JPH11307883A - 配線基板 - Google Patents

配線基板

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JPH11307883A
JPH11307883A JP10995498A JP10995498A JPH11307883A JP H11307883 A JPH11307883 A JP H11307883A JP 10995498 A JP10995498 A JP 10995498A JP 10995498 A JP10995498 A JP 10995498A JP H11307883 A JPH11307883 A JP H11307883A
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JP
Japan
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layer
insulating layer
solder resist
layers
resin
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Application number
JP10995498A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
高史 伊藤
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 樹脂絶縁層、例えば、ソルダーレジスト層内
の異物の発見が容易で、そのような配線基板を選別し、
あるいは除去することが容易であり、クラック等の生じ
難い信頼性の高い配線基板を提供する。 【解決手段】 本発明の配線基板10は、樹脂絶縁基板
1と、その表裏面1a,1bに形成された導体層2,3
と、樹脂絶縁基板1上および導体層2,3上に形成さ
れ、樹脂からなるソルダーレジスト層4,5と、を備え
る。ここで、樹脂絶縁層1は、ほぼ黒色とされ、導体層
2のうち、ソルダーレジスト層4との界面は、黒化層2
aによりほぼ黒色とされ、ソルダーレジスト層4,5
は、有色(緑色)透明とされている。このため、例え
ば、ソルダーレジスト層4,5にスキージのくずなどの
異物R1等が混入している場合にも、拡大鏡などで検査
すると、視野内で下地が黒く見えるのに対し、異物R1
等は入射した光を反射して白っぽく見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂絶縁層中、例
えば、ソルダーレジスト層中に混入した異物を発見しや
すい配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICチップ、トランジスタチ
ップ、抵抗等の電子部品を搭載等するための配線基板に
おいては、下地となる絶縁基板や絶縁層上に、エポキシ
樹脂等の樹脂ペーストを塗布し、硬化させて樹脂絶縁層
を形成するものが知られている。この様な配線基板とし
ては、例えば、樹脂絶縁層間に配線層を形成しつつ、樹
脂絶縁層を積層したビルドアップ配線基板が挙げられ、
その他、絶縁性に加えて、樹脂絶縁層のハンダに濡れに
くい性質を利用して、ソルダーレジスト層として用いる
ものもある。この樹脂絶縁層の形成方法としては、例え
ば、図11(a)に示すように、下地絶縁層L上に、未
硬化の樹脂ペーストPをスクリーン印刷によって所定パ
ターンに塗布し、加熱して硬化させるスクリーン印刷法
がある。また、ロールコータ法もある。これは、ローラ
(図示しない)を用いて絶縁層上に未硬化の感光性樹脂
ペーストを塗布するもので、その後、露光現像して所定
パターンとし、さらに硬化させて樹脂絶縁層を形成す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
(b)に示すように、配線基板WBに形成した樹脂絶縁
層SRに異物Rが混入することがある。未硬化の樹脂ペ
ーストPを塗布する際、上記したスクリーン印刷法等に
おいては、ゴム製のスキージSQやローラ(図示しな
い)を用いるため、スキージSQ等が樹脂ペーストP中
の有機溶剤によって膨潤し、スクリーンSC等との摩擦
により摩耗して、スキージくず等のゴムくずが樹脂ペー
ストP内に移行するためと考えられる。また、治工具の
フッ素樹脂コーティングが剥がれた破片が混入すること
もある。
【0004】ところで、樹脂絶縁層SRは、ICチップ
等のハンダ付け工程において、高温に曝され、特に樹脂
絶縁層SRがソルダーレジスト層である場合は、溶融し
たハンダと直接接触する。また、ICチップ等の動作に
よる発熱と冷却を繰り返すため、実用上あるいは熱衝撃
試験等の耐久試験後も各層内にクラック等の不具合部分
を生じないことが求められる。最上層に位置するソルダ
ーレジスト層にクラック等が生じた場合には、そこから
湿気等が侵入し、マイグレーション等によって接続端子
間や配線との絶縁抵抗が低下したり、クラックが下層の
絶縁層や配線層まで進行し、甚だしい場合には、配線を
切断してしまう場合もあるからである。また、ソルダー
レジスト層でない他の樹脂絶縁層、例えば、内層の樹脂
絶縁層においても、クラックを生じると、進行して表面
まで達した場合には、そこから湿気が侵入して絶縁抵抗
の低下を招く。また、発生したクラックが配線層まで進
行して、配線層を切断する場合もあるからである。しか
るに、上記のように異物Rが樹脂絶縁層SRに含まれて
いる場合、熱衝撃試験等を行うと、クラックCが発生す
ることが判明した。これは、異物(ゴムくずなど)Rと
樹脂絶縁層SRとの熱膨張率等に違いが生じ、その部分
を起点としてクラックCを生じると為と考えられる。
【0005】そこで、樹脂絶縁層SRが複数層積層され
ている場合には、各樹脂絶縁層SRを形成した各工程
で、また、配線基板WBの完成後に、樹脂絶縁層SR中
に異物Rを含む配線基板WBを、目視あるいは拡大鏡
で、さらには画像認識で選別・除去することが考えられ
るが、樹脂絶縁層SRが不透明な場合には、その中の異
物Rを視認できない。また、樹脂絶縁層SRが透明であ
っても、その下地となる下地絶縁層Lが、例えば、黄土
色ないし茶色の色調であるなど、明度の高いものである
場合には、樹脂絶縁層SRを通して見た下地絶縁層L
は、明るく見える。これに対し、異物R、例えばゴムく
ずは、表面の凹凸等により、略白色、ないし例えば、ス
キージゴムの色(例えば茶色)を含む白色(例えば、茶
色がかった白色)に見える。このため、下地(下地樹脂
絶縁層L)が明るく見えると、異物Rの視認が難しい。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、樹脂絶縁層、例えば、ソルダーレジスト層内の異物
の発見が容易で、そのような配線基板を選別し、あるい
は除去することが容易であり、これにより、クラック等
の生じ難い信頼性の高い配線基板を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】そして、
その解決手段は、1または複数の下地絶縁層と、上記下
地絶縁層上に形成された1または複数の樹脂絶縁層と、
を備える配線基板であって、上記下地絶縁層のうち、少
なくとも上記樹脂絶縁層と接する下地絶縁層は、ほぼ黒
色とされ、上記樹脂絶縁層は、透明とされていることを
特徴とする配線基板である。
【0007】上記構成を有する本発明の配線基板では、
下地絶縁層のうち、少なくとも樹脂絶縁層と接する下地
絶縁層がほぼ黒色であり、これに対して、樹脂絶縁層は
透明とされている。従って、樹脂絶縁層を通して下地絶
縁層を見ると、概略黒色に見える。一方、樹脂絶縁層中
にゴムくずなどの異物が混入している場合、異物(ある
いは異物と樹脂絶縁層との界面)が光を反射して白っぽ
く見える。このため、拡大鏡等を用いて樹脂絶縁層中の
異物の有無を検査した場合、下地(下地絶縁層)と異物
との明度差が大きく見えるので、容易に異物を発見で
き、異物が混入した配線基板を選別・除去することがで
きる。
【0008】ここで、本明細書において、透明とは、無
色透明の他、有色透明をも含む。また、下地絶縁層は、
樹脂絶縁層の基材となる絶縁層であれば良く、例えば、
エポキシ樹脂やポリイミド樹脂、BT樹脂、PPE樹脂
等からなる絶縁層が挙げられる。また、例えば、ガラス
−エポキシ樹脂複合材料など、樹脂とガラス繊維やポリ
エステル等の有機繊維との複合材や、アルミナ等のセラ
ミック粉末との複合材等でも良い。また、アルミナやム
ライト、ガラスセラミック、窒化アルミニウム等のセラ
ミック材でもよい。また、黒色とするには、その材質に
応じて適宜、発色剤(色素)を混入するなどすればよ
い。また、樹脂絶縁層は、絶縁性が良好である性質を有
している樹脂であることが好ましい。例えば、エポキシ
樹脂やポリイミド樹脂、BT樹脂、PPE樹脂等が挙げ
られる。なお、樹脂絶縁層の色調は、無色(透明)また
は有色透明であり、有色透明である場合には、できるだ
け薄い着色のものが好ましい。なお、ソルダーレジスト
層としての役割をも果たす場合には、さらに、ハンダに
濡れず、溶融ハンダの接触にも変質等せず、湿気を通し
にくいなどの性質を備えていることが好ましい。
【0009】また、他の解決手段は、1または複数の下
地絶縁層と、上記下地絶縁層上に積層された1または複
数の樹脂絶縁層と、少なくとも、上記樹脂絶縁層相互
間、上記下地絶縁層と上記樹脂絶縁層の間、および、上
記樹脂絶縁層を貫通する貫通孔内、のいずれかに形成さ
れた1または複数の導体層と、を備える配線基板であっ
て、上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記樹脂絶縁層
と接する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、上記導体層
は、積層方向上方の上記樹脂絶縁層との界面がほぼ黒色
とされ、上記樹脂絶縁層は、透明とされていることを特
徴とする配線基板である。
【0010】上記構成を有する本発明の配線基板は、樹
脂絶縁層は透明とされ、これに対し、下地絶縁層のう
ち、少なくとも樹脂絶縁層と接する下地絶縁層、つまり
樹脂絶縁層を通して見える下地絶縁層が、ほぼ黒色とさ
れている。さらに、樹脂絶縁層相互間、下地絶縁層と樹
脂絶縁層の間、および、樹脂絶縁層を貫通する貫通孔
内、に形成された導体層は、積層方向上方の樹脂絶縁層
との界面がほぼ黒色とされている。従って、樹脂絶縁層
を通して下地絶縁層および導体層を見ると、いずれも概
略黒色に見える。一方、樹脂絶縁層中にゴムくずなどの
異物が混入している場合には、異物表面(あるいは異物
と樹脂絶縁層との界面)の凹凸によって光を反射するの
で、樹脂絶縁層を通して見ると、黒色の下地中におい
て、異物が白っぽく見えることとなる。さらに、視野内
において、樹脂絶縁層の下地が、下地絶縁または導体層
のいずれであっても、あるいは両者が同時に視野内に入
ったとしても、略黒色の下地という点で同様に見えるた
め、場所による視野内の明るさの変動が少なくなり、検
査時の目の疲れが少なくなり、異物の視認が容易にな
る。従って、例えば、拡大鏡等を用いて樹脂絶縁層中の
異物の有無を検査した場合、下地(下地絶縁層および導
体層)と異物との明度差が大きく見えるので、容易に異
物を発見でき、異物が混入した配線基板を、選別・除去
することができる。
【0011】ここで、導体層は、例えば、メッキや金属
箔からのエッチングによって形成されたCu,Ni等の
導体であり、例えば、接続端子や配線層、ビア導体、ス
ルーホール導体、さらには品番表示用や位置決め用のマ
ーク等が挙げられる。なお、導体層は、樹脂絶縁層(ソ
ルダーレジスト層)に覆われていない部分があっても良
い。また、この樹脂絶縁層に覆われない部分は、黒色で
なくとも良く、例えば、金メッキにより金色を呈してい
たり、ハンダで覆われて、鈍い銀色等の金属色を呈して
いても良い。導体層を黒色化するには、例えば、Cuか
らなる導体層であれば、公知の黒化処理あるいはCu−
Ni針状メッキ形成が挙げられる。これらの場合には、
黒化するだけでなく、ソルダーレジスト層との密着性も
向上するので好ましい。また、黒色Niメッキ層を形成
したり、黒染め処理により黒色化しても良い。
【0012】さらに、他の解決手段は、下地絶縁層上に
樹脂絶縁層が積層された配線基板であって、平面視した
ときに、透明な上記樹脂絶縁層の全面にわたり、この樹
脂絶縁層を通して、ほぼ黒色の上記下地絶縁層が、また
は、ほぼ黒色の上記下地絶縁層およびほぼ黒色の導体層
が、見えることを特徴とする配線基板である。
【0013】上記構成を有する本発明の配線基板では、
樹脂絶縁層の全面にわたり、樹脂絶縁層を通して、ほぼ
黒色の下地絶縁層が、または、ほぼ黒色の下地絶縁層お
よびほぼ黒色の導体層が見える。従って、樹脂絶縁層中
に異物が混入している場合には、略黒色の下地中で、異
物が白っぽく見えるので、明度差が大きくなり容易に異
物を発見でき、異物が混入した配線基板を選別・除去で
きる。
【0014】さらに、他の解決手段は、1または複数の
下地絶縁層と、上記下地絶縁層上に形成され、樹脂から
なるソルダーレジスト層と、を備える配線基板であっ
て、上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記ソルダーレ
ジスト層と接する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、上記
ソルダーレジスト層は、透明とされていることを特徴と
する配線基板である。
【0015】上記構成を有する本発明の配線基板では、
ソルダーレジスト層は透明とされ、これに対し、下地絶
縁層のうち、少なくともソルダーレジスト層と接する下
地絶縁層、つまりソルダーレジスト層を通して見える下
地絶縁層がほぼ黒色とされている。従って、ソルダーレ
ジスト層を通して下地絶縁層を見ると、概略黒色に見え
る。一方、ソルダーレジスト層中に、異物、特にゴムく
ずなどが混入している場合、異物表面(あるいは異物と
ソルダーレジスト層との界面)の凹凸によって光を反射
するので、ソルダーレジスト層を通して見ると、黒色の
下地中において、異物が白っぽく見えることとなる。従
って、例えば、拡大鏡等を用いてソルダーレジスト層中
の異物の有無を検査した場合、下地(下地絶縁層)と異
物の明度差が大きく見えるので、容易に異物を発見で
き、異物が混入した配線基板を選別・除去することがで
きる。
【0016】さらに、他の解決手段は、1または複数の
下地絶縁層と、導体層と、上記下地絶縁層上および上記
導体層上に形成され、樹脂からなるソルダーレジスト層
と、を備える配線基板であって、上記下地絶縁層のう
ち、少なくとも上記ソルダーレジスト層と接する下地絶
縁層は、ほぼ黒色とされ、上記導体層のうち、上記ソル
ダーレジスト層との界面がほぼ黒色とされ、上記ソルダ
ーレジスト層は、透明とされていることを特徴とする配
線基板である。
【0017】配線基板においては、下地絶縁層の他、導
体層、例えば、Cuメッキによって下地絶縁層上に形成
された配線層などの導体層も、ソルダーレジスト層の下
地となる場合がある。通常、メッキ等によって形成され
た状態の導体層は、反射率が高く、従って、ソルダーレ
ジスト層を通して導体層を見ると、光を反射して白っぽ
く見える。ソルダーレジスト層の下地として、下地絶縁
層と導体層とがある場合には、下地絶縁層のみ黒色とし
ても、導体層の上方のソルダーレジスト層中に異物があ
る場合には、視認困難であり、異物を含むソルダーレジ
スト層を持つ配線基板を十分に除去し難い。さらに、下
地の明度が場所によって変動するため、例えば、拡大鏡
での検査では、視野内の明るさが場所と共に頻繁に変動
し、目が疲れやすくなったり、画像の明度調整が難しく
なる。
【0018】これに対して、上記構成を有する本発明の
配線基板では、下地絶縁層のうち、少なくとも上記ソル
ダーレジスト層と接する下地絶縁層がほぼ黒色であり、
ソルダーレジスト層は透明とされ、さらに、導体層もソ
ルダーレジスト層との界面がほぼ黒色とされている。従
って、ソルダーレジスト層を通して下地絶縁層および導
体層を見ると、いずれも概略黒色に見える。つまり、異
物が下地絶縁層上にあっても、導体層上にあっても、容
易に視認することができる。さらに、視野内において、
ソルダーレジスト層の下地が、下地絶縁層または導体層
のいずれであっても、あるいは両者が視野内に入ったと
しても、略黒色の下地という点で同様に見えるため、場
所による視野内の明るさの変動が少なくなり、検査時の
目の疲れが少なくなり、異物の視認が容易となる。従っ
て、例えば、拡大鏡等を用いてソルダーレジスト層中の
異物の有無を検査した場合、下地(下地絶縁層及び導体
層)と異物の明度差が大きく見えるので、容易に異物を
発見でき、異物が混入した配線基板を選別・除去するこ
とができる。
【0019】さらに他の解決手段は、1または複数の下
地絶縁層と、樹脂絶縁層であって、上記下地絶縁層上に
積層された1または複数の中間樹脂絶縁層と、上記中間
樹脂絶縁層上に形成されたソルダーレジスト層とを備え
る樹脂絶縁層と、少なくとも、上記中間樹脂絶縁層相互
間、上記下地絶縁層と上記中間樹脂絶縁層の間、上記中
間樹脂絶縁層と上記ソルダーレジスト層の間、および、
上記中間樹脂絶縁層を貫通する貫通孔内、のいずれかに
形成された1または複数の導体層と、を備える配線基板
であって、上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記中間
樹脂絶縁層と接する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、上
記導体層のうち、積層方向上方の上記樹脂絶縁層との界
面がほぼ黒色とされ、上記樹脂絶縁層は、透明とされて
いることを特徴とする配線基板である。
【0020】上記構成を有する本発明の配線基板では、
下地絶縁層のうち、少なくとも中間樹脂絶縁層と接する
下地絶縁層がほぼ黒色とされている。さらに、中間樹脂
絶縁層相互間、下地絶縁と中間樹脂絶縁層との間、中間
樹脂絶縁層とソルダーレジストとの間、および中間樹脂
絶縁層を貫通する貫通孔内に形成された導体層も、積層
方向上方の中間樹脂絶縁層またはソルダーレジスト層と
の界面がほぼ黒色とされている。さらに、樹脂絶縁層、
即ち、中間樹脂絶縁層およびソルダーレジスト層が、透
明とされている。従って、ソルダーレジスト層、あるい
はソルダーレジスト層と中間樹脂絶縁層を通して、導体
層がほぼ黒色に見え、ソルダーレジスト層および中間樹
脂絶縁層(即ち、樹脂絶縁層)を通して、下地絶縁層が
ほぼ黒色に見える。つまり、ソルダーレジスト層の下地
は、透明な中間樹脂絶縁層を介して、ほぼ黒色に見える
ので、ソルダーレジスト層中の異物を容易に発見でき
る。また、場所による視野内での明るさの変動が少なく
なるので、検査時の目の疲れが少なくなり、異物の視認
が容易になる。従って、例えば、拡大鏡等を用いてソル
ダーレジスト層中の異物の有無を検査した場合、下地
(下地絶縁層及び導体層)と異物の明度差が大きく見え
るので、容易に異物を発見でき、異物が混入した配線基
板を選別・除去することができる。
【0021】さらに、他の解決手段は、下地絶縁層上に
ソルダーレジスト層が積層された配線基板であって、平
面視したときに、透明な上記ソルダーレジスト層の全面
にわたり、このソルダーレジスト層を通して、ほぼ黒色
の上記下地絶縁層が、または、ほぼ黒色の上記下地絶縁
層およびほぼ黒色の導体層が、見えることを特徴とする
配線基板である。
【0022】上記構成を有する本発明の配線基板では、
ソルダーレジスト層の全面にわたり、ソルダーレジスト
層を通して、ほぼ黒色の下地絶縁層が、またはほぼ黒色
の下地絶縁層およびほぼ黒色の導体層が見える。従っ
て、ソルダーレジスト層中に異物が混入している場合に
は、略黒色の下地中で、異物が白っぽく見えるので、明
度差が大きくなり容易に異物を発見でき、異物が混入し
た配線基板を選別・除去できる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の第1の実
施の形態を、図面と共に説明する。図1(a)(b)
は、実施形態1にかかる配線基板10の部分拡大断面図
及び部分拡大平面図である。下地絶縁基板1は、黒色
で、ガラス繊維−BT樹脂複合材料からなる。さらに、
所定パターンに形成された表面1a側の配線層2と裏面
側の接続端子3とが、表面1aと裏面1bの間に空けた
表面側径200μm、裏面側径180μmの略円錐台形
状の貫通孔1thに形成されたスルーホール導体7(外
径400μm)を通じて、導通している。配線層2及び
接続端子3は、Cuからなり、後述するように、メッキ
及びエッチングによって形成される。さらに、この表面
1a上および配線層2上には、緑色透明のエポキシ樹脂
からなる表面側ソルダーレジスト層4が、また、裏面1
b上にも、同様に裏面側ソルダーレジスト層5が、それ
ぞれ所定パターンで形成されている。これにより、配線
層2のうち露出する部分は、ICチップ(図示しない)
をフリップチップ接続するためのフリップチップパッド
6(直径150μm)を構成し、残部は表面側ソルダー
レジスト層4に覆われている。また、接続端子3(直径
400μm)は、配線基板10を他の配線基板(マザー
ボード)に接続するためのLGAパッドを構成してい
る。
【0024】また、配線層2のうち、表面側ソルダーレ
ジスト層4に覆われている部分(即ち、界面)は、図1
(a)に示すように、黒化処理により黒色の黒化層2a
が形成されている。この黒化処理により、Cuからなる
配線層2は、粗化されるので、表面側ソルダーレジスト
層4との良好な密着性が得られる。一方、表面側ソルダ
ーレジスト層4に覆われていない(露出した)部分は、
その表面にニッケルメッキ(厚さ5μm)を介して金メ
ッキ層2b(厚さ1μm)が形成されているので、金色
を呈している。また同様に、接続端子3も、その表面に
ニッケルめっきを下地とした金メッキ層3bが形成され
金色を呈している。
【0025】ここで、図1(a)(b)に示すように、
表面側ソルダーレジスト層4に、スキージSQのくずか
らなる異物R1,R2が混入している場合を考える。こ
の場合において、下地絶縁基板1上に位置する異物R1
を、拡大鏡(倍率×20)を用いて、表面1a側から
(図中上方)見ると、図2に示すように、視野V全体に
黒く見える。表面側ソルダーレジスト層4の下地は、色
調が黒色の下地絶縁基板1であるので、その表面1aが
見えるからである。これに対し、異物R1は、その表面
の凹凸により、緑色透明の表面側ソルダーレジスト層4
を通って入射した光を反射するので、白っぽく見える。
従って、周囲との色調差が大きくなるから、異物R1を
容易に発見できる。また同様に、裏面側ソルダーレジス
ト層5に混入した異物R5についても、下地絶縁基板1
の色調が黒色のため、視野V全体に黒い裏面1bが見え
る。このため、白っぽく見える異物R5を容易に発見で
きる。
【0026】これに対し、下地絶縁基板の色調を、例え
ば、茶色に変更した第1比較形態においては、図3
(a)に示すように、拡大鏡によって同様に下地絶縁基
板(図示しない)上の異物R1(R5)を見ると、その
表面1a’(裏面1b’)の色調が黒色でなく茶色であ
るため、光を反射して、視野V全体が明るく見える。こ
のため、白っぽく見える異物R1(R5)との明度差が
小さくなって、これを発見しにくい。このことから判る
ように、本実施形態において、下地絶縁基板1を黒色と
したことにより、異物R1,R5等の発見が容易にで
き、このような異物R1等を含むソルダーレジスト層
4,5を持つ配線基板10を、選別・除去できる。従っ
て、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板10とす
ることができる。
【0027】さらに、本実施形態においては、ソルダー
レジスト層4は、下地絶縁基板表面1a上の他、導体層
2の一部をも覆うように形成されている。しかも、配線
層2において、黒化層2aを形成している。このため、
図2に示すように、配線層2上に位置する異物R2を拡
大鏡で見る場合にも、視野V全体が黒く見える。下地の
黒化層2aが見えるからである。これに対し、配線層2
上の異物R2は、異物R1と同様に、白っぽく見える。
従って、周囲との色調差が大きくなるから、異物R2も
容易に発見できる。また、表面側ソルダーレジスト層4
の下地が、下地絶縁基板1であるか導体層2であるかを
問わず、視野全体が黒く見えるので、場所による視野内
の明るさの変動が少ない。
【0028】これに対し、下地絶縁基板1の色調は本実
施形態と同じく黒色としたが、配線層2’上に黒化層を
形成しなかった第2比較形態においては、配線層2’で
光を反射するため、配線層2’上の異物R2は発見しに
くい(図3(a)参照)。さらに、図3(b)に示すよ
うに、視野V内において、下地絶縁基板表面1aと配線
層2’の両方が見える場合には、少し場所をずらすだけ
で、視野V内の明るさが大きく変動するため、異物R
3,R4を発見するのに、検査(選別)作業での目の疲
れが多くなる。画像認識で処理した場合にも、画像の明
るさを頻繁に調節する必要があり検査に時間を要する。
【0029】このことから判るように、本実施形態にお
いては、下地絶縁基板1のみならず、配線層2のうち、
表面側ソルダーレジスト層4との界面を黒化層2aによ
って黒色としたことにより、異物R2等の発見も容易に
できる。また、下地絶縁基板1を見たときと配線層2を
見たときとで、視野Vの明るさに変動があまり生じない
ので、拡大鏡で検査する場合に目が疲れにくくなり、画
像認識の場合による場合でも検査時間が短くできる。こ
のため、下地が下地絶縁基板1であるか配線層2である
かを問わず、このような異物R1、R2等を含むソルダ
ーレジスト層4,5を持つ配線基板10を、確実に選別
・除去できる。従って、さらに、クラックの少ない、信
頼性の高い配線基板10とすることができる。
【0030】ここで、本実施形態にかかる配線基板10
は、公知のいずれの手法によっても形成できるが、レー
ザを用いた配線基板10の製造方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、両面1a,1bに銅箔
F1,F2をそれぞれ貼り付けたガラス繊維−BT樹脂
複合材料からなる下地絶縁基板1を用意する。この下地
絶縁基板1の銅箔F1には、所定位置に開口F1oが形
成されている。この基板1に、例えばYAGレーザによ
りレーザ光LTを照射し、図4(b)に示すように、基
板1のうち開口F1oのある部分にだけ貫通孔1thを
穿孔する。ついで、図4(c)に示すように、この貫通
孔1th内および銅箔F1,F2上に、無電解銅メッキ
および電解銅メッキを施して、互いに導通する2つの銅
層G1,G2を形成する。
【0031】さらに、図5(a)に示すように、感光性
エッチングレジストを塗布し、露光現像して、所定パタ
ーンの開口H1o,H2oをそれぞれ有するレジスト層
H1,H2を形成する。ついで、図5(b)に示すよう
に、銅層G1,G2のうち露出している部分を、エッチ
ングにより溶解除去し、所定パターンの配線層2及び接
続端子3を形成し、レジスト層H1,H2を除去する。
さらに、配線層2及び接続端子3の表面を、NaClO
2/NaOH系の化学処理にて黒化処理し、黒化層2
a,3aを形成する。この黒化層2a,3aは、黒色の
色調を呈するほか、表面が凹凸に粗化されているため、
次述するソルダーレジスト層4との密着が強固になる。
さらに、図5(c)に示すように、スクリーン印刷によ
り樹脂ペーストを所定パターンに塗布し、硬化させて、
表面側および裏面側ソルダーレジスト4,5を形成す
る。なお、ソルダーレジスト層4,5内には、異物R
1,R2,R5が混入している場合があることは、前記
の通りである。その後、ソルダーレジスト層4,5に覆
われていない配線層2及び接続端子3について、表面の
黒化層2a,3aを除去し、その後、無電解ニッケルメ
ッキを施した後に無電解金メッキを施して、図1(a)
に示すように、金メッキ層2b,3bをそれぞれ形成し
て、配線基板10を完成する。
【0032】(実施形態2)ついで、第2の実施の形態
にかかる配線基板20について説明する。図6に示す本
実施形態の配線基板20は、上記実施形態1の配線基板
10が、下地絶縁基板1の表裏面1a,1bに直接ソル
ダーレジスト層4,5を形成したのに対して、コア基板
を中心として、上下に各3層のビルドアップ絶縁層を形
成し、その上にソルダーレジスト層を形成した点で異な
る。
【0033】即ち、ガラス繊維−BT樹脂複合材料から
なるコア基板21は、表面21aと裏面21bとの間を
貫通する貫通孔21thを有し、この内周面には銅から
なるスルーホール導体27が形成されている。また、こ
の表面21a上には、エポキシ樹脂を主成分とする3層
のビルドアップ絶縁層28A,28B,28Cがそれぞ
れ形成され、このビルドアップ絶縁層28C上には、エ
ポキシ樹脂からなる表面側ソルダーレジスト24が形成
されている。また、コア基板21とビルドアップ絶縁層
28Aとの間、ビルドアップ絶縁層28A,28B,2
8C相互間、ビルドアップ絶縁層28Cと表面側ソルダ
ーレジスト層24との間には、それぞれ銅からなる配線
層22A,22B,22Cが形成され、下層に位置する
配線層とは、各ビルドアップ絶縁層を貫通するビア22
Bv,22Cv,22Dvにより接続している。
【0034】同様に、裏面21b上(図中下方)にも、
エポキシ樹脂を主成分とする3層のビルドアップ絶縁層
29A,29B,29Cがそれぞれ形成され、このビル
ドアップ絶縁層29C上には、エポキシ樹脂からなる裏
面側ソルダーレジスト25が形成されている。また、コ
ア基板21とビルドアップ絶縁層29Aとの間、ビルド
アップ絶縁層29A,29B,29C相互間、ビルドア
ップ絶縁層29Cと表面側ソルダーレジスト層25との
間にも、それぞれ銅からなる配線層23A,23B,2
3C,23Dが形成され、下層に位置する配線層とは、
各ビルドアップ絶縁層を貫通するビア23Bv,23C
v,23Dvにより接続している。
【0035】ここで、ソルダーレジスト層24,25の
下層であるビルドアップ絶縁層28C、29Cは、それ
ぞれ黒色の色素を混入した黒色の樹脂層であり、ソルダ
ーレジスト層24,25は、いずれも緑色であるが透明
な樹脂からなる。ここで、ビア22Dvは、その表面に
ニッケルメッキを下地とした金メッキ層22Dbが形成
され、フリップチップパッドとしても用いられる形状に
なっている。このため、ソルダーレジスト層24のとビ
ルドアップ絶縁層28Cとの間には、配線層は形成され
ていない。一方、配線層23Dのうち、ソルダーレジス
ト層25に覆われている部分(即ち、界面)は、上記実
施形態1と同様に、黒化処理によって銅を黒色化した黒
化層23Daが形成されている。また、ソルダーレジス
ト層25に覆われていない部分には、金メッキ層23D
bが形成されており、LGAパッドを構成している。
【0036】このような構造の配線基板20において
も、ソルダーレジスト層24,25のうち、ビルドアッ
プ絶縁層28C、29C上に位置する異物R6,R7
は、拡大鏡検査等において、これを容易に発見できる。
ソルダーレジスト層24,25が緑色透明であること
と、ビルドアップ絶縁層28C、29Cが黒色であるこ
とにより、実施形態1と同様に、視野全体が黒く(暗
く)見え、その中で、異物R6等が白っぽく見え、明度
の差が大きいからである。なお、他のビルドアップ絶縁
層28A,28B,29A,29Bについても、ビルド
アップ絶縁層28C、29Cと同様に、黒色とされてい
る。従って、このような異物R6を含むソルダーレジス
ト層24を持つ配線基板20を、確実に選別・除去でき
る。従って、さらに、クラックの少ない、信頼性の高い
配線基板20とすることができる。
【0037】さらに、配線層23D上(図中下方)に位
置する異物R8も、ソルダーレジスト層25が緑色透明
であることと、配線層23D表面に黒化層22Da,2
3Daを形成したことにより、拡大鏡検査等において容
易に発見できる。しかも、ビルドアップ絶縁層29Cを
見たときと配線層23Dを見たときとで、視野Vの明る
さに変動が生じ難いので、拡大鏡で検査する場合にに目
が疲れにくくなり、画像認識の場合による場合でも検査
時間が短くできる。このため、ソルダーレジスト層25
を通して見える下地が、ビルドアップ絶縁層29Cであ
るか配線層23Dであるかを問わず、このような異物R
7,R8等を含むソルダーレジスト層25を持つ配線基
板20をも、確実に選別・除去できる。従って、さら
に、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板20とす
ることができる。
【0038】なお、上記配線基板20は、公知のビルド
アップ多層配線基板の製法(例えば、フォトリソグラフ
ィ技術やレーザ孔空け技術によるビアホールの形成や、
サブトラクティブ法やアディティブ法による配線層や接
続端子の形成など)に従って製造すればよいので、製造
方法の詳細については省略する。また、上記において
は、ビルドアップ絶縁層28A,28B,29A,29
Bも黒色の樹脂層としたが、他の色調のビルドアップ絶
縁層としても良い。ビルドアップ絶縁層28C,29C
が黒色であれば、ソルダーレジスト層24,25中の異
物の視認ができるからである。
【0039】(実施形態3)さらに、第3の実施の形態
にかかる配線基板30について、図7を参照しつつ説明
する。この配線基板30は、上記した実施形態2にかか
る配線基板20とほぼ同じであるが、配線基板20で
は、3層のビルドアップ絶縁層28A〜C、29A〜C
のいずれもが黒色であったのに対して、ビルドアップ絶
縁層38A,39Aのみ黒色とされている。即ち、コア
基板31の表裏面31a,31bにそれぞれ3層ずつ積
層したビルドアップ絶縁層38A,38B,38C,3
9A,39B,39Cうち、上2層のビルドアップ絶縁
層(中間樹脂絶縁層)38B,38C,39B,39C
は、それぞれ透明なエポキシ樹脂からなり、これらの下
地となる38A,39Aのみ黒色のエポキシ樹脂からな
る。また、配線層32B,32C,33B,33C,3
3Dは、それと積層方向上方に位置する樹脂絶縁層との
界面に、例えば、配線層32Bでは、図中上方のビルド
アップ絶縁層38Bとの界面に、また、配線層33Bで
は、図中下方のビルドアップ絶縁層39Bとの界面に、
Cu−Ni合金針状メッキ層32Ba,32Ca,33
Ba,33Ca,33Daが形成されている。このメッ
キ層も黒色に見える。
【0040】この配線基板30を平面視したとき、透明
なソルダーレジスト34,35のほぼ全面にわたり、こ
れを通して、さらには、透明なビルドアップ絶縁層38
B,38C,39B,39Cを通して、上面(界面)が
黒色にされた配線層32B,32C,33B,33C,
33Dや黒色のビルドアップ絶縁層38A,39Aが見
える。従って、このような構造の配線基板30において
も、ソルダーレジスト層34,35中の異物R9,R1
0,R11を、拡大鏡検査等によって容易に発見でき
る。なお、ビルドアップ絶縁層38A、39Aを見たと
きと配線層32B等を見たときとで、視野Vの明るさに
変動が生じ難いため、目が疲れにくく、画像認識の場も
容易になるのも、実施形態2と同様である。このため、
異物R9〜R11を含むソルダーレジスト層34,35
を持つ配線基板30を、確実に選別・除去できる。従っ
て、さらに、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板
30とすることができる。
【0041】またさらに、この配線基板30において
は、破線で示すように、ビルドアップ絶縁層(中間樹脂
絶縁層)38B,38C,39B,39C内の異物R1
2〜R15をも、発見することができる。ソルダーレジ
スト層34,35の他、中間樹脂絶縁層38B等も透明
だからである。このため、中間樹脂絶縁層38B等をス
クリーン印刷法やロールコータ法によって樹脂ペースト
を塗布して形成した場合などでも、その中に混入したス
キージやローラのくずを容易に発見できる。従って、異
物R12〜R15を含む中間樹脂絶縁層38B等を持つ
配線基板30を、確実に選別・除去できる。従って、さ
らに、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板30と
することができる。
【0042】(実施形態4)さらに、第4の実施の形態
にかかる配線基板40について、図8を参照しつつ説明
する。この配線基板40は、上記した実施形態2、3に
かかる配線基板20,30とほぼ同じであるが、配線基
板20が、3層のビルドアップ絶縁層28A〜C、29
A〜Cのいずれもが黒色であったのに対して、ビルドア
ップ絶縁48A〜C,49A〜Cのいずれも透明とされ
ている。即ち、コア基板41の表裏面41a,41bに
それぞれ3層ずつ積層したビルドアップ絶縁層(中間樹
脂絶縁層)48A〜C,49A〜Cがいずれも透明なエ
ポキシ樹脂からなる。ここで、これらの下地となるコア
基板41およびスルーホール導体47内に充填されたプ
ラグ層46が黒色とされている。つまり、ガラス繊維−
BT樹脂複合材料からなるコア基板41の色調が黒色と
され、スルーホール導体47内に充填されたプラグ層4
6も黒色のエポキシ樹脂からなる。また、配線層42A
〜C,43A〜Dは、それと積層方向上方に位置する樹
脂絶縁層との界面に、例えば、配線層42Bでは、図中
上方のビルドアップ絶縁層48Bとの界面に、また、配
線層43Bでは、図中下方のビルドアップ絶縁層49B
との界面に、黒色のCu−Ni合金針状メッキ層42A
a〜Ca,43Aa〜Daが形成されている。
【0043】この配線基板40を平面視したときにも、
透明なソルダーレジスト44,45のほぼ全面にわた
り、これを通して、さらには、透明なビルドアップ絶縁
層48A〜C,49A〜Cを通して、上面(界面)が黒
色にされた配線層42A〜C、43A〜Dや黒色のコア
基板41やプラグ層46が見える。従って、このような
構造の配線基板40においても、ソルダーレジスト層4
4,45中の異物R16〜R18を、拡大鏡検査等によ
って容易に発見できる。なお、ビルドアップ絶縁層48
A、49Aを見たときと配線層42A等を見たときと
で、視野Vの明るさに変動が生じ難いため、目が疲れに
くく、画像認識の場も容易になるのも、上記実施形態
2,3と同様である。このため、異物R16〜R18を
含むソルダーレジスト層44,45を持つ配線基板40
を、確実に選別・除去できる。従って、さらに、クラッ
クの少ない、信頼性の高い配線基板40とすることがで
きる。
【0044】またさらに、この配線基板40において
も、破線で示すように、ビルドアップ絶縁層(中間樹脂
絶縁層)48A〜C,49A〜C内の異物R19〜R2
4をも、発見することができる。ソルダーレジスト層4
4,45の他、中間樹脂絶縁層48A等も透明だからで
ある。このため、中間樹脂絶縁層48A等をスクリーン
印刷法やロールコータ法によって樹脂ペーストを塗布し
て形成した場合などでも、その中に混入したスキージや
ローラのくず等の異物を容易に発見できる。従って、異
物R19〜R24を含む中間樹脂絶縁層48A等を持つ
配線基板40を、確実に選別・除去できる。従って、さ
らに、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板40と
することができる。また、コア基板41自身を黒色とし
ないで、コア基板41の表裏面41a,41bのうち、
配線層42A,43Aを形成しない部分(つまり、表裏
面41a,41bが露出する部分)を、黒色の樹脂層で
コーティングしても良い。この場合、黒色の樹脂層は、
配線層42A,43Aの上面と略同一平面となるよう
に、配線層42A,43A間を埋めるように形成すると
良い。
【0045】(実施形態5)さらに、第5の実施の形態
にかかる配線基板50について、図9を参照しつつ説明
する。この配線基板50は、上記した実施形態4にかか
る配線基板40とほぼ同じである。上記配線基板40
は、ビルドアップ絶縁層48A〜C,49A〜Cの下地
となるコア基板41およびスルーホール導体47内のプ
ラグ層46を黒色とした。これに対して、配線基板50
では、ビルドアップ絶縁層(中間樹脂絶縁層)58A〜
C,59A〜Cの下地となるコア基板51が黒色とする
と共に、スルーホール導体57内に充填されたプラグ層
56の表裏面にも、配線層52A,53A延在させて、
プラグ層上部52Ap,53Apとし、その上面にも黒
色のCu−Ni合金針状メッキ層52Aa,53Aaを
形成している。
【0046】従って、この配線基板50を平面視したと
きにも、透明なソルダーレジスト54,55を通して、
さらには、透明なビルドアップ絶縁層58A〜C,59
A〜Cを通して、上面(界面)が黒色にされた配線層5
2A〜C、53A〜Dや黒色のコア基板51が見える。
従って、このような構造の配線基板50においても、ソ
ルダーレジスト層54,55中の異物R25〜R27
を、拡大鏡検査等によって容易に発見できる。なお、ビ
ルドアップ絶縁層58A、59Aを見たときと配線層5
2A等を見たときとで、視野Vの明るさに変動が生じ難
いため、目が疲れにくく、画像認識の場も容易になるの
も、上記実施形態2〜4と同様である。このため、異物
R25〜R27を含むソルダーレジスト層54,55を
持つ配線基板50を、確実に選別・除去できる。従っ
て、さらに、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板
50とすることができる。
【0047】またさらに、この配線基板50において
も、破線で示すように、ビルドアップ絶縁層(中間樹脂
絶縁層)58A〜C,59A〜C内の異物R28〜R3
3をも、発見することができる。ソルダーレジスト層5
4,55の他、中間樹脂絶縁層58A等も透明だからで
ある。このため、中間樹脂絶縁層58A等をスクリーン
印刷法やロールコータ法によって樹脂ペーストを塗布し
て形成した場合などでも、その中に混入したスキージや
ローラのくず等の異物を容易に発見できる。従って、異
物R28〜R33を含む中間樹脂絶縁層58A等を持つ
配線基板50を、確実に選別・除去できる。従って、さ
らに、クラックの少ない、信頼性の高い配線基板50と
することができる。
【0048】(実施形態6)さらに、本発明は、配線基
板の形成途中においても適用することができる。第6の
実施の形態として、上記した実施形態3にかかる配線基
板30(図7参照)の製造途中の配線基板30’、3
0”において、ビルドアップ絶縁層38B,38C,3
9B,39C中に異物が混入している場合について、図
10と共に説明する。まず、図10(a)に、黒色のビ
ルドアップ絶縁層38A,39Aおよび配線層32B,
33B上に、ロールコータ法により樹脂ペーストを塗布
し、露光・現像および乾燥させて、開口(ビアホール)
38Bo,39Boをそれぞれ有する透明のビルドアッ
プ絶縁層38B,39Bを形成した配線基板30’を示
す。開口38Bo,39Boは、その上に形成する配線
層32C,33Cのビア32Cv,33Cvを形成する
ための開口である。この配線基板30’を平面視する
と、透明なビルドアップ絶縁層38B,39Bの全面に
わたり、これを通して、黒色の下地(ビルドアップ絶縁
層38A,39Aおよび配線層32B,33Bの黒色の
Cu−Ni合金針状メッキ層32Ba,33Ba)が見
える。このため、白く見えるビルドアップ絶縁層38
B,39B中の異物R12,R14(ローラ(図示しな
い)のくずなど)との明度の違いが大きくなるので、容
易に発見できる。また、ビルドアップ絶縁層38A、3
9Aを見たときと配線層32B,33Bを見たときと
で、視野Vの明るさに変動が生じ難いため、目が疲れに
くく、画像認識の場も容易になる。
【0049】従って、ビルドアップ絶縁層38B,39
Bを形成した時点で、この中に異物R12,R14を含
む否かを検査すれば、異物を含む配線基板30’を、工
程の早い段階で確実に選別・除去できる。従って、付加
価値がさらに付加される前に除去できるので、費用削減
となる。さらに、クラックの少ない、信頼性の高い配線
基板30とすることができる。
【0050】同様に、図10(b)に、図10(a)に
示す配線基板30’の透明なビルドアップ絶縁層38
B、39Bおよび配線層32C,33C上に、ロールコ
ータ法により樹脂ペーストを塗布し、露光・現像および
乾燥させて、開口38Co,39Coをそれぞれ有する
透明のビルドアップ絶縁層38C,39Cを形成した配
線基板30”を示す。開口38Co,39CBoは、そ
の上にビア32Dv,33Dvを形成するための開口で
ある。この配線基板30”を平面視すると、透明なビル
ドアップ絶縁層38B,38C,39B,39Cを通し
て、黒色の下地(ビルドアップ絶縁層38A,39Aお
よび配線層32B,32C,33B,33Cの黒色のC
u−Ni合金針状メッキ層32Ba,32Ca,33B
a,33Ca)が見える。このため、白く見えるビルド
アップ絶縁層38C,39C中の異物R13,R15と
の明度の違いが大きくなるので、容易に発見できる。ま
た、ビルドアップ絶縁層38A、39Aを見たときと配
線層32B,32C,33B,33Cを見たときとで、
視野Vの明るさに変動が生じ難いため、目が疲れにく
く、画像認識の場も容易になる。さらに、破線で示すよ
うに、ビルドアップ絶縁層38B,39B中の異物R1
2,R14も容易に発見できる。
【0051】従って、ビルドアップ絶縁層38C,39
Cを形成した時点で、この中に異物R13,R15(さ
らには、R12,R14)を含む否かを検査すれば、異
物を含む配線基板30”を、工程の早い段階で確実に選
別・除去できる。従って、付加価値がさらに付加される
前に除去できるので、費用削減となる。さらに、クラッ
クの少ない、信頼性の高い配線基板30とすることがで
きる。
【0052】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適
用できることはいうまでもない。例えば、上記実施形態
2においては、配線層22A,22B,22C,23
A,23B,23C上にも、黒化層を形成しても良い。
配線層22A等とビルドアップ絶縁層28A等との密着
性が向上するからである。さらに、上記実施形態におい
ては、配線層や接続端子は、銅からなるとしたが、ニッ
ケルその他の材質であっても良い。また、配線層を黒色
化する処理として、Cu製配線の黒化処理のよる黒化層
およびCu−Ni合金針状メッキ層を示したが、その
他、黒色メッキ層を形成し、あるいは、黒染め処理を施
して、その表面を黒色化しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1にかかる配線基板の、(a)は部分
拡大断面図、および、(b)は配線基板の部分拡大平面
図である。
【図2】実施形態1の配線基板において、異物を拡大鏡
で見たときの様子を示す説明図である。
【図3】異物を拡大鏡で見たときの様子を示す説明図で
あって、(a)は下地絶縁基板が明るい色の場合、
(b)は、下地絶縁基板は黒色で、配線層が明るい色の
場合を示す。
【図4】実施形態1にかかる配線基板の製造方法のう
ち、スルーホール導体の形成までを示す説明図である。
【図5】実施形態1にかかる配線基板の製造方法のう
ち、メッキレジストの形成からソルダーレジスト層の形
成までを示す説明図である。
【図6】実施形態2にかかる配線基板の部分拡大断面図
である。
【図7】実施形態3にかかる配線基板の部分拡大断面図
である。
【図8】実施形態4にかかる配線基板の部分拡大断面図
である。
【図9】実施形態5にかかる配線基板の部分拡大断面図
である。
【図10】実施形態3にかかる配線基板の製造途中の工
程を示す部分拡大断面図である。
【図11】(a)は、ソルダーレジスト層を形成するた
め、樹脂ペーストをスクリーン印刷する様子を示す説明
図であり、(b)は、ソルダーレジスト層に異物がある
場合のクラック発生の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10,20、30,40,50
配線基板 1
下地絶縁基板 21,31,41,51
コア基板 1a,21a
表面 1b,21b
裏面 2,22A〜C,32A〜C,42A〜C,52A〜C
配線層 3,23A〜D,33A〜D,43A〜D,53A〜D
配線層 2a,22Da,23Da
黒化層 32Ba〜Ca,33Ba〜Ca Cu
−Ni合金針状メッキ層 42Aa〜Ca,43Aa〜Da Cu
−Ni合金針状メッキ層 52Aa〜Ca,53Aa〜Da Cu
−Ni合金針状メッキ層 2b,3b,22Db,23Db,32Db,33Db
金メッキ層 42Db,43Db,52Db,53Db
金メッキ層 4,5,24,25,34,35
ソルダーレジスト層 44,45,54,55
ソルダーレジスト層 6
フリップチップパッド 7,27、37,47,57
スルーホール導体 28A〜C,29A〜C,38A〜C,39A〜C
ビルドアップ絶縁層 48A〜C,49A〜C,58A〜C,59A〜C
ビルドアップ絶縁層 46,56
プラグ層 R1〜R33
異物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または複数の下地絶縁層と、 上記下地絶縁層上に形成された1または複数の樹脂絶縁
    層と、を備える配線基板であって、 上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記樹脂絶縁層と接
    する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、 上記樹脂絶縁層は、透明とされていることを特徴とする
    配線基板。
  2. 【請求項2】 1または複数の下地絶縁層と、 上記下地絶縁層上に積層された1または複数の樹脂絶縁
    層と、 少なくとも、上記樹脂絶縁層相互間、上記下地絶縁層と
    上記樹脂絶縁層の間、および、上記樹脂絶縁層を貫通す
    る貫通孔内、のいずれかに形成された1または複数の導
    体層と、を備える配線基板であって、 上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記樹脂絶縁層と接
    する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、 上記導体層は、積層方向上方の上記樹脂絶縁層との界面
    がほぼ黒色とされ、 上記樹脂絶縁層は、透明とされていることを特徴とする
    配線基板。
  3. 【請求項3】 下地絶縁層上に樹脂絶縁層が積層された
    配線基板であって、 平面視したときに、透明な上記樹脂絶縁層の全面にわた
    り、この樹脂絶縁層を通して、ほぼ黒色の上記下地絶縁
    層が、または、ほぼ黒色の上記下地絶縁層およびほぼ黒
    色の導体層が、見えることを特徴とする配線基板。
  4. 【請求項4】 1または複数の下地絶縁層と、 上記下地絶縁層上に形成され、樹脂からなるソルダーレ
    ジスト層と、を備える配線基板であって、 上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記ソルダーレジス
    ト層と接する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、 上記ソルダーレジスト層は、透明とされていることを特
    徴とする配線基板。
  5. 【請求項5】 1または複数の下地絶縁層と、 導体層と、 上記下地絶縁層上および上記導体層上に形成され、樹脂
    からなるソルダーレジスト層と、を備える配線基板であ
    って、 上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記ソルダーレジス
    ト層と接する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、 上記導体層のうち、上記ソルダーレジスト層との界面が
    ほぼ黒色とされ、 上記ソルダーレジスト層は、透明とされていることを特
    徴とする配線基板。
  6. 【請求項6】 1または複数の下地絶縁層と、 樹脂絶縁層であって、上記下地絶縁層上に積層された1
    または複数の中間樹脂絶縁層と、上記中間樹脂絶縁層上
    に形成されたソルダーレジスト層とを備える樹脂絶縁層
    と、 少なくとも、上記中間樹脂絶縁層相互間、上記下地絶縁
    層と上記中間樹脂絶縁層の間、上記中間樹脂絶縁層と上
    記ソルダーレジスト層の間、および、上記中間樹脂絶縁
    層を貫通する貫通孔内、のいずれかに形成された1また
    は複数の導体層と、を備える配線基板であって、 上記下地絶縁層のうち、少なくとも上記中間樹脂絶縁層
    と接する下地絶縁層は、ほぼ黒色とされ、 上記導体層のうち、積層方向上方の上記樹脂絶縁層との
    界面がほぼ黒色とされ、 上記樹脂絶縁層は、透明とされていることを特徴とする
    配線基板。
  7. 【請求項7】 下地絶縁層上にソルダーレジスト層が積
    層された配線基板であって、 平面視したときに、透明な上記ソルダーレジスト層の全
    面にわたり、このソルダーレジスト層を通して、ほぼ黒
    色の上記下地絶縁層が、または、ほぼ黒色の上記下地絶
    縁層およびほぼ黒色の導体層が、見えることを特徴とす
    る配線基板。
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