JPH11312658A - 基板洗浄方法および基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄方法および基板洗浄装置

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JPH11312658A
JPH11312658A JP11937498A JP11937498A JPH11312658A JP H11312658 A JPH11312658 A JP H11312658A JP 11937498 A JP11937498 A JP 11937498A JP 11937498 A JP11937498 A JP 11937498A JP H11312658 A JPH11312658 A JP H11312658A
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wafer
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brush
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板表面の金属に損傷を与えることなく、基板
表面を良好に洗浄する。 【解決手段】ウエハW上では、金属配線1に接続された
配線プラグ4と、シリコン酸化膜2とが露出している。
配線プラグ4は、金属膜4aをメタルCMP処理によっ
て平坦化することによって形成されたものである。した
がって、シリコン酸化膜2の表面には、パーティクルや
金属汚染物質が付着しており、これらの一部はシリコン
酸化膜2の表面に強固に付着(吸着)しており、また、
一部は、シリコン酸化膜2の内部に侵入している。この
ウエハWに対して、希BHF(希釈されたバッファード
ふっ酸水溶液)が洗浄液として供給される。 【効果】希BHF中のふっ酸の作用により、パーティク
ルおよび金属汚染物質を効果的に除去できる。また、希
BHFは弱酸性なので、配線プラグを過剰に腐食するこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板、液
晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイパネル
(PDP)用ガラス基板およびセラミック基板などの各
種の被処理基板に対して一枚ずつまたは複数枚一括で洗
浄処理を施す基板洗浄方法および基板洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置の製造工程では、
シリコンウエハ(以下単に「ウエハ」という。)の表面
に種々の薄膜がパターン形成され、必要に応じて、表面
を平坦化するための平坦化処理が行われる。たとえば、
金属配線が形成されたウエハ上に層間絶縁用のシリコン
酸化膜が形成された場合、このシリコン酸化膜の表面に
対して、CMP(Chemical Mechanical Polishing )処
理による平坦化処理が施される。この処理は、酸化膜C
MP処理と呼ばれる。この酸化膜CMP処理の後には、
エッチング処理によって、金属配線まで貫通する孔が形
成され、この状態で、シリコン酸化膜上および上記孔内
に金属膜(Ti,W,Cuなど)が成膜される。その
後、この金属膜に対してCMP処理が施されて、シリコ
ン酸化膜表面が露出するまで金属膜が平坦化される。こ
れにより、上記孔内にのみ金属膜が残され、この金属膜
が配線プラグとして機能することになる。上記金属膜の
平坦化処理は、メタルCMP処理と呼ばれる。このメタ
ルCMP処理後のウエハ表面は、シリコン酸化膜と配線
プラグとの両方が露出した状態となっている。この露出
した表面には、メタルCMP処理において用いられる研
磨スラリーや研磨に伴って除去された金属が残留してい
るため、次の処理をウエハに施す前に、ウエハ表面を洗
浄する必要がある。塩酸、燐酸等)や有機酸(クエン酸
等)が洗浄液として用いられる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】希ふっ酸を用いた洗浄
においては、シリコン酸化膜の表面のパーティクルや金
属汚染物質に関しては十分な効果が得られる反面、ふっ
酸は強酸性であるので、ウエハ表面に露出している金属
膜(配線プラグ)が過剰に腐食され、金属配線に欠損が
生じるおそれがある。
【0004】一方、ふっ酸以外の無機酸や有機酸を用い
る場合には上記のような問題はないが、これらの洗浄液
にはシリコン酸化膜をエッチングする作用がほとんどな
いため、シリコン酸化膜に強固に付着していたり、その
膜内に侵入していたりするパーティクルや金属汚染物質
を除去することができず、十分な洗浄効果が得られない
という問題がある。他にも、有機酸を洗浄液として用い
る場合には、この有機酸を中和したり、生物的/化学的
に有機物を分解したりする廃液処理のためのコストがか
かり、そのため、ランニングコストが高くつくという問
題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、基板表面のパーティクルや金属汚染物質
を良好に除去することができる基板洗浄方法および基板
洗浄装置を提供することである。
【0006】また、この発明のより具体的な目的は、基
板表面の金属に損傷を与えることなく、基板表面の洗浄
を良好に行うことができる基板洗浄方法および基板洗浄
装置を提供することである。
【0007】この発明のさらに具体的な目的は、CMP
(とくにメタルCMP)処理後の基板の洗浄を良好に行
うことができる基板洗浄方法および基板洗浄装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、ふっ酸お
よびふっ化アンモニウムを含む水溶液からなる洗浄液を
基板表面に供給して基板を洗浄する洗浄液供給ステップ
を含むことを特徴とする基板洗浄方法である。
【0009】この方法によれば、ふっ酸(HF)および
ふっ化アンモニウム(NH4 F)を含む水溶液(たとえ
ば、バッファードふっ酸(以下「BHF」という。))
を洗浄液として用いているので、ふっ酸のエッチング効
果により、基板表面のパーティクルや金属汚染物質を良
好に除去することができる。しかも、この洗浄液は、強
酸性ではないので、基板上に金属膜が形成されている場
合であっても、この金属膜に損傷を与えることがない。
【0010】また、ふっ酸およびふっ化アンモニウムを
含む水溶液は、安価に入手することができるうえ、有機
酸を洗浄液として用いる場合のようなコストのかかる廃
液処理も不要である。したがって、基板洗浄のためのコ
ストを低減できる。たとえば、安価に入手できるBHF
を希釈して用いられば、良好な基板洗浄処理を低コスト
で行える。
【0011】請求項2記載の発明は、上記基板表面は、
シリコン酸化膜および金属が露出した表面であることを
特徴とする請求項1に記載の基板洗浄方法である。
【0012】この発明で用いられる洗浄液は、上述のよ
うに強酸性ではないので、基板表面に露出している金属
に対して損傷を与えることがない。また、洗浄液中に含
まれるふっ酸のエッチング作用により、シリコン酸化膜
の表面に強固に付着していたり、シリコン酸化膜中に侵
入していたりするパーティクルや金属汚染物質の除去も
良好に行える。
【0013】請求項3記載の発明は、上記基板表面は、
CMP処理された表面であることを特徴とする請求項1
または2に記載の基板洗浄方法である。
【0014】この場合、CMP処理において用いられる
研磨スラリー(砥粒および酸化剤の混合物)を含むパー
ティクルの除去を良好に行える。すなわち、研磨スラリ
ー中の砥粒にはアルミナまたはシリカ等が含まれてお
り、研磨スラリー中の酸化剤には金属物質が含まれてい
る場合があるが、ふっ酸の作用により、これらの研磨ス
ラリー中に含まれている砥粒や金属物質を良好に除去で
きる。
【0015】特に、金属膜を平坦化するためのメタルC
MP処理後においては、金属膜の研磨により生じる金属
汚染物質が基板表面に存在しているが、このような金属
汚染物質の除去も良好に行える。
【0016】請求項4記載の発明は、アンモニアを含む
水溶液を基板表面に供給して基板を洗浄するステップを
さらに含むことを特徴とする請求項3に記載の基板洗浄
方法である。
【0017】アンモニアを含む水溶液を基板表面に供給
することより、CMP処理における研磨スラリーに含ま
れているアルミナ砥粒や、同じく研磨スラリーに含まれ
ている酸化剤中のカリウムを溶解することができる。し
たがって、ふっ酸およびふっ化アンモニウムを含む水溶
液からなる洗浄液により、主として、強固に付着してい
るパーティクルや金属汚染物質の除去を行い、アンモニ
アを含む水溶液により、主として、研磨スラリーを除去
できる。これにより、さらに効率的な基板洗浄が可能に
なる。
【0018】たとえば、上記洗浄液による処理条件とア
ンモニアを含む水溶液による処理条件とを適切に定める
ことによって、両液による洗浄効果のバランスを調整し
て、金属膜の過剰な腐食を生じさせることなく、基板を
良好に洗浄できる。なお、処理条件とは、たとえば、各
液の流量、温度および濃度等を指す。
【0019】上記洗浄液による洗浄と、アンモニアを含
む水溶液による洗浄とは、いずれが先に行われてもよい
が、アンモニアを含む水溶液によって先に研磨スラリー
を除去しておけば、上記洗浄液によるパーティクルおよ
び金属汚染物質の除去を効率的に行える。これにより、
基板上の金属の腐食をさらに効果的に抑制できる。請求
項5記載の発明は、上記洗浄液液供給ステップの実行中
に、洗浄ブラシにより基板表面をスクラブ洗浄するステ
ップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4の
いずれかに記載の基板洗浄方法である。
【0020】この方法では、洗浄液による化学的洗浄に
加えて、ブラシスクラブ処理による物理的洗浄も行われ
るので、基板表面のパーティクルや金属汚染物質をさら
に効率的に除去できる。
【0021】請求項6記載の発明は、上記洗浄液が弱酸
性となるように、上記洗浄液に対するふっ酸およびふっ
化アンモニウムの混合比率が定められていることを特徴
とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基板洗浄方
法である。
【0022】この発明では、洗浄液が弱酸性とされてい
るので、基板表面の金属(金属配線等)を過剰に腐食さ
せることがなく、パーティクルおよび金属汚染物質を十
分に除去できる。
【0023】請求項7の発明は、基板を保持するための
基板保持部と、この基板保持部に保持された基板に対し
て、ふっ酸およびふっ化アンモニウムを含む水溶液から
なる洗浄液を供給するための洗浄液供給手段とを含むこ
とを特徴とする基板洗浄装置である。
【0024】この構成により、請求項1の発明と同様な
効果が得られる。
【0025】なお、基板保持部は、1枚の基板を保持し
た状態で回転するスピンチャックであってもよい。ま
た、基板保持部は、1枚の基板の端面に当接してその基
板を保持する複数本のローラであってもよい。この場
合、少なくとも1本のローラを回転駆動することによっ
て、基板を回転させることができる。さらに、基板保持
部は、洗浄液を貯留する浸漬槽内において基板を支持す
る基板支持部材であってもよい。この場合、浸漬槽に貯
留された洗浄液中に基板を浸漬することによって、基板
の洗浄が行われる。浸漬槽に一度に浸漬される基板は1
枚であってもよいし、複数枚であってもよい。
【0026】また、洗浄液供給手段は、基板に向けて洗
浄液を供給する洗浄液ノズルと、この洗浄液ノズルに洗
浄液を供給する洗浄液供給配管を含むものであってもよ
い。また、洗浄液中に基板を浸漬してその洗浄を行う場
合には、洗浄液供給手段は、洗浄液を貯留する浸漬槽
と、この浸漬槽に洗浄液を供給する洗浄液供給配管とを
含むものであってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は、この発明の一実施形態の基板洗浄
方法によって洗浄される基板であるウエハWの表面の様
子を示す断面図である。図1(a) には、ウエハWの表面
に金属配線1をパターン形成し、この金属配線1の間お
よび上方をシリコン酸化膜2で被覆した状態が示されて
いる。このシリコン酸化膜2の表面は、酸化膜CMP処
理によって平坦化される。さらに、図1(b) に示すよう
に、平坦化されたシリコン酸化膜2には、金属配線1の
上方に対応する所定位置に、金属配線1に到達する貫通
孔3が形成される。この貫通孔3には、図1(c) に示す
ように、チタン(Ti)、タングステン(W)、銅(C
u)などの配線材料金属からなる配線プラグ4が埋め込
まれる。この配線プラグ4の埋め込み形成のために、図
1(b) に示すように、ウエハWの表面全体に金属膜4a
が形成され、さらに、この金属膜4aに対してメタルC
MP処理による平坦化が施されて、シリコン酸化膜2が
露出させられる。
【0029】このメタルCMP処理では、主にアルミナ
(Al2 3 )砥粒と酸化剤とを含む研磨スラリーを用
いて金属膜4aの表面の研磨が行われる。酸化剤として
は、ヨウ化カリウム(KIO3 )や硝酸鉄(Fe(NO
3 2 )などが用いられる。
【0030】メタルCMP処理後のウエハWの表面にお
いては、図1(c) に示すように、メタルCMP処理にお
いて用いられる研磨スラリーなどのパーティクルや、研
磨により削り取られた配線金属材料などの金属汚染物質
が付着している。一部のパーティクルまたは金属汚染物
質は、とくに、シリコン酸化膜2の表面に強固に付着
(吸着)していたり、また、シリコン酸化膜2の内部に
侵入していたりする。
【0031】この実施形態の基板洗浄方法では、図1
(c) の状態のウエハWの表面に対して、図2に示すよう
に、希釈されたBHF水溶液(以下「希BHF」とい
う。)をノズル等の洗浄液供給機構7(洗浄液供給手
段)から洗浄液として供給されるとともに、洗浄ブラシ
等のスクラブ洗浄機構8によるスクラブ洗浄処理が行わ
れる。
【0032】市販のBHFは、たとえば、6%のふっ酸
(HF)と30%のふっ化アンモニウム(NH4 F)を
含む水溶液である。洗浄液としての希BHFは、たとえ
ば、この市販のBHFの3容量に対して純水を200容
量混合して作製される。この場合、希BHFは、弱酸性
となる。
【0033】希BHF中には、ふっ酸およびふっ化アン
モニウムの他、H+ イオン、F- イオン、NH4 + イオ
ンの3種類のイオンが存在している。したがって、ウエ
ハW表面上では、次の(1) および(2) の化学反応が生じ
る。ただし、Mは金属を表す。) (1) M+nH+ → Mn++(n/2)H2 ↑(n
=1,2,3,・・・・・・) (2) SiO2 +4F- → SiF4 +2O2- SiF4 +2F- → SiF6 2- すなわち、H+ イオンの働きによる上記(1) の反応によ
り、金属汚染物質を金属イオンとして溶出させることが
できる。
【0034】また、F- イオンの働きによる上記(2) の
反応により、シリコン酸化膜2のライトエッチングが行
われ、SiF6 2- イオンとして溶解させることができ
る。このライトエッチングによって、シリコン酸化膜の
表面に強固に付着しているパーティクルおよび金属汚染
物質、ならびにシリコン酸化膜2の内部に侵入している
パーティクルおよび金属汚染物質を、リフトオフして除
去することができる。
【0035】希BHF中のNH4 + イオンは、ふっ酸の
強酸性を和らげ、希BHF全体を中性に近い弱酸性にす
る働きを有している。したがって、配線プラグ4が過剰
に腐食されることがなく、この配線プラグ4に損傷が生
じるおそれはない。
【0036】このようにこの実施形態では、メタルCM
P処理後のウエハW表面の洗浄を、ウエハW表面に対し
て希BHFを供給しながらスクラブ洗浄することによっ
て行うことにより、配線プラグ4を損傷させることな
く、パーティクルや金属汚染物質を効果的に除去するこ
とができる。
【0037】図3は、上記の基板洗浄方法を実施するた
めの具体的な基板洗浄装置20の内部の構成を簡略化し
て示す平面図である。洗浄装置20の前面パネル21の
背後には、CMP処理後の複数枚のウエハを保持し、こ
れらのウエハを一枚ずつ供給するための水中ローダ31
と、洗浄処理済みのウエハが収容されるカセット37が
載置されるアンローダ32とが設けられている。水中ロ
ーダ31は、洗浄処理済みのウエハを収容するための処
理前のウエハが複数枚収容されるカセット33を水槽3
4に貯留された水中に浸漬させておくことができるもの
である。
【0038】洗浄処理装置20によって処理されるウエ
ハは、水中ローダ31からアンローダ32に至る、平面
視においてU字状の経路40を通って搬送され、その過
程で、洗浄処理および乾燥処理が行われるようになって
いる。すなわち、この経路40に沿って、水中ローダ3
1側から順に、両面ブラシ洗浄部50、表面ブラシ洗浄
部60、水洗・乾燥処理部70(乾燥部に対応)が配置
されている。
【0039】さらに、経路40上には、水中ローダ31
と両面ブラシ洗浄部50との間に、ローダ搬送ロボット
41が配置され、両面ブラシ洗浄部50と表面ブラシ洗
浄部60との間に、第1中間搬送ロボット81が配置さ
れ、表面ブラシ洗浄部60と水洗・乾燥処理部70との
間に、第2中間搬送ロボット82が配置され、水洗・乾
燥処理部70とアンローダ32との間に、アンローダ搬
送ロボット42が配置されている。すなわち、これらの
搬送ロボット41,81,82,42によって、水中ロ
ーダ31からアンローダ32に至る処理部間でのウエハ
の移送が行われることにより、ウエハはU字状の経路4
0を搬送されつつ、両面ブラシ洗浄、表面洗浄および水
洗・乾燥処理などの処理を受けて、アンローダ32に配
置されたカセット37に収容される。
【0040】水中ローダ31に隣接して配置されたロー
ダ搬送ロボット41は、水中ローダ31から1枚のウエ
ハを受け取り、両面ブラシ洗浄部50に受け渡す。この
ローダ搬送ロボット41は、水平面に沿って回動自在な
下アームLAと、この下アームLAの先端において水平
面に沿う回動が自在であるように設けられた上アームU
Aとを有する屈伸式ロボットによって構成されている。
すなわち、下アームLAが回動すると、上アームUA
は、下アームLAの回動方向とは反対方向に、下アーム
LAの回動角度の2倍の角度だけ回動するように構成さ
れている。これにより、下アームLAと上アームUAと
は、両アームが上下に重なりあった収縮状態と、両アー
ムが経路40に沿って、水中ローダ31側または両面ブ
ラシ洗浄部50に向かって展開された伸長状態とをとる
ことができる。
【0041】第1中間搬送ロボット81および第2中間
ロボット82は、ローダ搬送ロボット41と同様に構成
されているので、これらのロボット81,82の各部に
は、ローダ搬送ロボット41の対応部分の参照符号を付
して表すこととし、説明を省略する。
【0042】アンローダ搬送ロボット42は、上下一対
のアーム43,44で構成された屈伸式ロボットと、こ
の屈伸式ロボットを経路40に沿って往復直線移動させ
るための直線搬送機構(図示せず)と、さらに、屈伸式
ロボットを昇降させるための昇降機構(図示せず)とを
組み合わせて構成されている。すなわち、屈伸式ロボッ
トの下アーム44は、水平面に沿って回動自在とされて
おり、上アーム43は、下アーム44の先端において、
水平面に沿う回動が自在であるように取り付けられてい
る。そして、下アーム44が回動すると、上アーム43
は、下アーム44の回動方向とは反対方向に、下アーム
44の回動角度の2倍だけ回動するように構成されてい
る。この屈伸式ロボット全体が、上記昇降機構に保持さ
れており、この昇降機構が、上記直線搬送機構のキャリ
ッジ(図示せず)に支持されている。直線搬送機構は、
たとえば、ボールねじ機構であってもよい。図4は、両
面ブラシ洗浄部50の構成を簡略化して示す斜視図であ
る。両面ブラシ洗浄部50は、ローダ搬送ロボット41
によって搬入されたウエハWを水平に保持し、かつ、水
平面内で回転させるための複数本(この実施例では6
本)の保持ローラ51a,51b,51c;52a,5
2b,52cを有しており、これらが基板保持部に相当
している。保持ローラ51a,51b,51c;52
a,52b,52cによって水平に保持されたウエハW
を上下から挟むように、上ディスクブラシ53Uおよび
下ディスクブラシ53L(洗浄ブラシ)が設けられてお
り、これらは、ウエハWの両面をスクラブ洗浄する両面
スクラブ洗浄機構53を構成している。
【0043】6本の保持ローラのうちの3本の保持ロー
ラ51a,51b,51cの組と、残る3本の保持ロー
ラ52a,52b,52cの組とは、ウエハWを挟んで
ほぼ対向して配置されている。各保持ローラ51a,5
1b,51c;52a,52b,52cは、鉛直方向に
沿って立設されており、かつ、それぞれウエハWの端面
に当接している。
【0044】一方の組を構成する3本の保持ローラ51
a,51b,51cのうちの中央の保持ローラ51bに
は、モータM1からの回転力がベルトB1を介して伝達
されている。そして、保持ローラ51bの回転が、ベル
トB2およびB3を介して、保持ローラ51aおよび5
1cにそれぞれ伝達されるようになっている。
【0045】他方の組を構成する3本の保持ローラ52
a,52b,52cについても同様であり、中央の保持
ローラ52bにモータM2からの回転力がベルトB4を
介して伝達され、保持ローラ52bの回転が、ベルトB
5およびB6を介して他の2本の保持ローラ52aおよ
び52cに伝達されるようになっている。
【0046】一方の組を構成する3本の保持ローラ51
a,51b,51cと、他方の組を構成する3本の保持
ローラ52a,52b,52cとは、それぞれ図3に示
す保持機構51,52に保持されており、互いに近接し
たり離反したりすることができるようになっている。こ
れにより、ウエハWを保持した状態と、ウエハWの保持
を開放した状態とをとることができる。
【0047】両面スクラブ洗浄機構53の上ディスクブ
ラシ53Uおよび下ディスクブラシ53Lは、ウエハW
の中心から周縁までの領域をスクラブできる様に円板状
に形成されている。上ディスクブラシ53Uは、鉛直方
向に沿って配設された回転軸55の下端に固定されてお
り、この回転軸55には、モータM3からの回転力がベ
ルトB7を介して伝達されている。同様に、下ディスク
ブラシ53Lは、鉛直方向に沿って配設された回転軸5
6の上端に固定されており、モータM4からの回転力が
ベルトB8を介して与えられることによって、鉛直軸線
まわりに回転駆動されるようになっている。さらに、上
ディスクブラシ53Uおよび下ディスクブラシ53L
が、ウエハWの表面および裏面に対して近接/離反する
ことができるように、上ディスクブラシ53Uおよび下
ディスクブラシ53Lを昇降するための昇降機構10
1,102がそれぞれ備えられている。
【0048】回転軸55,56は、いずれも中空の軸で
構成されており、その内部には、ディスクブラシ53
U,53Lの表面の近傍にまで至る処理液供給管57
U,57L(洗浄液供給路。これらの先端が洗浄液ノズ
ルに対応する。)が挿通している。この処理液供給管5
7U,57Lには、それぞれ、薬液供給弁58を介する
薬液や、純水供給弁59を介する純水を、選択的に供給
することができるようになっている。
【0049】そして、薬液供給弁58を介して供給され
る薬液として希BHFを用いることにより、この両面ブ
ラシ洗浄部50において、希BHFを洗浄液として供給
しながら上下のディスクブラシ53U,53Lによるス
クラブ洗浄が行われる。すなわち、この場合、薬液供給
弁58および処理液供給管57U,57Lなどが図2の
洗浄液供給機構7に対応し、両面スクラブ洗浄機構53
がスクラブ洗浄機構8に対応する。
【0050】モータM3,M4を付勢して上下のディス
クブラシ53U,53Lを回転し、この回転状態のディ
スクブラシ53U,53LをウエハWの表面および裏面
にそれぞれ接触させると、ウエハWの表面および裏面を
スクラブ洗浄することができる。その際、保持ローラ5
1a,51b,51c;52a,52b,52cにより
ウエハWが低速回転されるため、保持ローラ51a,5
1b,51c;52a,52b,52cとウエハWとが
当接する位置は刻々と変化し、また、スクラブ洗浄され
る位置も刻々と変化する。これにより、ウエハWの中心
から周縁までの領域をカバーするように設けられたディ
スクブラシ53U,53Lは、ウエハWの表面および裏
面の全域を隈無くスクラブすることができる。
【0051】スクラブ洗浄を行う際、処理液供給管57
U,57Lには、希BHFまたは純水が供給され、これ
らの処理液を供給しながら、ウエハWの表面および裏面
をスクラブすることによって、CMP処理後のウエハW
の表面のスラリーのうち、比較的粒子径の大きなものを
除去することができる。
【0052】図5は、表面ブラシ洗浄部60の概念的な
構成を示す図解図である。この表面ブラシ洗浄部60
は、両面ブラシ洗浄部50での処理によって、比較的大
きな粒径の異物が除去された後のウエハWの表面に残る
小粒径の異物を除去して精密洗浄を行うためのものであ
る。
【0053】この表面ブラシ洗浄部60は、たとえば6
本の保持ピン61でウエハWの裏面の周縁部付近を支持
する構成のスピンチャック62(基板保持部)を備えて
いる。6本の保持ピンのうち、1本おきに配設された3
本の保持ピン61は、鉛直軸線周りに回動することがで
きるようになっており、ウエハWの端面に対して、保持
面を選択的に当接させることができるように構成されて
いる。これにより、ウエハWは、結果として、6本の保
持ピン61によって強固に握持される。
【0054】スピンチャック62は、この6本の保持ピ
ン61によって水平保持されたウエハWを、鉛直軸線ま
わりに回転させるために、保持ピン61を保持する保持
部材65と、この保持部材65の中央の下面に鉛直方向
に沿って固定された回転軸66と、この回転軸66を回
転駆動するための回転駆動機構67とを備えている。
【0055】スピンチャック62に保持されたウエハW
の上方には、表面スクラブ洗浄機構としてのスキャンブ
ラシ63が備えられている。スキャンブラシ63は、ウ
エハWの表面に対してほぼ垂直な方向に沿う回転軸まわ
りに回転駆動されるディスク型ブラシである自転ブラシ
63a(洗浄ブラシ)と、この自転ブラシ63aを先端
において下方に向けて支持する揺動腕63bと、この揺
動腕63bを、スピンチャック62に保持されたウエハ
Wよりも外側に設定された鉛直軸線まわりに揺動させる
揺動駆動機構63cとを備えている。
【0056】この構成により、揺動腕63bを揺動させ
ることにより、ウエハWの半径方向に沿って、その中心
位置から周縁部までの範囲で、自転ブラシ63aを繰り
返し往復させることができる。自転ブラシ63aが、ウ
エハWの中心から周縁部に向かう際には、自転ブラシ6
3aは下方位置にあって、ウエハWの表面をスクラブ洗
浄する。その際、スピンチャック62によってウエハW
が回転されているので、ウエハWの表面のほぼ全域をス
クラブすることができる。自転ブラシ63aがウエハW
の周縁部から中心位置に戻されるときには、自転ブラシ
63aは、上方位置とされ、ウエハWから離間した状態
とされる。これを数回繰り返すことにより、ウエハWの
表面の小粒径の異物を、スクラブすることによって浮き
出させ、さらにその異物をウエハWの外側に向かって掃
き出すことができる。
【0057】スピンチャック62に関連して、薬液をウ
エハWの表面に供給するための薬液供給ノズルCN(洗
浄液ノズル)、純水をウエハWの表面に供給するための
純水ノズルDN、および超音波振動が付与された純水を
ウエハWの表面に供給するための超音波洗浄ノズルDS
Nが備えられている。薬液供給ノズルCNからウエハW
の表面に供給される薬液には、上記希BHFの他、たと
えば、フッ酸、塩酸、硫酸、燐酸、アンモニア、および
これらの過酸化水素水溶液、などがある。
【0058】この構成により、スキャンブラシ63によ
るウエハWの表面のスクラブ洗浄の際に、薬液、純水お
よび超音波振動が付与された純水を、それぞれ単独で、
または組み合わせて供給することにより、ウエハWの表
面の異物を効果的に除去することができる。
【0059】なお、スピンチャック62に保持されたウ
エハWの裏面側にも、薬液ノズルCN10(洗浄液ノズ
ル)からの薬液および純水ノズルDN10からの純水を
供給することができ、これにより、ウエハWの裏面の清
浄をも行うことができる。
【0060】図6は、水洗・乾燥処理部70の概念的な
構成を示す図解図である。水洗・乾燥処理部70は、ウ
エハWを水平に保持して回転させるスピンチャック71
と、このスピンチャック71の上方に設けられた不活性
ガス供給機構72とを有している。不活性ガス供給機構
72に関連して、スピンチャック71に保持されたウエ
ハWの表面に純水を供給するための純水供給ノズルDN
1が設けられており、この純水供給ノズルDN1には、
純水供給源73から純水が供給されるようになってい
る。また、スピンチャック71の下方には、ウエハWの
裏面に純水を供給するための純水ノズルDN2,DN3
が配置されている。
【0061】スピンチャック71は、図5に示された表
面ブラシ洗浄部60のスピンチャック62と同様の構成
を有しており、6本の保持ピン84によって、ウエハW
の裏面の周縁部を支持し、かつ、端面を握持するように
なっている。このスピンチャック71も、スピンチャッ
ク62と同様に、保持ピン84を保持する保持部材85
と、この保持部材85の下面に鉛直方向に沿って固定さ
れた回転軸86と、この回転軸86を回転駆動するため
の回転駆動機構87とを備えている。
【0062】不活性ガス供給機構72は、遮蔽円板75
と、この遮蔽円板75を支持する支持部材76と、この
遮蔽円板75の中央付近に設けられた不活性ガス供給ノ
ズル77と、この不活性ガス供給ノズル77に不活性ガ
スとしての加熱されたN2 (窒素)ガスを供給する不活
性ガス供給源78とを有している。上記の純水供給ノズ
ルDN1も、遮蔽円板75の中央付近に設けられてい
る。
【0063】支持部材76は、昇降駆動機構79によっ
て昇降されるようになっている。この昇降駆動機構79
は、ウエハWの表面および裏面を水洗するときには、遮
蔽円板75をウエハWから所定距離だけ上方に離間した
上位置に位置させ、ウエハWの表面および裏面を乾燥さ
せるときには、遮蔽円板75を上記上位置よりもウエハ
Wの表面に近接した下位置に位置させるように、支持部
材76を昇降する。
【0064】この構成により、スピンチャック61を低
速回転させつつ純水供給ノズルDN1,DN2,DN3
からウエハWに向けて純水を供給することにより、リン
ス工程が行われる。すなわち、前工程において使用され
た薬液や、ウエハWの表面および裏面に残留している付
着物が洗い流される。このリンス工程中、遮蔽円板75
は上位置にある。
【0065】リンス工程の後、純水供給ノズルDN1,
DN2,DN3からの純水の供給が停止され、遮蔽円板
75が下位置とされる。そして、不活性ガス供給ノズル
77から窒素ガスがウエハWへ向けて供給されるととも
に、スピンチャック62が高速回転されて、ウエハWの
表面の水分が振り切られる。
【0066】次に、この発明の第2の実施形態につい
て、上述の各図を必要に応じて参照しながら説明する。
【0067】この第2の実施形態では、両面ブラシ洗浄
部50においては、薬液として、希BHFの代わりに、
希アンモニア水が用いられ、表面ブラシ洗浄部60にお
いては、薬液として、希BHFが用いられる。すなわ
ち、両面ブラシ洗浄部50においては、薬液供給弁58
を介して処理液供給管55,57に希アンモニア水が供
給される。また、表面ブラシ洗浄部60においては、薬
液供給ノズルCN,CN10から、希BHFがウエハW
に供給される。
【0068】したがって、表面ブラシ洗浄部60におい
て、希BHFを洗浄液として用いたスクラブ洗浄処理が
行われることになる。この場合の洗浄のメカニズムは、
図1および図2を参照して説明したとおりである。した
がって、薬液供給ノズルCN,CN10などが図2の洗
浄液供給機構7に相当し、スキャンブラシ63などが図
2のスクラブ洗浄機構8に相当することになる。
【0069】両面ブラシ洗浄部50において行われるこ
とになる希アンモニア水を用いた両面スクラブ洗浄処理
では、主として、メタルCMP処理において用いられる
研磨スラリーが除去される。すなわち、アンモニア水
は、メタルCMP処理における研磨スラリー中に含まれ
るアルミナ砥粒やカリウム(酸化剤中に含まれる。)を
溶解する働きを有している。
【0070】したがって、この第2の実施形態によれ
ば、両面ブラシ洗浄部50においては、研磨スラリーや
その他の通常のパーティクルが主として除去され、表面
ブラシ洗浄部60においては、シリコン酸化膜2に強固
に付着していたり、シリコン酸化膜2中に侵入していた
りして除去の困難なパーティクルおよび金属汚染物質が
主として除去されることになる。
【0071】よって、この実施形態では、希BHFを洗
浄液として用いた表面ブラシ洗浄部60での洗浄処理に
おいては、研磨スラリーを除去する必要がない。そのた
め、希BHFの流量、温度または濃度等の処理条件を適
切に定めることにより、ウエハW上の金属配線の損傷を
さらに少なくすることができる。
【0072】両面ブラシ洗浄部50において用いられる
希アンモニア水の希釈率は、表面ブラシ洗浄部60にお
ける洗浄効果を考慮して定められればよく、たとえば、
アンモニア:純水=1:100程度とするのが好まし
い。
【0073】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明は他の形態でも実施することがで
きる。たとえば、上述の第1の実施形態においては、両
面ブラシ洗浄部50における希BHFを用いたスクラブ
洗浄の後に、表面ブラシ洗浄部60によるスクラブ洗浄
が行われているが、両面ブラシ洗浄部50のみの洗浄で
十分な洗浄効果が得られる場合には、表面ブラシ洗浄部
60は設けられる必要がない。これにより、構成が簡単
になる。また、上述の希BHFの希釈率や希アンモニア
水の希釈率は一例にすぎず、他の希釈率が採用されても
よいことは言うまでもない。ただし、希BHFの希釈率
に関しては、金属膜の過剰な腐食が生じないように、希
BHFが弱酸性となるように定められることが好まし
い。
【0074】さらに、上述の実施形態では、ディスク型
ブラシを用いてウエハWの表面がスクラブ洗浄されてい
るが、たとえば、ロール型ブラシの周面をウエハWの表
面に摺接させることによりスクラブ洗浄が行われてもよ
い。
【0075】また、上述の実施形態では、1枚のウエハ
Wを回転させつつスクラブ洗浄する枚葉型スピン式洗浄
装置が採用されているが、ウエハWを一枚ずつ、または
複数枚一括して、希BHFや希アンモニア水を貯留した
浸漬槽に浸漬させてウエハWの洗浄を行う枚葉式または
バッチ式の浸漬式洗浄装置に対してもこの発明を適用で
きる。
【0076】さらに、希BHFやアンモニア水を用いた
洗浄方法についても、ブラシスクラブ式に限らず、洗浄
液(希BHFまたは希アンモニア水)中にウエハを浸漬
させる上記の浸漬式、洗浄液の高圧ジェット噴流をウエ
ハの表面に吹き付ける高圧ジェット式、洗浄液に超音波
振動を与え、この超音波振動が付与された洗浄液をウエ
ハの表面に供給する超音波式のいずれの洗浄方法が適用
されてもよい。
【0077】また、この発明は、メタルCMP処理後の
ウエハの洗浄に限らず、たとえば、シリコン酸化膜上に
金属配線が形成されたウエハ表面を、他の膜の成膜に先
だって洗浄する場合など、シリコン酸化膜および金属膜
がともに表面に露出したウエハに対する洗浄にとくに有
効である。
【0078】さらには、処理対象の基板は、シリコンウ
エハに限らず、他の種類の半導体基板、液晶表示装置用
ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、ハー
ドディスク装置用セラミック基板など、各種の被処理基
板に対して、シリコンウエハの場合と同様にこの発明を
適用することができる。
【0079】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の基板洗浄方法によって
洗浄されるウエハの表面の様子を示す断面図である。
【図2】上記実施形態の方法による基板洗浄方法を示す
図解図である。
【図3】上記実施形態の方法を実施するための具体的な
基板洗浄装置の内部構成を示す平面図である。
【図4】両面ブラシ洗浄部の構成を簡略化して示す斜視
図である。
【図5】表面ブラシ洗浄部の概念的な構成を示す図解図
である。
【図6】水洗・乾燥処理部の概念的な構成を示す図解図
である。
【符号の説明】
20 基板洗浄装置 50 両面ブラシ洗浄部 60 表面ブラシ洗浄部 51a,51b,51c,52a,52b,52c
保持ローラ 53 両面スクラブ洗浄機構 57U,57L 処理液供給管 58 薬液供給弁 62 スピンチャック 63 スキャンブラシ CN,CN10 薬液ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 7/50 C11D 7/50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ふっ酸およびふっ化アンモニウムを含む水
    溶液からなる洗浄液を基板表面に供給して基板を洗浄す
    る洗浄液供給ステップを含むことを特徴とする基板洗浄
    方法。
  2. 【請求項2】上記基板表面は、シリコン酸化膜および金
    属が露出した表面であることを特徴とする請求項1に記
    載の基板洗浄方法。
  3. 【請求項3】上記基板表面は、CMP処理された表面で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の基板洗
    浄方法。
  4. 【請求項4】アンモニアを含む水溶液を基板表面に供給
    して基板を洗浄するステップをさらに含むことを特徴と
    する請求項3に記載の基板洗浄方法。
  5. 【請求項5】上記洗浄液液供給ステップの実行中に、洗
    浄ブラシにより基板表面をスクラブ洗浄するステップを
    さらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の基板洗浄方法。
  6. 【請求項6】上記洗浄液が弱酸性となるように、上記洗
    浄液に対するふっ酸およびふっ化アンモニウムの混合比
    率が定められていることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の基板洗浄方法。
  7. 【請求項7】基板を保持するための基板保持部と、 この基板保持部に保持された基板に対して、ふっ酸およ
    びふっ化アンモニウムを含む水溶液からなる洗浄液を供
    給するための洗浄液供給手段とを含むことを特徴とする
    基板洗浄装置。
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