JPH11307514A - プラズマ処理装置及び方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及び方法

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JPH11307514A
JPH11307514A JP10111717A JP11171798A JPH11307514A JP H11307514 A JPH11307514 A JP H11307514A JP 10111717 A JP10111717 A JP 10111717A JP 11171798 A JP11171798 A JP 11171798A JP H11307514 A JPH11307514 A JP H11307514A
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JP
Japan
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frequency
plasma
plasma processing
voltage
processing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP10111717A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Miyajima
利彰 宮嶋
Yoichi Ito
陽一 伊藤
Katsuhiko Mitani
克彦 三谷
Katsuhisa Kimura
克久 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】試料台に高周波電力を印加してプラズマからウ
エハに入射するイオンのエネルギーを制御しながらエッ
チング等の処理を行うプラズマ処理装置において、エッ
チングレート等のプロセス特性の装置間での微妙な差を
低減する制御方法を提案することである。 【解決手段】エッチング処理中に、高周波電源11から
下部電極13、静電吸着電極14、ウエハ2、プラズマ
10を介して流れる高周波電流を高周波電流検出器26
により検出し、さらに高周波電流の所定値以下の部分に
ついて1サイクル分を積分器27により積分し、この値
が設定値と一致するように高周波電源11の出力を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料台に高周波電
力を印加してプラズマからウエハに入射するイオンのエ
ネルギーを制御しながらエッチング等の処理を行うプラ
ズマ処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特開平8−1993
78号に、処理するウエハを載置する試料台に印加され
る高周波電圧のピーク・トゥ・ピーク(Peak To
Peak)電圧Vppが設定値と一致するように高周
波電源の出力を制御し、エッチングレート等のプロセス
特性の再現性を向上する方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術に示す
ように高周波電圧のピーク・トゥ・ピーク(PeakT
o Peak)電圧Vpp が設定値に一致するように
高周波電源の出力をフィードバック制御しても、図4
(a)のように高周波電圧波形に歪みが有る場合と図4
(b)に示すように波形に歪みが無い場合で同一のVp
pであっても酸化膜等のエッチングレートが異なるとい
う問題があった。すなわち、Vpp電圧が設定値になる
ようにフィードバック制御を行っても、エッチングレー
ト等のプロセス特性が装置間でばらつきを生じるという
問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、プラズ
マエッチング装置におけるエッチングレート等、装置間
の微妙なプロセス特性差(以下、機差とする)を低減す
ることである。処理中に、試料台と処理チャンバー間に
印加される高周波電圧または試料台を流れる高周波電流
の所定値以下の部分または以上の部分について1サイク
ル分の積分値を設定値に一致するように、高周波電源の
出力を制御することにより達成される。
【0005】本発明者らの実験の結果、上記に示した方
式を採用することにより、従来技術に比較して、エッチ
ングレート等の装置間の機差を低減できることが明らか
になった。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例として高周
波電流の積分値により高周波電力の出力制御を行う方法
を適用した、有磁場マイクロ波エッチング装置の構成を
図1に示す。
【0007】マイクロ波エッチング装置1を用いてウエ
ハ2をエッチングする方法について説明する。まず、真
空排気装置3により放電管4内を所定の圧力まで減圧し
た後、プロセスガスとしてAr、Cl、SF等を図
示していないマスフローコントローラで流量制御して導
入しながら、放電管4内の圧力が所定の圧力になるよう
に可変バルブ5を調節する。次に、マイクロ波発振装置
6より2.45GHzのマイクロ波を導波管7、オート
チューナ8を経由して放電管4内に放射するとともに、
ソレノイドコイル9に直流電流を流して放電管4内に磁
場を形成し、マイクロ波による電界とコイルによる磁界
の相互作用によりプラズマ10を生成する。そして、高
周波電源11より整合器12を経由してウエハ2が保持
された下部電極13に高周波電力を印加することによ
り、プラズマ10中のイオンのウエハ2への入射エネル
ギーを制御しながらウエハ2をエッチングする。
【0008】また、下部電極13上には、導体でかつ熱
電導率の大きい材料(この装置ではAl)で形成された
電極上にAlより成る絶縁膜を接合して構成され
た静電吸着電極14が固定されている。さらに、下部電
極13にはコイルとコンデンサーからなるローパスフィ
ルター15を介して直流電源16が接続されている。そ
して、エッチング処理開始時にウエハ2を吸着する時に
は、プラズマ10を生成した状態でスイッチ17を端子
18と接続することにより静電吸着電極14へ直流電圧
を印加し、エッチング処理終了後ウエハ2を解放する時
には、プラズマ10を生成した状態で端子19と接続し
て抵抗20を介して静電吸着電極13を接地した後、ウ
エハ押し上げ装置21によりウエハ2を持ち上げ、図示
していない搬送装置により次の処理室に搬送する。
【0009】エッチングされるウエハ2の冷却は、静電
吸着電極13に前述した方法によりウエハ2を保持した
状態で、圧力計22により検出されるウエハ2の裏面の
圧力が一定値になるようにマスフローコントローラー2
3によりHeガスの流量を制御する。また、下部電極1
2には、サーキュレーター24により温調された冷媒を
冷媒ライン25により循環することにより温調されてい
る。
【0010】次に、処理中の高周波電源11の出力を制
御する方法について説明する。例えばカレントトランス
等の高周波電流検出器26において高周波電流を検出
し、例えばオペアンプを用いた積分器27において図3
(a)に示す高周波電流波形のうち斜線で描かれた所定
値以下の値を1サイクル分積分する。そして、例えばオ
ペアンプを用いた比較器28においてこの積分値と設定
器29で設定した値を比較し、これらを一致させるよう
に高周波電源11にフィードバックをかける方法で行わ
れる。あるいは、積分器27において図3(a)に示す
高周波電流波形のうち所定値以上の値を1サイクル分積
分し、同様の操作を行う方法もある。
【0011】この制御方法は、高周波電流検出器26が
静電吸着電極14上に保持されたウエハ2周辺へ配置さ
れている場合にも効果を得ることができる。
【0012】また、高周波電流検出器26が、ウエハ2
表面の所定のアスペクト比を持つホールの底面を流れる
高周波電流を検出するように備えられている場合には、
よりエッチング反応に直接関与する高周波電流を検出す
ることになると考えられ、より効果を得ることができ
る。
【0013】次に、本発明の第2の実施例として、高周
波電圧の積分値により高周波電力の出力制御を行う方法
を適用した、有磁場マイクロ波エッチング装置の構成を
図2に示す。上記に説明した図1に示した装置と共通な
点は省略する。高周波電力の制御は、例えば差動トラン
ス等の高周波電圧検出器30で高周波電圧を検出し、積
分器27で図3(b)に示す高周波電圧波形のうち所定
値以下の部分について1サイクル分積分する。そして、
比較器28でこの積分値と設定器29で設定した値を比
較し、これらを一致させるように高周波電源11にフィ
ードバックをかける方法で行う。あるいは、積分器27
で図3(b)に示す高周波電圧波形のうち所定値以上の
部分について1サイクル分の積分を行い、同様の操作を
行う方法もある。
【0014】なお、第1、第2の実施例は高周波電源1
1の出力を制御するものであるが、プラズマ生成用電源
であるマイクロ波発振装置6の出力を制御しても、前述
の実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0015】また、エッチングの選択比を高める目的で
プラズマ10の組成を制御するために、放電管4の内側
面にSiの壁面を設け、これに高周波電力を印加する方
式(ウォールバイアス)が考えられるが、プラズマ10
中のイオンあるいはラジカルと壁面のSiの反応を制御
する目的で高周波電力をフィードバック制御しようとす
る場合においても、本発明の方式により同様に効果を得
ることができると考えられる。
【0016】
【発明の効果】本発明により、プラズマ処理装置のプロ
セス特性(エッチングレート等)を正確に制御すること
ができ、装置間の機差を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を適用した有磁場マイク
ロ波エッチング装置の構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を適用した有磁場マイク
ロ波エッチング装置の構成図である。
【図3】本発明の高周波電流及び電圧の積分範囲を示し
た図である。
【図4】歪みが有る場合と無い場合の高周波電圧波形の
例である。
【符号の説明】
1…マイクロ波エッチング装置、2…ウエハ、10…プ
ラズマ、11…高周波電源、13…下部電極、14…静
電吸着電極、26…高周波電流検出器、27…積分器、
28…比較器、29…設定器、30…高周波電圧検出
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 克久 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマを発生させる手段と、ウエハを保
    持する試料台と、該試料台に高周波電力を印加する高周
    波電力供給手段とを備えたプラズマ処理装置において、 高周波電流または電圧を検出する手段と、 電流あるいは電圧の所定のレベルよりも値の大きい部分
    または小さい部分の1サイクル分の積分値を検出する手
    段と、 積分値が設定値に一致するように高周波電力を制御する
    手段を設けたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】高周波電流または電圧の所定のレベルより
    も値の大きい部分または小さい部分の1サイクル分の積
    分値が設定値と一致するように処理中の高周波電力をフ
    ィードバック制御することを特徴とするプラズマ処理方
    法。
  3. 【請求項3】高周波電流あるいは電圧を検出する手段
    が、高周波供給手段の整合器と試料台の間に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】高周波電流を検出する手段が、試料台上に
    保持されたウエハ周辺に設けたことを特徴とした請求項
    1記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】高周波電流を検出する手段が、ウエハ表面
    の所定のアスペクト比を持つホールの底面を流れる電流
    を検出するように設けたことを特徴とした請求項4記載
    のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】高周波電圧を検出する手段を、高周波供給
    手段中の整合器内に設けたことを特徴とした請求項1記
    載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】プラズマを発生させる手段と、ウエハを保
    持する試料台と、該試料台に高周波電力を印加する高周
    波電力供給手段とを備えたプラズマ処理装置において、
    高周波電流または電圧を検出する手段と、電流あるいは
    電圧の所定のレベルよりも値の大きい部分または小さい
    部分の1サイクル分の積分値を検出する手段と、積分値
    が設定値に一致するようにプラズマ生成用電力を制御す
    る手段を設けたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】高周波電流または電圧の所定のレベルより
    も値の大きい部分または小さい部分の1サイクル分の積
    分値が設定値と一致するように処理中のプラズマ生成用
    電力をフィードバック制御することを特徴とするプラズ
    マ処理方法。
JP10111717A 1998-04-22 1998-04-22 プラズマ処理装置及び方法 Pending JPH11307514A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044045A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Toshiba Corp 制御装置、プラズマ処理装置、及び制御方法
JP2013508920A (ja) * 2009-10-20 2013-03-07 ラム リサーチ コーポレーション プラズマ処理システムにおける電流制御
JP2022007460A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 株式会社日立ハイテク プラズマ処理装置

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