JPH11304291A - レシーバータンク付きコンデンサ - Google Patents

レシーバータンク付きコンデンサ

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JPH11304291A
JPH11304291A JP11182398A JP11182398A JPH11304291A JP H11304291 A JPH11304291 A JP H11304291A JP 11182398 A JP11182398 A JP 11182398A JP 11182398 A JP11182398 A JP 11182398A JP H11304291 A JPH11304291 A JP H11304291A
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JP
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refrigerant
receiver tank
outlet
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chamber
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JP11182398A
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Inventor
Hideo Ohashi
日出雄 大橋
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/04Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • F25B2339/0441Condensers with an integrated receiver containing a drier or a filter

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒管経路の簡素化により、配管作業を簡単
かつ確実に行えるとともに、配管取付スペースを小さく
できるレシーバータンク付きコンデンサを提供する。 【解決手段】 一方側ヘッダー21aの上部に設けられ
た冷媒入口22aより流入した冷媒が、熱交換部20を
蛇行状に流れて、他方側ヘッダー21bの下部に設けら
れた冷媒出口22bより流出されるコンデンサ本体10
と、下端に流入口62a、上端に流出口63aが設けら
れたレシーバータンク50とを備え、レシーバータンク
50が、他方側ヘッダー21bにそのヘッダー21bと
並列配置に取り付けられとともに、コンデンサ本体10
0の冷媒出口22bとレシーバータンク50の流入口6
2aとが冷媒管15により連結されてなるレシーバータ
ンク付きコンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてカークー
ラー用の冷却システム等に採用されるレシーバータンク
付きコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、カークーラー用の冷
却システムにおいては、垂直に配置される一対のヘッダ
ー(1)(1)間に、両端を両ヘッダー(1)(1)に
連通接続する複数本の熱交換チューブが並列状に配置さ
れて熱交換部(2)が形成され、一方側のヘッダー
(1)の上部に設けられた冷媒入口(1a)より流入し
た冷媒が、両ヘッダー(1)(1)内の仕切り部材
(4)によって熱交換部(2)を蛇行状に流れて、他方
側のヘッダー(1)の下部に設けられた冷媒出口(1
b)より流出されるように構成されたマルチフロータイ
プのアルミニウム製コンデンサ本体(5)を利用するも
のが周知である。
【0003】このような冷却システムにおいては、コン
デンサ本体(5)から流出される気液混合の冷媒を気液
分離して液冷媒のみを膨張弁に送り込むためにレシーバ
ータンク(6)が設けられるが、近年、このレシーバー
タンク(6)を、コンデンサ本体(5)に保持させるよ
うにしたレシーバータンク付きコンデンサが採用される
ことがある。
【0004】従来のレシーバータンク付きコンデンサに
おいて、レシーバータンク(6)は、主として、上端に
流入口(6a)が設けられるとともに、下端に流出口
(6b)が設けられており、このレシーバータンク
(6)をコンデンサ本体(5)の他方側のヘッダー
(1)に、ブラケットを介して固定するとともに、他方
側のヘッダー(1)における下部に設けられた冷媒出口
(1b)とレシーバータンク(6)の流入口(6a)と
を冷媒管によって連結するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレシーバータンク付きコンデンサにおいては、他方
側ヘッダー(1)の下部冷媒出口(1b)と、他方側ヘ
ッダー(1)にそれと並列に配置されたレシーバータン
ク(6)の上端流入口(6a)とを、冷媒管によって連
結するものであるため、冷媒管をヘッダー(1)の下部
位置からレシーバータンク(6)の上端位置まで大きく
回り込ませるように配設する必要があり、冷媒管経路が
複雑になり、しかも冷媒管を回り込ませる際に、バンパ
等の周辺部品を避けて配設する必要があり、一段と冷媒
管経路が複雑になって、配管取付作業が面倒であるとい
う問題があった。
【0006】更に冷媒管経路が複雑で長くなるので、配
管取付スペースが大きくなり、スペースの有効利用を図
ることができないという問題も抱えている。
【0007】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、冷媒管経路の簡素化により、配管取付作業を簡単か
つ確実に行えるとともに、配管取付スペースを小さくで
きて、スペースの有効利用を図ることができるレシーバ
ータンク付きコンデンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のレシーバータンク付きコンデンサは、垂
直に配置される一対のヘッダー間に、両端を両ヘッダー
に連通接続する複数本の熱交換チューブが並列状に配置
されて熱交換部が形成され、前記一対のヘッダーのうち
一方側のヘッダーの上部に設けられた冷媒入口より流入
した冷媒が、両ヘッダー内の仕切り部材によって前記熱
交換部を蛇行状に流れて、他方側のヘッダーの下部に設
けられた冷媒出口より流出されるコンデンサ本体と、下
端に流入口が設けられるとともに、上端に流出口が設け
られ、流入口から流入した冷媒に対し気液分離を行っ
て、液冷媒のみを流出口から流出させるレシーバータン
クとを備え、前記レシーバータンクが、前記他方側のヘ
ッダーにそのヘッダーと並列配置にブラケットを介して
取り付けられるとともに、前記コンデンサ本体の冷媒出
口と前記レシーバータンクの流入口とが冷媒管により連
結されてなるものを要旨としている。
【0009】本発明のレシーバータンク付きコンデンサ
においては、冷媒管を、他方側ヘッダーの下部位置とレ
シーバータンクの下端との間の短い箇所に配設するだけ
で良いので、冷媒管経路を簡素に構成することができ
る。
【0010】一方、本発明においては、前記レシーバー
タンクが、下端に前記流入口が設けられるとともに、上
端に前記流出口が設けられた外ケースと、前記外ケース
の内部に配置され、上端に冷媒通過孔が設けられるとと
もに、内部に乾燥剤が収容されたドライヤー室と、前記
外ケースの内部に配置され、上端が、前記ドライヤー室
の下端に連通する出口室と、下端が前記出口室の内部に
配置されるとともに、上端が前記流出口に連結された冷
媒吸上管とを有し、前記流入口から流入した冷媒が、前
記ドライヤー室の外側と前記外ケースの内側との隙間を
通ってドライヤー室の上方に導かれ、その冷媒が前記冷
媒通過孔を通ってドライヤー室内及び出口室内に導かれ
るとともに、出口室内の冷媒が前記冷媒吸上管を介して
前記流出口に導かれるよう構成されてなるものを採用す
るのが好ましい。
【0011】すなわちこの場合には、レシーバータンク
の流入口から流入した冷媒がドライヤー室外側と外ケー
スの隙間を通って、ドライヤー室の上方に導かれた後、
ドライヤー室内を乾燥剤の隙間を通って穏やかに流下し
て出口室に導かれて、吸上管により流出口まで吸い上げ
られるので、冷媒の自由落下による気泡の発生を防止で
き、液冷媒のみを正確に抽出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
レシーバータンク付きコンデンサを示す正面図、図2は
そのコンデンサにおける冷媒経路を示す正面図である。
【0013】両図に示すように、このレシーバータンク
付きコンデンサは、コンデンサ本体(10)と、レシー
バータンク(50)とを基本的な構成要素として備えて
いる。
【0014】コンデンサ本体(10)は、離間して対峙
した左右一対の垂直方向に沿うヘッダー(21a)(2
1b)を有し、両ヘッダー(21a)(21b)間に、
熱交換チューブとしての多数本の水平方向に沿う扁平チ
ューブ(25)が、それらの各両端を両ヘッダー(21
a)(21b)に連通連結した状態で、上下方向に所定
の間隔おきに並列状に配置されるとともに、扁平チュー
ブ(25)の各間及び最外側の扁平チューブ(25)の
外側にコルゲートフィン(26)が配置されて、熱交換
部(20)が構成されている。なお、図1において、
(27)は最外側のフィン(26)を保護するために、
そのフィン(26)の外側に配置された帯板状のサイド
プレートである。
【0015】このコンデンサ本体(10)における左側
(一方側)のヘッダー(21a)には、その上部に冷媒
入口(22a)が設けられるとともに、内部の中間高さ
の位置に仕切り部材(23a)が設けられている。また
右側(他方側)のヘッダー(21b)には、その下部に
冷媒出口(22b)が設けられるとともに、内部のやや
下方寄りの位置に仕切り部材(23b)が設けられてい
る。
【0016】これにより、このコンデンサ本体(10)
においては、コンプレッサ(図示省略)より圧送される
ガス冷媒が、冷媒入口(22a)から流入して熱交換部
(20)を複数本のチューブ(25)を通って蛇行状に
下方へ流れていき、その流下中において、図1及び図2
の紙面に向かって垂直方向に流通する外気と熱交換する
ことにより、冷却、凝縮されるよう構成されている。
【0017】一方、図3に示すように、レシーバータン
ク(50)は、外ケース(60)、内装ユニット(7
0)、及び冷媒吸上管(90)により構成されている。
【0018】外ケース(60)は、有底筒状のアルミニ
ウム製ケース本体(61)と、厚肉の底壁を有し、軸方
向に短い寸法の有底筒状のアルミニウム製底蓋(62)
と、厚肉円板形状のアルミニウム製上蓋(63)とを有
している。
【0019】ケース本体(61)は、底壁外周縁部に冷
媒通過孔(61a)が設けられる。更に底蓋(62)の
底壁中央には、流入口(62a)が設けられるととも
に、上蓋(63)の中央には、流出口(63a)が設け
られている。そして底蓋(62)の周側壁上端が、ケー
ス本体(61)の周側壁下端に溶接により固定されると
ともに、ケース本体(61)の周側壁上端が、上蓋(6
3)の周縁部に溶接により固定される。これにより底蓋
(62)とケース本体(61)の底壁との間に、流入口
(62a)と連通し、かつケース本体(61)の底壁に
設けられた冷媒通過孔(61a)を介してケース本体
(61)の内部に連通する入口室(65)が設けられ
る。
【0020】また内装ユニット(70)は、ドライヤー
室(75)を形成するためのドライヤー室形成容器(7
1)と、出口室(85)を形成するための出口室形成容
器(81)とを有している。
【0021】ドライヤー室形成容器(71)は、上記ケ
ース本体(61)よりも径方向の寸法が少し小さく、両
端が閉塞された筒状のものにより構成されており、上壁
中央に、冷媒吸上管挿通孔(72)が形成されるととも
に、上壁周縁部に多数の冷媒通過孔(73)が形成され
ている。更に底壁の中央には出口室形成容器取付孔(7
4)が形成されている。なおこの容器(71)の内部に
は、乾燥剤(77)が装填されている。
【0022】出口室形成容器(81)は、両端が閉塞さ
れた筒状のものにより構成されており、上壁中央には、
冷媒吸上管挿通孔(82)が形成されるとともに、上壁
周縁部に多数の冷媒通過孔(83)が形成されている。
そしてこの出口室形成容器(81)が、ドライヤー室形
成容器(71)と軸心を一致させた状態で、ドライヤー
室形成容器(71)の出口室形成容器取付孔(74)に
液密状態に嵌合固定されて、内装ユニット(70)が構
成されている。
【0023】この内装ユニット(70)が、上記外ケー
ス(60)のケース本体(61)内部における底壁に固
定される。このとき、ドライヤー室形成容器(71)の
外周面とケース本体(61)の内周面との間に冷媒が通
過可能な隙間(66)が形成される。
【0024】また、外ケース(60)の内部において、
冷媒吸上管(90)の中間部がドライヤー室形成容器
(71)の冷媒吸上管挿通孔(72)に液密状態に貫通
配置されるとともに、下部が出口室形成容器(81)の
冷媒吸上管挿通孔(82)に貫通配置されて、下端が出
口室(85)の底壁近傍に配置される。更に冷媒吸上管
(90)の上端が、外ケース上蓋(63)の流出口(6
3a)に液密状態に連結固定される。
【0025】このように構成されたレシーバータンク
(50)を、コンデンサ本体(10)に取り付けるため
のブラケット(100)は、図4に示すように、円弧状
の固定片(101)と、その固定片(101)に連設さ
れた一対の抱持片(102)(103)とを有してい
る。一方側の抱持片(102)は、上記レシーバータン
ク(50)の外周の3/4周分に対応するとともに、他
方側の抱持片(103)は残り1/4周分に対応してお
り、両抱持片(102)(103)によって、レシーバ
ータンク(50)の全周を囲い得るよう構成されてい
る。また両抱持片(102)(103)の対向端部に
は、ねじ止め部(104)(105)が設けられてい
る。
【0026】そして図1及び図4に示すように、このブ
ラケット(100)の固定片(101)が、コンデンサ
本体(10)の他方側ヘッダー(21b)における中間
よりやや下方位置にろう付けにより固定される。更に両
抱持片(102)(103)の内部にレシーバータンク
(50)を嵌め込んだ状態で、一方のねじ止め部(10
4)にねじ(106)を通して他方のねじ止め部(10
5)に螺着することにより、レシーバータンク(50)
が両抱持片(102)(103)によって抱持されて、
レシーバータンク(50)が、コンデンサ本体(10)
の他方側のヘッダー(21b)にそのヘッダー(21
b)と並列配置に取り付けられる。
【0027】またコンデンサ本体(10)の他方側ヘッ
ダー(21b)における冷媒出口(22b)に冷媒管
(15)の一端が連結される。この冷媒管(15)の他
端には、フランジブロック(15a)が固定されてお
り、冷媒管(15)の他端をレシーバータンク(50)
の流入口(62a)に適合させた状態で、フランジブロ
ック(15a)がねじ(15b)により、レシーバータ
ンク(50)の底蓋(62)に締結固定されて、冷媒管
(15)の他端がレシーバータンク(50)の流入口
(62a)に連結されている。
【0028】またレシーバータンク(50)の上蓋(6
3)における流出口(63a)には、別の冷媒管(1
6)の一端がフランジブロック(16a)及びねじ(1
6b)により連結固定されるとともに、その冷媒管(1
6)の他端が図示しない膨張弁等に連結されている。
【0029】以上の構成のコンデンサにおいては、図2
の矢符号に示すように、冷媒入口(22a)から導入さ
れたガス状冷媒は、熱交換部(20)を複数本のチュー
ブ(25)を通って蛇行状に下方へ流れ、その流下中
に、外気との熱交換により冷却、凝縮されて、気液混合
の冷媒となって、冷媒出口(22b)から流出される。
更にその気液混合冷媒は、図3の矢符号に示すように、
冷媒管(15)を通ってレシーバータンク(50)の流
入口(62a)から、レシーバータンク(50)の入口
室(65)に導入される。こうして入口室(65)に導
入された気液混合の冷媒は、冷媒通過孔(61a)を通
ってケース本体(61)内に導かれて、更にドライヤー
室(75)とケース本体(61)との間の隙間(66)
を通ってドライヤー室(75)の上方まで導かれる。そ
してこの気液混合冷媒のうち、液状冷媒のみが冷媒通過
孔(73)を通ってドライヤー室(75)内に導かれ、
そこで乾燥剤(77)により除湿及び不純物が除去され
た後、冷媒通過孔(83)を通って出口室(85)内に
導かれる。こうして出口室(85)内に導かれた液状冷
媒は、冷媒吸上管(90)によって流出口(63a)ま
で吸い上げられて、流出口(63a)から冷媒管(1
6)を通って膨張弁(図示省略)へと導かれる。
【0030】この構成のコンデンサによれば、冷媒が下
端から流入して上端から流出するレシーバータンク(5
0)を、下部に冷媒出口(22b)を有する他方側のヘ
ッダー(21b)にそのヘッダー(21b)と並列配置
に取り付けて、冷媒出口(22b)とレシーバータンク
(50)の流入口(62a)とを冷媒管(15)により
連結するようにしているため、冷媒管(15)は、ヘッ
ダー(21b)の下部位置とレシーバータンク(50)
の下端との間の短い箇所に配設するだけで良い。このた
め、冷媒管(15)の配管経路が非常にシンプルにな
り、配管作業を簡単かつ確実に行えるとともに、配管取
付スペースを小さくできて、スペースの有効利用を図る
ことができる。
【0031】また、レシーバータンク(50)の流入口
(62a)から流入した冷媒は、ドライヤー室外側と外
ケース(61)との隙間(66)を通って、ドライヤー
室(75)の上方に導かれた後、ドライヤー室内を乾燥
剤(77)の隙間を通って穏やかに流下して出口室(8
5)に導かれて、吸上管(90)により流出口(63
a)まで吸い上げられるので、冷媒の自由落下による気
泡の発生を防止できる。従って、液冷媒のみを正確に抽
出して膨張弁等に送り出すことができ、冷却システムと
して、安定した冷却性能を維持することができる。
【0032】なお言うまでもなく、本発明のレシーバー
タンク付きコンデンサにおいては、熱交換部(20)の
パス数、各パスにおけるチューブ本数、更にはコンデン
サ本体(10)の縦横寸法等の細部構成については、上
記実施形態以外にも種々の設計的な変更は可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明のレシーバータン
ク付きコンデンサによれば、冷媒が下端から流入して上
端から流出するレシーバータンクを、コンデンサ本体の
ヘッダーのうち、下方側に冷媒出口を有するヘッダーに
そのヘッダーと並列配置に取り付け、ヘッダーの冷媒出
口とレシーバータンクの流出口とを冷媒管により連結す
るものであるため、冷媒管は、ヘッダーの下部位置とレ
シーバータンクの下端との間の短い箇所に配設するだけ
で良い。このため、冷媒管の配管経路がシンプルにな
り、配管作業を簡単かつ確実に行えるとともに、配管取
付スペースを小さくできて、スペースの有効利用を図る
ことができるという効果がある。
【0034】また本発明において、レシーバータンクの
流入口から流入した冷媒が、ドライヤー室の外側と前記
外ケースの内側との隙間を通ってドライヤー室の上方に
導かれ、その冷媒が前記冷媒通過孔を通ってドライヤー
室内及び出口室内に導かれるとともに、出口室内の冷媒
が前記冷媒吸上管を介して前記流出口に導かれるよう構
成する場合には、レシーバータンク内において冷媒を終
始穏やかに流動させることができるので、例えば冷媒の
自由落下による気泡の発生を防止でき、液冷媒のみを正
確に抽出でき、気液分離を、より正確に行えるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるレシーバータンク付
きコンデンサを示す正面図である。
【図2】実施形態のコンデンサにおける冷媒経路を示す
正面図である。
【図3】実施形態のコンデンサに採用されたレシーバー
タンクを示す断面図である。
【図4】実施形態におけるレシーバータンク取付用ブラ
ケットを示す平面図である。
【図5】従来のレシーバータンク付きコンデンサにおけ
る冷媒経路を示す正面図である。
【符号の説明】
10…コンデンサ本体 15…冷媒管 20…熱交換部 21a、21b…ヘッダー 22a…冷媒入口 22b…冷媒出口 23a、23b…仕切り部材 25…扁平チューブ 50…レシーバータンク 60…外ケース 62a…流入口 63a…流出口 66…隙間 75…ドライヤー室 77…乾燥剤 83…冷媒通過孔 85…出口室 90…冷媒吸上管 100…ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置される一対のヘッダー間に、
    両端を両ヘッダーに連通接続する複数本の熱交換チュー
    ブが並列状に配置されて熱交換部が形成され、前記一対
    のヘッダーのうち一方側のヘッダーの上部に設けられた
    冷媒入口より流入した冷媒が、両ヘッダー内の仕切り部
    材によって前記熱交換部を蛇行状に流れて、他方側のヘ
    ッダーの下部に設けられた冷媒出口より流出されるコン
    デンサ本体と、 下端に流入口が設けられるとともに、上端に流出口が設
    けられ、流入口から流入した冷媒に対し気液分離を行っ
    て、液冷媒のみを流出口から流出させるレシーバータン
    クとを備え、 前記レシーバータンクが、前記他方側のヘッダーにその
    ヘッダーと並列配置にブラケットを介して取り付けられ
    とともに、前記コンデンサ本体の冷媒出口と前記レシー
    バータンクの流入口とが冷媒管により連結されてなるこ
    とを特徴とするレシーバータンク付きコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記レシーバータンクが、 下端に前記流入口が設けられるとともに、上端に前記流
    出口が設けられた外ケースと、 前記外ケースの内部に配置され、上端に冷媒通過孔が設
    けられるとともに、内部に乾燥剤が収容されたドライヤ
    ー室と、 前記外ケースの内部に配置され、上端が、前記ドライヤ
    ー室の下端に連通する出口室と、 下端が前記出口室の内部に配置されるとともに、上端が
    前記流出口に連結された冷媒吸上管とを有し、 前記流入口から流入した冷媒が、前記ドライヤー室の外
    側と前記外ケースの内側との隙間を通ってドライヤー室
    の上方に導かれ、その冷媒が前記冷媒通過孔を通ってド
    ライヤー室内及び出口室内に導かれるとともに、出口室
    内の冷媒が前記冷媒吸上管を介して前記流出口に導かれ
    るよう構成されてなる請求項1記載のレシーバータンク
    付きコンデンサ。
JP11182398A 1998-04-22 1998-04-22 レシーバータンク付きコンデンサ Pending JPH11304291A (ja)

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