、外郭部が特異な形状となって
いる携帯電話用の集音用パットである。

【００１１】請求項４の発明は、耳に外郭部が優しくフ
ィットできる構成とする。

【００１２】請求項４は、外郭部が塩化ビニール等の軟
質部材で構成されている携帯電話用の集音用パットであ
る。

【００１３】請求項５の発明は、集音部の音声を的確に
集音し、使用者の耳に確実に伝達することを意図する。

【００１４】請求項５は、外郭部が集音孔を囲繞する構
成となっている携帯電話用の集音用パットである。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の集音用パットは、着脱自
在が理想であるので、例えば、外郭部又は平坦部に設け
た剥離紙を剥し、当該外郭部又は平坦部の粘着部を露出
し、携帯電話の集音孔を隠蔽しないようにして貼着す
る。従って、使用時、この外郭部に耳を密着することに
よって、当該耳の外耳道を略包被できる特徴があり、集
音部に達した音声を確実に聴取できること、及び耳への
騒音等の妨害音の進入防止ができること等の実益があ
る。

【００１６】尚、集音用パットは特異の形状をすること
により、ユニーク性、ファッション性、機能性等の向上
に役立つ特徴がある。また集音用パットを軟質部材で構
成することにより、耳への良好な接触が図れ、かつ当該
耳に的確に密着できることにより、良好・的確な聴取、
及び耳に対する密着度、包被度等の向上に役立つこと、
等の特徴がある。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。

【００１８】１は集音用パットで、この集音用パット１
は、携帯電話Ａの集音孔Ａ１を囲繞する大きさを有して
おり、例えば、その外郭部１１１が集音孔Ａ１の外側に
位置する大きさであって、当該集音孔Ａ１に伝達される
音声を洩らすことなく聴取できる構造となっている。
尚、この外郭部１１１に平坦部１１２を設ける構成もあ
る（図５参照）。この集音用パット１は塩化ビニール、
シリコンゴム等の軟質部材で構成し、前記の如く、耳Ｈ
への良好な接触、良好な聴取等が図れる。

【００１９】尚、外郭部１１１は、集音孔Ａ１を囲繞
し、集音効果を発揮できる構成が理想であり、例えば、
集音孔Ａ１の面積の小さい場合は図５の構成を採用す
る。また集音孔Ａ１が縦長の場合は図４の構成を採用す
る。即ち、当該集音用パット１は、例えば、集音孔Ａ１
の大きさ、形状等に対応して選択する。このように、集
音用パット１の大きさ、突条の高さ、突条の幅、色彩等
は自由であるが、集音性と密着性を考慮する。また集音
用パット１を数個セット販売すること、携帯電話Ａに製
造時に一体成形すること、等の他の構成も採用できる。

【００２０】

【発明の効果】請求項１の発明は、携帯電話の集音孔に
取付けられる集音用パットであって、当該集音用パット
は、前記携帯電話の集音孔を略包被する外郭部を有する
構成の携帯電話用の集音用パットである。従って、集音
部に到達した音声を確実に聴取できること、又は又は耳
への良好な接触が図れ、かつ違和感なく使用できること
等の効果がある。

【００２１】請求項２の発明は、外郭部が突条となって
いる携帯電話用の集音用パットである。従って、外郭部
による集音効果が発揮できる。

【００２２】請求項３の発明は、外郭部が特異な形状と
なっている携帯電話用の集音用パットである。従って、
外郭部に特異性を持たせ得る。

【００２３】請求項４の発明は、外郭部が塩化ビニール
等の軟質部材で構成されている携帯電話用の集音用パッ
トである。従って、耳に外郭部が優しくフィットでき
る。

【００２４】請求項５の発明は、外郭部が集音孔を囲繞
する構成となっている携帯電話用の集音用パットであ
る。従って、集音部の音声を的確に集音し、使用者の耳
に確実に伝達できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】携帯電話に取付けた一例を示す正面図である。

【図２】携帯電話に取付けた他の一例を示す正面図であ
る。

【図３】通話状態の一例を示す正面図である。

【図４】集音用パットの一例を示す正面図である。

【図５】集音用パットの他の一例を示す正面図である。

【図６】集音用パットのその他の一例を示す正面図であ
る。

【符号の説明】

１集音用パット１１１外郭部１１２平坦部Ａ携帯電話Ａ１集音孔Ｈ耳

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】携帯電話の集音孔に取付けられる集音用
パットであって、当該集音用パットは、前記携帯電話の
集音孔を略包被する外郭部を有する構成の携帯電話用の
集音用パット。
【請求項２】上記の外郭部が突条となっている請求項
１に記載の携帯電話用の集音用パット。
【請求項３】上記の外郭部が特異な形状となっている
請求項１に記載の携帯電話用の集音用パット。
【請求項４】上記の外郭部が塩化ビニール等の軟質部
材で構成されている請求項１に記載の携帯電話用の集音
用パット。
【請求項５】上記の外郭部が集音孔を囲繞する構成と
なっている請求項１に記載の携帯電話用の集音用パッ
ト。