JPH11308592A - 表示制御装置及び会議用表示システム - Google Patents

表示制御装置及び会議用表示システム

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JPH11308592A
JPH11308592A JP12432798A JP12432798A JPH11308592A JP H11308592 A JPH11308592 A JP H11308592A JP 12432798 A JP12432798 A JP 12432798A JP 12432798 A JP12432798 A JP 12432798A JP H11308592 A JPH11308592 A JP H11308592A
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勝弘 宮本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 少なくとも1台の映像表示装置から会議及び
プリゼンテーション用表示デバイスへの映像の表示制御
を容易に実行可能にする。 【解決手段】 表示制御システム40は表示デバイス1
3及び赤外線発光部をもつリモコン装置21を有する。
又、表示制御システムには、パーソナルコンピュータか
らなる画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4が双方シ
リアル通信線で接続される。この通信線は表示制御シス
テムと該画像ソース1-1,ほか3との間の双方向通信
を可能として、(1)表示デバイス上のリモコン装置の情
報を該画像ソース1-1,ほか3のマウス情報として転
送し、(2)該画像ソース1-1,ほか3のポインタの情
報を表示デバイス上に転送し、(3)表示デバイス上に表
示されている画像情報を該画像ソース1-1,ほか3に
送出し、(4)画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4か
ら送られた画像情報を表示制御システムで一時保存し、
他の該画像ソース1-1,ほか3へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御装置及び
会議用表示システム関し、特に、複数のパソコンからの
ビデオデータを入力し、マルチウィンドウにて表示を行
う、マルチウィンドウ・ディスプレイシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デスクトップ型パーソナルコンピ
ュータ(デスクトップパソコン)やノート型パーソナル
コンピュータ(ノートパソコン)等の画像を大型の表示
装置例えば液晶プロジェクターやプラズマディスプレイ
に表示させてプリゼンテーションを行うことが増えてき
ている。一方、特にノートパソコンは軽量化、低価格化
によりパーソナルなビジネスツールとして多く普及して
きており、会議では出席者がそれぞれノートパソコンを
持ち込み、その中のデータを閲覧したり議事録をその場
で書くなどの使い方が多く見られるようになってきた。
【0003】しかしながら、従来の大型表示装置はパソ
コンと1対1で接続されるため、複数の人間がプレゼン
テーションを行うような場合、パソコンをつなぎかえる
か、もしくはプレゼンテーション資料などのファイルを
他のパソコンにコピーする必要があった。このような装
置では、つなぎかえの作業が面倒なだけでなく、ファイ
ルをコピーする場合でもパソコン間のアプリケーション
の違い、バージョンの違いなどにより、直ちに表示でき
ないなどの不具合が多く発生し、会議の進行に大きな妨
げになることが多かった。
【0004】このような背景から画像表示システムに
は、複数のパソコン(画像ソース)からの画像情報(映
像)を切り替えながら、もしくは同時に表示させて、そ
れらの情報や表示された各画像情報を比較しながら会議
を進めたり、更に別のパソコンで作成した議事録を表示
させ参加者全員で確認するといった使い方を可能にする
機能が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明者は上記の要望に
答えるべく、複数の情報映像機器の入力をマルチウィン
ドウで表示する、マルチウィンドウ・ディスプレイシス
テムを提案している。
【0006】しかしながら、このようなマルチウィンド
ウ・ディスプレイシステムを実際に会議等で使用するに
当たり、単に複数の映像入力をマルチウィンドウで表示
するだけのシステムでは、幾つかの問題・不便利があっ
た。例えば (1)接続されるパソコンがノートパソコンの場合、バ
ッテリー節約のため省電力モード、及び、スリープモー
ドに入る、または液晶パネル等のモニターの焼き付きを
防ぐための「スクリーンセーバーモード」に入ることが
頻繁にあり、その場合マルチウィンドウディスプレイ上
の表示を維持することができなかった。 (2)接続しているパソコンのユーザーが、他のメンバ
ーには見られたくない(マルチウィンドウディスプレイ
に表示したくない)ファイルなどを参照したい場合に
は、一度ケーブルを抜くしか方法がなかった。 (3)マルチウィンドウディスプレイ上の(プリゼンタ
ー用)メインポインタをコントロール出来るのは、リモ
コンを持ったプリゼンターだけで、他のメンバー(各パ
ソコンメンバー)はコントロールできなかった。 (4)各パソコン間でデータのやり取りを行う、また、
マルチウィンドウディスプレイに表示されているデータ
を各パソコンに取り込むことができなかった。
【0007】本発明者は上記問題を解決するため数多く
の実験と試行錯誤を繰り返した結果、マルチウィンドウ
ディスプレイシステムに従来のものとは違う、ユニーク
な機能を付加し、かつマルチウィンドウディスプレイシ
ステムと各パソコン間で、ビデオ信号だけでなく、シリ
アル通信によるデータ通信を行い、パソコン側のソフト
ウェアプログラムとマルチウィンドウディスプレイシス
テム側の制御ソフトウェアとの連携によって、マルチウ
ィンドウディスプレイシステムの制御を行うという発想
に至った。
【0008】本発明の目的は、上記の問題点を解決し
て、少なくとも1台の映像表示装置から会議及びプリゼ
ンテーション用表示デバイスへの映像の表示制御を容易
に行うことができる表示制御装置及び会議用表示システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の表示制御装置は、ユーザー情報入力手段
を有すると共に画像情報を出力する少なくとも1台の映
像表示装置に通信手段を介して接続される表示制御装置
において、前記少なくとも1台の映像表示装置から出力
された少なくとも1つの画像情報を入力する映像入力手
段と、前記入力された少なくとも1つの画像情報を表示
する表示デバイスと、前記表示デバイス上に表示された
少なくとも1つの画像情報のうち1つの画像情報を選択
すべく前記表示デバイス上に第1の位置指示マークをオ
ーバーレイ表示する第1のオーバーレイ表示手段と、前
記表示デバイス上に第2の位置指示マークをオーバーレ
イ表示する第2のオーバーレイ表示手段と、前記ユーザ
ー情報入力手段から入力されたユーザー情報を前記通信
手段を介して受容し、前記第1のオーバーレイ表示手段
の前記第1の位置指示マークによって選択された1つの
画像情報において、前記受容したユーザー情報に基づい
て前記第2のオーバーレイ表示手段が表示する前記第2
の位置指示マークの表示位置を決定すると共に、当該決
定された表示位置に基づいて前記第2のオーバーレイ表
示手段の作動を制御する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0010】請求項2の表示制御装置は、請求項1の表
示制御装置において、前記通信手段が双方向シリアル通
信手段から成ることを特徴とする。
【0011】請求項3の表示制御装置は、請求項1又は
2の表示制御装置において、前記映像表示装置がパーソ
ナルコンピュータであることを特徴とする。
【0012】請求項4の表示制御装置は、請求項1から
3のいずれか1項の表示制御装置において、前記第1の
オーバーレイ表示手段は、前記表示デバイス上における
前記第1の位置指示マークの表示位置情報を入力する表
示位置情報入力手段を含むことを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために、請求項5の会
議用表示システムは、請求項1記載の表示制御装置と、
通信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユーザ
ー情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する少な
くとも1台の映像表示装置ことを備えることを特徴とす
る。
【0014】上記目的を達成するために、請求項6の画
像形成装置は、ユーザー情報入力手段を有すると共に画
像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通信
手段を介して接続される表示制御装置において、前記少
なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくとも
1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力さ
れた少なくとも1つの画像情報を表示する表示デバイス
と、前記表示デバイス上に表示された少なくとも1つの
画像情報のうち1つの画像情報を選択すべく前記表示デ
バイス上に第1の位置指示マークをオーバーレイ表示す
る第1のオーバーレイ表示手段と、前記表示デバイス上
に第2の位置指示マークをオーバーレイ表示する第2の
オーバーレイ表示手段と、前記ユーザー情報入力手段か
ら入力されたユーザー情報を前記通信手段を介して受容
し、前記受容したユーザー情報に基づいて前記映像入力
手段の作動を禁止する禁止手段とを備えることを特徴と
する。
【0015】請求項7の表示制御装置は、請求項6の表
示制御装置において、前記通信手段が双方向シリアル通
信手段から成ることを特徴とする請求項6記載の表示制
御装置。
【0016】請求項8の表示制御装置は、請求項6又は
7の表示制御装置において、前記映像表示装置がパーソ
ナルコンピュータであることを特徴とする。
【0017】請求項9の表示制御装置は、請求項6から
8のいずれか1項の表示制御装置において、前記第1の
オーバーレイ表示手段は、前記表示デバイス上における
前記第1の位置指示マークの表示位置情報を入力する表
示位置情報入力手段を含むことを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するために、請求項10の
会議用表示システムは、請求項6記載の表示制御装置
と、通信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユ
ーザー情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する
少なくとも1台の映像表示装置とを備えることを特徴と
する。
【0019】上記目的を達成するために、請求項11の
画像形成装置は、ユーザー情報入力手段を有すると共に
画像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通
信手段を介して接続される表示制御装置において、前記
少なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくと
も1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力
された少なくとも1つの画像情報を格納するメモリ手段
と、前記メモリ手段に格納された少なくとも1つの画像
情報を表示する表示デバイスと、前記表示デバイス上に
表示された少なくとも1つの画像情報のうち1つの画像
情報を選択すべく前記表示デバイス上に第1の位置指示
マークをオーバーレイ表示する第1のオーバーレイ表示
手段と、前記表示デバイス上に第2の位置指示マークを
オーバーレイ表示する第2のオーバーレイ表示手段と、
前記第1のオーバーレイ表示手段の前記第1の位置指示
マークによって選択された1つの画像情報を前記メモリ
手段から読み出し、当該読み出された1つの画像情報を
前記通信手段を介して前記少なくとも1台の映像表示装
置に送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【0020】請求項12の表示制御装置は、請求項11
の表示制御装置において、前記送出手段によって前記読
み出された1つの画像情報が送出される前記少なくとも
1台の映像表示装置は、前記映像表示装置のうち前記画
像情報を出力していないものを含むことを特徴とする。
【0021】請求項13の表示制御装置は、請求項11
又は12の表示制御装置において、前記映像表示手段
が、前記送出された1つの画像情報を格納する他のメモ
リ手段を有することを特徴とする。
【0022】請求項14の表示制御装置は、請求項11
から13のいずれか1項の表示制御装置において、前記
送出手段が前記選択された1つの画像情報を前記メモリ
手段から読み出すときに、前記映像入力手段の動作を禁
止する禁止手段を備えることを特徴とする。
【0023】請求項15の表示制御装置は、請求項11
から14のいずれか1項の表示制御装置において、前記
通信手段が双方向シリアル通信手段から成ることを特徴
とする。
【0024】請求項16の表示制御装置は、請求項11
から15のいずれか1項の表示制御装置において、前記
映像表示装置がパーソナルコンピュータであることを特
徴とする。
【0025】請求項17の表示制御装置は、請求項11
から16のいずれか1項の表示制御装置において、前記
第1のオーバーレイ表示手段は、前記表示デバイス上に
おける前記第1の位置指示マークの表示位置情報を入力
する表示位置情報入力手段を含むことを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するために、請求項18の
会議用表示システムは、請求項11記載の表示制御装置
と、通信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユ
ーザー情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する
少なくとも1台の映像表示装置とを備えることを特徴と
する。
【0027】上記目的を達成するために、請求項19の
画像形成装置は、ユーザー情報入力手段を有すると共に
画像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通
信手段を介して接続される表示制御装置において、前記
少なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくと
も1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力
された少なくとも1つの画像情報を格納する第1のメモ
リ手段と、前記画像情報を一時的に格納する第2のメモ
リ手段と、前記第1のメモリ手段に格納された少なくと
も1つの画像情報を表示する表示デバイスと、前記表示
デバイス上に表示された少なくとも1つの画像情報のう
ち1つの画像情報を選択すべく前記表示デバイス上に第
1の位置指示マークをオーバーレイ表示する第1のオー
バーレイ表示手段と、前記表示デバイス上に第2の位置
指示マークをオーバーレイ表示する第2のオーバーレイ
表示手段と、前記第1のオーバーレイ表示手段の前記第
1の位置指示マークによって選択された1つの画像情報
を前記第1のメモリ手段から読み出し、当該読み出され
た1つの画像情報を前記第2のメモリに一時的に格納さ
せ、かつ、当該一次的に格納された1つの画像情報を前
記通信手段を介して前記少なくとも1台の映像表示装置
に送出する送出手段とを備えることを特徴とする。
【0028】請求項20の表示制御装置は、請求項19
の表示制御装置において、前記送出手段によって当該一
次的に格納された1つの画像情報が送出される前記少な
くとも1台の映像表示装置は、前記映像表示装置のうち
前記画像情報を出力していないものを含むことを特徴と
する請求項19記載の表示制御装置。
【0029】請求項21の表示制御装置は、請求項19
又は20の表示制御装置において、前記映像表示手段
が、前記送出された1つの画像情報を格納する他のメモ
リ手段を有することを特徴とする請求項19又は20記
載の表示制御装置。
【0030】請求項22の表示制御装置は、請求項19
から21のいずれか1項の表示制御装置において、前記
送出手段が前記選択された1つの画像情報を前記メモリ
手段から読み出すときに、前記映像入力手段の動作を禁
止する禁止手段を備えること1を特徴とする。
【0031】請求項23の表示制御装置は、請求項19
から22のいずれか1項の表示制御装置において、前記
通信手段が双方向シリアル通信手段から成ることを特徴
とする。
【0032】請求項24の表示制御装置は、請求項19
から23のいずれか1項の表示制御装置において、前記
映像表示装置がパーソナルコンピュータであることを特
徴とする。
【0033】請求項25の表示制御装置は、請求項19
から24のいずれか1項の表示制御装置において、前記
第1のオーバーレイ表示手段は、前記表示デバイス上に
おける前記第1の位置指示マークの表示位置情報を入力
する表示位置情報入力手段を含むことを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項26の
会議用表示システムは、請求項19記載の表示制御装置
と、通信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユ
ーザー情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する
少なくとも1台の映像表示装置とを備えることを特徴と
する。
【0035】上記目的を達成するために、請求項27の
画像形成装置は、ユーザー情報入力手段を有すると共に
画像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通
信手段を介して接続される表示制御装置において、前記
少なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくと
も1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力
された少なくとも1つの画像情報を表示する表示デバイ
スと、前記表示デバイス上に表示された少なくとも1つ
の画像情報のうち1つの画像情報を選択すべく前記表示
デバイス上に第1の位置指示マークをオーバーレイ表示
する第1のオーバーレイ表示手段と、前記表示デバイス
上に第2の位置指示マークをオーバーレイ表示する第2
のオーバーレイ表示手段と、前記第1のオーバーレイ表
示手段の前記第1の位置指示マークによって選択された
1つの画像情報において、前記第2のオーバーレイ表示
手段が表示する前記第2の位置指示マークの表示位置を
入力すると共に、当該入力された表示位置に基づいて前
記第2のオーバーレイ表示手段の作動を制御する表示位
置情報入力手段とを備えることを特徴とする。
【0036】請求項28の表示制御装置は、請求項27
の表示制御装置において、前記通信手段が双方向シリア
ル通信手段から成ることを特徴とする。
【0037】請求項29の表示制御装置は、請求項27
又は28の表示制御装置において、前記映像表示装置が
パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
【0038】請求項30の表示制御装置は、請求項27
から31のいずれか1項の表示制御装置において、前記
第1のオーバーレイ表示手段は、前記表示デバイス上に
おける前記第1の位置指示マークの表示位置情報を入力
する他の表示位置情報入力手段を含むことを特徴とする
請求項27から30のいずれか1項記載の表示制御装
置。
【0039】上記目的を達成するために、請求項31の
会議用表示システムは、請求項27記載の表示制御装置
と、通信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユ
ーザー情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する
少なくとも1台の映像表示装置とを備えることを特徴と
する会議用表示システム。
【0040】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態にかか
る表示制御装置のシステム構成図を示す。本実施の形態
は、4つの独立した画像ソースからの画像情報(映像)
を1つのモニターに表示する。これら画像ソースは、4
つよりさらに多い数でも、また少ない数でもよい。
【0041】1-1,1-2,1-3,1-4は画像信号の
画像ソース(映像表示装置)でありパーソナルコンピュ
ータ、ワークステーション、又はディジタルテレビ(T
V)、ビデオ(VCR)等のように、少なくとも一つの
マイクロチップコントローラ(CPU)を有し、映像を
出力する機能以外にもグラフィカルな操作環境を持った
情報映像機器である。これらは本実施の形態では4つ存
在する。画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4は、例
えば画像ソースポインタの位置であるユーザ情報を入力
するためのマウス等のユーザ情報入力手段(図示せず)
を有する。
【0042】2-1,2-2,2-3,2-4は、それぞれ
画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4から出力された
画像データ(画像情報)を受け取る入力部であり、もし
受け取る画像データがコンピュータのアナログ信号であ
れば、A/Dコンバータや画像データをサンプリングする
ためのPLL(Phase Locked Loop) が入っており、ま
た、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)等のデ
ィジタル信号であれば、その復号器や差動のバッファが
入っている。また、テレビやビデオのコンポジット信号
であればそれR,G,B信号にエンコードするエンコーダ
が入っている。
【0043】各入力部2-1,2-2,2-3,2-4は各
画像ソースから画像データと画像データを受け取るため
の制御信号例えば1ラインの同期を取る水平同期信号、
1フレームもしくは1フィールドの同期を取る垂直同期
信号、1画素をサンプルするクロック信号、有効画像デ
ータの転送期間を示すディスプレイイネーブル信号等も
同時に受け取る。各入力部2-1,2-1,2-3,2-4
はおのおの独立したタイミングで画像ソース1-1,1-
2,1-3,1-4から画像データを受け取る。また入力
部2-1,2-2,2-3,2-4は後述する画像ソース1
-1,1-2,1-3,1-4とのシリアル通信手段を有し
ている。
【0044】3-1,3-2,3-3,3-4は入力部2-
1,2-1,2-3,2-4で受け取った画像データの表
示フォーマット(表示ライン数やドット数、色数)を制
御部6の制御に従って変換する表示フォーマット変換
部、4-1,4-2,4-3,4-4は、独立した4つの画
像データを1つの共通したバスに入力するためのバスイ
ンタフェース部、5は、バスインタフェース4-1,4-
2,4-3,4-4から出力される画像データおよび、フ
レームメモリコントローラ8、重ねあわせデータコント
ローラ8から出力される画像データと、それらからの転
送要求を受け、優先順位に基づき画像データ転送を調停
するバスコントローラである。
【0045】6は、本表示制御システム全体を制御する
制御部であり、演算能力を持つCPU、データを一時格納
するRAM、制御プログラムを格納するROM、時間を計測す
るカウンタ、周辺入出力インタフェース等を有してい
る。このRAMはメモリICであってもハードディスクやDVD
-RAMなどのディスクメディアであってもよい。また、制
御をおこなうプログラムはROMに内蔵されていてもよい
し、周辺入出力インタフェースを介して外部から転送さ
れてもよい。
【0046】7は、バスコントローラ5の調停によって
入力する画像データをフレームメモリ9に適したデータ
演算により加工、制御するフレームメモリコントローラ
である。これはCPUや並列演算が可能なメディアプロセ
ッサであってもよい。
【0047】9は、表示デバイスに描画する画像データ
を少なくとも1フレーム分貯えるフレームメモリ(メモ
リ手段)、8は、表示デバイス13に入力部2-1,2-
1,2-3,2-4とは別の画像データを表示デバイスに
重ねて表示するための重ねあわせデータコントローラ、
10は、重ねあわせをするデータを格納しておく重ねあ
わせデータストアメモリ、11は、バス上の画像データ
をバスコントローラ5の制御に従って入力し、表示駆動
コントローラ12に適した表示フォーマットに変換する
出力表示フォーマット変換部、12は、表示デバイスを
駆動するためのコントローラである。
【0048】13は表示デバイスであり、本デバイスは
画像を表示するデバイスであればマトリクス電極構造を
持つフラットパネル(液晶、プラズマ等)でも、CRTで
もよい。
【0049】14-1,14-2,14-3,14-4は、
各画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4と本実施の形
態の表示制御システム40の制御部6との間の高速シリ
アル通信データのパケットデータを送受信する時のタイ
ミングを調整するためのFIFOメモリを持つパケット制御
部である。本実施の形態ではこの高速双方向シリアル通
信手段を介して、各画像ソースに対応するウィンドウの
更新・非更新の切替え、ポインタの制御等を行う。
【0050】このようなデータをパケット多重して転送
できる例として、IEEE1394やUSB(Universal Serial
Bus)等がある。 本実施の形態としてはUSBを採用して
いる。これは現在発売されているデスクトップ型及びノ
ート型パソコンのほとんどにUSBポートが搭載されてい
ること、また、USBがホットプラグ(動作中でも抜き差
しが可能)をサポートしていることから、本実施の形態
においては最適であると判断したためであるが、本発明
の本質からすれば、他の方式のシリアル通信を用いても
同様の効果が得られる。USBに対応した機器はUSBホスト
とUSBデバイスの2種類に分類され、通常USBホストはパ
ソコンであり、USBデバイスとはマウス、キーボード、
プリンタ等の周辺機器を表す。本実施の形態において1
4のパケット制御部はこのUSBデバイスとして機能す
る。
【0051】21は、赤外線発光部をもつリモコン装置
であり、その中にサブ・ジョイステック22(他の表示
位置情報入力手段)、メイン・ジョイステック24(第
1のオーバーレイ表示入力手段、表示位置情報入力手
段)、サブボタン23、メインボタン25を含む。20
は、リモコン装置21の表示ポインタコントローラから
発信された赤外線データを受け取る赤外線データ受光
部、19は、赤外線データ受光部20で受け取ったデー
タフォーマットを制御部6に出力するための赤外線デー
タ制御部、30は、表示デバイスに表示させる表示レイ
アウトを変更する変更ボタンである。40は、本表示制
御システムを示している。上記ジョイスティックは二次
元的な動きを入力できるデバイスなら何でもよく、例え
ばトラックボールや十字カーソルキーであってもよい。
【0052】以下、上記各部の番号と照らし合わせて本
発明の表示制御システム40の動作を説明する。
【0053】初期化 画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4と表示制御シス
テム40は、それぞれ電源投入後、入力部2-1,2-
2,2-3,2-4と双方向シリアル通信線を介して通信
を行う。
【0054】入力部2-1,2-2,2-3,2-4から
は、表示ドット数、表示ライン数、表示色数、ビデオ出
力タイミング等のデータをそれぞれ画像ソース1-1,
1-2,1-3,1-4に送る。このフォーマットは双方
であらかじめ決められた通信プロトコルで行われる。
一例を示せば、米国の標準化団体のVESA(Video Electro
nics Standards Association)で決まられたDDC(Display
Data Channel)を用いてもよく、データフォーマット
は、同じくVESAで制定されたEDID(Extended DisplayIde
ntification Data)でもよい。この時転送される表示ド
ット数、表示ライン数、表示色数は表示デバイス13
の表示ドット、ライン、色数を転送する。もしくは、表
示フォーマットは制御部6であらかじめ決められたもの
でもよい。画像ソース1-1,1-2,1-3,1-4は、
受け取った情報に基づき画像データ及びその制御信号を
各入力部2-1,2-2,2-3,2-4に出力する。
【0055】また、この時、表示制御システム40にい
くつの画像ソースが接続されているかを識別するため、
入力部は画像ソースから接続識別信号をいつも監視して
いる。この接続識別信号は、画像ソースから論理的に"
1" もしくは"0"の2値信号として受け取る。もし、接
続ケーブルが抜かれたり、画像ソースの電源が切れた場
合は入力部で抵抗終端しているため、この論理は"0"と
なり、表示制御システム40は画像データが入力されな
いことを認識できる。この監視情報は制御部6にある期
間毎に送られる。
【0056】制御部6は、まず入力部2-1の接続認識
信号を検知し、"1"であったならば入力部2-1は、受
け取った画像データを表示フォーマット変換部3-1に
出力し、表示フォーマット変換を行う。ここで、接続認
識信号が"0"であった場合は、入力部2-2の接続認識
信号を検知し、すべての入力部検知されるまで入力部2
-1,2-2,2-3,2-4をスキャンする。すべての接
続認識信号が"0"であった場合は、表示制御システム4
0はパワーセーブモードに入り制御部6とパケット分配
制御部14、赤外線データ制御部19、赤外線データ受
光部20以外の電力は落とされる。
【0057】1つの画像ソースが接続された場合 入力部2-1の接続認識信号のみが"1"であった場合の
例についてこれから記述する。
【0058】入力部2-1は表示フォーマット変換部3-
1に画像信号を所望のフォーマットで出力する。表示フ
ォーマット変換部3-1は、入力された表示フォーマッ
トと表示デバイス13の表示フォーマット(ドット数、
ライン数、色数)とが等しい場合は画像データを通過さ
せる。後述するように、異なった場合には、画像データ
を任意に変換しドット、ライン数を表示デバイス13に
合わせる。また色数は、表示デバイス13の可能表示色
数より入力された表示色数が多い場合は、ディザ等の中
間処理等を用いて画像データのビット数を落とす。
【0059】表示フォーマット変換部3-1から出力さ
れた画像データはバスインタフェース4-1、バスコン
トロール5、フレームメモリコントロール7を介してフ
レームメモリ9に格納される。
【0060】このフレームメモリ9は複数の階層をも
ち、制御部6の制御により、バスコントローラ5を介し
て入力される画像データを格納する階層が制御される。
【0061】フレームメモリ9に貯えられた画像データ
は、制御部6が定めるあるタイミングでバス上に出力さ
れ、出力表示フォーマット変換11に出力される。この
時、どの階層のデータを出力するかは、制御部6の指示
に従いバスコントローラ5が制御する。
【0062】一方、入力された画像データとは別に、表
示デバイス13に表示させるデータを貯える重ね合わせ
データストアメモリ10は、制御部6の制御によって動
作する重ね合わせデータコントローラ8を介してバス上
に出力される。この重ね合わせデータとフレームメモリ
コントローラ7を介してバス上に出力される入力画像デ
ータは出力表示フォーマット変換部11で選択されて入
力される。この選択タイミングは、制御部6から設定さ
れる。
【0063】出力表示フォーマット変換部11は、表示
駆動コントローラ12の入力に適したデータ(データバ
ス幅等)に変換される。出力表示フォーマット変換部1
1で出力された画像データは、表示駆動コントローラ1
2に出力される。表示駆動コントローラ12では、表示
デバイス13を駆動するための駆動信号が作られる。
【0064】該駆動信号は、例えば、表示デバイス13
がTFT液晶の場合は表示デバイス内のドライバーICを駆
動するライン単位の同期信号、フレーム単位の同期信
号、画像データシフトクロック、画像データ、交流化信
号である。もし、表示デバイス13がCRTの場合は画像
データをそれぞれRGBに分割し各色毎にD/A変換を行い、
アナログR,G,B信号を生成し、水平、垂直同期信号と
ともに表示デバイス13に出力する。
【0065】表示駆動コントローラ12は、所望の画像
データを表示デバイス13に転送し、表示デバイス13
に表示する。
【0066】一方、画像ソース1-1とパケット制御部
14-1との間で、前述のUSBを用いたシリアルデータ通
信ラインが接続され、制御部6は画像ソース1-1に対
して、本実施の形態の表示制御システム40の持つ「デ
バイス情報」を最初に送信する。この情報の中にはデバ
イスの種類、機能、FIFOの量などが含まれており、本実
施の形態では 種類:ポインタデバイス、及び、マルチウィンドウディ
スプレイデバイス 機能:X,Y座標移動量データの送受信、その他データの
送受信 FIFO量:32バイト といった情報が送信される。この情報を受け取った画像
ソース(パソコン・ワークステーション、情報映像機器
等)はその情報をもとに、デバイスの登録を行い、必要
ならばデバイスドライバをロードするなどして、その後
通信の為の準備を行う。
【0067】リモコンジョイスティックによる画像ソー
スポインタ制御 次に、画像ソース1-1が表示されている時に画像ソー
ス1-1が表示しているポインタ(第2の位置指示マー
ク)を本表示制御システム40のリモコンのサブジョイ
スティック22及びサブボタン23から制御する方法に
ついて説明する。制御部6の動作については図10のフ
ローチャートを使って述べる。画像ソース1-1のポイ
ンタとは、例えば画像ソース1-1となっているパソコ
ンや情報映像機器上でグラフィカルな操作環境が動作し
ている際に表示される「マウスポインタ」などのことで
ある。
【0068】リモコン装置21は、サブジョイスティッ
ク22のX,Y移動情報、サブボタン23のON/OFF情報を
パケットにして赤外線に変換する。赤外線は赤外線デー
タ受光部20で受光され、電気信号に変換される。赤外
線データ制御部19は、赤外線データ受光部20からの
パケット化された電気信号から必要なXY移動量、ボタン
ON/OFFデータ部分を切り出し、制御部6に出力する。
【0069】制御部6ではXY移動量及びボタンON/OFFデ
ータをUSBシリアル通信を介して、画像ソース1-1へと
転送する。制御部6はXY移動量及びボタンON/OFF情報を
先ほど画像ソース側に登録した「USBポインタデバイ
ス」のデータフォーマットにフォーマット変換してか
ら、パケット制御部14-1に対して書き込むことで、U
SBシリアル通信を介して画像ソース1-1に対してのデ
ータ転送が行われる。以上の制御部6の動作を図10の
処理R0(r0-3)と図12の処理R2に示す。
【0070】こうしてリモコン装置21のサブジョイス
ティック22やサブボタン23の情報がUSBを介して、
画像ソース1-1のグラフィカル操作環境に伝わり、リ
モコン装置21のジョイスティック22があたかも画像
ソース1-1のポインティングデバイスの一つとなった
かのように、マウスの位置の移動や、選択動作(クリッ
ク)などをリモコンから行えるようになる。図2(A)
にその様子を示す。
【0071】リモコンジョイスティックによる、メイン
ポインタの制御 以下、図2(A)を参照しながら、リモコン装置21を
使ったメインポインタ(第1の位置指示マーク)の制御
について述べる、メインポインタは各画像ソース1-
1,1-2,1-3,1-4からの映像とは無関係に本表
示制御システム40が独自に表示するもので、画像ソー
ス毎のウィンドウなどを選択し、本表示制御システムの
持つさまざまな機能を実現する上で重要な役割をもつ。
【0072】リモコン装置21は、メインジョイスティ
ック24のX,Y移動情報、メインボタン25のON/OFF情
報をパケットにして赤外線に変換する。赤外線は赤外線
データ受光部20で受光され、電気信号に変換される。
赤外線データ制御部19は、赤外線データ受光部20か
らのパケット化された電気信号から必要なXY移動量、ボ
タンON/OFFデータ部分を切り出し、制御部6に出力す
る。
【0073】制御部6は、入手したリモコン装置21か
らのXY移動量情報をもとに、重ねあわせデータストアメ
モ10内の情報を書き換え、メインポインタの位置を移
動させる(図11のフローチャートR1(r1-1,r1-1
2,r1-13))と共に、メインボタン25のON/OFF情
報から表示している画像を選択することができる。この
重ね合わせデータストアメモリ10は表示デバイスに表
示される画面と対応した大きさを持ち、少なくとも1ビ
ット深さを持つ。
【0074】図2(B)にその様子を示す。現在の説明
では画像ソースが一つだけ接続されている場合を想定し
ているので、ディスプレイ表示画面上には画像ソース1
-1の画像のみが表示されており、図のような状態での
メインボタン25によるオン→オフ動作は画像ソース1
-1からの画像全体を選択することになる。
【0075】制御部6における以上の動作を図 10の
処理R0(r0-1),図11の処理R1(r1-1〜r1-5)に
示す。
【0076】また、制御部6はバスコントローラ5に対
して指示を行い、重ねあわせデータストアメモリ10内
の情報を出力表示フォーマット変換部11に出力する
か、しないかの制御を行い、メインポインタの表示の有
無を制御することができる。この制御はリモコンのボタ
ン31を押すことによって実現される。ボタン31のON
/OFF情報は以前の説明と同様に一旦赤外線に変換された
のち、パケットデータに変換され、制御部6に入る(図
10の処理R0(r0-4),及び図14の処理R4)。
【0077】2つ以上の画像ソースが接続された場合 次に、2以上の画像ソースが接続された場合の動作につ
いて、画像ソース1-1が表示されている時に画像ソー
ス1-2が接続された場合を例にとって説明する。
【0078】画像ソース1-2が本表示制御システム4
0に接続されると接続認識信号を入力部2-2が検知
し、その情報を制御部6に伝える。制御部6は、新たな
2番目の画像ソース1-2の存在を認識すると、画像デ
ータ1-1,1-2の表示フォーマット変換を行う表示フ
ォーマット変換部3-1,3-2のそれぞれに対してその
変換パラメータを送る。また、フレームメモリ9に格納
する二つの画像データ1-1,1-2の格納する階層を設
定する。これらフレームメモリ9が持つ階層は優先順位
を持っており、表示デバイス13上で同じ位置に複数の
階層のデータを出力する場合は、優先順位の高い階層の
画像データを他の低い優先順位の階層のデータより優先
して表示されるように出力表示フォーマット変換部11
に出力する。
【0079】上記した、表示フォーマット変換のパラメ
ータ設定と、優先順位を持つフレームメモリの格納の設
定例を図3の表示ウィンドウ配置モードの説明図に示
す。
【0080】以下、図3を参照しながら表示制御システ
ム40の表示ウィンドウ配置モード図について説明す
る。
【0081】図3に示したように第1の画像入力(1-
1)が表示画面全体に描画されている時に、第2の画像
入力(1-2)が入力された場合、その(1-1),(1-2)
の画面の表示方法は図中表示例(a),(b),(c),
(d),(e)に示したとおり5通り以上考えられる。そ
れぞれの表示例は、表示フォーマット変換3-1,3-2
の各表示のスケーリングを変化させることと、各階層に
優先順位を持つフレームメモリ9に画像データを格納す
る階層を変更することにより実現できる。
【0082】図3中(a)の場合は、次のようにした場
合である。表示フォーマット3-1はスケーリングを行
わないで入力部2-1からの画像データをそのまま、フ
レームメモリ9の優先順位の2番目の階層に入力する。
一方表示フォーマット3-2はスケーリングを行い、入
力表示ドット、ラインを間引いたり、演算処理により縮
小する。そしてフレームメモリ9の優先順位の1番目に
入力される。
【0083】同図(b)の場合は、表示フォーマット3-
1,3-2ともにスケーリングを行い、2つの画像が重
ならないようにした場合である。
【0084】同図(c),(d)の場合は、それぞれ
(a),(b)の場合の画像データ1-1,1-2の条件を
反対にしたものである。(e)の場合は、表示フォーマ
ット3-1,3-2ともにスケーリングは行わない場合で
ある。またフレームメモリに入力する際はフレームメモ
リコントローラ7内の演算回路により各画像データ1-
1,1-2を少なくとも最小1画素単位で演算し、その
結果を、優先順位1番目に入力する。
【0085】上述したように2つ以上の画像データ1-
1,1-2,1-3,1-4が入力された場合は、その表
示方法を、表示フォーマット変換3-1,3-2,3-
3,3-4のスケーリングとフレームメモリ9のストア
階層により自由に変えられる。
【0086】このウィンドウ配置変更制御は,リモコン
装置21のボタン30を押すことにより赤外線データ受
光部20,19の各部分を介し制御部6に(a)→(b)
→(c)→(d)→(e)→(a)のウィンドウ配置モード
切り替えを指示することで可能となる。
【0087】制御部6はその都度、各表示フォーマット
変換とバスコントローラ5フレームメモリコントローラ
7にパラメータの切り替えを指示する(図10の処理R
0(r0-3)、及び図13の処理R3)。
【0088】メインポインタによる画像ソースの入力デ
バイス制御の切り替え 次に、メインポインタによる画像ソースの入力デバイス
制御の切り替え方法について説明する。
【0089】リモコン装置21には画像ソースの入力デ
バイスになる、サブジョイスティック22、サブボタン
23と、表示デバイスに入力画像データと重ねあわせて
表示されるメインポインタを制御するメインジョイステ
ック24とそのメインボタン25を有する。
【0090】制御部6は、表示制御システム40上で現
在表示している入力画像のウィンドウの頂点4点の座標
を表示フォーマット3-1,3-2,3-3,3-4でスケ
ーリングを行うときのドット数、ライン数から演算し、
常時貯えておく。
【0091】メインジョイステック24から送られるXY
移動量に基づき制御部6が計算するX,Y座標値は、その
座標位置に対応した重ね合わせデータストアメモリ10
の位置に「マウス」などのポインタ図形を描画するとと
もに表示デバイス13に表示させるように重ねあわせデ
ータを出力表示フォーマット変換11に出力する。この
時、先に説明した動作により画像ソース1-1にとって
の入力デバイスの1つとなったサブジョイステック22
は画像ソース1-1と赤外線データ受光部20,赤外線
データ制御部19,制御部6,パケット制御部14-1
を介して接続されており、XY移動量などのパケットのや
り取りを行っており、サブジョイスティク23の操作で
画像ソース1-1のマウスが移動できるようになってい
る(図4(A))。
【0092】ある時リモコン装置21を手にしているユ
ーザーが、サブジョイステック22を画像ソース1-1
用ではなく画像ソース1-2を制御する入力デバイスと
して使いたい場合には、ユーザーはメインジョイスティ
ック24を使って画像データ1-2が表示している画面
にメインポインタを移動させメインボタン25を押す。
このボタン25が押された情報は赤外線データ受光部2
0,赤外線データ制御部19を介して制御部6に転送さ
れる。制御部6はそのボタン情報を受けとったときの
X,Y座標情報とあらかじめわかっている各画像ソースか
らの画像データ表示ウィンドウの4つの頂点座標値とを
使い演算を行い、メインポインタのXY座標がどの表示ウ
ィンドウの上にあったかを求める(図10の処理R0(r
0-1)、及び図11の処理R1(r1-1〜r1-4))。
【0093】そして、制御部6は、メインボタン25を
押して(ボタンON)いる時間が予め定められた時間以下で
あった場合で、かつ現在の座標位置が前回メインボタン
25が押されたときと違うウィンドウの上である事を認
識した場合には、USBシリアル通信を行うためのパケッ
ト送信先の切替え動作を行う。つまりこれまでサブジョ
イスティック22からのXY移動情報やサブボタン23の
ON/OFF情報を画像ソース1-1に対して送信するために
パケット制御部14-1に対してデータ書き込みを行っ
ていたのを止め、画像ソース1-2に対応するパケット
制御部14-2に対してデータ書き込みを開始する。そ
して選択されたウィンドウの枠の色を変え、現在選択さ
れているウィンドウであることを明示するとともに、以
前選択されていたウィンドウ枠の色を通常に戻す(図1
1の処理R1(r1-6,r1-9〜r1-11))。
【0094】この時点から、サブジョイスティック22
及びサブボタン23はあたかも画像ソース1-2のポイ
ンティングデバイスの一つになったようになり、ユーザ
ーは画像ソース1-2上で表示されている「マウスカー
ソル」などをリモコンのサブジョイスティック及びサブ
ボタンからコントロール出来るようになる。
【0095】本実施の形態ではシリアルデータ通信の一
例としてUSBを用いているが、USB等のシリアル通信の多
くにおいては、ポインティングデバイスなどの入力デバ
イス、つまり通常デバイスからホストへの情報の流れし
かないようなデバイスでも、定期的もしくは非定期的に
ホスト(この場合各画像ソース)からデバイスに対して
コマンドなどの通信データが送られて来るようになって
おり、それにきちんと応答しない場合は不具合が発生す
る。例えばバス上のデバイスアドレスの再割り当てコマ
ンドなどがこれに当たり、これらのコマンドに的確に応
答しない場合、ホスト(画像ソース)はデバイスに異常
があったと認識してしまうことがある。このような事態
を防ぐために、メインポインタが画像ソース1-2を選
択し、パケット制御部14-2を通してポインタのXY移
動量などの情報のパケット送受信を行っている間も、制
御部6は選択されていない画像ソース1-1からのコマ
ンド等の通信データに応答してパケット制御部14-1
を介した通信を行う。この様子を制御部6の動作を示し
た図 16の処理P0(p0-1,p0-2),図17の処理P
2(p1-1,p1-2),図19の処理P3,図20の処理P
4に示す。
【0096】次に、メインポインタのXY座標データと、
各画像ソースの表示ウィンドウの頂点座標データからど
のように制御部6が演算してメインポインタ下のウィン
ドウを認識するかについて図5を用いて説明する。
【0097】まず、図5(A)の場合について説明す
る。この例では、4つの画像ソースA,B,C,Dが表示デ
バイスに隙間なく表示されている例である。
【0098】この場合は表示ポインタの表示位置の座標
がX軸、Y軸方向がそれぞれX ,Yであった場合、Aの表
示ウィンドウの4つの頂点座標を時計周りに(a0,a
2),(a1,a2),(a1,a3),(a0,a3)とすると
(B,C,Dも同様に頂点の座標を決定) もし a0 ≦ X < a1 かつ a2 ≦ Y < a3 ならば Aウィンドウ もし b0 ≦ X < b1 かつ b2 ≦ Y < b3 ならば Bウィンドウ もし c0 ≦ X < c1 かつ c2 ≦ Y < c3 ならば Cウィンドウ もし d0 ≦ X < d1 かつ d2 ≦ Y < d3 ならば Dウィンドウ という簡単な加減算の組み合わせでどの表示領域上にメ
インポインタがあるかを認識できる。
【0099】また、図5(B)の場合のようにA,Bの画
像ソースがスケーリングを行っていた場合は、該当する
表示領域が存在しない領域が現れる。この場合は、メイ
ンポインタが図示の位置にあるときにリモコンのメイン
ボタン25が押された場合でも、前述の制御部6におけ
るパケット送信先の切替え動作は行わない。
【0100】また、図5(C)の場合のようにCの画像
ウィンドウの上にAの画像ウィンドウが重なっている場
合は、図中のメインポインタの位置に対応するウィンド
ウはA,Cの両方に該当することになる。この場合は、上
記したフレームメモリ9の優先順位の高い画像ソース
(この場合はA)が選択される。このように、制御部6
は、メインジョイステック24からのXY座標データ、入
力画像データの各表示ウィンドウ頂点座標データ、入力
画像データの格納される階層を持つフレームメモリの優
先順位データからメインボタン25が押されたときにメ
インポインタの下にある入力画像ソースを認識できる。
【0101】画像ソース側からの表示の更新・非更新の
制御 次に、各画像ソースから本実施の形態の表示制御システ
ム上の表示の更新・非更新の制御について説明する。図
6は画像ソースがWindowsなどのグラフィカルな操作環
境を有している場合に一般的なソフトウェア構成図であ
る。もちろん必ずしもこのようなソフトウェア構成をと
っている必要はない。
【0102】図中L5は、シリアル通信用デバイスドラ
イバで、本実施の形態では後述のアプリケーションL1
側からのデータをUSBプロトコルに準じたデータ(USBパ
ケット)への変換、及びUSBパケットを変換してアプリ
ケーション側に伝える部分である。
【0103】L3は、ポインタデバイスドライバで、こ
のドライバが前述のリモコン装置21のサブ・ジョイス
ティック22のXY移動量やサブボタン23のON/OFF情報
を制御部6→パケット制御部14→シリアル通信ハード
ウェアL6→シリアル通信ドライバL5を経由して受け取
り、GUI(図中L2)(Graphic User Interface)に渡すこ
とにより、画像ソースの「マウス」ポインタの移動など
のリモコン装置21から制御を可能にしている。これら
シリアル通信デバイスドライバL5、及びポインタデバ
イスドライバL3は画像ソース上で動作しているグラフ
ィカル操作環境が提供しているものを使ってもよい。
【0104】一方、マルチウィンドウ・ドライバL4は
本実施の形態で特別に構築されたものであり、後述のア
プリケーションL1からの命令及び、データをシリアル
通信デバイスドライバL5の仕様にあうように変換、及
びシリアル通信デバイスドライバL5から受け取った命
令やデータをアプリケーションに伝える役目を持ってい
る。
【0105】L1は「マルチウィンドウ制御アプリケー
ション」であり、画像ソース上のグラフィカルな操作環
境上で動作するアプリケーションソフトである。画像ソ
ースを操作しているユーザーは予め本アプリケーション
を起動しておくか、または予めグラフィカル操作環境に
登録しておき、表示制御システムとのシリアル通信バス
(本実施の形態ではUSBバス)コネクションが確立され
た後に自動起動するようにしておいてもよい。図7はア
プリケーションL1を起動した際の操作ウィンドウを示
したものである。図中w1が本実施の形態における表示
制御システム40への表示の更新/非更新を切り替える
為のボタンである。
【0106】以下に画像ソース1-1を操作しているユ
ーザーがこのボタンを押した場合の動作について図16
〜図23と図24〜図29の各フローチャートを参照し
ながら述べる。
【0107】図16〜図23はアプリケーションとマル
チウィンドウ・ドライバの動作(パケット制御部からの
データ入力処理)を示し、図24〜図29は制御部6の
動作(グラフィカル操作環境(GUI)からのメッセージ入
力処理)を示している。
【0108】アプリケーションL1は「表示非更新」ボ
タンw1が押されたことをマルチウィンドウ・ドライバ
のに対して伝えると同時にボタンw1上に表示されてい
るラベルを「表示更新」に切り替える(図24の処理A
0(a0-1)、図25の処理A1(a1-1,a1-4,a1-
5))。マルチウィンドウ・ドライバL4は受け取ったこ
の情報をコマンドに変換しシリアル通信デバイスドライ
バL5へと転送する。シリアル通信デバイスドライバL5
はこのコマンドをUSBシリアル通信のパケットに変換し
て、マルチウィンドウディスプレイシステムのパケット
制御部14-1へと送信する。パケット制御部14-1は
パケットをコマンドに再変換し、制御部6に伝える。コ
マンドを受け取った制御部6はこのコマンドに基づきバ
スインターフェース4-1に対しての制御を行い、画像
ソース1-1からの画像の更新をストップする(図16
の処理P0(p0-3)、図18の処理P2(p2-3)、図21
の処理P5(p5-1,p5-2))。
【0109】また、反対にユーザーが「表示更新」とラ
ベルされているボタンを押した場合にも同様にシリアル
通信を通してコマンドが送られ(図24の処理A0(a0-
1)、図25の処理A1(a1-1,a1-2,a1-3))、制
御部6はこれに応じてバスインターフェース4-1に対
して制御を行い、画像ソース1-1からの画像の更新を
開始する。(図16の処理P0(p0-3)、図18の処理P
2(p2-3)、及び図21の処理P5(p5-1,p5-3)) 以上の動作により、各画像ソースを使っているユーザー
側から、マルチウィンドウディスプレイ上に表示されて
いる自分のウィンドウの画像の更新/非更新を自由に制
御することが可能となる。
【0110】共有クリップボードを使ったデータ共有 (ディスプレイ→PC)次に、図8、及び図10〜図1
5、図16〜図23、図24〜図29の各フローチャー
トを用いて本実施の形態の表示制御システム40に設け
られた共有クリップボード(第2のメモリ手段)を使用
したファイルの共有制御について述べる。「クリップボ
ード」とはデータを一時的に待避させておくメモリ手段
を示した名称であり、実際にはメモリに設けられた領域
の事を示す。以下このメモリ領域のことを「クリップボ
ード」として説明をする。図8中Y1は重ねあわせデー
タストアメモリに制御部が描画した「アイコン」であ
り、ここでは「共有クリップボード・アイコン」と呼
ぶ。また、現在画像ソース1-1及び1-2の2つが接続
されている場合を想定して説明をする。
【0111】先ず、あるユーザーがリモコン装置21の
ジョイスティック24を使って画像ソース1-1の画像
の上にメインポインタを移動しボタン25を押して(ボ
タンON)画像ソース1-1の画像を選択し、このボタンを
押している時間が予め決められた時間(例えば1秒)以
上だった場合には、制御部6はバスインターフェース4
-1を制御して、画像ソース1-1からの画像の更新をス
トップする(図11の処理R1(r1-1〜r1-8))。そ
の状態が図8(A)である。制御部6はこれより「ドラ
ッグ状態」という状態に入る。そして、ユーザーがボタ
ン25を押したままメインポインタを移動し、前述の
「共有クリップボードアイコン」の上でボタン25を放
した(ボタンOFF)場合(図8(B))、制御部6はフレ
ームメモリ9内の画像ソース1-1の画像に対応するウ
ィンドウ領域を読み出し、制御部6内部のRAMに保存す
る。その後、制御部6はバスインターフェース4-1に
対して再び表示更新を開始するよう指示する(図11の
処理R1(r1-2)、図15の処理R5(r5-1〜r5-3,r
5-5〜r5-7))。
【0112】以上の動作により、画像ソース1-1の画
像は制御部6内に設けられたRAM領域、つまり「共有ク
リップボード」内に保存される。制御部6はその後「共
有クリップボードアイコン」の色もしくは形を変えるよ
う重ねあわせデータストアメモリに対して描画を行い、
「共有クリップボード」内にデータがあることを明示す
る。
【0113】一方、画像ソース1-2を操作している別
のユーザーが共有クリップボード内のデータ(この場合
画像ソース1-1の表示画像)を自分の操作している画
像ソース側にコピーしたい場合、図7のアプリケーショ
ンのw3に示す選択スイッチの「共有→ローカル」を選
択し、コピーボタンを押すことにより、制御部6に対し
てUSBシリアル通信を通して、共有クリップボード内の
データの送信を促すコマンドが送信される(図24の処
理A0(a0-3)、図27の処理A3(a3-1,a3-3))。
制御部6はこのコマンドを受信後、内部のRAMに保存し
てあったデータをUSBシリアル通信を介して転送するべ
く、データをいくつにも分割しパケット制御部14-2
に対してデータの書き込みを行う(図16のP0(p0-
3)、図18の処理P2(p2-4)、図22の処理P6(p6-
1,p6-3))。画像ソース1-2上のアプリケーション
はUSBシリアル通信を通して転送されてきた分割データ
を再び構築し直し、画像ソース上で動作しているグラフ
ィカル操作環境の管理する「ローカル・クリップボー
ド」へとデータを転送する(図27の処理A3(a3-
4))。通常グラフィカルな操作環境においては本実施
の形態で示したような「クリップボード」のような一時
的なデータ待避を行う為のメモリ領域が定義されてお
り、上記説明の「ローカル・クリップボード」とはその
ようなメモリ領域の事を意味している。実際にデータが
保存される場所としてはもちろんメモリICであった
り、ハードディスクやDVDなどのメモリディスクメディ
アであってもよい。
【0114】以上動作により、表示制御システム上に表
示されている画像データを「共有クリップボード」とい
う保存機能を介して、各画像ソースへと転送することが
可能となる。
【0115】(PC→PC)また、この「共有クリップ
ボード」を使い、各画像ソース間のデータ共有も可能と
なる。以下にその動作を説明する。
【0116】例として、画像ソース1-1を操作してい
るユーザーが転送したいデータをグラフィカル操作環境
の管理するローカル・クリップボードへ転送した後に、
図7のアプリケーションのw3に示す選択スイッチの
「ローカル→共有」を選択しコピーボタンを押した場
合、アプリケーションL1は先ず、USBシリアル通信
を介して制御部6にコマンドを送り、これからデータを
転送する事を旨を伝える。それからグラフィカル操作環
境の管理するローカル・クリップボードからデータを読
み出し、USBシリアル通信を介して、パケットとして制
御部6へと転送する(図24の処理A0(a0-3)、図2
7の処理A3(a3-2,a3-5,a3-6))。
【0117】制御部6はコマンドに応答し、パケット制
御部14-1を介してデータを受け取り、そのデータを
内部のRAMに保存するとともに、重ねあわせデータスト
アメモリ10の「共有クリップボードアイコン」の色ま
たは形状を換え、「共有クリップボード」内にデータが
ある事を明示する(図16の処理P0(p0-3)、図18
の処理P2(p2-4)、図22の処理P6(p6-2,p6-
4))。
【0118】一方、その後に画像ソース1-2を操作し
ているユーザーが「共有クリップボード」にあるデータ
を自分の操作している画像ソース側にコピーしたい場合
には、図7のアプリケーションのw3に示す選択ボタン
の「共有→ローカル」を選択し、コピーボタンを押すこ
とにより、制御部6に対してUSBシリアル通信を通し
て、コマンドが送信される(図 24の処理A0(a0-
3)、図27の処理A3(a3-1,a3-3))。
【0119】制御部6はこのコマンドを受信後、内部の
RAMに保存してあったデータをUSBシリアル通信を介して
転送するべく、データをいくつにも分割しパケット制御
部14-2に対してデータの書き込みを行う(図16の
処理P0(p0-3)、図18の処理P2(p2-4)、図22の
処理P6(p6-1,p6-3))。画像ソース2-1上のアプ
リケーションはUSBシリアル通信を通して転送されてき
た分割データを再び構築し直し、グラフィカル操作環境
の管理するローカル・クリップボードへとデータを転送
する(図27の処理A3(a3-4))。このような動作に
より、画像ソース1-1から画像ソース1-2へのデータ
の転送が「共有クリップボード」という保存機能を介し
て可能となる。
【0120】画像ソース側からのメインポインタ制御 次に、各画像ソースから、メインポインタを制御する動
作を説明する。例として、画像ソース1-1を操作して
いるユーザーがメインポインタを操作する場合を例とす
る。画像ソース1-1を操作しているユーザーが、図7
に示したアプリケーションのw2に示すテキストウィン
ドウに表示されたキーを押しながら、画像ソース1-1
に直接接続されたポインティングデバイス(マウス・ト
ラックボール等)を操作した場合には、アプリケーショ
ンはGUIからマウスのXY移動量及びボタンのON/OFF情報
を取得し、マルチウィンドウ・ドライバに対し伝える。
マルチウィンドウ・ドライバはその情報及び対応するコ
マンドをシリアル通信ドライバに渡し、シリアル通信ド
ライバはそのコマンドとXY移動量情報を含んだパケット
を形成し、USBシリアル通信によりパケット制御部14-
1に対してパケットを転送する(図24の処理A0(a0-
4)、図28の処理A4(a4-1,a4-2))。
【0121】制御部6はパケット制御部からこれらコマ
ンド及びXY移動量及びボタンON/OFF情報を入手し、リモ
コンのメインジョイスティック24及びメインボタン2
5からのデータと同様の動作を行う(図16の処理P0
(p0-3)、図18の処理P2(p2-5)、図23の処理P7
(p7-1))。つまり、例えばXY移動量データを入手した
場合には、重ねあわせデータストアメモリへの描画を行
い、メインマウスの位置を移動させる。このような動作
により、画像ソースを操作しているユーザーがリモコン
を使わずにメインマウスを操作することが可能となる。
【0122】なお、図7に示したアプリケーションでは
メインマウスを制御する際のキーを変えることが可能で
あり、「シフトキー」以外にも「Altキー」や「Ctrlキ
ー」などのキーを割り当てる事ができる。割り当てキー
を変更したい場合にはアプリケーションのw2に示した
テキストウィンドウをマウスでクリックし、メニューリ
スト表示された候補(Altキー/Ctrlキー/Shiftキー)
の中から選択することによって行うことが出来る(図2
4の処理A0(a0-2)、図26の処理A2(a2-1,a2-
2,a2-3))。
【0123】ディスプレイ上のアクションによる表示ソ
フト自動起動 次に、本発明の表示制御システムのマルチウィンドウ・
ディスプレイシステムの持つ機能である、画像ソース側
での表示ソフトの自動起動機能の動作について図9と、
図10〜図15、図24〜図29の各フローチャートを
使って説明する。
【0124】先ず、あるユーザーがリモコン装置21の
ジョイスティック24を使って画像ソース1-1の画像
の上にメインポインタを移動しボタン25を押して画像
ソース1-1の画像を選択する。このボタンを押してい
る時間が予め決められた時間(例えば1秒)以上だった
場合には、制御部6はバスインターフェース4-1を制
御して、画像ソース1-1からの画像の更新をストップ
する(図10の処理R0(r0-1)、図11の処理R1(r1
-3〜r1-8))。その状態が図9(A)である。制御部
6はこれより「ドラッグ状態」という状態に入る。そし
て、ユーザーがボタン25を押したままメインポインタ
を移動し、画像ソース1-2のウィンドウ上でボタン2
5を放した場合(図9(B))、制御部6はフレームメ
モリ9内の画像ソース1-1の画像に対応するウィンド
ウ領域を読み出し、内部のRAMに保存する。保存動作終
了後、制御部6はバスインターフェース4-1に対して
非更新状態にしていたウィドウの更新を再び開始するよ
う指示する(図11の処理R1(r1-2)、図15の処理R
5(r5-1〜r5-4,r5-8,r5-9))。
【0125】さらに制御部6は画像ソース2-1のアプ
リケーションに対してUSBシリアル通信を介して表示ソ
フト起動コマンドを送り、これからデータが転送するこ
とを伝えた後、内部RAMに保存していたデータを一定の
大きさ毎に読み出し、圧縮処理を加えた後、パケット制
御部14-2書き込むことにより、USBシリアル通信を介
して画像ソース1-2へと転送する。(図15の処理R5
(r5-10,r5-11))。この圧縮処理に関してはJPEG
などを一般的な圧縮アルゴリズムを使ってもよい。
【0126】パケット制御部14-2及びシリアル通信
を介して送られたデータは画像ソース1-2のアプリケ
ーションによって読み出され、アプリケーションはそれ
らのデータを復元処理及び画像データの再構築するとと
もに、ファイルとしてディスクまたはメモリ上に保存す
る。さらにアプリケーションは画像全体をファイルとし
て保存し終わるとファイル名を付加し、グラフィカル操
作環境に対して、予め登録してあった画像表示アプリケ
ーションを起動するようにリクエストを出すと同時に、
保存したファイル名、ディスク上の保存場所などをこの
画像表示アプリケーションに対して伝える(図29の処
理A10(a10-1〜a10-3))。こうして画像表示ア
プリケーションが画像ソース1-2上で自動的に起動
し、リモコン装置21を使ってドラッグ&ドロップした
画像ソース1-1の表示画像を自動的に画像ソース1-2
へ取り込むばかりでなく、自動的に表示アプリケーショ
ンを起動することで、画像ソース1-2を操作している
ユーザーが直ちに見て、加工、保存出来る状態にするこ
とが出来る。
【0127】なお、画像ソースを操作しているユーザー
がこの表示ソフトの自動起動機能を使いたくない場合に
は図7のw4に示すチェックボックスのマークを外すこ
とでこの機能を停止することが出来る。
【0128】以上が本実施の形態における表示制御シス
テム及び画像ソースにおけるソフトウェアの動作の説明
である。
【0129】前述したように、本実施の形態では表示制
御システムと画像ソースとの間の通信手段にUSBを用い
ているが、本発明の本質からすれば、これに限ることな
く、他の方式を使用しても同様であることは言うまでも
ない。また、画像ソースとして、本実施の形態ではWind
owsのように、マウスカーソル、ウィンドウ表示、立体
ボタン、テキストボックスなどを有する比較的高度なグ
ラフィカル操作環境が動作しているものを前提に述べて
られているが、本発明の本質からすれば、そのようなも
のに限ることはなく、ユーザーが画面に表示されたアイ
テムを選択しながら操作を行うものならば何でもよく、
例えば簡単なテキストによる操作画面と単純な文字カー
ソルの表示しかできないようなグラフィカル操作環境で
あってもよい。
【0130】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の表示制
御装置及び請求項5の会議用表示システムによれば、ユ
ーザー情報入力手段から入力されたユーザー情報を通信
手段を介して受容し、第1のオーバーレイ表示手段の第
1の位置指示マークによって選択された1つの画像情報
において、当該受容したユーザー情報に基づいて第2の
オーバーレイ表示手段が表示する第2の位置指示マーク
の表示位置を決定すると共に、当該決定された表示位置
に基づいて第2のオーバーレイ表示手段の作動を制御す
るので、映像表示装置のユーザー情報入力手段によって
表示デバイス上の第2の位置指示マークの位置を操作す
ることができ、少なくとも1台の映像表示装置から会議
及びプリゼンテーション用表示デバイスへの映像の表示
制御を容易に行うことができる。
【0131】請求項6の表示制御装置及び請求項10の
会議用表示システムによれば、ユーザー情報入力手段か
ら入力されたユーザー情報を前記通信手段を介して受容
し、当該受容したユーザー情報に基づいて映像入力手段
の作動を禁止するので、各映像表示装置のユーザー情報
入力手段によって各映像表示装置から出力された表示デ
バイス上の画像情報の表示更新/非更新の制御を行うこ
とができ、少なくとも1台の映像表示装置から会議及び
プリゼンテーション用表示デバイスへの映像の表示制御
を容易に行うことができる。
【0132】請求項11の表示制御装置及び請求項18
の会議用表示システムによれば、第1のオーバーレイ表
示手段の前記第1の位置指示マークによって選択された
1つの画像情報をメモリ手段から読み出し、当該読み出
された1つの画像情報を通信手段を介して前記少なくと
も1台の映像表示装置に送出するので、第1の位置指示
マークによって選択された1つの画像情報を、表示デバ
イス上の映像画像が格納されているメモリ手段から少な
くとも1台の映像表示装置に取り込むことができ、少な
くとも1台の映像表示装置から会議及びプリゼンテーシ
ョン用表示デバイスへの映像の表示制御を容易に行うこ
とができる。
【0133】請求項19の表示制御装置及び請求項26
の会議用表示システムによれば、第1のオーバーレイ表
示手段の記第1の位置指示マークによって選択された1
つの画像情報第1のをメモリ手段から読み出し、当該読
み出された1つの画像情報を第2のメモリに一時的に格
納させ、かつ、当該一次的に格納された1つの画像情報
を通信手段を介して少なくとも1台の映像表示装置に送
出するので、各映像表示装置間の画像情報の通信を容易
に行うことができ、少なくとも1台の映像表示装置から
会議及びプリゼンテーション用表示デバイスへの映像の
表示制御を容易に行うことができる。
【0134】請求項27の表示制御装置及び請求項33
の会議用表示システムによれば、前記第1のオーバーレ
イ表示手段の前記第1の位置指示マークによって選択さ
れた1つの画像情報において、表示制御装置上の表示位
置情報入力手段によって、第2のオーバーレイ表示手段
が表示する第2の位置指示マークの表示位置を入力する
と共に、当該入力された表示位置に基づいて前記第2の
オーバーレイ表示手段の作動を制御するので、表示制御
装置から、各映像表示装置に対応する表示デバイス上の
台2の位置指示マークの表示位置を制御することがで
き、少なくとも1台の映像表示装置から会議及びプリゼ
ンテーション用表示デバイスへの映像の表示制御を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のに係る表示制御装置のシ
ステム構成図を示す。
【図2】表示制御システムの表示画面及びウィンドウ表
示、メインポインタ、画像ソースポインタの説明図であ
り、(A)は、画像ソースポインタの制御の場合を示
し、(B)は、メインポインタの制御の場合を示す。
【図3】表示制御システムのもつ表示ウィンドウ配置モ
ードの説明図である。
【図4】表示制御システムの表示画面及びウィンドウ表
示、メインポインタ、画像ソースポインタの説明図であ
り、(A)は、メインポインタによって画像ソース(1
-1)のウィンドウが選択された場合を示し、(B)
は、メインポインタによって画像ソース(1-2)のウ
ィンドウが選択された場合を示す。
【図5】4つのウィンドウがさまざまな組み合わせで表
示されている場合の制御部6におけるウィンドウの選択
動作の説明図である。
【図6】画像ソース上で動作しているグラフィカルな操
作環境における一般的なソフトウェア構成と本実施の形
態で使用したソフトウェアの関係を示した図である。
【図7】本実施の形態で用いた画像ソース側のグラフィ
カル操作環境上で動作するアプリケーションの操作画面
を示した図である。
【図8】表示制御システムの表示画面の説明図であり、
(A)は、メインポインタによって画像ソース(1-
1)のウィンドウが選択された場合を示し、(B)は、
メインポインタによってクリップボード・アイコンY1
が選択された場合を示す。
【図9】表示制御システムの表示画面の説明図であり、
(A)は、メインポインタによって画像ソース(1-
1)のウィンドウが選択された場合を示し、(B)は、
メインポインタによって画像ソース(1-2)のウィン
ドウが選択された場合を示す。
【図10】表示制御システム40の制御部6の赤外線デ
ータ制御部からのデータ入力処理のメインフローのフロ
ーチャートである。
【図11】図10のフローチャートにおける処理(R
1)のフロチャートである。
【図12】図10のフローチャートにおける処理(R
2)のフロチャートである。
【図13】図10のフローチャートにおける処理(R
3)のフロチャートである。
【図14】図10のフローチャートにおける処理(R
4)のフロチャートである。
【図15】図10のフローチャートにおける処理(R
5)のフロチャートである。
【図16】表示制御システム40の制御部6のパケット
制御部からのデータ入力処理のメインフローのフローチ
ャートである。
【図17】図16のフローチャートにおける処理(P
1)のフロチャートである。
【図18】図16のフローチャートにおける処理(P
2)のフロチャートである。
【図19】図16のフローチャートにおける処理(P
3)のフロチャートである。
【図20】図16のフローチャートにおける処理(P
4)のフロチャートである。
【図21】図16のフローチャートにおける処理(P
5)のフロチャートである。
【図22】図16のフローチャートにおける処理(P
6)のフロチャートである。
【図23】図16のフローチャートにおける処理(P
7)のフロチャートである。
【図24】表示制御システム40の制御部6のグラフィ
カル操作環境(GUI)からのメッセージ入力処理のフロー
チャートである。
【図25】図24のフローチャートにおける処理(A
1)のフロチャートである。
【図26】図24のフローチャートにおける処理(A
2)のフロチャートである。
【図27】図24のフローチャートにおける処理(A
3)のフロチャートである。
【図28】図24のフローチャートにおける処理(A
4)のフロチャートである。
【図29】表示制御システム40の制御部6のシリアル
通信ドライバから表示ソフト起動コマンドの入手処理の
のフローチャートである。
【符号の説明】
1-1,1-2,1-3,1-4 画像ソース(映像表示装
置) 2-1,2-2,2-3,2-4 入力部 3-1,3-2,3-3,3-4 表示フォーマット変換部 4-1,4-2,4-3,4-4 5 バスコントローラ 6 制御部(制御手段、第1及び第2のオーバーレイ表
示手段、禁止手段、送出手段、第2のメモリ手段) 7 フレームメモリコントローラ 8 重ね合わせデータコントローラ 9 フレームメモリ(メモリ手段、第1のメモリ手段) 10 重ね合わせデータストアメモリ 11 出力表示フォーマット変換部 12 表示駆動コントローラ 13 表示デバイス 14-1,14-2,14-3,14-4 19 赤外線データ制御部 20 赤外線データ受光部 21 リモコン装置 22 サブジョイスティック(他の表示入力手段) 24 メインジョイスティック(第1のオーバーレイ表
示手段、表示位置情報入力手段) 40 表示制御システム(表示制御装置)
フロントページの続き (72)発明者 由井 秀明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザー情報入力手段を有すると共に画
    像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通信
    手段を介して接続される表示制御装置において、前記少
    なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくとも
    1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力さ
    れた少なくとも1つの画像情報を表示する表示デバイス
    と、前記表示デバイス上に表示された少なくとも1つの
    画像情報のうち1つの画像情報を選択すべく前記表示デ
    バイス上に第1の位置指示マークをオーバーレイ表示す
    る第1のオーバーレイ表示手段と、前記表示デバイス上
    に第2の位置指示マークをオーバーレイ表示する第2の
    オーバーレイ表示手段と、前記ユーザー情報入力手段か
    ら入力されたユーザー情報を前記通信手段を介して受容
    し、前記第1のオーバーレイ表示手段の前記第1の位置
    指示マークによって選択された1つの画像情報におい
    て、前記受容したユーザー情報に基づいて前記第2のオ
    ーバーレイ表示手段が表示する前記第2の位置指示マー
    クの表示位置を決定すると共に、当該決定された表示位
    置に基づいて前記第2のオーバーレイ表示手段の作動を
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする表示制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記通信手段が双方向シリアル通信手段
    から成ることを特徴とする請求項1記載の表示制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記映像表示装置がパーソナルコンピュ
    ータであることを特徴とする請求項1又は2記載の表示
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のオーバーレイ表示手段は、前
    記表示デバイス上における前記第1の位置指示マークの
    表示位置情報を入力する表示位置情報入力手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の表
    示制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の表示制御装置と、通信手
    段を介して前記表示制御装置に接続され、ユーザー情報
    入力手段を有すると共に画像情報を出力する少なくとも
    1台の映像表示装置ことを備えることを特徴とする会議
    用表示システム。
  6. 【請求項6】 ユーザー情報入力手段を有すると共に画
    像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通信
    手段を介して接続される表示制御装置において、前記少
    なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくとも
    1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力さ
    れた少なくとも1つの画像情報を表示する表示デバイス
    と、前記表示デバイス上に表示された少なくとも1つの
    画像情報のうち1つの画像情報を選択すべく前記表示デ
    バイス上に第1の位置指示マークをオーバーレイ表示す
    る第1のオーバーレイ表示手段と、前記表示デバイス上
    に第2の位置指示マークをオーバーレイ表示する第2の
    オーバーレイ表示手段と、前記ユーザー情報入力手段か
    ら入力されたユーザー情報を前記通信手段を介して受容
    し、前記受容したユーザー情報に基づいて前記映像入力
    手段の作動を禁止する禁止手段とを備えることを特徴と
    する表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記通信手段が双方向シリアル通信手段
    から成ることを特徴とする請求項6記載の表示制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記映像表示装置がパーソナルコンピュ
    ータであることを特徴とする請求項6又は7記載の表示
    制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のオーバーレイ表示手段は、前
    記表示デバイス上における前記第1の位置指示マークの
    表示位置情報を入力する表示位置情報入力手段を含むこ
    とを特徴とする請求項6から8のいずれか1項記載の表
    示制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の表示制御装置と、通信
    手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユーザー情
    報入力手段を有すると共に画像情報を出力する少なくと
    も1台の映像表示装置とを備えることを特徴とする会議
    用表示システム。
  11. 【請求項11】 ユーザー情報入力手段を有すると共に
    画像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通
    信手段を介して接続される表示制御装置において、前記
    少なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくと
    も1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力
    された少なくとも1つの画像情報を格納するメモリ手段
    と、前記メモリ手段に格納された少なくとも1つの画像
    情報を表示する表示デバイスと、前記表示デバイス上に
    表示された少なくとも1つの画像情報のうち1つの画像
    情報を選択すべく前記表示デバイス上に第1の位置指示
    マークをオーバーレイ表示する第1のオーバーレイ表示
    手段と、前記表示デバイス上に第2の位置指示マークを
    オーバーレイ表示する第2のオーバーレイ表示手段と、
    前記第1のオーバーレイ表示手段の前記第1の位置指示
    マークによって選択された1つの画像情報を前記メモリ
    手段から読み出し、当該読み出された1つの画像情報を
    前記通信手段を介して前記少なくとも1台の映像表示装
    置に送出する送出手段とを備えることを特徴とする表示
    制御装置。
  12. 【請求項12】 前記送出手段によって前記読み出され
    た1つの画像情報が送出される前記少なくとも1台の映
    像表示装置は、前記映像表示装置のうち前記画像情報を
    出力していないものを含むことを特徴とする請求項11
    記載の表示制御装置。
  13. 【請求項13】 前記映像表示手段が、前記送出された
    1つの画像情報を格納する他のメモリ手段を有すること
    を特徴とする請求項11又は12記載の表示制御装置。
  14. 【請求項14】 前記送出手段が前記選択された1つの
    画像情報を前記メモリ手段から読み出すときに、前記映
    像入力手段の動作を禁止する禁止手段を備えることを特
    徴とする請求項11から13のいずれか1項記載の表示
    制御装置。
  15. 【請求項15】 前記通信手段が双方向シリアル通信手
    段から成ることを特徴とする請求項11から14のいず
    れか1項記載の表示制御装置。
  16. 【請求項16】 前記映像表示装置がパーソナルコンピ
    ュータであることを特徴とする請求項11から15のい
    ずれか1項記載の表示制御装置。
  17. 【請求項17】 前記第1のオーバーレイ表示手段は、
    前記表示デバイス上における前記第1の位置指示マーク
    の表示位置情報を入力する表示位置情報入力手段を含む
    ことを特徴とする請求項11から16のいずれか1項記
    載の表示制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項11記載の表示制御装置と、通
    信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユーザー
    情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する少なく
    とも1台の映像表示装置とを備えることを特徴とする会
    議用表示システム。
  19. 【請求項19】 ユーザー情報入力手段を有すると共に
    画像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通
    信手段を介して接続される表示制御装置において、前記
    少なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくと
    も1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力
    された少なくとも1つの画像情報を格納する第1のメモ
    リ手段と、前記画像情報を一時的に格納する第2のメモ
    リ手段と、前記第1のメモリ手段に格納された少なくと
    も1つの画像情報を表示する表示デバイスと、前記表示
    デバイス上に表示された少なくとも1つの画像情報のう
    ち1つの画像情報を選択すべく前記表示デバイス上に第
    1の位置指示マークをオーバーレイ表示する第1のオー
    バーレイ表示手段と、前記表示デバイス上に第2の位置
    指示マークをオーバーレイ表示する第2のオーバーレイ
    表示手段と、前記第1のオーバーレイ表示手段の前記第
    1の位置指示マークによって選択された1つの画像情報
    を前記第1のメモリ手段から読み出し、当該読み出され
    た1つの画像情報を前記第2のメモリに一時的に格納さ
    せ、かつ、当該一次的に格納された1つの画像情報を前
    記通信手段を介して前記少なくとも1台の映像表示装置
    に送出する送出手段とを備えることを特徴とする表示制
    御装置。
  20. 【請求項20】 前記送出手段によって当該一次的に格
    納された1つの画像情報が送出される前記少なくとも1
    台の映像表示装置は、前記映像表示装置のうち前記画像
    情報を出力していないものを含むことを特徴とする請求
    項19記載の表示制御装置。
  21. 【請求項21】 前記映像表示手段が、前記送出された
    1つの画像情報を格納する他のメモリ手段を有すること
    を特徴とする請求項19又は20記載の表示制御装置。
  22. 【請求項22】 前記送出手段が前記選択された1つの
    画像情報を前記メモリ手段から読み出すときに、前記映
    像入力手段の動作を禁止する禁止手段を備えることを特
    徴とする請求項19から21のいずれか1項記載の表示
    制御装置。
  23. 【請求項23】 前記通信手段が双方向シリアル通信手
    段から成ることを特徴とする請求項19から22のいず
    れか1項記載の表示制御装置。
  24. 【請求項24】 前記映像表示装置がパーソナルコンピ
    ュータであることを特徴とする請求項19から23のい
    ずれか1項記載の表示制御装置。
  25. 【請求項25】 前記第1のオーバーレイ表示手段は、
    前記表示デバイス上における前記第1の位置指示マーク
    の表示位置情報を入力する表示位置情報入力手段を含む
    ことを特徴とする請求項19から24のいずれか1項記
    載の表示制御装置。
  26. 【請求項26】 請求項19記載の表示制御装置と、通
    信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユーザー
    情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する少なく
    とも1台の映像表示装置とを備えることを特徴とする会
    議用表示システム。
  27. 【請求項27】 ユーザー情報入力手段を有すると共に
    画像情報を出力する少なくとも1台の映像表示装置に通
    信手段を介して接続される表示制御装置において、前記
    少なくとも1台の映像表示装置から出力された少なくと
    も1つの画像情報を入力する映像入力手段と、前記入力
    された少なくとも1つの画像情報を表示する表示デバイ
    スと、前記表示デバイス上に表示された少なくとも1つ
    の画像情報のうち1つの画像情報を選択すべく前記表示
    デバイス上に第1の位置指示マークをオーバーレイ表示
    する第1のオーバーレイ表示手段と、前記表示デバイス
    上に第2の位置指示マークをオーバーレイ表示する第2
    のオーバーレイ表示手段と、前記第1のオーバーレイ表
    示手段の前記第1の位置指示マークによって選択された
    1つの画像情報において、前記第2のオーバーレイ表示
    手段が表示する前記第2の位置指示マークの表示位置を
    入力すると共に、当該入力された表示位置に基づいて前
    記第2のオーバーレイ表示手段の作動を制御する表示位
    置情報入力手段とを備えることを特徴とする表示制御装
    置。
  28. 【請求項28】 前記通信手段が双方向シリアル通信手
    段から成ることを特徴とする請求項27記載の表示制御
    装置。
  29. 【請求項29】 前記映像表示装置がパーソナルコンピ
    ュータであることを特徴とする請求項27又は28記載
    の表示制御装置。
  30. 【請求項30】 前記第1のオーバーレイ表示手段は、
    前記表示デバイス上における前記第1の位置指示マーク
    の表示位置情報を入力する他の表示位置情報入力手段を
    含むことを特徴とする請求項27から30のいずれか1
    項記載の表示制御装置。
  31. 【請求項31】 請求項27記載の表示制御装置と、通
    信手段を介して前記表示制御装置に接続され、ユーザー
    情報入力手段を有すると共に画像情報を出力する少なく
    とも1台の映像表示装置とを備えることを特徴とする会
    議用表示システム。
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