JPH11313090A - 回線品質情報収集システム - Google Patents

回線品質情報収集システム

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JPH11313090A
JPH11313090A JP10132708A JP13270898A JPH11313090A JP H11313090 A JPH11313090 A JP H11313090A JP 10132708 A JP10132708 A JP 10132708A JP 13270898 A JP13270898 A JP 13270898A JP H11313090 A JPH11313090 A JP H11313090A
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JP
Japan
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JP10132708A
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Satoshi Matsunaga
聡 松永
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回線品質が長時間にわたり劣化した状態でな
く、回線品質の劣化が稀に発生する場合であっても、回
線品質が劣化したホップ区間を特定することができ、伝
送回線の適切な運用、保守を行なうことができる回線品
質情報収集システムを提供する。 【解決手段】伝送回線を通る信号のセクション区間また
はホップ区間ごとの回線品質情報データを子装置に送信
し、前記端局に設置される子装置は、セクション区間お
よびホップ区間の前記回線品質情報データを収集し、収
集されたセクション区間およびホップ区間の前記回線品
質情報データを親装置に送信し、前記中々局に設置され
る子装置は、前記ホップ区間の前記回線品質情報データ
を収集し、収集されたホップ区間の前記回線品質情報デ
ータを親装置に送信し、前記親装置は、前記子装置から
の前記回線品質情報データを前記伝送回線自体を通じて
収集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル・マイク
ロ波通信回線等、伝送回線の保守・障害解析のためのデ
ータ収集を行なう回線品質情報収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル・マイクロ波通信回線等、伝送
回線にあっては、伝送回線の保守・管理を行なう通信監
視制御装置(パフォーマンス・モニタリングシステムP
MS)が使用されている。この通信監視制御装置は、
(1)回線品質の評価、評定、及び保守のために伝送回
線の保守・障害解析用データを収集する機能、(2)同
線品質が劣化した区間の特定および回線品質が劣化した
原因を判定する機能、(3)障害の検知と障害警報を発
令する機能、(4)現用回線と予備回線を切り替えて情
報を収集する機能等を備える。
【0003】(1)の機能は、ライン・パフォーマンス
・モニタリング(LPM)機能と呼ばれ、伝送回路の信
頼性の維持、向上にとって重要な役割を担う機能であ
る。また、(2)の機能は、フォールト・ロケーティン
グ(FL)、及びデビエーション・アラーム(DA)機
能と呼ばれる。
【0004】以下、LPM機能、FL機能及びDA機能
を果たす構成を回線品質情報収集システムと呼ぶ。回線
品質とは、機器劣化によるハード的な障害のみならず、
マイクロ波の空中伝搬状態によって変化する伝送エラー
率、実行通信速度等を含む総合的な伝送品質を意味す
る。
【0005】収集された回線品質情報データは、任意の
解析対象期間、例えば一日間毎にまとめて、経時的ある
いは統計的に解析され、その結果は伝送回線の信頼性を
管理するための資料として利用される。
【0006】従来の回線品質情報収集システムは、伝送
回線の端末あるいは途中区間に設けられている複数の中
継局にあって、伝送回路を監視し、上記各種回線品質情
報を収集する子装置と、各子装置が収集した回線品質情
報データをさらに伝送回線を介して収集し、保守や障害
解析に役立つ情報にまとめる親装置とから成る。
【0007】ここで、LPM機能で扱うデータの対象と
なる伝送回線の区間は、“ホップ”と呼ばれる隣接する
中継局の一区間を複数区間まとめた“セクション”と呼
ばれる一つの大きな区間である。回線品質が劣化したホ
ップ区間の特定を行なうには、先ず、LPM機能により
収集した回線品質情報データから回線品質が劣化したセ
クション区間を特定する。次に、対象となる回線品質が
劣化したセクション区間に対してFL機能及びDA機能
を動作させることにより、回線品質が劣化したホップ区
間を特定するとともに回線品質が劣化した原因を判定す
る。つまり、 1LPM機能による回線品質が劣化したセ
クション区間の特定、 2FL機能及びDA機能による回
線品質が劣化したホップ区間の特定および回線品質が劣
化した原因の判定の2段階のデータ収集が必要とされて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の回線品質情報収
集システムでは回線品質が劣化したホップ区間の特定を
行なうために、前記したように2段階のデータ収集が必
要である。このホップ区間の特定方法の場合、回線品質
が劣化したセクション区間は、常時動作しているLPM
機能により直ちに特定可能であるが、回線品質が劣化し
たホップ区間は、FL機能及びDA機能が常時動作して
いないので直ちに特定できない。長時間にわたり回線品
質が劣化した状態れであればFL機能及びDA機能を動
作させた時に回線品質が劣化したホップ区間を特定する
とともに回線品質が劣化した原因を判定することが可能
であるが、回線品質の劣化が稀に発生する場合には、同
機能を動作させた時に回線品質が劣化したホップ区間を
特定することができない場合があるという欠点があっ
た。
【0009】一方、遠方監視制御装置の回線障害統計情
報の収集に関する技術が実開昭63−121937号公
報に開示されている。しかし、この技術は、遠方監視制
御装置の子局が親局に回線障害情報を定時刻毎に送信す
る方法に限定したものであり、また、欠損となった回線
障害統計情報の再収集方法、また、障害の発生している
回線の障害原因を判定する機能が含まれていない。
【0010】従来の回線品質情報収集システムでは、回
線品質が劣化したホップ区間の特定を行なうために、前
記したように2段階のデータ収集が必要である。これ
は、このホップ区間の特定方法の場合、回線品質が劣化
したセクション区間は、常時動作しているLPM機能に
より直ちに特定可能であるが、回線品質が劣化したホッ
プ区間は、FL機能及びDA機能が常時動作していない
ので直ちに特定できないことに起因する。
【0011】また、長時間にわたり回線品質が劣化した
状態であればFL機能及びDA機能を動作させた時に回
線品質が劣化したホップ区間を特定するとともに障害原
因を判定することが可能であるが、回線品質の劣化が稀
に発生する場合には、同機能を動作させた時に回線品質
が劣化したホップ区間を特定することができない場合が
あるという欠点があった。これは、回線品質の劣化が稀
に発生する場合には、LPM機能により回線品質の劣化
が検出できても、FL機能及びDA機能を動作させた時
に再び同一箇所で回線品質の劣化が発生するとは限らな
いからである。
【0012】そこで、本発明の目的は、回線品質が長時
間にわたり劣化した状態でなく、回線品質の劣化が稀に
発生する場合であっても、回線品質が劣化したホップ区
間を特定することができ、伝送回線の適切な運用、保守
を行なうことができる回線品質情報収集システムを提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明による回線品質情報収集システムは、次の
ような特徴的な構成を備えている。
【0014】(1)被監視回線である伝送回線が中継さ
れる伝送回線の端末に設けられた端局と、前記伝送回線
の途中区間に設けられた中々局”とから成る複数の局に
各々配置され、前記伝送回線の回線品質情報データを収
集して親装置へ送る複数の子装置と、前記子装置から送
出される前記回線品質情報データを前記伝送回線自体を
通じて収集する親装置とから成る回線品質情報収集シス
テムにおいて、 前記伝送回線を通る信号のセクション
区間またはホップ区間ごとの回線品質情報データを子装
置に送信し、前記端局に設置される子装置は、セクショ
ン区間およびホップ区間の前記回線品質情報データを収
集し、収集されたセクション区間およびホップ区間の前
記回線品質情報データを親装置に送信し、前記中々局に
設置される子装置は、前記ホップ区間の前記回線品質情
報データを収集し、収集されたホップ区間の前記回線品
質情報データを親装置に送信し、前記親装置は、前記子
装置からの前記回線品質情報データを前記伝送回線自体
を通じて収集する回線品質情報収集システム。
【0015】(2)複数の局に各々配置され、デジタル
・マイクロ波通信回線である伝送回線の回線品質の変動
を監視し回線品質情報計数器により回線品質情報データ
を収集し、このデータを処理して親装置へ送る複数の子
装置と、前記子装置の収集した回線品質情報データを前
記伝送回線自体を通じて収集する親装置とから成る回線
品質情報収集システムにおいて、 前記局は、伝送回線
の端末に設けられ、被監視回線である伝送回線が中継さ
れる“端局”と呼ばれる局と、伝送回線の途中区間に設
けられ、被監視回線である伝送回線が通過する“中々
局”と呼ばれる局とされ、前記回線品質情報計数器は伝
送回線に取り付けられ、伝送回線を通る信号のセクショ
ン区間またはホップ区間ごとのエラー発生回数を計数す
る手段と、その収集データを子装置に送信する送信手段
を備え、前記子装置の内、端局に設置される子装置は、
セクション区間の前記回線品質情報データおよびホップ
区間の前記回線品質情報データを各々の前記回線品質情
報計数器により収集する収集手段と、前記収集手段によ
り収集されたセクション区間の前記回線品質情報データ
およびホップ区間の前記回線品質情報データを各々記憶
するメモリと、前記メモリに記憶された情報を親装置に
送信する送信手段を備え、前記子装置の内、中々局に設
置される子装置は、ホップ区間の前記回線品質情報デー
タを前記回線品質情報計数器により収集する収集手段
と、前記収集手段により収集されたホップ区間の前記回
線品質情報データを記憶するメモリと、前記メモリに記
憶された情報を親装置に送信する送信手段を備え、親装
置は、前記子装置の前記メモリに記憶された前記回線品
質情報データを前記伝送回線自体を通じて収集する送信
手段を備える回線品質情報収集システム。
【0016】(3)伝送回線の回線品質の変動を監視し
回線品質情報計数器により回線品質情報データを子装置
で収集し、子装置の収集した回線品質情報データを前記
伝送回線自体を通じて収集する回線品質情報収集システ
ムにおいて、前記子装置に前記回線品質情報データをセ
クション区間およびホップ区間ごとに記憶し、前記子装
置に記憶された、セクション区間およびホップ区間ごと
の前記回線品質情報データを前記伝送回線自体を介して
収集し、セクション区間を計数の対象として収集した回
線品質情報データから回線品質が劣化したセクション区
間を特定することができた場合に、回線品質が低下した
前記セクション区間の中で回線品質が低下したホップ区
間の特定を行なう回線品質情報収集システム。
【0017】(4)前記伝送回線は、デジタル・マイク
ロ波通信回線である(1)の回線品質情報収集システ
ム。
【0018】(5)前記回線品質情報データには、時刻
情報が含まれている(1)、(2)、(3)または
(4)の回線品質情報収集システム。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よる回線品質情報収集システムの好適実施形態を詳細に
説明する。
【0020】本発明は、従来の回線品質情報収集システ
ムにおける上述の問題点を解消するため、LPM機能で
扱うデータの対象となる伝送回線の区間を従来の“セク
ション”に加えて、隣接する中継局の区間である“ホッ
プ”もその対象にすることにより、常時動作しているL
PM機能だけで、FL機能及びDA機能を動作させるこ
となしに、また、回線品質の劣化が稀に発生する場合に
も、回線品質が劣化したホップ区間の特定を可能とす
る。但し、回線品質が劣化したホップ区間の障害原因を
判定するためには、LPM機能と別にFL機能及びDA
機能を動作させる必要がある。
【0021】図1は本発明による回線品質情報収集シス
テムの一実施形態を示すブロック図である。図1を参照
すると、デジタル・マイクロ波通信回線である伝送回線
9の品質情報を収集する親装置1と、複数の局3TB、
3TA、3Rに配置され、伝送回線9の回線品質の変動
を監視して回線品質情報データを収集し、このデータを
処理して親装置1へ送る複数の子装置2TB、2TA、
2Rから成る。
【0022】“端局”と呼ぶ局3TB、3TAは、伝送
回線9の端末に設けられ、被監視回線である伝送回線9
が中継されている。また、“中々局”と呼ぶ局3Rは伝
送回線9の途中区間に設けられ、被監視回線である伝送
回線9が通過している。
【0023】回線品質情報計数器Sxxは、伝送回線9
に取り付けられ、伝送回線9を通る信号のセクション区
間またはホップ区間ごとのエラー発生回数を計数し、子
装置2TB、2TA、2Rの送信要求信号4に応じてそ
の回線品質情報データ5を子装置2TB、2TA、2R
へ送信する。ここで、回線品質情報計数器Sxxのxx
は、図2に示すように、上り方向のセクション区間の伝
送回線を計数の対象としたものをSSBとする。同様
に、上り方向のホップ区間の伝送回線を対象としたもの
をSHB、下り方向のセクション区間の伝送回線を対象
としたものをSSA、および下り方向のホップ区間の伝
送回線を計数の対象としたものをSHAとする。
【0024】子装置2TBは、図4に示すように、回線
品質情報計数器SSBとSHB及び親装置1との間でデ
ータを送受信する送受信部21と、回線品質情報計数器
SSBからのデータ及び集計データを記憶するメモリM
SBと、回線品質情報計数器SHBからのデータ及び集
計データを記憶するメモリMHBと、データの集計、送
受信の制御等の制御動作を全般に実行する制御部22と
を備える。
【0025】子装置2TAは、図6に示すように、回線
品質情報計数器SSAとSHA及び親装置1との間でデ
ータを送受信する送受信部21と、回線品質情報計数器
SSAからのデータ及び集計データを記憶するメモリM
SAと、回線品質情報計数器SHAからのデータ及び集
計データを記憶するメモリMHAと、データの集計、送
受信の制御等の制御動作を全般に実行する制御部22と
を備える。
【0026】子装置2Rは、図5に示すように、回線品
質情報計数器SHBとSHA及び親装置1との間でデー
タを送受信する送受信部21と、回線品質情報計数器S
HBからのデータ及び集計データを記憶するメモリMH
Bと、回線品質情報計数器SHAからのデータ及び集計
データを記憶するメモリMHAと、データの集計、送受
信の制御等の制御動作を全般に実行する制御部22とを
備える。
【0027】親装置1は、図3に示すように、子装置2
TB、2TA、2Rとの間でデータを送受信する送受信
部11と、受信データ等を表示する表示部12と、デー
タ等を入力する入力部13と、全体を制御する制御部1
4とを備える。
【0028】次に、上記構成の回線品質情報収集システ
ムの動作を説明する。端局3TBの回線品質情報計数器
SSBは、伝送回線9の上り信号のセクション区間のエ
ラー発生、また回線品質情報計数器SHBは伝送回線9
の上り信号のホップ区間のエラー発生を常時検知し、各
々のエラーの発生同数を計数する。
【0029】同様に、端局3TAの回線品質情報計数器
SSAは伝送回線9の下り信号のセクション区間のエラ
ー発生、また回線品質情報計数器SHAは伝送回線9の
下り信号のホップ区間のエラー発生を常時検知し、各々
のエラーの発生回数を計数する。
【0030】また、中々局3Rの回線品質情報計数器S
HBおよびSHAは、伝送回線9の上りおよび下り方向
信号のホップ単位のエラー発生を常時検知し、エラーの
発生回数を計数する。
【0031】子装置2TB、2TA、2Rの制御部22
は、5分間隔で送受信部21を介して対応する局に設置
されている回線品質情報計数器Sxxに対して送信要求
信号4を送信する。
【0032】回線品質情報計数器Sxxは、送信要求信
号4に対応し、回線品質情報データ5(5分間のエラー
の発生回数を示すデータ)を送出すると共に回線品質情
報データを初期化し、再計数する。子装置2TB、2T
A、2Rの制御部22は、送受信部21を介して回線品
質情報計数器Sxxからの回線品質情報データ5を受信
する。
【0033】子装置2TB、2TA、2Rの制御部22
は、受信した回線品質情報データ5に測定時刻を示す時
刻データを付加してメモリMxxに順次蓄積する。さら
に、制御部22は、受信した回線品質情報データ5を順
次累算し、1日単位で集計(エラー発生回数を累計)
し、メモリMxxに格納する。
【0034】親装置1の制御部14は、送受信部11
に、15分に1回ずつ、子装置2TB、2TA、2Rの
収集した回線品質情報データ7の受信を要求する。この
要求に応じて送受信部11は、子装置2TB、2TA、
2Rに対して送信要求信号6を伝送回線9を通じて送信
する。送信要求信号6は送受信部21に受信され、制御
部22に転送される。制御部22はメモリMxxに蓄積
されている未送信の回線品質情報データ7(通常は3回
分の収集データ)を送受信部21及び伝送回線9を通じ
て親装置1へ送信する。
【0035】親装置1の制御部14は、回線品質情報デ
ータ7を送受信部11を介して受信し、回線品質情報デ
ータ7を表示部12に表示する。
【0036】また、親装置1の制御部14は、送受信部
11に対し、1日1回所定時間に、集計データの受信を
要求する。この要求に応じて送受信部11は子装置2T
B、2TA、2Rに対して送信要求信号6を伝送回線9
を通じて送信する。送信要求信号6は送受信部21によ
り受信され、子装置2TB、2TA、2Rの制御部22
は、メモリMxxに蓄積してあった集計データ(15分
に1回収集する情報を1日分、即ち、96回分のデータ
を集計した(エラー発生回数の場合は加算した)デー
タ)を送受信部21及び伝送回線9を通じて親装置1へ
送信する。
【0037】親装置1の制御部14は、集計データを送
受信部11を介して受信し、回線品質情報データ7を解
析して、1日あたりの伝送回線9のエラーの発生数、発
生率等を判別する。
【0038】システム管理者は、入力部13から制御部
14に指示して、従来LPM機能により受信したセクシ
ョン単位の回線品質情報データ7を表示部12に表示す
る。システム管理者は、表示部12に表示されたセクシ
ョン単位の回線品質情報データ7から回線品質が低下し
たセクション区間の特定ができる。しかしながらこの時
点では、回線品質が低下したセクション区間の内、どの
ホップ区間の回線品質が低下したか不明である。
【0039】従来の回線品質情報収集システムでは、回
線品質が低下したホップ区間の特定を行なうために、改
めてデマンドモードでFL機能及びDA機能を動作させ
る2段階のデータ収集が必要であり、特に、回線品質の
劣化が長時間にわたり発生せず、稀に発生する場合に
は、FL機能及びDA機能を動作させた時に回線品質が
劣化したホップ区間を特定することができないことがあ
った。
【0040】本発明においては、次にシステム管理者
は、人力部13から制御部14に指示して、回線品質が
低下したセクション区間の内、本発明にて付加された既
にホップ区間を計数の対象としたLPM機能により収集
してあるホップ単位の回線品質情報データ7を表示部1
2に表示する。システム管理者は、表示部12に表示さ
れたホップ単位の回線品質情報データ7から回線品質が
低下したセクション区間内の回線品質が低下したホップ
区間の特定ができる。
【0041】さらに必要で有れば、システム管理者は、
LPM機能と別にFL機能及びDA機能をデマンドモー
ドで動作させ、回線品質が劣化したホップ区間の障害原
因を判定する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回線品質
情報収集システムによれば、次のような顕著な効果が得
られる。
【0043】本発明の第1の効果は次のようなものであ
る。すなわち、従来の回線品質情報収集システムでは直
ちに回線品質が劣化したホップ区間の特定を行なうため
には、まず従来のセクション区間を計数の対象としたL
PM機能により収集した回線品質情報データから回線品
質が劣化したセクション区間を特定する。次に対象とな
る回線品質が劣化したセクション区間に対してFL機能
及びDA機能を動作させることにより、同線品質が劣化
したホップ区間を特定する。つまり、 1LPM機能によ
る回線品質が劣化したセクション区間の特定、 2FL機
能及びDA機能による回線品質が劣化したホップ区間の
特定といった2段階のデータ収集が必要とされていた
が、LPM機能のみで回線品質が劣化したホップ区間を
特定できることができるということである。
【0044】第1の効果が得られる理由は、LPM機能
で扱うデータの対象となる伝送回線の区間を従来の“セ
クション”に加えて、隣接する中継局の一区間である
“ホップ”もその対象とすることにより、常時動作して
いるLPM機能だけで、回線品質が劣化したホップ区間
を特定することができるからである。
【0045】本発明の第2の効果は、回線品質が長時間
にわたり劣化した状態でなく、回線品質の劣化が稀に発
生する場合でも、回線品質が劣化したホップ区間を特定
することができるということである。
【0046】第2の効果が得られる理由は、常時動作し
ているLPM機能に隣接する中継局の一区間であるホッ
プ区間もその計数対象に付加したからである。
【0047】以上説明したように、本発明の回線品質情
報収集システムによれば、確実に回線品質の劣化したホ
ップ区間を特定することができる回線品質情報を常時提
供することができる。従って、システム管理者が、ホッ
プ単位の回線品質情報を用いて伝送回線の適切な運用、
保守を行なうことによって伝送回線の、ひいては通信の
信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回線品質情報収集システムの一実
施形態のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態におけるデジタル・マイクロ
波通信回線システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における親装置の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における1セクション区間の
上り端局の子装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態における中々局の子装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態における1セクション区間の
下り端局の子装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 親装置 2TB 1セクション区間の上り端局に位置する子装置 2TA 1セクション区間の上り端局に位置する子装置 2R 中々局の子装置 3TB 1セクション区間の上り端局 3TA 1セクション区間の下り端局 3R 中々局 4 送信要求信号 5 回線品質情報データ 6 送信要求信号 7 回線品質情報データ MSB 上り方向セクション区間の回線品質情報データ
格納用メモリ MSA 下り方向セクション区間の回線品質情報データ
格納用メモリ MHB 上り方向ホップ区間の回線品質情報データ格納
用メモリ MHA 下り方向ホップ区間の回線品質情報データ格納
用メモリ 9 伝送回線 SSB 上り方向セクション区間の回線品質情報計数器 SSA 下り方向セクション区間の回線品質情報計数器 SHB 上り方向ホップ区間の回線品質情報計数器 SHA 下り方向ホップ区間の回線品質情報計数器 11 送受信部 12 表示部 13 人力部 14 制御部 21 送受信部 22 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被監視回線である伝送回線が中継される伝
    送回線の端末に設けられた端局と、前記伝送回線の途中
    区間に設けられた中々局”とから成る複数の局に各々配
    置され、前記伝送回線の回線品質情報データを収集して
    親装置へ送る複数の子装置と、前記子装置から送出され
    る前記回線品質情報データを前記伝送回線自体を通じて
    収集する親装置とから成る回線品質情報収集システムに
    おいて、 前記伝送回線を通る信号のセクション区間またはホップ
    区間ごとの回線品質情報データを子装置に送信し、前記
    端局に設置される子装置は、セクション区間およびホッ
    プ区間の前記回線品質情報データを収集し、収集された
    セクション区間およびホップ区間の前記回線品質情報デ
    ータを親装置に送信し、前記中々局に設置される子装置
    は、前記ホップ区間の前記回線品質情報データを収集
    し、収集されたホップ区間の前記回線品質情報データを
    親装置に送信し、前記親装置は、前記子装置からの前記
    回線品質情報データを前記伝送回線自体を通じて収集す
    ることを特徴とする回線品質情報収集システム。
  2. 【請求項2】複数の局に各々配置され、デジタル・マイ
    クロ波通信回線である伝送回線の回線品質の変動を監視
    し回線品質情報計数器により回線品質情報データを収集
    し、このデータを処理して親装置へ送る複数の子装置
    と、前記子装置の収集した回線品質情報データを前記伝
    送回線自体を通じて収集する親装置とから成る回線品質
    情報収集システムにおいて、 前記局は、伝送回線の端末に設けられ、被監視回線であ
    る伝送回線が中継される“端局”と呼ばれる局と、伝送
    回線の途中区間に設けられ、被監視回線である伝送回線
    が通過する“中々局”と呼ばれる局とされ、 前記回線品質情報計数器は伝送回線に取り付けられ、伝
    送回線を通る信号のセクション区間またはホップ区間ご
    とのエラー発生回数を計数する手段と、その収集データ
    を子装置に送信する送信手段を備え、 前記子装置の内、端局に設置される子装置は、セクショ
    ン区間の前記回線品質情報データおよびホップ区間の前
    記回線品質情報データを各々の前記回線品質情報計数器
    により収集する収集手段と、前記収集手段により収集さ
    れたセクション区間の前記回線品質情報データおよびホ
    ップ区間の前記回線品質情報データを各々記憶するメモ
    リと、前記メモリに記憶された情報を親装置に送信する
    送信手段を備え、 前記子装置の内、中々局に設置される子装置は、ホップ
    区間の前記回線品質情報データを前記回線品質情報計数
    器により収集する収集手段と、前記収集手段により収集
    されたホップ区間の前記回線品質情報データを記憶する
    メモリと、前記メモリに記憶された情報を親装置に送信
    する送信手段を備え、親装置は、前記子装置の前記メモ
    リに記憶された前記回線品質情報データを前記伝送回線
    自体を通じて収集する送信手段を備えることを特徴とす
    る回線品質情報収集システム。
  3. 【請求項3】伝送回線の回線品質の変動を監視し回線品
    質情報計数器により回線品質情報データを子装置で収集
    し、子装置の収集した回線品質情報データを前記伝送回
    線自体を通じて収集する回線品質情報収集システムにお
    いて、 前記子装置に前記回線品質情報データをセクション区間
    およびホップ区間ごとに記憶し、前記子装置に記憶され
    た、セクション区間およびホップ区間ごとの前記回線品
    質情報データを前記伝送回線自体を介して収集し、 セクション区間を計数の対象として収集した回線品質情
    報データから回線品質が劣化したセクション区間を特定
    することができた場合に、回線品質が低下した前記セク
    ション区間の中で回線品質が低下したホップ区間の特定
    を行なうことを特徴とする回線品質情報収集システム。
  4. 【請求項4】前記伝送回線は、デジタル・マイクロ波通
    信回線である請求項1に記載の回線品質情報収集システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記回線品質情報データには、時刻情報が
    含まれている請求項1、2、3または4に記載の回線品
    質情報収集システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US10228001B2 (en) 2010-09-22 2019-03-12 Hubbell Incorporated Transmission line measuring device and method for connectivity

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