JPH11306689A - 記録媒体ならびに記録再生装置および方法 - Google Patents
記録媒体ならびに記録再生装置および方法Info
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- JPH11306689A JPH11306689A JP10340720A JP34072098A JPH11306689A JP H11306689 A JPH11306689 A JP H11306689A JP 10340720 A JP10340720 A JP 10340720A JP 34072098 A JP34072098 A JP 34072098A JP H11306689 A JPH11306689 A JP H11306689A
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Abstract
記録媒体を提供する。 【解決手段】 ディスク100における記録トラックの
論理的ブロックアドレスへの対応付けは、情報信号が記
録可能な情報領域に、経路aから経路fまでに示すよう
に、下面の最内周および最外周の記録トラックの径のほ
ぼ中央の径の第1の記録トラックを論理的始点として外
周側に第2の記録トラックまで進み、上面の最内周およ
び最外周の記録トラックのほぼ中央の径の第3の記録ト
ラックから内周側に第4の記録トラックまで進み、下面
の第2の記録トラックの外周側に次の記録トラックから
外周側に進み、下面の最外周の記録トラックに至ると上
面の最外周の記録トラックから内周側に進み、第3の記
録トラックから第4の記録トラックまではとばし、上面
の最内周の記録トラックに至ると下面の最内周から外周
側に第1の記録トラックの直前の記録トラックまで進む
順序にてなされる。
Description
気的に記録される記録媒体ならびに情報信号を記録され
る記録媒体の欠陥領域の交替処理を行う記録再生装置お
よび方法に関する。
荷時若しくはフォーマット時に、欠陥セクタの検出がな
され、欠陥セクタの物理ブロックアドレスを物理ブロッ
クアドレスへの割り当てから外すというセクタスリッピ
ングが行われている。また、欠陥トラックがあった場合
はトラック全体として論理セクタへの割り当てから外す
というトラックスリッピングが行われる。
セクタ、トラックスリッピングにより除かれた欠陥トラ
ックについては、単に使用しないということで処理し結
果としてユーザーの使用できる容量が可変になるという
システムと、スリッピングによって除かれたセクタない
しトラックの代替セクタや代替トラックを通常のユーザ
領域外に確保するというシステムとが存在する。
しトラック以外は、全てユーザーデータの書き込みに使
用できることになり、記録媒体の使用効率は高い。しか
しながらこのような使い方は、非交換媒体であるハード
ディスクなどでは使用上問題ないが、フロッピーディス
クのような交換媒体では問題が生じる。すなわち、ディ
スクによって実効的に使用できる容量が異なることにな
り、ディスクからディスクへのディスク全体としてのコ
ピーができないことになる。
マット容量が確保されることから上述のようなディスク
コピーの際の不具合は生じない。しかしながら、予めユ
ーザー領域外に代替セクタや代替トラックを確保するこ
とから、このスペア領域の一部または全部は全く使用さ
れないことになる。
欠陥処理方法は、欠陥の存在する箇所は使用しないとい
う基本姿勢に立っている。
クアドレスへと対応付けする方法については、ディスク
の面毎に対応をとる方法、ディスクの面毎ではあるが一
方の面への対応付けを行った後に他方の面に逆方向から
対応付けする方法、ゾーンに分割されている場合にはゾ
ーン毎に対応を付ける方法等がある。
してスペアセクタを用意する場合のスペアセクタを配置
する方法についても、各トラックに用意する方法、各ゾ
ーンに用意する方法、ディスク上のどこか一箇所に用意
する方法など種々の方法がある。
アドレスと物理ブロックアドレスとの対応方法は、非交
換媒体に対応したものである。すなわち、物理ブロック
アドレスと論理ブロックアドレスとの対応付け方法の選
択や、スペアセクタの位置配置方法の選択においても、
シーク時間の短さ転送速度の速さといった特性面の有利
さ若しくは制御アルゴリズムの容易さといった面が選択
基準となる。
記録装置で行われているスリッピングと称する欠陥管理
方式は、ディスクの初期欠陥については予め使用を避け
ることができるが、使用開始後に発生した欠陥について
は対応することはできない。
は、エラー訂正のための冗長ビットを予め付加してデー
タ記録を行っておくという方法が行われている。また、
読み出しに失敗した場合には、リトライを行いトラッキ
ングやイコライザといった再生特性に影響を及ぼすパラ
メータを変更しての再試行が行われている。
リトライを行って読み出しに成功したとしても、次回の
読み出しにおいても成功するという保証はない。むし
ろ、パラメータを変更してリトライを行うことによって
しか読み出せなかったということは、相当に読みにくい
セクタになってしまっていると言うべきであり、当該セ
クタの読み出し信頼性は低下しているとみなすべきであ
る。
した欠陥や時間と共に進展するような欠陥に対して、将
来のデータ信頼性を確保することはできなかった。
ものであって、使用中に発生した欠陥や、時間と共に進
展するような欠陥に対して、将来のデータ信頼性を確保
するような記録媒体ならびに記録再生装置および方法を
提供することを目的とする。
めに、本発明に係る記録媒体は、第1および第2の主面
にそれぞれ設けられた複数のほぼ同心円状の記録トラッ
クに沿って情報信号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体
において、上記記録トラックの論理的ブロックアドレス
への対応付けの順序は、情報信号が記録可能な情報領域
において、上記第1の主面の最内周および最外周の記録
トラックの径のほぼ中央の径の第1の記録トラックを論
理的始点として外周側に第2の記録トラックまで進み、
上記第2の主面の最内周および最外周の記録トラックの
ほぼ中央の径の第3の記録トラックから内周側に第4の
記録トラックまで進み、上記第1の主面の第2の記録ト
ラックの外周側に次の記録トラックから外周側に進み、
上記第1の主面の最外周の記録トラックに至ると上記第
2の主面の最外周の記録トラックから内周側に進み、上
記第3の記録トラックから上記第4の記録トラックまで
はとばし、上記第2の主面の最内周の記録トラックに至
ると上記第1の主面の最内周から外周側に上記第1の記
録トラックの直前の記録トラックまで進む順序にてなさ
れるものである。
第2の主面にそれぞれ設けられた複数のほぼ同心円状の
記録トラックに沿って情報信号が記録されるほぼ円盤状
の記録媒体に対して情報信号を記録/再生する記録再生
装置において、上記記録媒体から情報信号を読み出す読
み出し手段と、上記読み出し手段にて上記記録媒体から
読み出された情報信号から物理ブロックアドレスを検出
する物理ブロックアドレス検出手段と、上記物理ブロッ
クアドレス検出手段にて検出された物理ブロックアドレ
スを参照することにより、上記記録媒体の情報信号が記
録可能な情報領域における、上記第1の主面の最内周お
よび最外周の記録トラックのほぼ中央の径の記録トラッ
クと上記第2の主面の最内周および最外周の記録トラッ
クのほぼ中央の径の記録トラックとにそれぞれ設けられ
た表であって、上記情報領域について、上記第1の主面
の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央の
径の第1の記録トラックを論理的始点として外周側に第
2の記録トラックまで進み、上記第2の主面の最内周お
よび最外周の記録トラックのほぼ中央の径の第3の記録
トラックから内周側に第4の記録トラックまで進み、上
記第1の主面の第2の記録トラックの外周側に次の記録
トラックから外周側に進み、上記第1の主面の最外周の
記録トラックに至ると上記第2の主面の最外周の記録ト
ラックから内周側に進み、上記第3の記録トラックから
上記第4の記録トラックまではとばし、上記第2の主面
の最内周の記録トラックに至ると上記第1の主面の最内
周から外周側に上記第1の記録トラックの直前の記録ト
ラックまで進む順序の論理ブロックアドレスおよび上記
物理ブロックアドレスの対応関係を保持する表を検出す
る表検出手段と、上記物理ブロックアドレス検出手段に
て検出された物理ブロックアドレスおよび上記表検出手
段にて検出された上記表に基づいて、上記物理ブロック
アドレスおよび上記論理ブロックアドレスの相互の変換
を行うアドレス変換手段とを有するものである。
第2の主面にそれぞれ設けられた複数のほぼ同心円状の
記録トラックに沿って情報信号が記録されるほぼ円盤状
の記録媒体に対して情報信号を記録/再生する記録再生
方法において、上記記録媒体から情報信号を読み出す読
み出し工程と、上記読み出し工程にて上記記録媒体から
読み出された情報信号から物理ブロックアドレスを検出
する物理ブロックアドレス検出工程と、上記物理ブロッ
クアドレス検出工程にて検出された物理ブロックアドレ
スを参照することにより、上記記録媒体の情報信号が記
録可能な情報領域における、上記第1の主面の最内周お
よび最外周の記録トラックのほぼ中央の径の記録トラッ
クと上記第2の主面の最内周および最外周の記録トラッ
クのほぼ中央の径の記録トラックとにそれぞれ設けられ
た表であって、上記情報領域について、上記第1の主面
の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央の
径の第1の記録トラックを論理的始点として外周側に第
2の記録トラックまで進み、上記第2の主面の最内周お
よび最外周の記録トラックのほぼ中央の径の第3の記録
トラックから内周側に第4の記録トラックまで進み、上
記第1の主面の第2の記録トラックの外周側に次の記録
トラックから外周側に進み、上記第1の主面の最外周の
記録トラックに至ると上記第2の主面の最外周の記録ト
ラックから内周側に進み、上記第3の記録トラックから
上記第4の記録トラックまではとばし、上記第2の主面
の最内周の記録トラックに至ると上記第1の主面の最内
周から外周側に上記第1の記録トラックの直前の記録ト
ラックまで進む順序の論理ブロックアドレスおよび上記
物理ブロックアドレスの対応関係を保持する表を検出す
る表検出工程と、上記物理ブロックアドレス検出工程に
て検出された物理ブロックアドレスおよび上記表検出手
段にて検出された上記表に基づいて、上記物理ブロック
アドレスおよび上記論理ブロックアドレスの相互の変換
を行うアドレス変換工程とを有するものである。
生装置および方法においては、記録媒体に対するアクセ
スは論理ブロックアドレス単位で行われるが、この論理
ブロックアドレスは、物理ブロックアドレスにおける欠
陥領域を除外した上で対応が付けられる。物理ブロック
アドレスから論理ブロックアドレスへの対応付けの順序
は、上記記録媒体の情報信号が記録される情報領域であ
って、第1の主面のほぼ中央部の第1の記録トラックを
始点として論理ブロックアドレスが増加するにしたがっ
て順次外周側の第2の記録トラックまで進み、第2の主
面のほぼ中央部の第3の記録トラックから順次内周側の
第4の記録トラックまで進み、その後上記第1の主面の
第2の記録トラックの外周側に次の記録トラックから最
外周まで進み、これに続いて上記第2の主面の最外周の
記録トラックから上記第3の記録トラックから上記第4
の記録トラックまでの部分をスキップして最内周の記録
トラックまで進み、最後に第1の主面の最内周の記録ト
ラックから上記第1の記録トラックの内周側に次の記録
トラックまで順次に進む。そして、上記始点の内周側に
欠陥領域の補充のための第1の領域と、さらにこのスペ
ア領域に連続した新たな欠陥領域と交替するための第2
の領域とからなるスペア領域を設ける。そして、上記欠
陥領域について保持する第1の表と、上記新たな欠陥領
域と上記第2の領域の交替との対応関係を保持する第2
の表とを含む欠陥リストは、上記論理ブロックアドレス
の上記第1の記録トラックから上記第2の記録トラック
までの領域および上記第3の記録トラックから上記第4
の記録トラックまでの領域、および/または上記第1お
よび第2の主面の情報領域における最内周の記録トラッ
クの内側および最外周の記録トラックの外側に設けられ
る。
び第2の主面にそれぞれ設けられた複数のほぼ同心円状
の記録トラックに沿って情報信号が記録されるほぼ円盤
状の記録媒体において、上記記録トラックの論理的ブロ
ックアドレスへの対応付けの順序は、情報信号が記録可
能な情報領域において、上記第1の主面の最内周および
最外周の記録トラックの径のほぼ中央の径の記録トラッ
クを論理的始点として外周側に進み、上記第1の主面の
最外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の最外周
の記録トラックから内周側に進み、上記第2の主面の最
内周の記録トラックに至ると上記第1の主面の最内周か
ら外周側に進む順序にてなされるものである。
第2の主面にそれぞれ設けられた複数のほぼ同心円状の
記録トラックに沿って情報信号が記録されるほぼ円盤状
の記録媒体に対して情報信号を記録/再生する記録再生
装置において、上記記録媒体から情報信号を読み出す読
み出し手段と、上記読み出し手段にて上記記録媒体から
読み出された情報信号から物理ブロックアドレスを検出
する物理ブロックアドレス検出手段と、上記物理ブロッ
クアドレス検出手段にて検出された物理ブロックアドレ
スを参照することにより、上記記録媒体の情報信号が記
録可能な情報領域における、上記第1の主面の最内周お
よび最外周の記録トラックのほぼ中央の径の記録トラッ
クに設けられた表であって、上記記録媒体における情報
信号が記録可能な情報領域について、上記ほぼ中央の径
を論理的始点として外周側に進み、上記第1の主面の最
外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の最外周の
記録トラックから内周側に進み、上記第2の主面の最内
周の記録トラックに至ると上記第1の主面の最内周から
外周側に進む順序の論理ブロックアドレスおよび上記物
理ブロックアドレスの対応関係を保持する表を検出する
表検出手段と、上記物理ブロックアドレス検出手段にて
検出された物理ブロックアドレスおよび上記表検出手段
にて検出された上記表に基づいて、上記物理ブロックア
ドレスおよび上記論理ブロックアドレスの相互の変換を
行うアドレス変換手段とを有するものである。
第2の主面にそれぞれ設けられた複数のほぼ同心円状の
記録トラックに沿って情報信号が記録されるほぼ円盤状
の記録媒体に対して情報信号を記録/再生する記録再生
方法において、上記記録媒体から情報信号を読み出す読
み出し工程と、上記読み出し工程にて上記記録媒体から
読み出された情報信号から物理ブロックアドレスを検出
する物理ブロックアドレス検出工程と、上記物理ブロッ
クアドレス検出工程にて検出された物理ブロックアドレ
スを参照することにより、上記記録媒体の情報信号が記
録可能な情報領域における、上記第1の主面の最内周お
よび最外周の記録トラックのほぼ中央の径の記録トラッ
クに設けられた表であって、上記記録媒体における情報
信号が記録可能な情報領域について、上記ほぼ中央の径
を論理的始点として外周側に進み、上記第1の主面の最
外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の最外周の
記録トラックから内周側に進み、上記第2の主面の最内
周の記録トラックに至ると上記第1の主面の最内周から
外周側に進む順序の論理ブロックアドレスおよび上記物
理ブロックアドレスの対応関係を保持する表を検出する
表検出工程と、上記物理ブロックアドレス検出工程にて
検出された物理ブロックアドレスおよび上記表検出手段
にて検出された上記表に基づいて、上記物理ブロックア
ドレスおよび上記論理ブロックアドレスの相互の変換を
行うアドレス変換工程とを有するものである。
生装置および方法においては、記録媒体に対するアクセ
スは論理ブロックアドレス単位で行われるが、この論理
ブロックアドレスは、物理ブロックアドレスにおける欠
陥領域を除外した上で対応が付けられる。物理ブロック
アドレスから論理ブロックアドレスへの対応付けの順序
は、上記記録媒体の情報信号が記録される情報領域であ
って、第1の主面のほぼ中央部を始点として論理ブロッ
クアドレスが増加するに従い順次外周側に進み、その後
第2の主面の外周部から内周部に至り、最後に第1の主
面の内周部に進む。そして、論理ブロックアドレスの最
終番地に連続して欠陥領域の補充のための第1の領域
と、さらにこのスペア領域に連続した新たな欠陥領域と
交替するための第2の領域とからなるスペア領域を設け
る。そして、上記欠陥領域について保持する第1の表
と、上記新たな欠陥領域と上記第2の領域の交替との対
応関係を保持する第2の表とを含む欠陥リストは、上記
論理ブロックアドレスの始点より内周側、および/また
は上記第1および第2の主面の情報領域における最内周
の記録トラックの内側および最外周の記録トラックの外
側に設けられる。
て図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の本実
施の形態として、記録媒体に対して情報信号の記録/再
生を行う記録再生装置について説明する。この第1の実
施の形態は、第1および第2の主面にそれぞれ設けられ
た複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報信号
が記録されるほぼ円盤状の記録媒体であって、上記記録
トラックの論理的ブロックアドレスへの対応付けの順序
は、情報信号が記録可能な情報領域において、上記第1
の主面の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ
中央の径の第1の記録トラックを論理的始点として外周
側に第2の記録トラックまで進み、上記第2の主面の最
内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の径の第3
の記録トラックから内周側に第4の記録トラックまで進
み、上記第1の主面の第2の記録トラックの外周側に次
の記録トラックから外周側に進み、上記第1の主面の最
外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の最外周の
記録トラックから内周側に進み、上記第3の記録トラッ
クから上記第4の記録トラックまではとばし、上記第2
の主面の最内周の記録トラックに至ると上記第1の主面
の最内周から外周側に上記第1の記録トラックの直前の
記録トラックまで進む順序にてなされる記録媒体ならび
にこの記録媒体を用いる記録再生装置および方法に関す
るものである。
ように、記録再生装置1は、ホストコンピュータ11か
ら与えらる論理ブロックアドレスに応じてディスクから
情報信号、すなわちデータを読み出す部分として、ディ
スク100の第1の主面であるディスク100上側の上
面および第2の主面であるディスク100下側の下面に
対向して配設される磁気ヘッド3を駆動するアクチュエ
ータ4、信号を調整するイコライザ8、エラーを訂正す
るECC回路9、およびディスク100の物理ブロック
と論理ブロックとの変換を行う信号処理回路12を有し
ている。
ディスク100を回転操作するスピンドルモータ2と、
ディスク100の情報信号を記録可能な信号記録面に記
録されているデータを読み出すための磁気ヘッド3と、
磁気ヘッド3を移動操作するアクチュエータ4と、磁気
ヘッド3が読み出した情報信号を増幅する信号増幅回路
5と、ディスク100に書き込むためにECC回路9か
ら送信されてくる情報信号を増幅する信号増幅回路6と
を切り換えるスイッチ7と、信号増幅回路5において増
幅されたデータの信号特性を調整するイコライザ8と、
イコライザ8で信号特性が調整されたデータに対してエ
ラー訂正符号付加を行うECC回路9と、ECC回路9
から出力されたデータやホストコンピュータ11からの
データを一時記憶するバッファ10と、信号増幅回路5
から出力されたデータからサーボ情報を基にトラッキン
グエラー信号等を検出し、またサーボ情報を信号処理回
路12に出力するサーボ検出回路13と、上記トラッキ
ングエラー信号および信号処理回路12からのトラック
シーク信号を信号増幅回路14を介してアクチュエータ
4に出力する混合回路15とを備えている。
SP回路によって構成される。そして、信号処理回路1
2は、評価値取得回路や信号記録領域交替処理機能を有
する他、ディスク100のセクタ等の信号記録領域から
データを読み出すまで、各回路を制御して読み出し動作
を実行する機能も有している。例えば、信号処理回路1
2は、リードまたはライトコマンドによってスイッチ
7、ECC回路9やバッファ10等を制御する。
に、記録媒体として、ディスク基板の上面および下面の
ほぼ全面に磁性材料がほぼ一様に被着され、上記上面お
よび下面にそれぞれ設けられた複数の同心円状の記録ト
ラックに沿って上記磁性材料の残留磁化により情報信号
が記録されるディスク100を用い、このディスク10
0に対してデータの記録/再生を行う。
に、第1の主面である上面と第2の主面である下面に、
複数の同心円状の記録トラックを有している。これらの
記録トラックの内で、情報信号を記録可能な情報領域の
記録トラックがある。
の順序にしたがって順番に物理アドレスが割り付けられ
る。すなわち、図2において、ディスク100の情報信
号が記録可能な情報領域について、経路aに示すよう
に、下面の最内周および最外周の記録トラックの径のほ
ぼ中央の径の第1の記録トラックを論理的始点として外
周側にト第2の記録トラックまで進み、経路bに示すよ
うに、上面の最内周および最外周の記録トラックの径の
ほぼ中央の径の第3の記録トラックから内周側に第4の
記録トラックまで進む。そして、経路cに示すように、
下面の上記第2の記録トラックの外周側に次のトラック
から外周側に進み、下面の最外周の記録トラックに至る
と上面の最外周の記録トラックから内周側に進み、上記
第3の記録トラックから第4の記録トラックまではスキ
ップする。すなわち、経路dに示すように、第3のトラ
ックの直前のトラックまで進み、経度eに示すように、
続いて第4のトラックの次のトラックから進む。さら
に、上面の最内周の記録トラックに至ると、経路fに示
すように、下面の最内周の記録トラックから外周側に上
記第1の記録トラックの直前の記録トラックまで順に進
む。
上記物理ブロックアドレスおよび上記論理ブロックアド
レスの対応付けにおいて、回避または交替すべき欠陥領
域についての欠陥リストは、論理アドレスの割付の最初
である、図2中に経路aで示した、下面の第1の記録ト
ラックから第2のトラック番号までの領域と、上面の第
3の記録トラックから第4の記録トラックまでの領域と
に設けられる。
0の上面および下面に重複して設けら得る。すなわち、
欠陥リストは、ディスク100における情報領域の最内
周および最外周の記録トラックのほぼ中央の領域に分散
して記録される。このように、欠陥リストを分散して記
録することにより、ディスク100の汚れ等の事態に対
しても欠陥リストはより確実に保持される。具体的に
は、欠陥リストは、ディスク100において、安全のた
めに複数個、例えば17個が書かれる。
いては、信号増幅回路5、サーボ検出回路13、信号処
理回路12を含む部分は、ディスク100の物理的なア
ドレスである物理ブロックアドレスを検出する物理ブロ
ックアドレス検出手段および、検出された物理ブロック
アドレスを参照して、ディスクの所定位置に設けられて
いる物理ブロックアドレスおよび論理ブロックアドレス
の対応関係を保持する表である欠陥テーブルを検出する
表検出手段とを兼ねている。
0の所定位置に設けられた欠陥リストに基づいて、物理
ブロックアドレスに論理ブロックアドレスを対応させる
ブロックアドレス変換手段を構成する。ホストコンピュ
ータ11からは論理ブロックアドレスにてアドレスが指
定されるが、この論理ブロックアドレスは信号処理回路
12にて物理ブロックアドレスに変換される。磁気ヘッ
ド3を駆動するアクチュエータ4はこの物理ブロックア
ドレスに応じて駆動される。
信号処理回路12によって制御されて信号読み出し手段
がディスク100に記録されているデータを読み出せる
まで行った読み出し動作に関する評価値を取得して、当
該取得した評価値が所定値に達した信号記録領域のデー
タを他の信号記録領域に書き込むことができる。
0に記録されているデータを読み出すときの手順につい
て説明する。
よって回転駆動されるディスク100に記録されている
データを磁気ヘッド3によって読み出しを行う。磁気ヘ
ッド3によって読み込まれたデータは、信号処理回路1
2からのリードコマンドに制御されたスイッチ7を介し
て信号増幅回路5に入力される。
で増幅され、主データがイコライザ8を介してECC回
路9に入力され、サーボ情報がサーボ検出回路13に入
力される。
出したデータに対して、エラー訂正符号に関する処理を
施す回路である。このECC回路9は、イコライザ8を
介して入力された主データにエラーバイトを検出した場
合、エラーバイト数を信号処理回路12に報告する。
に応じて、データの再生特性に影響を与える動作とし
て、例えばイコライザ8のパラメータを変更させる。
サーボ情報からエラー信号を検出した場合、信号処理回
路12に報告する。信号処理回路12は、エラー信号を
基にして、データの再生特性に影響を与える動作として
トラッキングをずらすように、アクチュエータ4にトラ
ッキング信号を出力する。
にエラー信号に対応した処理を行った後、読み出し動作
を行う。当該読み出し動作によってデータが読み出せた
ら、信号処理回路12は、当該読み出したデータをバッ
ファ10に記憶させるとともに、エラーカウント値が限
界値E0より大きいかを判別する。例えば、限界値E0
は、データの読み出しの信頼性を定量的な基準として決
定される値である。
り大きい場合、すなわちデータの読み出しの信頼性が低
下したと判断される場合、信号処理回路12は、バッフ
ァ10に一旦記録したデータをディスク100に設けら
れているスペア領域に書き込む。このスペア領域につい
ては後述するが、正常なセクタとして予め用意している
交替セクタである。
し、その数値によって交替セクタにデータを待避させて
おくというセクタリプレイスメント(sector replaceme
nt)という欠陥管理方式である。
ァ10に一旦記録したデータをECC回路9、および信
号増幅回路6を介してディスク100のスペア領域に書
き込む。そして、信号処理回路12は、データの読み出
しの信頼性のなくなったセクタ等の信号記録領域へのデ
ータの書き込みがなされなくなるように、欠陥リストに
おけるセクタのマップを更新する。
を読み出して、エラーバイト数やトラッキングエラーを
検出した場合に、上述のような処理を行う。例えば、記
録再生装置1は、ディスク100に記録した後に直ちに
上述のようなデータの読み出し処理を行う。
のリトライ動作およびエラー訂正符号付加処理に基づい
て、他の信号記録領域にデータを書き換えることで、次
回以降のデータの読み出しに際しての信頼性を確保する
ことを可能にする。
が読み出し不能に陥ることを防止することができる。例
えば、記録再生装置1は、使用中に発生した塵、ほこ
り、欠陥、汚れ、といった原因によりデータが読み出し
不能になるという致命的欠陥の発生頻度を減らすことが
できるようになり、将来にデータが読み出し不能に陥る
ことを防止することができる。
ついて、図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。
に、記録媒体として、ディスク基板の上面および下面の
ほぼ全面に磁性材料がほぼ一様に被着され、上記上面お
よび下面にそれぞれ設けられた複数の同心円状の記録ト
ラックに沿って上記磁性材料の残留磁化により情報信号
が記録されるディスクを用い、このディスクに対してデ
ータを記録/再生を行う。
媒体から情報信号を読み出す。すなわち、上記記録媒体
の記録トラックに残留磁化として記録されたデータを磁
気ヘッドにより読み出す。次のステップS2としては、
上記記録媒体から読み出された情報信号から物理ブロッ
クアドレスを検出する。物理ブロックアドレスは、ステ
ップS1にて記録媒体から読み出されたデータに所定の
信号処理を施すことにより検出される。
は、図2中の経路aから経路fまでに示したように、デ
ィスクの情報信号が記録される情報領域であって、下面
のほぼ中央部の第1の記録トラックを論理的始点として
論理ブロックアドレスが増加するにしたがって順次外周
側の第2の記録トラックまで進み、上面のほぼ中央部の
第3の記録トラックから順次内周側の第4の記録トラッ
クまで進み、その後下面の第2の記録トラックの外周側
に次の記録トラックから最外周まで進み、これに続いて
上面の最外周の記録トラックから上記第3の記録トラッ
クから上記第4の記録トラックまでの部分をスキップし
て最内周の記録トラックまで進み、最後に下面の最内周
の記録トラックから上記第1の記録トラックの内周側に
次の記録トラックまで順次に順序にてディスクに物理的
に対応する物理ブロックアドレスと論理ブロックアドレ
スとの対応関係の順序づけがなされている。
上記論理ブロックアドレスの対応付けにおいて、回避ま
たは交替すべき欠陥領域についての欠陥リストは、ディ
スク下面の第1の記録トラックから第2の記録トラック
までの領域と、ディスク上面の第3の記録トラックから
第4の記録トラックまでの領域とにそれぞれ設けられて
いる。
は、ステップS2にて検出された物理ブロックアドレス
を参照することにより、論理ブロックアドレスおよび上
記物理ブロックアドレスの対応関係を保持する表である
欠陥リストを検出する。
ては、ステップS2にて検出された物ブロックアドレス
およびステップS3にて検出された上記表に基づいて、
上記物理ブロックアドレスおよび上記論理ブロックアド
レスの相互の変換を行う。
コンピュータから論理ブロックアドレスとして指定され
るアドレスに、与えられたデータを書き込む。そして、
この一連の工程を終了する。
記録媒体は、情報信号を記録可能な信号記録面にデータ
を磁気的に記録されるディスクである。
面図、図4に示すディスク100の上面および下面の平
面図に示すように、ほぼ円盤状の形状であり、上面およ
び下面の主面のほぼ全面に磁性材料をほぼ一様に被着さ
れている。上面および下面にはほぼ同心円状に記録トラ
ックが設けられ、この記録トラックが設けられた部分
は、情報信号が記録される信号記録面を構成している。
情報信号は、記録トラックに沿って、磁性材料における
残留磁化として記録される。図4のディスク100にお
いては、その内周と外周のほぼ中央の径の部分は欠陥リ
スト101によって占められている。
の記録の単位であるセクタとなされ、このセクタは実際
の物理的な配置に基づいた所定の順序である物理ブロッ
クアドレスを付与される。この物理ブロックアドレスに
より、ディスクの情報記録面の記録トラック上のアドレ
スは、一意的に特定される。
に対して論理的にアドレスを付与した論理ブロックアド
レスにより、ディスクのアドレスを特定することがあ
る。論理アドレスは、欠陥等により使用することができ
ないセクタやトラックを除外して、実効的なセクタにつ
いて順序によりアドレスを付与したものである。
論理アドレスにてディスクの物理アドレスを特定するた
めには、論理ブロックアドレスと物理ブロックアドレス
との対応関係を確立することが必要である。例えば、論
理ブロックアドレスの第mセクタに物理ブロックアドレ
スの第n−1セクタが対応し、物理ブロックアドレスに
おいて第nセクタが使用できないセクタであったとする
と、論理ブロックアドレスの第m+1セクタは物理ブロ
ックアドレスにおいて1セクタとばして第n+1セクタ
に対応する。
レスとの対応関係は、図2にディスクの断面の右半分を
示すように、ディスクの記録トラックが設けられている
情報領域を、経路aから経路fに示すような順序で施さ
れている。
録可能な情報領域について、経路aに示すように、下面
の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央の
径の第1の記録トラックを論理的始点として外周側に第
2の記録トラックまで進み、経路bに示すように、上面
の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央の
径の第3の記録トラックから内周側に第4の記録トラッ
クまで進む。そして、経路cに示すように、下面の上記
第2の記録トラックの外周側に次の記録トラックから外
周側に進み、下面の最外周の記録トラックに至ると上面
の最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第3の
記録トラックから第4の記録トラックまではスキップす
る。さらに、上面の最外周の記録トラックに至ると、経
路fに示すように、下面の最内周の記録トラックから外
周側に上記第1の記録トラックの直前の記録トラックま
で順に進む。
クアドレスとの対応は論理ブロックアドレスの先頭をデ
ィスクの下面中央部に置き論理ブロックアドレスのアド
レス番号が増加するに従い、上述のような順序で対応関
係を設定し、その論理ブロックアドレスの最後のアドレ
スに続けて初期欠陥のためのスペアセクタ領域をまたこ
れに続けてセクタリプレイスメントのための交替セクタ
領域を設定する。
論理ブロックアドレスの終点に続いて、スペア領域とし
てスペアセクタが設けられている。すなわち、ディスク
上におけるスペア領域は、論理ブロックアドレスと物理
ブロックアドレスとの対応関係の最後のディスク下面中
央において、上記論理的始点よりも内周側に設けられて
いる。
クアドレスと、物理ブロックアドレスから使用不可能な
欠陥領域を除いた論理ブロックアドレスについて、上記
論理ブロックアドレスへの対応付けの順序に、上記論理
ブロックアドレスにて除外された欠陥領域を補充するた
めに用いられる第1の領域と、ディスクの使用と共に発
生した欠陥領域の交替をする第2の領域を有する。これ
ら第1および第2の領域は、次に述べるスリッピングリ
ストおよび交替リストによりそれぞれ用いられる。
および上記論理ブロックアドレスの対応関係を保持する
第1の表であるスリッピングリスト(slipping list )
を有している。このスリッピングリストは、通常は工場
出荷時に、欠陥領域を検出してこの欠陥領域をスリップ
する、すなわち飛び越えるために、欠陥セクタのような
欠陥領域の位置を記録される。
ーブルとセクタリプレイスメントのための論理ブロック
アドレスと物理ブロックアドレスとの対応テーブルとを
論理ブロックアドレスの先頭位置の直前におく。かつ/
もしくは論理ブロックアドレスに割り当てられる物理ブ
ロックアドレスが下面から上面もしくは上面から下面へ
と切り替わる位置よりも更に外周もしくは内周の論理ブ
ロックアドレスへの対応外の領域にこれらのテーブルを
置く。これら複数の領域には同一のテーブル情報が記録
される。
ると、その欠陥領域は物理ブロックアドレスから論理ブ
ロックアドレスへの対応関係において飛び越えられるの
で、論理ブロックアドレスは物理ブロックアドレスに対
してアドレスが増加する方向に進められる。このような
スリッピングにより論理ブロックアドレスの確保のため
に必要となった領域は、スペア領域に確保される。
欠陥領域の交替の対応関係を保持する第2の表である交
替リスト、いわゆるオルタネーションリスト(alternat
ionlist)を有している。この交替リストは、欠陥セク
タのような欠陥領域と、スペア領域に確保されるこの欠
陥領域の交替のための領域との、アドレスの対を保持し
ている。
トは、物理ブロックアドレスおよび論理ブロックアドレ
スとの対応関係を保持し、ホストコンピュータからの制
御は論理ブロックアドレスで与えられるのに対してヘッ
ドのディスクへの物理的なアクセスは物理ブロックアド
レスにて特定されるので、ディスクの使用に際して参照
する必要がある。例えば、ディスクの使用を開始する場
合や、ディスクを記録再生装置に挿入した場合に上記リ
ストの参照の必要が生じる。
の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央近
くと、ディスクの下面の情報領域の最内周および最外周
の記録トラックの径のほぼ中央近くに分散して記録され
ることによって、ディスクの汚れ等の事態に対しても確
実に保存され、欠陥リストの安全性が高まる。
の最内周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央近
くに設けられるので、塵やほこりが落ちて欠陥が生じる
可能性が少なく、スペア領域や欠陥リストの保持する重
要な情報がより確実に保持される。すなわち、下側で
は、ゴミが落ちたりすることによるディフェクトが少な
い。
下面の情報領域の最内周および最外周の記録トラックの
径のほぼ中央近くの部分のほかにも、ディスクの上面お
よび下面の情報領域における記録トラックの最内周の内
側および最外周の外側に記録することができる。例え
ば、後述する図7のように、欠陥リスト101を配置す
ることができる。
して記録することにより、欠陥リストがディスク上の複
数の箇所に記録されるのは、欠陥リストは論理ブロック
アドレスと物理ブロックアドレスと対応関係という重要
な情報を格納するので、この欠陥リストの内容を確実に
保存することができる。このことにより、仮に幾つかの
欠陥リストの内容が失われても、残った欠陥リストを参
照することができる。
では、ヘッドはディスクの最内周の内側または最外周の
外側の固定位置であるシッピングポジション(shipping
position )にロックされている。ディスクの使用が開
始されると、シッピングポジションにおけるヘッドのロ
ックは解除される。ディスクの情報領域の最内周の内側
および最外周の外側に欠陥リストを設けると、ディスク
の使用が開始された際に、ヘッドは上記シッピングポジ
ションから欠陥リストに短時間で到達することができ
る。
側にロックされている場合にはディスクの情報領域の最
内周の内側に設けられた欠陥リストに、ヘッドがディス
クの最外周の外側にロックされている場合にはディスク
の情報領域の最外周の外側に設けられた欠陥リストにア
クセスすればよいので、アクセス時間の低減が図られ
る。
下面の同一の位置に設けられているので、仮に一方が読
み取れない場合でも、ヘッドを移動させることなく即座
に他方の面に設けられた欠陥リストを読み出すことがで
きる。
てスリッピングリストと、第2の表として交替リストを
含むが、これらの境界を固定しておくと、使わないエリ
アが生じる虞れがあるが、それを防止するために境界を
可変するようにする。すなわち、スリッピングリストは
工場出荷時に設定されるが、再フォーマットによって書
き換えられ得る。また、交替リストは、一般に、ディス
クの使用にしたがって交替の内容が増加する。このた
め、それぞれの容量により境界を可変できるようにして
おくのが便宜である。
スリップリストの単位が3バイトとすると、交替リスト
は欠陥セクタとその欠陥セクタと交替するセクタのアド
レスを記録するので、その単位は6バイトとなる。
の境界固定されているとすると、再フォーマットの際に
スリップリストが満杯になると、交替リストからスリッ
プリストへの欠陥セクタの登録の移動をすることができ
なくなる。しかし、スリップリストと交替リストとの境
界が移動できるようにすると、交替リストからスリップ
リストへの移動は常に行うことができる。
登録する欠陥リストについて、ディスク上の全てのリス
トを更新する必要がある。ただし、欠陥リストの更新は
欠陥領域が発生すると直ちに行う必要はなく、電源を切
断する際や、ディスクを装置から取り出す際にまとめて
行うことができる。
スクの上面および下面の同位置に、複数配置される。欠
陥リストがディスク上面および下面の同位置に設けられ
ることにより、上面または下面に設けられた欠陥リスト
の一方が読み取れなかった場合にヘッドを移動すること
なくアクセスすることができ、また、欠陥リストが複数
設けられることにより欠陥リストの内容が確実に保存さ
れる。
スと論理ブロックアドレスの対応関係保持する表を記録
されている。ディスクが保持する上記対応関係を保持す
る表は、通常では工場出荷時になされる初期化にて見い
だされた欠陥セクタ/欠陥トラックのような欠陥領域を
記録することにより当該領域をスリップするために用い
られるスリップリスト、および使用に伴って時間の経過
と共に発生する新たな欠陥領域と他の領域との対を記録
して当該新たな欠陥領域を他の領域にてするために用い
られる交替リストから構成される。
は、基本的に工場出荷時に行われる。この際、フォーマ
ットとして全セクタにデータを書き込み、これに続いて
書き込んだデータを読み出し、エラーを探し、エラーを
発見するとそのエラーをスリッピングリストに登録す
る。登録されたセクタは、欠陥があるので使われないよ
うになる。
情報を保持するディスクストラクチャテーブル(disk s
tructure table;DST)を有している。このディスクスト
ラクチャテーブルは、欠陥リストが書かれるメンテナン
ス領域に書かれるものである。具体的には、例えば図2
に示したディスク100においては、ディスク100下
面の第2の記録トラックの外周側に次の記録トラック
や、ディスク100の上面の第4の記録トラックの内周
側に次の記録トラックに記録される。
5に示すように、512バイトからなり、ディスク製造
者、ディスクストラテジー(disk strategy )等を記録
される。すなわち、第0バイトには、ディスクストラク
チャテーブルの識別のためのID、例えば16進表示に
て“FE”を保持している。これに続く第1バイトから
第10バイトまでは、ディスク製造者の名称がアスキー
にて記録される。第200バイトからは、第2の欠陥領
域、すなわち交替リストの開始アドレスが記録される。
のディスクストラテジーが記録される。ディスクストラ
テジーとしては、例えば、適当な変換により整数化され
た記録電流が記録される。
他に、製造日、シリアル番号等のディスク製造者の情
報、スリップリスト開始アドレス、記録条件、再生条
件、ディスクフォーマット情報を記録することができ
る。さらに、ディスクストラクチャテーブルには、高密
度大容量の磁気記録媒体ができたときの互換性を保証す
るためにも使われる。なお、上記記録媒体のディスクを
駆動するドライブも、現在の第1の世代(バージョン
1.0)以外のメディアは受け付けないようになされて
いる。
チャテーブルは、フォーマットされたディスクには必ず
記録されている。欠陥リストにおいては、第1の欠陥領
域であるスリップリストと第2の欠陥領域である交替リ
ストとの境界は固定されていないので、交替リストにア
クセスするためにはディスクストラクチャテーブルを読
み出すことが必要である。ディスクの使用と共に発生す
る欠陥領域が存在せず、欠陥領域の交替の必要がない場
合には、欠陥リストには空の交替リストが記録される。
について、図6を参照して説明する。図中の各ブロック
は、例えば30セクタから構成される。
アドレスの第1アドレスからスリッピングリスト51が
設けられ、このスリッピングリスト51に続いて交替リ
スト52に割り当てられ、最後の1セクタはディスクス
トラクチャテーブル53が記録されている。
クにディスクストラクチャテーブル53が記録されてい
るのを除き、交替リストに割り当てられている。ここ
で、交替リストには、ディスクの使用にしたがって発生
する新たな欠陥領域とこの欠陥領域と交替するスペア領
域のそれぞれのアドレスの組が順次に記録されていく。
第3のブロック以降は、データが記録される情報領域5
4となっている。なお、ブロックの容量および欠陥リス
トの配置はこの例に限定されない。
ディスクは工場出荷時に行われるスリッピングや、使用
に伴って発生する欠陥領域を交替するために補充するた
めのスペア領域を確保している。したがって、このディ
スクは、欠陥領域のスリッピングや交替のために必要な
領域の量がスペア領域を越えない限りは、一定の記憶容
量を保つことができ、交換可能な記録媒体として利用す
ることができる。
て、ハードディスクおよびフロッピーディスクの相違に
ついて説明する。
をしない。したがって、ハードディスクにおいては、メ
ディアの容量が変動しても、例えば、初めに256Mバ
イトあった容量が、248Mバイトとか、252Mバイ
トに減少したりするが、HDDにおいては許容される。
このため、予めスリッピングを行っておくという方法
や、スリッピングは行わずに欠陥セクタは使わないとい
うこともできる。これらスリッピングや欠陥セクタを使
わないことにより、ディスクの容量が減少することがあ
る。
媒体であるために記憶容量が変化することができない。
すなわち、フロッピーディスクの容量が変化すると、フ
ロッピーディスク間でディスク単位に行うディスクコピ
ーを実行することができなくなる。このため、フロッピ
ーディスクの容量は、常に一定の値に保っておく必要が
ある。このため、欠陥が発生したために生じた欠陥セク
タによる容量の減少は、何らかの方法で補充する必要が
ある。
ィスクによって異なるので、記録再生装置にてディスク
に記録/再生を行う際には、ディスクに設けられた欠陥
リストを読み出して、物理的なアドレスである物理ブロ
ックアドレスと、欠陥領域を回避した論理的なアドレス
である論理ブロックアドレスとの対応関係を知ることが
必要である。
ホストコンピュータからのアクセスは論理ブロックアド
レスと呼ばれる単位で行われ、この論理ブロックアドレ
スはある規則に基づいてディスク内の物理ブロックドレ
スと対応付けがなされる。論理ブロックアドレスへの対
応においては欠陥が存在する物理ブロックアドレスを検
出しそれを論理ブロックアドレスとの対応から除外する
という処理が不可欠である。ここでは、論理ブロックア
ドレスの先頭をディスクの上面および下面の両方の中央
部におき、論理ブロックアドレスのアドレス番号が増加
するに従い、上述したような順番で物理ブロックとの対
応を取るとともに論理ブロックの最終アドレスに連続し
てセクタスワッピングのためのスペア領域を設定し更に
このスペア領域に連続してセクタリプレイスメントのた
めの交替領域を設定すること、セクタスワッピングのた
めの欠陥セクタを登録したテーブルとセクタリプレイス
メントのための論理ブロックアドレスと物理ブロックア
ドレスとの対応テーブルをディスク内に記録しておくこ
と、これらのテーブルを論理ブロックアドレスの先頭位
置よりも前に置くことかつ/もしくは論理ブロックアド
レスが割り当てられる物理ブロックアドレスが下面から
上面から下面へ切り替わる位置よりも更に外周もしくは
内周の論理ブロックアドレスへの対応外の領域にこれら
のテーブルを置くことを特徴とする論理ブロックアドレ
スと物理ブロックアドレスとの対応方法を提示する。
て、記録媒体に対して情報信号の記録/再生を行う記録
再生装置について説明する。この第2の実施の形態は、
第1および第2の主面にそれぞれ設けられた複数のほぼ
同心円状の記録トラックに沿って情報信号が記録される
ほぼ円盤状の記録媒体であって、上記記録トラックの論
理的ブロックアドレスへの対応付けの順序は、情報信号
が記録可能な情報領域において、上記第1の主面の最内
周および最外周の記録トラックの径のほぼ中央の径の記
録トラックを論理的始点として外周側に進み、上記第1
の主面の最外周の記録トラックに至ると上記第2の主面
の最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第2の
主面の最内周の記録トラックに至ると上記第1の主面の
最内周から外周側に進む順序にてなされる記録媒体と、
この記録媒体を用いる記録再生装置および方法に関する
ものである。なお、簡単のために、第2の実施の形態に
おいて上述の第1の実施の形態と共通する部分について
は、第1の実施の形態の説明で示した図面を流用し、同
一の符号にて参照することにする。
ように、記録再生装置1は、ホストコンピュータ11か
ら与えらる論理ブロックアドレスに応じてディスクから
情報信号、すなわちデータを読み出す部分として、ディ
スク100の上面および下面に対向して配設される磁気
ヘッド3を駆動するアクチュエータ4、信号を調整する
イコライザ8、エラーを訂正するECC回路9、および
ディスク100の物理ブロックと論理ブロックとの変換
を行う信号処理回路12を有している。
ディスク100を回転操作するスピンドルモータ2と、
ディスク100の情報信号を記録可能な信号記録面に記
録されているデータを読み出すための磁気ヘッド3と、
磁気ヘッド3を移動操作するアクチュエータ4と、磁気
ヘッド3が読み出した情報信号を増幅する信号増幅回路
5と、ディスク100に書き込むためにECC回路9か
ら送信されてくる情報信号を増幅する信号増幅回路6と
を切り換えるスイッチ7と、信号増幅回路5において増
幅されたデータの信号特性を調整するイコライザ8と、
イコライザ8で信号特性が調整されたデータに対してエ
ラー訂正符号付加を行うECC回路9と、ECC回路9
から出力されたデータやホストコンピュータ11からの
データを一時記憶するバッファ10と、信号増幅回路5
から出力されたデータからサーボ情報を基にトラッキン
グエラー信号等を検出し、またサーボ情報を信号処理回
路12に出力するサーボ検出回路13と、上記トラッキ
ングエラー信号および信号処理回路12からのトラック
シーク信号を信号増幅回路14を介してアクチュエータ
4に出力する混合回路15とを備えている。
SP回路によって構成される。そして、信号処理回路1
2は、評価値取得回路や信号記録領域交替処理機能を有
する他、ディスク100のセクタ等の信号記録領域から
データを読み出すまで、各回路を制御して読み出し動作
を実行する機能も有している。例えば、信号処理回路1
2は、リードまたはライトコマンドによってスイッチ
7、ECC回路9やバッファ10等を制御する。
て、図7に右半分の断面図、図8に上面図、および図9
に下面図を示すように、ディスク基板の上面および下面
のほぼ全面に磁性材料がほぼ一様に被着され、上記上面
および下面にそれぞれ設けられた複数の同心円状の記録
トラックに沿って上記磁性材料の残留磁化により情報信
号が記録されるディスク100を用い、このディスク1
00に対してデータの記録/再生を行う。なお、これら
の図中においては、欠陥リスト101、空トラック10
2およびスリッピングリスト103が表されている。
経路a、経路bおよび経路cに示すように、ディスク1
00の情報信号が記録可能な情報領域について、上記ほ
ぼ中央の径を論理的始点として外周側に進み、下面の最
外周の記録トラックに至ると上面の最外周の記録トラッ
クから内周側に進み、上面の最内周の記録トラックに至
ると下面の最内周から外周側に進む順序にてディスクに
物理的に対応する物理ブロックアドレスと論理ブロック
アドレスとの対応関係の順序づけがなされている。
上記論理ブロックアドレスの対応付けにおいて、回避ま
たは交替すべき欠陥領域についての欠陥リストは、ディ
スクの下面の上記論理的始点よりも内周側に設けられて
いる。
いては、信号増幅回路5、サーボ検出回路13、信号処
理回路12を含む部分は、ディスク100の物理的なア
ドレスである物理ブロックアドレスを検出する物理ブロ
ックアドレス検出手段および、検出された物理ブロック
アドレスを参照して、ディスクの所定位置に設けられて
いる物理ブロックアドレスおよび論理ブロックアドレス
の対応関係を保持する表である欠陥テーブルを検出する
表検出手段とを兼ねている。
0の所定位置に設けられた欠陥リストに基づいて、物理
ブロックアドレスに論理ブロックアドレスを対応させる
ブロックアドレス変換手段を構成する。ホストコンピュ
ータ11からは論理ブロックアドレスにてアドレスが指
定されるが、この論理ブロックアドレスは信号処理回路
12にて物理ブロックアドレスに変換される。磁気ヘッ
ド3を駆動するアクチュエータ4はこの物理ブロックア
ドレスに応じて駆動される。
信号処理回路12によって制御されて信号読み出し手段
がディスク100に記録されているデータを読み出せる
まで行った読み出し動作に関する評価値を取得して、当
該取得した評価値が所定値に達した信号記録領域のデー
タを他の信号記録領域に書き込むことができる。
0に記録されているデータを読み出すときの手順につい
て説明する。
よって回転駆動されるディスク100に記録されている
データを磁気ヘッド3によって読み出しを行う。磁気ヘ
ッド3によって読み込まれたデータは、信号処理回路1
2からのリードコマンドに制御されたスイッチ7を介し
て信号増幅回路5に入力される。
で増幅され、主データがイコライザ8を介してECC回
路9に入力され、サーボ情報がサーボ検出回路13に入
力される。
出したデータに対して、エラー訂正符号に関する処理を
施す回路である。このECC回路9は、イコライザ8を
介して入力された主データにエラーバイトを検出した場
合、エラーバイト数を信号処理回路12に報告する。
に応じて、データの再生特性に影響を与える動作とし
て、例えばイコライザ8のパラメータを変更させる。
サーボ情報からエラー信号を検出した場合、信号処理回
路12に報告する。信号処理回路12は、エラー信号を
基にして、データの再生特性に影響を与える動作として
トラッキングをずらすように、アクチュエータ4にトラ
ッキング信号を出力する。
にエラー信号に対応した処理を行った後、読み出し動作
を行う。当該読み出し動作によってデータが読み出せた
ら、信号処理回路12は、当該読み出したデータをバッ
ファ10に記憶させるとともに、エラーカウント値が限
界値E0より大きいかを判別する。例えば、限界値E0
は、データの読み出しの信頼性を定量的な基準として決
定される値である。
り大きい場合、すなわちデータの読み出しの信頼性が低
下したと判断される場合、信号処理回路12は、バッフ
ァ10に一旦記録したデータをディスク100に設けら
れているスペア領域に書き込む。このスペア領域につい
ては後述するが、正常なセクタとして予め用意している
交替セクタである。
し、その数値によって交替セクタにデータを待避させて
おくというセクタリプレイスメント(sector replaceme
nt)という欠陥管理方式である。
ァ10に一旦記録したデータをECC回路9、および信
号増幅回路6を介してディスク100のスペア領域に書
き込む。そして、信号処理回路12は、データの読み出
しの信頼性のなくなったセクタ等の信号記録領域へのデ
ータの書き込みがなされなくなるように、欠陥リストに
おけるセクタのマップを更新する。
を読み出して、エラーバイト数やトラッキングエラーを
検出した場合に、上述のような処理を行う。例えば、記
録再生装置1は、ディスク100に記録した後に直ちに
上述のようなデータの読み出し処理を行う。
のリトライ動作およびエラー訂正符号付加処理に基づい
て、他の信号記録領域にデータを書き換えることで、次
回以降のデータの読み出しに際しての信頼性を確保する
ことを可能にする。
が読み出し不能に陥ることを防止することができる。例
えば、記録再生装置1は、使用中に発生した塵、ほこ
り、欠陥、汚れ、といった原因によりデータが読み出し
不能になるという致命的欠陥の発生頻度を減らすことが
できるようになり、将来にデータが読み出し不能に陥る
ことを防止することができる。
ついて、図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。
に、記録媒体として、ディスク基板の上面および下面の
ほぼ全面に磁性材料がほぼ一様に被着され、上記上面お
よび下面にそれぞれ設けられた複数の同心円状の記録ト
ラックに沿って上記磁性材料の残留磁化により情報信号
が記録されるディスクを用い、このディスクに対してデ
ータを記録/再生を行う。
媒体から情報信号を読み出す。すなわち、上記記録媒体
の記録トラックに残留磁化として記録されたデータを磁
気ヘッドにより読み出す。次のステップS2としては、
上記記録媒体から読み出された情報信号から物理ブロッ
クアドレスを検出する。物理ブロックアドレスは、ステ
ップS1にて記録媒体から読み出されたデータに所定の
信号処理を施すことにより検出される。
a、経路bおよび経路cに示すように、上記記録媒体の
情報信号が記録可能な情報領域について、上記ほぼ中央
の径を論理的始点として外周側に進み、下面の最外周の
記録トラックに至ると上面の最外周の記録トラックから
内周側に進み、上面の最内周の記録トラックに至ると下
面の最内周から外周側に進む順序にてディスクに物理的
に対応する物理ブロックアドレスと論理ブロックアドレ
スとの対応関係の順序づけがなされている。
上記論理ブロックアドレスの対応付けにおいて、回避ま
たは交替すべき欠陥領域についての欠陥リストは、ディ
スクの下面の上記論理的始点よりも内周側に設けられて
いる。
は、ステップS2にて検出された物理ブロックアドレス
を参照することにより、論理ブロックアドレスおよび上
記物理ブロックアドレスの対応関係を保持する表である
欠陥リストを検出する。
ては、ステップS2にて検出された物理ブロックアドレ
スおよびステップS3にて検出された上記表に基づい
て、上記物理ブロックアドレスおよび上記論理ブロック
アドレスの相互の変換を行う。
コンピュータから論理ブロックアドレスとして指定され
るアドレスに、与えられたデータを書き込む。そして、
この一連の工程を終了する。
記録媒体は、情報信号を記録可能な信号記録面にデータ
を磁気的に記録されるディスクである。
面図、図8の上面図および図9の下面図に示すように、
ほぼ円盤状の形状であり、上面および下面の主面のほぼ
全面に磁性材料をほぼ一様に被着されている。上面およ
び下面にはほぼ同心円状に記録トラックが設けられ、こ
の記録トラックが設けられた部分は、情報信号が記録さ
れる信号記録面を構成している。情報信号は、記録トラ
ックに沿って、磁性材料における残留磁化として記録さ
れる。
の記録の単位であるセクタとなされ、このセクタは実際
の物理的な配置に基づいた所定の順序である物理ブロッ
クアドレスを付与される。この物理ブロックアドレスに
より、ディスクの情報記録面の記録トラック上のアドレ
スは、一意的に特定される。
なアドレスに対して論理的にアドレスを付与した論理ブ
ロックアドレスにより、ディスクのアドレスを特定する
ことがある。論理アドレスは、欠陥等により使用するこ
とができないセクタやトラックを除外して、実効的なセ
クタについて順序によりアドレスを付与したものであ
る。
論理アドレスにてディスクの物理アドレスを特定するた
めには、論理ブロックアドレスと物理ブロックアドレス
との対応関係を確立することが必要である。例えば、論
理ブロックアドレスの第mセクタに物理ブロックアドレ
スの第n−1セクタが対応し、物理ブロックアドレスに
おいて第nセクタが使用できないセクタであったとする
と、論理ブロックアドレスの第m+1セクタは物理ブロ
ックアドレスにおいて1セクタとばして第n+1セクタ
に対応する。
レスとの対応関係は、図7にディスクの断面の右半分を
示したように、ディスクの記録トラックが設けられてい
る情報領域を、ディスク下面側から始めて周回するいわ
ゆるサーキューラーマッピングが施されている。
図7中の経路aに示すように、ディスクの下面におい
て、情報信号が記録可能な情報領域の最内周および最外
周の記録トラックの径のほぼ中央の径の記録トラックを
論理的始点として外周側に増加する。論理ブロックアド
レスが下面の情報領域の最外周の記録トラックに至る
と、経路bに示すように、上面の情報領域の最外周の記
録トラックから内周側に順に増加する。論理ブロックア
ドレスが上面の情報領域の最内周の記録トラックに至る
と、下面の情報領域の最内周から外周側に進む順序にて
アドレスは増加する。
クアドレスとの対応は論理ブロックアドレスの先頭をデ
ィスクの下面中央部に置き論理ブロックアドレスのアド
レス番号が増加するに従い順次下面外周部にと進みその
後上面外周部から上面内周部にいたり最後に下面内周部
から下面中央部にいたるという順番で物理ブロックアド
レスとの対応をとり、その論理ブロックアドレスの最後
のアドレスに続けて初期欠陥のためのスペアセクタ領域
をまたこれに続けてセクタリプレイスメントのための交
替セクタ領域を設定する。
論理ブロックアドレスの終点に続いて、スペア領域とし
てスペアセクタが設けられている。
クアドレスと、物理ブロックアドレスから使用不可能な
欠陥領域を除いた論理ブロックアドレスについて、上記
論理ブロックアドレスへの対応付けの順序に、上記論理
ブロックアドレスにて除外された欠陥領域を補充するた
めに用いられる第1の領域と、ディスクの使用と共に発
生した欠陥領域の交替をする第2の領域を有する。これ
ら第1および第2の領域は、次に述べるスリッピングリ
ストおよび交替リストによりそれぞれ用いられる。
および上記論理ブロックアドレスの対応関係を保持する
第1の表であるスリッピングリスト(slipping list )
を有している。このスリッピングリストは、通常は工場
出荷時に、欠陥領域を検出してこの欠陥領域をスリップ
する、すなわち飛び越えるために、欠陥セクタのような
欠陥領域の位置を記録される。
ーブルとセクタリプレイスメントのための論理ブロック
アドレスと物理ブロックアドレスとの対応テーブルとを
論理ブロックアドレスの先頭位置の直前におく。かつ/
もしくは論理ブロックアドレスに割り当てられる物理ブ
ロックアドレスが下面から上面もしくは上面から下面へ
と切り替わる位置よりも更に外周もしくは内周の論理ブ
ロックアドレスへの対応外の領域にこれらのテーブルを
置く。これら複数の領域には同一のテーブル情報が記録
される。
ると、その欠陥領域は物理ブロックアドレスから論理ブ
ロックアドレスへの対応関係において飛び越えられるの
で、論理ブロックアドレスは物理ブロックアドレスに対
してアドレスが増加する方向に進められる。このような
スリッピングにより論理ブロックアドレスの確保のため
に必要となった領域は、スペア領域に確保される。
欠陥領域の交替の対応関係を保持する第2の表である交
替リスト、いわゆるオルタネーションリスト(alternat
ionlist)を有している。この交替リストは、欠陥セク
タのような欠陥領域と、スペア領域に確保されるこの欠
陥領域の交替のための領域との、アドレスの対を保持し
ている。
トは、物理ブロックアドレスおよび論理ブロックアドレ
スとの対応関係を保持し、ホストコンピュータからの制
御は論理ブロックアドレスで与えられるのに対してヘッ
ドのディスクへの物理的なアクセスは物理ブロックアド
レスにて特定されるので、ディスクの使用に際して参照
する必要がある。例えば、ディスクの使用を開始する場
合や、ディスクを記録再生装置に挿入した場合に上記リ
ストの参照の必要が生じる。
の下面の情報領域の最内周および最外周の記録トラック
の径のほぼ中央近くに設けられるので、塵やほこりが落
ちて欠陥が生じる可能性が少なく、スペア領域や欠陥リ
ストの保持する重要な情報がより確実に保持される。す
なわち、下側では、ゴミが落ちたりすることによるディ
フェクトが少ない。
他にも、ディスクの上面および下面のの情報領域におけ
る記録トラックの最内周の内側および最外周の外側に記
録される。このように、欠陥リストがディスク上の複数
の箇所に記録されるのは、欠陥リストは論理ブロックア
ドレスと物理ブロックアドレスと対応関係という重要な
情報を格納するので、この欠陥リストの内容を確実に保
存するためである。このことにより、仮に幾つかの欠陥
リストの内容が失われても、残った欠陥リストを参照す
ることができる。
ッドはディスクの最内周の内側または最外周の外側の固
定位置であるシッピングポジション(shipping positio
n )にロックされている。ディスクの使用が開始される
と、シッピングポジションにおけるヘッドのロックは解
除される。上記欠陥リストは、ディスクの情報領域の最
内周の内側および最外周の外側に設けられているので、
ディスクの使用が開始された際に、ヘッドは上記シッピ
ングポジションから欠陥リストに短時間で到達すること
ができる。
側にロックされている場合にはディスクの情報領域の最
内周の内側に設けられた欠陥リストに、ヘッドがディス
クの最外周の外側にロックされている場合にはディスク
の情報領域の最外周の外側に設けられた欠陥リストにア
クセスすればよいので、アクセス時間の低減が図られ
る。
下面の同一の位置に設けられているので、仮に一方が読
み取れない場合でも、ヘッドを移動させることなく即座
に他方の面に設けられた欠陥リストを読み出すことがで
きる。
てスリッピングリストと、第2の表として交替リストを
含むが、これらの境界を固定しておくと、使わないエリ
アが生じる虞れがあるが、それを防止するために境界を
可変するようにする。すなわち、スリッピングリストは
工場出荷時に設定されるが、再フォーマットによって書
き換えられ得る。また、交替リストは、一般に、ディス
クの使用にしたがって交替の内容が増加する。このた
め、それぞれの容量により境界を可変できるようにして
おくのが便宜である。
スリップリストの単位が3バイトとすると、交替リスト
は欠陥セクタとその欠陥セクタと交替するセクタのアド
レスを記録するので、その単位は6バイトとなる。
の境界固定されているとすると、再フォーマットの際に
スリップリストが満杯になると、交替リストからスリッ
プリストへの欠陥セクタの登録の移動をすることができ
なくなる。しかし、スリップリストと交替リストとの境
界が移動できるようにすると、交替リストからスリップ
リストへの移動は常に行うことができる。
登録する欠陥リストについて、ディスク上の全てのリス
トを更新する必要がある。ただし、欠陥リストの更新は
欠陥領域が発生すると直ちに行う必要はなく、電源を切
断する際や、ディスクを装置から取り出す際にまとめて
行うことができる。
スクの上面および下面の同位置に、複数配置される。欠
陥リストがディスク上面および下面の同位置に設けられ
ることにより、上面または下面に設けられた欠陥リスト
の一方が読み取れなかった場合にヘッドを移動すること
なくアクセスすることができ、また、欠陥リストが複数
設けられることにより欠陥リストの内容が確実に保存さ
れる。
スと論理ブロックアドレスの対応関係保持する表を記録
されている。ディスクが保持する上記対応関係を保持す
る表は、通常では工場出荷時になされる初期化にて見い
だされた欠陥セクタ/欠陥トラックのような欠陥領域を
記録することにより当該領域をスリップするために用い
られるスリップリスト、および使用に伴って時間の経過
と共に発生する新たな欠陥領域と他の領域との対を記録
して当該新たな欠陥領域を他の領域にてするために用い
られる交替リストから構成される。
は、基本的に工場出荷時に行われる。この際、フォーマ
ットとして全セクタにデータを書き込み、これに続いて
書き込んだデータを読み出し、エラーを探し、エラーを
発見するとそのエラーをスリッピングリストに登録す
る。登録されたセクタは、欠陥があるので使われないよ
うになる。
情報を保持するディスクストラクチャテーブル(disk s
tructure table;DST)を有している。
5に示すように、512バイトからなり、ディスク製造
者、ディスクストラテジー(disk strategy )等を記録
される。すなわち、第0バイトには、ディスクストラク
チャテーブルの識別のためのID、例えば16進表示に
て“FE”を保持している。これに続く第1バイトから
第10バイトまでは、ディスク製造者の名称がアスキー
にて記録される。第200バイトからは、第2の欠陥領
域、すなわち交替リストの開始アドレスが記録される。
のディスクストラテジーが記録される。ディスクストラ
テジーとしては、例えば、適当な変換により整数化され
た記録電流が記録される。
他に、製造日、シリアル番号等のディスク製造者の情
報、スリップリスト開始アドレス、記録条件、再生条
件、ディスクフォーマット情報を記録することができ
る。
チャテーブルは、フォーマットされたディスクには必ず
記録されている。欠陥リストにおいては、第1の欠陥領
域であるスリップリストと第2の欠陥領域である交替リ
ストとの境界は固定されていないので、交替リストにア
クセスするためにはディスクストラクチャテーブルを読
み出すことが必要である。ディスクの使用と共に発生す
る欠陥領域が存在せず、欠陥領域の交替の必要がない場
合には、欠陥リストには空の交替リストが記録される。
について、図6を参照して説明する。図中の各ブロック
は、例えば30セクタから構成される。
アドレスの第1アドレスからスリッピングリスト51が
設けられ、このスリッピングリスト51に続いて交替リ
スト52に割り当てられ、最後の1セクタはディスクス
トラクチャテーブル53が記録されている。
クにディスクストラクチャテーブル53が記録されてい
るのを除き、交替リストに割り当てられている。ここ
で、交替リストには、ディスクの使用にしたがって発生
する新たな欠陥領域とこの欠陥領域と交替するスペア領
域のそれぞれのアドレスの組が順次に記録されていく。
第3のブロック以降は、データが記録される情報領域5
4となっている。なお、ブロックの容量および欠陥リス
トの配置はこの例に限定されない。
場出荷時に行われるスリッピングや、使用に伴って発生
する欠陥領域を交替するために補充するためのスペア領
域103を確保している。したがって、このディスク1
00は、欠陥領域のスリッピングや交替のために必要な
領域の量がスペア領域を越えない限りは、一定の記憶容
量を保つことができ、交換可能な記録媒体として利用す
ることができる。
て、ハードディスクおよびフロッピーディスクの相違に
ついて説明する。
をしない。したがって、ハードディスクにおいては、メ
ディアの容量が変動しても、例えば、初めに256Mバ
イトあった容量が、248Mバイトとか、252Mバイ
トに減少したりするが、HDDにおいては許容される。
このため、予めスリッピングを行っておくという方法
や、スリッピングは行わずに欠陥セクタは使わないとい
うこともできる。これらスリッピングや欠陥セクタを使
わないことにより、ディスクの容量が減少することがあ
る。
媒体であるために記憶容量が変化することができない。
すなわち、フロッピーディスクの容量が変化すると、フ
ロッピーディスク間でディスク単位に行うディスクコピ
ーを実行することができなくなる。このため、フロッピ
ーディスクの容量は、常に一定の値に保っておく必要が
ある。このため、欠陥が発生したために生じた欠陥セク
タによる容量の減少は、何らかの方法で補充する必要が
ある。
ィスクによって異なるので、記録再生装置にてディスク
に記録/再生を行う際には、ディスクに設けられた欠陥
リストを読み出して、物理的なアドレスである物理ブロ
ックアドレスと、欠陥領域を回避した論理的なアドレス
である論理ブロックアドレスとの対応関係を知ることが
必要である。
ホストコンピュータからのアクセスは論理ブロックアド
レスと呼ばれる単位で行われ、この論理ブロックアドレ
スはある規則に基づいてディスク内の物理ブロックドレ
スと対応付けがなされる。論理ブロックアドレスへの対
応においては欠陥が存在する物理ブロックアドレスを検
出しそれを論理ブロックアドレスとの対応から除外する
という処理が不可欠である。ここでは、論理ブロックア
ドレスの先頭をディスクの下面中央部におき、論理ブロ
ックアドレスのアドレス番号が増加するに従い順次に下
面外周部に進みその後条件外周部から上面内周部に至り
最後に下面内周部から下面中央部に至るという順番で物
理ブロックとの対応を取るとともに論理ブロックの最終
アドレスに連続してセクタスワッピングのためのスペア
領域を設定し更にこのスペア領域に連続してセクタリプ
レイスメントのための交替領域を設定すること、セクタ
スワッピングのための欠陥セクタを登録したテーブルと
セクタリプレイスメントのための論理ブロックアドレス
と物理ブロックアドレスとの対応テーブルをディスク内
に記録しておくこと、これらのテーブルを論理ブロック
アドレスの先頭位置よりも前に置くことかつ/もしくは
論理ブロックアドレスが割り当てられる物理ブロックア
ドレスが下面から上面から下面へ切り替わる位置よりも
更に外周もしくは内周の論理ブロックアドレスへの対応
外の領域にこれらのテーブルを置くことを特徴とする論
理ブロックアドレスと物理ブロックアドレスとの対応方
法を提示する。
媒体として、カートリッジに収められて提供されること
がある。このような記録媒体を格納するカートリッジ
は、このカートリッジを挿入される装置に、この記録媒
体について、上下を逆にして挿入されないような形状に
なされる。
材料を利用した磁気的な記録について例示したが、本発
明はこれに限定されない。例えば、光学的に記録を行う
光学記録媒体を利用することもできる。
おいては、欠陥リストはディスクのそれぞれ上面および
下面に設けられているので、一方が読み出せない場合で
も他方を即座に読み出すことができる。さらに、上記欠
陥リストは、ディスクの上面および下面において内周と
外周のほぼ中央近くに設けられている。このように、欠
陥リストが分散して設けられているので、ディスクの汚
れ等の事態に対しても欠陥リストの内容を安全保持する
ことができる。
陥リストはディスクのそれぞれ上面および下面に設けら
れているので、一方が読み出せない場合でも他方を即座
に読み出すことができる。さらに、上記欠陥リストは、
ディスクの上面および下面において内周と外周のほぼ中
央近くに設けられている。このように、欠陥リストが分
散して設けられているので、ディスクの汚れ等の事態に
対しても欠陥リストの内容を安全保持することができ
る。
陥リストはディスクのそれぞれ上面および下面に設けら
れているので、一方が読み出せない場合でも他方を即座
に読み出すことができる。さらに、上記欠陥リストは、
ディスクの上面および下面において内周と外周のほぼ中
央近くに設けられている。このように、欠陥リストが分
散して設けられているので、ディスクの汚れ等の事態に
対しても欠陥リストの内容を安全保持することができ
る。
ディスクの欠陥領域を記録する欠陥リストはディスク最
内周および最外周に設けられているので、ディスク交換
時にディスク最内周または最外周に対比しているヘッド
からのアクセスが容易である。また、上記欠陥リストは
ディスクの最内周および最外周のそれぞれ上面および下
面に設けられているので、一方が読み出せない場合でも
他方を即座に読み出すことができる。さらに、上記欠陥
リストは、ディスクの下面において内周と外周のほぼ中
央近くに設けられているので、塵埃の影響を受けにくい
ので欠陥が発生しにくい。ディスクの論理ブロックアド
レスは、ディスク下面から上面に至り、下面に戻るとい
う割り付けによるので、ディスクの最内周および最外周
ならびに下部の最内周および最外周のほぼ中央に欠陥テ
ーブル等が設けられていても、物理ブロックアドレスの
連続性を失うことがない。
ィスクの欠陥領域を記録する欠陥リストはディスク最内
周および最外周に設けられているので、ディスク交換時
にディスク最内周または最外周に対比しているヘッドか
らのアクセスが容易である。また、上記欠陥リストはデ
ィスクの最内周および最外周のそれぞれ上面および下面
に設けられているので、一方が読み出せない場合でも他
方を即座に読み出すことができる。さらに、上記欠陥リ
ストは、ディスクの下面において内周と外周のほぼ中央
近くに設けられているので、塵埃の影響を受けにくいの
で欠陥が発生しにくい。ディスクの論理ブロックアドレ
スは、ディスク下面から上面に至り、下面に戻るという
割り付けによるので、ディスクの最内周および最外周な
らびに下部の最内周および最外周のほぼ中央に欠陥テー
ブル等が設けられていても、物理ブロックアドレスの連
続性を失うことがない。
ィスクの欠陥領域を記録する欠陥リストはディスク最内
周および最外周に設けられているので、ディスク交換時
にディスク最内周または最外周に対比しているヘッドか
らのアクセスが容易である。また、上記欠陥リストはデ
ィスクの最内周および最外周のそれぞれ上面および下面
に設けられているので、一方が読み出せない場合でも他
方を即座に読み出すことができる。さらに、上記欠陥リ
ストは、ディスクの下面において内周と外周のほぼ中央
近くに設けられているので、塵埃の影響を受けにくいの
で欠陥が発生しにくい。ディスクの論理ブロックアドレ
スは、ディスク下面から上面に至り、下面に戻るという
割り付けによるので、ディスクの最内周および最外周な
らびに下部の最内周および最外周のほぼ中央に欠陥テー
ブル等が設けられていても、物理ブロックアドレスの連
続性を失うことがない。
全体の構成を概略的に示すブロック図である。
である。
トである。
る。
である。
スク、101 欠陥リスト、102 空トラック、10
3 スペア領域
Claims (19)
- 【請求項1】 第1および第2の主面にそれぞれ設けら
れた複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報信
号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体において、 上記記録トラックの論理的ブロックアドレスへの対応付
けの順序は、情報信号が記録可能な情報領域において、
上記第1の主面の最内周および最外周の記録トラックの
径のほぼ中央の径の第1の記録トラックを論理的始点と
して外周側に第2の記録トラックまで進み、上記第2の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の第3の記録トラックから内周側に第4の記録トラッ
クまで進み、上記第1の主面の第2の記録トラックの外
周側に次の記録トラックから外周側に進み、上記第1の
主面の最外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の
最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第3の記
録トラックから上記第4の記録トラックまではとばし、
上記第2の主面の最内周の記録トラックに至ると上記第
1の主面の最内周から外周側に上記第1の記録トラック
の直前の記録トラックまで進む順序にてなされることを
特徴とする記録媒体。 - 【請求項2】 上記第1の主面は上面または下面の一方
であり、上記第2の主面は上面または下面の他方である
ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項3】 上記始点の内周側にスペア領域が設けら
れ、上記スペア領域は、上記記録トラックの物理ブロッ
クアドレスおよび上記物理ブロックアドレスから使用不
可能な欠陥領域を除いた論理ブロックアドレスについ
て、上記論理ブロックアドレスへの対応付けの順序に、
上記論理ブロックアドレスにて除外された欠陥領域を補
充するための第1の領域と、上記記録媒体の使用にした
がって発生した欠陥領域の交替をするための第2の領域
とからなることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項4】 上記物理ブロックアドレスおよび上記論
理ブロックアドレスの対応関係を保持する第1の表、な
らびに上記新たに生じた欠陥領域の交替の対応関係を保
持する第2の表を有する欠陥リストは、上記記録媒体の
上記第1の主面の第1の記録トラックから上記第2の記
録トラックまでおよび上記第3の記録トラックから上記
第4の記録トラックまでにそれぞれ記録され、上記欠陥
リストを記録する領域における上記第1および第2の表
の領域の境界は移動可能であることを特徴とする請求項
1記載の記録媒体。 - 【請求項5】 上記欠陥リストは、上記記録媒体の第1
および第2の主面の上記情報領域における情報信号が記
録可能な記録トラックの最内周の内側および最外周の外
側に記録されることを特徴とする請求項4記載の記録媒
体。 - 【請求項6】 上記欠陥リストは、当該記録媒体の製造
に係る情報、上記第1および/または第2の領域の開始
位置を少なくとも含む表を有することを特徴とする請求
項4記載の記録媒体。 - 【請求項7】 上記記録媒体を再初期化する際には、上
記欠陥リストに含まれる上記第2の表の対応関係を上記
第1の表の対応関係として、上記第2の表から上記第1
の表に移動することを特徴とする請求項4記載の記録媒
体。 - 【請求項8】 上記第2の記録トラックの外周側の次の
記録トラックおよび上記第4の記録トラックの内周側の
次の記録トラックには、ディスクに関する情報を保持す
るディスクストラクチャテーブルが記録されていること
を特徴とする請求項1記載の記録媒体。 - 【請求項9】 第1および第2の主面にそれぞれ設けら
れた複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報信
号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体に対して情報信号
を記録/再生する記録再生装置において、 上記記録媒体から情報信号を読み出す読み出し手段と、 上記読み出し手段にて上記記録媒体から読み出された情
報信号から物理ブロックアドレスを検出する物理ブロッ
クアドレス検出手段と、 上記物理ブロックアドレス検出手段にて検出された物理
ブロックアドレスを参照することにより、上記記録媒体
の情報信号が記録可能な情報領域における、上記第1の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の記録トラックと上記第2の主面の最内周および最外
周の記録トラックのほぼ中央の径の記録トラックとにそ
れぞれ設けられた表であって、上記情報領域について、
上記第1の主面の最内周および最外周の記録トラックの
径のほぼ中央の径の第1の記録トラックを論理的始点と
して外周側に第2の記録トラックまで進み、上記第2の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の第3の記録トラックから内周側に第4の記録トラッ
クまで進み、上記第1の主面の第2の記録トラックの外
周側に次の記録トラックから外周側に進み、上記第1の
主面の最外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の
最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第3の記
録トラックから上記第4の記録トラックまではとばし、
上記第2の主面の最内周の記録トラックに至ると上記第
1の主面の最内周から外周側に上記第1の記録トラック
の直前の記録トラックまで進む順序の論理ブロックアド
レスおよび上記物理ブロックアドレスの対応関係を保持
する表を検出する表検出手段と、 上記物理ブロックアドレス検出手段にて検出された物理
ブロックアドレスおよび上記表検出手段にて検出された
上記表に基づいて、上記物理ブロックアドレスおよび上
記論理ブロックアドレスの相互の変換を行うアドレス変
換手段とを有することを特徴とする記録再生装置。 - 【請求項10】 第1および第2の主面にそれぞれ設け
られた複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報
信号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体に対して情報信
号を記録/再生する記録再生方法において、 上記記録媒体から情報信号を読み出す読み出し工程と、 上記読み出し工程にて上記記録媒体から読み出された情
報信号から物理ブロックアドレスを検出する物理ブロッ
クアドレス検出工程と、 上記物理ブロックアドレス検出工程にて検出された物理
ブロックアドレスを参照することにより、上記記録媒体
の情報信号が記録可能な情報領域における、上記第1の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の記録トラックと上記第2の主面の最内周および最外
周の記録トラックのほぼ中央の径の記録トラックとにそ
れぞれ設けられた表であって、上記情報領域について、
上記第1の主面の最内周および最外周の記録トラックの
径のほぼ中央の径の第1の記録トラックを論理的始点と
して外周側に第2の記録トラックまで進み、上記第2の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の第3の記録トラックから内周側に第4の記録トラッ
クまで進み、上記第1の主面の第2の記録トラックの外
周側に次の記録トラックから外周側に進み、上記第1の
主面の最外周の記録トラックに至ると上記第2の主面の
最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第3の記
録トラックから上記第4の記録トラックまではとばし、
上記第2の主面の最内周の記録トラックに至ると上記第
1の主面の最内周から外周側に上記第1の記録トラック
の直前の記録トラックまで進む順序の論理ブロックアド
レスおよび上記物理ブロックアドレスの対応関係を保持
する表を検出する表検出工程と、 上記物理ブロックアドレス検出工程にて検出された物理
ブロックアドレスおよび上記表検出手段にて検出された
上記表に基づいて、上記物理ブロックアドレスおよび上
記論理ブロックアドレスの相互の変換を行うアドレス変
換工程とを有することを特徴とする記録再生方法。 - 【請求項11】 第1および第2の主面にそれぞれ設け
られた複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報
信号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体において、 上記記録トラックの論理的ブロックアドレスへの対応付
けの順序は、情報信号が記録可能な情報領域において、
上記第1の主面の最内周および最外周の記録トラックの
径のほぼ中央の径の記録トラックを論理的始点として外
周側に進み、上記第1の主面の最外周の記録トラックに
至ると上記第2の主面の最外周の記録トラックから内周
側に進み、上記第2の主面の最内周の記録トラックに至
ると上記第1の主面の最内周から外周側に進む順序にて
なされることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項12】 上記第1の主面は上面または下面の一
方であり、上記第2の主面は上面または下面の他方であ
ることを特徴とする請求項11記載の記録媒体。 - 【請求項13】 上記始点の内周側にスペア領域が設け
られ、上記スペア領域は、上記記録トラックの物理ブロ
ックアドレスおよび上記物理ブロックアドレスから使用
不可能な欠陥領域を除いた論理ブロックアドレスについ
て、上記論理ブロックアドレスへの対応付けの順序に、
上記論理ブロックアドレスにて除外された欠陥領域を補
充するための第1の領域と、上記記録媒体の使用にした
がって発生した欠陥領域の交替をするための第2の領域
とからなることを特徴とする請求項11記載の記録媒
体。 - 【請求項14】 上記物理ブロックアドレスおよび上記
論理ブロックアドレスの対応関係を保持する第1の表、
ならびに上記新たに生じた欠陥領域の交替の対応関係を
保持する第2の表を有する欠陥リストは、上記記録媒体
の上記第1の主面の記録トラックの上記始点より内周側
に記録され、上記欠陥リストを記録する領域における上
記第1および第2の表の領域の境界は移動可能であるこ
とを特徴とする請求項13記載の記録媒体。 - 【請求項15】 上記欠陥リストは、上記記録媒体の第
1および第2の主面の上記情報領域における情報信号が
記録可能な記録トラックの最内周の内側および最外周の
外側に記録されることを特徴とする請求項14記載の記
録媒体。 - 【請求項16】 上記欠陥リストは、当該記録媒体の製
造に係る情報、上記第1および/または第2の領域の開
始位置を少なくとも含む表を有することを特徴とする請
求項14記載の記録媒体。 - 【請求項17】 上記記録媒体を再初期化する際には、
上記欠陥リストに含まれる上記第2の表の対応関係を上
記第1の表の対応関係として、上記第2の表から上記第
1の表に移動することを特徴とする請求項14記載の記
録媒体。 - 【請求項18】 第1および第2の主面にそれぞれ設け
られた複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報
信号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体に対して情報信
号を記録/再生する記録再生装置において、 上記記録媒体から情報信号を読み出す読み出し手段と、 上記読み出し手段にて上記記録媒体から読み出された情
報信号から物理ブロックアドレスを検出する物理ブロッ
クアドレス検出手段と、 上記物理ブロックアドレス検出手段にて検出された物理
ブロックアドレスを参照することにより、上記記録媒体
の情報信号が記録可能な情報領域における、上記第1の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の記録トラックに設けられた表であって、上記記録媒
体における情報信号が記録可能な情報領域について、上
記ほぼ中央の径を論理的始点として外周側に進み、上記
第1の主面の最外周の記録トラックに至ると上記第2の
主面の最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第
2の主面の最内周の記録トラックに至ると上記第1の主
面の最内周から外周側に進む順序の論理ブロックアドレ
スおよび上記物理ブロックアドレスの対応関係を保持す
る表を検出する表検出手段と、 上記物理ブロックアドレス検出手段にて検出された物理
ブロックアドレスおよび上記表検出手段にて検出された
上記表に基づいて、上記物理ブロックアドレスおよび上
記論理ブロックアドレスの相互の変換を行うアドレス変
換手段とを有することを特徴とする記録再生装置。 - 【請求項19】 第1および第2の主面にそれぞれ設け
られた複数のほぼ同心円状の記録トラックに沿って情報
信号が記録されるほぼ円盤状の記録媒体に対して情報信
号を記録/再生する記録再生方法において、 上記記録媒体から情報信号を読み出す読み出し工程と、 上記読み出し工程にて上記記録媒体から読み出された情
報信号から物理ブロックアドレスを検出する物理ブロッ
クアドレス検出工程と、 上記物理ブロックアドレス検出工程にて検出された物理
ブロックアドレスを参照することにより、上記記録媒体
の情報信号が記録可能な情報領域における、上記第1の
主面の最内周および最外周の記録トラックのほぼ中央の
径の記録トラックに設けられた表であって、上記記録媒
体における情報信号が記録可能な情報領域について、上
記ほぼ中央の径を論理的始点として外周側に進み、上記
第1の主面の最外周の記録トラックに至ると上記第2の
主面の最外周の記録トラックから内周側に進み、上記第
2の主面の最内周の記録トラックに至ると上記第1の主
面の最内周から外周側に進む順序の論理ブロックアドレ
スおよび上記物理ブロックアドレスの対応関係を保持す
る表を検出する表検出工程と、 上記物理ブロックアドレス検出工程にて検出された物理
ブロックアドレスおよび上記表検出手段にて検出された
上記表に基づいて、上記物理ブロックアドレスおよび上
記論理ブロックアドレスの相互の変換を行うアドレス変
換工程とを有することを特徴とする記録再生方法。
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