JPH11310924A - 切梁サポート - Google Patents

切梁サポート

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JPH11310924A
JPH11310924A JP11961898A JP11961898A JPH11310924A JP H11310924 A JPH11310924 A JP H11310924A JP 11961898 A JP11961898 A JP 11961898A JP 11961898 A JP11961898 A JP 11961898A JP H11310924 A JPH11310924 A JP H11310924A
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JP
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support
panel
connecting member
hole
pipe
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JP11961898A
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English (en)
Inventor
Shoya Suzuki
捷也 鈴木
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NSP Corp
Original Assignee
NSP Corp
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Publication date
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルとの連結作業を容易に行うことがで
き、作業効率を向上させることができる切梁サポートを
提供する。 【解決手段】 切梁サポート10は、外側パイプ13と
内側パイプ11とを備え、両パイプ11,13には連結
部材30を介してパネル40が連結されている。連結部
材30の先端には、パネル40の連結孔43内に挿入さ
れる係合片31が設けられている。係合片31の基端面
には、断面円弧状をなす突出部32が形成されている。
そして、連結孔43内に係合片31を挿入した状態で、
連結部材30を回動させることによって、係合片31が
連結孔43内から離間され、連結部材30がパネル40
に連結及び締め付け固定されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開削工法におけ
る土留支保工に使用される切梁サポートに関するもので
ある。より具体的には、土圧を受けるためのパネルを連
結部材によって一体化するための切梁サポートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の土留支保工に使用され
る切梁サポートは、様々な長さのパイプを複数組み合わ
せて所要の長さに調整したパイプの両端に一対の連結部
材が装着され、その連結部材と土圧を受けるためのパネ
ルとが連結されることで一体的に構成されている。各パ
イプの周壁には、それぞれ互いに対向する挿通孔が設け
られ、一方のパイプの挿通孔と他方のパイプの挿通孔と
を対応させながら、両挿通孔にピンを挿通することによ
って両パイプが所定位置で連結されるようになってい
る。
【0003】所要の長さを有するパイプの両端には、連
結部材がピンによって連結されている。そして、パイプ
とパネルとの連結は、パネルを構成する支持柱に連結部
材を係合させ、支持柱及び連結部材に互いに対応するよ
うに設けられた挿入孔内に連結ピンを挿通させることに
よって行われている。
【0004】このようにしてパイプとパネルとが一体化
された切梁サポートは、クレーン等によって、開削工法
としての土留支保工が行われる現場に載置されるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来構
成において、連結部材をパネルの支持柱に連結する際に
は、互いの挿入孔を位置合わせしながら連結ピンを挿入
する必要がある。このため手間がかかり、作業効率が低
く、作業時間が長くなるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、パネルとの連結作業を容易に行うことが
でき、作業効率を向上させることができるとともに、作
業時間の短縮化を図ることができる切梁サポートを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の切梁サポートの発明は、開削工
法等における土留めパネルの圧力を支える切梁サポート
において、両端の受圧部にT字状の連結部材を設け、こ
の連結部材を回動することにより前記パネルに連結可能
に構成したものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の切梁サポートにおいて、前記連結部材の回動を容易に
するための操作部を設けたものである。請求項3に記載
の発明は、請求項1又は請求項2に記載の切梁サポート
において、前記パネルに連結孔を設け、この連結孔に連
結部材の端部を挿通した状態で回動することにより、連
結部材の端部をパネルに締め付け固定するための突出部
を連結部材の端部に設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図1〜図7に基づいて説明する。
【0010】図1〜図3に示すように、第1実施形態の
切梁サポート10は、サポート本体10aと、そのサポ
ート本体10aの両端に取付けられ、土圧を受けかつ掘
削面を押圧するための受圧部10bとしての一対の押圧
体とから構成されている。
【0011】サポート本体10aは、内側パイプ11
と、その内側パイプ11を受け止めながら下方から支持
するための外側パイプ13とから構成されている。内側
パイプ11は、金属によって円筒形状に形成されるとと
もに、周壁上に互いに対向する複数対の挿通孔12が貫
通形成されている。外側パイプ13は、金属によってそ
の上部が開放された半円筒状に形成されるとともに、前
記内側パイプ11がその軸線方向に往復動可能に収容さ
れている。外側パイプ13の内端側における周壁上に
は、前記内側パイプ11の挿通孔12に対応する二対の
貫通孔14が所定距離を置いて形成されている。
【0012】半円板状をなす突出片15は、前記貫通孔
14に対応する外側パイプ13の周壁の側縁から上方へ
膨出形成されている。連結ピン16は金属製の丸棒によ
って形成され、直線状の軸部17と、軸部17から直角
に折り曲げられ、さらに逆L字状に折り曲げられた抜け
止め部18とによって形成されている。
【0013】そして、外側パイプ13の内側に内側パイ
プ11を収容した状態で、挿通孔12と貫通孔14とを
位置合わせしながら、両孔12,14に連結ピン16の
軸部17を挿通することによって外側パイプ13と内側
パイプ11とが連結されている。また、外側パイプ13
の内側に内側パイプ11を収容した状態で、内側パイプ
11を軸線方向に移動させ、貫通孔14と対応する挿通
孔12を変更することによって、両パイプ11,13は
軸線方向に伸縮させて長さを変更できるようになってい
る。
【0014】前記連結ピン16は、軸部17が挿通孔1
2及び貫通孔14に挿通された状態で、軸部17を中心
に回動されることによって、その抜け止め部18が外側
パイプ13の突出片15の周縁と係合されている。そし
て、抜け止め部18と突出片15が係合した状態で、連
結ピン16は挿通孔12及び貫通孔14からの抜け落ち
が防止されている。
【0015】押圧体としてのフランジ20は、中央に円
孔21を有する円板状に形成されるとともに、内側パイ
プ11及び外側パイプ13の外端に溶接されている。押
圧体としての一対の緩衝部材22は、合成ゴム等の弾性
を有する材料によって、中心に挿入孔23を有する円板
状に形成されている。
【0016】一対の連結部材30は、金属によって平面
ほぼT字状に形成され、先端部に係合片31を有してい
る。この連結部材30は、緩衝部材22の挿入孔23を
介してフランジ20の円孔21内に挿入され、フランジ
20に溶接されている。
【0017】図4及び図5に示すように、切梁サポート
10に連結される土留支保工のパネル40は、平板状の
パネル板41と、そのパネル板41の両端部に接合され
たチャンネル状の支持柱42とから構成されている。こ
の支持柱42の内側壁には、連結孔43が透設されてい
る。また、図6及び図7に示すように、支持柱42内部
における連結孔43の周縁には、断面コの字状の受け板
44が溶接されている。
【0018】断面円弧状の突出部32は、支持柱42の
受け板44の内面に対応する係合片31の摺接面に膨出
形成されている。図6(a),(b)に示すように、こ
の突出部32は、係合片31を連結孔43内に挿入した
状態で、係合片31の基端面と受け板44の内面とが同
じ高さとなる位置から受け板44の孔44a内に膨出す
るように形成されている。そして、図7(a),(b)
に示すように、連結部材30を回動させると、その突出
部32が受け板44の内面上に乗り上げることによっ
て、連結部材30がパネル40の支持柱42に対し締付
け固定されるようになっている。
【0019】すなわち、図5〜図7に示すように、連結
された内側パイプ11及び外側パイプ13をパネル40
間に装着する場合、連結部材30の係合片31を各支持
柱42の連結孔43に挿通し、連結された内側パイプ1
1及び外側パイプ13を90゜回動させることにより、
連結部材30の係合片31が支持柱42に係合され、切
梁サポート10がパネル40に一体化されるようになっ
ている。
【0020】このようにパネル40が一体化された切梁
サポート10は、図示されないクレーン等によって土留
支保工が行われる現場に載置される。次に、前記のよう
に構成された切梁サポート10について作用を説明す
る。
【0021】さて、この第1実施形態の切梁サポート1
0を使用して土留支保工を行う際には、その切梁幅に応
じて、地上において切梁サポート10とパネル40との
一体化が行われる。
【0022】まず、外側パイプ13に対して内側パイプ
11を移動させながら載置させることにより、両パイプ
11,13間の距離を変化させる。そして、両パイプ1
1,13の挿通孔12及び貫通孔14を対応させなが
ら、両孔12,14に連結ピン16の軸部17を挿入さ
せ連結させる。これによって、内側パイプ11及び外側
パイプ13が切梁幅に合わせた長さに設定される。内側
パイプ11及び外側パイプ13の長さを設定した後は、
連結ピン16の抜け止め部18と外側パイプ13の突出
片15とを係合させることにより、連結ピン16の抜け
落ちが防止される。
【0023】次に、パネル40の支持柱42の連結孔4
3に連結部材30の係合片31を挿入させる。この状態
で、図6(a),(b)に示すように、係合片31の突
出部32は、係合片31の基端面と受け板44の内面と
が同じ高さとなる位置から受け板44の孔44a内に突
出される。
【0024】内側パイプ11及び外側パイプ13を回動
させると、係合片31は、突出部32の円弧面に案内さ
れながら、徐々に受け板44上に乗り上げ、同時に、連
結孔43及び孔44a内から離間する。そして、両パイ
プ11,13を90゜回動させたとき、図7(a),
(b)に示すように、突出部32の頂上は、受け板44
上に完全に乗り上げ、連結部材30は突出部32の厚み
分だけ連結孔43及び孔44a内から離間された状態と
なる。すなわち、連結部材30は、両パイプ11,13
を回動させることによって、支持柱42に係合されると
同時に、支持柱42に締め付け固定され、内側パイプ1
1及び外側パイプ13がパネル40に固定される。
【0025】図5に示すように、左右一対の切梁サポー
ト10は、上記のようにしてパネル40が一体化された
状態で、所定の幅と深さの掘削がなされた溝内に図示さ
れないクレーン等によって載置される。その後、パネル
40間に形成された空間において、目的とする土木工事
が行われる。
【0026】また、土留支保工を解体する場合には、ま
ず両パイプ11,13を90゜回動させることにより、
係合片31の突出部32を受け板44の孔44a内に位
置させることによって、連結部材30と支持柱42との
間を微小距離だけ収縮させる。この状態で、切梁サポー
ト10にかかる土圧が減少され、次いで、図示されない
クレーン等によって、パネル40が一体化された切梁サ
ポート10が引き上げられる。そして、地上において、
一体化されたパネル40と切梁サポート10の解体が行
われる。
【0027】上記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。・ 第1実施形態の切梁サ
ポート10によれば、平面T字状に形成された連結部材
30を回動させるだけで連結部材30と支持柱42とが
連結されている。このため、パネル40との連結作業を
容易に行うことができ、作業効率を向上させることがで
きるとともに、作業時間の短縮化を図ることができる。
【0028】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、受け板44の内面に対応する係合片31の摺接面
には突出部32が形成され、連結部材30を回動させる
だけで連結部材30と支持柱42とが連結され、かつく
さび等を使用することなく連結部材30が締め付け固定
されている。このため、パネル40との連結作業を行う
と同時にパネル40への連結部材30の締め付け固定を
行うことができ、作業効率をより向上させることができ
るとともに、作業時間の短縮化を達成することができ
る。
【0029】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、係合片31の突出部32は、連結部材30の回動
方向に延びる断面が円弧状をなすように形成され、受け
板44の内面上に容易に乗り上げるようになっている。
このため、連結部材30の回動を容易に行うことがで
き、連結部材30のパネル40への固定を容易に行うこ
とができる。
【0030】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、サポート本体10aの両端には、受圧部10bと
しての一対の押圧体が取着されている。このため、切梁
サポート10を溝内に配置する場合、内側パイプ11及
び外側パイプ13に加わる土圧を受け止めることができ
るとともに、掘削面を均一に押圧することができる。
【0031】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、一対の押圧体として弾性材料によって形成された
緩衝部材22が取着されている。このため、切梁サポー
ト10を溝内に配置する場合、内側パイプ11及び外側
パイプ13に加わるねじれ等の力を低減できるととも
に、掘削面をより均一に押圧することができる。
【0032】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、支持柱42内部における連結孔43の周縁には、
受け板44が溶接され、係合片31はこの受け板44の
厚み分だけさらに連結孔43内から離間するようになっ
ている。このため、連結部材30を支持柱42に対して
効果的に締め付け固定することができるとともに、受け
板44によって連結孔43の周縁を補強することがで
き、耐久性を向上させることができる。
【0033】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、外側パイプ13は半円筒状に形成されていること
から、円筒状のものと比較して軽量化を図ることができ
るとともに、材料費の節約により製造コストの低減を達
成することができる。
【0034】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、外側パイプ13は上部が開放されて形成され、内
側パイプ11は、上方から載置するだけで外側パイプ1
3内に収容されるよう構成されているため、内側パイプ
11と外側パイプ13とを容易に連結することができ
る。
【0035】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、連結ピン16に抜け止め部18を設けるととも
に、外側パイプ13の周壁の側縁には、その抜け止め部
18と係合する突出片15が設けられている。このた
め、内側パイプ11及び外側パイプ13を回動させる場
合等に、両パイプ11,13を連結する連結ピン16の
抜け落ちを防止することができる。
【0036】・ 第1実施形態の切梁サポート10によ
れば、内側パイプ11の周壁上には、複数対の対向する
挿通孔12が形成され、外側パイプ13の周壁上には、
その挿通孔12に対応する二対の貫通孔14が形成され
ている。このため、内側パイプ11を移動させ、貫通孔
14に対応する挿通孔12を変更するだけで、両パイプ
11,13の長さを容易に変更することができる。
【0037】・ 第1実施形態の切梁サポート10が連
結されるパネル40は支持柱42を有し、この支持柱4
2に連結孔43が設けられることから、パネル板41の
強度を保持したまま、連結孔43を形成することができ
る。
【0038】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態を、図8に基づいて説明する。なお、この第2実
施形態においては、前記第1実施形態と異なる点を中心
に説明する。
【0039】さて、図8に示すように、この第2実施形
態の切梁サポート10は、外側パイプ13が、第1実施
形態の半円筒状のものに代えて、円筒状に形成されたも
のとなっている。この外側パイプ13は、その周壁に内
側パイプ11の挿通孔12に対応する二対の貫通孔14
が所定距離を置いて形成されている。
【0040】連結ピン16は、端部に形成された抜け止
め部18に代えて、円柱状をなす頭部50が形成されて
いる。そして、第2実施形態の切梁サポート10は、外
側パイプ13の内側に内側パイプ11を嵌挿した状態
で、挿通孔12と貫通孔14とを位置合わせしながら、
両孔12,14に連結ピン16の軸部17を挿通するこ
とによって連結される。また、両パイプ11,13の長
さを変更する際には、外側パイプ13の内側に内側パイ
プ11を嵌挿した状態で、内側パイプ11を軸線方向に
往復動させ、貫通孔14と対応する挿通孔12を変更す
ることによって、両パイプ11,13が軸線方向に伸縮
される。
【0041】従って、第2実施形態の切梁サポート10
によれば、両パイプ11,13の構成を変更した場合に
おいても、本質的に第1実施形態と同様の連結部材30
によるパネル40の支持柱42への連結及び締付け固定
の効果を得ることができる。さらに、第2実施形態にお
いては、外側パイプ13を円筒状としたことから、その
強度を向上させることができるとともに、パイプ内への
土砂等の侵入を防止することができ、両パイプ11,1
3の点検及び保守作業における作業効率を向上させるこ
とができる。
【0042】(第3実施形態)以下、この発明の第3実
施形態を、図9に基づいて説明する。なお、この第3実
施形態においては前記第1実施形態と異なる点を中心に
説明する。
【0043】さて、図9に示すように、この第3実施形
態の切梁サポート10においては、連結部材30の回動
操作を補助するための操作部52がフランジ20の周面
上から突出するように設けられている。
【0044】操作部52は、金属によって断面L字状に
折曲げ形成され、先端部が把手52aとなっている。そ
して、第3実施形態の切梁サポート10を構成する際に
は、第1実施形態と同様に、まず連結部材30の係合片
31を連結孔43内に挿入するとともに、操作部52の
把手52aを手で把持し、フランジ20を回動させる。
このとき、フランジ20に固着されている連結部材30
は、フランジ20の回動に伴って同様に回動される。そ
して、連結部材30を90゜回動させたとき、係合片3
1の突出部32の頂部が受け板44上に完全に乗り上げ
ることによって、連結部材30が支持柱42に連結され
るとともに、連結部材30が支持柱42に対して締め付
け固定される。
【0045】従って、第3実施形態の切梁サポート10
によれば、第1実施形態の効果に加え、操作部52を設
けたことによって、連結部材30の回動を容易に行うこ
とができるとともに、操作部52をフランジ20に設け
たことから、回動操作に掛かる力を無駄なく連結部材3
0に伝達することができ、連結部材30の支持柱42に
対する締め付け固定を確実に行うことができる。
【0046】(第4実施形態)以下、この発明の第4実
施形態を、図10及び図11に基づいて説明する。な
お、本第4実施形態においては前記第1実施形態と異な
る点を中心に説明する。
【0047】さて、図10及び図11に示すように、第
4実施形態のサポート本体10aは、金属によって円筒
形状に形成された大径の外側パイプ13と、その外側パ
イプ13の内側に嵌挿された小径の内側パイプ11とを
備えている。また、両パイプ11,13の外端周面に
は、雄ねじ53が螺刻されている。
【0048】一対の押圧体をサポート本体10aに取着
するための受圧部10bとしての左右の連結筒54は、
金属によって有底円筒状に形成されている。この連結筒
54の内周面には、雌ねじ55が螺刻されるとともに、
内底面の中心には、嵌挿孔56が貫設されている。雌ね
じ体57は、有底円筒状に形成され、内周面に雌ねじが
螺刻されるとともに、前記嵌挿孔56と対向する位置に
おいて連結筒54の内底面にその端面が溶接接合されて
いる。
【0049】押圧体としてのフランジ20は、中央に円
孔21を有する円板状に形成されるとともに、連結筒5
4の外端面に溶接接合されている。操作部52は、先端
に把手52aを有するように、金属によって断面L字状
に形成されるとともに、フランジ20の周面から突出形
成されている。
【0050】一対の連結部材30は、先端部の係合片3
1の中央に軸棒58の先端を嵌挿し、溶接接合すること
によって平面ほぼT字状に形成されている。係合片31
は、円柱状の金属柱を断面台形状となるように切り欠く
ことによって形成されている。すなわち、支持柱42の
受け板44の内面に対応する係合片31の摺接面は、断
面円弧状の突出部32となっている。軸棒58は、その
基端周面が雄ねじ58aとして形成されている。この一
対の連結部材30は、軸棒58の基端が緩衝部材22の
挿入孔23及びフランジ20の円孔21を介して連結筒
54の嵌挿孔56内に嵌挿され、雌ねじ体57に螺合さ
れることによって、連結筒54に取付けられている。
【0051】金属により円板状に形成された雌ねじ部材
59は、中心に雌ねじ孔60が貫設され、前記内側パイ
プ11の内端部に溶接されている。外側パイプ13の外
端の周面には、周方向に所定間隔を置いて複数のねじ孔
61aが貫設されている。支持部材としての支持板61
bは、金属によって円板状に形成されるとともに、その
中心に支持孔61cが貫設され、周面には前記ねじ孔6
1aと対応する複数の雌ねじ孔61dが螺設されてい
る。そして、支持板61bは、各ねじ孔61aと雌ねじ
孔61dと位置合わせしながら、各孔61a,61dに
支持部材としての支持ねじ61を螺合することによっ
て、外側パイプ13の外端側寄りの内周面に取付けられ
ている。また、外側パイプ13の外周面には、互いに対
向する一対の回動孔62が貫通形成されている。
【0052】長尺状の雄ねじ部材63は、外側パイプ1
3の長さとほぼ同一に形成され、ねじ部63aを有する
とともに、一方の端部が円柱状の回動軸部63bとされ
ている。このねじ部63aは、前記雌ねじ部材59の雌
ねじ孔60に螺合されている。回動軸部63bは、雌ね
じ部材59を介して雄ねじ部材63の端部63cに加え
られる土圧を支持板61bによって受け止めた状態で、
支持板61bの支持孔61cに支持されている。この状
態で、連動部材としての第1かさ歯車64は、回動軸部
63bの端部に接合されている。
【0053】抜け止め手段としての抜け止め板65は、
金属により四角板状に形成され、雄ねじ部材63のねじ
部63aの端部に溶接されている。この抜け止め板65
は前記雌ねじ孔60よりも大きく形成され、雄ねじ部材
63がその端部まで雌ねじ部材59に対して螺退された
とき、雄ねじ部材63と雌ねじ部材59との螺合状態が
外れることを防止するようになっている。
【0054】操作軸66は、金属製の丸棒によって形成
されるとともに、その先端には、ナット67が螺合され
ている。この操作軸66は、外側パイプ13に互いに対
向するように設けられた一対の回動孔62に挿通される
とともに、操作軸66の中間には連動部材としての第2
かさ歯車68が接合されている。この第2かさ歯車68
は、前記第1かさ歯車64と同一の径であり、第1かさ
歯車64に噛合している。そして、操作軸66先端のナ
ット67に図示されないスパナ等の操作部材を嵌合さ
せ、操作部材を回動させることによって、操作軸66が
回動できるようになっている。
【0055】操作部材の回動によって操作軸66に接合
された第2かさ歯車68が回動されると、第1かさ歯車
64が回動され、雄ねじ部材63が回動されるようにな
っている。雄ねじ部材63が回動されると、その雄ねじ
部材63に螺合されている雌ねじ部材59が相対的に移
動し、それに伴って、内側パイプ11が外側パイプ13
に対して移動されるようになっている。このとき、両パ
イプ11,13は、最大伸張時の長さが最小収縮時の長
さのほぼ2倍となるようになっている。
【0056】円環状をなす一対のパッキン69は、外側
パイプ13の内周面と当接するように、操作軸66の外
周に装着されている。そして、このパッキン69によっ
て、操作軸66と外側パイプ13の回動孔62との間の
隙間が閉塞されて、その隙間から外側パイプ13の内部
に小石、砂、土等の異物が侵入するのを防止するように
なっている。
【0057】上記構成よりなる外側パイプ13及び内側
パイプ11には、その外端の雄ねじ53に連結筒54の
雌ねじ55が螺合されることによって、一対の押圧体が
取付けられている。そして、サポート本体10aのパネ
ル40間への装着は、連結部材30の係合片31を各支
持柱42の連結孔43に挿通し、フランジ20を操作部
52によって90゜回動させることにより、連結部材3
0の係合片31が支持柱42に係合され、切梁サポート
10がパネル40に一体化されるようになっている。
【0058】このようにパネル40に一体化された切梁
サポート10は、図示されないクレーン等によって土留
支保工が行われる現場に載置される。次に、前記のよう
に構成された切梁サポート10について作用を説明す
る。
【0059】さて、第4実施形態の切梁サポート10を
使用して土留支保工を行う際には、その切梁幅に応じ
て、地上において切梁サポート10とパネル40との一
体化が行われる。
【0060】まず、切梁幅に応じてサポート本体10a
の長さを設定する。サポート本体10aすなわち、両パ
イプ11,13の長さの設定は、図示されないスパナ等
の操作部材を操作軸66の先端のナット67に嵌合さ
せ、操作部材によって操作軸66を回動させることによ
り、第2かさ歯車68及び第1かさ歯車64を介して雄
ねじ部材63を雌ねじ部材59から螺退させることによ
って行われる。このとき、雌ねじ部材59が外側パイプ
13の内端側へ移動し、外側パイプ13の内部から内側
パイプ11が軸線方向に延出され、両パイプ11,13
が切梁幅に合わせて伸張される。
【0061】次に、パネル40の支持柱42の連結孔4
3に連結部材30の係合片31を挿入させた後、操作部
52の把手52aを手によって把持し、フランジ20を
90゜回動させ、連結部材30をパネル40に締付け固
定させる。
【0062】上記のようにして左右一対の切梁サポート
10は、一対のパネル40間に一体化された状態で所定
の幅と深さの掘削がなされた溝内に図示されないクレー
ン等によって載置される。この状態で、必要により操作
軸66を回動させて両パイプ11,13をさらに伸張さ
せると、両緩衝部材22が支持柱42に圧接され、両パ
ネル40が土圧あるいはコンクリートの打設圧等に耐え
て所定の間隔に保持される。その後、パネル40間に形
成された空間において、目的とする土木工事が行われ
る。
【0063】また、土留支保工を解体する場合には、操
作軸66を前記と逆方向に回動させると、雄ねじ部材6
3が雌ねじ部材59に対して螺入され、外側パイプ13
の内部に内側パイプ11が収納されることによって、両
パイプ11,13が収縮される。このように土圧を減少
させた状態で、パネル40が一体化された切梁サポート
10は、図示されないクレーン等によって土留支保工の
現場より引き上げられ、地上において一体化された切梁
サポート10及びパネル40の解体が行われる。
【0064】上記第4実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第4実施形態の切梁サポート10によれば、両パイ
プ11,13の内部に設けられた雄ねじ部材63の雌ね
じ部材59に対する螺退又は螺入によって両パイプ1
1,13の伸縮動作を行うことができるようになってい
る。このため、両パイプ11,13の伸縮操作及び変更
調節を容易に行うことができ、作業効率が良好であると
ともに、作業時間の短縮化を図ることができる。
【0065】・ 第4実施形態の切梁サポート10によ
れば、雄ねじ部材63及び雌ねじ部材59は、両パイプ
11,13の内部に設けられていることから、土砂等の
付着を防止することができ、所要の耐久性を確保するこ
とができる。
【0066】・ 第4実施形態の切梁サポート10によ
れば、連動部材として一対のかさ歯車64,68を用い
たとしたことから、雄ねじ部材63の回動軸部63bに
対して操作軸66を直交方向に設けることができ、作業
効率をより良好なものとすることができる。
【0067】・ 第4実施形態の切梁サポート10によ
れば、支持部材として複数の支持ねじ61及び支持板6
1bを用いたことから、簡易な構成で土圧あるいはコン
クリートの打設圧等から両かさ歯車64,68を保護
し、耐久性を向上させることができる。
【0068】なお、前記実施形態を、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 第1〜第4実施形態において、外側パイプ13又は
内側パイプ11の外周面に、両パイプ11,13の軸線
方向への移動距離を目測するための表示部を設けるこ
と。
【0069】すなわち、内側パイプ11に表示部を設け
る場合には、外周面に表示部を設けるとともに、外側パ
イプ13の端部と表示部とを視認し比較することによっ
て、両パイプ11,13の伸縮長を確認すること。ま
た、外側パイプ13に表示部を設ける場合には、例えば
目盛り等を有する長孔よりなる窓部を外側パイプ13の
外周面に透設するとともに、内側パイプ11の端部と表
示部とを視認し比較することによって、両パイプ11,
13の伸縮長を確認すること。
【0070】このように構成した場合、両パイプ11,
13の伸縮長を容易に判断することができ、パネル40
に連結される他のパイプもこれに合わせて伸縮させるこ
とができるため、作業効率をさらに良好なものとするこ
とができるとともに、作業時間のさらなる短縮化を図る
ことができる。
【0071】・ 第1〜第4実施形態において、緩衝部
材22を省略すること。このように構成した場合、本質
的に本実施形態と同様の掘削面を均一に押圧する効果を
得ることができるとともに、部品点数を減少させ、製造
コストの低減を達成することができる。
【0072】・ 第1〜第4実施形態において、サポー
ト本体10aの両端に取着された一対の押圧体を省略し
て構成するとともに、内側パイプ11及び外側パイプ1
3の外端に、各パイプとほぼ同一径の金属板等を溶接す
る等して受圧部10bを構成するとともに、受圧部10
bに連結部材30を直接取着すること。
【0073】このように構成した場合、本実施形態と比
較して、掘削面を均一に押圧する効果は失われるが、本
質的に本実施形態と同様の土圧を受け止める効果を得る
ことができるとともに、部品点数を減少させ、製造コス
トの低減を容易に達成することができる。
【0074】・ 第1〜第4実施形態において、フラン
ジ20に対する緩衝部材22の径を変更して構成するこ
と。例えば、本実施形態でフランジ20と同一径に構成
された緩衝部材22に代えて、フランジ20よりも大き
な又は小さな径となるように緩衝部材22を構成するこ
と。
【0075】このように構成した場合、本質的に本実施
形態と同様の押圧又は緩衝効果を得ることができる。 ・ 第2及び第4実施形態において、両パイプ11,1
3が軸線方向に往復動する際の両パイプ11,13のが
たつきを防止するための突部51を、外側パイプ13の
内周面又は内側パイプ11の外周面に設けること。例え
ば、図12(a),(b)に示すように、外側パイプ1
3の内周面に所定間隔をおいて4つの突部51を設ける
等、外側パイプ13の内周面又は内側パイプ11の外周
面に少なくとも3つの突部51を設けること。そして、
各突部51が対向するパイプの周面と摺接するように構
成すること。
【0076】このように構成した場合、本質的に本実施
形態と同様の効果を得ることができるとともに、両パイ
プ11,13の伸縮動作におけるがたつきを防止し、パ
ネル40間における両パイプ11,13のずれを防止す
ることができる。
【0077】・ 第4実施形態において、サポート本体
10aの伸縮機構の構成を変更すること。例えば、図1
3(a)に示すように、内側パイプ11は、その内部に
摺動可能に嵌挿されたピストンヘッド70によって区画
形成された一対の収容室71a,71bを有している。
この両収容室71a,71bには水が収容されている。
また、内側パイプ11には、両収容室71a,71b間
で水を移動させるための移動通路72が設けられてい
る。この移動通路72には、水の移動を許容又は阻止す
るための開閉弁73が設けられている。
【0078】ピストンロッド74は、ピストンヘッド7
0の中心に嵌挿されるとともに、端部において外側パイ
プ13に連結されている。そして、図13(b)に示す
ように、開閉弁73の開閉操作によって、内側パイプ1
1は、ピストンロッド74及び外側パイプ13に対して
往復動できるように構成すること。
【0079】このように構成した場合、本質的に本実施
形態と同様に連結部材30の締付け固定効果を得ること
ができるとともに、状況に応じて構成の異なるサポート
本体10aを使い分けすることができる。
【0080】・ 第1〜第4実施形態において、例え
ば、図14(a),(b)に示すように、係合片31を
円柱状、半円柱状等とし、突出部32の形状を断面円弧
状をなすように形成すること。又は、図14(c)に示
すように、係合片31の突出部32の形状を断面台形状
とすること。その他、突出部32の形状を半球状、円錐
状、円錐台状等とすること。あるいは、図14(d)に
示すように、突出片32を有する係合片31の形状を断
面三角形状等とすること。
【0081】このように構成した場合においても、本実
施形態と同様の連結部材30の締付け固定効果を得るこ
とができる。 ・ 第1〜第4実施形態において、例えば、図15
(a)に示すように、フランジ20に設けられる操作部
52の形状を、把手52aを省略した板状に形成するこ
と。又は、図15(b)に示すように、フランジ20
を、操作部52が複数設けられた歯車状等とすること。
あるいは、図15(c)に示すように、操作部52を含
むフランジ20の全体の形状を紡錘形状等とするととも
に、把手52aを設けること。
【0082】・ 第4実施形態において、支持孔61c
に、例えばスラストベアリング等を取付けることによっ
て回動軸部を支持すること。あるいは、支持ねじ61等
を省略し、支持板61bを外側パイプ13の内周面に直
接溶接接合する等、支持部材の構成を変更すること。
【0083】このように支持孔61cにスラストベアリ
ングを取付けた場合、雄ねじ部材63の回動を円滑にす
ることができるとともに、両かさ歯車64,68を土圧
から保護することができる。あるいは、支持ねじ61等
を省略した場合、部品点数を減少させ、製造コストの低
減を容易に達成することができる。
【0084】・ 第1実施形態において、外側パイプ1
3を省略し、内側パイプ11のみでサポート本体10a
を構成すること。このように構成した場合、本実施形態
と比較して、サポート本体10aの伸縮機構は省略され
るが、本質的に本実施形態と同様の掘削面を押圧する効
果を得ることができる。
【0085】・ 第3及び第4実施形態において、フラ
ンジ20に設けられた操作部52を、サポート本体10
aに設けること。すなわち、サポート本体10aの周面
上において、軸線方向と垂直な方向に延びるように少な
くとも1つの操作部52を設けること。
【0086】・ 第1〜第4実施形態において、連結部
材30の係合片31に設けられた突出部32を、パネル
40の支持柱42の内側面に設けること。このように構
成した場合においても、本質的に本実施形態と同様の連
結部材30の締付け固定効果を得ることができる。
【0087】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 (1) 少なくとも1つのパイプよりなるサポート本体
を有し、サポート本体に土圧を支えるためのパネルを連
結部材を介して連結した切梁サポートにおいて、サポー
ト本体の両端に受圧部を設けるとともに、この受圧部に
前記連結部材を取着し、連結部材を回動することにより
前記パネルに連結可能に構成した切梁サポート。
【0088】このように構成した場合、パネルとの連結
作業を容易に行うことができ、作業効率を向上させるこ
とができる。 (2) 前記サポート本体を、少なくとも2つのパイプ
を連結することによって長さ調節可能に構成した(1)
に記載の切梁サポート。
【0089】このように構成した場合、切梁幅に合わせ
てサポート本体の長さを調節することができる。 (3) 前記サポート本体を、外側パイプとその外側パ
イプの内側に嵌挿された内側パイプとから構成し、前記
外側パイプと内側パイプとを軸線方向に往復動可能に構
成した(1)に記載の切梁サポート。
【0090】このように構成した場合、複数のパイプを
用意することなく、切梁幅に合わせてサポート本体を伸
縮させることによって、その長さを調節することができ
る。 (4) 前記外側パイプ又は内側パイプの外周面には、
両パイプの軸線方向への移動距離を目測するための表示
部を設けた(3)に記載の切梁サポート。
【0091】このように構成した場合、表示部を設けた
ことから、両パイプの伸縮長を容易に目測することがで
きる。 (5) 前記外側パイプの内周面又は内側パイプの外周
面に、両パイプが伸縮する際のがたつきを防止するため
の突部を設けた(3)に記載の切梁サポート。
【0092】このように構成した場合、両パイプが伸縮
するときのがたつきを防止することができる。 (6) 前記受圧部を、その面積がサポート本体の断面
の面積よりも大きくなるように形成された押圧体を有す
るように構成した(1)に記載の切梁サポート。
【0093】このように構成した場合、受圧部によって
土圧を受ける効果に加えて、押圧体によって掘削面を均
一に押圧することができる。 (7) 前記押圧体の少なくとも一部を弾性を有する材
料によって構成した(6)に記載の切梁サポート。
【0094】このように構成した場合、サポート本体に
かかるねじれ等の力を低減できるとともに、掘削面をよ
り均一に押圧することができる。 (8) 前記突出部を連結部材の回動方向に延びる断面
円弧状をなすように形成した請求項3に記載の切梁サポ
ート。
【0095】このように構成した場合、連結部材の回動
を円滑に行うことができ、パネルとの連結作業をより容
易に行うことができ、連結部材のパネルへの固定を効果
的に行うことができる。
【0096】(9) 前記パネルをパネル板と支持柱と
から構成するとともに、支持柱に前記連結孔を設け、連
結部材の端部が支持柱に締付け固定されるように構成し
た請求項3に記載の切梁サポート。
【0097】このように構成した場合、パネル板の強度
を保持したまま、連結部材のパネルへの固定を行うこと
ができる。 (10) 前記操作部を受圧部に設けた請求項2に記載
の切梁サポート。
【0098】このように構成した場合、連結部材の回動
を確実に行うことができる。
【0099】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の切梁サポートによれば、パネルとの連結作業を容易
に行うことができ、作業効率を向上させることができ
る。
【0100】請求項2に記載の発明の切梁サポートによ
れば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、連結部材
の回動を容易に行うことができる。請求項3に記載の発
明の切梁サポートによれば、請求項1又は請求項2に記
載の発明の効果に加えて、パネルとの連結作業を行うと
同時にパネルへの連結部材の締め付け固定を行うことが
でき、作業効率をより向上させることができるととも
に、作業時間の短縮化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の切梁サポートを示す平断面
図。
【図2】 第1実施形態の切梁サポートを示す正断面
図。
【図3】 第1実施形態の切梁サポートを示す斜視図。
【図4】 土圧を受けるためのパネルを示す部分斜視
図。
【図5】 パネルを連結した切梁サポートを示す斜視
図。
【図6】 (a)は、連結部材を連結孔内に挿入した状
態を示す要部を拡大した部分平断面図、(b)は、連結
部材を連結孔内に挿入した状態を示す要部を拡大した部
分正断面図。
【図7】 (a)は、パネルに連結部材を連結した状態
を示す要部を拡大した部分平断面図、(b)は、パネル
に連結部材を連結した状態を示す要部を拡大した部分正
断面図。
【図8】 第2実施形態の切梁サポートを示す斜視図。
【図9】 第3実施形態のフランジを示す斜視図。
【図10】 第4実施形態の切梁サポートを示す斜視
図。
【図11】 第4実施形態の切梁サポートを示す断面
図。
【図12】 (a)は、別形態の切梁サポートを示す正
断面図、(b)は、別形態の切梁サポートを示す側断面
図。
【図13】 (a)は、別形態の切梁サポートを示す断
面図、(b)は、別形態の切梁サポートを伸張した状態
を示す断面図。
【図14】 (a)は、別形態の係合片を示す斜視図、
(b)は、別形態の係合片を示す斜視図、(c)は、別
形態の係合片を示す斜視図、(d)は、別形態の係合片
を示す斜視図。
【図15】 (a)は、別形態のフランジを示す斜視
図、(b)は、別形態のフランジを示す斜視図、(c)
は、別形態のフランジを示す斜視図。
【符号の説明】
10…切梁サポート、20…受圧部としてのフランジ、
22…受圧部としての緩衝部材、30…連結部材、32
…突出部、40…パネル、43…連結孔、52…操作
部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開削工法等における土留めパネルの圧力
    を支える切梁サポートにおいて、 両端の受圧部にT字状の連結部材を設け、この連結部材
    を回動することにより前記パネルに連結可能に構成した
    切梁サポート。
  2. 【請求項2】 前記連結部材の回動を容易にするための
    操作部を設けた請求項1に記載の切梁サポート。
  3. 【請求項3】 前記パネルに連結孔を設け、この連結孔
    に連結部材の端部を挿通した状態で回動することによ
    り、連結部材の端部をパネルに締め付け固定するための
    突出部を連結部材の端部に設けた請求項1又は請求項2
    に記載の切梁サポート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190295A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 前田建設工業株式会社 切梁のヒンジ構造
CN113585275A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 中国建筑第四工程局有限公司 一种基坑内温泉井水平支管保护施工方法

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