JPH11306827A - 面発光装置 - Google Patents

面発光装置

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JPH11306827A
JPH11306827A JP10107445A JP10744598A JPH11306827A JP H11306827 A JPH11306827 A JP H11306827A JP 10107445 A JP10107445 A JP 10107445A JP 10744598 A JP10744598 A JP 10744598A JP H11306827 A JPH11306827 A JP H11306827A
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JP
Japan
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plate
light
resin
diffusion layer
diffusion layers
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Application number
JP10107445A
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English (en)
Inventor
Osamu Yamanaka
修 山中
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
Hiroshi Sugihara
洋 杉原
Takemasa Yasukawa
武正 安川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な面においても均一な配光分布特性が得
られ、その用途を拡大できること。 【解決手段】 熱硬化性樹脂からなる第1板材51、第
3板材53と、その第1板材51、第3板材53に直接
接合して一体化した熱可塑性樹脂からなる第2板材52
と、前記両板材との間の一体化の際に形成した拡散層5
4,55とを具備するものである。この拡散層54,5
5は海島構造となっており、島となる樹脂は、0.1〜
50μm程度の大きさであり、その島となる樹脂に入り
込んだ光は、その複雑な形状によって、直に再反射され
ることなく、そこで減衰する。即ち、拡散層54,55
に入った光は、均一化された明るさとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、発光ダイ
オード(以下、単に『LED』という)を内蔵した棒状
のサインポール、液晶或いは表示板のバックライト装置
等として使用される面発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】棒状のサインポール等として使用される
面発光装置としては、懐中電灯の端部に赤色の合成樹脂
筒を取付けた交通整理用具がある。この種の交通整理用
具は、赤色点灯または赤色点滅によって交通整理が行わ
れていることを示している。
【0003】一方、液晶表示パネルにおいては、液晶面
の後部に小消費電力の蛍光管を配置し、その蛍光管から
光を液晶面の後部にプリズム状の合成樹脂板、ガラス板
で導くバックライト装置を有している。しかし、バック
ライト装置のプリズム状の合成樹脂板、ガラス板のみで
は、配光が均一にならないことから、蛍光管を複数配置
し、その配光分布特性を均一化しているのが現状であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、懐中電灯の端
部に赤色の合成樹脂筒を取付けた交通整理用具において
は、表示状態の見栄えを追及することができないことか
ら、交通整理或いは危険表示に用途が限定されている。
【0005】また、バックライト装置のプリズム状の合
成樹脂板、ガラス板では、蛍光管を複数配置して配光分
布特性を均一化しているから、装置が大型化ならざるを
得ない。特に、装置を小形化するものにおいては、プリ
ズム状の合成樹脂板、ガラス板に拡散材料を混入し、そ
の拡散材料とプリズムの両者から配光分布特性を調節す
る必要があった。しかし、拡散材料とプリズムの両者か
ら配光分布特性を調節するバックライト装置では、大き
さ及び形状が変化すると、全体の設計を手直しする必要
があり、コストが高くなるという問題があった。また、
平面発光であれば可能性があるものの、交通整理用具の
ような棒状の周面の発光体となると製造が困難であっ
た。
【0006】そこで、本発明は、複雑な面においても、
平面においても、均一な配光分布特性が得られ、その用
途を拡大できる面発光装置の提供を課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる面発光
装置は、熱硬化性樹脂からなる第1の面状部材と、前記
第1の面状部材と接合して一体化した熱可塑性樹脂から
なる第2の面状部材と、前記第1の面状部材と第2の面
状部材との間に一体化によって形成した拡散層とを具備
するものである。
【0008】請求項2にかかる面発光装置は、熱硬化性
樹脂からなる第1の面状部材と、前記第1の面状部材と
接合して一体化した熱可塑性樹脂からなる第2の面状部
材と、前記第1の面状部材と第2の面状部材との間に一
体化によって形成した拡散層と、前記拡散層の面に平行
する方向から光を導入する光源とを具備するものであ
る。
【0009】請求項3にかかる面発光装置の前記拡散層
は、前記第1の面状部材と第2の面状部材とを繰り返し
設けて複数層形成したものである。
【0010】請求項4にかかる面発光装置の前記光源
は、LEDとするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0012】図1(a)は本発明の実施の形態1におけ
る面発光装置として交通整理用具を構成した全体の構造
を示す断面図で、(b)はその切断線A−AによるA−
A断面図で、(c)はその切断線B−BによるB−B断
面図である。図2は本発明の実施の形態1における面発
光装置で使用した拡散層の外周側の構造を示す写真、図
3は本発明の実施の形態1における面発光装置で使用し
た拡散層の周面方向に切断した断面を示す写真である。
また、図4は本発明の実施の形態1における面発光装置
の光を導入する個所の要部拡大断面図である。
【0013】図1において、透光性材料からなる棒状照
明体10は、透明の熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂の
2mm厚、外形直径20mmの筒体11に、その端部か
ら所定の距離まで所定の温度の透明の熱可塑性樹脂であ
るアクリル樹脂を充填材12として充填し、両者を一体
に固化させたものである。この棒状照明体10の筒体1
1及び充填材12は、光導伝性の良好な材料であれば使
用可能であり、特に、両者間の屈折率が異なるものであ
れば良好である。しかし、両者間の屈折率は実用上同一
でもよい。
【0014】例えば、透明の熱硬化性樹脂としては、エ
ポキシ樹脂以外であっても、例えば、ウレタン樹脂等の
樹脂の使用が可能であり、熱可塑性樹脂についてもアク
リル樹脂以外であっても、例えば、ポリスチレン、AS
樹脂、ポリカーボネート、アクリル−スチレンモノマー
共重合樹脂等の樹脂の使用が可能である。また、棒状照
明体10としては、筒体11を熱可塑性樹脂または熱硬
化性樹脂とすることができ、そのとき、充填材12は対
応して熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂とする必要があ
る。
【0015】このように、筒体11を熱硬化性樹脂と
し、充填材12を熱可塑性樹脂とするか、逆に、筒体1
1を熱可塑性樹脂とし、充填材12を熱硬化性樹脂とし
たものでは、何れの樹脂側が先に形成してあっても、両
樹脂を一体化する際の接合面に拡散層13が形成され
る。
【0016】なお、本実施の形態においては、筒体11
の内面が熱硬化性樹脂からなる第1の面状部材となり、
充填材12は前記第1の面状部材に直接接合して一体化
した熱可塑性樹脂からなる第2の面状部材となる。ここ
で、本明細書において、面状部材とは、面を形成する部
材であれば、その形状が特定されるものではない。
【0017】この棒状照明体10の一端は、筒体11の
端部が充填材12で封止されており、筒体11の中心軸
に対し直角な筒体11の端部と充填材12の端部が同一
平面となっている。棒状照明体10の他端は、筒体11
の端部よりも内側に充填材12の端面が存在し、筒体1
1の中心軸に対して充填材12の端部が直角方向の平面
となっている。
【0018】筒体11の端部よりも内側に端面を有する
充填材12の端面は、図1(c)に示すように、プリン
ト基板15に搭載された2対の赤色のLEDチップR1
,R2 、緑色のLEDチップG1 ,G2 、青色のLE
DチップB1 ,B2 、即ち、6個のLEDチップR1 ,
R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 が対向している。好まし
くは、充填材12の端部に凹面を形成し、その中に2対
の赤色のLEDチップR1 ,R2 、緑色のLEDチップ
G1 ,G2 、青色のLEDチップB1 ,B2 を収容する
ことによって、充填材12の端面による反射を極力少な
くするように設定するのがよい。しかし、極端に配光分
布特性の差異が生ずるものではない。また、充填材12
の端部とプリント基板15に搭載された6個のLEDチ
ップR1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 とは、充填材
12の端部にその充填材12と同一または近似した光屈
折率の接着剤で接合し、充填材12の端面で反射するこ
となく、入射するようにして、6個のLEDチップR1
,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 からの発光光を効率
良く充填材12に導くようにするのが望ましい。
【0019】なお、この実施の形態で、2対の赤色のL
EDチップR1 ,R2 、緑色のLEDチップG1 ,G2
、青色のLEDチップB1 ,B2 を使用しているの
は、棒状照明体10の周面の発光を明るくするためであ
る。本発明を実施する場合には、単色または複数色で、
かつ、任意の色及び明るさを出力するために、1個以上
のLEDランプまたはLEDチップとすることができ
る。
【0020】前記プリント基板15は、LEDチップR
1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2の発光をデュティ比
制御等を行う電子回路16と、4個の押ボタンスイッチ
からなるモードスイッチ17と、電池30の陽電極に当
接する電極端子18と、導電板19の一部と共に、合成
樹脂で一体にモールド成形された制御ユニット20を構
成している。また、導電板19は電池30の陰電極に当
接するスプリング電極端子21からモードスイッチ17
に電源を導いている。
【0021】制御ユニット20を構成するLEDチップ
R1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 をデュティ比制御
等を行う電子回路16は、マイクロコンピュータまたは
カウンタ及び論理回路等からなる制御回路で構成されて
いる。電子回路16は、4個の押ボタンスイッチからな
るモードスイッチ17の信号を入力し、電子回路16に
供給される電源を所定時間だけ自己保持し、その出力は
LEDチップR1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 を所
定の明るさ及びタイミングで点灯または点滅制御され
る。
【0022】なお、モードスイッチ17の4個の押ボタ
ン17a,17b,17c,17dは、モードスイッチ
17を制御ユニット20としてモールドして一体化し、
それを筒体11の端部から充填材12の端面側に挿入し
て組立てた後、モードスイッチ17の操作杆に接着剤で
接合したものである。
【0023】また、筒体11の端部から充填材12の端
面側を隠すように、筒体11の周囲に合成皮革を被覆
し、手で把持する握部32を形成している。
【0024】上記のように構成される面発光装置は、次
のように製造される。
【0025】プリント基板15にLEDチップR1 ,R
2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 、デュティ比制御等を行う
電子回路16を搭載し、そのプリント基板15にモード
スイッチ17を取付ける。また、電池30の陽電極に当
接する電極端子18、導電板19の端部を取付けその状
態で円筒状の型に入れ、合成樹脂で一体にモールドし、
制御ユニット20を形成する。
【0026】一方、透光性材料からなる棒状照明体10
は、一端を型で閉じた透明の熱硬化性樹脂であるエポキ
シ樹脂の筒体11に、所定の温度の透明の熱可塑性樹脂
である充填材12を所定量だけ充填し、両者を一体に固
化させる。
【0027】そして、筒体11の開口から制御ユニット
20を挿入し、制御ユニット20を構成するプリント基
板15に搭載されたLEDチップR1 ,R2 ,G1 ,G
2 ,B1 ,B2 に対応させ、必要に応じて両者間に接着
剤を流し込み、その状態で固着する。なお、導電板19
の端部は、導電体からなる捩子蓋31を介してスプリン
グ電極端子21に電気的に導通状態になるように、筒体
11の内壁に接合しておく。したがって、電池30はそ
の陽電極が電極端子18に接触し、その陰電極がスプリ
ング電極端子21に接触し、かつ、スプリング電極端子
21の弾性力によってその接触状態が維持される。
【0028】そして、筒体11の端部から充填材12の
端面側を隠すように握部32を挿入し、モードスイッチ
17の4個の押ボタン17a,17b,17c,17d
を、モードスイッチ17の操作杆に接合する。
【0029】上記のように構成された実施の形態1の面
発光装置は、次のように作用する。モードスイッチ17
の4個の押ボタン17a,17b,17c,17dの操
作によって、プリント基板15に搭載されたLEDチッ
プR1 ,R2 ,G1 ,G2,B1 ,B2 を点灯または点
滅制御する。LEDチップR1 ,R2 ,G1 ,G2,B1
,B2 を点灯または点滅する光は充填材12に入射さ
れる。或いはその光の一部は筒体11に入射される。
【0030】このとき、充填材12にLEDチップR1
,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 の光が入射されるこ
とにより、充填材12の周面の接合面に形成された拡散
層13は、熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂の樹脂材料及
び一体化される温度によって変化するが、一般に、数〜
70μm程度の厚みである。また、この拡散層13は、
平面的にみると、海島構造となっており、島となる樹脂
は0.1〜50μm程度の大きさであり、棒状照明体1
0の筒体11の全内周面、即ち、充填材12の全外周面
が均一に形成されている。
【0031】この拡散層13については、参考の為に、
図2及び図3として、拡散層の写真を提示するが、図2
の写真は筒体11側から切削して拡散層13に到達する
直前の顕微鏡写真であり、また、図3の写真は筒体11
側から切削して拡散層13に到達した切削断面の顕微鏡
写真である。
【0032】これらの写真から確認されるように、拡散
層13は、島となる樹脂が0.1〜50μm程度の粒子
体状の大きさとなっており、かつ、粒子体状の枝は筒体
11内に入り込んでいる。したがって、充填材12か
ら、その島となる樹脂に入り込んだ光は、その複雑な立
体形状によって、直接再反射して充填材12側に返され
ることなく、そこで減衰する。海の面で反射した光だけ
が、再度反射する。即ち、一旦、拡散層13に入り込ん
だ光は、そこで減衰されることになる。また、拡散層1
3に入った光は、拡散層13内で繰り返し反射される
が、結果的に、島となる樹脂に入り込んだ光が拡散層1
3の明るさとなるものであるから、部分的に輝くような
ことがない。この状態で、棒状照明体10の握部32を
握っておれば、棒状照明体10の握部32以外の全周面
が均一に発光することになる。特に、外表面が発光する
ものでないから、深みのある発光となる。
【0033】故に、棒状照明体10の筒体11及び充填
材12に入った光は、拡散層13内の均一な明るさとな
る。なお、拡散層13は、格別、白濁する等の透明度は
変化しなかったが、一体化して固化する温度によつて
は、白濁させることもできることが確認された。また、
両樹脂の接合面に形成される拡散層13は、棒状照明体
10の周面が発光源からの距離に無関係に均一に発光さ
れることが発明者等によって確認された。
【0034】なお、本発明の実施の形態1では、1個の
筒体11内に充填材12を充填して形成した棒状照明体
10の事例で説明したが、複数の筒体11を同心円上に
配置し、その間隔及びその中心に充填材12を充填して
棒状照明体10とし、複数の拡散層13を形成すること
もできる。特に、拡散層13が白濁しないから、減衰効
率が低く、このように複数の筒体11を同心円上に配置
して複数の拡散層13を形成したものでは、各拡散層1
3に光を導入し、配光分布特性の均一な面発光体を得る
ことができる。また、発光効率も良くなる。
【0035】このとき、複数の筒体11を同心円上に配
置し、その間隔及びその中心に充填材12を充填した棒
状照明体10に対する光の導入は、最外周から内側に2
番目以降に導入するのがよい。勿論、棒状照明体10の
全体の端面から光を導入するのが最も好適である。
【0036】なお、発明者等は、棒状照明体10の筒体
11をLEDチップR1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B
2 で太く、離れるに従って細くしたが、均一径の筒体1
1との間に目立つ程度の格差は得られなかった。
【0037】ところで、本実施の形態においては、面発
光装置として棒状照明体10の交通整理用具を前提に説
明してきた。しかし、本発明を実施する場合には、平面
状の面発光装置、例えば、バックライト装置にも適用で
きる。
【0038】図5(a)は本発明の実施の形態2におけ
る面発光装置としてバックライト装置を構成した全体の
構造を示す正面図及び(b)はその切断線C−Cによる
C−C断面図である。
【0039】図5において、透光性材料からなる板状照
明体50は、透明の熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂の
2mm厚の第1板材51と、同じ透明の熱硬化性樹脂で
あるエポキシ樹脂の2mm厚の第3板材53との間に、
1.5mm程度の間隔を形成し、その間隔に所定の温度
の透明の熱可塑性樹脂であるアクリル樹脂を充填材とし
て充填し、両者を一体化させ、充填して形成した直方体
を第2板材52としたものである。この板状照明体50
の第1板材51及び第3板材53と第2板材52は、光
導伝性の良好な材料であれば使用可能であり、特に、両
者間の屈折率が異なるものが良好である。
【0040】実施の形態1と同様に、透明の熱硬化性樹
脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂の使
用が可能であり、熱可塑性樹脂については、アクリル樹
脂、ポリスチレン、AS樹脂、ポリカーボネート、アク
リル−スチレンモノマー共重合樹脂等の樹脂の使用が可
能である。また、板状照明体50としては、第1板材5
1及び第3板材53を熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂
とすることができ、そのとき、充填材としての第2板材
52は、対応する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂とす
る必要がある。
【0041】このように、第1板材51及び第3板材5
3を熱硬化性樹脂とし、充填材としての第2板材52を
熱可塑性樹脂とするか、逆に、第1板材51及び第3板
材53を熱可塑性樹脂とし、充填材としての第2板材5
2を熱硬化性樹脂としたものでは、両樹脂を一体化する
際の接合面に拡散層54,55が形成でき、何れの樹脂
側が先に形成してあっても、両樹脂を一体化する際の接
合面に拡散層54,55が形成される。
【0042】本実施の形態においては、第1板材51及
び第3板材53が熱硬化性樹脂からなる第1の面状部材
となり、充填材としての第2板材52は前記第1の面状
部材に直接接合して一体化した熱可塑性樹脂からなる第
2の面状部材となる。
【0043】また、板状照明体50の第2板材52の端
部には、LEDアレイ60が配設されている。このLE
Dアレイ60は、プリント基板61及びプリント基板6
1に搭載された一列に並んだ複数対からなる赤色のLE
Dチップ、緑色のLEDチップ、青色のLEDチップか
らなるLEDチップ列62で構成されている。特に、第
2板材52の端部が第1板材51及び第3板材53より
も入り込んで凹部を形成し、その凹部の中に一列に並ん
だ複数対の赤色のLEDチップ、緑色のLEDチップ、
青色のLEDチップの繰り返しからなるLEDチップ列
62を収容し、第2板材52の端面による反射を極力な
くすように接着剤を介して接合されている。
【0044】即ち、第2板材52の端部とプリント基板
15に搭載された三原色のLEDチップ列62とは、第
2板材52の端部にその第2板材52と同一の光屈折率
の接着剤で接合し、第2板材52の端面で反射すること
なく、入射するようにして、LEDチップ列62からの
発光光を効率良く第2板材52に導くようにしている。
ここで、第2板材52の端面から入射されない光は、第
1板材51及び第3板材53側に入射される。
【0045】なお、第2板材52の端部に一列に並んだ
複数対のLEDチップ列62を収容し、第2板材52の
端面に接着剤で接合する代りに、LEDチップ列62
を、直接、第2板材52の端部で埋設してもよい。
【0046】上記のように構成された実施の形態2の面
発光装置は、次のように作用する。LEDアレイ60の
LEDチップ列62から、その発光光が第2板材52の
端部に入射し、また、他の光は、第1板材51及び第3
板材53側に入射される。
【0047】このとき、第1板材51及び第3板材53
と第2板材52の接合面に形成される拡散層54,55
は、材料及び一体化される温度によって変化するが、一
般に、実施の形態1と同様に、数〜70μm程度の厚み
である。また、拡散層54,55は、平面的にみると、
海島構造となっており、島となる樹脂は、0.1〜50
μm程度の大きさであり、板状照明体50の第1板材5
1及び第3板材53の全面、即ち、充填材としての第2
板材52の全外面に均一に形成されている。
【0048】拡散層54,55は、島となる樹脂が0.
1〜50μm程度の粒子体状の大きさとなっており、か
つ、粒子体状の枝は第1板材51及び第3板材53内に
入り込んでいる。したがって、第2板材52から、その
島となる樹脂に入り込んだ光は、その複雑な立体形状に
よって、直接再反射して第2板材52側に返されること
なく、そこで減衰する。海の面で反射した光だけが、再
度反射する。即ち、一旦、第2板材52に入り込んだ光
は、そこで減衰されることになる。結果的に、島となる
樹脂に入り込んだ光が拡散層54,55の明るさとなる
ものであるから、部分的に輝くようなことがない。この
状態で、板状照明体50の全面が均一に発光することに
なり、第1板材51の外表面が発光するものでないか
ら、深みのある発光となる。
【0049】なお、この実施の形態で、三原色のLED
チップを使用しているのは、板状照明体50の全面の発
光を白色に明るくするためである。また、必要に応じて
任意の色を出力するためである。しかし、本発明を実施
する場合には、単色または複数色で、かつ、1個以上の
LEDランプまたはLEDチップとすることができる。
【0050】故に、板状照明体50の第2板材52また
は第1板材51及び第3板材53に入った光は、拡散層
54,55内の均一な明るさとなる。なお、両樹脂の接
合面に形成される拡散層54,55は、板状照明体50
の全面が発光源からの距離に無関係に均一に発光される
ことが発明者等によって確認された。また、板状照明体
50の第2板材52の厚みをLEDアレイ60のLED
チップ列62側を厚くしても、配光分布特性の均一な面
発光体に大きな変化はみられないことが発明者等によっ
て確認された。また、板状照明体50の全周囲を垂直平
面に切断しているが、その全周を曲面としてもその変化
が少ないことが確認された。
【0051】なお、本実施の形態では、LEDアレイ6
0のLEDチップ列62から、その発光光が第2板材5
2の端部に入射するようにしているが、本発明を実施す
る場合には、LEDチップ列62からの光は、第1板材
51及び第2板材52及び第3板材53に同時に同等に
入射させてもよいし、第1板材51または第2板材52
または第3板材53の何れか1つまたは2つの板材に入
射させてもよい。
【0052】しかし、実施の形態2のように、板状照明
体50の第2板材52のみに入射させるか、または第1
板材51及び第2板材52に入射させるのが明るさの効
率が良い。
【0053】実施の形態2については、第1板材51と
第2板材52と第3板材53によって拡散層54,55
の2層を形成したものであるが、第1板材51と第2板
材52の接合によって1層とすることができる。
【0054】実施の形態2についても、次のように、拡
散層を多層化することができる。
【0055】図6は本発明の実施の形態3における面発
光装置としてバックライト装置を構成した場合の図5の
C−C断面図に相当する断面図である。
【0056】図6において、透光性材料からなる板状照
明体100は、透明の熱可塑性樹脂であるエポキシ樹脂
の2mm厚の第1板材71と、同じ透明の熱可塑性樹脂
であるエポキシ樹脂の2mm厚の第3板材73、同じ透
明の熱可塑性樹脂であるエポキシ樹脂の2mm厚の第5
板材75との間に、1.5mm程度の間隔を2個所に形
成し、その間隔に所定の温度の透明の熱硬化性樹脂であ
るアクリル樹脂を充填材として充填し、両者間を一体に
固化させ、充填して形成した直方体を第2板材72、第
4板材74としたものである。この板状照明体100の
第1板材71及び第3板材73及び第5板材75と第2
板材72、第4板材74は、光導伝性の良好な材料であ
れば使用可能であり、特に、両者間の屈折率が異なるも
のであれば良好である。
【0057】実施の形態1と同様に、透明の熱硬化性樹
脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂の使
用が可能であり、熱可塑性樹脂については、アクリル樹
脂、ポリスチレン、AS樹脂、ポリカーボネート、アク
リル−スチレンモノマー共重合樹脂等の樹脂の使用が可
能である。また、板状照明体100としては、第1板材
71、第3板材73、第5板材75を熱硬化性樹脂また
は熱可塑性樹脂とすることができ、そのとき、充填材と
しての第2板材72、第4板材74は、対応する熱可塑
性樹脂または熱硬化性樹脂とする必要がある。
【0058】このように、第1板材71及び第3板材7
3及び第5板材75を熱硬化性樹脂とし、充填材として
の第2板材72、第4板材74を熱可塑性樹脂とする
か、逆に、第1板材71及び第3板材73及び第5板材
75を熱可塑性樹脂とし、充填材としての第2板材7
2、第4板材74を熱硬化性樹脂としたものでは、両樹
脂を一体化する際の接合面に拡散層91,92,93,
94が形成される。
【0059】本実施の形態においては、第1板材71及
び第3板材73及び第5板材75が熱硬化性樹脂からな
る第1の面状部材となり、充填材としての第2板材72
及び第4板材74は前記第1の面状部材に直接接合して
一体化した熱可塑性樹脂からなる第2の面状部材とな
る。
【0060】また、板状照明体100の第2板材72及
び第4板材74の端部には、LEDアレイ80が配設さ
れている。このLEDアレイ80は、プリント基板81
及びプリント基板81に搭載された二列に並んだ複数対
からなる赤色のLEDチップ、緑色のLEDチップ、青
色のLEDチップからなるLEDチップ列82及びLE
Dチップ列83で構成されている。特に、第2板材72
及び第4板材74の端部が第1板材71及び第3板材7
3及び第5板材75よりも入り込んで凹部を形成し、そ
の凹部の中に二列に並んだ三原色のLEDチップ列8
2,83を収容し、第2板材72及び第4板材74の端
面による反射を極力なくすように接着剤を介して接合さ
れている。即ち、第2板材72及び第4板材74の端部
とプリント基板81に搭載された三原色のLEDチップ
列82,83とは、第2板材72及び第4板材74の端
部にその第2板材72及び第4板材74と同一または近
似した光屈折率の接着剤で接合し、第2板材72及び第
4板材74の端面で反射することなく、入射するように
して、LEDチップ列82,83からの発光光を効率良
く第2板材72及び第4板材74に導くようにしてい
る。なお、第2板材72及び第4板材74の端面から入
射されない光は、第1板材71及び第3板材73及び第
5板材75側に入射される。
【0061】ところで、上記実施の形態において、光源
は、LEDチップR1 ,R2 ,G1,G2 ,B1 ,B2
、LEDアレイ60、LEDアレイ80等からなるも
のであるが、本発明を実施する場合、白熱電球、蛍光管
等に置換することもできる。しかし、上記実施の形態の
ように、LEDチップR1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,
B2 、LEDアレイ60、LEDアレイ80等からなる
光源としたものでは、小形化及び省電力化が可能であ
る。また、LEDは、LEDランプでもLEDチップで
もよいが、LEDチップの方がより小形化できる。そし
て、LEDでは白色に限定されるものではなく、任意の
色を出力することができる。また、三原色のLEDに限
らず、明るさを増すために、複数の同一色としてもよい
し、或いは2色の組み合せとすることもできる。
【0062】また、LEDアレイ60またはLEDアレ
イ80を板状照明体50,100の2辺以上に配設し、
その明度を上げたり、より均一な明度分布にすることが
できる。
【0063】そして、上記各実施の形態の拡散層13ま
たは拡散層54,55または拡散層91,92,93,
94に入る光は、拡散層13または拡散層54,55ま
たは拡散層91,92,93,94内の繰り返しの反射
が、拡散層13または拡散層54,55または拡散層9
1,92,93,94の明るさとなるものであるから、
直接光が当らないように拡散層13または拡散層54,
55または拡散層91,92,93,94に平行するよ
うな入力光が好適である。
【0064】更に、上記実施の形態では、棒状照明体1
0、板状照明体50,100について説明したが、熱硬
化性樹脂からなる筒体11または第1板材51、第3板
材53または第1板材71、第3板材73、第5板材7
5等の第1の面状部材と、筒体11または第1板材5
1、第3板材53または第1板材71、第3板材73、
第5板材75等の第1の面状部材に直接接合して一体化
した熱可塑性樹脂からなる充填材12または第2板材5
2または第2板材72、第4板材74等の第2の面状部
材とを特定の複雑形状の造形体として形成してもよい。
【0065】このように、本実施の形態の面発光装置
は、熱硬化性樹脂からなる筒体11または第1板材5
1、第3板材53または第1板材71、第3板材73、
第5板材75等の第1の面状部材と、筒体11または第
1板材51、第3板材53または第1板材71、第3板
材73、第5板材75等の第1の第1の面状部材に直接
接合して一体化した熱可塑性樹脂からなる充填材12ま
たは第2板材52または第2板材72、第4板材74等
の第2の面状部材と、前記第1の面状部材と第2の面状
部材との間に一体化によって形成した拡散層13または
拡散層54,55または拡散層91,92,93,94
とを具備するものである。
【0066】したがって、第1の面状部材と第2の面状
部材との間の一体化によって形成した拡散層13または
拡散層54,55または拡散層91,92,93,94
は、海島構造となっており、島となる樹脂は、0.1〜
50μm程度の大きさであり、筒体11または第1板材
51、第3板材53または第1板材71、第3板材7
3、第5板材75等の第1の面状部材の中に入り込んだ
形態となり、全面に均一に形成されるから、その島とな
る樹脂に入り込んだ光は、その複雑な形状によって、直
に再反射されることなく、そこで減衰する。即ち、拡散
層13または拡散層54,55または拡散層91,9
2,93,94に入った光は、そこで減衰され、拡散層
13または拡散層54,55または拡散層91,92,
93,94内の繰り返しの反射が、拡散層13または拡
散層54,55または拡散層91,92,93,94の
明るさとなるものであるから、局部的に輝度が上って輝
くようなことがない。
【0067】故に、拡散層13または拡散層54,55
または拡散層91,92,93,94内に入った光は均
一な明るさとなる。特に、両樹脂の接合面に形成される
拡散層13または拡散層54,55または拡散層91,
92,93,94は、板状照明体50,100の全面が
発光源からの距離に無関係に均一に発光される。よっ
て、複雑な面においても均一な配光分布特性が得られ、
その用途を拡大できる面発光装置が得られる。また、従
来のように、拡散材料とプリズムによる組合せでないの
で、無理な減衰が発生しないから拡散層13または拡散
層54,55または拡散層91,92,93,94から
自然な深みのある発光が得られる。
【0068】また、本実施の形態の面発光装置は、熱硬
化性樹脂からなる筒体11または第1板材51、第3板
材53または第1板材71、第3板材73、第5板材7
5等の第1の面状部材と、筒体11または第1板材5
1、第3板材53または第1板材71、第3板材73、
第5板材75等の第1の面状部材に直接接合して一体化
した熱可塑性樹脂からなる充填材12または第2板材5
2または第2板材72、第4板材74等の第2の面状部
材と、前記第1の面状部材と第2の面状部材との間に一
体化によって形成した拡散層13または拡散層54,5
5または拡散層91,92,93,94と、前記拡散層
13または拡散層54,55または拡散層91,92,
93,94の面に平行する方向から光を導入するLED
チップR1,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 、LEDア
レイ60、LEDアレイ80等からなる光源とを具備す
るものである。
【0069】したがって、第1の面状部材と第2の面状
部材との間の一体化によって形成した拡散層13または
拡散層54,55または拡散層91,92,93,94
は、海島構造となっており、島となる樹脂は、0.1〜
50μm程度の大きさであり、筒体11または第1板材
51、第3板材53または第1板材71、第3板材7
3、第5板材75等の第1の面状部材の中に入り込んで
形態となり、全面に均一に形成されるから、その島とな
る樹脂に入り込んだ光は、その複雑な形状によって、直
に再反射されることなく、そこで減衰する。即ち、拡散
層13または拡散層54,55または拡散層91,9
2,93,94に入った光は、そこで減衰され、拡散層
13または拡散層54,55または拡散層91,92,
93,94内の繰り返しの反射が、拡散層13または拡
散層54,55または拡散層91,92,93,94の
明るさとなるものであるから、配光分布特性を均一化
し、局部的に輝度が上って輝くようなことがない。ま
た、従来のように、拡散材料とプリズムによる組合せで
ないので、無理な減衰が発生しないから拡散層13また
は拡散層54,55または拡散層91,92,93,9
4から自然な深みのある発光が得られる。
【0070】故に、拡散層13または拡散層54,55
または拡散層91,92,93,94内に入った光は均
一な明るさとなる。特に、両樹脂の接合面に形成される
拡散層13または拡散層54,55または拡散層91,
92,93,94は、板状照明体50,100の全面が
発光源からの距離に無関係に均一に発光される。よっ
て、前記拡散層13または拡散層54,55または拡散
層91,92,93,94の面に平行する方向から光を
導入するものであるから、特定の個所に集中して光が当
ることがないから、複雑な面においても均一な配光分布
特性が得られ、その用途を拡大できる。また、光源にL
EDを用いることにより消費電力が小さく、複雑な面に
おいても均一な配光分布特性が得られ、その用途を拡大
できる面発光装置が得られる。
【0071】そして、本実施の形態の面発光装置の前記
拡散層は、拡散層54,55または拡散層91,92,
93,94のように、第1の面状部材と第2の面状部材
とを繰り返し設けて複数層形成したものでは、明るく
て、均一発光面が得られる。
【0072】更に、本実施の形態の面発光装置の前記光
源は、LEDチップR1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B
2 、LEDアレイ60、LEDアレイ80等からなる光
源としたものであるから、小形化及び省電力化が可能で
ある。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1の面発光装置に
おいては、熱硬化性樹脂からなる第1の面状部材と、前
記第1の面状部材と接合して一体化した熱可塑性樹脂か
らなる第2の面状部材と、前記第1の面状部材と第2の
面状部材との間に一体化によって形成した拡散層とを具
備するものである。
【0074】したがって、拡散層に入った光は、そこで
減衰され、拡散層の明るさとなるものであるから、配光
分布特性を均一化し、局部的に輝度が上って輝くような
ことがない。また、従来のように、拡散材料とプリズム
による組合せでないので、無理な減衰が発生しないから
拡散層から自然な深みのある発光が得られる。
【0075】故に、拡散層内に入った光は均一な明るさ
となり、拡散層の全面が発光源からの距離に無関係に均
一に発光され、複雑な面においても均一な配光分布特性
が得られ、その用途を拡大できる面発光装置が得られ
る。
【0076】請求項2の面発光装置においては、熱硬化
性樹脂からなる第1の面状部材と、前記第1の面状部材
と接合して一体化した熱可塑性樹脂からなる第2の面状
部材と、前記第1の面状部材と第2の面状部材との間に
一体化によって形成した拡散層と、前記拡散層の面に平
行する方向から光を導入する光源とを具備するものであ
る。
【0077】したがって、拡散層に入った光は、そこで
減衰され、拡散層の明るさとなるものであるから、配光
分布特性を均一化し、局部的に輝度が上って輝くような
ことがない。また、従来のように、拡散材料とプリズム
による組合せでないので、無理な減衰が発生しないから
拡散層から自然な深みのある発光が得られる。そして、
前記拡散層の面に平行する方向から光を導入するもので
あるから、特定の個所に集中して光が当ることがないか
ら、複雑な面においても均一な配光分布特性が得られ、
その用途を拡大できる面発光装置が得られる。
【0078】故に、拡散層内に入った光は均一な明るさ
となり、拡散層の全面が発光源からの距離に無関係に均
一に発光され、複雑な面においても均一な配光分布特性
が得られ、その用途を拡大できる面発光装置が得られ
る。
【0079】請求項3の面発光装置の前記拡散層は、前
記第1の面状部材と第2の面状部材とを繰り返し設けて
複数層形成したものであるから、請求項1または請求項
2に記載の効果に加えて、前記拡散層を複数層形成する
ものでは、明るくて、均一な発光面が得られる。
【0080】請求項4の面発光装置の前記光源は、発光
ダイオードとしたものであるから、請求項1乃至請求項
3の何れか1つに記載の効果に加えて、小形化及び省電
力化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の実施の形態1における
面発光装置として交通整理用具を構成した全体の構造を
示す断面図で、(b)はその切断線A−AによるA−A
断面図で、(c)はその切断線B−BによるB−B断面
図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1における面発光
装置で使用した拡散層の外周側の構造を示す写真であ
る。
【図3】 図3は本発明の実施の形態1における面発光
装置で使用した拡散層の周面方向に切断した断面を示す
写真である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態1における面発光
装置の光を導入する個所の要部拡大断面図である。
【図5】 図5(a)は本発明の実施の形態2における
面発光装置としてバックライト装置を構成した全体の構
造を示す正面図及び(b)はその切断線C−CによるC
−C断面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態3における面発光
装置としてバックライト装置を構成した場合の図5のC
−C断面図に相当する断面図である。
【符号の説明】
10 棒状照明体 11 筒体 12 充填材 13 拡散層 50,100 板状照明体 51,71 第1板材 52,72 第2板材 53,73 第3板材 54,55 拡散層 60,80 LEDアレイ 74 第4板材 75 第5板材 91,92,93,94 拡散層 R1 ,R2 ,G1 ,G2 ,B1 ,B2 LEDチッ
フロントページの続き (72)発明者 杉原 洋 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 安川 武正 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂からなる第1の面状部材
    と、 前記第1の面状部材と接合して一体化した熱可塑性樹脂
    からなる第2の面状部材と、 前記第1の面状部材と第2の面状部材との間に一体化に
    よって形成した拡散層とを具備することを特徴とする面
    発光装置。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂からなる第1の面状部材
    と、 前記第1の面状部材と接合して一体化した熱可塑性樹脂
    からなる第2の面状部材と、 前記第1の面状部材と第2の面状部材との間に一体化に
    よって形成した拡散層と、 前記拡散層の面に平行する方向から光を導入する光源と
    を具備することを特徴とする面発光装置。
  3. 【請求項3】 前記拡散層は、前記第1の面状部材と第
    2の面状部材とを繰り返し設けて複数層形成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の面発光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光源は、発光ダイオードとしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載
    の面発光装置。
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