JPH11308392A - 画像通信状態確認方法及び画像通信装置 - Google Patents

画像通信状態確認方法及び画像通信装置

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JPH11308392A
JPH11308392A JP10115349A JP11534998A JPH11308392A JP H11308392 A JPH11308392 A JP H11308392A JP 10115349 A JP10115349 A JP 10115349A JP 11534998 A JP11534998 A JP 11534998A JP H11308392 A JPH11308392 A JP H11308392A
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JP
Japan
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image
data
mobile phone
signal
audio data
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Application number
JP10115349A
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English (en)
Inventor
Akira Yamaguchi
章 山口
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェーズC(画信号伝送手順)から通信
終了までの間、受信側の画像通信装置から送信側の画像
通信装置へのチャネルを有効に利用すると共に、オペレ
ータが回線品質の良否を判断すること。 【解決手段】 画像データを受信している受信側におい
て、ダミー音声データを生成して前記画像データの送信
側へ送信し、前記画像データを送信している送信側にお
いて、前記ダミー音声データを受信して再生する構成を
採る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話網に適用
可能な画像通信状態確認方法及び画像通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の装置では、社団法人電波
産業会にて制定された「ディジタル方式自動車電話シス
テム標準規格」(以下、「RCR STD−27F」と
称す。)に準拠した無線ファクシミリ通信が行われてい
た。すなわち、無線区間上は11.2Kbps全二重の
データ(これを「TCHフレーム」と称す。)上で音声
又は非音声のデータを送受信することにより、通話やフ
ァクシミリ通信を実現していた。この従来の無線ファク
シミリ装置について、図6及び図7を参照して説明す
る。
【0003】図6は、従来の無線ファクシミリ装置の全
体構成を示すブロック図である。従来の無線ファクシミ
リ装置601は、接続された携帯電話602とディジタ
ルI/F信号603を送受信する。このディジタルI/
F信号603は、上り/下りシリアル信号604とTC
H信号605とを含んでおり、そのうち、上り/下りシ
リアル信号604は、非電話プロトコル制御部606に
入出力される。非電話プロトコル制御部606は、上り
/下りシリアル信号604を制御して、携帯電話602
の呼制御や、電話・非電話通信の切替などのインタフェ
ースを行う。
【0004】TCH信号605は、ARQプロトコル制
御部607に入出力される。ARQプロトコル制御部6
07は、携帯電話602とTCH信号605を送受信
し、「RCR STD−27F」に則った無線区間AR
Q制御を行う。また、TCHフレーミング/デフレーミ
ング部608とTCHフレームデータ609を送受信す
る。
【0005】ここで、「TCH」とは、RCR STD
−27Fにおいて、ポイント−ポイントの双方向チャネ
ルであり、このTCHによってユーザ情報並びにユーザ
情報制御信号と共に、音声・ファクシミリ情報等が転送
される。このTCHの1バースト分がTCHフレームで
ある。
【0006】TCHフレーミング/デフレーミング部6
08は、ARQプロトコル制御部607から受信したT
CHフレームデータ609から手順信号610や画像信
号611を抽出する。また、TCHフレーミング/デフ
レーミング部608は、入力された手順信号610や画
像信号611からTCHフレームデータ609を構成し
てARQプロトコル制御部607に送信する。
【0007】FAXプロトコル制御部612は、TCH
フレーミング/デフレーミング部608と手順信号61
0を送受信し、「RCR STD−27F」に則ってフ
ァクシミリ通信におけるプロトコル制御を行う。COD
EC部613は、FAXプロトコル制御部612から入
力されるCODEC制御信号614に基づいて画像デー
タの符号化/復号化を行う。
【0008】メモリ部615は、CODEC部613に
対して画像データ616の格納/読み出しを行う。スキ
ャナ部617は、原稿を読取って読取画像データ618
をCODEC部613に出力し、プリンタ部619は、
プリント画像データ620を印刷する。
【0009】次に、以上のように構成された従来の無線
ファクシミリ装置の動作について図7を参照して説明す
る。図7は、従来の無線ファクシミリ装置が信号を送受
信するシーケンスを示す図である。無線ファクシミリ通
信に際して、受信側の無線ファクシミリ装置は、携帯電
話を介してDIS信号を送信側の無線ファクシミリ装置
に送信する。携帯電話を介してDIS信号を受信した送
信側の無線ファクシミリ装置は、DCS信号を受信側の
無線ファクシミリ装置に送信する。次に、送信側の無線
ファクシミリ装置は、携帯電話を介して画像データ(P
IX)を受信側の無線ファクシミリ装置に送信する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の「RC
R STD−27F」に準拠した従来の無線ファクシミ
リ装置では、ARQ制御によって無線区間におけるエラ
ーフリーを実現したため、フェーズC(画信号伝送手
順)においては、受信側の無線ファクシミリ装置から送
信側の無線ファクシミリ装置へ送信する信号は、DIS
のみとなっている。すなわち、「RCR STD−27
F」によれば、フェーズC無線区間上に送出するデータ
がない場合は、最後に送った(最新の)TCHフレーム
を再送し続けることになっている。このため無線ファク
シミリ通信においては、受信側から送信側への無線区間
は、フェーズCから通信終了するまでの間、DISフレ
ームを再送し続けなければならない。この際、送信側の
無線ファクシミリ装置では、受信したDIS信号を破棄
することとなるため、受信側から送信側への片側のチャ
ネルが有効に利用されていないという問題点がある。
【0011】また、ARQ制御により無線区間における
エラーフリーを実現したとはいえ、実際に無線区間でエ
ラーが発生すると、ARQ制御による通信時間の遅延が
起こる。しかし、従来の無線ファクシミリ装置では、オ
ペレータが通信中の回線品質を判断する手段が無いた
め、回線品質が悪く通信時間の遅延が起こっていても、
送信を継続するか、それとも時間と場所を変更して再送
信するかを判断することができないという問題点があ
る。
【0012】さらに、通話料金は無線区間の回線品質に
関わらず通話時間に対して課金されるが、回線品質が悪
い場合は通信時間の遅延が起こるため、同じ画像データ
を回線品質の良い場所で送信した場合と比較して通話料
金が増加してしまうという問題点もある。
【0013】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、フェーズC(画信号伝送手順)から通信終
了までの間、受信側の画像通信装置から送信側の画像通
信装置へのチャネルを有効に利用すると共に、オペレー
タが回線品質の良否を判断することができる画像通信状
態確認方法及び画像通信装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、以下のような手段を講じた。
【0015】請求項1記載の画像通信状態確認方法の発
明は、画像データを受信している受信側において、ダミ
ー音声データを生成して前記画像データの送信側へ送信
し、前記画像データを送信している送信側において、前
記ダミー音声データを受信して再生する構成を採る。ま
た、請求項2記載の画像通信装置の発明は、画像データ
を送信する一方で、この画像データ送信中に受信側から
送られてくる応答データを受信し、受信した応答データ
に含まれたダミー音声データを再生する構成を採る。
【0016】この構成により、フェーズC(画信号伝送
手順)から通信が終了するまでの間、送信側ではオペレ
ータが受信側から送られてきたダミー音声データをモニ
タすることができるため、この再生された音声の品質に
よって無線区間の回線品質の良否を判断することができ
る。すなわち、無線区間の回線品質が悪い場合、ハーフ
レート復号化処理においてCRCエラーが頻発し、再生
された音声がとぎれる等の現象が起こるため、オペレー
タは、モニタしている音声がとぎれる場合は、ファクシ
ミリ送信を継続するか、中断して電波状態の良い場所で
再送信するかを判断することができる。
【0017】また、請求項3記載の画像通信装置の発明
は、画像データを受信する一方で、この画像データ受信
中にダミー音声データを生成し、送信側に送信する応答
データに前記生成したダミー音声データを付加する構成
を採る。
【0018】この構成により、フェーズCにおいて、受
信側から送信側へダミー音声データを送信することがで
きるため、チャネルを有効に利用することが可能とな
る。
【0019】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の画像通信装置の発明において、携帯電話を用いて画
像データを無線送信すると共に、前記携帯電話に音声デ
ータ再生要求を与えておき、送信先から無線受信した応
答信号に含まれるダミー音声データを前記携帯電話が再
生する構成を採る。
【0020】この構成により、受信側から送信するダミ
ー音声データを携帯電話の音声符号化方式を利用して、
画像送信側の画像通信装置に接続されている携帯電話で
音声の再生を行うことができるため、画像送信側の画像
通信装置に音声を再生する手段を設ける必要が無くな
り、画像通信装置の小型化、低コスト化を図ることがで
きる。
【0021】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載の画像通信装置の発明において、携帯電話を用いて画
像データを無線受信すると共に、送信元の携帯電話に対
して音声データ再生要求を与えて、前記応答データに付
加したダミー音声データを前記送信元の携帯電話に再生
させる構成を採る。
【0022】この構成により、受信側から送信するダミ
ー音声データを携帯電話の音声符号化方式を利用して、
受信側から再生指示を行うことにより画像送信側の画像
通信装置に接続されている携帯電話で音声の再生を行う
ことができるため、送信側の画像通信装置に音声再生手
段を設ける必要が無くなり、画像通信装置の構成を単純
化させることができる。
【0023】また、請求項6記載の画像通信装置の発明
は、携帯電話を用いて画像データを無線送信すると共
に、この無線通信網の基地局装置が生成して返送してく
るダミー音声データを直接又は前記携帯電話が再生する
構成を採る。
【0024】この構成により、基地局装置が音源を有
し、この音源を元に生成して送られてくるダミー音声デ
ータを送信元の画像通信装置又は携帯電話で再生するこ
とができるため、画像通信装置側にダミー音声データを
生成する手段を設ける必要が無くなり、画像通信装置の
小型化、低コスト化を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、実施の形態において
は、本発明に係る画像通信状態確認方法及び画像通信装
置を、無線ファクシミリ装置に適用した例を説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
無線ファクシミリ装置の全体構成を示すブロック図であ
る。本発明の実施の形態1に係る無線ファクシミリ装置
101は、接続された携帯電話102とディジタルI/
F信号103を送受信する。このディジタルI/F信号
103は、上り/下りシリアル信号104とTCH信号
105とを含んでおり、そのうち、上り/下りシリアル
信号104は、非電話プロトコル制御部106に入出力
される。非電話プロトコル制御部106は、上り/下り
シリアル信号104を制御して、携帯電話102の呼制
御や、電話・非電話通信の切替などのインタフェースを
行う。
【0026】TCH信号105は、ARQプロトコル制
御部107に入出力される。ARQプロトコル制御部1
07は、携帯電話102とTCH信号105を送受信
し、「RCR STD−27F」に則った無線区間AR
Q制御を行う。また、TCHフレーミング/デフレーミ
ング部108とTCHフレームデータ109を送受信す
る。
【0027】TCHフレーミング/デフレーミング部1
08は、ARQプロトコル制御部107から受信したT
CHフレームデータ109から手順信号110や画像信
号111を抽出する。また、TCHフレーミング/デフ
レーミング部108は、入力された手順信号110や画
像信号111からTCHフレームデータ109を構成し
てARQプロトコル制御部107に送信する。
【0028】FAXプロトコル制御部112は、TCH
フレーミング/デフレーミング部108と手順信号11
0を送受信し、「RCR STD−27F」に則ってフ
ァクシミリ通信におけるプロトコル制御を行う。COD
EC部113は、FAXプロトコル制御部112から入
力されるCODEC制御信号114に基づいて画像デー
タの符号化/復号化を行う。
【0029】メモリ部115は、CODEC部113に
対して画像データ116の格納/読み出しを行う。スキ
ャナ部117は、原稿を読取って読取画像データ118
をCODEC部113に出力し、プリンタ部119は、
プリント画像データ120を印刷する。
【0030】ハーフレートデータ発生部121は、メロ
ディ音や音声メッセージなどの信号を「RCR STD
−27」のハーフレート方式で符号化したハーフレート
音声データ122を発生し、これをARQプロトコル制
御部107に出力する。ハーフレート音声再生部123
は、ARQプロトコル制御部107から入力されるハー
フレート音声データ122を音声信号124に変換し、
これをスピーカ125に出力する。スピーカ125は、
入力された音声信号を可聴音として出力する。
【0031】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態1に係る無線ファクシミリ装置の動作について
説明する。ここで、フェーズC中の受信側から送信側へ
の無線通信用フレーム(TCHフレーム)の後半(14
バイト)を、音声データエリアとして定義する。すなわ
ち、フェーズCにおいては、受信側の無線ファクシミリ
装置は、DISフレームを送信側の無線ファクシミリ装
置に送信し続けているので、このエリアは空いているた
め、これを音声データエリアとして受信側から送信側へ
の音声データ送信用に使用する。受信側ではフェーズC
の間だけ音声ガイダンスや保留メロディなどの音声を送
信し、送信側ではフェーズCの間だけその音声の再生を
行う。
【0032】図2は、本発明の実施の形態1に係る無線
ファクシミリ装置101が信号を送受信するシーケンス
を示す図である。無線ファクシミリ通信に際して、受信
側の無線ファクシミリ装置101は、携帯電話102を
介してDIS信号を送信側の無線ファクシミリ装置10
1に送信する。携帯電話102を介してDIS信号を受
信した送信側の無線ファクシミリ装置101は、DCS
信号を受信側の無線ファクシミリ装置101に送信す
る。次に、送信側の無線ファクシミリ装置101は、携
帯電話102を介して画像データ(PIX)を受信側の
無線ファクシミリ装置101に送信する。
【0033】画像受信側の無線ファクシミリ装置101
は、画像信号の受信を開始すると、ARQプロトコル制
御部107が、ハーフレートデータ発生部121からハ
ーフレート音声データ122を順次読み出して、送信す
るTCH信号105のTCHフレームの後半(14バイ
ト)へ合成(上書き)する。この動作は、画像信号を受
信している間行う。
【0034】一方、画像送信側の無線ファクシミリ装置
101は、画像信号送信中に受信側の無線ファクシミリ
装置101から信号を受信すると、ARQプロトコル制
御部107が、受信したTCH信号105のTCHフレ
ームの後半(14バイト)を抽出し、これをハーフレー
ト音声再生部123へ出力する。ハーフレート音声再生
部123は、入力されたハーフレート音声データ122
を音声信号124に変換し、スピーカ125がこの音声
信号124を可聴音として鳴動させる。これらの動作
は、画像信号を送受信している間行われる。
【0035】画像送信側のオペレータは、スピーカ12
5から聞こえてくる音声データによって、無線通信回線
の状態の良否を判断することができる。すなわち、無線
ファクシミリ通信においては、無線区間の回線品質が悪
い場合には、ハーフレート復号化処理において、CRC
エラーが頻発するので、再生された音声がとぎれるなど
の現象が起こるが、本発明の実施の形態1に係る無線フ
ァクシミリ装置101によれば、画像データ送信中に、
受信側から送られてくる音声データを聞くことができる
ため、回線品質に応じて、そのまま送信を継続するの
か、それとも送信を中断して電波状態の良い場所に移動
して再送信するのかを判断することができる。従って、
回線品質が悪い場合は送信を中止して、回線品質の良い
場所に移動し、再送信を行うことによって、通話料金が
通信時間の遅延によって不必要に増加する事態を回避す
ることができる。
【0036】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2に係る無線ファクシミリ装置について、図3及び図
4を参照して説明する。図3は、本発明の実施の形態2
に係る無線ファクシミリ装置201の全体構成を示すブ
ロック図である。図3に示すように、本発明の実施の形
態2に係る無線ファクシミリ装置201は、上記実施の
形態1に係る無線ファクシミリ装置101において、ハ
ーフレート音声再生部123と、スピーカ125とを削
除した構成を採る。その他の構成については、実施の形
態1と同様であるため、説明を省略する。
【0037】次に、本発明の実施の形態2に係る無線フ
ァクシミリ装置201の動作について図4を参照して説
明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る無線ファ
クシミリ装置201が信号を送受信するシーケンスを示
す図である。無線ファクシミリ通信に際して、受信側の
無線ファクシミリ装置201は、携帯電話102を介し
てDIS信号を送信側の無線ファクシミリ装置201に
送信する。携帯電話102を介してDIS信号を受信し
た送信側の無線ファクシミリ装置201は、DCS信号
を受信側の無線ファクシミリ装置201に送信する。次
に、送信側の無線ファクシミリ装置201は、携帯電話
102を介して画像データ(PIX)を受信側の無線フ
ァクシミリ装置201に送信する。
【0038】画像受信側の無線ファクシミリ装置201
は、画像信号の受信を開始すると、ARQプロトコル制
御部107がハーフレートデータ発生部121からハー
フレート音声データ122を順次読み出して、送信する
TCH信号105のTCHフレームの後半(14バイ
ト)へ合成(上書き)する。この動作は、画像信号を受
信している間行う。
【0039】一方、画像送信側の無線ファクシミリ装置
201は、画像信号送信中に受信側の無線ファクシミリ
装置201から信号を受信すると、非電話プロトコル制
御部106が、図4に示すように、接続された携帯電話
102に対して音声データ再生要求信号を送信する。こ
れは、受信したTCHフレームの後半(14バイト)に
合成されたハーフレート音声データ122の再生を要求
する信号であり、上り/下りシリアル信号104を介し
て送信される。携帯電話102は、無線ファクシミリ装
置201から音声データ再生要求信号を受信すると、こ
の音声の再生を行う。この音声の再生は、携帯電話10
2が装備する図示しないスピーカを鳴動させて行う。こ
れらの動作は、再生停止要求信号を受信するか、又は非
電話通信(ファクシミリ通信)が終了するまで行われ
る。
【0040】画像送信側のオペレータは、携帯電話10
2が装備するスピーカから聞こえてくる音声データによ
って、無線通信回線の状態の良否を判断することができ
る。すなわち、無線ファクシミリ通信においては、無線
区間の回線品質が悪い場合には、ハーフレート復号化処
理において、CRCエラーが頻発するので、携帯電話1
02で再生された音声がとぎれるなどなどの現象が起こ
るが、本発明の実施の形態2に係る無線ファクシミリ装
置201によれば、画像データ送信中に、受信側から送
られてくる音声データを携帯電話102から聞くことが
できるため、回線品質に応じて、そのまま送信を継続す
るのか、それとも送信を中断して電波状態の良い場所に
移動して再送信するのかを判断することができる。従っ
て、回線品質が悪い場合は送信を中止して、回線品質の
良い場所に移動し、再送信を行うことによって、通話料
金が通信時間の遅延によって不必要に増加する事態を回
避することができる。
【0041】また、音声の再生は接続された携帯電話1
02にて行うことができるため、無線ファクシミリ装置
201に音声再生手段を設ける必要はなくなり、小型
化、低コスト化を図ることができる。
【0042】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3に係る無線ファクシミリ装置について、図3及び図
5を参照して説明する。本発明の実施の形態3に係る無
線ファクシミリ装置は、図3に示す実施の形態2に係る
無線ファクシミリ装置と同様の構成を採るため、各構成
の説明は省略する。但し、図5に示すように、音声デー
タ再生要求信号を発信するのは、受信側の無線ファクシ
ミリ装置である。この実施の形態3に係る無線ファクシ
ミリ装置の動作について、図5を参照して説明する。
【0043】図5は、本発明の実施の形態3に係る無線
ファクシミリ装置が信号を送受信するシーケンスを示す
図である。無線ファクシミリ通信に際して、受信側の無
線ファクシミリ装置は、携帯電話を介してDIS信号を
送信側の無線ファクシミリ装置に送信する。携帯電話を
介してDIS信号を受信した送信側の無線ファクシミリ
装置は、DCS信号を受信側の無線ファクシミリ装置に
送信する。次に、送信側の無線ファクシミリ装置は、携
帯電話を介して画像データ(PIX)を受信側の無線フ
ァクシミリ装置に送信する。
【0044】画像受信側の無線ファクシミリ装置は、画
像信号の受信を開始すると、ARQプロトコル制御部1
07がハーフレートデータ発生部121からハーフレー
ト音声データ122を順次読み出して、送信するTCH
信号105のTCHフレームの後半(14バイト)へ合
成(上書き)する。この動作は、画像信号を受信してい
る間行う。
【0045】さらに、非電話プロトコル制御部106
は、画像信号の受信開始時、通信相手先の携帯電話に対
して音声データ再生要求信号を送信する。この音声デー
タ再生要求信号は、受信側の無線ファクシミリ装置が送
信したTCHフレームの後半(14バイト)に合成され
たハーフレート音声データ122を再生することを相手
先の携帯電話に対して要求するもので、上り/下りシリ
アル信号104を通じて送信される。
【0046】一方、画像送信側の携帯電話は、受信側の
無線ファクシミリ装置から音声データ再生要求信号を受
信すると、この音声の再生を行う。この音声の再生は、
携帯電話102が装備する図示しないスピーカを鳴動さ
せて行う。これらの動作は、再生停止要求信号を受信す
るか、又は非電話通信(ファクシミリ通信)が終了する
まで行われる。
【0047】画像送信側のオペレータは、携帯電話10
2が装備するスピーカから聞こえてくる音声データによ
って、無線通信回線の状態の良否を判断することができ
る。すなわち、無線ファクシミリ通信においては、無線
区間の回線品質が悪い場合には、ハーフレート復号化処
理において、CRCエラーが頻発するので、携帯電話1
02で再生された音声がとぎれるなどなどの現象が起こ
るが、本発明の実施の形態3に係る無線ファクシミリ装
置によれば、画像データ送信中に、受信側から送られて
くる音声データを携帯電話102から聞くことができる
ため、回線品質に応じて、そのまま送信を継続するの
か、それとも送信を中断して電波状態の良い場所に移動
して再送信するのかを判断することができる。従って、
回線品質が悪い場合は送信を中止して、回線品質の良い
場所に移動し、再送信を行うことによって、通話料金が
通信時間の遅延によって不必要に増加する事態を回避す
ることができる。
【0048】また、音声データの再生要求は、受信側の
画像通信装置が行って送信側の画像通信装置に接続され
た携帯電話に再生させることができるため、受信側の画
像通信装置のみの動作でより簡便に無線回線の状態の良
否を判断することができる。
【0049】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について説明する。無線通信においては、携帯電話
等の端末装置と、基地局装置とが電波を送受信するが、
本発明の実施の形態4では、図示しない基地局装置に、
上述したハーフレートデータ発生部を設けた。端末側の
無線ファクシミリ装置が携帯電話を介して画像データを
無線送信すると、基地局装置は、その画像データを受信
すると共に、ハーフレートデータ発生部が生成したダミ
ー音声データを携帯電話に返送する。なお、端末側の無
線ファクシミリ装置は、上記の実施の形態1から実施の
形態3に係る無線ファクシミリ装置である。
【0050】端末側では、基地局装置から送られてくる
ダミー音声データを、次のように再生する。すなわち、
画像送信側が、実施の形態1に係る無線ファクシミリ装
置である場合は、スピーカ125で基地局装置から送ら
れてきた音声データを再生する。また、実施の形態2に
係る無線ファクシミリ装置である場合は、音声再生手段
は有していないため、無線ファクシミリ装置に接続され
ている携帯電話に対して音声再生要求信号を送信するこ
とにより、携帯電話に音声データを再生させる。さら
に、端末側が、実施の形態3に係る無線ファクシミリ装
置である場合は、基地局装置がダミー音声データと共に
音声再生要求信号を送信することによって、無線ファク
シミリ装置に接続されている携帯電話に音声データを再
生させる。
【0051】このように、本発明の実施の形態4によれ
ば、基地局装置が音源を備えており、この音源を元にダ
ミー音声データを生成して端末側に返送することができ
るため、端末側に音声データを生成する手段を設ける必
要が無くなり、端末側の画像通信装置の小型化、低コス
ト化を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フェーズC(画信号伝送手順)から通信が終
了するまでの間、送信側ではオペレータが受信側から送
られてきたダミー音声データをモニタすることができる
ため、この再生された音声の品質によって無線区間の回
線品質の良否を判断することができる。すなわち、無線
区間の回線品質が悪い場合、ハーフレート復号化処理に
おいてCRCエラーが頻発し、再生された音声がとぎれ
る等の現象が起こるため、オペレータは、モニタしてい
る音声がとぎれる場合は、ファクシミリ送信を継続する
か、中断して電波状態の良い場所で再送信するかを判断
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線ファクシミリ
装置の全体構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態1に係る無線ファクシミリ装置
が信号を送受信するシーケンスを示す図
【図3】本発明の実施の形態2又は実施の形態3に係る
無線ファクシミリ装置の全体構成を示すブロック図
【図4】上記実施の形態2に係る無線ファクシミリ装置
が信号を送受信するシーケンスを示す図
【図5】本発明の実施の形態3に係る無線ファクシミリ
装置が信号を送受信するシーケンスを示す図
【図6】従来の無線ファクシミリ装置の全体構成を示す
ブロック図
【図7】従来の無線ファクシミリ装置が信号を送受信す
るシーケンスを示す図
【符号の説明】
101、201 無線ファクシミリ装置 102 携帯電話 103 ディジタルI/F信号 104 上り/下りシリアル信号 105 TCH信号 106 非電話プロトコル制御部 107 ARQプロトコル制御部 108 TCHフレーミング/デフレーミング部 109 TCHフレームデータ 110 手順信号 111 画像信号 112 FAXプロトコル制御部 113 CODEC部 114 CODEC制御信号 115 メモリ部 116 画像データ 117 スキャナ部 118 読取画像データ 119 プリンタ部 120 プリント画像データ 121 ハーフレートデータ発生部 122 ハーフレート音声データ 123 ハーフレート音声再生部 124 音声信号 125 スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを受信している受信側におい
    て、ダミー音声データを生成して前記画像データの送信
    側へ送信し、前記画像データを送信している送信側にお
    いて、前記ダミー音声データを受信して再生することを
    特徴とする画像通信状態確認方法。
  2. 【請求項2】 画像データを送信する一方で、この画像
    データ送信中に受信側から送られてくる応答データを受
    信し、受信した応答データに含まれたダミー音声データ
    を再生することを特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 画像データを受信する一方で、この画像
    データ受信中にダミー音声データを生成し、送信側に送
    信する応答データに前記生成したダミー音声データを付
    加することを特徴とする画像通信装置。
  4. 【請求項4】 携帯電話を用いて画像データを無線送信
    すると共に、前記携帯電話に音声データ再生要求を与え
    ておき、送信先から無線受信した応答信号に含まれるダ
    ミー音声データを前記携帯電話が再生することを特徴と
    する請求項2記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 携帯電話を用いて画像データを無線受信
    すると共に、送信元の携帯電話に対して音声データ再生
    要求を与えて、前記応答データに付加したダミー音声デ
    ータを前記送信元の携帯電話に再生させることを特徴と
    する請求項3記載の画像通信装置。
  6. 【請求項6】 携帯電話を用いて画像データを無線送信
    すると共に、この無線通信網の基地局装置が生成して返
    送してくるダミー音声データを直接又は前記携帯電話が
    再生することを特徴とする画像通信装置。
JP10115349A 1998-04-24 1998-04-24 画像通信状態確認方法及び画像通信装置 Pending JPH11308392A (ja)

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