JPH11313074A - 無線データ通信方法及び装置 - Google Patents

無線データ通信方法及び装置

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JPH11313074A
JPH11313074A JP11942198A JP11942198A JPH11313074A JP H11313074 A JPH11313074 A JP H11313074A JP 11942198 A JP11942198 A JP 11942198A JP 11942198 A JP11942198 A JP 11942198A JP H11313074 A JPH11313074 A JP H11313074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の途中で、通信時間をより短縮し得るサ
ーバに繋ぎ変え可能にする。 【解決手段】 無線携帯端末(クライアント機)は、無
線通信網、公衆網、有線通信網(1〜N)を介して、情
報サーバ機(1〜N)との間でデータを送受信する。最
初クライアント機と情報サーバ機1間でデータ通信処理
を行っている途中で、情報サーバ機i(i=2〜N)と
の間に回線を繋ぎ変えて最初からデータを送信した方が
送信完了までに要する時間が短くなると判断したとき、
サーバ機1との間の回線を切断し、情報サーバ機iとの
間に回線を繋ぎ変えて最初からデータの送受信をやり直
す。管理サーバ機は、情報サーバ機1からスループット
情報が通知されたタイミングで、自身が持つ管理データ
から前記情報サーバ機により近いエリアに存在し且つ、
スループットが良い情報サーバ機iを検索し、その回線
番号と、スループット情報を通知先の情報サーバ機1に
通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線携帯端末と情
報サーバ機とが、例えば、無線通信網と公衆網と有線通
信網とを介してデータを送受信するシステムに関し、特
に、データの送受信を効率的に行うための方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS(Personal Handy-phone S
ystem)やPDC(Personal DigitalCellular System)
などの無線通信は様々な分野に普及し、例えば、有線通
信網を介して電子メールをやりとりしたり、WWWサー
バにアクセスしたりするような無線データ通信に利用さ
れるようになり、PHSにおけるPIAFS(PHS Inte
rnet Access Forum Standard)等のような無線データ通
信プロトコルによって、無線通信網で発生する伝送誤り
が補償されたり、TCP(Transmission Control Proto
col, 詳細はRFC793に記載)のような有線データ通信プ
ロトコルによって、有線通信網で発生するデータ衝突が
補償されるなどして、クライアント−サーバ間で確実に
データの送受信を行える通信環境も整備されてきた。
【0003】従来、データの欠落、再送、通信の中断な
どが、無線データ通信中に頻発することを防止し、安定
した通信を行うことができるデータ通信装置として、特
開平8−279890号公報のデータ通信装置がある。
【0004】上記公報に記載されたデータ通信装置は、
有線又は無線通信網を介して行われるデータ通信におい
て、実行される通信が無線通信である場合、パラメータ
変更手段が無線通信網の利用に最適となるように、例え
ば、プロトコルに関する各種タイマ値を通常値よりも大
きい値に変更するとか、あるいはデータ通信時のコマン
ドの再送回数を通常の回数より増やすように変更するこ
とにより、通信エラーを低減し、結果として効率のよい
データ通信を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
のデータ補償を行った場合、無線通信網でいえばフェー
ジングが強かったり、電界強度が低かったりするよう
な、また有線通信網でいえばサーバの負荷が大きいよう
な悪条件下においても、無理に同じ条件で送受信できる
ため、かえって通信時間が長くなったり、通信料金が割
高になるという問題が生じる。
【0006】本発明は、無線データ通信プロトコルや公
衆網、及び有線データ通信プロトコルで、データの再送
信が行われるような条件下において、より短い時間で確
実にデータを送受信することができる無線データ通信方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、クライアント
機とサーバ機が送受信を行っている途中で、データの送
受信時間をより短縮することが可能な他のサーバ機に繋
ぎ変えることが可能な手段を備えたことを特徴とする。
【0008】具体的には、本発明の無線データ通信方法
及び装置は、無線回線を接続しデータを送受信する手段
と、接続完了までに要した時間を測定する手段と、クラ
イアント機と情報サーバ機との間でコネクションを確立
する手段と、通信アプリケーションから、これから送信
するデータの総量を得る手段と、クライアント機と情報
サーバ機との間でデータ通信を行う手段と、コネクショ
ン確立時に取り決めた単位データの送信が終了したタイ
ミングもしくは送信データが欠送したタイミングで、送
信が完了するまでの時間を算出する手段と、単位データ
の受信が終了したタイミングもしくは送信データが欠送
したタイミングで、スループットを算出する手段と、前
記スループットを管理サーバ機に通知する手段と、登録
された情報サーバのスループット情報を管理し、情報サ
ーバ機により近いエリアに存在し且つ、スループットが
良い情報サーバ機を検索し、検索した情報サーバ機に接
続するための回線番号とスループット情報を通知先の情
報サーバ機に通知する手段と、コネクション確立時に取
り決めた単位データの送信が終了したタイミングもしく
は送信データが欠送したタイミングで、回線を繋ぎ変え
て最初からデータを送信する場合の送信完了までに要す
る時間を算出する手段と、回線を繋ぎかえる方が効率的
か否か判断する手段と、効率的と判断した場合、コネク
ションと回線を切断し、新たな回線を接続するための手
段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の無線データ通信
方法及び装置の基本構成を示す図である。無線携帯端末
(以下、クライアント機)が、無線通信網と、公衆網と、
有線通信網(1〜N)とを介して、情報サーバ機(1〜
N)との間でデータを送受信するシステムにおいて、前
記無線通信網とは例えば、PDCやPHS等を利用し、
単位無線区域内にあり、クライアント機との間で回線を
確立する無線基地局と、無線通信網と公衆網との間で通
信されるデータを通信網に合わせて変換する回線プロト
コル変換装置とを介して、公衆網と接続する通信網であ
る。
【0010】前記公衆網とは例えば、加入電話網(PS
TN)やサービス総合デジタル網(ISDN)のような
通信網を指し、例えばDSU(Digital Service Unit)
等の回線終端装置(1〜N)と、例えばターミナルアダ
プタ(TA)やモデム等の回線インタフェース(1〜
N)とを介して、有線通信網(1〜N)と接続してい
る。
【0011】また、前記有線通信網とは例えば、LAN
等を利用し、ダイヤルアップルータ(1〜N)を介し
て、情報サーバ機(1〜N)に接続している通信網であ
る。有線通信網1と有線通信網Nとは異なるネットワー
クセグメントにあり、情報サーバ機(1〜N)はブリッ
ジを介して管理サーバ装置と接続している。
【0012】以上の構成で、クライアント機と回線イン
タフェースとの間では、例えばPIAFS等の無線通信
プロトコルによりデータが補償されているものとする。
【0013】図2は、本発明のクライアント機の一例を
示す構成図である。図2において、クライアント機は、
全体の動作を制御するCPU1と、例えばBIOS(Ba
sicInput-Output System)等の制御プログラム9や制御
データ10が記憶されているROM2と、CPU1の制
御に関する各種情報や通信アプリケーション11や無線
データ通信プログラム12等が一時的または恒久的に記
憶されるRAM3と、現在時刻を表示したり、時間を計
測したりする時計装置4と、例えばキーボードやペン等
ユーザからの入力を受け付ける入力装置5と、例えばデ
ィスプレイやLCD等クライアント機の状況や操作手順
などを表示する表示装置6と、例えばRS-232C等、無線
制御装置8と無線データ通信プログラム12との間で制
御命令やデータ等をやり取りする接続インタフェース装
置7と、無線基地局との間で回線を確立したり、現在の
回線状態を監視する無線制御装置8とが、共通のデータ
及びコントロールバスライン16に接続されて構成され
ている。
【0014】無線データ通信プログラム12は、クライ
アント機の電源が投入されると同時に実行され、ユーザ
によって設定された制御パラメータをネットワークプロ
トコル部14や回線制御部15に通知する入力パラメー
タ設定部13と、情報サーバからの回線繋ぎかえ要求受
信時に残り送信データサイズから回線を繋ぎかえるか否
かを判断するネットワークプロトコル部14と、無線制
御装置8に対して回線の接続/切断要求を行う回線制御
部15とからなり、通信アプリケーション11は、送信
する全データのサイズをネットワークプロトコル部14
に通知し、情報サーバとの間で情報のやり取りをする。
【0015】図3は、本発明の情報サーバ機の一例を示
す構成図である。図3において、情報サーバ機は、全体
の動作を制御するCPU17と、制御プログラム24や
制御データ25が記憶されているROM18と、CPU
17の制御に関する各種情報や通信サービスプログラム
26や無線データ通信プログラム27等が一時的または
恒久的に記憶されるRAM19と、現在時刻を表示した
り、時間を計測したりする時計装置20と、例えばキー
ボード等管理者からの入力を受け付ける入力装置21
と、例えばディスプレイ等サーバ機の状況や操作手順な
どを表示する表示装置22と、例えばイーサネット(詳
細はIEEE 802.4記載)等、ダイヤルアップルータと無線
データ通信プログラム27との間で制御命令やデータ等
をやりとりする通信インタフェース装置23とが、共通
のデータ及びコントロールバスライン32に接続されて
構成されている。
【0016】無線データ通信プログラム27は、情報サ
ーバ機の電源が投入されると同時に実行され、管理者に
よって設定された制御パラメータをネットワークプロト
コル部29や回線の接続/切断処理部31に通知する入
力パラメータ設定部28と、データの再送信頻度からク
ライアント機に回線の繋ぎかえを要求するネットワーク
プロトコル部29と、管理サーバとの間で情報をやり取
りする情報管理部30と、管理者もしくは通信サービス
プログラムからの回線の接続/切断要求を受け取り、回
線の接続/切断処理を行う回線接続/切断処理部31と
からなる。次に、本発明の動作について説明する。
【0017】図4は、異機種間で通信を行うための7階
層のプロトコル(OSI)のモデルと本発明のデータ通
信方法との関係、及び本発明のデータ通信方法の概念と
を示したものである。
【0018】本発明の無線データ通信装置においては、
クライアント機内の無線制御装置8と回線インタフェー
スとの間は無線通信プロトコルによるデータ補償がされ
ており、クライアント機と情報サーバ機のネットワーク
プロトコル部との間もTCP等のネットワークプロトコ
ルによるデータ補償がされているが、情報サーバ機への
接続数が増加すると共に情報サーバ機の負荷が増大し、
プロトコル内でデータが送受信される速度(以下、スル
ープットという)が徐々に低下していく。
【0019】無線通信プロトコルのデータ補償方式とし
て、例えばPIAFSにおいては、受信できなかったフ
レームだけを再送するSR−ARQ(Selective Repeat
-Automatic Repeat reQequest)方式がある。
【0020】以下、本発明の実施例では、特にネットワ
ークプロトコルとして、UDP(User Datagram Protoc
ol, 詳細はRFC768に記載)を用い、クライアント機と情
報サーバ機のネットワークプロトコル部14と29との
間で送受信されるデータの先頭に制御データを挿入する
無線データ通信に適応した仕組みとにより実現するが、
UDPをTCPに置き換えることも可能である。
【0021】図5は、制御データフォーマットの一例を
示したものである。また、図6は、図5中のCommand ID
項目(以下、“項目”は省略する)に設定する制御コマ
ンドの一例を示したものである。
【0022】図5において、フォーマット内のVersion
には制御データフォーマットのバージョンを、Tag Numb
erには情報サーバからConnection IDが払い出されるま
での仮番号を、Command IDには制御コマンドの種別を示
す図6のCommand値を、SSNには送信するデータのシーケ
ンス番号を、RSNには受信したデータのシーケンス番号
を、Profile DataにはProfile Dataの有無を示す情報
を、Trafic DataにはTrafic Dataの有無を示す情報を、
Profile Data Lengthにはプロフィールデータ長を、Use
r Data Lengthにはユーザデータ長を、Packet Lengthに
は送受信するデータを分割する時の最大サイズを、Wind
ow Sizeには送信相手からの応答を待たずに連続して送
信できるパケット数を、ReSend Timesには一定期間内に
発生した再送信の頻度を、Accessには情報サーバにアク
セスしているクライアント機の数を、Dial Numberには
回線を繋ぎかえる相手先の回線番号を、Speedには繋ぎ
かえた回線の予測データ送受信速度を各々設定する。
【0023】上記制御データを用いた本実施例の動作に
ついて、先ず無線回線を接続しデータを送受信するまで
の処理について、図7の動作フロー図を用いて説明す
る。
【0024】クライアント機の通信アプリケーション1
1は、ユーザによって起動され送信データが選択される
と(ステップS1)、回線制御部15に対して無線回線
の接続を要求する(ステップ2)。回線制御部15は、
接続要求を受け取ると、無線回線を接続するための処理
に進み(ステップS3)、接続完了したか否かを判断し
(ステップS4)、肯定の場合はステップS6に、否定
の場合はステップS5に進む。
【0025】ステップS5では、回線制御部15は、通
信アプリケーション11に対して無線回線が接続できる
状態ではないことを通知し、ユーザへの通知を促す。ス
テップS6では、回線制御部15は、ネットワークプロ
トコル部14に対して接続完了までに要した時間を通知
する。
【0026】ネットワークプロトコル部14は、接続完
了までに要した時間を保存し(ステップS7)、情報サ
ーバ機のネットワークプロトコル部29(以下、情報サ
ーバ機とする)とのコネクション確立処理に進む(ステ
ップS8)。ネットワークプロトコル部14は、コネク
ションの確立が完了すると、通信アプリケーション11
に対して、その旨を通知する(ステップS9)。
【0027】通信アプリケーション11は、ネットワー
クプロトコル部14に送信するデータの総量(送信デー
タサイズ)を通知し(ステップS10)、ネットワーク
プロトコル部を介し情報サーバ機との間でデータ通信を
行う(ステップS11)。
【0028】次に、ステップS3の無線回線を接続する
ための処理について、図8の動作フロー図を用いて説明
する。
【0029】回線制御部15は、接続インタフェース装
置7と無線制御装置8が共に動作しているか否かを確認
し(ステップS12)、肯定の場合はステップS14
に、否定の場合はステップS13に進む。ステップS1
3では、通信アプリケーション11に対してその旨を通
知し、ユーザに動作確認後の通信アプリケーション11
の再起動を促す。ステップS14では、接続インタフェ
ース装置7または無線制御装置8が使用されているか否
かを確認し、肯定の場合はステップS13に、否定の場
合はステップS15に進む。
【0030】ステップS15では、無線制御装置8に対
して電界強度を所定時間間隔で通知するよう要求し、接
続可能か否かを判断する時間後に通知Aするよう時計装
置4に設定し(ステップS16)、待機状態に進む(ス
テップS17)。即ち、通知Aは、所定の待機期間中に
電界強度の通知が入力されないとき、時計装置4から出
力される。本実施例においては、時計装置4からは通知
Aの他に後述の通知B〜Dが出力されるが、これらの通
知(A〜D)は、例えば、タイマ割り込み等により行わ
れ、A〜Dは通知種別を示す識別子となる。
【0031】この待機中に、時計装置4から通知Aを受
け取ると、通信アプリケーション11に対して、無線回
線が接続できる状態ではないことを通知し、ユーザへの
通知を促す。
【0032】無線制御装置8から電界強度の通知を受け
取ると、電界強度が接続処理を行うための閾値を越えて
いるか否かを確認する(ステップS18)。肯定の場合は
ステップS19に進み、否定の場合はステップS17に
戻る。ステップS19では、回線制御部15は、時計装
置4からダイヤルアップ開始時刻を取得、格納し、無線
制御装置8に対してダイヤルアップ開始要求を送り(ス
テップS20)、無線制御装置8からの接続完了もしく
は接続失敗通知を待つ(ステップS21)。
【0033】この待機中に無線制御装置8から接続完了
通知を受け取ると、時計装置4からダイヤルアップ終了
時刻を取得し、先に格納したダイヤルアップ開始時刻を
差し引いた時間(接続完了までに要した時間)をネット
ワークプロトコル部14に対して通知する(ステップS
6)。
【0034】一方、接続失敗通知を受け取ると、添付さ
れている接続失敗理由から回線状態の悪化によって失敗
したか否かを確認する(ステップS22)。肯定の場合
はステップS23に進み、否定の場合はステップS13
に戻る。ステップS23では、再接続処理を行うまでの
時間後に通知Bするよう時計装置4に設定し、時計装置
4から通知Bを受け取るとステップS15に戻り、無線
制御装置8に対して電界強度を所定時間間隔で通知する
よう要求する。
【0035】前記所定時間間隔と、接続可能か否かを判
断する時間と、接続処理を行うための閾値と、再接続を
行うまでの時間とはユーザによって設定された制御パラ
メータで、入力パラメータ設定部13から通知される。
【0036】例として、通知される電界強度と前記閾値
との関係を図9に示す。図9において、通知された電界
強度が設定された閾値以上となったT時点で、回線制御
部15は、無線制御装置8に対してダイヤルアップ開始
要求を送り、接続確認処理に進むことになる。また、回
線制御部15から無線制御装置8への要求インタフェー
スが無線制御装置8に依存している場合は、無線制御装
置8の種別に応じて回線制御部15を切り替え可能な構
成にする。
【0037】次に、ステップS8の情報サーバ機との間
でコネクションを確立する処理について、図10のフロ
ー図を用いて説明する。
【0038】クライアント機のネットワークプロトコル
部14は、ステップ7において接続完了までに要した時
間を格納した後、時計装置4からコネクション確立開始
時刻を取得、格納し(ステップS40)、図5の制御デ
ータに、オープン要求コマンド(0x01)と、システ
ムを通じてユニークなTag Numberと、プロフィールデー
タ有りを示すフラグと、送受信するデータを分割する時
の最大サイズと、送信相手からの応答を待たずに連続し
て送信できるパケット数と、プロフィールデータ長と、
ユーザデータ長とを各々設定して送信し(ステップS4
1)、情報サーバ機からオープン応答コマンドが送信さ
れるのを待つ。
【0039】前記プロフィールデータ有りのフラグと
は、制御データにPacket Length か Window Sizeのどち
らかが設定されていることを示すフラグのことである。
上記フラグが設定されていない場合、情報サーバ機は、
任意の値(例えば、Packet Lengthが1024, Windows Siz
eが64等)が設定されているものとみなす。また、前記T
ag Numberは、情報サーバ機との間でコネクションが確
立するまでの仮識別番号となる。
【0040】一方、クライアント機からオープン要求コ
マンドを受けた情報サーバ機は、自機へアクセスしてい
るクライアント機の数があらかじめ設定されているアク
セス数に達しているか否かを確認し(ステップS4
2)、肯定の場合はステップS43に、否定の場合はス
テップS44に進む。ステップS43では、制御データ
のConnection IDに予定のアクセス数に達していること
を示す値を、Tag Numberにクライアント機から受信した
値を設定して、ステップS48に進む。ステップS44
では、クライアント機から受信したプロフィール値が適
値であるか否かを保有するメモリサイズをもとに確認
し、肯定の場合はステップS46に、否定の場合はステ
ップS45に進む。
【0041】ステップS45では、Connection IDにプ
ロフィール値が適値でないことを示す値を、Tag Number
にクライアント機から受信した値を、プロフィール値に
適値を設定し、ステップS48に進む。ステップS46
では、Connection IDにシステムを通じてユニークな値
を設定、格納し、アクセス数をカウントアップし(ステ
ップS47)、オープン応答コマンド(0x11)を送
信する(ステップS48)。
【0042】ネットワークプロトコル部14は、情報サ
ーバ機からオープン応答コマンドを受信すると、時計装
置4から現在のコネクション確立終了時刻を取得、格納
し(ステップS49)、Connection IDに予定アクセス
数に達していることを示す値が設定されているか否か確
認し(ステップS50)、肯定の場合はステップS51
に、否定の場合はステップS52に進む。
【0043】ステップS51では、ネットワークプロト
コル部間でコネクションを確立できなかった旨、ユーザ
に通知し、回線制御部15に無線回線を切断するよう要
求する。ステップS52では、Connection IDにプロフ
ィール値が適値でないことを示す値が設定されているか
否か確認し、肯定の場合はステップS40に、否定の場
合はステップS53に進む。
【0044】ステップS53では、Connection IDに情
報サーバ機から受信した値を設定してオープン確認コマ
ンド(0x21)を送信し、パケットを分割するために
所定の間隔で通知Cするよう時計装置4に設定し(ステ
ップS54)、通信アプリケーション11に対して、コ
ネクションを確立したことを通知し(ステップS9)、
情報サーバ機との間でデータ通信を行う処理に進む(ス
テップS11)。 前記予定アクセス数は、情報サーバ
機管理者によって設定された制御パラメータであり、プ
ロフィール値が適値でないことを示す値は、システムを
通じて一意な識別子である。
【0045】次に、ステップS11の情報サーバ機との
間でデータ通信を行う処理について、図11の動作フロ
ー図を用いて説明する。クライアント機のネットワーク
プロトコル部14は、通信アプリケーション11から、
これから送信するデータの総量を取得すると、ステップ
S40、S49にて取得したコネクション確立開始時刻
及びコネクション確立終了時刻と、オープン要求コマン
ドで送信したデータ量と、オープン応答コマンドで受信
したデータ量とから、送信が完了するまでの時間を見積
もり、格納する(ステップS60)。前記送信が完了す
るまでの時間は、単位データの送信が終了したタイミン
グで更新する。
【0046】続いて、通信アプリケーション11から送
信されるデータをRAM3内の領域Aに蓄積しながら、
時計装置4からの通知Cを待つ(ステップS61)。時
計装置4から通知Cを受け取ると、領域Aに蓄積された
データのサイズが、コネクション確立処理において情報
サーバ機とネゴシエーションしたパケット長より大きい
か否かを確認する(ステップS62)。肯定の場合はス
テップS63に、否定の場合はステップS64に進む。
ステップS63では、ネゴシエーションしたパケット長
に分割し、ステップS64に進む。
【0047】ステップS64では、時計装置4から単位
データの送信開始時刻を取得、格納し、制御データ内の
Command IDにデータ送信コマンド(0x04)を、Conn
ection IDにコネクション確立時に情報サーバ機から受
信した値を、SSNに送信するデータのシーケンス番号
を、User Data Lengthに送信するデータ長を各々設定し
(ステップS65)、情報サーバ機に対してデータ送信
コマンドを送信し(ステップS66)、送信したデータ
を領域Aから消去し(ステップS67)、RAM3内の
領域Bにデータを保存し(ステップS68)、連続して
送信したデータフレームの数が、コネクション確立処理
でサーバ側とネゴシエーションしたウインドウサイズに
達したか否かを確認する(ステップS69)。
【0048】肯定の場合はステップS70に進み、否定
の場合はステップS61に戻る。ステップS70では、
情報サーバからのデータ応答コマンド待ち時間後に通知
Dするよう時計装置4に設定し、情報サーバから制御コ
マンドが送信されるのを待つ。
【0049】一方、情報サーバ機は、ステップ66にお
いてクライアント機からデータ送信コマンドを受け取る
と、データのシーケンス番号SSNからデータが期待して
いるフレームか否か確認する(ステップS71)。肯定
の場合はステップS73に、否定の場合はステップS7
2に進む。
【0050】ステップS72では、情報サーバ機側でデ
ータが欠送した時の処理を行う。ステップS73では、
コネクション確立処理でクライアント機とネゴシエーシ
ョンしたウインドウサイズ分のデータ(以下、単位デー
タとする)を連続して受け取ったか否かを確認する。肯
定の場合はステップS74に、否定の場合は次のデータ
送信コマンドを待つ。S74では、時計装置20から単
位データの受信終了時刻を取得し、以前格納した時刻が
存在するか否か確認する(ステップS75)。肯定の場
合はステップS77に、否定の場合はステップS76に
進む。
【0051】ステップS76では現在の時刻を格納し、
ステップS79に進む。ステップS77では以前格納し
た時刻と現在の時刻の間に受信したデータの量から、ネ
ットワークプロトコルのスループットを計算し、管理サ
ーバ装置に管理情報として通知し(ステップS78)、
制御データとして、最後に受信したデータのSSN値と、R
e Send Timesに一定期間内に発生した再送信の頻度を、
Accessに情報サーバ機にアクセスしているクライアント
機の数を、Dial Numberに回線を繋ぎかえることが可能
な他の情報サーバ機の回線番号を、Speedに繋ぎかえ可
能な回線の予測データ送受信速度を各々設定し(ステッ
プS79)、データ応答コマンド(0x14)を送信す
る(ステップS80)。
【0052】なお、回線を繋ぎかえることが可能な他の
情報サーバ機の回線番号及び繋ぎかえ可能な回線の予測
データ送受信速度の情報は、管理サーバ機から通知先の
情報サーバ機に通知される。
【0053】クライアント機のネットワークプロトコル
部14は、データ応答コマンドを受け取る前に時計装置
4から通知Dを受け取ると、データが欠送した時の処理
を行う(ステップS81)。時計装置4から通知Dを受
け取る前にデータ応答コマンドを受け取ると、時計装置
4に通知Dを解除するよう要求し(ステップS82)、
時計装置4から単位データの送信終了時刻を取得し(ス
テップS83)、ステップS64、S83にて取得した
単位データの送信開始時刻及び単位データの送信終了時
刻の差(単位データを送るのに要した時間)と残りの送
信データ量とから、接続中の回線を使用してデータ送信
を継続した場合の送信完了までに要する時間を計算する
(ステップS84)。
【0054】また、接続完了迄に要した時間と、情報サ
ーバ機から受信した、繋ぎかえた回線の予測データ送受
信速度と、送信データの総量とから、回線を繋ぎ変えて
最初からデータを送信する場合の送信完了までに要する
時間を計算し(ステップS85)、データ送信を継続し
た方が早いか否か確認する(ステップS86)。肯定の
場合はステップS90に、否定の場合はS87に進む。
【0055】ステップS87では、現在接続している情
報サーバ機に対してクローズ要求コマンド(0x02)
を送信し、クローズ応答コマンド(0x12)を受信し
た後、回線制御部15に対して無線回線の切断を要求し
(ステップS88)、回線制御部15から回線切断通知
を受けた後、通信アプリケーション11に回線を繋ぎか
える旨通知し(ステップS89)、無線回線の接続処理
(ステップS2)からやり直す。
【0056】ステップS90では、残りの送信データが
あるか否か確認し、肯定の場合にはステップS61に戻
り、否定の場合は、データ送信の終了処理を行う(ステ
ップS91)。
【0057】以上、回線を繋ぎかえて新たに送信を行う
場合の概念図を図14〜図15に示す。図14は、繋ぎ
かえる前の状態、図15は、繋ぎかえた後の装置の概念
を示しており、最初クライアント機と情報サーバ機1間
でデータ通信処理を行っている途中で、情報サーバ機2
との間に回線を繋ぎ変えて最初からデータを送信した方
が送信完了までに要する時間が短くなると判断され、サ
ーバ機1との間の回線を切断し、情報サーバ機2との間
に回線を繋ぎ変えた状態を示している。
【0058】前記一定期間内に発生した再送信の頻度
と、情報サーバ機にアクセスしているクライアント機の
数は、情報サーバ機が管理している情報であり、回線を
繋ぎかえる相手先の回線番号と、繋ぎかえる回線のスル
ープットは、ステップS78において情報サーバ機から
管理サーバ機に通知後、管理サーバ装置から通知され、
情報サーバ機が保存している情報である。
【0059】情報サーバ機は、設置時に管理サーバ装置
に登録し、以降、管理サーバ装置との間で管理情報をや
り取りする。管理サーバ装置は、前記情報サーバ機から
スループット情報が通知されたタイミングで、自身が持
つ管理データから前記情報サーバ機により近いエリアに
存在し且つ、スループットが良い情報サーバ機を検索
し、検索した情報サーバ機に接続するための回線番号
と、スループット情報を通知先の情報サーバ機に通知す
る。
【0060】次に、ステップS71のクライアント機か
らのデータ送信コマンドが欠送した時の処理について、
図12のフロー図を用いて説明する。
【0061】情報サーバ機は、クライアント機から受信
したデータが期待していたフレームでないことを知る
と、受信したデータを破棄し(ステップ100)、制御
データ内のCommandにデータ再送信要求コマンド(0x
24)を、RSNにこれまで受信したデータのシーケンス
番号を各々設定し(ステップS101)、ネットワーク
プロトコル部に対してデータ再送信要求コマンドを送信
し(ステップS102)、クライアント機から期待する
データフレームが送信されるのを待ち(ステップS10
3)、その間に受け取ったデータを破棄する(ステップ
S104)。ネットワークプロトコル部はデータ再送信
要求コマンドを受信すると、欠送したフレームから再送
信し(ステップS105)、情報サーバ機からデータ応
答コマンド(0x14)が送信されるのを待つ(ステッ
プS70)。
【0062】次に、ステップS81の情報サーバ機から
のデータ応答コマンドが欠送した時の処理について、図
13のフロー図を用いて説明する。
【0063】ネットワークプロトコル部14は、データ
応答コマンドを受け取る前に時計装置4から通知Dを受
け取ると、情報サーバ機に問い合わせ要求コマンド(0
x08)を送信する(ステップS110)。情報サーバ
機は、問い合わせ要求コマンドを受信すると、制御デー
タ内のCommandに問い合わせ応答コマンド(0x18)
を、RSNにこれまで受信したデータのシーケンス番号を
各々設定し(ステップS111)、クライアント機に問
い合わせ応答コマンドを送信し(ステップS112)、
クライアント機から期待するデータフレームが送信され
るのを待つ(ステップS71)。
【0064】ネットワークプロトコル部14は、問い合
わせ応答コマンドを受信すると、RSN値の次のフレーム
からデータを送信し(ステップS113)、情報サーバ
機からデータ応答コマンド(0x14)が送信されるの
を待つ(ステップS70)。
【0065】なお、上記の実施の形態においては、回線
を繋ぎかえる相手先の回線番号と、繋ぎかえる回線のス
ループットは、情報サーバ機からスループット情報が通
知されたタイミングで、管理サーバ装置が持つ管理デー
タから前記情報サーバ機により近いエリアに存在し且
つ、スループットが良い情報サーバ機を検索し、検索し
た情報サーバ機に接続するための回線番号と、スループ
ット情報を通知先の情報サーバ機に通知するとしている
が、管理サーバ装置への登録後、管理サーバ装置が任意
周期で情報サーバ機に通知することも可能である。
【0066】さらに、情報サーバ機Nにおいた無線デー
タ通信プログラムの機能で、特にネットワークプロトコ
ル部の処理をダイヤルアップルータNにおいても同様の
処理が可能である。
【0067】また、上記の実施の形態では、スループッ
トの低下の原因を情報サーバ機の負荷によるダイヤルア
ップルータと情報サーバ機間のデータ衝突とし、同じ公
衆網に接続している他の情報サーバ機に繋ぎかえる方法
について説明したが、公衆網内のデータ欠損が発生して
いる場合、公衆網ごと繋ぎかえることも可能である。
【0068】すなわち、情報サーバ機は、設置時に管理
サーバ装置に登録する際、接続している公衆網の種別を
通知し、ネットワークプロトコルのスループットを計算
し、管理サーバ装置に通知する際にサーバの負荷情報を
加える。管理サーバ装置は、前記情報サーバ機からスル
ープット情報が通知されたタイミングで、サーバの負荷
情報を確認し、負荷が小さいときは、同じ公衆網を使用
し、前記情報サーバ機により近いエリアに存在し且つ、
スループットが良い情報サーバ機に接続するための回線
番号と、スループット情報を通知先の情報サーバ機に通
知する。
【0069】負荷が大きいときは、他の公衆網を使用
し、前記情報サーバ機により近いエリアに存在し且つ、
スループットが良い情報サーバ機に接続するための回線
番号と、スループット情報を通知先の情報サーバ機に通
知する。
【0070】また、上記の実施の形態では、回線を繋ぎ
かえる際に、送信終了までにかかる時間を判断基準とし
て定めていたが、上記判断基準に通信料金を加え、ユー
ザに送信終了までにかかる時間と通信料金のどちらを優
先させるかを選択できるようにすることが可能である。
【0071】すなわち、通信アプリケーションが起動す
る前もしくは、データを送信する直前に、ユーザに上記
判断基準のどちらを優先するか問い合わせ、通信料金を
優先する場合は、再送したデータ量を含め、単位データ
を送り終える間に実際に送信したデータ量と、残りの送
信データ量とから、接続中の回線を使用してデータ送信
を継続した場合の送信完了までに送るデータ量を計算す
る。また、送信データの総量にデータ送信を開始するま
でに送る制御データの量を加算し、データ送信を継続し
た方が送信するデータが多いか否か確認し、多い場合
は、情報サーバから受信した回線番号に繋ぎかえる。
【0072】図16は、本発明の第2の実施の形態を示
す動作フロー図である。第1の実施の形態においては、
コネクション確立処理でネゴシエーションした単位デー
タを送信し終えたタイミングで回線を繋ぎかえるか否か
を判断していたが、第2の実施の形態では、この処理
を、クライアント機からのデータ送信コマンドが欠送し
たタイミングで行うように変更したものである。
【0073】すなわち、情報サーバ機は、クライアント
機から受信したデータが期待していたフレームでないこ
とを知ると、受信したデータを破棄し、制御データとし
て、これまで受信したデータのシーケンス番号(RSN)
と、一定期間内に発生した再送信の頻度(Re Send Time
s)と、情報サーバ機にアクセスしているクライアント
機の数(Access)と、回線を繋ぎかえる相手先の回線番
号(Dial Number)と、繋ぎかえた回線の予測データ送
受信速度(Speed)とを各々設定し(ステップS12
0)、ネットワークプロトコル部に対してデータ再送信
要求コマンド(0x24)を送信し(ステップS12
1)、クライアント機から期待するデータフレームが送
信されるのを待ち(ステップS122)、その間に受け
取ったデータを破棄する(ステップS123)。
【0074】一方、クライアント機のネットワークプロ
トコル部14は、データ再送信要求コマンドを受信する
と、時計装置から単位データの送信終了時刻を取得し
(ステップS124)、単位データを送るのに要した時
間と残りの送信データ量とから、接続中の回線を使用し
てデータ送信を継続した場合の送信完了までに要する時
間を計算する(ステップS125)。
【0075】また、接続完了迄に要した時間と、情報サ
ーバ機から受信した、繋ぎかえた回線の予測データ送受
信速度(Speed)と、送信データの総量とから、回線を
繋ぎ変えて最初からデータを送信する場合の送信完了ま
でに要する時間を計算し(ステップS126)、データ
送信を継続した方が早いか否か確認する(ステップS1
27)。肯定の場合は、ステップS128に進み、否定
の場合はステップS130に進む。
【0076】ステップS128では、欠送したフレーム
から再送信し、情報サーバ機からデータ応答コマンド
(0x14)が送信されるのを待つ(ステップS12
9)。ステップS130では、情報サーバ機にクローズ
要求コマンド(0x02)を送信し、クローズ応答コマ
ンド(0x12)を受信した(ステップS131)後、
回線制御部15に対して無線回線の切断を要求し(ステ
ップS132)、回線制御部15から回線切断通知を受
けた後、通信アプリケーション11に回線を繋ぎかえる
旨通知し(ステップS133)、無線回線の接続処理
(ステップS3)からやり直す。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、通信の途中で、通信時
間をより短縮することが可能なサーバに繋ぎ変えること
ができるので、無線データ通信プロトコルや公衆網、及
び有線データ通信プロトコルで、データの再送信が行わ
れるような条件下において、より短い時間で確実にデー
タを送受信することができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線データ通信方法及び装置の基本構
成を示す図である。
【図2】本発明のクライアント機の一例を示す構成図で
ある。
【図3】本発明の情報サーバ機の一例を示す構成図であ
る。
【図4】異機種間で通信を行うためのプロトコル(OS
I)のモデルと本発明のデータ通信方法との関係を示す
概念図である。
【図5】制御データフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図6】図5中のCommandID項目に設定する制御コマン
ドの一例を示す図である。
【図7】本発明における無線回線を接続しデータを送受
信するまでの処理を示すフロー図である。
【図8】本発明における無線回線を接続するための処理
を示すフロー図である。
【図9】通知される電界強度と接続処理を行う閾値との
関係を示す図である。
【図10】情報サーバ機との間でコネクションを確立す
る処理を示すフロー図である。
【図11】情報サーバ機との間でデータ通信を行う処理
を示すフロー図である。
【図12】クライアント機からのデータ送信コマンドが
欠送した時の処理を示すフロー図である。
【図13】情報サーバ機からのデータ応答コマンドが欠
送した時の処理を示すフロー図である。
【図14】回線を繋ぎかえて新たに送信を行う際の概念
図である。
【図15】回線を繋ぎかえて新たに送信を行う際の概念
図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態を示す動作フロー
図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 時計装置 5 入力装置 6 表示装置 7 接続インタフェース装置 8 無線制御装置 9 制御プログラム 10 制御データ 11 通信アプリケーション 12 無線データ通信プログラム 13 入力パラメータ設定部 14 ネットワークプロトコル部 15 回線制御部 16 バスライン 17 CPU 18 ROM 19 RAM 20 時計装置 21 入力装置 22 表示装置 23 通信インタフェース装置 24 制御プログラム 25 制御データ 26 通信サービスプログラム 27 無線データ通信プログラム 28 入力パラメータ設定部 29 ネットワークプロトコル部 30 情報管理部 31 回線接続/切断処理部 32 バスライン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント機と情報サーバ機および管
    理サーバ機を備え、クライアント機と情報サーバ機との
    間でコネクションを確立してデータ通信を行う無線デー
    タ通信方法であって、 前記クライアント機は、前記コネクション確立時に取り
    決めた単位データの送信が終了したタイミングで、前記
    情報サーバ機との間でデータの送信が完了するまでの時
    間を算出するとともに、前記情報サーバ機から通知され
    た前記情報サーバ機に近いエリアに存在する他の情報サ
    ーバ機のスループット情報に基づいて前記他の情報サー
    バ機に回線を繋ぎ変えて最初からデータを送信する場合
    の送信完了までに要する時間を算出し、前記他の情報サ
    ーバ機に回線を繋ぎかえる方が効率的か否か判断して、
    効率的と判断した場合、現在接続されているコネクショ
    ンと回線を切断し、前記他の情報サーバ機との間で新た
    に回線接続することを特徴とする無線データ通信方法。
  2. 【請求項2】 クライアント機と情報サーバ機および管
    理サーバ機を備え、クライアント機と情報サーバ機との
    間でコネクションを確立してデータ通信を行う無線デー
    タ通信方法であって、 前記クライアント機は、前記コネクション確立時に取り
    決めた単位データの送信を行い、該単位データの送信デ
    ータが欠送したタイミングで、前記情報サーバ機との間
    でデータの送信が完了するまでの時間を算出するととも
    に、前記情報サーバ機から通知された前記情報サーバ機
    に近いエリアに存在する他の情報サーバ機のスループッ
    ト情報に基づいて前記他の情報サーバ機に回線を繋ぎ変
    えて最初からデータを送信する場合の送信完了までに要
    する時間を算出し、前記他の情報サーバ機に回線を繋ぎ
    かえる方が効率的か否か判断して、効率的と判断した場
    合、現在接続されているコネクションと回線を切断し、
    前記他の情報サーバ機との間で新たに回線接続すること
    を特徴とする無線データ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記管理サーバ機は、前記情報サーバ機
    からスループット情報が通知されたタイミングで、前記
    管理サーバ機自身がもつ管理データから前記情報サーバ
    機により近いエリアに存在し且つ、スループットが良好
    な情報サーバ機を検索し、検索した情報サーバ機に接続
    するための回線番号とスループット情報とを前記通知先
    の情報サーバ機に通知し、前記情報サーバ機は、前記管
    理サーバ機により通知された情報サーバ機の回線番号と
    スループット情報とを、前記他の情報サーバ機のスルー
    プット情報として前記クライアント機に通知することを
    特徴とする請求項1または2記載の無線データ通信方
    法。
  4. 【請求項4】 前記情報サーバ機は、設置時に前記管理
    サーバ機に登録する際、接続している公衆網の種別を通
    知し、ネットワークプロトコルのスループットを計算し
    て前記管理サーバ機に通知する際にサーバの付加情報を
    加え、 前記管理サーバ機は、前記情報サーバ機からスループッ
    ト情報が通知されたタイミングで、サーバの付加情報を
    確認し、負荷が小さいときは、同じ公衆網を使用し、前
    記情報サーバ機により近いエリアに存在し且つ、スルー
    プットが良い情報サーバ機に接続するための回線番号
    と、スループット情報を通知先の情報サーバ機に通知
    し、負荷が大きいときは、他の公衆網を使用し、前記情
    報サーバ機により近いエリアに存在し且つ、スループッ
    トが良い情報サーバ機に接続するための回線番号と、ス
    ループット情報を通知先の情報サーバ機に通知すること
    を特徴とする請求項3記載の無線データ通信方法。
  5. 【請求項5】 前記クライアント機と情報サーバ機との
    間でコネクションを確立する際に、前記データの送信終
    了までにかかる時間と通信料金のいずれを優先するかを
    選択可能な手段を備え、通信料金優先が選択されたとき
    には、再送したデータ量を含め、単位データを送り終え
    る間に実際に送信したデータ量と、残りの送信データ量
    とから、現在接続中の回線を使用してデータ送信を継続
    した場合の送信完了までに送るデータ量を計算し、この
    計算値と、送信データの総量にデータ送信を開始するま
    でに送る制御データの量を加算した値とを比較して、デ
    ータ送信を継続した方が送信するデータが多い場合は、
    前記情報サーバ機から受信した前記他の情報サーバ機の
    回線番号に繋ぎかえることを特徴とする請求項1または
    2記載の無線データ通信方法。。
  6. 【請求項6】 クライアント機と情報サーバ機との間で
    コネクションを確立してデータ通信を行う無線データ通
    信装置において、 前記クライアント機は、前記クライアント機と情報サー
    バ機の接続完了までに要した時間を測定する手段と、前
    記コネクション確立時に取り決めた単位データの送信が
    終了したタイミングで、前記データの送信が完了するま
    での時間を算出する手段と、前記情報サーバ機に近いエ
    リアに存在する他の情報サーバ機のスループット情報に
    基づいて前記他の情報サーバ機に回線を繋ぎ変えて最初
    からデータを送信する場合の送信完了までに要する時間
    を算出する手段と、前記他の情報サーバ機に回線を繋ぎ
    かえる方が効率的か否か判断する手段と、効率的と判断
    した場合、現在接続されているコネクションと回線を切
    断し、前記検索した情報サーバ機との間で新たな回線を
    接続するための手段とを有することを特徴とする無線デ
    ータ通信装置。
  7. 【請求項7】 クライアント機と情報サーバ機との間で
    コネクションを確立してデータ通信を行う無線データ通
    信装置において、 前記クライアント機は、前記クライアント機と情報サー
    バ機の接続完了までに要した時間を測定する手段と、前
    記コネクション確立時に取り決めた単位データの送信デ
    ータが欠送したタイミングで、前記データの送信が完了
    するまでの時間を算出する手段と、前記情報サーバ機に
    近いエリアに存在する他の情報サーバ機のスループット
    情報に基づいて前記他の情報サーバ機に回線を繋ぎ変え
    て最初からデータを送信する場合の送信完了までに要す
    る時間を算出する手段と、前記他の情報サーバ機に回線
    を繋ぎかえる方が効率的か否か判断する手段と、効率的
    と判断した場合、現在接続されているコネクションと回
    線を切断し、前記検索した情報サーバ機との間で新たな
    回線を接続するための手段とを有することを特徴とする
    無線データ通信装置。
  8. 【請求項8】 管理サーバ機を備え、前記管理サーバ機
    は、前記情報サーバ機からスループット情報が通知され
    たタイミングで、前記管理サーバ機自身がもつ管理デー
    タから前記情報サーバ機により近いエリアに存在し且
    つ、スループットが良好な情報サーバ機を検索し、検索
    した情報サーバ機に接続するための回線番号とスループ
    ット情報とを前記通知先の情報サーバ機に通知する手段
    を有し、前記情報サーバ機は、前記管理サーバ機により
    通知された情報サーバ機の回線番号とスループット情報
    とを、前記他の情報サーバ機のスループット情報として
    前記クライアント機に通知する手段を有していることを
    特徴とする請求項6または7記載の無線データ通信装
    置。
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