JPH1131201A - 非接触型識別装置の取付構造 - Google Patents
非接触型識別装置の取付構造Info
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- JPH1131201A JPH1131201A JP9184990A JP18499097A JPH1131201A JP H1131201 A JPH1131201 A JP H1131201A JP 9184990 A JP9184990 A JP 9184990A JP 18499097 A JP18499097 A JP 18499097A JP H1131201 A JPH1131201 A JP H1131201A
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- box
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Landscapes
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造でアンテナの背面側に電磁波が放
出されるのを遮蔽することにより背面側からの不要なカ
ードデータの読取りを防止し、また装置の小型、軽量化
を図る。 【解決手段】 壁2内に鉄等の導電材料によって形成し
たボックス3を配置する。識別装置1が取付られた取付
部材4をボックス3内に組込み、この取付部材4とボッ
クス3で外壁2Aを挟み込む。ボックス3の背面部3A
は、アンテナ9から背面側に放出される電磁波を遮蔽す
る。取付部材4をボックス3に取付けると、アンテナ9
と前記背面部3Aとの間隔は、所定の間隔に設定され、
これによってアンテナ9から放出される予め定めた電磁
波の周波数と、LC共振回路の共振周波数とを一致させ
る。
出されるのを遮蔽することにより背面側からの不要なカ
ードデータの読取りを防止し、また装置の小型、軽量化
を図る。 【解決手段】 壁2内に鉄等の導電材料によって形成し
たボックス3を配置する。識別装置1が取付られた取付
部材4をボックス3内に組込み、この取付部材4とボッ
クス3で外壁2Aを挟み込む。ボックス3の背面部3A
は、アンテナ9から背面側に放出される電磁波を遮蔽す
る。取付部材4をボックス3に取付けると、アンテナ9
と前記背面部3Aとの間隔は、所定の間隔に設定され、
これによってアンテナ9から放出される予め定めた電磁
波の周波数と、LC共振回路の共振周波数とを一致させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の入口近傍の
壁面に埋め込み設置され入退出者を識別する非接触型識
別装置の取付構造に関する。
壁面に埋め込み設置され入退出者を識別する非接触型識
別装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビル管理を無人化して人件費
を削減するために、カードシステムにより入退出者の識
別を行うことが進められている。このような入退出者を
識別する装置としては、テンキーや磁気カードを使って
暗証番号を入力し照合する装置と、電磁波を用いてデー
タの授受を行いID(Identification)カードに記憶さ
れている個人データを非接触で検出する装置の2種類が
知られている。本発明は、後者の非接触型識別装置に関
する。
を削減するために、カードシステムにより入退出者の識
別を行うことが進められている。このような入退出者を
識別する装置としては、テンキーや磁気カードを使って
暗証番号を入力し照合する装置と、電磁波を用いてデー
タの授受を行いID(Identification)カードに記憶さ
れている個人データを非接触で検出する装置の2種類が
知られている。本発明は、後者の非接触型識別装置に関
する。
【0003】非接触型の識別装置は、送受信装置として
予め定められた周波数の電磁波を送出するアンテナを備
え、このアンテナから送出された電磁波をカードデータ
を記憶しているIDカードが受信すると、IDカードは
この電磁波を変調波に変調してアンテナに放出する。ア
ンテナはコイルを所定回数巻回してリング状、矩形等適
宜な形状に形成されており、前記変調波を受信するとそ
の変調波からカードデータを読取って復調することによ
り、入退出者を識別するものである。IDカードは、大
きく分けて2GHz〜3GHz程度の近マイクロ波を用
いるものと、数10KHz〜数100KHz程度の長波
もしくは中波を用いるものの2種類がある。前者は、電
源(電池)を内蔵したものが多く、後者は電源を内蔵せ
ず無電池型と呼ばれるもので、送受信装置から放出され
た電磁波を受信し、これを検波してIDカードの電源と
している。
予め定められた周波数の電磁波を送出するアンテナを備
え、このアンテナから送出された電磁波をカードデータ
を記憶しているIDカードが受信すると、IDカードは
この電磁波を変調波に変調してアンテナに放出する。ア
ンテナはコイルを所定回数巻回してリング状、矩形等適
宜な形状に形成されており、前記変調波を受信するとそ
の変調波からカードデータを読取って復調することによ
り、入退出者を識別するものである。IDカードは、大
きく分けて2GHz〜3GHz程度の近マイクロ波を用
いるものと、数10KHz〜数100KHz程度の長波
もしくは中波を用いるものの2種類がある。前者は、電
源(電池)を内蔵したものが多く、後者は電源を内蔵せ
ず無電池型と呼ばれるもので、送受信装置から放出され
た電磁波を受信し、これを検波してIDカードの電源と
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような非接触型の
識別装置は、通常建物の出入口の壁面に埋め込み設置さ
れて使用されるが、その場合、アンテナで電磁波を放出
するため壁自体の条件や実際に設置する周囲の条件によ
ってはカードデータの読取り精度が低下するという問題
があった。すなわち、アンテナは軸方向に電磁波を放出
する指向特性をもっているため、壁の前方と後方とに指
向性を示すことになる。そのため、出入口付近の壁の両
面に2台の識別装置を近接させて埋め込み設置した場
合、一方のアンテナから送信された電磁波が他方のアン
テナの受信範囲に入ってしまい誤動作を起こすことがあ
る。
識別装置は、通常建物の出入口の壁面に埋め込み設置さ
れて使用されるが、その場合、アンテナで電磁波を放出
するため壁自体の条件や実際に設置する周囲の条件によ
ってはカードデータの読取り精度が低下するという問題
があった。すなわち、アンテナは軸方向に電磁波を放出
する指向特性をもっているため、壁の前方と後方とに指
向性を示すことになる。そのため、出入口付近の壁の両
面に2台の識別装置を近接させて埋め込み設置した場
合、一方のアンテナから送信された電磁波が他方のアン
テナの受信範囲に入ってしまい誤動作を起こすことがあ
る。
【0005】そこで、従来はこのような問題を解決する
ために、アンテナの後方に金属板を配置し、これによっ
てアンテナの背面側に電磁波が放出されるのを遮蔽する
ことによりアンテナどうしの干渉による誤動作を防止す
るようにしていた(例:特開平8−263609号公
報、特開平8−263610号公報)。
ために、アンテナの後方に金属板を配置し、これによっ
てアンテナの背面側に電磁波が放出されるのを遮蔽する
ことによりアンテナどうしの干渉による誤動作を防止す
るようにしていた(例:特開平8−263609号公
報、特開平8−263610号公報)。
【0006】しかしながら、識別装置内に金属板を配置
しているため、装置の奥行き寸法が大きくなり、小型化
の障害になるばかりか、金属板のために重量も増加する
という問題があった。
しているため、装置の奥行き寸法が大きくなり、小型化
の障害になるばかりか、金属板のために重量も増加する
という問題があった。
【0007】また、筐体の奥行き寸法によってアンテナ
と金属板との距離が制約されるため、この距離を大きく
設定することができず、そのため、アンテナの受信効率
および送信効率が低下するなどの問題があった。すなわ
ち、金属板で電磁波を遮蔽すると、金属板には電磁波に
よる渦電流が発生する。その場合、アンテナと金属板と
の距離が短いと、金属板に発生する渦電流は増加するた
め、アンテナの見かけ上のインピーダンスが低下し、ア
ンテナとコンデンサで構成されるLC共振回路の共振周
波数が高い方へ移動する。反対に、金属板とアンテナ間
の距離が大きいと、金属板に発生する渦電流は減少する
ため、アンテナの見かけ上のインピーダンスが増加し、
共振周波数が低い方へ移動する。このようにLC共振回
路の共振周波数が変化すると予め定めた周波数に一致さ
せることができず、結果としてアンテナの送信効率およ
び受信効率が低下するとともにIDカードの読取り距離
が短くなり、消費電力が増大する。
と金属板との距離が制約されるため、この距離を大きく
設定することができず、そのため、アンテナの受信効率
および送信効率が低下するなどの問題があった。すなわ
ち、金属板で電磁波を遮蔽すると、金属板には電磁波に
よる渦電流が発生する。その場合、アンテナと金属板と
の距離が短いと、金属板に発生する渦電流は増加するた
め、アンテナの見かけ上のインピーダンスが低下し、ア
ンテナとコンデンサで構成されるLC共振回路の共振周
波数が高い方へ移動する。反対に、金属板とアンテナ間
の距離が大きいと、金属板に発生する渦電流は減少する
ため、アンテナの見かけ上のインピーダンスが増加し、
共振周波数が低い方へ移動する。このようにLC共振回
路の共振周波数が変化すると予め定めた周波数に一致さ
せることができず、結果としてアンテナの送信効率およ
び受信効率が低下するとともにIDカードの読取り距離
が短くなり、消費電力が増大する。
【0008】そこで、上記した問題を解決するために、
前記特開平8−263609号公報に記載されている
「非接触カードリーダ」においては、アンテナと、その
後方に配置した金属板との間に距離調整装置を設け、こ
の距離調整装置によってアンテナと金属板との距離を、
LC共振回路の共振周波数が予め定めた周波数に等しく
なるように調整するようにしている。距離調整装置は、
アンテナと金属板を接続する一対の絶縁性ねじと、この
ねじに装着されアンテナと金属板を互いに離間する方向
に付勢するスプリングとで構成されている。
前記特開平8−263609号公報に記載されている
「非接触カードリーダ」においては、アンテナと、その
後方に配置した金属板との間に距離調整装置を設け、こ
の距離調整装置によってアンテナと金属板との距離を、
LC共振回路の共振周波数が予め定めた周波数に等しく
なるように調整するようにしている。距離調整装置は、
アンテナと金属板を接続する一対の絶縁性ねじと、この
ねじに装着されアンテナと金属板を互いに離間する方向
に付勢するスプリングとで構成されている。
【0009】しかしながら、このような従来の非接触カ
ードリーダにおいては、筐体内にアンテナと金属板とを
相対的に移動させるために必要な距離を確保する必要が
あるため、装置自体が大型化するばかりか、距離調整装
置を必要とするため部品点数が増加し、構造が複雑化す
るという問題があった。
ードリーダにおいては、筐体内にアンテナと金属板とを
相対的に移動させるために必要な距離を確保する必要が
あるため、装置自体が大型化するばかりか、距離調整装
置を必要とするため部品点数が増加し、構造が複雑化す
るという問題があった。
【0010】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、簡単な
構造でアンテナの背面側に電磁波が放出されるのを遮蔽
することにより背面側からの不要なカードデータの読取
りを防止でき、また装置の小型、軽量化を可能にした非
接触型識別装置の取付構造を提供することにある。
めになされたもので、その目的とするところは、簡単な
構造でアンテナの背面側に電磁波が放出されるのを遮蔽
することにより背面側からの不要なカードデータの読取
りを防止でき、また装置の小型、軽量化を可能にした非
接触型識別装置の取付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入退出者のカードと信号の送受信を行うア
ンテナを備え、建物の入口近傍の壁内に埋め込み設置さ
れる非接触型識別装置の取付構造において、少なくとも
背面部が導電材料で形成されたボックスを前記壁内に埋
め込み、このボックス内に、前記アンテナと前記背面部
との間に所定の間隔をもたせて前記識別装置を収納した
ことを特徴とする。本発明において、ボックスの背面部
は導電材料からなりアンテナから背面側に放出される電
磁波を遮蔽するので、背面側からの不要なカードデータ
の読取りを防止でき、また装置内には電磁波遮蔽用の金
属板を配置する必要がないので、装置の小型化および軽
量化を実現することができる。
に本発明は、入退出者のカードと信号の送受信を行うア
ンテナを備え、建物の入口近傍の壁内に埋め込み設置さ
れる非接触型識別装置の取付構造において、少なくとも
背面部が導電材料で形成されたボックスを前記壁内に埋
め込み、このボックス内に、前記アンテナと前記背面部
との間に所定の間隔をもたせて前記識別装置を収納した
ことを特徴とする。本発明において、ボックスの背面部
は導電材料からなりアンテナから背面側に放出される電
磁波を遮蔽するので、背面側からの不要なカードデータ
の読取りを防止でき、また装置内には電磁波遮蔽用の金
属板を配置する必要がないので、装置の小型化および軽
量化を実現することができる。
【0012】また、本発明は、上記発明において、ボッ
クスの前面側開口部を覆うように前記ボックス内に収納
配置され、かつボックスとともに壁の開口縁部を挟持す
る取付部材を備え、この取付部材に識別装置を固定した
ことを特徴とする。本発明において、取付部材は識別装
置のアンテナとボックスの背面部とを所定の距離に設定
する。
クスの前面側開口部を覆うように前記ボックス内に収納
配置され、かつボックスとともに壁の開口縁部を挟持す
る取付部材を備え、この取付部材に識別装置を固定した
ことを特徴とする。本発明において、取付部材は識別装
置のアンテナとボックスの背面部とを所定の距離に設定
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る非
接触型識別装置の取付構造を示す分解斜視図、図2は壁
内に埋め込み設置した状態を示す断面図である。これら
の図において、1は建物の壁2の入口近傍部内に埋め込
み設置される非接触型の識別装置、3は壁2内に埋め込
まれ前記識別装置1を収納するボックス、4はこのボッ
クス3内に収納され前記識別装置1が固定される取付部
材である。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る非
接触型識別装置の取付構造を示す分解斜視図、図2は壁
内に埋め込み設置した状態を示す断面図である。これら
の図において、1は建物の壁2の入口近傍部内に埋め込
み設置される非接触型の識別装置、3は壁2内に埋め込
まれ前記識別装置1を収納するボックス、4はこのボッ
クス3内に収納され前記識別装置1が固定される取付部
材である。
【0014】前記識別装置1は、前記取付部材4の前面
中央部に設けた凹陥部7内に嵌挿され複数個のねじ8に
よって固定されるアンテナケース6を備えている。アン
テナケース6は合成樹脂によって形成され、内部に所定
の周波数の電磁波を図示しないIDカードに放出すると
ともに、IDカードが前記電磁波を変調するとその変調
波を受信するアンテナ9と、プリント配線基板10が収
納されている。アンテナ9は、指向性の軸線が壁面と垂
直になるようにアンテナケース6内に収納されることに
より識別装置1の前方および後方に電磁波を放出する指
向特性を有している。
中央部に設けた凹陥部7内に嵌挿され複数個のねじ8に
よって固定されるアンテナケース6を備えている。アン
テナケース6は合成樹脂によって形成され、内部に所定
の周波数の電磁波を図示しないIDカードに放出すると
ともに、IDカードが前記電磁波を変調するとその変調
波を受信するアンテナ9と、プリント配線基板10が収
納されている。アンテナ9は、指向性の軸線が壁面と垂
直になるようにアンテナケース6内に収納されることに
より識別装置1の前方および後方に電磁波を放出する指
向特性を有している。
【0015】前記プリント配線基板10の表面には、図
3に示すように前記アンテナ9とコンデンサCとからな
るLC共振回路11と、このLC共振回路11を駆動す
るトランジスタ12と、カードデータ復調回路等を含む
電子回路13等が実装されている。識別装置1への電源
の供給および信号の出力は、電線14によって行われ
る。電線14は、一端がプリント配線基板10に接続さ
れ他端がコネクタ15を介して後述するコントローラ1
6に接続されている。なお、IDカードとしては、例え
ば無電池型のカードが用いられるが、これに限らず電源
を備えたカードであってもよい。
3に示すように前記アンテナ9とコンデンサCとからな
るLC共振回路11と、このLC共振回路11を駆動す
るトランジスタ12と、カードデータ復調回路等を含む
電子回路13等が実装されている。識別装置1への電源
の供給および信号の出力は、電線14によって行われ
る。電線14は、一端がプリント配線基板10に接続さ
れ他端がコネクタ15を介して後述するコントローラ1
6に接続されている。なお、IDカードとしては、例え
ば無電池型のカードが用いられるが、これに限らず電源
を備えたカードであってもよい。
【0016】また、前記識別装置1は、前記アンテナケ
ース6および取付部材4の前面を覆うアンテナカバー2
0と前記コントローラ16を備えている。アンテナカバ
ー20は、前記アンテナケース6と同様に合成樹脂によ
って背面側が開放する浅底箱型に形成され、前記保持部
材4の前面部4Aの外周部に一体に設けた枠壁部4aに
外側から嵌合され、かつ係合突起22と係合孔23との
係合およびねじ24によって固定されている。前記コン
トローラ16は、図示しない制御部、操作部、インター
フェース等を備え、前記アンテナ6に隣接して取付部材
4に取付けられ外部に露出している。そして、コントロ
ーラ16には、前記ボックス3内に導かれた電源側電線
と信号線17が接続されている。なお、このような非接
触型識別装置1自体は、従来の装置と全く同じである。
ース6および取付部材4の前面を覆うアンテナカバー2
0と前記コントローラ16を備えている。アンテナカバ
ー20は、前記アンテナケース6と同様に合成樹脂によ
って背面側が開放する浅底箱型に形成され、前記保持部
材4の前面部4Aの外周部に一体に設けた枠壁部4aに
外側から嵌合され、かつ係合突起22と係合孔23との
係合およびねじ24によって固定されている。前記コン
トローラ16は、図示しない制御部、操作部、インター
フェース等を備え、前記アンテナ6に隣接して取付部材
4に取付けられ外部に露出している。そして、コントロ
ーラ16には、前記ボックス3内に導かれた電源側電線
と信号線17が接続されている。なお、このような非接
触型識別装置1自体は、従来の装置と全く同じである。
【0017】前記壁2は所要の板厚を有して互いに平行
に対向する外壁2Aと内壁2Bとからなり、内部には前
記ボックス3を収納するに十分な空間25が設けられて
いる。また、外壁2Aの入口近傍部で所要の高さ位置に
は、前記アンテナケース6を前記取付部材4とともにボ
ックス3内に収納配置するための開口部26が形成され
ている。
に対向する外壁2Aと内壁2Bとからなり、内部には前
記ボックス3を収納するに十分な空間25が設けられて
いる。また、外壁2Aの入口近傍部で所要の高さ位置に
は、前記アンテナケース6を前記取付部材4とともにボ
ックス3内に収納配置するための開口部26が形成され
ている。
【0018】前記ボックス3は鉄等の導電材料によって
横長の箱型に形成され、壁2の厚さのほぼ半分の厚さ
(奥行き)を有している。この場合、本実施の形態にお
いては、ボックス3全体を適宜な板厚を有する鉄板によ
って製作した例を示したが、これに限らず背面部3Aの
みを導電材料によって形成してアンテナ9から背面側に
放出された電磁波を遮蔽する機能をもたせ、その他の部
分については合成樹脂等の非導電材料によって形成した
ものであってもよい。また、ボックス3は、前面側に開
放する箱型に形成されることにより、前面中央部に前記
取付部材4が挿入される開口部27と、この開口部27
の周囲を取り囲む段差部28を有している。段差部28
は、前記外壁2Aの開口部26に内側から嵌合し、前記
取付部材4の前面部4Aがねじ29によって固定され
る。これにより、前記段差部28と取付部材4の前面部
4Aは、前記外壁2Aの開口部26の周縁部の表裏面を
挟持する。
横長の箱型に形成され、壁2の厚さのほぼ半分の厚さ
(奥行き)を有している。この場合、本実施の形態にお
いては、ボックス3全体を適宜な板厚を有する鉄板によ
って製作した例を示したが、これに限らず背面部3Aの
みを導電材料によって形成してアンテナ9から背面側に
放出された電磁波を遮蔽する機能をもたせ、その他の部
分については合成樹脂等の非導電材料によって形成した
ものであってもよい。また、ボックス3は、前面側に開
放する箱型に形成されることにより、前面中央部に前記
取付部材4が挿入される開口部27と、この開口部27
の周囲を取り囲む段差部28を有している。段差部28
は、前記外壁2Aの開口部26に内側から嵌合し、前記
取付部材4の前面部4Aがねじ29によって固定され
る。これにより、前記段差部28と取付部材4の前面部
4Aは、前記外壁2Aの開口部26の周縁部の表裏面を
挟持する。
【0019】識別装置1の取付けに際しては、先ずボッ
クス3を開口部26から壁2内に組み込み、段差部28
を開口部26に内側から嵌合する。ただし、ボックス3
は、建物の建築時に予め壁2内に埋め込まれ、着脱不能
なものであってもよい。次に、アンテナケース6とコン
トローラ16を取付部材4に取付けてそれぞれねじ8で
固定し、これらを電線14によって接続する。また、コ
ントローラ16と電線17を接続する。
クス3を開口部26から壁2内に組み込み、段差部28
を開口部26に内側から嵌合する。ただし、ボックス3
は、建物の建築時に予め壁2内に埋め込まれ、着脱不能
なものであってもよい。次に、アンテナケース6とコン
トローラ16を取付部材4に取付けてそれぞれねじ8で
固定し、これらを電線14によって接続する。また、コ
ントローラ16と電線17を接続する。
【0020】次に、アンテナケース6とコントローラ1
6が取付けられた取付部材4をボックス3内に挿入して
前面部4Aの裏面側を外壁2Aの表面に密接し、ねじ2
9によってボックス3の前面に固定する。次いで、アン
テナカバー20を前記取付部材4の前面に取付けると、
識別装置1の埋め込み設置が完了する。
6が取付けられた取付部材4をボックス3内に挿入して
前面部4Aの裏面側を外壁2Aの表面に密接し、ねじ2
9によってボックス3の前面に固定する。次いで、アン
テナカバー20を前記取付部材4の前面に取付けると、
識別装置1の埋め込み設置が完了する。
【0021】ここで、識別装置1を壁2内に埋め込み設
置した状態において、ボックス3の背面部3Aとアンテ
ナ9との間隔は、LC共振回路11の共振周波数が、ア
ンテナ9から送出される予め定めた電磁波の周波数、例
えば無電池型IDカードを用いる場合、数10KHz〜
数100KHz内の予め定めた周波数とほぼ等しくなる
ように設定される。
置した状態において、ボックス3の背面部3Aとアンテ
ナ9との間隔は、LC共振回路11の共振周波数が、ア
ンテナ9から送出される予め定めた電磁波の周波数、例
えば無電池型IDカードを用いる場合、数10KHz〜
数100KHz内の予め定めた周波数とほぼ等しくなる
ように設定される。
【0022】このように本発明においては、識別装置1
を収納するボックス3を導電材料によって形成し、その
背面部3Aでアンテナ9より背面側に放出される電磁波
を遮蔽するようにしたので、図2に2点鎖線で示すよう
に内壁2B側に別の識別装置1’を上記した識別装置1
と背中合わせまたは近接させて埋め込み設置した場合で
も、一方の識別装置のアンテナから送出された電磁波が
他方の識別装置によって受信されることがなく、カード
データの誤取込みを防止することができる。
を収納するボックス3を導電材料によって形成し、その
背面部3Aでアンテナ9より背面側に放出される電磁波
を遮蔽するようにしたので、図2に2点鎖線で示すよう
に内壁2B側に別の識別装置1’を上記した識別装置1
と背中合わせまたは近接させて埋め込み設置した場合で
も、一方の識別装置のアンテナから送出された電磁波が
他方の識別装置によって受信されることがなく、カード
データの誤取込みを防止することができる。
【0023】また、識別装置1自体の内部には、電磁波
を遮蔽するための金属板を配置する必要がないので、装
置の小型化および軽量化を達成することができる。さら
に、アンテナケース6が取付けられた取付部材4をボッ
クス3内に収納固定すると、アンテナ9とボックス3の
背面部3Aとの間隔が所定の間隔に設定され、アンテナ
9から放出される電磁波の周波数ととLC共振回路11
の共振周波数とを一致させることができるので、上記し
た特開平8−263609号公報に見られるように距離
調整装置を識別装置1内に組込む必要もなく、装置自体
の構成が簡素で、しかも壁2への埋め込み設置も容易で
ある。
を遮蔽するための金属板を配置する必要がないので、装
置の小型化および軽量化を達成することができる。さら
に、アンテナケース6が取付けられた取付部材4をボッ
クス3内に収納固定すると、アンテナ9とボックス3の
背面部3Aとの間隔が所定の間隔に設定され、アンテナ
9から放出される電磁波の周波数ととLC共振回路11
の共振周波数とを一致させることができるので、上記し
た特開平8−263609号公報に見られるように距離
調整装置を識別装置1内に組込む必要もなく、装置自体
の構成が簡素で、しかも壁2への埋め込み設置も容易で
ある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る非接触
型識別装置の取付構造によれば、構造が簡単で、背面側
からの不要なデータの読取りを確実に防止することがで
きるとともに、薄型、小型化を達成することができる。
型識別装置の取付構造によれば、構造が簡単で、背面側
からの不要なデータの読取りを確実に防止することがで
きるとともに、薄型、小型化を達成することができる。
【図1】 本発明に係る非接触型識別装置の取付構造を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図2】 壁内に埋め込み設置した状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】 LC共振回路を示す図である。
1…非接触型識別装置、2…壁、2A…外壁、2B…内
壁、3…ボックス、4…取付部材、6…アンテナケー
ス、7…凹陥部、9…アンテナ、10…プリント配線基
板、11…LC共振回路、16…コントローラ、20…
アンテナカバー、26…壁の開口部、27…ボックスの
開口部。
壁、3…ボックス、4…取付部材、6…アンテナケー
ス、7…凹陥部、9…アンテナ、10…プリント配線基
板、11…LC共振回路、16…コントローラ、20…
アンテナカバー、26…壁の開口部、27…ボックスの
開口部。
Claims (2)
- 【請求項1】 入退出者のカードと信号の送受信を行う
アンテナを備え、建物の入口近傍の壁内に埋め込み設置
される非接触型識別装置の取付構造において、少なくと
も背面部が導電材料で形成されたボックスを前記壁内に
埋め込み、このボックス内に、前記アンテナと前記背面
部との間に所定の間隔をもたせて前記識別装置を収納し
たことを特徴とする非接触型識別装置の取付構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の非接触型識別装置の取付
構造において、ボックスの前面側開口部を覆うように前
記ボックス内に収納配置され、かつボックスとともに壁
の開口縁部を挟持する取付部材を備え、この取付部材に
識別装置を固定したことを特徴とする非接触型識別装置
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184990A JPH1131201A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 非接触型識別装置の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9184990A JPH1131201A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 非接触型識別装置の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1131201A true JPH1131201A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16162872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9184990A Pending JPH1131201A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 非接触型識別装置の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1131201A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0982867A2 (de) * | 1998-08-27 | 2000-03-01 | Robert Bosch Gmbh | Modul |
JP2005045758A (ja) * | 2003-07-10 | 2005-02-17 | Toto Ltd | 高周波センサ、アンテナ装置、及びアンテナ装置の製造方法 |
WO2007116830A1 (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-18 | Aruze Corp. | 無線icタグ |
JP2008240491A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Comany Inc | 入室管理用のカードリーダー取付け構造 |
JP2011102129A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Toshiba Tec Corp | 無線タグケース及び位置検出装置 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP9184990A patent/JPH1131201A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0982867A2 (de) * | 1998-08-27 | 2000-03-01 | Robert Bosch Gmbh | Modul |
EP0982867A3 (de) * | 1998-08-27 | 2000-04-19 | Robert Bosch Gmbh | Modul |
JP2005045758A (ja) * | 2003-07-10 | 2005-02-17 | Toto Ltd | 高周波センサ、アンテナ装置、及びアンテナ装置の製造方法 |
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JP2008240491A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Comany Inc | 入室管理用のカードリーダー取付け構造 |
JP2011102129A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Toshiba Tec Corp | 無線タグケース及び位置検出装置 |
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