JPH11311403A - 加熱炉内の処理対象物の加熱方法 - Google Patents
加熱炉内の処理対象物の加熱方法Info
- Publication number
- JPH11311403A JPH11311403A JP11038417A JP3841799A JPH11311403A JP H11311403 A JPH11311403 A JP H11311403A JP 11038417 A JP11038417 A JP 11038417A JP 3841799 A JP3841799 A JP 3841799A JP H11311403 A JPH11311403 A JP H11311403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- fuel burner
- air
- oxy
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/32—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid using a mixture of gaseous fuel and pure oxygen or oxygen-enriched air
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/235—Heating the glass
- C03B5/2353—Heating the glass by combustion with pure oxygen or oxygen-enriched air, e.g. using oxy-fuel burners or oxygen lances
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C5/00—Disposition of burners with respect to the combustion chamber or to one another; Mounting of burners in combustion apparatus
- F23C5/08—Disposition of burners
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/20—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
- F23D14/22—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
- F23D14/24—Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other at least one of the fluids being submitted to a swirling motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23M—CASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F23M5/00—Casings; Linings; Walls
- F23M5/02—Casings; Linings; Walls characterised by the shape of the bricks or blocks used
- F23M5/025—Casings; Linings; Walls characterised by the shape of the bricks or blocks used specially adapted for burner openings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/34—Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Abstract
生量を減らすとともに、温度の制御性及び熱効率に優れ
た燃焼方法及び装置を提供する。 【解決手段】 空気−燃料バーナによる燃焼と酸素−燃
料バーナによる燃焼とを同時に行わせる。酸素−燃料バ
ーナによる火炎を、空気−燃料バーナによる火炎の先端
の近傍において、その火炎と交差する様に形成する。酸
素−燃料バーナの当量比(酸素/燃料)は、約1.5〜
約12.5である。空気−燃料バーナを当量比0.6〜
1.0で燃焼させることにより、火炎中の酸素を不足気
味にしてNOX発生量を減少させる。本発明によれば、
加熱炉に導入される窒素の量を減らし、CO及び他の炭
化水素を燃焼させる。本発明によれば、加熱炉の温度コ
ントロール能力及び熱効率が改善され、空気−燃料バー
ナの当量比にもよるが、NOXの発生量を30%から7
0%程度減少させることができる。
Description
Xの発生量を減少させるために、空気−燃料バーナを用
いた加熱炉において、酸化用の酸素−燃料バーナを用い
た燃焼を併用するための方法及び装置に係る。本発明
は、特に、加熱炉の寿命あるいは加熱炉内で製造される
製品の品質を損なうことなく、熱効率を向上させること
を目的としている。
一般的な方法は、「100%酸素−燃料燃焼」を採用す
ることである。この方法では、空気の代わりに酸素を用
いることによって窒素を排除し、その結果、NOXの発
生量が相当程度減少する。この方法は、いくつかのタイ
プのガラス用炉において効果を上げている。
などの様な、大規模なガラス用加熱炉(溶融ガラスの生
産能力が450〜1000トン/日程度)において、
「100%酸素−燃料燃焼」を用いることは、これまで
のところ、採用されていない。これは、酸素を使用する
ことによる経済的な不利、並びに、ガラスの品質及び加
熱炉の寿命に与える影響の不確定性などの問題による。
能ないくつかの制御方法がある。それらは、例えば、3
−Rプロセス(EP−0,599,547A1号)、ガ
ス再燃焼プロセス(US−5,139,755号)、及
び酸素富化空気ステージング( oxygen-enriched air
staging )(US−5,203,859号)などであ
る。
セスでは、燃焼排ガスの流れの中に追加のあるいは再燃
焼用の燃料(全燃料消費量の5%〜15%に相当する)
が吹き込まれ、再燃焼反応を行わせることによってNO
Xの発生量を減少させる。これは、後燃焼方式である。
この方式では、燃焼排ガスの流れの中に再燃焼用の燃料
(天然ガス)を吹き込む必要がある。従って、或る種の
加熱炉では、各種の酸化物を含む断熱材を使用している
ために、蓄熱室( regenerator )内を還元雰囲気にする
ことができないので、この方式を採用することはできな
い。
は無駄になる。即ち、溶融エリアの外において燃焼排ガ
スの流れの中に噴射される上記の5%〜15%の再燃焼
用の燃料からは、熱的な貢献が得られない。即ち、追加
された燃料は、生産量の増加をもたらす様な熱を発生す
ることなく、単に、燃焼排ガスの浄化のために使用され
ることになる。更に、この方式では、加熱炉から発生す
るCOの量を増加させる懸念がある。
加熱炉の燃焼排ガスの排出口の近くに「二次燃焼用酸化
剤( secondary oxidant ) 」(酸素あるいは酸素富化
空気)が導入され、NOXの発生量を減少させる。この
方法の場合、サーマルNOXの発生を抑制するため、加
熱炉は、燃焼側において低めの当量比( lower stoich
iometry )で運転される。二次燃焼用酸化剤は、燃焼排
ガスの流れに(排出ポートを用いて)吹き込まれ、CO
及び他の炭化水素類を燃焼させる。
典型的な側面燃焼型の蓄熱式加熱炉( side fired re
generative furnace )であって、燃焼ポート2及び排
気ポート4側に、それぞれ、蓄熱室( regenerater )
(チェッカーと呼ばれる)A及びBを備えている。燃焼
は、図の左から右に進み、二次燃焼用酸化剤6は、図の
右から左に向けて吹き込まれる。
(図1に示す)、好ましい実施態様として、予備加熱さ
れた二次燃焼用空気7を、酸素アスピレータ8を用いて
燃焼サイドの蓄熱室Aから引き出すための構成が記載さ
れている。ここでは、酸素9は、二次燃焼用空気7を引
き出すための推進力( prime mover ) として使用され
ている。二次燃焼用酸化剤6は、従って、排気ポート4
の近傍から吹き込まれる。上記の様な構成に関しては、
次の様な問題点がある。
気を移送するために、大口径の二次燃焼用空気配管7を
設けなければならず、スペース上の制約がある。
向を、左向きから右向きへ転換させているので、加熱炉
内に複雑な流れの逆転サイクルが生じる。
combustion space ) の中で、CO及び他の炭化水素
類を燃焼させることが困難である。これは、排気ポート
4内における早まった燃焼が排気ポート4の過熱をもた
らすことによる。
を実現するためのアスピレータ8の設計に関して制約が
ある。
富化空気を二次燃焼用酸化剤として使用するものがあ
る。この場合、混合条件を満たすことが困難である。こ
れは、燃焼排ガスの主流れの流量と比較して、冷たいあ
るいは常温の二次燃焼用酸化剤の流れの流量がかなり小
さいことによる。即ち、燃焼排ガスの流量は、二次燃焼
用酸化剤の流量の約60倍であり、常温の混合ガスによ
るメルター燃焼スペース( melter combustion space
) の冷却が原因となって、混合が十分に行われず、熱
効率が低くなる。このことは、更に、加熱炉内で製造さ
れる製品の品質にも影響する。
燃焼用酸化剤として使用するものがある。この場合、二
次燃焼用の酸素の流量が少ないので、混合することが困
難である(燃焼排ガスの流量は、二次燃焼用の酸素の流
量の約300倍である)。その結果、加熱炉内における
燃焼が不均一になって、溶融エリア内の燃焼スペース及
び排気ポートの中にホットスポットが発生する。
と同時に、以上に挙げた問題を伴わずに、NOXの発生
量を減少させることができるならば、ガラスその他の製
品の製造者にとって非常に有益である。
従来の高温の加熱炉における燃焼方法の問題点に鑑み成
されたもので、本発明の目的は、より単純な方法を用い
て、高温の加熱炉において炉の寿命、製品の品質及び熱
効率を損なうことなく、NOXの発生量を減少させるこ
とができる燃焼方法を提供することにある。
加熱炉内で処理対象物を加熱するための方法であって、
少なくとも一つの空気−燃料バーナを用いて第一の燃料
を燃焼させて、この空気−燃料バーナから発生する熱を
前記処理対象物に実質的に伝達する工程と、少なくとも
一つの酸素−燃料バーナを用いて第二の燃料を燃焼させ
て、この酸素−燃料バーナから発生する熱を前記処理対
象物に実質的に伝達する工程と、を備え、前記空気−燃
料バーナは、燃料リッチなモードで運転され、前記酸素
−燃料バーナは、燃料リーンなモードで運転されこと、
を特徴とする。
は、前記第一の燃料を燃焼させる際に、前記空気−燃料
バーナによる火炎を、前記処理対象物の表面が構成する
水平面に対して実質的に平行に形成する。
際に、前記酸素−燃料バーナによる火炎を、前記空気−
燃料バーナによる火炎に対して交差する様に形成する。
火炎を、フラットボトムポート( flat bottom port
) から前記空気−燃料バーナによる火炎に向けて、水
平方向に対して斜めの角度で放射し、その角度αを、約
1度以上、約30度以下とする。
火炎を、前記空気−燃料バーナによる火炎に向けて前記
空気−燃料バーナによる火炎の下側から放射する。
火炎を、前記空気−燃料バーナによる火炎の先端部分の
近傍で当該空気−燃料バーナによる火炎と交差させる。
は、前記酸素−燃料バーナによる火炎を、インクライン
ドポート( inclined ports ) から前記空気−燃料バ
ーナによる火炎に向けて、水平方向に対して斜めの角度
で放射し、その角度αを、約−10度以上、約+30度
以下とする。
たは空気−燃料燃焼ポート)に対して、それぞれ、複数
の酸素−燃料バーナを設ける。
0.6以上、約1.0以下の当量比で運転する。
の燃料を同一にする。
1.5以上、約12.5以下の当量比で運転する。
の加熱に使用される加熱炉内の温度制御方法であって、
当該加熱炉は、空気−燃料バーナ及び酸素−燃料バーナ
を備え、一またはそれ以上の空気−燃料バーナを、一定
の燃料投入量で運転する工程と、一またはそれ以上の酸
素−燃料バーナを、加熱炉からのNOXの発生量を実質
的に変えることなく、加熱炉及び処理対象物の温度を上
昇させあるいは下降させるために運転する工程と、を備
えたことを特徴とする。
バーナであって、二次燃焼用酸化剤の供給に使用される
中央配管と、この中央配管の周囲に形成され、燃料の供
給に使用される環状領域とを備え、前記中央配管の先端
部にはノズルが取り付けられ、このノズルまたは前記中
央配管のいずれか一方が、軸方向に沿ってその位置を調
整できる様に取り付けられていることを特徴とする。
酸化剤の吹き出し口を有し、前記環状領域は、耐火性ノ
ズルによって区画され、この耐火性ノズルは、加熱面
( furnace hot face )を有し、前記加熱面からの前
記の二次燃焼用酸化剤の吹き出し口までの距離を、当該
バーナの火炎吹き出し口の直径をDとしたときに、約D
/4から約10Dの範囲で調整できる様に構成する。
たはそれ以上の燃料スワラ(旋回器)を設ける。
( regenerative ) あるいは熱交換器付き( recuperat
ive ) のガラス用加熱炉に適用される。これらのガラス
用加熱炉は、火炎温度が高く且つ雰囲気中に窒素が豊富
にあるので、大量のサーマルNOXを発生させることが
知られている。高い火炎温度の原因は、燃焼用空気のか
なり高い予備加熱温度(1200度F〜2400度F;
649℃〜1315℃)、及びかなり高いプロセス温度
(2700度F〜2900度F;1482℃〜1593
℃)にある。窒素は、二次燃焼用酸化剤として通常使用
される空気(窒素含有量約79%)に由来するものであ
る。
を示す。ここでは、空気−燃料バーナ1による火炎5に
対して、燃焼サイド2から斜めの角度で、二次燃焼用の
酸素−燃料バーナ3( oxidizing oxy-fuel burner )
からの吹き込みが行われている。この酸素−燃料バー
ナ3の当量比(燃料流量に対する現実の酸素流量の比
を、燃料流量に対する理論的な酸素流量(完全燃焼によ
ってCO2及びH20が生成されると仮定した流量)の
比で割った値)は、酸素−燃料バーナ側で、1.5から
12.5の範囲に保たれる。なお、燃焼のための理論的
に正しい値では、当量比が1である。
型の蓄熱式加熱炉の概要を示す。ここでは、主空気−燃
料バーナ1がポートの側面から燃焼する様に配置され、
本発明に基づく二次酸化用の酸素−燃料バーナ3は、ポ
ートの下面から燃焼する様に配置されている。これまで
においても使用していた様に、「酸素−燃料」(「酸素
−燃料バーナによる燃焼」)とは、二次燃焼用の酸化剤
( oxidant )中の酸素の組成が21%を超えることを意
味し、これは、酸素の組成が22%以上、100%以下
の場合を含む。好ましくは、酸素の組成は約22%以
上、約30%以下である。
造設備を例にして説明するが、本発明に基づく方法及び
装置は、金属その他の材料(例えば、鉱石)を融解する
場合にも適用することができる。
態、及びそれに対して推奨できる二次燃焼用の酸素−燃
料バーナ3の配置について説明する。
燃焼の利点の一つは、溶融ガラスの表面で酸素−燃料バ
ーナ3による燃焼を行わせ、これによって、その輻射熱
を溶融ガラス12の表面に伝達することである。このと
き、酸素−燃料バーナ3による燃焼生成物10が生成さ
れ、これらは、主として、1500度F〜4500度F
(815℃〜2482℃)に予備加熱された酸素、CO
2及びH2Oである。加熱されることによって、酸素
は、従来の方法において使用されている常温の酸素の体
積の4倍から10倍程度に膨張する。
Oなどのガスが、酸素と共に送られることによって、こ
れらのガスがキャリア媒体として有効に働く。即ち、こ
れらのNOXを生成しないガスは、酸化用媒体の有効体
積を増加させるので、燃焼排ガスとの混合を促進する。
られている方法において使用されている空気が主体のガ
スを比較して、H2O及びCO2を使用した場合には、
輻射による熱伝達が大きいことは、すでに証明されてい
る。これは、これらの分圧が高いためである。
を調整するだけで、二次燃焼用ガスの流れの中の酸素の
量を変更することができると言う利点がある。
する)は、非常に小さな角度に保たれる。即ち、その角
度αは、空気−燃料バーナによる火炎の先端部分16に
おいて、空気−燃料バーナ1による火炎5に酸素−燃料
バーナ3による燃焼生成物10が交差する様に設定され
る。
ort ) の場合、この角度αについての好ましい値は、水
平面(または、溶融ガラス若しくは他の製品の表面)に
対して上側に1度から30℃までの範囲である。また、
スロープ付き(または、傾斜付き)のボトムポートの場
合、この角度αは、溶融ガラスの表面に対して下側に1
0度から上側に30℃までの範囲である。その狙いは、
主空気−燃料バーナ1による火炎5と早めに混ざり合う
ことなく、二次燃焼用のガスの流れを加熱炉の中に深く
吹き込むことにある。
燃料及び二次燃焼用の酸化剤の吹き込み速度、ノズル形
状、吹き込み角度α、及び酸素−燃料バーナ3の本数な
どによって、全体的な混合及びCOの燃焼率などが決定
される。
合、ポートの幅がかなり広いので(例えば、3フィート
から9フィート程度、即ち、3mから9m程度)、数個
のあるいは多数の酸素−燃料バーナをポートの下側に設
けることが好ましい。互いに隣接する酸素−燃料バーナ
の間隔は、混合及び炉内への侵入が良好に行われる様に
設定される。
て、酸素−燃料バーナの数、間隔、燃焼速度についての
最適値を求める際には、空気−燃料バーナによる火炎の
速度分布、及び酸素−燃料バーナによる火炎の運動量
( momentum ) の様々なパラメータについて、コンピュ
ータを用いて解析を行うことが好ましい。
対側に位置する排気ポート4内におけるバーンアウトの
原因となり、一方、侵入深さが不足する場合には、高温
火炎ゾーン(火炎温度がピーク値となるゾーン)におい
て早めに混合が行われる結果、NOX発生量を増加させ
ることになる。設計の目標は、酸素−燃料バーナ3によ
る燃焼生成物を10を、空気−燃料バーナ1による火炎
5の先端部分16において当該空気−燃料バーナ1によ
る火炎5と交差させ、これによって、メルター燃焼スペ
ース( melter combustion space ) (通常、処理対
象物の上方)の中で、COを効率良く燃焼させることあ
る。この配置の場合には、COの燃焼及び熱放出が、メ
ルター燃焼スペースの中で起こり、発生した熱が処理対
象物に伝達される。
スペース内でのエネルギー放出は、従来の3−Rプロセ
スの場合とは大幅に異なっている。即ち、従来の3−R
プロセスの場合には、再燃焼用燃料( reburn fuel )
は蓄熱室に吹き込まれる。従って、この再燃焼燃料の燃
焼によって発生した熱は、溶融プロセスにおいて直接的
には使用されない。
ポート4内でのバーンアウトの原因となる。その結果、
排気ポート4の内部で放出された熱は、排気ポートの耐
火物を過熱させ、その結果、蓄熱室B内の標的壁( tar
get wall ) 及びチェッカー( checkers ) の過熱を招
く。
吹き込み角度αに関しても、クラウン18及びその他の
耐火物への影響を回避するために、同様に、コンピュー
タモデルを用いた解析によって、慎重に決定することが
好ましい。
動量( momentum ) は、以下のパラメータに基づいて計
算される: (イ) 燃焼速度 (ロ) 当量比(化学量論に基づく比) (ハ) 燃料の速度 (ニ) 二次燃焼用酸化剤の速度、 (ホ) 1ポート当たりの酸素−燃料バーナの数 (へ) 吹き込み角度、 (ト) ノズル構造(直線型/渦巻き型など) 運動量が適切な場合には、空気−燃料バーナによる火炎
中のCO及び他の炭化水素類を効率良く燃焼させること
ができ、それによって発生した熱を、処理対象物の表面
に効率良く伝達することができる。従って、本発明の方
法によれば、全体として、加熱炉から発生するNOXの
量が減少するとともに(これは、空気−燃料バーナによ
る火炎の当量比が比較的低いことに起因している)、熱
効率が高まる。
ナの当量比のレベルに比例する。空気−燃料バーナの当
量比の基準値を1.05とした場合。もし、燃焼ポート
側の空気−燃料バーナの当量比がこれに比べて非常に低
ければ(例えば、0.7から0.8程度)、NOXの減
少量は、非常に大きなものになる(例えば、60%から
70%程度)。これに対して、もし、空気−燃料バーナ
の当量比がかなり高めの場合には(例えば、0.95か
ら1.00程度)、NOXの減少量は小さくなる(例え
ば、10%から30%程度)。なお、上記において基準
値とした、当量比1.05とは、排気ポートの中で、空
気が5%過剰であることを意味し、従って、酸素が1%
過剰であることを意味している。なお、通常、蓄熱式加
熱炉は、約1.05から約1.10程度の等量比で運転
されている。
炉の全体的な運転条件、加熱炉の構造、ポートのサイ
ズ、火炎の全体的な特性、及びNOXの減少量の目標値
などに依存する。酸素−燃料バーナの当量比の選択は、
空気−燃料バーナの当量比、及び燃焼排ガス中において
必要とされる過剰酸素の量に依存する。大規模な側面加
熱型の蓄熱式加熱炉における実操業では、排気ポート内
における過剰酸素の量は、約1%から2%程度である。
えられたポートに対して要求される全投入エネルギー
量、空気−燃料バーナによる火炎の当量比に基づいて行
われる。好ましくは、与えられたポートに対して要求さ
れる全投入エネルギー量の約5%から約50%相当の燃
料が、酸素−燃料バーナに供給される。空気−燃料バー
ナへ供給される燃料の量は、酸素−燃料バーナに供給さ
れる燃料の量の増加に伴って減少する。
気温度が、2200度Fから2300度程度;1204
℃から1260℃程度)においては、一つないしそれ以
上の酸素−燃料バーナを使用することによって、最大1
0%程度、燃料を節約することができる。従って、1ポ
ート当たりの全体的な燃料消費量を減らすことができ
る。これは、燃料リッチで輝度が高い空気−燃料バーナ
による火炎によって熱伝達が増大すること、及び空気−
燃料バーナによる燃焼の際に供給される燃焼用空気(具
体的には、窒素)の量が減少することによるものであ
る。
の体積の減少に伴い、加熱炉から排出される微粒子ある
いはキャリーオーバー( particulates or carryover
)が減少することである。従来の方法を採用している
多くの蓄熱式加熱炉では、プロセスの微粒子及び伸長し
たキャンぺーン( extended campaign ) のために部分
的に閉塞が起こる。酸素−燃料バーナを用いることによ
って、蓄熱室の許容流量限界を超えることなく且つ蓄熱
室の圧力の上昇を伴わずに、煙道ガスの体積が減少す
る。従って、酸素−燃料バーナを用いることによって、
要求される生産量を達成するために必要となる燃焼室の
容積を十分に確保することが可能になると言う効果がも
たれされる。
少を実現するための、各種の空気−燃料バーナの当量比
のレベル、及び二次燃焼用の酸素−燃料バーナの当量比
のレベルの設定の例を示す。
ては、一定の燃焼速度(10MM・BTU/Hr;2.
92MW)で燃焼が行われる。ここでは、当該ポートの
全体的な燃料所要量は、11MM・BTU/Hr(3.
92MW)である。酸素−燃料バーナは、一定のエネル
ギー供給速度(1MM・BTU/Hr;292KW)で
燃焼が行われる。なお、実際の運転においては、ポート
の幅方向の寸法によっては、複数の酸素−燃料バーナを
使用することもできる。
応する燃焼用空気の流量、酸素−燃料バーナの天然ガス
及び酸素の流量、酸素−燃料バーナによる燃焼生成物の
組成、及び燃焼排ガスとの相互作用が起こる前の平衡温
度が掲げられている。これらの表において、全体的な狙
いは、燃焼排ガスの流れの中に、要求される過剰酸素レ
ベルを維持することができる様に、十分な量の二次燃焼
用の酸化剤を供給することにある。
のである)において、当量比:1.00は、理論的に正
しい燃焼用空気量に相当し、表に掲載されている当量
比:0.7、0.8、0.95は、いずれも燃料リッチ
なケースに該当している。ここでは、単に酸素−燃料バ
ーナの燃焼速度(ここでは、1MM・BTU/Hr)及
び全体的な当量比を選択するだけで、空気−燃料バーナ
による火炎の先端部分で必要とされる酸素量が供給され
ることが示されている。
焼生成物の平衡温度を、当量比を選択することによっ
て、調整することができる。
ケースにおいて、全化石燃料(天然ガス)の燃焼速度
は、11MM・BTU/Hr(3.22MW)であり、
この内、空気−燃料バーナが10MM・BTU/Hr
(2.93MW)で、酸素−燃料バーナが1MM・BT
U/Hr(293KW)である。
よる熱効率及びNOXの発生は、酸素−燃料バーナの当
量比を調整するほかに、空気−燃料バーナによる化石燃
料の燃焼速度と、酸素−燃料バーナによる化石燃料の燃
焼速度との間のバランスを調整することによっても改善
される。典型的にはシステムの熱効率は、化石燃料の燃
焼速度を一定とした場合、酸素−燃料バーナの当量比が
増加するに従って、増加する。
のである)には、酸素−燃料バーナの当量比、平衡ガス
組成の計算値、及び平衡火炎温度の範囲が示されてい
る。
ーナの流量を選択する際に、ガイドラインとして使用す
ることができる。なお、実際の適用においては、混合プ
ロセスが必ずしも十分ではないので、僅かに多めの酸素
が必要となる。
される高温または予備加熱された酸素によって、燃焼ス
ペースまたはメルター燃焼スペース内において、効率良
くCO及び他の炭化水素類の燃焼が行われ、排気ポート
内におけるポスト燃焼( post combustion ) 、及び排
気ポートの過熱の心配がない。
は、溶融したガラスの表面に伝達され、排気ポートに集
中することはない。これによって、排気ポートの近く
で、単に、CO及び他の炭化水素類の燃焼を行う場合と
比較して有利な効果が得られる。更に、本発明に基づく
方法は、酸素−燃料バーナによる燃焼を併用することに
よって、加熱炉内に余分な窒素を供給することがない。
03,859号に記載されている方法などの様な、酸素
富化空気を用いた従来の燃焼方法と比較して、加熱炉内
に供給される窒素の量を少なくすることができる。
際の酸素−燃料バーナの燃焼条件についての各種の例を
示す。酸素−燃料バーナの当量比は、空気−燃料バーナ
の当量比に対応して、設定されている。
バーナを併用することによって、NOXの発生量が減少
する。
よる燃焼と、燃料リーンな酸素−燃料バーナによる燃焼
とを同時に行わせることによって、NOXの発生量が減
少する。この技術は、二種類のNOX減少プロセスを利
用している。即ち、燃料リッチな空気−燃料バーナ燃焼
プロセス、及び燃料リーンな酸素−燃料燃焼プロセスを
利用している。両プロセスを併用することによって、基
本燃焼( baseline fireing ) の場合と同等の全体的
な酸素対燃料当量比を維持しながら、熱効率の減少を伴
わずに、熱効率を改善する可能性を伴って、NOXの発
生を減少させることができる (ハ) CO及び他の炭化水素類を燃焼させるべく、酸
素−燃料バーナによる燃焼生成物を燃焼室の奥深くに吹
き込むために、一つまたはそれ以上の酸素−燃料バーナ
が使用されている。酸素−燃料バーナは、単純な酸素ラ
ンスを使用した場合と比較して、大きな酸化能力を備え
た燃焼生成物を燃焼室の奥深くに吹き込む能力に優れて
いる。酸素−燃料バーナによる燃焼プロセスによりガス
の温度及び体積が増大し、それによって、燃焼生成物を
燃焼室の奥深くに吹き込む推進力が生まれる。
焼の条件(燃焼の位置、燃焼の角度、酸素−燃料バーナ
の数)を使用することによって、CO及び他の炭化水素
類を燃焼させることが可能になる。
ーナとを新たに組み合わせることによって、空気−燃料
燃焼のレベル(または、燃料供給量のパーセント)を一
定に保った状態で、酸素−燃料燃焼の状態を変化させ
て、加熱炉内の温度分布を制御することができる。即
ち、酸素−燃料バーナによる燃焼を、基本となるプロセ
ス温度を制御するために使用することができる。
燃焼速度を、全体的なNOX及び微粒子の発生に影響を
及ぼすことなく、プロセス温度を制御するために使用す
ることができる。従って、空気−燃料燃焼を一定レベル
(いわばベースラインレベル)に保つことによって、N
OX及び微粒子の発生がほぼ一定に保たれる。
セス温度の正確な制御が可能になる。これは、燃焼速
度、バーナ(または加熱炉)の当量比及びそれによって
もたらされるプロセス温度を、酸素−燃料バーナを用い
て調整することが可能になることによる。
焼によってもたらされる流れの制御の程度は、従来の空
気−燃料バーナを使用した蓄熱式加熱炉で使用されてい
る空気−燃料バーナよる燃焼と比べて、はるかに正確で
ある。
よって、酸素−燃料バーナによる燃焼生成物の流れの流
速を高めることが可能になる。酸素−燃料バーナの相対
的に速い火炎速度によって、酸素−燃料バーナによる燃
焼生成物の速い流速が形成される。その結果もたらされ
る運動量( momentum ) は、従来の酸素富化空気燃焼方
式(例えば、米国特許US−5,203,859号)に
おいて使用されている冷たい酸素の流れと比較して、1
0倍程度大きい。
生産用の加熱炉から発生するNOX量を減少させる。
おいて、酸素−燃料バーナによる火炎からの熱伝達の増
加によって、NOXの発生を減少させながら、生産性を
増大させる。熱伝達が増加する理由は以下の三つであ
る: (1) 燃焼室内におけるH20及びCO2の分圧が増大
し、これによって、熱伝達率が増大する。
が、燃料リッチな条件で運転されるので、煤(すす)の
発生が増加し、これによっても、熱伝達率が増大する。
って、(化石燃料の燃焼速度を同一とした場合に)煙道
ガスの全排出体積が減少する、従って、二次酸化剤とし
て使用される空気の予備加熱ために加熱炉に取り付けら
れる熱回収手段の効率が向上する。その結果、空気の予
備加熱温度が高まる。
に、酸素−燃料バーナを併用する改造可能な新しいコン
セプトは、化石燃料の所要の燃焼能力を維持しながら、
煙道ガスの排出体積を減少させる。このことは、蓄熱室
が、閉塞または他の理由で、空気−燃料燃焼のみとした
場合における煙道ガスの排出体積を処理できない場合に
必要になる。
用の酸素−燃料バーナのデザインにある。酸素−燃料バ
ーナは、酸素−燃料油バーナであってもよい。しかし、
説明を簡単にするため、ここでは、酸素−天然ガスバー
ナの例について説明する。
の構造の概略図を示す。このバーナのデザインは、メル
ター燃焼スペース( melter combustion spase ) の
中へ非常に高速の二次燃焼用火炎を吹き込むことを狙っ
たものである。二次燃焼用の酸化剤の速度の範囲は、約
100ft/s(30m/s)から約1000ft/s
(300m/s)程度である。二次燃焼用の酸化剤の吹
き込みの角度は、空気−燃料バーナによる火炎の長手方
向にほぼ沿った角度であって、空気−燃料バーナによる
火炎の先端部分と交差する様に、僅かに下向きの角度α
が付けられている。この角度は、フラットボトムポート
( flat bottom ports ) の場合、約1度から約30
度程度である。
くすることは、NOXの発生の問題があるので、通常、
採用されていない。しかしながら、この酸素−燃料バー
ナは、通常、非常に高い当量比(好ましくは、約1.5
〜約12.5)で運転される。従って、酸素−燃料バー
ナから発生するNOX量の全NOX発生量に占める割合
は、相対的に小さい。即ち、当量比が高い酸素−燃料バ
ーナのピーク火炎温度がかなり低いので、酸素−燃料バ
ーナから発生するNOX量の割合が低くなる。
ンは、非常にシンプルである。中央配管100は、酸素
を高速で吹き込むために使用され、その周囲の環状スペ
ース102は、天然ガスを吹き込むために使用される。
中央配管100の口径は、好ましくは、酸素の吹き込み
速度が100ft/s(30m/s)以上になる様に設
定される。バーナは、好ましくは、標準的な耐火性バー
ナブロック104が使用され、環状スペース102内に
おける天然ガスの流れを形成する。天然ガスの流れは、
外側を流れる様に維持され、加熱炉内からの窒素の引き
込みに対して効果的なシールドとして機能する。なお、
上記の窒素は、仮に、高温の酸素と反応すればNOXを
発生させる要因となる。
ナによる燃焼生成物を燃焼スペースの奥深くに送り込む
ことを目的としているので、中心部の大容積の酸化用の
ジェットは、その周囲の弱く小容積の天然ガスのジェッ
トよりも、内部に侵入し易い様になっている。
は、中空でない中央のジェットと比べて、早期に減衰す
ることが知られている。加熱炉から中央配管100の先
端106までの位置は、調整可能である。加熱面108
は、火炎に適切な運動量及び安定性を与える。
を、好ましくは、軸方向に引き込むことができるように
構成し、適切な火炎の形成及び運動量の調整を可能にす
る。この引き込み量についての好ましい範囲は、約D/
4から約10D程度である。但し、上記のDは、天然ガ
ス用の耐火性バーナブロック104の内径である。
ペース102を通る天然ガスの流れを渦巻き状に形成す
るため、標準的な複数の羽根を有するスワラ110( s
wirler ) が、上記環状スペース102に設けられる。
これによって、中央の酸素の流れとの急速な燃焼を生じ
させ、酸素−燃料バーナによる燃焼生成物を加熱スペー
ス114の奥深くに送り込むための推進力を生じさせ
る。その目的は、加熱炉の中に、高速の酸素−燃料バー
ナによる火炎を送り込むことである。
側から行う場合、空気−燃料バーナによる火炎との交差
を、空気−燃料バーナによる火炎の先端部分で行わせる
ためには、吹き込み角度αを非常に小さな角度にする必
要がある。フラットボトムポートの場合、この角度は、
上向きに約1度から約10度程度である。好ましくは、
酸素及び天然ガスの速度の範囲は、それぞれ、200〜
800ft/sec(60〜200m/s)である。
の幅、加熱炉の幅、及び酸素−燃料バーナの当量比に依
存して、酸素及び天然ガスの速度を慎重に決定する必要
がある。好ましくは、コンピュータを用いた流体力学
(CFD)による流れ解析モデルを加熱炉の形状に適用
し、酸素−燃料バーナによる燃焼生成物が、空気−燃料
バーナによる火炎の先端部分の交差位置まで形成される
様に、天然ガス及び酸素の速度を決定する。
比について規定されている値(0.6から1.0)の下
限値は、予備加熱される燃焼用空気による当量比を0.
6以下にすると、空気−燃料バーナによる火炎の速度が
非常に低くなることを考慮したためである(ポートの寸
法が同一の場合)。その様な火炎は、過剰に長く、加熱
炉の耐火物を傷める恐れがある(排気ポート及びクラウ
ンの近くで)。
増加させることによって、ある程度、減少させることが
できる。しかしながら、多くの加熱炉においては、空気
−燃料バーナのノズルの口径は、調整可能に作られてい
ないので、与えられた燃焼速度に対して、燃料吹き込み
速度を変えることはできない。その様な状況において、
低い当量比で加熱炉を運転することは、火炎長さのコン
トロールの問題から、困難になる。空気−燃料バーナの
当量比の下限値は、空気−燃料バーナのデザイン、加熱
炉の幅(側面燃焼型加熱炉の場合)、及び加熱炉の耐火
物を傷めずに空気−燃料バーナによる火炎長さについて
の調整能力(高めの燃料速度を用いる)によって制約さ
れる。
場合には、好ましくは、空気−燃料バーナのノズルを交
換する(より口径が小さく、燃料速度が大きいものと交
換する)。低めの当量比は、典型的には、NOXを最大
限減らす必要がある場合に採用される。
気−燃料バーナを使用することによって、低い当量比に
よる運転の際に、燃料速度を増加させることである。仮
に、ポートの出側の断面積を減らすことが可能ならば
(例えば、ポートエリアを耐火煉瓦で部分的に塞ぐこと
によって)、空気−燃料バーナの当量比をより低くする
ことができる(0.6以下)。
は、異なる空気−燃料バーナによる燃焼の形態に対して
も適用される。ポートの側面からの燃焼( side-of-por
t firing ) は、フロートガラス用の加熱炉において、
非常に一般的である。その他の工業的に使用される形態
は、空気−燃料バーナによるポートの下側からの燃焼
( underport air-fuel firing ) である。その様な
形態の場合に本発明を適用する場合には、ポート貫通型
(水冷式)の酸素−燃料バーナ30が必要になる。ここ
でもまた、ポートの幅に対応して、一のあるいは複数の
酸素−燃料バーナを使用することが好ましい。
は、一個の空気−燃料バーナ50が、ポートの下側の位
置に描かれている。酸素−燃料バーナによる火炎の特徴
は、ポートの下側からの吹き込みを含む前のケースと同
様である。ここで、吹き込み角度α(溶融ガラスの表面
に対して約−10度から約+30度)は、酸素−燃料バ
ーナ30による火炎10が空気−燃料バーナ50による
火炎5の先端部分に交差する様に設定される。
加熱された空気の流れの中に埋まるので、酸素−燃料バ
ーナ30による燃料及び二次燃焼用の酸化剤の速度は、
特別に計算される。即ち、酸素−燃料バーナ30による
火炎の運動量及び方向を計算するに当たって、予備加熱
された燃焼用空気200の運動量の影響を考慮に入れる
必要がある。
0及び燃料配管106(典型的には酸素用配管100の
周囲を囲んでいる)を有し、更に、水冷ジャケット10
5を有している。
様々な空気−燃料バーナによる燃焼の形態、例えば、ポ
ートの上側からの燃焼( overport firing ) 、Uタ
イプの蓄熱式加熱炉におけるポートのエンドからの燃焼
( endport firing ) に対して適用することが可能で
ある。熱交換器付加熱炉( recuperative furnaces)
あるいは直接燃焼型加熱炉( direct-fired furnaces
) のケースにおいては、酸素−燃料バーナによる燃焼
は、空気−燃料バーナの下側から行うことができる(図
2に示したポートの側面からの燃焼の場合と同様に)。
熱炉あるいは熱交換器付加熱炉を低めの当量比(当量比
が0.6から1.0)で運転するとともに、酸化用の酸
素−燃料バーナを要求される当量比(当量比が1.5か
ら12.5の間)で運転することによって達成される。
当量比の下限値あるいは上限値は、酸素−燃料バーナに
よる燃焼の燃焼性の限界、及び平衡温度の好ましくない
増加または減少のために制約されることはない。
て説明したが、これらは、本発明の範囲を限定するもの
ではない。当業者であれば、先に例示した方法及び装置
に対して、様々な変形を加えることができる。この様な
変形形態は、請求の範囲の記載の中で考慮されている。
式加熱炉の概要図。
図。
−燃料バーナの概略断面図。
Claims (15)
- 【請求項1】 加熱炉内で処理対象物を加熱する方法で
あって、 少なくとも一つの空気−燃料バーナを用いて第一の燃料
を燃焼させて、この空気−燃料バーナから発生する熱を
前記処理対象物に実質的に伝達する工程と、 少なくとも一つの酸素−燃料バーナを用いて第二の燃料
を燃焼させて、この酸素−燃料バーナから発生する熱を
前記処理対象物に実質的に伝達する工程と、 を備え、 前記空気−燃料バーナは、燃料リッチなモードで運転さ
れ、 前記酸素−燃料バーナは、燃料リーンなモードで運転さ
れること、 を特徴とする加熱炉内の処理対象物の加熱方法。 - 【請求項2】 前記第一の燃料を燃焼させる際に、前記
空気−燃料バーナによる火炎を、前記処理対象物の表面
が構成する水平面に対して実質的に平行に形成すること
を特徴とする請求項1に記載の加熱炉内の処理対象物の
加熱方法。 - 【請求項3】 前記第二の燃料を燃焼させる際に、前記
酸素−燃料バーナによる火炎を、前記空気−燃料バーナ
による火炎に対して交差する様に形成することを特徴と
する請求項2に記載の加熱炉内の処理対象物の加熱方
法。 - 【請求項4】 前記酸素−燃料バーナによる火炎は、フ
ラットボトムポートから前記空気−燃料バーナによる火
炎に向けて、水平方向に対して斜めの角度で放射され、
その角度αは、約1度以上、約30度以下であることを
特徴とする請求項3に記載の加熱炉内の処理対象物の加
熱方法。 - 【請求項5】 前記酸素−燃料バーナによる火炎は、前
記空気−燃料バーナによる火炎に向けて、前記空気−燃
料バーナによる火炎の下側から放射されることを特徴と
する請求項3に記載の加熱炉内の処理対象物の加熱方
法。 - 【請求項6】 前記酸素−燃料バーナによる火炎は、前
記空気−燃料バーナによる火炎の先端部分の近傍で、当
該空気−燃料バーナによる火炎と交差することを特徴と
する請求項3に記載の加熱炉内の処理対象物の加熱方
法。 - 【請求項7】 前記酸素−燃料バーナによる火炎は、イ
ンクラインドポートから前記空気−燃料バーナによる火
炎に向けて、水平方向に対して斜めの角度で放射され、
その角度αは、約−10度以上、約+30度以下である
ことを特徴とする請求項3に記載の加熱炉内の処理対象
物の加熱方法。 - 【請求項8】 前記各空気−燃料バーナに対して、それ
ぞれ、複数の酸素−燃料バーナが設けられていることを
特徴とする請求項1に記載の加熱炉内の処理対象物の加
熱方法。 - 【請求項9】 前記空気−燃料バーナは、0.6以上、
約1.0以下の当量比で運転されることを特徴とする請
求項1に記載の加熱炉内の処理対象物の加熱方法。 - 【請求項10】 前記第一の燃料及び前記第二の燃料が
同一であることを特徴とする請求項1に記載の加熱炉内
の処理対象物の加熱方法。 - 【請求項11】 前記酸素−燃料バーナは、約1.5以
上、約12.5以下の当量比で運転されることを特徴と
する請求項1に記載の加熱炉内の処理対象物の加熱方
法。 - 【請求項12】 空気−燃料バーナ及び酸素−燃料バー
ナを備え、処理対象物の加熱に使用される加熱炉内の温
度制御方法であって、 一またはそれ以上の空気−燃料バーナを、一定の燃料投
入量で運転する工程と、 一またはそれ以上の酸素−燃料バーナを、加熱炉からの
NOXの発生量を実質的に変えることなく、加熱炉及び
処理対象物の温度を上昇させあるいは下降させるために
運転する工程と、 を備えたことを特徴とする加熱炉内の温度制御方法。 - 【請求項13】 二次燃焼用酸化剤の供給に使用される
中央配管と、 この中央配管の周囲に形成され、燃料の供給に使用され
る環状領域と、 を備えた酸素−燃料バーナであって、 前記中央配管の先端部にはノズルが取り付けられ、この
ノズルまたは前記中央配管のいずれか一方が、軸方向に
沿ってその位置を調整できるように取り付けられている
ことを特徴とする酸素−燃料バーナ。 - 【請求項14】 前記中央配管は、二次燃焼用酸化剤の
吹き出し口を有し、 前記環状領域は、耐火性ノズルによって区画され、 この耐火性ノズルは、加熱面を有し、 前記の二次燃焼用酸化剤の吹き出し口は、当該酸素−燃
料バーナの火炎吹き出し口の直径をDとしたときに、前
記加熱面からの距離を、約D/4から約10Dの範囲で
調整可能であることを特徴とする請求項13に記載の酸
素−燃料バーナ。 - 【請求項15】 前記環状領域の中に、一つまたはそれ
以上の燃料スワラが設けられていることを特徴とする請
求項13に記載の酸素−燃料バーナ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/031,977 US5954498A (en) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | Oxidizing oxygen-fuel burner firing for reducing NOx emissions from high temperature furnaces |
US031977 | 1998-02-26 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008077766A Division JP2008157622A (ja) | 1998-02-26 | 2008-03-25 | 加熱炉内の処理対象物の加熱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11311403A true JPH11311403A (ja) | 1999-11-09 |
JP4267121B2 JP4267121B2 (ja) | 2009-05-27 |
Family
ID=21862449
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03841799A Expired - Fee Related JP4267121B2 (ja) | 1998-02-26 | 1999-02-17 | 加熱炉内の処理対象物の加熱方法 |
JP2008077766A Pending JP2008157622A (ja) | 1998-02-26 | 2008-03-25 | 加熱炉内の処理対象物の加熱方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008077766A Pending JP2008157622A (ja) | 1998-02-26 | 2008-03-25 | 加熱炉内の処理対象物の加熱方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5954498A (ja) |
EP (1) | EP0939059B1 (ja) |
JP (2) | JP4267121B2 (ja) |
BR (1) | BR9911534A (ja) |
CA (1) | CA2261454C (ja) |
DE (1) | DE69939231D1 (ja) |
ES (1) | ES2312201T3 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003224A (ja) * | 2000-04-20 | 2002-01-09 | L'air Liquide | 製品加熱システム及び方法 |
JP2009512834A (ja) * | 2005-10-24 | 2009-03-26 | レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード | 蓄熱炉における結合燃焼の方法 |
JP2011510901A (ja) * | 2008-02-08 | 2011-04-07 | サン−ゴバン グラス フランス | 高い熱伝達を有する低NOxガラス炉 |
JP2011526998A (ja) * | 2008-06-30 | 2011-10-20 | プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド | 高温酸素発生装置の確実な点火 |
Families Citing this family (80)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9818529D0 (en) * | 1998-08-25 | 1998-10-21 | Boc Group Plc | Variable stoichiometric combustion |
US6354110B1 (en) * | 1999-08-26 | 2002-03-12 | The Boc Group, Inc. | Enhanced heat transfer through controlled interaction of separate fuel-rich and fuel-lean flames in glass furnaces |
AU737544B2 (en) * | 1999-10-18 | 2001-08-23 | Air Products And Chemicals Inc. | Method and apparatus for backing-up oxy fuel combustion with air-fuel combustion |
US6250915B1 (en) | 2000-03-29 | 2001-06-26 | The Boc Group, Inc. | Burner and combustion method for heating surfaces susceptible to oxidation or reduction |
FR2813893B1 (fr) * | 2000-09-08 | 2003-03-21 | Air Liquide | Procede de rechauffage de produits metallurgiques |
JP2002115808A (ja) * | 2000-10-12 | 2002-04-19 | Asahi Glass Co Ltd | 燃焼炉燃焼ガスの窒素酸化物削減方法 |
US6699029B2 (en) | 2001-01-11 | 2004-03-02 | Praxair Technology, Inc. | Oxygen enhanced switching to combustion of lower rank fuels |
US6699030B2 (en) | 2001-01-11 | 2004-03-02 | Praxair Technology, Inc. | Combustion in a multiburner furnace with selective flow of oxygen |
US6699031B2 (en) | 2001-01-11 | 2004-03-02 | Praxair Technology, Inc. | NOx reduction in combustion with concentrated coal streams and oxygen injection |
US20020127505A1 (en) | 2001-01-11 | 2002-09-12 | Hisashi Kobayashi | Oxygen enhanced low nox combustion |
US6702569B2 (en) | 2001-01-11 | 2004-03-09 | Praxair Technology, Inc. | Enhancing SNCR-aided combustion with oxygen addition |
DE10118880C2 (de) * | 2001-04-18 | 2003-04-30 | Sorg Gmbh & Co Kg | Verfahren und Anordnungen zum Beheizen von Glasschmelzöfen mit fossilen Brennstoffen |
US6436337B1 (en) | 2001-04-27 | 2002-08-20 | Jupiter Oxygen Corporation | Oxy-fuel combustion system and uses therefor |
CN100343575C (zh) | 2002-05-15 | 2007-10-17 | 普莱克斯技术有限公司 | 减少灰分中碳含量的燃烧 |
CA2485934C (en) * | 2002-05-15 | 2009-12-15 | Praxair Technology, Inc. | Low nox combustion |
US7833009B2 (en) * | 2004-09-10 | 2010-11-16 | Air Products And Chemicals, Inc. | Oxidant injection method |
US7516620B2 (en) | 2005-03-01 | 2009-04-14 | Jupiter Oxygen Corporation | Module-based oxy-fuel boiler |
US7802452B2 (en) * | 2005-12-21 | 2010-09-28 | Johns Manville | Processes for making inorganic fibers |
US7581948B2 (en) * | 2005-12-21 | 2009-09-01 | Johns Manville | Burner apparatus and methods for making inorganic fibers |
FR2903478B1 (fr) * | 2006-07-06 | 2008-09-19 | L'air Liquide | Procede de chauffage d'une charge, notamment d'aluminium |
US20100239988A1 (en) * | 2006-08-25 | 2010-09-23 | Neil Simpson | Oxygen injection through a roof or crown of a glass furnace |
US20090117503A1 (en) * | 2007-11-07 | 2009-05-07 | Cain Bruce E | Burner Control |
US20090130617A1 (en) * | 2007-11-19 | 2009-05-21 | Cain Bruce E | Regenerative burner apparatus |
CN101846315B (zh) * | 2009-03-24 | 2012-07-04 | 烟台龙源电力技术股份有限公司 | 煤粉浓缩装置和包含该煤粉浓缩装置的内燃式煤粉燃烧器 |
US20100242545A1 (en) * | 2009-03-30 | 2010-09-30 | Richardson Andrew P | Cyclical stoichiometric variation of oxy-fuel burners in glass furnaces |
BRPI1013105B1 (pt) | 2009-06-08 | 2019-11-12 | Air Prod & Chem | queimador, forno, e método para aquecer um forno. |
US9221704B2 (en) | 2009-06-08 | 2015-12-29 | Air Products And Chemicals, Inc. | Through-port oxy-fuel burner |
DE102010029648A1 (de) | 2010-06-02 | 2011-04-07 | Kutzner, Dieter, Dipl.-Ing. | Verfahren zum Schmelzen von Metallen oder Glas oder zur Wärmebehandlung von Metallen |
US9776903B2 (en) | 2010-06-17 | 2017-10-03 | Johns Manville | Apparatus, systems and methods for processing molten glass |
US8973405B2 (en) | 2010-06-17 | 2015-03-10 | Johns Manville | Apparatus, systems and methods for reducing foaming downstream of a submerged combustion melter producing molten glass |
US8707739B2 (en) | 2012-06-11 | 2014-04-29 | Johns Manville | Apparatus, systems and methods for conditioning molten glass |
US8769992B2 (en) | 2010-06-17 | 2014-07-08 | Johns Manville | Panel-cooled submerged combustion melter geometry and methods of making molten glass |
US8875544B2 (en) | 2011-10-07 | 2014-11-04 | Johns Manville | Burner apparatus, submerged combustion melters including the burner, and methods of use |
US8991215B2 (en) | 2010-06-17 | 2015-03-31 | Johns Manville | Methods and systems for controlling bubble size and bubble decay rate in foamed glass produced by a submerged combustion melter |
US9096452B2 (en) | 2010-06-17 | 2015-08-04 | Johns Manville | Methods and systems for destabilizing foam in equipment downstream of a submerged combustion melter |
US8707740B2 (en) | 2011-10-07 | 2014-04-29 | Johns Manville | Submerged combustion glass manufacturing systems and methods |
US8973400B2 (en) | 2010-06-17 | 2015-03-10 | Johns Manville | Methods of using a submerged combustion melter to produce glass products |
US9021838B2 (en) | 2010-06-17 | 2015-05-05 | Johns Manville | Systems and methods for glass manufacturing |
US10322960B2 (en) | 2010-06-17 | 2019-06-18 | Johns Manville | Controlling foam in apparatus downstream of a melter by adjustment of alkali oxide content in the melter |
US8997525B2 (en) | 2010-06-17 | 2015-04-07 | Johns Manville | Systems and methods for making foamed glass using submerged combustion |
US8650914B2 (en) | 2010-09-23 | 2014-02-18 | Johns Manville | Methods and apparatus for recycling glass products using submerged combustion |
US9032760B2 (en) | 2012-07-03 | 2015-05-19 | Johns Manville | Process of using a submerged combustion melter to produce hollow glass fiber or solid glass fiber having entrained bubbles, and burners and systems to make such fibers |
US8632621B2 (en) | 2010-07-12 | 2014-01-21 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Method for melting a solid charge |
US9533905B2 (en) | 2012-10-03 | 2017-01-03 | Johns Manville | Submerged combustion melters having an extended treatment zone and methods of producing molten glass |
WO2014055199A1 (en) | 2012-10-03 | 2014-04-10 | Johns Manville | Methods and systems for destabilizing foam in equipment downstream of a submerged combustion melter |
WO2014058381A1 (en) * | 2012-10-11 | 2014-04-17 | Ecomb Ab (Publ) | Supply device for a combustion chamber |
US20140141382A1 (en) * | 2012-11-19 | 2014-05-22 | Neil Simpson | Oxygen injector for furnace and regenerator |
US9227865B2 (en) | 2012-11-29 | 2016-01-05 | Johns Manville | Methods and systems for making well-fined glass using submerged combustion |
CN105189373A (zh) * | 2012-11-30 | 2015-12-23 | 康宁股份有限公司 | 涡旋燃烧器和浸没燃烧熔融的方法 |
US20140170573A1 (en) * | 2012-12-19 | 2014-06-19 | Neil G. SIMPSON | BURNER UTILIZING OXYGEN LANCE FOR FLAME CONTROL AND NOx REDUCTION |
WO2014189499A1 (en) | 2013-05-22 | 2014-11-27 | Johns Manville | Submerged combustion burners and melters, and methods of use |
EP2999923B1 (en) | 2013-05-22 | 2018-08-15 | Johns Manville | Submerged combustion melter with improved burner and corresponding method |
US10654740B2 (en) | 2013-05-22 | 2020-05-19 | Johns Manville | Submerged combustion burners, melters, and methods of use |
WO2014189506A1 (en) | 2013-05-22 | 2014-11-27 | Johns Manville | Submerged combustion burners and melters, and methods of use |
US10131563B2 (en) | 2013-05-22 | 2018-11-20 | Johns Manville | Submerged combustion burners |
PL3003997T3 (pl) | 2013-05-30 | 2021-11-02 | Johns Manville | Palniki do spalania pod powierzchnią cieczy ze środkami usprawniającymi mieszanie przeznaczone do pieców do topienia szkła oraz zastosowanie |
EP3003996B1 (en) | 2013-05-30 | 2020-07-08 | Johns Manville | Submerged combustion glass melting systems and methods of use |
WO2015009300A1 (en) | 2013-07-18 | 2015-01-22 | Johns Manville | Fluid cooled combustion burner and method of making said burner |
GB201313656D0 (en) * | 2013-07-31 | 2013-09-11 | Knauf Insulation Doo Skofja Loka | Melting of vitrifiable material |
GB201313651D0 (en) | 2013-07-31 | 2013-09-11 | Knauf Insulation Doo Skofja Loka | Melting of vitrifiable material |
GB201313652D0 (en) | 2013-07-31 | 2013-09-11 | Knauf Insulation Doo Skofja Loka | Melting of vitrifiable material |
EP3078908A1 (en) | 2015-04-08 | 2016-10-12 | Linde Aktiengesellschaft | Burner device and method |
US9751792B2 (en) | 2015-08-12 | 2017-09-05 | Johns Manville | Post-manufacturing processes for submerged combustion burner |
US10670261B2 (en) | 2015-08-27 | 2020-06-02 | Johns Manville | Burner panels, submerged combustion melters, and methods |
US10041666B2 (en) | 2015-08-27 | 2018-08-07 | Johns Manville | Burner panels including dry-tip burners, submerged combustion melters, and methods |
US9815726B2 (en) | 2015-09-03 | 2017-11-14 | Johns Manville | Apparatus, systems, and methods for pre-heating feedstock to a melter using melter exhaust |
US9982884B2 (en) | 2015-09-15 | 2018-05-29 | Johns Manville | Methods of melting feedstock using a submerged combustion melter |
US10837705B2 (en) | 2015-09-16 | 2020-11-17 | Johns Manville | Change-out system for submerged combustion melting burner |
US10081563B2 (en) | 2015-09-23 | 2018-09-25 | Johns Manville | Systems and methods for mechanically binding loose scrap |
US10144666B2 (en) | 2015-10-20 | 2018-12-04 | Johns Manville | Processing organics and inorganics in a submerged combustion melter |
US10690344B2 (en) | 2016-04-26 | 2020-06-23 | Cleaver-Brooks, Inc. | Boiler system and method of operating same |
US10246362B2 (en) | 2016-06-22 | 2019-04-02 | Johns Manville | Effective discharge of exhaust from submerged combustion melters and methods |
CN106277718B (zh) * | 2016-08-19 | 2019-03-15 | 巨石集团有限公司 | 一种玻璃纤维池窑用玻璃液通道加热方法 |
US10337732B2 (en) | 2016-08-25 | 2019-07-02 | Johns Manville | Consumable tip burners, submerged combustion melters including same, and methods |
US10301208B2 (en) | 2016-08-25 | 2019-05-28 | Johns Manville | Continuous flow submerged combustion melter cooling wall panels, submerged combustion melters, and methods of using same |
US10196294B2 (en) | 2016-09-07 | 2019-02-05 | Johns Manville | Submerged combustion melters, wall structures or panels of same, and methods of using same |
US10233105B2 (en) | 2016-10-14 | 2019-03-19 | Johns Manville | Submerged combustion melters and methods of feeding particulate material into such melters |
CN112608009A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-06 | 成都中光电科技有限公司 | 一种tft-lcd液晶玻璃窑炉氮氧化物的控制方法 |
US11668460B2 (en) * | 2020-12-21 | 2023-06-06 | Fives North American Combustion, Inc. | Regenerative burner system and method of use |
EP4414647A1 (en) * | 2023-02-08 | 2024-08-14 | Linde GmbH | A method for heating or refining a liquid material in a furnace |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1166451A (en) * | 1913-05-03 | 1916-01-04 | Henry A Dreffein | Burner construction. |
US1165835A (en) * | 1914-09-21 | 1915-12-28 | Birkholz Company | Gas-burner. |
FR1579996A (ja) * | 1968-03-02 | 1969-08-29 | ||
US3934522A (en) * | 1974-11-01 | 1976-01-27 | The Detroit Edison Company | Coal burning system |
US4473388A (en) * | 1983-02-04 | 1984-09-25 | Union Carbide Corporation | Process for melting glass |
FR2546155B1 (fr) * | 1983-05-20 | 1986-06-27 | Air Liquide | Procede et installation d'elaboration de verre |
US4927357A (en) * | 1988-04-01 | 1990-05-22 | The Boc Group, Inc. | Method for gas lancing |
US4907961A (en) * | 1988-05-05 | 1990-03-13 | Union Carbide Corporation | Oxygen jet burner and combustion method |
FR2659729B1 (fr) | 1990-03-16 | 1992-06-05 | Air Liquide | Procede de fusion et d'affinage d'une charge. |
FR2667928B1 (fr) * | 1990-10-16 | 1995-07-28 | Air Liquide | Procede de chauffe d'une enceinte thermique. |
US5100313A (en) * | 1991-02-05 | 1992-03-31 | Union Carbide Industrial Gases Technology Corporation | Coherent jet combustion |
US5308239A (en) * | 1992-02-04 | 1994-05-03 | Air Products And Chemicals, Inc. | Method for reducing NOx production during air-fuel combustion processes |
US5256058A (en) * | 1992-03-30 | 1993-10-26 | Combustion Tec, Inc. | Method and apparatus for oxy-fuel heating with lowered NOx in high temperature corrosive environments |
US5266025A (en) * | 1992-05-27 | 1993-11-30 | Praxair Technology, Inc. | Composite lance |
US5643348A (en) * | 1992-09-14 | 1997-07-01 | Schuller International, Inc. | Oxygen/fuel fired furnaces having massive, low velocity, turbulent flame clouds |
US5411393A (en) * | 1993-01-04 | 1995-05-02 | Southwire Company | Premix burner for furnace with gas enrichment |
US5490775A (en) * | 1993-11-08 | 1996-02-13 | Combustion Tec, Inc. | Forward injection oxy-fuel burner |
FR2725017B1 (fr) * | 1994-09-22 | 1996-12-13 | Air Liquide | Ouvreau pour oxybruleur, ensemble d'oxybruleur comportant un tel ouvreau et procede de mise en oeuvre d'un tel ensemble |
-
1998
- 1998-02-26 US US09/031,977 patent/US5954498A/en not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-01-25 EP EP99400169A patent/EP0939059B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-01-25 DE DE69939231T patent/DE69939231D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-01-25 ES ES99400169T patent/ES2312201T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1999-02-11 CA CA002261454A patent/CA2261454C/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-02-17 JP JP03841799A patent/JP4267121B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1999-02-24 BR BR9911534-4A patent/BR9911534A/pt unknown
- 1999-09-20 US US09/400,699 patent/US6171100B1/en not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008077766A patent/JP2008157622A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003224A (ja) * | 2000-04-20 | 2002-01-09 | L'air Liquide | 製品加熱システム及び方法 |
JP2009512834A (ja) * | 2005-10-24 | 2009-03-26 | レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード | 蓄熱炉における結合燃焼の方法 |
JP2011510901A (ja) * | 2008-02-08 | 2011-04-07 | サン−ゴバン グラス フランス | 高い熱伝達を有する低NOxガラス炉 |
JP2011526998A (ja) * | 2008-06-30 | 2011-10-20 | プラクスエア・テクノロジー・インコーポレイテッド | 高温酸素発生装置の確実な点火 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008157622A (ja) | 2008-07-10 |
CA2261454A1 (en) | 1999-08-26 |
US6171100B1 (en) | 2001-01-09 |
EP0939059B1 (en) | 2008-08-06 |
EP0939059A2 (en) | 1999-09-01 |
US5954498A (en) | 1999-09-21 |
ES2312201T3 (es) | 2009-02-16 |
JP4267121B2 (ja) | 2009-05-27 |
EP0939059A3 (en) | 2000-04-19 |
BR9911534A (pt) | 2001-03-13 |
CA2261454C (en) | 2008-10-07 |
DE69939231D1 (de) | 2008-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4267121B2 (ja) | 加熱炉内の処理対象物の加熱方法 | |
EP0987508B1 (en) | Firing system for counter-current mineral calcinating processes | |
JP5996552B2 (ja) | 分散燃焼のプロセスおよびバーナ | |
CA1160556A (en) | Oxygen aspirator burner and process for firing a furnace | |
JP4922735B2 (ja) | 天井取り付け型酸素バーナーを用いるガラス溶解炉の性能を向上させる方法 | |
US6237369B1 (en) | Roof-mounted oxygen-fuel burner for a glass melting furnace and process of using the oxygen-fuel burner | |
RU2288193C2 (ru) | Способ плавления стеклообразующего материала в стеклоплавильной печи и кислородотопливная горелка | |
US5934899A (en) | In-line method of burner firing and NOx emission control for glass melting | |
BR0208586B1 (pt) | método de combustão compreendendo injeções separadas de combustìvel e oxidante e queimador da montagem. | |
TWI776333B (zh) | 用於燃料燃燒的燃燒器及其燃燒方法 | |
EP0748994B1 (en) | Direct-fired stratified atmosphere furnace system | |
KR101879895B1 (ko) | 용광로 스토브를 가열하기 위한 장치 및 방법 | |
JP3522506B2 (ja) | 酸素燃焼バーナと該バーナを持つ燃焼炉 | |
JP2524025B2 (ja) | 低カロリ―ガスの燃焼バ―ナ構造およびその燃焼方法 | |
KR100653029B1 (ko) | 다공성 벽 노에서의 연소 방법 | |
JP2013534612A (ja) | 分散燃焼プロセスおよびバーナー | |
US7780436B2 (en) | Flex-flame burner and combustion method | |
CN105531541B (zh) | 用于燃烧气体燃料或者液体燃料的燃烧器组件和方法 | |
JP3176786B2 (ja) | 酸素バーナ | |
JP2004091921A (ja) | 高炉への固体燃料吹き込み方法及び吹き込みランス | |
CA2591692A1 (en) | Oxidizing oxygen-fuel burner firing for reducing nox emissions from high temperature furnaces | |
CN208532595U (zh) | 一种具有夹角的高世代基板窑炉燃烧系统结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080325 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080929 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20081107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090120 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |