JPH11308752A - 接続アダプタ - Google Patents

接続アダプタ

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Publication number
JPH11308752A
JPH11308752A JP10128181A JP12818198A JPH11308752A JP H11308752 A JPH11308752 A JP H11308752A JP 10128181 A JP10128181 A JP 10128181A JP 12818198 A JP12818198 A JP 12818198A JP H11308752 A JPH11308752 A JP H11308752A
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JP
Japan
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connection
cable
conductor
connector
voltage overhead
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Pending
Application number
JP10128181A
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English (en)
Inventor
Masamochi Tamura
昌望 田村
Shinko Noguchi
真弘 野口
Shigeru Toyama
繁 遠山
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮連絡ケーブルと高圧架空ケーブル用接続体
との接続を迅速に且つ容易に行うことができ、高圧架空
ケーブルの線路においての復旧工事に際して、無停電
で、しかも多くの時間及び人員を必要とすることなく、
容易な復旧工事を可能とする、仮連絡ケーブルを高圧架
空ケーブル用接続体に接続するための接続アダプタを提
供する。 【解決手段】 接続アダプタ1は、導体2と、導体を被
覆し、更に、導体の端部を越えて軸線方向外方向へと延
在して一体成形モールドされた接続絶縁筒10とを有す
る。導体2の、高圧架空ケーブル用接続体との接続側端
には、消弧子3を備え、導体2の、仮連絡ケーブルとの
接続側端には、仮連絡ケーブルの導体接続子53と着脱
自在に接続するための接触子5を有する。仮連絡ケーブ
ルの接続端子52を着脱自在に取り付けるために、接続
絶縁筒10の端部に、ワンタッチ金具20が配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧架空ケーブル
用接続体の幹線部及び分岐部に仮連絡ケーブル及びバイ
パスケーブル(以後単に「仮連絡ケーブル」という。)
を接続するための接続アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧架空ケーブルは、電柱上に設
置された高圧架空ケーブル用接続体を介して互いに接続
されている。もし、高圧架空ケーブルなどに故障が生じ
た場合には、この部分の通電を停止し、ケーブルを取り
替えることが必要とされる。
【0003】最近では、配電系統の停電作業が必要な区
間に配電線路に平行してバイパスケーブルを敷設し、需
要家に給電を継続した状態で、本線を切り離して工事を
行う、所謂、無停電工法が開発されている。そのため
に、高圧架空ケーブルの着脱が容易な高圧架空ケーブル
用接続体、或いは接続アダプタが望まれている。
【0004】図4に、現在使用されている高圧架空ケー
ブル用接続体の一例である接続体(π150−8形接続
体)100を示す。実際には、接続体100の外側はア
ルミケースにて被覆されているが、図4には、接続体1
00の構造を分かり易くするためにアルミケースは省か
れている。
【0005】本例にて高圧架空ケーブル用接続体100
は、エチレンプロピレンゴム及び半導電性エチレンプロ
ピレンゴムなどを使用して一体モールド成形された絶縁
筒101を有する。即ち、絶縁筒101は、外部半導電
層102、絶縁層103、内部半導電層104からな
り、外部半導電層102の一部分には検電端子部105
が設けられ、検電端子部105には半導電性エチレンプ
ロピレンゴムにて作製された検電端子キャップ106が
装着されている。
【0006】絶縁筒101は、幹線部101A、101
B及び分岐部101C、101Dを有し、絶縁筒101
の内部には、幹線部101A、101B及び分岐部10
1C、101Dにそれぞれ対応して、図5に示す高圧架
空ケーブル210の接続部(プラグインコネクタ)20
0をプラグイン方式にて接続するための、本例ではπ1
50−8形とされるプラグインコネクタ・レセップ11
0(110A、110B、110C、110D)が組み
込まれている。プラグインコネクタ・レセップ110
は、電気伝導性に優れた銅合金材料にて一体に作製され
る。
【0007】図5には、上記構成の高圧架空ケーブル用
接続体100に接続するために、高圧ケーブル210の
端末部に取り付け使用される接続端子200の一例を示
す。
【0008】本例によると、接続端子200は、高圧架
空ケーブル用接続体100の幹線部101A、101B
及び分岐部101C、101Dに容易にプラグイン接続
ができる形状寸法とされ、銅及び銅合金棒にて作製され
たプラグインコネクタ(プラグ)201と、エチレンプ
ロピレンゴム及び半導電性エチレンプロピレンゴムなど
を使用して成形されたスペーサ202と、半導電性エチ
レンプロピレンゴムを使用して成形された防水筒203
とを有する。接続端子200に嵌挿された高圧ケーブル
210は、その端末部の導体211がプラグ201の中
心穴201Aに挿入され、圧縮接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の高圧架空ケ
ーブル用接続体100と高圧架空ケーブル210とを接
続するに際しては、高圧架空ケーブル210の接続部
(プラグインコネクタ)200を高圧架空ケーブル用接
続体100にプラグイン方式にて接続することができ、
その着脱は容易ではあるが、事故現場にて高圧架空ケー
ブル210の端末部に接続端子200を接続する作業が
必要となる。この接続作業は、煩雑であり多くの時間及
び多くの人員を必要とし、復旧作業に手間取ることとな
る。
【0010】そこで、本発明者らは、高圧架空ケーブル
用接続体100に、一時的に、仮連絡ケーブルを適当な
接続アダプタを介して接続することにより、無停電での
工事が可能となり、より迅速な復旧作業が可能であると
考えた。
【0011】つまり、本発明の目的は、仮連絡ケーブル
と高圧架空ケーブル用接続体との接続を迅速に且つ容易
に行うことができ、高圧架空ケーブルの線路においての
復旧工事に際して、無停電で、しかも多くの時間及び人
員を必要とすることなく、容易な復旧工事を可能とす
る、仮連絡ケーブルを高圧架空ケーブル用接続体に接続
するための接続アダプタを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
接続アダプタにて達成される。要約すれば、本発明は、
高圧架空ケーブル用接続体と仮連絡ケーブルとを接続す
るための接続アダプタであって、軸線方向に延在して配
置された導体と、前記導体の、前記高圧架空ケーブル用
接続体との接続側端に配置された消弧子と、前記仮連絡
ケーブルの導体接続子と着脱自在に接続するために、前
記導体の、前記仮連絡ケーブルとの接続側端に配置され
た接触子と、前記高圧架空ケーブル用接続体に接続され
る前記消弧子及びこの消弧子に隣接する導体先端部領域
を包囲して配置された軸線方向に移動自在のガイド部材
と、前記ガイド部材に包囲されていない前記導体を被覆
し、更に、前記導体の端部を越えて軸線方向外方向へと
延在して一体成形モールドされた接続絶縁筒と、前記仮
連絡ケーブルを着脱自在に取り付けるために、前記仮連
絡ケーブルの接続端側に設けられたワンタッチ金具と、
を有することを特徴とする接続アダプタである。
【0013】本発明の一実施態様によると、前記接続絶
縁筒の外周部は、前記高圧架空ケーブル用接続体の幹線
部或いは分岐部の内周部に嵌合装着できる形状寸法と
し、又、前記導体の端部より突出した前記接続絶縁筒の
内周部は外方へとラッパ状に拡開して形成され、前記仮
連絡ケーブルのケーブル端末絶縁部を受容する形状寸法
とされる。
【0014】本発明の他の実施態様によると、前記ワン
タッチ金具は、前記接続絶縁筒の端部に取り付けられた
円筒状の雌側接続金具と、前記雌側接続金具の径方向に
穿設された透孔と、この透孔に径方向に移動自在に配置
されたボールと、前記雌側接続金具の外周面を軸方向に
スライドして、前記ボールを径方向中心方向へと移動さ
せその状態にロックするロックリングと、前記雌側接続
金具の外周と前記ロックリングの内周とにて形成された
環状空間部に配置し、前記ロックリングを前記ボールロ
ック位置に付勢するためのバネと、を有する。又、好ま
しくは、前記ロックリングの外側端内周には外開きのテ
ーパ面が形成され、前記雌側接続金具の外側端外周には
規制部材が配置され、前記ロックリングの前記テーパ面
が前記規制部材に当接することによって前記ロックリン
グの前記バネによる外方への移動が阻止される。更に、
前記ガイド部材は、前記導体に一端が固定された外側ガ
イドと、前記外側ガイドに対して摺動自在に配置された
内側ガイドと、前記内側ガイドを前記消弧子及びこの消
弧子に隣接する導体先端部領域を被覆するように付勢す
るバネと、を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る接続アダプタ
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0016】図1に、本発明の接続アダプタ1の一実施
例を示す。本実施例では、接続アダプタ1は、図4に関
連して先に説明した高圧架空ケーブル用接続体(一般容
量)100の幹線部101A、101B及び一方の分岐
部(150形部)101Cに適合され、仮連絡ケーブル
50(図2)を接続するものとして説明する。
【0017】図2に、本発明の接続アダプタ1に接続可
能な仮連絡ケーブル50の一実施例を示す。本実施例に
て、仮連絡ケーブル50は、例えば6600V耐熱架橋
ポリエチレン絶縁ポリクロロプレンゴムシースケーブル
から成るケーブル51と、ケーブルの両側に設けられた
ケーブル端末52とを有する。ケーブル端末52は、銅
或いは銅合金製の導体接続子53がケーブル51の先端
導体に圧縮接続され、その回りにエチレンプロピレンゴ
ムから成る円錐状の絶縁部54が一体にモールド成形さ
れて構成される。
【0018】又、図1に示すように、仮連絡ケーブルの
50のケーブル端末絶縁部54の大径部外周には円筒胴
部55及びフランジ56を備えたアルミニウム合金から
成る雄側接続金具57が同心的に取り付けられている。
雄側接続金具57の胴部外周には、両側壁が斜面とされ
る環状の溝58が形成されている。
【0019】次に、図1を参照して本発明に係る接続ア
ダプタ1について説明する。図1に示す本実施例にて、
接続アダプタ1は、中心部に例えば銅或いは銅合金棒に
て作製される導体、即ち、銅導体2を有する。銅導体2
の先端、即ち、図1にて左側端の高圧架空ケーブル用接
続体100との接続側端には、切頭円錐形状とされる消
弧子3が螺合されており、銅導体2の他端、即ち、図1
にて右側端の仮連絡ケーブルとの接続側端には、中心軸
線に沿って所定長さの中心穴4が形成されており、その
内周部には、仮連絡ケーブル50の導体接続子53との
電気的導通を確保するためのマルチラムバンド(接触
子)5が取り付けられている。
【0020】銅導体2の外周には、消弧子3が設けられ
たその先端部に隣接して環状の鍔6が形成され、この鍔
6に筒状の外側ガイド7の一端7aが固定される。外側
ガイド7の他端7bは、径方向内側へと僅かに延びた環
状ストッパとされ、銅導体2との間に環状の空隙が形成
される。この環状ストッパ7bと銅導体2との間に形成
された環状の空隙に挿入する態様で、銅導体2に対して
摺動自在に円筒状の内側ガイド8が配置される。この内
側ガイド8の前記外側ガイド7内に位置した端部8a
は、径方向外方へと延びた環状片とされる。この環状片
8aと前記銅導体2の環状鍔6との間に圧縮バネ9が配
置される。従って、内側ガイド8はバネ9により、図1
にて左側へと、即ち、銅導体2の先端消弧子3の方へと
付勢される。このとき、内側ガイド8の環状片8aが外
側ガイド7の環状ストッパ7bに当たることにより、そ
れ以上の運動が阻止される。内側ガイド8と外側ガイド
7であるこれらガイド部材は、例えばポリアセタール樹
脂などの絶縁材料で作製され、協同して、高圧架空ケー
ブル用接続体100と電気的導通をなす銅導体2の先端
領域を保護している。
【0021】銅導体2の残りの外側領域は、モールド一
体成形された接続絶縁筒10にて被覆される。接続絶縁
筒10は、エチレンプロピレンゴムなどの絶縁材料にて
一体に成形された絶縁層11と、半導電性エチレンプロ
ピレンゴムを一体に成形した半導電層12とを有してい
る。この半接続導電層12は、絶縁筒10の外側にて、
前記外側ガイド7が配置された側とは反対側に、所定領
域に亘って設けられる。
【0022】接続絶縁筒10は、銅導体2の端部を越え
て更に延在し、その内周部13は、外方へとラッパ状に
拡開して形成され、仮連絡ケーブル50のケーブル端末
絶縁部54を受容可能な形状寸法とされる。又、接続絶
縁筒10の外側は、概略円柱状とされ、高圧架空ケーブ
ル用接続体100の幹線部101A、101B及び一方
の分岐部(150形部)101Cの内周部に嵌合装着で
きる寸法形状とされる。接続絶縁筒10の、図1にて右
側端部には、前記半導電層12の端部鍔部12aに衝接
して、外周にネジ溝が形成された取付金具15が一体に
成形されている。この取付金具15には、円筒状の固定
金具16が螺合し、取り付けられる。この固定金具16
の軸方向長さは、接続絶縁筒10の端部を全部覆う長さ
とされる。
【0023】アダプタ1の、図1にて右側端部、即ち、
仮連絡ケーブル50の接続端側には、前記固定金具16
を利用して、仮連絡ケーブルの接続端子52との接続、
分離を容易とするためのワンタッチ金具20が配置され
る。
【0024】ワンタッチ金具20は、円筒状とされる雌
側接続金具21と、この金具21の外周面を軸方向にス
ライドし得る金属製のロックリング22とを有する。雌
側接続金具21は、前記固定金具16に螺合して取り付
けられ、雌側接続金具21の内側端部に形成された径方
向のネジ孔に螺合された止めネジ23にて固定金具16
に固定される。
【0025】雌側接続金具21の外周に形成された小径
部21aと、ロックリング22の内周に形成された大径
部22aとにて環状空間部24が形成され、この環状空
間部24に圧縮バネ25が配置される。従って、この圧
縮バネ25によりロックリング22は外方へと、即ち、
図1にて右側へと付勢されている。
【0026】又、ロックリング22の外側端部内周(小
径部)22bには、外開きのテーパ面22cが形成され
ている。一方、雌側接続金具21の外側端部外周(小径
部)21bには、O−リングのような規制部材21cが
配置されており、ロックリング22のバネ25による外
方への移動が阻止されている。
【0027】更に、雌側接続金具21の端部には、円周
方向に所定間隔にて径方向内方向へと径が縮小した皿状
の透孔26が形成され、この透孔26にボール27が配
置される。ボール27は、その外周面がロックリング2
2の外側端部内周(小径部)22bにて半径方向内方向
へと押圧され、その一部が雌側接続金具21の内周面か
ら更に内方へと突出した状態にてこの透孔26にロック
される。
【0028】上記構成の本発明の接続アダプタ1を高圧
架空ケーブル接続体100に接続する方法について説明
する。ここでは、接続アダプタ1を高圧架空ケーブル用
接続体100の幹線部101Aに接続するものとして説
明する。
【0029】接続アダプタ1は、その接続絶縁筒10を
高圧架空ケーブル用接続体100の幹線部101Aに適
合させて、軸線方向へと押入する。これによって、先
ず、銅導体2の先端部に設けた消弧子3が、幹線部10
1Aのプラグインコネクタ・レセップ110Aに衝接
し、更に、プラグインコネクタ・レセップ110A内へ
と押入される。更に、接続アダプタ1を軸方向へと押入
することにより、内側ガイド8がプラグインコネクタ・
レセップ110Aの先端に当接し、更に、接続アダプタ
を軸方向に押入することにより、内側ガイド8は、外側
ガイド7内へとバネ9の付勢力に抗して移動する。これ
によって、銅導体2の先端領域がプラグインコネクタ・
レセップ110A内へと押入され、プラグイン接続され
る。この時の接続状態を図3に示す。
【0030】このようにして高圧架空ケーブル用接続体
100に接続されたアダプタ1は、組み立てられた状態
で段付円筒状とされる二つ割りの引き留め金具30に
て、高圧架空ケーブル用接続体100或いはその架台に
取り付けられる。つまり、図1及び図3に示すように、
この引き留め金具30の右側開口部31を固定金具16
の外周に適合し、又、左側開口部32を高圧架空ケーブ
ル用接続体100或いはその架台に適合し、引き留め金
具30の取り付け耳片33を利用して高圧架空ケーブル
用接続体100或いはその架台に固定される。これによ
って、アダプタ1を高圧架空ケーブル用接続体100に
接続したときの抜けを防止する。
【0031】一方、アダプタ1を高圧架空ケーブル用接
続体100から引き抜く場合には、前述の作業手順と逆
の作業を行えばよい。
【0032】次に、接続アダプタ1に仮連絡ケーブル5
0を接続する方法について説明する。
【0033】先ず、ワンタッチ金具20のロックリング
22を雌側接続金具21に沿って軸線方向内方向(図1
にて左側方向)へと押すと、バネ25が縮み、ロックリ
ング22が雌側接続金具21に沿って移動する。
【0034】これにより、ロックリング22の内周部2
2bにてロックされていた雌側接続金具21に配設した
ボール27がロックリング22の押圧から解放されて、
径方向に自由に移動可能となる。
【0035】ここで、仮連絡ケーブル50のケーブル端
末52をアダプタ1の端末凹部40に挿入すると、導体
接続子53が接続アダプタ1の中心穴4に配置されたマ
ルチラムバンド(接触子)5にてプラグイン接続され
る。このとき、端末絶縁部54の外周部は、絶縁筒10
のラッパ状に拡開した端部内周面13に適合する。
【0036】又、上述したように、雌側接続金具21に
配設したボール27はロックリング22の押圧(ロック
状態)から解放されて、径方向に自由に移動可能とされ
ているので、雄側接続金具57は、ケーブル端末52を
アダプタ1の端末凹部40に挿入する時に、雌側接続金
具21の内周壁に嵌合して挿入可能とされる。
【0037】接続アダプタ1にケーブル端末52が好適
に挿入し、プラグイン接続が完了した時点で、ワンタッ
チ金具20のロックリング22を雌側接続金具21に沿
って軸線内方向へと押す力を緩めると、ロックリング2
2は、O−リング22にて阻止されるまで、バネ26の
力にて外方へと押し出される。これによって、雄側接続
金具57の胴部外周に形成した環状の溝58がボール2
7の位置にきたときに、ボール27は、この溝58内に
押し込まれ、ボール27はロックリング22によりロッ
クされた状態、即ち、雄側接続金具57の溝58に嵌入
した状態に保持される。これによって、ケーブル端末5
2がアダプタ1から不用意に抜けるのが防止される。
【0038】一方、ケーブル端末部52を接続アダプタ
1から引き抜く場合には、前述の作業手順と逆の作業を
行えばよい。
【0039】上記実施例では、本発明の接続アダプタ1
は、接続体(π150−8形接続体)100に適合する
ものとして説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、図6に示すように、絶縁筒101が幹線部
101A、101B及び分岐部101Cとから成る、所
謂T形とされる接続体100にも適合することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る接続
アダプタは、高圧架空ケーブル用接続体と仮連絡ケーブ
ルとを接続するための接続アダプタであって、軸線方向
に延在して配置された導体と、導体の、高圧架空ケーブ
ル用接続体との接続側端に配置された消弧子と、仮連絡
ケーブルの導体接続子と着脱自在に接続するために、導
体の、仮連絡ケーブルとの接続側端に配置された接触子
と、高圧架空ケーブル用接続体に接続される消弧子及び
この消弧子に隣接する導体先端部領域を包囲して配置さ
れた軸線方向に移動自在のガイド部材と、ガイド部材に
包囲されていない導体を被覆し、更に、導体の端部を越
えて軸線方向外方向へと延在して一体成形モールドされ
た接続絶縁筒と、仮連絡ケーブルの接続端子を着脱自在
に取り付けるために、仮連絡ケーブルの接続端側に設け
られたワンタッチ金具と、を有する構成とされるので、
仮連絡ケーブルと高圧架空ケーブル用接続体との接続が
極めて迅速に且つ容易に行うことができ、それによっ
て、接続高圧架空ケーブルの線路においての復旧工事に
際して、無停電で、しかも多くの時間及び人員を必要と
することなく、復旧工事を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続アダプタの一実施例の要部縦断面
図である。
【図2】仮連絡ケーブルの全体構成図である。
【図3】本発明の接続アダプタを高圧架空ケーブル用接
続体に装着した状態を示す要部縦断面図である。
【図4】高圧架空ケーブル用接続体の一例を示す要部縦
断面図である。
【図5】従来の高圧ケーブルの端末部に取り付け使用さ
れる接続端子の一例を示す要部縦断面図である。
【図6】高圧架空ケーブル用接続体の他の例を示す要部
縦断面図である。
【符号の説明】
1 接続アダプタ 2 導体 3 消弧子 5 接触子(マルチラムバン
ド) 7 外側ガイド 8 内側ガイド 9 バネ 10 接続絶縁筒 20 ワンタッチ金具 21 雌側接続金具 22 ロックリング 25 バネ 27 ボール 50 仮連絡ケーブル 52 ケーブル端末 57 雄側接続金具 100 高圧架空ケーブル用接続
体 101 絶縁筒 110 プラグインコネクタ・レ
セップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧架空ケーブル用接続体と仮連絡ケー
    ブルとを接続するための接続アダプタであって、 軸線方向に延在して配置された導体と、 前記導体の、前記高圧架空ケーブル用接続体との接続側
    端に配置された消弧子と、 前記仮連絡ケーブルの導体接続子と着脱自在に接続する
    ために、前記導体の、前記仮連絡ケーブルとの接続側端
    に配置された接触子と、 前記高圧架空ケーブル用接続体に接続される前記消弧子
    及びこの消弧子に隣接する導体先端部領域を包囲して配
    置された軸線方向に移動自在のガイド部材と、 前記ガイド部材に包囲されていない前記導体を被覆し、
    更に、前記導体の端部を越えて軸線方向外方向へと延在
    して一体成形モールドされた接続絶縁筒と、 前記仮連絡ケーブルを着脱自在に取り付けるために、前
    記仮連絡ケーブルの接続端側に設けられたワンタッチ金
    具と、を有することを特徴とする接続アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記接続絶縁筒の外周部は、前記高圧架
    空ケーブル用接続体の幹線部或いは分岐部の内周部に嵌
    合装着できる形状寸法とし、又、前記導体の端部より突
    出した前記接続絶縁筒の内周部は外方へとラッパ状に拡
    開して形成され、前記仮連絡ケーブルのケーブル端末絶
    縁部を受容する形状寸法とされることを特徴とする請求
    項1の接続アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記ワンタッチ金具は、前記接続絶縁筒
    の端部に取り付けられた円筒状の雌側接続金具と、前記
    雌側接続金具の径方向に穿設された透孔と、この透孔に
    径方向に移動自在に配置されたボールと、前記雌側接続
    金具の外周面を軸方向にスライドして、前記ボールを径
    方向中心方向へと移動させその状態にロックするロック
    リングと、前記雌側接続金具の外周と前記ロックリング
    の内周とにて形成された環状空間部に配置し、前記ロッ
    クリングを前記ボールロック位置に付勢するためのバネ
    と、を有することを特徴とする請求項1又は2の接続ア
    ダプタ。
  4. 【請求項4】 前記ロックリングの外側端内周には外開
    きのテーパ面が形成され、前記雌側接続金具の外側端外
    周には規制部材が配置され、前記ロックリングの前記テ
    ーパ面が前記規制部材に当接することによって前記ロッ
    クリングの前記バネによる外方への移動が阻止されるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3の接続アダプタ。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材は、前記導体に一端が固
    定された外側ガイドと、前記外側ガイドに対して摺動自
    在に配置された内側ガイドと、前記内側ガイドを、前記
    消弧子及びこの消弧子に隣接する導体先端部領域を被覆
    するように付勢するバネと、を有することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかの項に記載の接続アダプタ。
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