JPH11305114A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH11305114A
JPH11305114A JP10115429A JP11542998A JPH11305114A JP H11305114 A JPH11305114 A JP H11305114A JP 10115429 A JP10115429 A JP 10115429A JP 11542998 A JP11542998 A JP 11542998A JP H11305114 A JPH11305114 A JP H11305114A
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imaging
lens
image
primary
mirror
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JP10115429A
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Takeshi Utagawa
健 歌川
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 35mm銀塩フイルム用一眼レフカメラの交
換レンズが流用可能で、小型かつ低価格で高性能な一眼
レフ電子カメラを提供する。 【解決手段】 撮影レンズ10を透過した被写体光はミ
ラー4Aで反射されてファインダスクリーン5に導かれ
る。ミラー4Aの中央部分はハーフミラーとなってお
り、ミラー4Aを透過した一部の被写体光はミラー6A
で反射されて焦点検出装置90に導かれる。撮影動作
時、ミラー4Aは上方に跳ね上がる一方、ミラー6Aは
図の2点鎖線で示される状態に回動する。これにより被
写体光はカメラの下方に導かれ、フィールドレンズ1、
ミラー9、再結像レンズ2を経て、2次結像面S上に位
置する撮像素子3に再結像される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラに関す
るものであり、さらに詳しくは、撮影レンズ交換式の3
5mmカメラの撮影レンズを共用可能な一眼レフ式の電
子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子カメラとして従来からある
ものに、35mm銀塩フイルムを用いる一眼レフ式のカ
メラを流用し、撮影レンズの焦点面(1次結像面)、す
なわちフイルム面に相当する位置に大型の撮像素子を配
置するものが知られている。
【0003】また、上述の1次結像面上に形成される被
写体像を再結像レンズで2/3インチ以下の小型撮像素
子の撮像面(2次結像面)上に再結像させるタイプのも
のもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の大型
の撮像素子を用いるものでは、撮像素子の価格が高いた
めに、電子カメラの値段も非常に高価なものとなる。一
方、上述の小型撮像素子上に被写体像を再結像させるタ
イプの電子カメラでは、再結像レンズを1次結像面の後
方に配設しているため、裏蓋の部分が数センチも盛り上
がった非常に大きなものとなり、重量と携行性に問題が
ある。これに加え、ケラレによって使用可能な交換レ
ンズが限定されたり、あるいは撮像素子に導くことの
できる光量が低下するなどの問題がある。
【0005】ここで、従来の技術に係る電子カメラにつ
いて、2種類を例に挙げ、上記およびの問題点につ
いて説明する。
【0006】
【表1】 −例1− 撮像素子サイズ :2/3インチ (撮像エリア寸法 :約6.6×8.8mm) (対角長 :約11mm) 再結像レンズの再結像倍率 :約0.278倍(約1/3.6)倍 撮像素子の1次結像面上での画面寸法 :約24×32mm
【0007】上記表1において、「撮像素子の1次結像
面上での画面寸法」とあるのは、撮像素子の撮像エリア
を、再結像レンズを介して1次結像面上に逆投影したと
きの画面寸法を示している。以下、これを「1次結像面
上での画面寸法」と称して説明をする。
【0008】上記に示す例1の電子カメラでは、1次結
像面上での画面寸法を35mmカメラのフルサイズ画面
(24×36mm)に近い24×32mmとしている。
このため、35mmカメラの扱いに慣れている人がこの
電子カメラを用いる場合、装着される撮影レンズの焦点
距離と撮影画角との関係に違和感を生じることがない。
【0009】しかし、上述のとおり1次結像面上での画
面寸法を大きくとっているため、装着される撮影レンズ
によっては周辺の画像に陰りを生じる場合がある。これ
について図8を参照して説明する。図8は、撮影レンズ
で形成される1次結像面Pの位置にフィールドレンズ1
が、その後方に再結像レンズ2が、そして再結像レンズ
2で形成される2次結像面Sの位置に撮像素子3がそれ
ぞれ配設される様子を示す図である。なお、実際にはフ
ィールドレンズ1と再結像レンズ2との間に光路を曲げ
るためのミラーなどが配設されるが、説明の簡略化のた
めに図8ではそれらの図示を省略する。図8においてd
は、撮像素子の撮像エリア寸法の対角長を示し、d0は
1次結像面上での画面寸法の対角長を示す。
【0010】ところで、35mm銀塩フイルムを用いる
一眼レフカメラに装着される交換レンズの焦点距離は、
短焦点側では10mm程度のものから長焦点側では1、
000mmを越すものまである。これらの交換レンズの
開放F値は、殆どがF5.6よりも小さい(明るい)。
そして、これらの交換レンズの射出瞳位置と大きさは概
ね図8のハッチングで示される範囲に分布する。1次結
像面上の像高0の点Cおよび像高が最も高い点H(例1
のカメラにおいては像高20mmの位置)それぞれに入
射するF0の光束に着目すると、点Cに入射するF0の光
束は、どのような撮影レンズを用いてもケラレを生じる
ことはない。ところが、点Hに入射するF0の光束(図
8において破線で示される光束)は、たとえば撮影レン
ズAのような射出瞳位置および大きさを有するものでは
ケラレを生じることはないが、撮影レンズBのような射
出瞳位置および大きさを有するものではケラレを生じて
しまう。これにより、2次結像面S上に形成される像の
周辺部の光量が低下したり陰りを生じたりしてしまう。
実際、例1の電子カメラでは1次結像面側の利用光束を
F6.7程度に設定しているが、それでも使用可能な撮
影レンズの種類も自ずと限られてしまう。これに対し、
使用可能な撮影レンズの種類を増やすためには1次結像
面Pに入射する光束F0(以下、これを1次結像面側の
利用光束と称する)を狭める(暗くする)必要がある。
【0011】ここで、撮像素子3に入射する光束の広が
り(明るさ)Fについて説明する。いま、再結像レンズ
2の再結像倍率をMとすると、撮像素子3に入射する光
束の明るさFは、以下の式(1)で表される。
【数1】F=F0×M … 式(1)
【0012】式(1)に、例1のカメラの数値をあては
めてみると、F0=6.7、M=1/3.6であるから
撮像素子3に入射する光束の明るさFは約1.9とな
る。つまり、1次結像面側の利用光束はF6.7程度で
あっても、再結像レンズ2から撮像素子3に入射する光
束の明るさはF1.9程度となる。なお、実際には再結
像レンズ2の透過率等も加味しなくてはならず、上記光
束の明るさの実効値としてはF1.9よりも暗くなる
が、ここでは説明を単純化するために再結像レンズ2の
透過率の影響については無視する。
【0013】上述のように、使用可能な撮影レンズの種
類が限られてしまう問題を解決可能な電子カメラとして
は以下の例2に示されるものがある。
【表2】 −例2− 撮像素子サイズ :1/2インチ (撮像エリア寸法 :約4.8×6.4mm) (対角長 :約8mm) 再結像光学系の再結像倍率 :約0.4倍(約1/2.5)倍 撮像素子の1次結像面上での画面寸法 :約12×16mm
【0014】上記の例2のものを図8にあてはめて説明
すると、撮像素子の1次結像面上での画面寸法が例1の
ものに比べて約半分となっている。このために画角は狭
められ、等価的には装着される撮影レンズの焦点距離を
倍にしたときの絵づくりとなってしまうという違和感は
生じるものの、1次結像面Pにおいて像高の最大値は例
1のものの約半分の10mmとなる。したがって、例1
の電子カメラのようなケラレの問題は発生しにくく、1
次結像面側の利用光束F0をF6.7程度に設定した場
合には35mm一眼レフカメラの殆どの交換レンズが使
用可能となる。
【0015】しかし、例2に示す電子カメラでは、再結
像レンズ2の再結像倍率Mが0.4と比較的大きい(縮
小率1/Mが小さい)ため、1次結像面側の利用光束F
0をF6.7に設計すると、撮像素子3に入射する光束
の明るさFは、式(1)から求められるように約2.7
となってしまい、撮像素子に導かれる光量が例1のもの
に比べて減ってしまう。このため、低輝度側の撮影可能
輝度範囲も狭められてしまう。つまり、電子カメラにお
いては撮像素子に導く光量をできるだけ多く確保して見
かけの感度を高めることが肝要である。
【0016】本発明の第1の目的は、35mm銀塩フィ
ルム用一眼レフカメラの交換レンズが流用可能で、小型
かつ低価格で高性能の一眼レフ電子カメラを提供するこ
とにある。また、本発明の第2の目的は、撮像素子の撮
像性能を最大限に活かすことの可能な一眼レフ電子カメ
ラを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】(1) 一実施の形態を
示す図2に対応づけて以下の発明を説明すると、請求項
1に記載の発明は、撮影目的に応じて交換可能に装着さ
れる撮影レンズ10を透過した被写体光をファインダに
導くための第1の光誘導手段4Aと;第1の光誘導手段
4Aと撮影レンズ10の1次結像面P3との間に配設さ
れる第2の光誘導手段6Aと;第2の光誘導手段6Aに
より導かれる被写体光を、被写体像を撮像するための撮
像素子3の受光面上に再結像するための再結像光学系1
および2と;撮影レンズ10の焦点位置を検出する焦点
検出装置90と;第2の光誘導手段6Aを、撮影動作時
には被写体光が再結像光学系1および2に導かれる状態
に、そして非撮影動作時には焦点検出装置90に導かれ
る状態に切換駆動するための切換駆動手段60とを有す
ることにより上述した目的を達成する。一実施の形態を
示す図4に対応づけて以下の発明を説明する。 (2) 請求項2に記載の発明は、撮影目的に応じて交
換可能に装着される35mmカメラ用の撮影レンズ10
により形成される1次結像面P2上の被写体像を、撮像
素子3上に再結像するための再結像光学系1および2を
有する電子カメラに適用される。そして、撮像素子3の
撮像エリアを、再結像光学系1および2を介して1次結
像面上P2に逆投影したときの短辺側画面寸法をH(m
m)、対角長をD(mm)としたときに、以下の条件式
を満足するものである。 条件式(1) 12 < H 条件式(2) 31 > D (3) 請求項3に記載の発明は、撮影目的に応じて交
換可能に装着される35mmカメラ用の撮影レンズ10
により形成される1次結像面P2上の被写体像を、撮像
素子3上に再結像するための再結像光学系1および2を
有する電子カメラに適用される。そして、1次結像面P
2上の被写体像を、再結像光学系1および2によって撮
像素子3上に再結像する際の再結像倍率をM、再結像光
学系1および2の撮像素子3側の明るさをF、撮像素子
3の撮像エリアの対角寸法をL(mm)、撮像素子3の
撮像エリアを、再結像光学系1および2を介して1次結
像面P2上に逆投影したときの短辺側画面寸法をH(m
m)、対角長をD(mm)としたときに、以下の条件式
を満足するものである。 条件式(3) 0.032L≦M<0.35 条件式(4) F < 2.1 条件式(5) 12 < H 条件式(6) 31 > D (4) 請求項4に記載の発明は、撮影目的に応じて交
換可能に装着される35mmカメラ用の撮影レンズ10
により形成される1次結像面P2上の被写体像を、撮像
素子3上に再結像するための再結像光学系1および2を
有する電子カメラに適用される。そして、1次結像面P
2上に形成される被写体像を、再結像光学系1および2
によって撮像素子3上に再結像する際の再結像倍率を
M、再結像光学系1および2の撮像素子3側の明るさを
F、撮像素子3の撮像エリアの対角寸法をL(mm)、
撮像素子3の撮像エリアを、再結像光学系1および2を
介して1次結像面P2上に逆投影したときの短辺側画面
寸法をH(mm)、対角長をD(mm)としたときに、
以下の条件を満足するものである。 条件式(7) 0.032L≦M<0.3 条件式(8) F < 2.1 条件式(9) 12 < H 条件式(10) 31 > D
【0018】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の実施の形態について説明する。
【0020】図1は、本発明が適用される一眼レフ式電
子カメラの概略的構成を示す図であり、(a)が撮影レ
ンズ10の光軸に沿う縦断面を示す図、(b)がカメラ
背面視の部分断面図である。撮影者がファインダ視野を
観察する状態(以下、これを非撮影動作時と称する)に
おいて、ミラー4は図1(a)に示されるように撮影レ
ンズ10の光路中に位置しており、撮影レンズ10を透
過した被写体光はミラー4によって上方に反射され、フ
ァインダスクリーン5の1次結像面P1上に被写体像が
形成される。撮影者は、ファインダスクリーン5に形成
される被写体像をペンタプリズム7、接眼レンズ8を介
して観察する。
【0021】撮影動作時には、ミラー4が上方に跳ね上
がり、撮影レンズ10の光路から退避する。そして撮影
レンズ10を透過した被写体光はミラー6によってカメ
ラ下方に反射され、上述の1次結像面P1とミラー4に
関して共役の位置にある1次結像面P2に被写体像が形
成される。なお、この1次結像面P2は、ミラー4およ
びミラー6がない場合に撮影レンズ10を通過した被写
体光が像を結ぶ位置である1次結像面P3と、ミラー6
に関して共役の位置にある。1次結像面P2に結像され
る被写体像は、図1(b)に示されるようにフィールド
レンズ1、ミラー9、再結像レンズ2を介して撮像素子
3の受光面(2次結像面)に再結像される。
【0022】図1に示す電子カメラによれば、撮影レン
ズ10を透過した被写体光を、ミラー4と1次結像面P
3との間に配設されるミラー6によって1次結像面P2に
導き、フィールドレンズ1および再結像レンズ2で構成
される再結像光学系によって撮像素子3上に被写体像を
再結像する。したがって、銀塩カメラのフイルム面に相
当する1次結像面P3の後方にフィールドレンズや再結
像レンズなどを配設するような従来の技術に係る電子カ
メラと異なり、カメラ背面側の膨らみを防止して小型の
電子カメラを提供することが可能となる。
【0023】ところで、図1に示す電子カメラは、マニ
ュアルフォーカス式のカメラとして構成したものである
が、ミラー4をハーフミラーとすることによりオートフ
ォーカス化することも可能である。つまり、ミラー4を
ハーフミラーとすることにより、撮影レンズ10を透過
した被写体光の一部は、ミラー4が下がっている状態に
おいても撮像素子3に導かれる。そして、この撮像素子
3を焦点検出用の素子として兼用すればオートフォーカ
スが可能となる。この場合の焦点検出方法はコントラス
ト検出方式となる。また、撮像素子を焦点検出用の素子
として兼用することにより、撮影視野範囲内の任意の領
域で焦点検出を行うことができる。
【0024】上述のようにミラー4をハーフミラーとす
る場合には、ミラー4を固定式とするものであってもよ
いが、撮影レンズ10を透過した被写体光を撮像素子3
に導く際の光量を最大限に確保するためには、ミラー4
を撮影動作時にはね上げるように構成することが好まし
い。
【0025】図1に示す電子カメラをオートフォーカス
式のカメラとして構成する場合、撮像素子3を焦点検出
用の素子として兼用するものであったが、別の焦点検出
装置をカメラ内に内蔵するものであってもよい。これに
ついて図2を参照して説明する。図2において、(a)
は撮影レンズ10の光軸に沿う縦断面を示す図であり、
(b)がカメラ背面視の部分断面図、そして(c)が焦
点検出装置の構成を説明する図である。なお、図1と同
じ構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0026】図2(a)において、ミラー4Aの中央部
分はハーフミラーとなっており、その他の部分は全反射
ミラーとなっている。なお、ミラー4Aの全面をハーフ
ミラーとするものであってもよいが、この場合にはファ
インダ像の全体がやや暗くなる。また、ミラー4Aの後
方に配設されるミラー6Aは、図2(b)に示されるよ
うに撮影レンズ10の光軸に対して直角方向に延在する
回動軸61で回動自在に軸支される。非撮影動作時にお
いて、ミラー4Aは図2(a)に示されるように撮影レ
ンズ10の光路中に位置しており、撮影レンズ10を透
過した被写体光はミラー4Aによって上方に反射され、
ファインダスクリーン5の1次結像面P1上に被写体像
が形成される。このとき、ミラー4Aのハーフミラー部
分を透過した光はミラー6Aによって上方に反射され、
1次結像面P4上に被写体像の一部が形成される。この
1次結像面P4は、ミラー4Aおよびミラー6Aがない
場合に撮影レンズ10を透過した被写体光が像を結ぶ位
置である1次結像面P3と、ミラー6Aに関して共役の
位置にある。そして、撮影レンズ10の焦点位置は焦点
検出装置90によって検出される。
【0027】焦点検出装置90は、図2(c)にその拡
大図が示されるようにマスク91、フィールドレンズ9
2、ミラー93、マスク94、セパレータレンズ95お
よびラインセンサなどで構成される受光素子96などを
有する。そして、1次結像面P4に結像される被写体像
は、フィールドレンズ92およびセパレータレンズ95
を経て瞳分割されて受光素子96上に再結像される。す
なわち、焦点検出装置90は位相差検出方式によって焦
点検出を行う。なお、焦点検出装置90としては位相差
検出方式のみならず、コントラスト検出方式等、他の焦
点検出方式を有するものであってもよい。
【0028】撮影動作時には、ミラー4Aが上方に跳ね
上がり、撮影レンズ10の光路から退避する。このと
き、ミラー6Aはミラー駆動機構60によって駆動さ
れ、図2(a)の2点鎖線で示す位置に回動する。これ
により、撮影レンズ10によって導かれる被写体光はミ
ラー6Aによってカメラ下方に反射され、1次結像面P
2に被写体像が形成される。1次結像面P2に結像される
被写体像は、図2(b)に示されるようにフィールドレ
ンズ1、ミラー9、再結像レンズ2を介して撮像素子3
の受光面に再結像される。
【0029】ここでミラー6Aの回動方向について図3
を参照して説明する。図3(a)は、図2(a)に示す
電子カメラの縦断面図において、ミラー6Aおよびフィ
ールドレンズ1の部分のみを拡大して示す図である。非
撮影動作時において、ミラー6Aは図3(a)の実線で
示される位置にある。したがって、撮影レンズ10(図
2(a)参照)の光軸Axに沿って進む被写体光はミラ
ー6Aの反射面rでカメラ上方に反射される。一方、非
撮影動作時の状態から撮影動作時の状態に移行するのに
伴い、ミラー6Aは、図3(a)において反時計回りの
方向に回動する。これにより、光軸Axに沿って進む被
写体光はミラー6Aの反射面rで反射されてカメラ下方
に導かれる。
【0030】非撮影動作時の状態から撮影動作時の状態
に移行する上述の過程において、ミラー6Aの端部はL
1およびL2で示す軌跡を描く。このため、フィールドレ
ンズ1は、ミラー6Aとの干渉を避けるためにミラー6
Aから離して配設する必要がある。これに対し、両面反
射ミラーを用いることによりこの問題を解決することが
できる。これについて図3(b)を参照して説明する。
【0031】図3(b)は、図3(a)に示すミラー6
Aを両面反射ミラー6Bに代えたものを示す図である。
そして、非撮影動作時において両面反射ミラー6Bは図
3(b)の実線で示される位置にある。したがって、撮
影レンズ10の光軸Axに沿って進む被写体光は両面反
射ミラー6Bの第1反射面r1でカメラ上方に反射され
る。一方、非撮影動作時の状態から撮影動作時の状態に
移行するのに伴い、両面反射ミラー6Bは図3(b)に
おいて時計回りの方向に回動する。これにより、光軸A
xに沿って進む被写体光は両面反射ミラー6Bの第2反
射面r2で反射されてカメラ下方に導かれる。
【0032】非撮影動作時の状態から撮影動作時の状態
に移行する過程において、両面反射ミラー6Bの端部は
L3およびL4で示す軌跡を描く。したがって、図3
(a)に示すものと比べ、フィールドレンズ1の主面位
置と光軸Axとの距離をδ1からδ2へと縮めることが可
能となり、カメラの小型化に有利である。なお、上記の
説明において、撮像素子3および焦点検出装置90の配
設位置関係を逆、すなわち焦点検出装置90をカメラ下
部に配設し、撮像素子3を再結像レンズ2などと共にカ
メラ上部に配設するものであってもよい。
【0033】続いて、再結像レンズの2次結像面側の明
るさについての好ましい条件と、1次結像面上での画面
寸法および再結像倍率の好ましい条件とについて、図1
(a)に示す電子カメラの光路図を示す図4を参照して
説明する。
【0034】− 再結像レンズの2次結像面側の明るさ
について − 一般に撮像素子は、画素数が同じでも撮像素子上の撮像
エリア寸法が大きいほどチップサイズが大きくなり、高
価になる。したがって、電子カメラの製造コストを低減
するには小さい撮像素子を用いることが効果的である。
また、撮像素子を小型化するのに伴い、再結像レンズを
小さく設計することができるので、カメラの小型化のた
めにも有利である。その一方で、撮像素子の感度は画素
サイズに相関するので撮像素子を小型化すると撮像素子
そのものの感度は低下せざるを得ない。つまり、撮像素
子の感度を上げるためには、一般に大きな撮像素子を用
いた方がよいことは明かである。しかし、撮像素子の感
度を論じる場合には、再結像レンズを経て撮像素子の各
画素に入射する光束(光量)も考慮する必要がある。以
下、これについて説明する。
【0035】いま、撮像素子3上の撮像エリア寸法の短
辺長をH、長辺長をV、再結像レンズ2の2次結像面側
の明るさをFとしたとき、撮像素子3の撮像エリアに入
射する光量Aは以下のように表される。
【数2】 A ∝ (H×V)÷(F2) … 式(2)
【0036】したがって、たとえば1/2インチ撮像素
子(撮像エリア寸法:4.8×6.4mm)を用い、こ
のときの再結像レンズ2の2次結像面側のF値をF1/2
とするならば、1/3インチ撮像素子(撮像エリア寸
法:3.6×4.8mm)を用いて再結像レンズ2の2
次結像面側のF値F1/3を以下の式(3)で求められる
値とすることでカメラとしての感度(銀塩フイルムを用
いるカメラに例えるならば使用するフイルムの感度に相
当)を同等とすることができる。たとえば、F1/2=
2.8として1/2インチ撮像素子を用いるのであれ
ば、F1/3=F2.1として1/3インチ撮像素子を用
いることでカメラとしての感度を同等とすることができ
る。もちろん、コストの高い1/2インチ撮像素子を用
いるのであれば、再結像レンズ2の2次結像面側のF値
を2.7程度にとどめずにF2.0程度にまで明るく
し、撮像素子の持つ感度を活かすことが望ましいのは云
うまでもない。
【数3】
【0037】以上に説明したように、カメラとしての感
度の要求値が同じであることを前提とした場合に、1/
3インチ撮像素子を用いるのか、それとも1/2インチ
撮像素子を用いるのかを勘案した場合、再結像レンズ2
の2次結像面側の明るさFを明るくして1/3インチの
撮像素子を用いた方が小型化およびコストの面で好まし
い。
【0038】また、再結像レンズ2の2次結像面側の明
るさFについて説明すると、この明るさがF2.8程度
であるならば撮像素子を効率的に使用しているとは云え
ず、わざわざ再結像レンズを用いたカメラとする意義が
薄れる。つまり、再結像光学系を用いた電子カメラの利
点のひとつは、さまざまな種類の交換レンズが使用可能
で、かつ撮像素子へ十分な光量を導くことができること
にあり、したがって再結像レンズ2の2次結像面側の明
るさがF2.8よりも暗くなるようでは再結像光学系を
用いることなく、撮影レンズの1次結像面上に撮像素子
を直接配設する方がカメラの小型化や低コスト化のため
には有利である。
【0039】これについて図5を参照して説明する。図
5は、撮像素子3として1/2インチ撮像素子を用いた
場合と1/3インチ撮像素子を用いた場合とで、カメラ
としての感度が同等となるようにしたときの再結像レン
ズ2の2次結像面側の明るさF1/2およびF1/3の対応関
係を説明する表である。
【0040】図5からもあきらかなように、1/2イン
チ撮像素子と組み合わせて用いる撮像レンズの2次結像
面側の明るさF1/2がF1.9〜2.8であるならば、
1/3インチ撮像素子を用いて再結像レンズの2次結像
面側の明るさF1/3をF1.4〜2.1とする方が小型
化およびコストの面で好ましい。すなわち、再結像レン
ズ2は、焦点距離も撮影倍率も固定であり、したがって
メガピクセルの撮像素子すなわち画素数が100万個を
越すような撮像素子を使用する場合に要求される解像性
能を備えつつ、F1.4程度の明るさのものを実現する
ことはさして困難なことではない。これに対し、広い焦
点距離範囲をカバーするズームレンズにより形成される
像をメガピクセルの撮像素子に直接結像させるタイプの
電子カメラでは、小型でF2.8よりも明るく、かつメ
ガピクセルの撮像素子に対応する十分な解像を有するレ
ンズを実現することは難しい。このような理由により、
比較的大きな撮像エリア寸法を有する撮像素子を用いて
再結像レンズの2次結像面側の明るさを暗めにするより
も、再結像レンズの2次結像面側の明るさを明るめにし
て、その分撮像エリア寸法の小さい撮像素子を用いる方
が有利である。
【0041】− 1次結像面上での画面寸法および再結
像倍率の好ましい条件について − 図8を参照して従来の技術でも説明したように、交換レ
ンズの射出瞳の大きさと位置とは交換レンズの種類によ
って異なり、1次結像面での画面寸法(図4における1
次結像面P2の対角長d0)を大きくとると、すべての交
換レンズに対応して実用的にケラレなく利用可能な1次
結像面側の利用光束F0は狭められる(暗くなる)。
【0042】ここで、「実用的にケラレなく利用可能」
と表現したのは、画面の4隅等の周辺部分(像高の高い
部分)においては若干のケラレの発生することを許容し
て利用可能なことを意味する。つまり、再結像レンズを
用いず、1次結像面上に撮像素子を直接配設するような
電子カメラであっても、コサイン4乗則や撮影レンズの
開口効率などによって画面周辺部の光量は低下する。こ
のような現実を踏まえたときに、再結像レンズのケラレ
がまったく生じないようにすることの意義は、あまりな
いといえる。したがって上述のとおり、実用上問題ない
程度のケラレについては許容する。
【0043】1次結像面上での画面寸法(対角長d0)
と、実用的にケラレなく利用可能な1次結像面側の利用
光束F0との間の上記関係をプロットしたのが図6に示
すグラフである。図6のグラフにおいて、曲線Cのハッ
チングを施した側の領域が1次結像面上での画面寸法
(対角長d0)に対応して利用可能な1次結像面側の利
用光束F0を示す。
【0044】ここで、再結像レンズ2の再結像倍率M
(M<1)と、撮像素子3に導かれる光量との関係につ
いて説明する。再結像倍率Mは、図4の1次結像面P2
上での画面寸法d0と2次結像面である撮像素子3の撮
像エリア寸法dとの比として定義される。すなわち、以
下の式(4)で表される。また、再結像レンズ2の1次
結像面側の利用光束F0と2次結像面側の明るさFとの
関係は以下の式(5)で表される。さらに、撮像素子3
の撮像エリアに入射する光量Aは以下の式(6)で表さ
れる。
【数4】 M=d÷d0 … 式(4) F=F0×M … 式(5) A ∝ (d÷F)2=(d0÷F0)2 … 式(6)
【0045】式(6)より、d0/F0が大きい方が撮像
素子3に導かれる光量は多い、すなわちエネルギ効率が
高い事になる。これを図6に当てはめて説明すると、1
次結像面P2上での画面寸法d0と再結像レンズ2の1次
結像面側の利用光束F0との組み合わせを、曲線Cで示
される関係とすることで実用的にケラレを生じることな
く、かつ最大限のエネルギ効率で撮像素子3を利用する
ことができる。
【0046】また、図6のグラフからもわかる通り、1
次結像面上での画面寸法d0が31mmを越すと実用的
にケラレを生じることなく利用することの可能な1次結
像面側の利用光束F0は急激に大きく(暗く)なるの
で、1次結像面上での撮像領域の最大幅である画面対角
長は31mm未満とするのがよい。
【0047】一方、1次結像面上での画面寸法があまり
小さいと、流用しようとする35mm銀塩フイルム一眼
レフカメラが有する既存の測光システムや焦点位置検出
システムとのマッチングがとれなくなる。つまり撮影範
囲(画面)内の広い領域で測光および焦点検出位置検出
を行うことの可能な銀塩フイルムカメラの測光システム
や焦点位置検出システムを流用しようとしたときに、1
次結像面上での画面寸法が小さいと、これらのシステム
による測光領域や焦点位置検出領域が実際の撮影範囲を
はみ出してしまう。したがって、1次結像面上での撮像
領域の短辺長は12mmを越す長さとするのがよい。さ
らに、1次結像面上での撮像領域の短辺長を12mm以
下とすると、以下のように一眼レフカメラとしての使い
勝手が低下する問題も生ずる。すなわち、1次結像面上
での撮像領域を狭めると、 画角も狭められるので、広角レンズの特性を活かせ
ない。 1次結像面上に撮像素子3の画素を逆投影して考え
たときに、画素ピッチが相対的に細かくなるので、装着
される撮影レンズ解像力やカメラの焦点検出精度などに
過大なものが要求される。 ファインダ視野が狭くなる。 などの問題を生じ、35mm銀塩一眼レフカメラを流用
することのメリットが無くなるからである。よって、以
下の表3に示す条件が決められる。
【表3】 1次結像面上での画面対角長 < 31mm 1次結像面上での画面短辺長 > 12mm
【0048】なお、エネルギ効率はd0/F0に比例する
ことについて先に説明したが、これは取りも直さず図6
のグラフにおいて原点を通るd0/F0=一定の直線で表
される関係に従ってd0およびF0定めればエネルギ効率
は一定となり、この直線の傾きを増すほどエネルギ効率
は増すことを示す。また、1次結像面P2における画面
対角長d0の限界値12mm(このときF0=6)および
31mm(このときF0=15)は、d0=2・F0で表
される直線B上に位置しており、したがって1次結像面
P2における画面対角長d0が12mmのときも31m
mのときもエネルギ効率は一定となる。したがって、直
線B(d0=2・F0のグラフ)と曲線Cとで囲われる領
域で定められる関係に基づいて1次結像面P2における
画面対角長d0および1次結像面側の利用光束F0を定め
れば、画面対角長d0が12mmまたは31mmのとき
のエネルギ効率をミニマム値として確保することができ
る。
【0049】また、表3の条件をさらに狭め、以下の表
4のように条件を定めるとケラレはさらに生じにくくな
り、同時にエネルギ効率も高めることができて好まし
い。
【表4】 1次結像面上での画面対角長 ≦ 30mm 1次結像面上での画面短辺長 ≧ 13mm
【0050】ここで、1/3インチ、1/2.5イン
チ、1/2インチの撮像素子に上述の条件をあてはめた
場合の具体例について図7を参照して説明する。図7に
おいて、(a)が1/3インチ撮像素子(有効撮像エリ
ア寸法:3.6×4.8mm)に、(b)が1/2.5
インチ撮像素子(有効撮像エリア寸法:4.2×5.6
mm)に、そして(c)が1/2インチ撮像素子(有効
撮像エリア寸法:4.8×6.4mm)に上述の条件を
あてはめたものである。
【0051】ところで、図6に示すように、再結像レン
ズ2の1次結像面側の利用光束F0は、F6が最大の明
るさとなる。これに加え、先に述べたように再結像レン
ズ2の2次結像面側の明るさをF2.1よりも明るくす
ることが望ましいという条件を式(5)にあてはめる
と、再結像倍率Mには、以下の式(7)で表される条件
が生じる。
【数5】 M ≦ (2.1÷6)=0.35 … 式(7)
【0052】また、撮像素子3の撮像エリア寸法の対角
長をLとすると、1次結像面上での画面対角長は31m
m未満という上記表3に示す条件より、再結像倍率Mに
は以下の式(8)で表される条件も生じる。
【数6】
【0053】以上の式(7)および式(8)を一つの式
で表すと、以下の式(9)のようになる。
【数7】 0.032×L≦M≦0.35 … 式(9)
【0054】ふたたび図7(a)〜図7(c)を参照し
て説明すると、1/3インチ撮像素子、あるいは1/
2.5インチ撮像素子を用いた場合には式(4)に示す
条件をすべて満たすことができる。一方、1/2インチ
撮像素子を用いた場合には1次結像面上での画面寸法に
関し、短辺長を12mmとした場合に式(4)に示す条
件を満たすことができない。
【0055】式(7)あるいは式(8)に示すように、
再結像倍率Mの上限値は0.35となるが、M<0.3
程度にした方がケラレは少なくなり、これによって撮像
素子3の撮像エリアに導く光の量を増すことができて好
ましい。
【0056】以上に説明した条件は、図1あるいは図2
に示す電子カメラに適用可能なのはもちろん、従来の技
術で説明した電子カメラにも適用可能である。
【0057】以上の発明の実施の形態と請求項との対応
において、ミラー4、4Aが第1の光誘導手段を、ミラ
ー6、6A、6Bが第2の光誘導手段を、フィールドレ
ンズ1および再結像レンズ2が再結像光学系を、ミラー
駆動機構60が切換駆動手段をそれぞれ構成する。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、 (1) 請求項1に記載の発明によれば、第2の光誘導
手段を切り換えて、撮影動作時には撮影レンズを透過し
た被写体光を再結像光学系に導き、そして非撮影動作時
には焦点検出装置に導くようにしたので電子カメラ内に
焦点検出装置や再結像光学系、そして撮像素子などを合
理的に配設することができ、カメラ背面側に再結像光学
系や焦点検出素子を配設する必要がない。このため、カ
メラ背面側が出っ張ることがなく、したがって小型の一
眼レフ式電子カメラを提供することができる。 (2) 請求項2に記載の発明によれば、再結像光学系
の入射光束に生じるケラレの量を抑制することが可能
で、撮像素子の受光面に十分な量の被写体光を導くこと
ができる。これにより、流用可能な銀塩一眼レフカメラ
の交換レンズの種類が多く、高感度な一眼レフ式電子カ
メラを提供することができる。 (3) 請求項3に記載の発明によれば、撮像素子の受
光面に十分な量の被写体光を導くことができ、なおかつ
再結像光学系の入射光束のケラレ量を抑制することがで
き、さらに撮像素子を小型化することができる。これに
より、小型で高い解像性能を有していて流用可能な銀塩
一眼レフカメラの交換レンズの種類が多く、かつ高感度
な一眼レフ式電子カメラを低価格で提供することができ
る。 (4) 請求項4に記載の発明によれば、撮像素子の受
光面に十分な量の被写体光を導くことができ、撮像素子
を小型化することができて、なおかつ再結像光学系の入
射光束のケラレ量を大幅に抑制することができる。これ
により、小型で高い解像性能を有していて流用可能な銀
塩一眼レフカメラの交換レンズの種類が多く、かつ高画
質で高感度な一眼レフ式電子カメラを低価格で提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る一眼レフ式電子カ
メラの概略的構成を説明する図であり、(a)が縦断面
図を、(b)がカメラ背面側より見た部分断面図を示
す。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る一眼レフ式電子
カメラの概略的構成を説明する図であり、(a)が縦断
面図を、(b)がカメラ背面よりみた部分断面図を、
(c)が焦点検出装置の縦断面図を示す。
【図3】一眼レフ式電子カメラの撮影動作時にミラーが
回動する様子を説明する図であり、(a)が片面反射ミ
ラーを用いるものを、(b)が両面反射ミラーを用いる
ものを示す。
【図4】図1に示す一眼レフ式電子カメラの光路図であ
る。
【図5】1/2インチ撮像素子を用いた場合と、1/3
インチ撮像素子を用いた場合とで、カメラとしての感度
が同等となるようにしたときの再結像レンズの2次像面
側の明るさをまとめた図である。
【図6】1次結像面における画面対角長に対して再結像
レンズがケラレなく利用することのできる1次結像面側
の利用光束の関係を説明する図である。
【図7】電子カメラに用いる撮像素子の撮像エリアサイ
ズに対する1次結像面上での画面寸法および再結像レン
ズの再結像倍率の関係を表にまとめた図であり、(a)
が1/3インチ撮像素子を用いた場合を、(b)が1/
2.5インチ撮像素子を用いた場合を、(c)が1/2
インチ撮像素子を用いた場合を示す。
【図8】従来の技術に係る、銀塩カメラ用の撮影レンズ
が流用可能な一眼レフ式電子カメラの再結像光学系の概
略的構成を示す図である。
【符号の説明】
1 フィールドレンズ 2 再結像レンズ 3 撮像素子 4、4A ミラー 5 ファインダスクリーン 6、6A ミラー 6B 両面反射ミラー 9 ミラー 60 ミラー駆動機構 61 回動軸 90 焦点検出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影目的に応じて交換可能に装着される撮
    影レンズを透過した被写体光をファインダに導くための
    第1の光誘導手段と、 前記第1の光誘導手段と前記撮影レンズの1次結像面と
    の間に配設される第2の光誘導手段と、 前記第2の光誘導手段により導かれる前記被写体光を、
    被写体像を撮像するための撮像素子の受光面上に再結像
    するための再結像光学系と、 前記撮影レンズの焦点位置を検出する焦点検出装置と、 前記第2の光誘導手段を、撮影動作時には前記被写体光
    が前記再結像光学系に導かれる状態に、そして非撮影動
    作時には前記焦点検出装置に導かれる状態に切換駆動す
    るための切換駆動手段と、 を有することを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】撮影目的に応じて交換可能に装着される3
    5mmカメラ用の撮影レンズにより形成される1次結像
    面上の被写体像を、撮像素子上に再結像するための再結
    像光学系を有する電子カメラであって、 前記撮像素子の撮像エリアを、前記再結像光学系を介し
    て前記1次結像面上に逆投影したときの短辺側画面寸法
    をH(mm)、対角長をD(mm)としたときに、以下
    の条件式を満足することを特徴とする電子カメラ。 条件式(1) 12 < H 条件式(2) 31 > D
  3. 【請求項3】撮影目的に応じて交換可能に装着される3
    5mmカメラ用の撮影レンズにより形成される1次結像
    面上の被写体像を、撮像素子上に再結像するための再結
    像光学系を有する電子カメラであって、 前記1次結像面上の被写体像を、前記再結像光学系によ
    って前記撮像素子上に再結像する際の再結像倍率をM、
    前記再結像光学系の前記撮像素子側の明るさをF、前記
    撮像素子の撮像エリアの対角寸法をL(mm)、前記撮
    像素子の撮像エリアを、前記再結像光学系を介して前記
    1次結像面上に逆投影したときの短辺側画面寸法をH
    (mm)、対角長をD(mm)としたときに、以下の条
    件式を満足することを特徴とする電子カメラ。 条件式(3) 0.032L≦M<0.35 条件式(4) F < 2.1 条件式(5) 12 < H 条件式(6) 31 > D
  4. 【請求項4】撮影目的に応じて交換可能に装着される3
    5mmカメラ用の撮影レンズにより形成される1次結像
    面上の被写体像を、撮像素子上に再結像するための再結
    像光学系を有する電子カメラであって、 前記1次結像面上に形成される被写体像を、前記再結像
    光学系によって前記撮像素子上に再結像する際の再結像
    倍率をM、前記再結像光学系の前記撮像素子側の明るさ
    をF、前記撮像素子の撮像エリアの対角寸法をL(m
    m)、前記撮像素子の撮像エリアを、前記再結像光学系
    を介して前記1次結像面上に逆投影したときの短辺側画
    面寸法をH(mm)、対角長をD(mm)としたとき
    に、以下の条件式を満足することを特徴とする電子カメ
    ラ。 条件式(7) 0.032L≦M<0.3 条件式(8) F < 2.1 条件式(9) 12 < H 条件式(10) 31 > D
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234149A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Sigma Corp レンズ交換式afカメラの焦点補正装置
JP2005295281A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Canon Inc 撮像装置および撮影システム
JP2006040948A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Canon Inc 撮像装置

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