JPH11304635A - 波形補償装置 - Google Patents

波形補償装置

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JPH11304635A
JPH11304635A JP10106228A JP10622898A JPH11304635A JP H11304635 A JPH11304635 A JP H11304635A JP 10106228 A JP10106228 A JP 10106228A JP 10622898 A JP10622898 A JP 10622898A JP H11304635 A JPH11304635 A JP H11304635A
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JP
Japan
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inverse characteristic
waveform
band
frequency component
wave
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10106228A
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English (en)
Inventor
Yukito Okuda
幸人 奥田
Akihiro Maekawa
明寛 前川
Makoto Sakuno
誠 作野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆特性モデルを高速に構築可能な波形補償装置
を提供すること。 【解決手段】振動台3への加振波の特定周波数成分を抽
出する第1の帯域通過フィルタ101〜10Nと、前記
振動台3からの再現波の特定周波数成分を抽出する第2
の帯域通過フィルタ201〜20Nと、前記第1及び第
2の帯域通過フィルタで抽出された各周波数成分の逆特
性値を算出する除算器301〜30Nと、前記除算器3
01〜30Nで算出された各周波数成分の逆特性値から
逆特性モデルを作成する逆特性モデル作成手段(40
1)と、を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元振動台のた
めの実時間適応型の波形補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の実時間適応型の波形補償装置で
は、非正規化勾配法を用いて直接逆特性モデルの同定を
行なっていた。図4は、従来の波形補償装置の構成を示
す全体図である。波形補償装置4は、目標波設定器1か
ら入力された目標波と振動台3で再現された実波形(以
下、再現波と称す)とを一致させることを目的とした装
置であり、目標波と再現波から加振波を算出し、振動台
3の制御器31へ出力する。波形補償装置4は、有限要
素フィルタ21と逆特性演算器41からなる。ここで、
再現波をx(kT)、加振波をxset (kT)、振動台
の特性をG(kT)とすると、下式(1)の関係が成り
立つ。
【0003】
【数1】
【0004】このため、有限要素フィルタ21で目標波
xref (kT)に対して振動台3の逆特性G-1(kT)
を畳み込む次式(2)式の演算を行なえば、目標波と再
現波とを一致させることができる。
【0005】
【数2】 このため、逆特性演算器41では加振波と再現波から振
動台3の逆特性の推定モデル
【0006】
【数3】 を算出し、そのフィルタ係数を有限要素フィルタ21に
出力する。
【0007】図5は、従来の波形補償装置のシステム構
成図である。波形補償装置4は、有限要素フィルタ21
と逆特性演算器41から構成される。逆特性演算器41
は、有限要素フィルタ21から出力される加振波と振動
台3から出力される再現波とから、次の手順により逆特
性モデルのフィルタ係数を演算し、その係数を有限要素
フィルタ21へ出力する。
【0008】従来の逆特性演算器41は、目標波と再現
波の誤差を最小とする加振波を作成するフィルタ係数を
非正規化勾配法により求めるものであり、以下に示す構
成となっている。
【0009】再現波は有限要素フィルタ500に入力さ
れ、下式(3)で表される演算を行ない、その演算結果
y(kT)を減算器602へ出力する。 y(kT)=X(kT)T W(kT) …(3) ここで、X(kT)は要素数L+1の再現波の時系列ベ
クトル、W(kT)は有限要素フィルタの係数ベクト
ル、Lは有限要素フィルタの次数である。ただし、 X(kT)=[x(kT),x(kT−1),…,x
(kT−L)]T ,W(kT)=[w0 (kT),w1
(kT),…,wL (kT)]T である。
【0010】一方、有限要素フィルタ21の出力である
加振波は遅延器601を介して(その出力をd(kT )
とする)減算器602に入力され、下式(4)の通りd
(kT )とy(kT )の差ε(kT )が求められる。
【0011】 ε(kT )=d(kT )−y(kT ) …(4) ε(kT )は、倍数器603において学習係数μが掛け
られてかつ2倍され、乗算器620〜62Lにおいて、
それぞれ振動台3及び遅延器611〜61L から出力さ
れる再現波X (kT )と掛け合わせられる。その各出力
は、それぞれ蓄積器630〜63L において下式(5)
で表される通りに演算が行なわる。
【0012】 W((k+1)T)=W(kT)+2με(kT)X(kT) …(5) そして、各有限要素フィルタの係数W((k+1)T)
が、有限要素フィルタ21及び有限要素フィルタ500
へ出力される。上記の手法により、逆特性演算器41に
おいて振動台3の逆特性の推定モデル
【0013】
【数4】 を表す有限要素フィルタの係数を算出することが可能で
ある。そして、従来の波形補償装置は式(2)により目
標波と再現波とをほぼ一致させる加振波を出力すること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の波形補償装置では、制御を行なう全周波数領域
の逆特性(逆波形)を収束演算法の一種である非正規化
勾配法により演算していたため、逆特性モデルを求める
ために長い時間を必要としていた。このため、振動台の
特性が変化する場合では、十分な制御性能を得ることが
できなかった。本発明の目的は、逆特性モデルを高速に
構築可能な波形補償装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の波形補償装置は以下の如く構
成されている。本発明の波形補償装置は、振動台への加
振波の特定周波数成分を抽出する第1の帯域通過フィル
タと、前記振動台からの再現波の特定周波数成分を抽出
する第2の帯域通過フィルタと、前記第1及び第2の帯
域通過フィルタで抽出された各周波数成分の逆特性値を
算出する除算器と、前記除算器で算出された各周波数成
分の逆特性値から逆特性モデルを作成する逆特性モデル
作成手段と、から構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る波形補償装置のシステム構成図である。図1において
図4,図5と同一な部分には同一符号を付してある。図
1に示す波形補償装置2は、3次元の振動台3のための
実時間適応型であり、有限要素フィルタ21と逆特性演
算器22を備える。
【0017】逆特性演算器22は、加振波の特定周波数
成分を抽出するN個の帯域通過フィルタ101〜10
N、再現波の特定周波数成分を抽出するN個の帯域通過
フィルタ201〜20N、各周波数成分の逆特性を演算
する除算器301〜30N、各周波数の逆特性から逆特
性モデルを作成する逆特性モデル統合器401、及び逆
フーリエ変換器402を有する。有限要素フィルタ21
は、図4,図5に示した従来の波形補償装置のものと同
一のもである。
【0018】帯域通過フィルタ101〜10N は、有限
要素フィルタ21から出力される加振波の特定周波数成
分のみを抽出する。また、帯域通過フィルタ201〜2
0Nは、振動台3から出力される再現波の特定周波数成
分のみを抽出する。ただし、帯域通過フィルタ101と
帯域通過フィルタ201はω1 ,帯域通過フィルタ10
2と帯域通過フィルタ202はω2 ,…,帯域通過フィ
ルタ10Nと帯域通過フィルタ20NはωN 、となるよ
う同一周波数成分のみを抽出する。除算器301〜30
Nは、特定周波数成分の加振波と再現波から、次式
(6)に示す除算を行ない、各周波数成分の逆特性値を
算出する。
【0019】
【数5】 ここで、0≦l≦N である。
【0020】逆特性モデル結合器401は、除算器30
1〜30Nから入力された各周波数成分の逆特性値よ
り、逆特性モデルの周波数表現を作成する。図2は、逆
特性モデルの作成法を説明するための図であり、(a)
は除算器101〜10Nから逆特性モデル結合器401
への入力を示し、(b)は逆特性モデル結合器401か
らの出力を示す。図2に示すように、帯域通過フィルタ
101〜10Nの範囲に含まれない周波数域は、逆特性
モデル結合器401にてG-1(ω)=1として逆特性モ
デルの作成を行なう。逆フーリエ変換器402は、入力
された逆特性モデルの周波数表現をIFFT(高速逆フ
ーリエ変換)アルゴリズムによりインパルス応答表現に
変換し、フィルタの係数として有限要素フィルタ21へ
出力する。
【0021】以上の手法により、所定の周波数帯域のみ
逆特性を導出可能な逆特性演算器を有する波形補償装置
を実現できる。所定の周波数帯域のみの逆特性で波形補
償を行なうことが有効となる理由は、以下の通りであ
る。
【0022】図3の(a)は、振動台の一般的な特性を
示す図である。図3の(a)に示すように、低周波数は
振動台の制御帯域となるため、波形補償を行なう必要が
ほとんどない。一方、高周波域は目標波の帯域以上とな
るため、波形補償を行なう必要がない。このため、図3
の(b)に示すように、低周波域と高周波域の間の周波
数帯域Aのみ波形補償を行なうことで、従来の波形補償
器に比べて逆特性の演算を高速に行なうことが可能であ
り、かつ図3の(c)に示すように波形補償が行なえ、
従来の波形補償と同等の補償効果が得られる。
【0023】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである実施の形態に示さ
れた波形補償装置は、振動台3への加振波の特定周波数
成分を抽出する第1の帯域通過フィルタ101〜10N
と、前記振動台3からの再現波の特定周波数成分を抽出
する第2の帯域通過フィルタ201〜20Nと、前記第
1及び第2の帯域通過フィルタで抽出された各周波数成
分の逆特性値を算出する除算器301〜30Nと、前記
除算器301〜30Nで算出された各周波数成分の逆特
性値から逆特性モデルを作成する逆特性モデル作成手段
(401)と、から構成されている。
【0024】このように上記波形補償装置によれば、振
動台3の波形補償に有効な周波数帯域のみ逆特性値を演
算することにより、逆特性モデルを高速に構築すること
が可能になる。
【0025】
【発明の効果】本発明の波形補償装置によれば、振動台
の波形補償に有効な周波数帯域のみ逆特性値を演算する
ことにより、逆特性モデルを高速に構築することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る波形補償装置のシス
テム構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る逆特性モデルの作成
法を説明するための図。
【図3】本発明の実施の形態に係る波形補償を説明する
ための図。
【図4】従来例に係る波形補償装置の構成を示す全体
図。
【図5】従来例に係る波形補償装置のシステム構成図。
【符号の説明】
1…目標波設定器 2…波形補償装置 3…振動台 21…有限要素フィルタ 22…逆特性演算器 101〜10N…帯域通過フィルタ 201〜20N…帯域通過フィルタ 301〜30N…除算器 401…逆特性モデル統合器 402…逆フーリエ変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動台への加振波の特定周波数成分を抽出
    する第1の帯域通過フィルタと、 前記振動台からの再現波の特定周波数成分を抽出する第
    2の帯域通過フィルタと、 前記第1及び第2の帯域通過フィルタで抽出された各周
    波数成分の逆特性値を算出する除算器と、 前記除算器で算出された各周波数成分の逆特性値から逆
    特性モデルを作成する逆特性モデル作成手段と、 を具備したことを特徴とする波形補償装置。
JP10106228A 1998-04-16 1998-04-16 波形補償装置 Withdrawn JPH11304635A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013168564A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置

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Effective date: 20050705